JPH02296009A - 動圧軸受装置 - Google Patents

動圧軸受装置

Info

Publication number
JPH02296009A
JPH02296009A JP11619689A JP11619689A JPH02296009A JP H02296009 A JPH02296009 A JP H02296009A JP 11619689 A JP11619689 A JP 11619689A JP 11619689 A JP11619689 A JP 11619689A JP H02296009 A JPH02296009 A JP H02296009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thrust plate
shaft
shape
thrust
bearing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11619689A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2780105B2 (ja
Inventor
Mikio Nakasugi
幹夫 中杉
Shoichi Shimura
志村 正一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP1116196A priority Critical patent/JP2780105B2/ja
Priority to EP90303503A priority patent/EP0391640B1/en
Priority to DE69025485T priority patent/DE69025485T2/de
Publication of JPH02296009A publication Critical patent/JPH02296009A/ja
Priority to US07/735,172 priority patent/US5096309A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2780105B2 publication Critical patent/JP2780105B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は動圧軸受装置に関する。この装置は例えばレー
ザービームプリンタ等に使用される偏向走査装置に使用
される回転ユニット用軸受として好適なものである。
[従来の技術] 従来、動圧軸受装置は第6図に示すような構成を有して
いる。すなわち、ラジアル面にヘリングボーン状の浅溝
が刻まれた軸1と、この軸1と回転可能に嵌合している
スリーブ2と、軸1の端面とスリーブ2に結合されたス
ラスト方向に保持するスラスト板3にスパイラル状の浅
溝11が刻まれ、@1とスリーブ2およびスラスト板3
との間に潤滑流体が満たされている。軸1が回転すると
潤滑流体は図に示す矢印の方向へ流れる。したがって、
ラジアル面ではへリングボーン状の浅溝10によりラジ
アル方向に圧力を発生し、ラジアル面は非接触状態とな
る。また、スラスト面においても同様に、対向するスパ
イラル状の浅溝11が圧力を発生し、これによって軸1
を非接触に支持する機構になっている。また、スラスト
板3には中央に穴7が、周辺部に穴8が設けられ、穴7
と穴8を連通させる溝9が設けられている。これにより
潤滑流体を循環させ、スラスト軸受形成部分の外周側の
負圧発生を防止し、また熱の拡散を可能にしている。
また、スリーブ2の開放端側に凹部5を設け、これより
さらに開放側の位置において、回転軸1にはスラスト軸
受方向に流体が流れ込むような浅溝6を設けており、こ
れにより、潤滑流体の飛散を防止するような構造になっ
ている。
さらに、浮上特性を安定させるために凹部5(?9.溝
10と浅溝6の間に相当する位置)近傍に小径穴を設り
ることも提案されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら上記従来例では、スラスト板3のような形
状を形成するにあたって材質が金属である場合には、切
削等の機械加工が必要となり、精度的には充分に満足で
きるがコストが高くなる。
また、樹脂材料(ポリアセタール、ポリカーボネイト、
PPS等)を用いて成形加工を行なった場合には、成形
後の樹脂の収縮によってスラスト圧力発生部の形状か波
形や凹形になったりして精度保証が困難であるとともに
、静止時における接触点が不安定で起動時に摩擦トルク
が大ぎくなる可能性があり、また、片当たりなどして摩
耗等を生しる可能性が大きくなる。
本発明の目的は、このような従来技術の問題点に鑑み、
動圧軸受装置において、スラスト板の加工精度を樹脂材
料の成形加工によっても保証し、安価な構成により、静
止時や起動時における摩擦や摩耗を減少させることにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明では、軸、軸と回転可能
に嵌合するスリーブ、およびスリーブに固定され軸を一
端面においてスラスト方向に支持するスラスト板を有し
、軸またはスリーブの嵌合面の少なくとも一方に第1の
浅溝が形成され、スリーブはその嵌合面で軸をラジアル
方向に支持し、軸の一端面およびスラスト板との間で軸
をスラスト方向に支持する流体圧力を発生させる第2の
浅溝が軸またはスラスト板の少なくとも一方に形成され
、スラスト板または軸端面の中央部にはスラスト板また
は軸の側面に連通する穴が設けられた動圧軸受装置にお
いて、スラスト板は外周部の肉厚より内周部の肉厚の方
が薄くなるようにしている。
スラスト板は、通常、樹脂材料を主とする材料で構成さ
れ、成形加工により形状が形成される。
また、スラスト板中央部が数μmの凸形状となっている
場合もある。
[作用コ この構成において、軸を回転させるとスラスト板や釉の
側面に介在する流体が第2の浅溝によって軸とスラスト
板間の間隙の中央部に圧送されてその部分の圧力が高ま
り軸が浮上する。そしてこの間、中央部に圧送された流
体はスラスト板のスラスト軸受面またはこれに対向する
軸端面に設けられた穴を介してスラスト板または軸の側
面に排出され、再び中央部に圧送されるという循環を繰
り返す。
ここで、スラスト板は、外周の肉厚よりもその内側の肉
厚の方が薄くなっており、樹脂材料を成形加工して製作
した場合、そのスラスト軸受面の形状は中央が凸状に数
μm程度以下の高精度で盛り上がった極めて安定した形
状となっているため、軸の回転を開始する際の軸端面に
おける摩擦トルクは従来より小さい。したがって、軸端
面やスラスト板の摩耗の軽減が図られる。
すなわち、本発明によれば、スラスト板の形状を、外周
部の肉厚より内周部の肉厚を薄くすることにより、樹脂
材料によってもスラスト板の形状精度が出やすく、コス
トの低下が図られる。
[実施例] 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の第1の実施例に係る動圧軸受装置の断
面である。第6図と同一の部材には同番号を付しである
