JPH0229726A - カメラの焦点距離切換装置 - Google Patents

カメラの焦点距離切換装置

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JPH0229726A
JPH0229726A JP18133988A JP18133988A JPH0229726A JP H0229726 A JPH0229726 A JP H0229726A JP 18133988 A JP18133988 A JP 18133988A JP 18133988 A JP18133988 A JP 18133988A JP H0229726 A JPH0229726 A JP H0229726A
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lever
lens
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Kazuo Kamata
和雄 鎌田
Takashi Yashiro
孝 矢代
Kenji Masuyama
賢二 増山
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Fujifilm Holdings Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカメラの焦点距離切換装置に係り、特に焦点距
離切換えのためのコンバージョンレンズの移動の際に、
マスターレンズを保持した移動筒がコンバージョンレン
ズに衝突することのないようにした焦点距離切換装置に
関する。
〔従来の技術〕
35ミリコンパクトカメラにおいて、例えば焦点距離3
5婁■程度のワイド1最影(広角撮影)と、焦点距離7
0龍程度のテレ撮影(望遠撮影)とを切り換えて撮影で
きるようにした焦点距離切換え式のカメラが知られてい
る。このようなカメラでは、一般にマスターレンズの光
軸内にコンバージョンレンズを出入り自在としておき、
ワイド撮影時にはコンバージョンレンズを光路外に退避
させ、テレ撮影時にはマスターレンズを前方に繰り出す
と同時にコンバージョンレンズを光路内に挿入して焦点
距離を切り換えるようにしている。
この焦点距離の切換えは、例えば、特開昭60−114
836号公報で提案されているように、マスターレンズ
を固定鏡胴から突出させる方向及び固定鏡胴内に収納す
る方向とに付勢可能なトグルバネによって行うものや、
特開昭60−163010号、同61−35435号公
報等で提案されているように、フィルム給送用のモータ
を用いて電動で行うもの等がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記トグルバネにより焦点距離を切り換
えるものにあっては、構成を簡素にすることができるも
のの、トグルバネの弾発復元力を利用するため、焦点距
離の切換えに際し大きな操作力を要するという問題点が
ある。
また、フィルム給送用のモータを利用して焦点距離を切
り換える場合には、例えばワイド1最影状態からテレ撮
影状態への切換えをバネによる付勢で行い、そして、テ
レ撮影状態からワイド撮影状態への切換えを、モータの
回転力によりバネの付勢に抗して行うようにしている。
従って、バネの付勢力で一方側への切換えを行うように
しているため、制動作用が効かずタイミングのずれによ
り、移動筒がこの移動筒の光軸から退避中のコンバージ
ョンレンズに衝突してしまいTW切換えを円滑に行うこ
とができないという問題点がある。
本発明は上記課題を解決するものであり、焦点距離切換
えのためのコンバージョンレンズの移動時に、コンバー
ジョンレンズと移動筒とが衝突することのないようにし
たカメラの焦点距離切換装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、第1の切換えレバ
ーに押動ピンを設け、第2の切換えレバーに、押動ピン
に係合するカムを設け、このカムは、第1の切換えレバ
ーの小さな回転角度で第2の切換えレバーの大きな回転
角度を得る大変位カム部と、その後の第1の切換えレバ
ーの大きな回転角度に対して第2の切換えレバーの小さ
な回転角度を得る小変位カム部とから構成するようにし
たものである。
また、第1の切換えレバーに第2の押動ピンを設けると
共に、第2の切換えレバーにこの第2の押動ピンに係合
する第2のカムを設け、この第2のカムは、第1の切換
えレバーが回転終端に位置する時に第2の切換えレバー
の回転終端を位置決めするように構成することが好まし
い。
〔作用〕
焦点距離の切換えは、テレ撮影状態とワイド撮影状態と
に選択的に切り換えることで行われる。
この焦点距離の切換えは、マスターレンズを保持した移
動筒を第1の切換えレバーにより前方に繰り出したり、
カメラボディ内に繰り込んだりすることにより行う、第
