JPH02297915A - 電気二重層コンデンサ - Google Patents

電気二重層コンデンサ

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JPH02297915A
JPH02297915A JP1118191A JP11819189A JPH02297915A JP H02297915 A JPH02297915 A JP H02297915A JP 1118191 A JP1118191 A JP 1118191A JP 11819189 A JP11819189 A JP 11819189A JP H02297915 A JPH02297915 A JP H02297915A
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carbon
electrode
electric double
phenol resin
foamed
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JP1118191A
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Masanori Shoji
昌紀 庄司
Tetsuya Danno
團野 哲也
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気二重層コンデンサに係り、特に、炭素系の
分極性電極を使用する形式のものに関する。
〔従来の技術〕
近年、電子機器のバックアップ用電源として、長寿命で
高速充放電が可能な電気二重層コンデンサが用いられて
いる。この種のものとしては従来の単体金属電極に替え
て活性炭繊維や活性炭粉末の一面に金属電極を形成した
分極性電極を用いたものがあり、例えは、特開昭61−
203614号公報、特開昭61−203615号公報
、特開昭61−203616号公報、及び特開昭61−
203617号公報に記載されているものがある。
このうち、特開昭61−203614号公報に記載され
ているものは第3図に示すように、ケース20内に炭素
繊維製の陽極側分極性電極21を設け、この陽極側分極
性電極21にセパレータ?2を介して陰極側分極性電極
23を密接させたものである。そして、前記陽極側分極
性電極21と陰極側分極性電極23との夫々ケース20
に接する部位には導電電極(集電極)24を夫々介挿し
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところでこの種の電気二重層コンデンサでは各分極性電
極の物理的特性として嵩比重が大きいこと、比表面積が
大きいこと、電気抵抗が小さいこ−と、電気化学的に不
活性なこと、さらには低コスト等が要求される。
このような条件を満たすものとして、従来では分極性電
極として天然の椰子ガラなどを炭化して賦活した粉末活
性炭をバインダで結合して用いたり、あるいは、フェノ
ール樹脂系活性炭繊維布を用いたりしている。
しかし、天然物を加工するものでは、多くの不純物が含
まれ、電気化学的に活性を呈して所間の特性を維持でき
ない虞がある。また、バインダを加えて圧縮成形して製
造するものであるため、製造工程が複雑化してコスト高
となる。
一方、フェノール樹脂系活性炭繊維布を用いたものでは
、天然物を原料とする場合より、均質であるが、繊維状
であることからその嵩比重が低く(約0. 1〜0. 
3g/cm3) 、容積の割に蓄電容量がとれない。ま
た、繊維状であることから厚いものを製造することは困
難であり、蓄電容量に制限を受けるという問題がある。
そして導電電極たるアルミニウムの溶射層を繊維表面に
形成するものであるため、電極の密着性が不十分となり
内部抵抗が増加する一因ともなっている。
さらに、樹脂を繊維にする必要があることから、製造工
程も多くコスト高をも招いていた。
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、製造
が容易で特性も良好な電気二重層コンデンサを提供する
ことを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前記した課題を解決するために以下のような構
成とした。
即ち、フェノール樹脂発泡体が炭化、賦活されてなり、
嵩密度が0. 05〜0. 7g/can3、炭素含有
