JPH02295760A - サーマルヘッド - Google Patents
サーマルヘッドInfo
- Publication number
- JPH02295760A JPH02295760A JP11657889A JP11657889A JPH02295760A JP H02295760 A JPH02295760 A JP H02295760A JP 11657889 A JP11657889 A JP 11657889A JP 11657889 A JP11657889 A JP 11657889A JP H02295760 A JPH02295760 A JP H02295760A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protective layer
- sputtered
- electrode
- thermal head
- dots
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000011241 protective layer Substances 0.000 claims abstract description 27
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 17
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims abstract description 9
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 2
- 239000007772 electrode material Substances 0.000 abstract description 8
- 238000000059 patterning Methods 0.000 abstract description 5
- 238000001259 photo etching Methods 0.000 abstract description 3
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 abstract description 2
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 abstract description 2
- PBCFLUZVCVVTBY-UHFFFAOYSA-N tantalum pentoxide Inorganic materials O=[Ta](=O)O[Ta](=O)=O PBCFLUZVCVVTBY-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 2
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 abstract 1
- 229910052681 coesite Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 229910052906 cristobalite Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 abstract 1
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 abstract 1
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N silicon dioxide Inorganic materials O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- 229910052682 stishovite Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 229910052905 tridymite Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 239000010408 film Substances 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 238000004040 coloring Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ファクシミリやプリンタ等に用いられるサー
マルヘッドに関する。
マルヘッドに関する。
本発明は絶縁基板上にグレーズ層、発熱抵抗体、電極お
よび保護層をもつサーマルヘッドにおいて、電極パター
ニングの後に、発熱抵抗体の保護層中に電極材が膜状に
残留するように形成した。
よび保護層をもつサーマルヘッドにおいて、電極パター
ニングの後に、発熱抵抗体の保護層中に電極材が膜状に
残留するように形成した。
従来、薄膜型サーマルヘッドは、第4図にその1例を示
す如く、絶縁性基板1表面にグレーズ層2を形成しその
上に発熱抵抗体3をスパッタし、発熱ドットを形成する
。更にその上に、一対の電極4としての導電層を形成し
てなるもので表面は、保護層5によって覆われている。
す如く、絶縁性基板1表面にグレーズ層2を形成しその
上に発熱抵抗体3をスパッタし、発熱ドットを形成する
。更にその上に、一対の電極4としての導電層を形成し
てなるもので表面は、保護層5によって覆われている。
そして、該電極4に電圧を印加することによりその間に
存在する発熱ドットの部分に電流が流れて発熱する。そ
の熱が保護層5を介してプラテン6との間に保持された
感熱紙7に伝えられ、発色がおこる仕組みになっている
。また、発熱ドットの高密度化に伴い、発熱ドットや電
極が細くなる傾向にある。そのため、電極の線抵抗が上
昇し駆動ICにかかる負荷が大きくなる。この現象に対