1の切換えレバーは、焦点距離切換えつまみがONされ
ることで、回転が開始される。この回転により第1の切
換えレバーに設けられた第1ピンが変位するため、これ
に係合するカムを備えた第2の切換えレバーも回転を開
始する。第1ピンが係合するカムは、第1の切換えレバ
ーの小さな回転角度で第2の切換えレバーの大きな回転
角度を得る大変位カム部と、その後の第1の切換えレバ
ーの大きな回転角度に対して第2の切換えレバーの小さ
な回転角度を得る小変位カム部とから構成されるため、
大変位カム部に第1ピンが接触する場合には、第2の切
換えレバーは高速で回転する。この第2の切換えレバー
の回転によりコンバージョンレンズはマスターレンズの
光軸から高速で退避する。また、第1の切換えレバーの
初期の回転により、マスターレンズを保′持した移動筒
はボディ内に繰り込まれるが、これはコンバージョンレ
ンズの移動に比較して低速で行われるため、コンバージ
ョンレンズと移動筒との衝突はTa1!実に防止される
。また、第1の切換えレバーと第2の切換えレバーとは
第1ピン及びカムを介し機械的に係合されるから、移動
筒とコンバージョンレンズとの相対位置が一義的に決定
されるため、移動筒とコンバージョンレンズとの衝突を
確実に防止することができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
本発明を実施した焦点距離切換えカメラを示す第2図に
おいて、前FilOには前方に突出した固定筒11が形
成されている。この固定筒11には、レンズカバー開閉
つまみ12が設けられており、これをスライドすると一
対のレンズカバー13.14が回動して開口15を開閉
する。また、前板10には、テレ・ワイド(以下、TW
という)切換えつまみ16が設けられており、これを押
し下げると、テレ撮影状態にセントされている場合には
ワイド揚動に切り換えられ、又はワイド揚動にセントさ
れている場合にはテレ(最影に切り換えられる。なお、
T W I、IJ換えつまみ16が押し下げられたまま
になっている場合でも、テレ撮影とワイド撮影との間で
サイクリックに切り換わることのないように、1回の切
換えつまみ16の操作でTW切換えが完結するようにさ
れている。
また、前板lOの上方には、周知のファインダ窓18、
測距窓19及び20、ストロボ発光部21が設けられて
おり、更に前板10の上部にはレリーズボタン22が設
けられている。
第3図は光学系の概略を示すものである。移動筒30内
には、マスターレンズ31を保持したレンズホルダ32
が摺動自在に嵌合されており、周知の測距装置(図示せ
ず)により、移動筒30内で光軸りに沿って移動してピ
ント調節を行うことができるようになっている。前記移
動筒30の片側には、ガイド部材33が突出しており、
これに軸受は部34が取り付けられている。この軸受は
部34には、光軸り方向に伸びたガイド棒35が挿通さ
れており、マスターレンズ31を前方に繰り出したテレ
撮影位置と、後退したワイド撮影位置との間を移動筒3
0が移動する際にこれを案内する。また、ガイド棒35
にはコイルバネ36が挿通されており、移動筒30をテ
レ撮影位置に向けて付勢している。
前記移動筒30の後方には、コンバージョンレンズ38
が配置されている。このコンバージョンレンズ38は、
移動筒30の移動に連動してレンズ出入機構39により
、マスターレンズ31の光軸り内に出し入れされる。レ
ンズ出入機構39は、コンバージョンレンズ38を先端
に取り付けたアーム40と、このアーム40を取り付け
た扇形状のレンズ出入ギヤ42と、IHJIアーム43
を備えた扇形状の揺動ギヤ44とから構成されている。
また、アーム40には、バネ45が掛けられており、コ
ンバージョンレンズ38を光軸り内に挿入する方向に付
勢している。
また、コンバージョンレンズ38の背後にビハインドシ
ャッタ46が配置されている。このビハインドシャ7タ
46は、周知のように2枚のシャッタ羽根47.48を
備え、これらを軸支した固定ピン49に向かって開閉ピ
ン50を移動することにより、2枚のシャッタ羽[47
,48が互いに反対方向に回動して撮影光路を開くこと
ができる。また、移動筒1の後部には、絞り装置(図示
せず)が取り付けられている。
前記マスターレンズ31とコンバージョンレンズ38と
を連動して移動させるために、第1及び第2のTW切換
えレバー60.61が基板(図示せず)に取付は軸62
.63を介して回動自在に取り付けられている。第1の
TW切換えレバー60は、後述するように押動カム65
の押動ピン66に接触して、移動筒30を光軸りに沿っ
て移動させるためのものであり、先端に植設されたピン
67が前記移動筒30のガイド部材33の長穴68に摺
動自在に嵌入されている。第2のTW切換えレバー61
は、先端が前記レンズ出入機構39の揺動アーム43に