率が85〜95%、比表面積が500m2/g以上であ
る炭素多孔体を分極性電極として電気二重層コンデンサ
とした。
以下、本発明の構成の具体例を説明する。
(フェノール樹脂発泡体) ここで、フェノール樹脂発泡体はフェノール樹脂を発泡
硬化させることにより得られ、この様なフェノール樹脂
としては、レゾール型フェノール樹脂が用いられる。
レゾール型フェノール樹脂は公知の方法に従って、フェ
ノール類とアルデヒド類とをアルカリ触媒の存在下で反
応させることにより得られる。フェノール類としては、
具体的にはフェノール、クレゾール、キシレール及びレ
ゾルシン等が用いられる。アルデヒド類としては、具体
的には、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド及びフル
フラールなどが用いられる。
アルカリ触媒としては、具体的にはI(OH5N a 
OHSN E−13、NH4OH、エタノールアミン及
びエチレンジアミン等が用いられる。
レゾール型フェノール樹脂を発)包させるための発泡剤
としては従来公知の種々の分解型発泡剤及び蒸発型発泡
を用いることができる。このうち蒸発型発泡剤が好まし
く、具体的にはパラフィン系炭化水素、アルコール、エ
ーテル、ハロゲン化炭化水素を最も好ましく用いること
ができる。
ハロゲン化炭化水素としては具体的にはクロロホルム、
四塩化炭素、トリクロロモノフルオロメタン(フロンガ
スR11)、ジクロロモノフルオロメタン(同R21)
、テトラクロロジフルオロエタン(同R112)、トリ
クロロトリフルオロメタン(同R113)、ジクロロテ
トラフルオロエタン(同R114)、ジブロモトリフル
オロエタン(同8114B2)等が用いられる。特にこ
れらの内、フロンガスR114[)2のような當温ない
しそれより若干高い温度に沸点を有するものが好ましく
用いられる。
レゾール型フェノール樹脂を発)1硬化させるために発
泡剤とともに硬化剤が用いられるが、このような硬化剤
としては、従来公知の種々の硬化剤が、プレポリマーの
種類に応じて選択され使用されろ。具体的には硫酸塩酸
リン酸フェノールスルホン酸等の酸が用いられる。上記
のようなフェノール樹脂発)包体はレゾール型フェノー
ル樹脂に、発泡剤そして必要に応じて整泡剤や、硬化剤
などを一挙にもしくは逐次に混合攪拌し、得られたクリ
ーム状物を例えは保温された金型内もしくは、2重帯状
コンベアー上に供給し発ン包硬化させ、必要に応じて切
断することにより得ることができる。
(炭化方法) 得られたフェノール樹脂発)包体の成形体を、そのまま
直接、もしくは切削して板状体とした後、非酸化雰囲気
下で焼成して炭素化する。
即ち、減圧下またはA「ガス、Heガス、N2ガス、ハ
ロゲンガス、アンモニアガス、水素ガス、−酸化炭素等
の中で、好ましくは500〜1200℃、特に、700
〜900℃の温度で焼成する。
このようにして発泡体は炭素化され炭素多孔体が得られ
る。焼成時の昇温速度は特に制限はないものの、一般に
樹脂の分解が開始される200〜600°C付近にかけ
ては徐々に行う方が好ましい。
(賦活方法) 本発明では前記方法で得た発泡体炭化物を酸化性ガス中
で800〜1200℃で賦活処理を行う。
本発明でいう酸化性ガスとは酸素含有気体、例えば、水
蒸気、二酸化炭素、空気、酸素等をいうが、これらは通
電操作し易いように、不活性ガス、例えば、燃焼ガス、
N2ガス等との混合気体として用いる。付活処理は80
0〜1200℃の温度で、これらのガスに発泡体炭化物
を暴露することによって行われる。暴露時間は、酸化性
ガスの濃度、処理温度によって決定されるが、目安とし
ては発泡体酸化物の形状が損なわれない範囲とすること
が必要である。処理温度が800℃未満であると活性化
に要する時間が長くかかり、工業的実用化が困難である
前記処理時間は、不活性ガスと酸化性ガスとの漬合比に
応じて決定されるが、炭素多孔体の形状が損なわれない
範囲とすることが望まれる。
(本発明の炭素多孔体の特質) 本発明の炭素多孔体は、嵩密度が0.05〜0゜7g/
cm3、好ましくは嵩密度0.05〜0.6g/em3
、さらに好ましくは0.1〜0.4g/cm3に設定さ
れる。この範囲の嵩密度を有する炭素多孔体は強度が高
く礒損して粉状物となり難く、かつ比表面積が大きく、
しかも賦活処理を行った場合、亀裂を生じないため、高
品質の製品を得ることができる。
そして、本発明の炭素多孔体の比表面積は500m”/
g以上である。