。同図において、回転@1はスリーブ2と回転可能に嵌
合されており、ヘリングボーン状の浅溝10(溝深さ2
〜20μm程度)が刻まれている。また、スリーブ2に
は固定板4を介して、樹脂材料を成形加工したスラスト
板103が固定される。スラスト板103は、スラスト
方向に回転軸1を支持する浅溝11が刻まれており、中
央部に穴7が設けられ、さらに上下方向にみて外周部の
肉厚より内周部の肉厚の方が薄く、外周部の肉厚の厚い
部分には複数個の溝9が刻まれている。固定板4には溝
9aが設けられており、組立時に穴7、・溝9および溝
9aが連結するように組み立てられる。
したがって、回転軸1が回転を始めるとスリーブ2とス
ラスト板103との間隙20に介在する流体は浅溝11
により中央に圧送されて圧力が高まり回転軸1を浮上さ
せる。圧送された流体は連結された中央部の穴7、溝9
aおよび溝9を経て再び間隙20に戻るという循環を行
なう。
次に、スラスト板103の形状について第2図を用いて
説明する。第2図(a)は樹脂材料を成形加工したスラ
スト板103の断面図であり、このスラスト板103は
外周部の肉厚より内周部の肉厚の方が薄くなっている。
成形加工による樹脂材料の収縮は一般的に成形加工後の
冷却過程において発生し、収縮ユは肉厚に比例して決ま
るとともに冷却過程で冷却が最も遅い方向に向かって収
縮すると考えてよい。したがって、同図の形状において
図中x印の部分の冷却が遅いため、X印に向かって収縮
が発生し、また外周部と内周部の肉厚の違いから、収縮
後の輪受面の形状は破線で示すような形状となる。なお
、従来形状のものを樹脂材料で成形加工を行なった場合
には第2図(b)に示すような形状となる。したがって
第2図(a)の形状によれば、従来形状の場合に比べ、
成形後の形状が凸形状に安定し、その精度も平面度で数
μm以下(浅溝lOの成分を除く)にすることが可能に
なるとともに、静止時において回転軸1とスラスト板1
03とは中央部の穴7近傍において接触するため、起動
時の摩擦トルクが小さく摩耗等が生じにくい。
第3図は本発明の第2の実施例を示す断面図である。こ
の軸受装置の場合、回転軸1には軸端の中央部に穴21
、および穴21と連通する穴22が複数個設けられてお
り、これらを介して流体が循環するようになっている。
スラスト板303は平板形状であるが、その肉厚は外周
部より内周部の方が薄くなっている。この場合における
樹脂材料を成形加工した場合のスラスト板303の収縮
後のスラスト軸受面の形状は第4図(a)に破線で示す
ような形状となり、中央部が数μm程度凸形に盛り上が
った形状となる。したがって、第2図(a)の場合と同
様の効果を得ることができる。なお、従来形状の場合は
第4図(b)に示すような形状となる。
第5図は本発明の第3の実施例を示す断面図である。こ
のスラスト板503の中央部の穴フの周辺は数μmの凸
形状となっている。また、スラスト板503の肉厚は上
述と同様に外周部より内周部の方が薄くなっている。し
たがって、樹脂材料の成形加工後の形状は図中破線で示
すような形状になり、より一層形状が凸になりゃすく効
果が現われやすくなる。また、第2の実施例で示した形
状に応用しても同様の効果が得られる。なお、中央部の
凸形状を見込まなくても使用することは可能である。
さらに、外周部より内周部の肉厚を薄くする方法として
は、上述においては段差を設けたような例を示したが。
その他、テーパー状にする等、種々の方法が可能である
[発明の効果コ 以上説明したように本発明によれば、スラスト板の形状
を外周部の肉厚より内周部の肉厚を薄くしたため、スラ
スト板の形状精度が成形加工によりても出しやすく、コ
スト的に安価になるとともに、軸受の特性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1の実施例に係る動圧軸受装置を
示す断面図、 第2図(a)は、第1図の装置のスラスト板を示す断面
図、 第2図(b)は、従来のスラスト板を示す断面図、 第3図は、本発明の第2の実施例を示す断面図、 第4図<8)は、第3図の装置のスラスト板を示す断面
図、 第4図(b)は、従来の他のスラスト板を示す断面図、 第5図は、本発明の第3の実施例に係るスラスト板を示
す断面図、そして 第6図は、従来の動圧軸受装置を示す断面図である。 1:回転軸、 2ニスリーブ、 103.303,503ニスラスト板、10:へリング
ボーン状の 浅溝、 11;スパイラル状の浅溝、 7.21:穴。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軸、軸と回転可能に嵌合するスリーブ、およびス
    リーブに固定され軸を一端面においてスラスト方向に支
    持するスラスト板を有し、軸またはスリーブの嵌合面の
    少なくとも一方に第1の浅溝が形成され、スリーブはそ
    の嵌合面で軸をラジアル方向に支持し、軸の一端面およ
    びスラスト板との間で軸をスラスト方向に支持する流体
    圧力を発生させる第2の浅溝が軸またはスラスト板の少
    なくとも一方に形成され、スラスト板または軸端面の中
    央部にはスラスト板または軸の側面に連通する穴が設け
    られた動圧軸受装置において、スラスト板は外周部の肉
    厚より内周部の肉厚の方が薄いことを特徴とする動圧軸
    受装置。
  2. (2)スラスト板は樹脂材料を主とする材料で構成され
    、成形加工により形状が形成されることを特徴とする請
    求項1記載の動圧軸受装置。
  3. (3)スラスト板中央部が数μmの凸形状となっている
    ことを特徴とする請求項1記載の動圧軸受装置。
JP1116196A 1989-04-03 1989-05-11 動圧軸受装置 Expired - Fee Related JP2780105B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1116196A JP2780105B2 (ja) 1989-05-11 1989-05-11 動圧軸受装置
EP90303503A EP0391640B1 (en) 1989-04-03 1990-04-02 Hydrodynamic bearing system
DE69025485T DE69025485T2 (de) 1989-04-03 1990-04-02 Hydrodynamische Lagereinrichtung
US07/735,172 US5096309A (en) 1989-04-03 1991-07-23 Hydrodynamic bearing system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1116196A JP2780105B2 (ja) 1989-05-11 1989-05-11 動圧軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02296009A true JPH02296009A (ja) 1990-12-06
JP2780105B2 JP2780105B2 (ja) 1998-07-30