接触しており、第1の切換えレバー60に係合して揺動
されるときに、コンバージョンレンズ38を光軸り内に
出し入れするようにされている。
第1のTW切換えレバー60は、第3図に示されるよう
に、移動筒30を前方に付勢するコイルバネ36によっ
て常にテレ側(図中時計方向)に回転するように付勢さ
れている。また、第1のTW切換えレバー60は、コイ
ルバネ36の付勢に抗して、第4図に示されるように押
動カム65により所定角度回転されるものである。押動
カム65は、押動カム半回転手段70により約半回転す
るようにされている。押動カム65には、回転中心から
偏心した位置に押動ピン66が植設されている。このピ
ン66が押動カム65の半回転に伴い図中上方のワイド
側に変位することにより、こノヒン66に接触するTW
ペンドレバー80を介して、第1のTW切換えレバー6
0は図中反時計方向に回転することになる。また、押動
カム65が更に半回転して押動ピン66が図中下方のテ
レ側に変位することにより、押動ピン66に摺動自在に
接触する係合縁部69を介して、第1のTW切換えレバ
ー60は図中時計方向に回転する。
前記押動カム半回転手段70には、モータ71の回転力
が、その回転方向の違いによりクラッチ機構としての″
t1星ギヤ機構72により、選択的に伝達される。即ち
、モータ71の正転時には、フィルムを1駒毎に巻き上
げるために、モータ71側の太陽ギヤ73に噛合して遊
星ギヤ74が公転し、そして、フィルム巻上げ手段75
の駆動ギヤ76に噛み合い、モータ71の回転力をフィ
ルム巻上げ手段75に伝達する。また、モータ71の逆
転時には、遊星ギヤ74が公転し、そして、押動カム半
回転手段70側の駆動ギヤ77に噛み合い、モータ71
の回転力を押動カム半回転手段70に伝達する。また、
撮影終了後のフィルム巻き戻し時には、モータ71が逆
転すると共に遊星ギヤ74の公転が規制されるようにア
ーム78がロックされるため、押動カム65は回転する
ことがな(、フィルムの巻き戻しのみが行われるように
されている。
前記TWペンドレバー80は、第1のTW9J換えレバ
ー60に取付は軸81を介して揺動自在に取り付けられ
ている。このTWベンドレバー80の一端には、前記押
動ピン66が摺動自在に接触する接触片82が折曲形成
されている。また、TWベンドレバー80と第1のTW
切換えレバー60との間には、接触片82を押動ピン6
6側に付勢するコイルバネ85が張設されている。なお
、このコイルバネ85の一端が固定されるTW切換えレ
バー60側の取付は端部86は、TW切換えレバー60
の一部を折曲して起設したものであり、この取付は端部
86はTWペンドレバー80の回動を規制するストッパ
ーの作用もなす、また、TWベンドレバー80の接触片
82に近接して係止片87が起設されている。
第1のTW切換えレバー60が、第5図に示されるよう
に、押動ピン66の変位によりワイド側終端位置に回転
したとき、TWペンドレバー8゜の係止片87に係止し
て、第1のTW切換えレバー60の回転をロックするた
めのロックレバ−90が設けられている。このロックレ
バ−90は、係止片87を係止する係止爪91を備えて
おり、取付は軸92により回転自在に基板に取り付けら
れている。また、このロックレバ−90は、コイルバネ
93により図中反時計方向に付勢されており、このコイ
ルバネ93の付勢に抗して係止片87が係止爪91を乗
り越えることで、ロックレバ−90により、第1のTW
切換えレバー60がワイド側終端でロックされることに
なる。
押動カム65が約半回転して停止直前状態になると、T
Wペンドレバー80の接触片82から押動ピン66が外
れる。このため、第6図に示されるように、押動ピン6
6による第1のTW切換えレバー60の押動は解除され
るが、ロックレバ−90及びTWベンドレバー80を介
して、第1のTW切換えレバー60がロックされている
ため、テレ側に第1のTW切換えレバー60が戻ること
はない。
次に、第1図を参照して、第1及び第2のTW切換えレ
バー60.61の連動について説明する。
第1のTW切換えレバー60には、第1及び第2のピン
100.101が植設されている。第1ピン100は、
第2のTW切換えレバー61の第1カム103に摺動自
在に接触している。この第1カム103は、第1のTW
切換えレバー60のテレ側への初期の小さな回転角度α
1で大きなリフト量(回転角度)β1を得る大変位カム
部104と、その後の第1のTW切換えレバー60の回
転角度α2に対して、リフト量β2の少ない又はリフト
量β2のない小変位カム部105とから構成されている
。また、第2ピン101が接触する第2カム106は、
第1のTW切換えレバー60が移動終端近傍に位置する
時に、第2TW切換えレバー61の回転終端を精度よく
位置決めするためのものである。
従って、TW切換え信号に基づき押動カム65が回転し