また、炭素多孔体は、炭素含有率が85〜95%である
本発明にかかる炭素多孔体は、均一な連泡構造で独立気
泡がなく、電解液が浸透しやすい。そして、骨格が連続
しているので電気抵抗が小さい。
また、本発明の炭素多孔体は大型ブロックとして製造で
きる。このブロックを所望の厚さ、形状に切断、あるい
は、打ち抜く等して電気二重相コンデンサの分極性電極
を製造する。この点、フェノール樹脂系活性炭繊維布の
場合に比べて有利である。すなわち、活性炭繊維布を用
いて厚さ調整する場合、布を積層接着しなけれはならず
、このため、分極性電極として均質性を害し、積層によ
る高抵抗化を招く結果になるのに比べ、本発明の炭素多
孔体ではブロックから切り出して製造できるためこのよ
うな弊害を生起しない。したがって、分極性電極の厚さ
の厚い、高容量のコンデンサを容易に製造できる。
(電気二重相コンデンサの製造) 以上のような炭素多孔体を分極性電極として例えば第1
図のような電気二重相コンデンサを製造する場合、まず
、前記のようにして得た炭素多孔体のブロックを所定厚
さに切断し、その片面にアルミニウム集電極N2をプラ
ズマ溶射成形する。
本発明の炭素多孔体1へのプラズマ溶射は容易でかつ堅
固に着くことが判明した。そして、所定形状に切断し、
電解質を含浸させ、セパレータ5を間にして、プラズマ
溶射によるアルミニウム集電極層2を外側にして一対の
分極性電極1を対向させ、さらにこれらを一方の電極側
ケース3aと他方の電極側ケース3bで覆い、両ケース
3a、3b同士を絶縁材からなるバッキング4を介して
かしめてハウジングする。こうして、E型の電気二重相
コンデンサが製造される。
以上の製造工程において、集電極とケースとは従来の場
合と異なり電気溶接する必要はない。本発明の炭素多孔
体は強度が高く変形しにくいので一ケースと集電極との
密着性を良好に保持できるからである。従って、コンデ
ンサ製造工程を短くしコストを下げることができる。
〔実施例〕
まず、レゾール100重量部、硬化剤としてのパラトル
エンスルホン酸10重量部、発泡剤としてのフロンガス
(フレオン11)4重世部を高速ミキサーで充分に攪拌
した後、この混合物を木型内に流し込み、蓋をした後、
80℃のエアーオーブン内に30分放置することにより
、縦30 am、横30cTn、厚さ3cm、嵩密度0
.1g/cT113の板状フェノール樹脂発泡体を得た
また、フロンガス2重量部で嵩密度0.2g/cm3の
板状フェノール樹脂発泡体を、さらに、フロンガス1重
量部で嵩密度0.4g/ctn3の板状フェノール樹脂
発泡体を夫々得た。
この成形板をマツフル炉に入れ、窒素雰囲気下で昇温速
度6℃/時間で温度800℃まで昇温しで加熱し、この
温度を1時間保持した後冷却して、縦25 cm、横2
5cm、厚さ2 、6 am、密度0.19g7cm3
の板状炭素多孔体を得た。
さらにこの板状炭素多孔体を1000℃まで昇温してか
ら燃焼ガスと水蒸気の混合ガス910時間保持した後冷
却した。
得られた炭素多孔体の密度、強度、比表面積を調べた。
結果は第1表に示す。
第1表 次ぎに、この炭素多孔体を厚さく1mm)に切断し、そ
の片面にアルミニウム集電極層をプラズマ溶射成形して
、所定形状に打ち抜いた。その外径形は10mmであっ
た。これに電解液(テトラエチルアンモニウムテトラフ
ルオロボレイトのプロピレンカーボネイト)容)夜で)
温度がIM(モル)のもの)を含浸させ、セパレータを
間にして、プラズマ溶射によるアルミニウム集電極層を
外側にして一対の分極性電極を対向させ、さらにこれら
をステンレス製の一方の電極側ケースとステンレス製の
他方の電極側ケースで覆い、両ケース同士を絶縁材から
なるバッキングを介してかしめてハウジングし、第1図
に示したようなE型の電気二重相コンデンサを得た。得
られたコンデンサの容量、内部抵抗、耐圧、高温負荷寿
命(3,OV、70℃、1000時間後の容量変化)を
測定した。
結果は第2表に示す。
第2表 比較例1 フェノール樹脂系活性炭繊碓で形成した分極性電極を用
いて、実施例1と同様の構造のコンデンサを製造し、そ
の容量、内部抵抗、耐圧、高温負荷寿命(3,OV、7
0℃、1000時間後の容量変化)を測定した。結果は
第3表に示す。
第3表 〔発明の効果〕 本発明によれは、分極性電極をフェノール樹脂発)包体
の炭化、賦活した炭素多孔体で形成したので、分極性電
極を繊維で構成したものに比較して、嵩比重を大きく、
従って単位容積当りの総表面積を大きくでき、小型で大
