JPH0229589A - 外箱の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は塗装鋼板の折曲げにて形成する冷蔵庫等の外箱
の製造方法に関するものである。

従来の技術 従来この種の外箱は例えば特公昭６３−１６０２４号公
報に示されているように第８図〜第１０図のような構成
になっていた。

すなわち、１は冷蔵庫の外箱を成すキャビネットで、こ
の左側板２、右側板３及び天板４と更に前面開口縁に形
成された二重フランジ５を予め塗装された一枚の帯状塗
装鋼板の折曲げにて形成されている。

二重フランジ６は左右側板２．３及び天板４を折曲して
前面フランジ６ａ及びこの前面フランジ６ａと連続して
前面７ランジ６ａの裏側へ若干の間隔を存して折返した
裏面７ランジｓｂ、さらにこの裏面７ランジ６ｂと連続
し後方にあって裏面フランジ６ｂとの間に溝６を形成す
る後フランジ６Ｃとよシ形成されている。後７ランジ６
ｃは前面左右隅部において、略４６度の角度で溝６の開
口端まで斜め下方へのびた切欠７を形成している。

また後７ランジ６ｃの縦辺と横辺にはそれぞれ長方形状
の係止孔８が形成されている。９は補強部材であり、キ
ャビネット１の前面左右隅部において溝６に挿入される
縦辺９ａと横辺９ｂとを有した二辺状をなし、コーナ一
部に前記切欠７に嵌合するよう陥没せしめた係合部９ｃ
と、縦辺９ａと横辺９ｂの先端部に後方へ折曲げ形成さ
れ係止孔８．８にそれぞれ挿入係止される係止部９ｄを
形成している。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の構成では、補強部材９は切欠７に係
合１部９ｃを嵌合し、係止孔８に係止部９ｄを挿入係止
させるものであるから、挿入作業が困難であシ作業が不
確実になシ易く、さらに補強部材９及びギヤビネット１
の切欠７や係止孔８の部品加工による寸法バラツキによ
り嵌合部、係止部にガタッキが生じてキャビネット１の
直角度が出なかったシ、前面７ランジ６のコーナ一部が
開いて外観上好ましくない状態が発生したシ、さらに冷
蔵庫全体を組立てた状態でコーナ一部が変形するといっ
た問題が生ずる恐れがあった。

本発明は上記問題点に鑑み、外箱の補強部材の装着を容
易にし安定した装着強度を確保することを目的とする。

課題を解決するだめの手段 上記課題を達するため、本発明の外箱の製造方法は、表
面に予じめ塗装された帯状塗装鋼板を折曲げ外箱の左右
側板及び天板を形成し、この塗装鋼板裏面に、片面スポ
ット溶接にて鉄板製の補強部材を固着溶融させ取付固定
するものである。

作　　　用 本発明は上記した構成によって、外箱の補強部材の強固
な固定が図れ、外箱のコーナ一部等の強度を確保するこ
とができる。

実施例 以下本発明の一実施例の冷蔵庫の外箱製造方法について
図面を参照しながら説明する。

第１図〜第７図において、１ｏは冷蔵庫の外箱１１を成
すキャビネットで、左側板１２、右側板１３及び天板１
４と更に前面開口縁に形成された二重７ランジ１５を予
め塗装された一枚の帯状塗装鋼板の折曲げにて形成され
ている。１０ａはその塗装された塗膜であり、１０ｂは
鋼板本体である。キャビネット１ｏは左右側板１２．１
３にて下端縁に内向きの略水平な７ランジ１６及び後端
縁と内向きの略垂直なフランジ１７を折曲げ形成してい
る。また、天板１４の後端には下向きの略垂直なフラン
ジ１８を折曲形成しており図示していないが７ランジ１
６．１６にねじ等にて固定した支持材に底板１９をねじ
等にて固定し、またフランジ１７，１７．１８にわたっ
て背面板２ｏをねじ等で固定することにより外箱１１を
構成している。

二重７ランジ１６は左右側板１２．１３及び天板１４を
折曲して前面フランジ１５ａ及びこの前面７ランジ１５
ａと連続して前面７ランジ１５ａの裏側へ若干の間隔を
存して折返した裏面７ランジ１６ｂ、さらに裏面７ラン
ジ１ｓｂとの間に溝１６を形成する後７ランジ６Ｃとよ
り形成されている。２１は鉄板製の補強部材であり、キ
ャビネット１ｏの前面左右隅部において後フランジ１５
ａ裏面に片面スポット溶接方式にて固着溶融され取付固
定された縦辺２１ａと横辺２１ｂとを有し、さらに後部
に向かって形成された縦辺フランジ２１ａと横辺フラン
ジ２１ｄを有している。２１ｅは通称プロジェクシッン
と呼ばれる突起であシ、縦辺２１ａ及び横辺２１ｂのそ
れぞれ前面に向かって凸部を形成している。この突起２
１ｅは高さ０．６〜１　ｆｆ　、外径１〜２ｆｆ程度の
大きさである。

ここで補強部材２１の片面スポット溶接方式について詳
しく説明すると、第１図及び第２図に示す如く、補強部
材２１はキャビネッ）１０の後フランジ１５ｃ裏面に当
接されていて、その後７ランジ１５ａ裏面は塗膜１０ａ
と反対側で鋼板本体１０ｂが補強部材２１と接触してい
る。さらに第７図に示す如く本工法は電気を通さない即
ち導通性のない塗膜１０ａ側にスポット工具２２のベー
ス２２ａを位置させ塗膜１０ａと反対側、片側のみでス
ポット工具２２にて電気溶接を行なうものである。２２
ｂは−（マイナス）電極のチップと呼ばれる鋼板製の押
え板Ｂであシ、２２ｃは＋（プラス）電極の押え板Ｃで
ある。この押え板Ｃにより図の如く補強部材２１が鋼板
本体１０ｂに加圧されさらに、電流を押え板Ｃから鋼板
本体１０ｂを通って押え板Ｂへと流しその際発生する熱
で固着溶融され固定される。さらに補強部材２１に設け
られた突起２１ｅによシ、電流及び圧力が突起２１ｅ部
に集中し突起２１ｅが完全に熱溶融して鋼板本体１ｏｂ
にさらに安定して固着されるものである。

以上のように本実施例によれば、塗装鋼板にて形成され
たキャビネット１０の塗膜１０ａの形成されていない鋼
板本体１０ｂ側片方側で片面スポット溶接方式にて補強
部材２１を固着溶融させ取付固定したものであるから、
簡単な装置で安定した装着強度を得ることが出来るもの
である。

又本実施例は片面のみを塗装した塗装鋼板を用いて片面
スポット溶接方式を説明したが、両面に塗膜が形成され
ていても電気的もしくは機械的方法で外観上支障のない
範囲で一面だけ塗膜を取シ除く作業を行なえば本方式が
行なえ、さらに補強部材はコーナ一部以外に用いても同
様の効果が得られることは言うまでもない。

発明の効果 以上の様に、本発明は表面に予め塗装された帯状塗装鋼
板を折曲げて外箱を形成し、この塗装鋼板裏面に片面ス
ポット溶接にて鉄板製の補強部材を固着溶融させ取付固
定したものであるから、従来のように嵌合及び係止方式
にて固定する方法に比べて補強部材の装着強度は数段上
が９、簡単な装置で安定した取付けを行なうことができ
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す冷蔵庫の外箱の補強部
材を装着したコーナ一部の斜視図、第２図はその要部断
、面図、第３図はその正面斜視図、第４図はその組立斜
視図、第６図はその要部組立斜視図、第６図はその補強
部材の要部拡大断面図１、第７図はス ポット溶接の工程を示す断面図、第８図は従来の冷蔵庫
外箱の組立斜視図、第９図はその要部組立斜視図、第１
０図はその要部斜視図である。 １１・・・・・・外箱、１２・・・・・・左側板、１３
・・・・・・右側板、１４・・・・・・天板、２１・・
・・・・補強部材。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名１１
−−一タＦ箱 ＃Ｉ４図 第 図 第１Ｏ図 ２１−一一補佼部材

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 片側表面に予じめ塗装された帯状塗装鋼板の折曲げにて
   外箱を形成し、この塗装鋼板裏面に片面スポット溶接に
   て鉄板製の補強部材を固着溶融させ取付固定した外箱の
   製造方法。