応するため、電極4を厚くして線抵抗の値を下げるよう
な処理を行っている。
存在する発熱ドットの部分に電流が流れて発熱する。そ
の熱が保護層5を介してプラテン6との間に保持された
感熱紙7に伝えられ、発色がおこる仕組みになっている
。また、発熱ドットの高密度化に伴い、発熱ドットや電
極が細くなる傾向にある。そのため、電極の線抵抗が上
昇し駆動ICにかかる負荷が大きくなる。この現象に対
応するため、電極4を厚くして線抵抗の値を下げるよう
な処理を行っている。
一般に、発熱ドットより発生した熱はドットから保護層
5へ伝導し感熱紙7に伝わる。しかし、中には発熱ドッ
トから電極4を伝導して保護層5に伝わり感熱紙7に到
達する熱もある。高密度のサーマルヘッドにおいて、電
極4の線抵抗を下げるために電極4を厚くしているので
、電極中を流れる熱量はさらに増加する傾向にある。そ
して、保護層5と電極4の熱伝導率を比較すると、金属
である電極4の方がセラミックの保護層5よりもはるか
に速く熱を伝えるので、保護層5内の熱伝導の様子が第
5図に示すような分布となる。矢印で示すように、発熱
ドットから保護層5に伝わる熱量に比較して電極4から
保護層5に回り込む熱量の方が多いので、電極4の端部
上の保護層5が最も速く温まる。そして、その部分に接
触している感熱紙7から発色が始まる。この状態で印字
を繰り返していると、電極4の端部上に保護層5にヒー
トショックが集中して加わり、この部分の保護層5から
破壊が始まり、サーマルヘッドの寿命が短くなる。
5へ伝導し感熱紙7に伝わる。しかし、中には発熱ドッ
トから電極4を伝導して保護層5に伝わり感熱紙7に到
達する熱もある。高密度のサーマルヘッドにおいて、電
極4の線抵抗を下げるために電極4を厚くしているので
、電極中を流れる熱量はさらに増加する傾向にある。そ
して、保護層5と電極4の熱伝導率を比較すると、金属
である電極4の方がセラミックの保護層5よりもはるか
に速く熱を伝えるので、保護層5内の熱伝導の様子が第
5図に示すような分布となる。矢印で示すように、発熱
ドットから保護層5に伝わる熱量に比較して電極4から
保護層5に回り込む熱量の方が多いので、電極4の端部
上の保護層5が最も速く温まる。そして、その部分に接
触している感熱紙7から発色が始まる。この状態で印字
を繰り返していると、電極4の端部上に保護層5にヒー
トショックが集中して加わり、この部分の保護層5から
破壊が始まり、サーマルヘッドの寿命が短くなる。
本発明は、上記の問題点を解決するために、発熱体上の
保護層中に、電極と同じ材料を膜状に積層配置した構造
とした。
保護層中に、電極と同じ材料を膜状に積層配置した構造
とした。
上記の様な特徴をもったサーマルヘッドを用いて通電し
印字を行った場合、第3図に矢印で示すように、発熱ド
ット上の保護層5へも発熱ドット上に膜状に形成された
電極材8によって速く熱が伝わるので、保護層5中の熱
伝導の様子が電極4の端部上にヒートショックが集中し
て加わるかたちでなく、発熱ドット上から均一な速さで
感熱紙7に熱が伝わるようになる。従って、保護層5の
劣化は急速に進まず、サーマルヘッドの寿命は延びる。
印字を行った場合、第3図に矢印で示すように、発熱ド
ット上の保護層5へも発熱ドット上に膜状に形成された
電極材8によって速く熱が伝わるので、保護層5中の熱
伝導の様子が電極4の端部上にヒートショックが集中し
て加わるかたちでなく、発熱ドット上から均一な速さで
感熱紙7に熱が伝わるようになる。従って、保護層5の
劣化は急速に進まず、サーマルヘッドの寿命は延びる。
以下に、本発明の実施例を図面に基ずいて説明する。第
1図は、本発明のサーマルヘッドの一実施例を示す断面
図、第2図は、本発明のサーマルヘッドの発熱ドット部
の上面図である。図において、アルミナからなる絶縁基
板1上にガラスペーストを印刷し、焼成を行ってグレー
ズ層2を形成した上に、Ta−Sin2の発熱抵抗体3
をスパッタリングにより生膜した。そして、それをフォ
トエッチングによりドットの形にパターニングし、その
上に、Cuをスパッタしフォト工程で電極パターンを作
成したものを用意した。この上に、絶縁層として保護層
5のTa,05を0,5μ箱スパッタした。次に、もう
一度Cuをスパッタし、発熱ドット上に当たる部分を覆
い隠すようなパターンをもつフォトマスクを用いて露光
を行い、膜状の電極材8のバターニングを行った。更に
、その上にTa20,保護層5をスパッタして、本発明
のサーマルヘッドを試作した。従来工程で製造したサー
マルヘッド(第4図)と本発明のサーマルヘッド(第1
図)の耐久性を比較した結果を第6図に示す。これは、
それぞれのヘッドについて、ステップストレス試験を行
った結果である。試験は、パルス幅1msec,パルス
周期10msecのパルスを10000パルス−1ステ
ップとして、印加電圧を1ステップ毎に上げながら抵抗
値変化率を測定した。印加電圧は、発熱抵抗体3の単位
面積当りの電力がIOW/m2から、5W/m2きざみ
で増加していく様に設定した。グラフの抵抗値が無限大
に延びているところがそのヘッドの破壊点、すなわち寿
命をあらわす。従来の発熱ヘッド(従来型・点線)に比
較して、発熱ヘッド上に電極材8を膜状にパターニング
を行ったヘッド(本発明・実線)の方が寿命が1.5倍
に延びていることが確認できる。
1図は、本発明のサーマルヘッドの一実施例を示す断面
図、第2図は、本発明のサーマルヘッドの発熱ドット部
の上面図である。図において、アルミナからなる絶縁基
板1上にガラスペーストを印刷し、焼成を行ってグレー
ズ層2を形成した上に、Ta−Sin2の発熱抵抗体3
をスパッタリングにより生膜した。そして、それをフォ
トエッチングによりドットの形にパターニングし、その
上に、Cuをスパッタしフォト工程で電極パターンを作
成したものを用意した。この上に、絶縁層として保護層
5のTa,05を0,5μ箱スパッタした。次に、もう
一度Cuをスパッタし、発熱ドット上に当たる部分を覆
い隠すようなパターンをもつフォトマスクを用いて露光
を行い、膜状の電極材8のバターニングを行った。更に
、その上にTa20,保護層5をスパッタして、本発明
のサーマルヘッドを試作した。従来工程で製造したサー
マルヘッド(第4図)と本発明のサーマルヘッド(第1
図)の耐久性を比較した結果を第6図に示す。これは、
それぞれのヘッドについて、ステップストレス試験を行
った結果である。試験は、パルス幅1msec,パルス
周期10msecのパルスを10000パルス−1ステ
ップとして、印加電圧を1ステップ毎に上げながら抵抗
値変化率を測定した。印加電圧は、発熱抵抗体3の単位
面積当りの電力がIOW/m2から、5W/m2きざみ
で増加していく様に設定した。グラフの抵抗値が無限大
に延びているところがそのヘッドの破壊点、すなわち寿
命をあらわす。従来の発熱ヘッド(従来型・点線)に比
較して、発熱ヘッド上に電極材8を膜状にパターニング
を行ったヘッド(本発明・実線)の方が寿命が1.5倍
に延びていることが確認できる。
以上のように本発明によれば、発熱ヘッド上に電極材8
が膜状に残るようにパターニングを行うことによって、
従来の形状のものよりも長寿命のサーマルヘッドを製造
することができる。
が膜状に残るようにパターニングを行うことによって、
従来の形状のものよりも長寿命のサーマルヘッドを製造
することができる。
第1図は本発明のサーマルヘッドの一実施例を示す断面
図、第2図は本発明のサーマルヘッドの発熱ドット部の
上面図、第3図は本発明のサーマルヘッドの熱伝導を示
す図、第4図は従来のサーマルヘッドの断面図、第5図
は従来のサーマルヘッドの熱伝導を示す図、 第6図は耐久試験結果を 示す図である。 ・絶縁基板 ・グレーズ層 ・発熱抵抗体 ・電極 ・保護層 ◆プラテン ・感熱紙 ・膜状電極材 以 上
図、第2図は本発明のサーマルヘッドの発熱ドット部の
上面図、第3図は本発明のサーマルヘッドの熱伝導を示
す図、第4図は従来のサーマルヘッドの断面図、第5図
は従来のサーマルヘッドの熱伝導を示す図、 第6図は耐久試験結果を 示す図である。 ・絶縁基板 ・グレーズ層 ・発熱抵抗体 ・電極 ・保護層 ◆プラテン ・感熱紙 ・膜状電極材 以 上
Claims (1)
- 絶縁性基板上にグレーズ層、発熱抵抗体、電極配線およ
び保護層を順次積層してなるサーマルヘッドにおいて、
該発熱抵抗体上の保護層中に電極と同じ材料を膜状に積
層したことを特徴とするサーマルヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11657889A JPH02295760A (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | サーマルヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11657889A JPH02295760A (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | サーマルヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02295760A true JPH02295760A (ja) | 1990-12-06 |
Family
ID=14690590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11657889A Pending JPH02295760A (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | サーマルヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02295760A (ja) |
-
1989
- 1989-05-10 JP JP11657889A patent/JPH02295760A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH02295760A (ja) | サーマルヘッド | |
JPH07112740B2 (ja) | サーマルヘッド | |
JPH06135031A (ja) | サーマルヘッド | |
JP2613304B2 (ja) | 厚膜型サーマルヘッド | |
JP4748864B2 (ja) | サーマルヘッド | |
JPH02249659A (ja) | サーマルヘッド | |
JP2951178B2 (ja) | ライン型サーマルプリントヘッドの構造 | |
JPS6072752A (ja) | サ−マルヘツド | |
JP2615633B2 (ja) | サーマルヘッドの製造方法 | |
JPS6248572A (ja) | サ−マルヘツド | |
JPH0725174B2 (ja) | 厚膜型サ−マルヘツドの製造方法 | |
JPH04110165A (ja) | サーマルヘッドおよびその製造方法 | |
JP3695021B2 (ja) | サーマルヘッド | |
JP2580609B2 (ja) | 厚膜サーマルヘッドの製造方法 | |
JPH0550630A (ja) | サーマルヘツドおよびその製造方法 | |
JP3348927B2 (ja) | 厚膜型サーマルプリントヘッドの製造方法 | |
JPH01209160A (ja) | サーマルヘッド | |
JPH0288252A (ja) | サーマルプリンタ用サーマルヘッド | |
JPH01123756A (ja) | 厚膜型サーマルヘッド | |
JPH0560847U (ja) | サーマルヘッド | |
JPH0542350B2 (ja) | ||
JPS6016355B2 (ja) | 薄膜型サ−マルヘツド | |
JPH0630885B2 (ja) | サーマルヘッドの製造方法 | |
JPH01234264A (ja) | サーマルヘッド | |
JPH06255156A (ja) | サーマルヘッド |