容量の電気二重層コンデンサが構成できる。
また、個体状であるため電気抵抗が小さく、しかも厚さ
や形状が自在であるため容量設定の自由度が大きい。さ
らに合成物たるフェノール樹脂を炭化させたものである
ため不純物の含有率が少なく、電気化学的に不活性であ
る。このため所間の特性を長間に亙り維持することがで
きる。
また、製造工程を簡素化できコス]・を低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実旗例を示す電気二重相コンデンサの
断面図、第2図はその部分的断面図、第3図、第4図は
従来の電気二重層コンデンサを示し、第3図は全体の断
面図、第4図は部分的断面図である。 1・・・分極性電極(炭素多孔体)、2・・・集電極層
、3a、3b・・・ケース、      4・・・バッ
キング、5・・・セパレータ。 第1図 第2図 第3図 第4図 手続補正書(自発) 2 発明の名称    電気二重層コンデンサ3、補正
をする者 事件との関係   特許出願人 住   所    東京都千代田区霞が関三丁目2番5
号名   称 (588)三井石油化学工業株式会社 
 4、代理人 〒103東京都中央区東日本橋3丁目6番18号ハニー
堀留ビル 5 補正の対象    明細書の発明の詳細な説明の欄
。 6 補正の内容 (1)明細書第12頁、第2行目の「炭素多孔体」を「
3種類の炭素多孔体」と訂正する。 (2)明細書第12頁、第1表と下から第7行目との間
に、手続補正書(自発) 平成2年8月10日 2、発明の名称    電気二重層コンデンサ3、補正
をする者 事件との関係   特許出願人 住   所    東京都千代田区霞が関三丁目2番5
号名   称 (588)三井石油化学工業株式会社4
、代理人 〒103東京都中央区東日本橋3丁目6番18号ハニー
堀留ビル (1)明細書第12頁、第1表において、      
、−4−手続補正書(自発) 1 事件の表示    平成1年特許願第118191
号2、発明の名称    電気二重層コンデンサ3 補
正をする者 〒103東京都中央区東日本橋3丁目6番48号ハニー
堀留ビル 5 補正の対象    明細書(特許請求の範囲の欄、
発明の詳細な説明の欄及び図面の簡単な説明の欄)図面 6、補正の内容 (1)特許請求の範囲を別紙のように補正する。 (2)明細書第4頁、第11行の「85〜95%」を「
85〜95重量%」と訂正する。 (3)明細書第7頁、第19行の「付活処理」を「賦活
処理」と訂正する。 (4)明細書第9頁、第1行から第2行の「85〜95
%」を「85〜95重量%」と訂正する。 (5)明細書第11頁、第17行から第18行の「密度
0.19g/ c mlの板状炭素多孔体を得た。」を
「嵩密度がそれぞれ01g7cm3.0.19g/cm
3.0.39g/cm3の板状炭素多孔体を各々得た(
以下の表では小数点第2位は四捨五入して表示した)。 」と訂正する。 (6)明細書第12頁、第1表において、「密度」を「
嵩密度」と訂正する。 (7)明細書第12頁、第1表において、比表面積「1
00」を「1ooOJと訂正する。 (8)明細書第12頁、下から第5行から第4行の「外
径形」を「外径」と訂正する。 (9)明細書第15頁、下から2行目の「個体状」を「
固体状」と訂正する。 (10)明細書第16頁、第8行の「電気二重層」を「
電気二重層」と訂正する。 (11)明細書第16頁、最下行の「5・・・セパレー
タ。」を「5・・セパレータ、20・・・ケー人 21
.23・・・分極性電極、22・・・セパレータ、24
・・・導電電極。」と訂正する。 (12)図面中筒1図を別紙のように訂正する。 特許請求の範囲 (1)フェノール樹脂発泡体が炭化 賦活されてなり、
嵩密度が0.05〜0. 7g/cIIP、  炭素含
有率が85〜95■%、比表面積が500mff1/g
以上である炭素多孔体を分極性電極としたことを特徴と
する電気二重層コンデンサ。 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フェノール樹脂発泡体が炭化、賦活されてなり、
    嵩密度が0.05〜0.7g/cm^3、炭素含有率が
    85〜95%、比表面積が500m^2/g以上である
    炭素多孔体を分極性電極としたことを特徴とする電気二
    重層コンデンサ。
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