て、第1のTW切換えレバー60が前述したようにワイ
ド側に回転すると、その回転初期に、第1カム103及
び第1ピン100を介して、第2のTW切換えレバー6
1が大きく回転する。
この初期の大きな回転変位により、コンバージョンレン
ズ38は、レンズ出入機構39を介して光軸りから迅速
に退避する。
次に、本実施例の作用について説明する。
逼影時には、まずレンズカバー開閉つまみ12をスライ
ドさせてレンズカバー13.14を開り。
このレンズカバー13.14が開位置に移動すると、メ
インスイッチ(図示せず)がON状態となり、モータ7
1の駆動回路、シャッタ駆動回路、測距装置、ストロボ
回路等が通電される。
レンズカバー13.14を開いた状態では、第3図に2
点鎖線で示されるようにワイド撮影状態となっており、
移動筒30が後退してアーム40の移動域に入り込んだ
位置にセントされている。
このワイド撮影状態では、レリーズボタンを押下すると
、測距装置が作動して被写体距離に応じてレンズホルダ
32を光軸りに沿って移動させ、マスターレンズ31の
ピント調節を行う、このピント調節後にビハインドシャ
ンク46が作動してフィルムを露光させる。
このシャッタ作動後に、第4図に示されるように、モー
タ71が回転して遊星ギヤ機l1R72を介してその回
転力がフィルム巻上げ手段75に伝達される。これによ
り、巻取りスプールが回転して露光済みフィルムをその
外周に巻き取り、そしてパトローネから引き出した未露
光のフィルムを露光位置にセントする。また、このフィ
ルム巻上げに連動してシャンクチャージが行われる。
次に、第3図に2点鎖線で示されるワイド撮影状態から
、実線で示されるテレ1最影状態に切り換える場合には
TW切換えつまみ16をスライドさせればよい、このT
W切換えつまみ16をスライドさせると、これに連動し
てTW切換えスイッチ(図示せず)がONになり、モー
タ71を逆転させる。これにより、第4図に示されるよ
うに、遊星ギヤ機構72の遊星ギヤ74が押動カム半回
転手段70側の駆動歯車に噛み合うように公転するため
、モータ71の回転力が押動カム半回転手段70に伝達
され、押動カム65が図中反時計方向に回転し始める。
なお、ワイド撮影状態の時には、押動カム65は、第6
図に示されるように、押動ピン66が図中上方に位置し
た状態とされている。
この状態から押動カム65が反時計方向に回転し始める
と、先ず押動ビア66がロックレバ−90の先端部に接
触して、ロックレバ−90を図中時計方向に回転する。
これにより、ロックレバ−90によるTWベンドレバー
80の係止状態が解除され、第1のTW切換えレバー6
0は移動筒30をテレ側に付勢するコイルバネ35によ
り図中時計方向に回転する。この時、第1のTW切換え
レバー60の回転は、押動カム65の押動ピン66によ
り規制されるため、急激な回転は阻止されることになる
。この第1のTW切換えレバー60の回転により、移動
筒30が前方に繰り出され、これに連動して、第2のT
W切換えレバー61がコイルバネ45の付勢により図中
反時計方向に回転し始める。従って、第1図に破線で示
されるように、第1ピン100と第1カム104の小変
位カム105の保合により、第1のTW切換えレバー6
0の回転角度α2に比較して、第2のTW切換えレバー
61の回転角度β2が小さくされるため、移動筒30が
前方に繰り出しても、コンバージョンレンズ38はそれ
ほど変位することがない。
第1のTW切換えレバー60の回転により、第1カム1
00が小変位カム部105から大変位カム部104に乗
り移ると、この大変位カム部104の作用により第1の
TW切換えレバー60の回転角度αlに対して、第2の
TW切換えレバー61の回転角度β1が大きくなり、コ
ンバージジンレンズ38は、光軸り内に急速に挿入され
る。このように、移動筒30が前方に充分に繰り出され
、その後方にコンバージョンレンズ38の挿入スペース
が形成されてから、コンバージョンレンズ3日が光軸り
内に挿入されるため、移動筒30にコンバージジンレン
ズ38が衝突するのを確実に防止することができる。こ
のようにして、第3図の実線及び第4図で示されるよう
なテレ撮影状態に切り換えることができる。
次に、テレ撮影状態からワイド揚動状態へ切り換える場
合について説明する。第4図に示されるようなテレ撮影
状態において、TW切換えつまみ16が押されると、押
動カム半回転手段70を介してモータ71の回転力が押
動カム65に伝達される。押動カム65が図中反時計方
向に回転すると、押動ピン66の上方変位によりTWペ
ンドレバー80及びコイルバネ85を介して第1のTW
切換えレバー60が反時計方向に回転する。これにより
、移動筒30がコイルバネ35の付勢に抗してワイド側
に移動する。この移動に伴いコンバージョンレンズ38
も光軸りから退避する。
即ち、第1図に実線で示されるように、第1のTW切換