Family

ID=14681216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1116196A Expired - Fee Related JP2780105B2 (ja) 1989-04-03 1989-05-11 動圧軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2780105B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006342926A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Pooraito Kk モータのスラスト軸受ユニット

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5845423U (ja) * 1981-09-22 1983-03-26 日本精工株式会社 動圧スラスト軸受装置
JPS6364647A (ja) * 1986-09-05 1988-03-23 Ricoh Co Ltd 光デイスク
JPS6364646A (ja) * 1986-09-04 1988-03-23 Nec Corp 溝付光デイスク基板およびその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5845423U (ja) * 1981-09-22 1983-03-26 日本精工株式会社 動圧スラスト軸受装置
JPS6364646A (ja) * 1986-09-04 1988-03-23 Nec Corp 溝付光デイスク基板およびその製造方法
JPS6364647A (ja) * 1986-09-05 1988-03-23 Ricoh Co Ltd 光デイスク

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006342926A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Pooraito Kk モータのスラスト軸受ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2780105B2 (ja) 1998-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2516967B2 (ja) 軸受装置
US5277499A (en) Dynamic pressure bearing apparatus
JP3395524B2 (ja) 縦型流体軸受装置
KR20000071559A (ko) 동압형 베어링 유닛 및 그 제조방법
US20060098907A1 (en) Hydrodynamic bearing device
JP3727226B2 (ja) 動圧型スラスト軸受装置およびその製造方法
JPS6231205B2 (ja)
JPH02296009A (ja) 動圧軸受装置
JP2001027226A (ja) 円錐型流体動圧軸受及びスピンドルモータ
JP2001317545A (ja) 動圧軸受装置およびその製造方法
JPH02261925A (ja) 動圧軸受装置
EP0479540A2 (en) Dynamic pressure bearing apparatus
JP6814912B1 (ja) 流体軸受
JP2764298B2 (ja) 動圧軸受装置
JPH03181612A (ja) 軸受装置
JP2997499B2 (ja) 軸受装置とその製法
JP2560501Y2 (ja) 動圧軸受
KR940000809Y1 (ko) 축받이 장치
JPH028510A (ja) 動圧軸受装置
JP2000192945A (ja) 軸受装置及びその製造方法
JP3929654B2 (ja) 動圧軸受
JPH11190340A (ja) 動圧型軸受装置
JPH0348015A (ja) 流体軸受
JPH03229014A (ja) 動圧軸受装置
JPH0666315A (ja) 動圧軸受回転装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees