JPH02297355A - 治療用レーザ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、レーザ光を疾患部に照射して手術等の治療
を行なう治療用レーザ装置に関する。

（従来の技術） 従来、治療用レーザ装置においては、レーザ光源を有す
る装置本体に形成された単一の出力端に、長く伸びた状
態の光ファイバケーブルの末端を接続して、その先端に
設けた治療用プローブで手術等の治療が行なわれている
。

（発明が解決しようとする課題） このように、光ファイバケーブルが長く伸びた状態で治
療が行なわれた後に光ファイバケーブルを収納する場合
、光ファイバケーブルを手で巻取ることが必要であり収
納作業が煩雑である。　゛また、治療中にプローブや光
ファイバケーブルが損傷した場合には、別のものに迅速
に交換することが必要であり、この交換作業においても
光ファイバケーブルを巻取っておくことが好ましいが作
業が煩雑である。

この発明は、このような事情に基づいてなされたもので
、光ファイバケーブルの収納および交換を簡単迅速に行
なうことを目的としている。

（課題を解決するための手段） この目的を達成するために、この発明は、この種の治療
用レーザ装置において、光ファイバケーブルを巻き取る
巻取部を収納容器内に設置し、前記光ファイバケーブル
の末端を前記巻取部の回転軸上に位置させて出力端への
接続部を構成したカセット式光ファイバケーブルとして
、治療用レーザ装置本体には複数のカセット式光ファイ
バケーブルを装着し、これらのカセット式光ファイバケ
ーブルのうちすくなくとも一方を前記出力端に接続して
レーザ光源からの光を該カセット式光ファイバケーブル
に導光させるとともに、レーザ光源から該カセット式光
ファイバケーブルまでの導光経路上には前記レーザ光源
からの導光経路を他方のカセット式光ファイバケーブル
に切換える切換手段を設置したものである。

（作用） この発明によれば、治療中にプローブや光ファイバケー
ブルにトラブルが生じた場合には、切換手段を操作して
持ち変えることによって、簡単かつ迅速に別のプローブ
や光ファイバケーブルに交換することができる。

また、光ファイバケーブルの巻取部を有するカセット式
としであるので、この巻取部で光ファイバケーブルを容
易に巻取ることができ、長く伸びた光ファイバケーブル
の収納作業を簡単に行なうことができる。

（実施例） 以下、図面に示す実施例により、この発明を説明するが
、まず、第１図から第５図に示す第１実施例により説明
する。

第１図において、１は治療用レーザ装置を示し、治療用
レーザ装置１は治療用レーザ装置本体２（以下、単に本
体という）と、カセット式光ファイバケーブル３ａ、３
ｂ（以下、単にカセットという〉から構成されている。

なお、本発明においては、装着するカセットを３個以上
で構成してもよい。

この実施例における治療用レーザ装置１は、眼球硝子体
手術装置を構成したものであって、本体２はその内部に
眼球の後極部網膜裂孔等の照射患部を光凝固により閉じ
るための、キセノン光のレーザ光源４を有する。

そして、この本体２の上面にはカセット３　ａ。

３ｂを収納する凹部５ａ、５ｂが形成され、これらの凹
部５ａ、５ｂ内にはカセット３ａ、３ｂに形成されたフ
ァイバコネクタとの接続部１０を構成するレセプタクル
ｓａ、ｅｂ（この発明でいう出力端に該当する）がそれ
ぞれ設置されている。

また、この本体２の内部には、第２図に示すように光源
４で発生したレーザ光を、これらのレセプタクル６ａ、
６ｂに導光する導光手段７が設置されている。

この導光手段７は、光源４から延びる第１の光ファイバ
ケーブル１１と、切換手段１２と、切換手段１２とそれ
ぞれのレセプタクル（３ａ、６ｂを接続する第２の光フ
ァイバケーブル１３ａ、１３ｂとで構成されている。

前記切換手段１２は、例えば第３図に示すように、回転
鏡１４と凸レンズ１５ａ、１５ｂとで構成されたもので
、回転鏡１４の回転軸１４ａは前記第１の光ファイバケ
ーブル１１の端部の光軸上に設置されており、この回転
鏡１４は図示しないソレノイド装置等によって、図中に
実線で示す状態と仮想線で示す状態との間で９０度だけ
回転して切換えられるようになっている。

そして、この回転鏡１４による反射光軸上には、前記第
２の光ファイバケーブル１３ａ、１３ｂの端部が配置さ
れており、反射光がこれらの端面に集束するように、回
転鏡１４の両側にはそれぞれ凸レンズ１５ａ、１５ｂが
設置されており、本体２の前面に設置された操作スイッ
チ１６（第１図参照）を操作することによってソレノイ
ド装置を作動させ、光源４からのレーザ光が前記レセプ
タクル６ａ、６ｂのいずれかに導光できるようになって
いる。

このように光源４のレーザ光が導光され、あるいは導光
することのできる前記レセプタクル６　ａ。

６ｂの両方には、次に説明するカセット３　ａ。

３ｂが接続されている。なお、これらのカセット３ａ、
３ｂは同様に構成され、互換性を有するものであるので
以下においてはカセット３ａにより詳細を説明する。

第４図は、カセット３ａを示し、このカセット３ａは、
箱状に形成された収納容器２１と、この収納容器２１内
に回転自在に保持されたり−ル２２（この発明でいう巻
取部に該当する）と、このリールに巻回された光ファイ
バケーブル２３とを有する。

光ファイバケーブル２３の先端には、術者が手に持って
手術を行なう、プローブ２４が接続され、前記リール２
２に巻回された末端は該リール２２の回転中心軸（第５
図のｏ−Ｏ線）上に導かれて、前記本体２に形成された
レセプタクル６ａとの接続部であるファイバコネクタ２
５に接続されている。

収納容器２１は前記リール２２を回動自在に支持し、こ
のリール２２の回転軸Ｏ上となる部位には、ファイバコ
ネクタ２５が形成されており、これとは逆側となる表面
にはモータ２６が設置され、その回転軸２８ａは収納容
器５の側壁を貫通して前記リール２２に形成した角穴に
係合されており、リール２２はモータ２６で回転駆動す
るようになっている。

そして、モータ２６に近接して、制御装置２７とスイッ
チ２８とが設置されており、これらのモータ２６、制御
装置２７およびスイッチ２８で自動巻取調整装置２０が
構成されている。

なお、この自動巻取調整装置を、スプリング等の機械的
手段を用いて構成してもよい。

また、この収納容器２１の側面には、前記り−ル２２に
巻回された光ファイバケーブル２３の出入口３１が開口
され、この出入口３１と同一面にはプローブ２４を係止
するホルダ３２が設置され、他の側面には滅菌ガスの注
入口３３が形成されている。

このように構成された実施例は、以下のように使用され
る。

手術の前に上記カセット３ａ、３ｂを本体２の凹部５ａ
、５ｂ内のレセプタクル６ａ１６’ｂにそれぞれのファ
イバコネクタ２５を介して装着する。

カセット式となっているので装着は、迅速かつ容易にす
ることができる。

次に術者は、前記切換手段１２で導光されてい円− る側のカセット３ａのプローブ２４を手に持ち、光ファ
イバケーブル２３を手術に必要かつ十分の長さに引き出
し、手術を行なう。なお、この光ファイバケーブル２３
の長さをその状態でロックできるように公知の適宜のロ
ック装置を設置しておくことが好ましい。

手術中に、使用しているカセット３ａの光ファイバケー
ブル２３あるいはプローブ２４に不具合が生じ、交換が
必要となった場合、手術者は操作スイッチ１６を操作し
て、カセット３ｂに導光させるとともに、カセット３ｂ
のプローブ２４に持ち変えて、その光ファイバケーブル
２３を引き出せば、そのまま迅速に手術を継続すること
ができる。

手術終了後、術者はスイッチ２８をオンして、制御装置
２７を作動し、モータ２６を駆動することによって、リ
ール２２を回転させ光ファイバケーブル２３の巻き取り
を行なう。

この自動的な巻き取りにより、光ファイバケーブル２３
の収納が容易かつ迅速に行なえる。

次に、第６図および第７図に示す第２実施例を説明する
。

この第２実施例はカセット３ａ、３ｂを回転テーブル式
に形成したローデータ３５に装着することとし、このロ
ーデータ３５上のカセット３　ａ。

３ｂのうち、正面側となるカセット（第５図の状態では
カセット３ａ）に光源４からのレーザ光が導光されるよ
うに切換手段１２が切換わるように連動させたものであ
る。

このため、この第２実施例においては、本体２とローデ
ータ３５との間には、回転式のジヨイント３６が設置さ
れており、その他の点は、先に説明した第１実施例と同
様であるので説明を省略する。

このように構成したので、光ファイバケーブル２３等の
交換を行なう場合に、単にローデータ３５を回して光フ
ァイバケーブル２３を引き出せばよく、交換作業が簡便
かつ迅速に行なえる利点がある。

次に、第２実施例の変形例を第８図により説明−１１＝ する。

第１および２実施例では、装着する各カセット３ａ、３
ｂに対応してレセプタクル６ａ、６ｂを設置し、光源４
からのレーザ光のレセプタクル６ａ、６ｂへの導光を格
別に設置した切換手段１２で切変えることとしたが、こ
の変形例においては、前記ローデータ３５の回転をその
まま利用して導光経路の切換手段４１を構成したもので
ある。