えレバー60の第1ピン100が第2のTW切換えレバ
ー61の大変位カム部104に接触しているため、第1
のTW切換えレバー61の小さな回転角度α1に対して
第2のTW切換えレバー61の回転角度β1が大きくな
る。従って、移動筒30が少しワイド側に変位すると、
コンバージョンレンズ38は光軸りから退避するように
大きく回転する。このため、移動筒30が後方に移動す
る前にコンバージョンレンズ38が光軸りから速やかに
退避するので、コンバージジンレンズ38に移動筒30
が衝突するのを確実に防止することができる。また、第
1のTW切換えレバー60がワイド側終端に位置すると
、第2ピン101が第2のTW切換えレバー61の第2
カム106に接触するようになるため、コンバージョン
レンズ38の位置決めを精度よく行うことができる。
フィルムの全コマの1最影が終了すると、周知のように
モータ71の逆転が自動的に開始され、巻戻し爪を回転
させる。この巻戻し爪が回転すると、スプールに巻き取
られている露光済みのフィルムがパトローネ内に巻き戻
される。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、第1の切換えレ
バーに押動ピンを設け、第2の切換えレバーに、押動ピ
ンに係合するカムを設けたから、押動ピン及びカムを介
し第1の切換えレバー及び第2の切換えレバーの相対位
置が一義的に決定されるため、これら各切換えレバーに
より移動させられる移動筒及びコンバージョンレンズの
衝突を確実に防止することができる。また、カムは、第
1の切換えレバーの小さな回転角度で第2切換えレバー
の大きな回転角度を得る大変位カム部と、その後の第1
切換えレバーの大きな回転角度に対して第2の切換えレ
バーの小さな回転角度を得る小変位カム部とから構成す
るから、第1の切換えレバーの初期の小さな回転角度で
第2の切換えレバーの大きな回転変位を得ることができ
、移動筒の後方移動に連動したコンバージョンレンズの
退避を速やかに行うことができ、より一層確実に移動筒
とコンバージョンレンズとの8i突を防止することがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施した焦点距離切換えカメラの焦
点距離切換装置の要部を示す平面図である。 第2図は、同実施例における焦点距離切換カメラの外観
図である。 第3図は、焦点距離切換カメラの光学系とTW切換えレ
バーとの関係を示す斜視図である。 第4図は、第1のTW切換えレバーの回転動作を説明す
るための平面図である。 第5図及び第6図は、第1のTW切換え装置の回転を順
を追って説明するための平面図である。 移動筒 マスターレンズ コンバージョンレンズ 第1のTW切換えレバー 第2のTW9J換えレバー 押動カム モータ TWベンドレバー コイルバネ ロックレバ− 第2図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マスターレンズを前方に繰り出したテレ撮影状態
    とマスターレンズを繰り込んだワイド撮影状態とに選択
    的に切り換える第1の切換えレバーと、マスターレンズ
    の繰り出しによって形成されたスペースにコンバージョ
    ンレンズを挿入するテレ撮影状態とマスターレンズが繰
    り込まれる時にマスターレンズの側方へコンバージョン
    レンズを退避させるワイド撮影状態とに選択的に切り換
    える第2の切換えレバーとを備え、テレ撮影状態からワ
    イド撮影状態への切換えと、ワイド撮影状態からテレ撮
    影状態への切換えのうち一方を付勢手段による付勢で、
    他方を付勢手段の付勢に抗したモータの回転力で行うよ
    うにしたカメラの焦点距離切換装置において、 前記第1の切換えレバーに押動ピンを設け、第2の切換
    えレバーに、押動ピンに係合するカムを設け、このカム
    は、第1の切換えレバーの小さな回転角度で第2の切換
    えレバーの大きな回転角度を得る大変位カム部と、その
    後の第1の切換えレバーの大きな回転角度に対して第2
    の切換えレバーの小さな回転角度を得る小変位カム部と
    から構成したことを特徴とするカメラの焦点距離切換装
    置。
  2. (2)前記第1の切換えレバーに第2の押動ピンを設け
    ると共に、第2の切換えレバーに第2の押動ピンに係合
    する第2のカムを設け、この第2のカムは、第1の切換
    えレバーが一方の回転終端に位置する時に第2の切換え
    レバーの一方の回転終端を位置決めするようにされてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカメラ
    の焦点距離切換装置。
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