すなわち、この切換手段４１は本体２の上面に設置され
た単一の接点４２と、ローデータ３５のレセプタクル６
ａ、６ｂに対応してローデータ３５の下面に設置された
２つの接続具４３ａ。

４３ｂを有し、ローデータ３５の回転変位および接点４
２の出没動作（図中矢印）により、光源４からのレーザ
光の導光されるカセット３ａ、３ｂが機械的に切換わる
ように構成されている。

このようにカセットの交換動作を利用して、光源４から
のレーザ光のレセプタクル６ａ、６ｂへの導光も切変え
られるので、格別の切換手段を用いずに済み、コストを
安価なものにすることができる。

そして、このようなカセットの交換および導光の切換え
を行なうには、このような回転テーブル式に限らず、例
えばスライド機構等の公知の各種の機構を用いて構成す
ることができ、また、この変形例のような接点４２およ
び接続具４３ａ。

４３ｂを用いず、カセット３ａ、３ｂに形成したそれぞ
れのファイバコネクタ２５と単一のレセプタクル（例え
ば、レセプタクル６ａ）とによっても同様の機械的な切
換手段を構成することができることはいうまでもない。

（発明の効果） この発明は以上説明したように構成したから、治療中に
プローブや光ファイバケーブルにトラブルが生じた場合
には、切換手段を操作して持ち変えることによって、簡
単かつ迅速に別のプローブや光ファイバケーブルに交換
することができる。

また、光ファイバケーブルの巻取部を有するカセット式
としであるので、この巻取部で光ファイバケーブルを容
易に巻取ることができ、長く伸びた光ファイバケーブル
の収納作業が簡単となる。

さらに、巻取部に光ファイバケーブルを巻取った状態で
は、はぼ収納容器の形状となるので、これらの光ファイ
バケーブルの保管時の整理整頓が行ないやすい副次的利
点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図から第５図はこの発明の第１実施例に関し、第１
図は全体斜視図、第２図は導光経路の説明図、第３図は
切換手段の説明図、第４図はカセット式光ファイバケー
ブルの全体斜視図、第５図は中央断面図、第６図から第
８図は第２実施例に関し、第６図は全体斜視図、第７図
は導光経路の説明図、第８図は変形例の導光経路の説明
図である。 ０；　回転軸、 １；治療用レーザ装置、 ２；治療用レーザ装置本体、 ３ａ、３ｂ ；　カセット式光ファイバケーブル（カセット）、４；
　レーザ光源（光源）、 ６ａ、６ｂ；　出力端（レセプタクル）、１０；　接続
部、　　　　１２，４１ｉ　切換手段、２１；　収納容
器、　　　２２；　巻取部（リール）、２３；　光ファ
イバケーブル、 ２４；　プローブ。 １Ｏ 〇−（Ｎ（ｖ） 田 ｅ） 第３図 １１，２ 第４図 第５図 第８図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）レーザ光源とこのレーザ光源からのレーザ光を出
   力する出力端とを有する治療用レーザ装置本体に、先端
   にプローブを有する光ファイバケーブルの末端を前記出
   力端に接続した治療用レーザ装置において、 前記光ファイバケーブルを巻き取る巻取部を収納容器内
   に設置し、前記光ファイバケーブルの末端を前記巻取部
   の回転軸上に位置させて前記出力端への接続部を構成し
   たカセット式光ファイバケーブルとして、前記治療用レ
   ーザ装置本体には複数のカセット式光ファイバケーブル
   を装着し、これらのカセット式光ファイバケーブルのう
   ちすくなくとも一方を前記出力端に接続してレーザ光源
   からの光を該カセット式光ファイバケーブルに導光させ
   るとともに、前記レーザ光源から該カセット式光ファイ
   バケーブルまでの導光経路上には前記レーザ光源からの
   導光経路を他方のカセット式光ファイバケーブルに切換
   える切換手段を設置したことを特徴とする治療用レーザ
   装置。
2. （２）前記治療用レーザ装置本体には、複数の出力端を
   構成するとともに、この治療用レーザ装置本体内のレー
   ザ光源からこれらの出力端に至る導光経路上に前記切換
   手段を設置したことを特徴とする請求項１記載の治療用
   レーザ装置。
3. （３）前記治療用レーザ装置本体には、単一の出力端を
   構成し、前記複数のカセット式光ファイバケーブルの前
   記出力端への接続を機械的に切換える切換手段を設置し
   たことを特徴とする請求項１記載の治療用レーザ装置。