JPH0229575Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0229575Y2
JPH0229575Y2 JP1983124040U JP12404083U JPH0229575Y2 JP H0229575 Y2 JPH0229575 Y2 JP H0229575Y2 JP 1983124040 U JP1983124040 U JP 1983124040U JP 12404083 U JP12404083 U JP 12404083U JP H0229575 Y2 JPH0229575 Y2 JP H0229575Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
head
magnetic
arm
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983124040U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS603967U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12404083U priority Critical patent/JPS603967U/ja
Publication of JPS603967U publication Critical patent/JPS603967U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0229575Y2 publication Critical patent/JPH0229575Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moving Of Heads (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 この考案は、磁気記録再生装置に関する。
考案の技術的背景及びその問題点 従来、マイクロフロツピーデイスクドライブ等
と称される磁気記録再生装置においては、デイス
ク状の磁気メデイアを回転させ、磁気ヘツドを保
持するヘツドアームを磁気メデイアの半径方向に
沿つて移動させてデータを書込みあるいは読出し
ているものである。この場合、熱に対する変位等
を考虜するとヘツドアームはその全体を金属で形
成することが望ましいが、金属で形成すると減速
ギヤ機構に連結すべくギヤ部分につき歯切りをし
なければならず生産性が悪いものである。
考案の目的 この考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、ヘツドアームにつきギヤ部分の成形が容易で
熱に対する変位量の劣化分も補償しうる磁気記録
再生装置を得ることを目的とする。
考案の概要 この考案は、支軸に回動自在に取付けられたヘ
ツドアームに磁気ヘツドを取付けて磁気メデアの
半径方向に沿つて前記磁気ヘツドを移動させるよ
うにした磁気記録再生装置において、前記支軸に
嵌合する軸受部とこの軸受部と同軸の中心ボスと
薄肉の拡開部とこの拡開部の外周縁に形成された
ギヤとよりなる樹脂製のギヤ部と、前記中心ボス
に嵌合する嵌合孔と前記拡開部に重なり合つて前
記ギヤ部に固定される扇形部とを有するとともに
先端に前記磁気ヘツドが取付けられた金属製のア
ーム部と、このアーム部の前記扇形部に固定され
て先端に前記磁気ヘツドと対向するパツドを保持
した弾性材料によるヘツドロードアームとを設け
たものである。したがつて、樹脂により形成され
たギヤの部分は、軸受部をも含めて一体成形され
るため、そのギヤの中心位置が正確になつて歯車
結合を円滑に行うことができ、また、軸受部とギ
ヤとの間をつなぐ拡開部は薄肉であるため、成形
時のヒケが少なくて樹脂により形成しても寸法精
度を高めることができ、磁気ヘツドを保持する金
属製のアーム部は、樹脂によるギヤ部の中心ボス
に嵌合してその回転中心が規定されるため、磁気
ヘツドの位置を正確に定めることができ、しか
も、樹脂によるギヤ部の拡開部に金属によるアー
ム部の扇形部を重ねることによりギヤ部を補強す
ることができ、さらに、ヘツドロードアームの取
付けも金属製のアーム部の扇形部に取付けられる
ため、その取付け強度を高めることができ、金属
製のアーム部と樹脂製のギヤ部との個々の特性を
生かしながらそれぞれが単独では得られない前述
のような作用を得ることができるものである。
考案の実施例 この考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、1は後端開口の箱状に形成された金属
製のベースであり、後端側両側には支持片2が切
起形成され、カバー3がピン4により開閉自在に
取付けられるように設定されている。一方、ベー
ス1のやや前端側中央にはスピンドル5用の貫通
穴6が形成されている。このスピンドル5の上部
にはピニオン7が一体的に形成されたメデイアホ
ルダ8がノツクピン9により固定されつつ嵌合さ
れている。このメデイアホルダ8上部には上方に
付勢されつつ進退自在なピン10が設けられてい
る。従つて、ジヤケツト11内に収納された磁気
メデイア12の孔13がこのピン10に嵌合し
て、スピンドル5が回転すればジヤケツト11内
の磁気メデイア12が回転するものである。
ついで、ベース1の上面にはギヤ14,15,
16,17,18,19,20が回転自在に保持
され、ギヤカバー21により覆われている。な
お、ギヤ16の下面にも図示しない小径のギヤが
ある。これらのギヤは減速ギヤ機構を構成するも
のであり、スピンドル5のピニオン7にギヤ14
が噛合し、小径のギヤ15にギヤ16が噛合し、
このギヤ16下面のギヤにギヤ17が噛合し、ギ
ヤ18にギヤ19が噛合するように設定されてい
る。従つて、スピンドル5(ピニオン7)の回転
に基づきギヤ20が減速回転することになる。さ
らに、ベース1の上面にはヘツドアーム22が復
帰ばね23により復帰方向に付勢されつつ支軸2
4により回動自在に保持されている。前記ヘツド
アーム22は、第3図に示すように、磁気ヘツド
25を保持した金属製のアーム部22aとギヤカ
バー21の切欠21aを介して前記ギヤ20に噛
合する扇形のギヤ26が形成された樹脂製のギヤ
部22bとに分割されており、両者が一体化され
て形成されている。
そこで、前記ギヤ部22bは、前記支軸24に
嵌合する軸受部22cとこの軸受部22cの軸心
と一致した軸心を有して上方へ突出する中心ボス
22dと扇形で薄肉に形成されるとともに中央部
には肉抜孔22eが形成された拡開部22fとこ
の拡開部22fの外周縁部に形成されたギヤ26
とよりなる。そして、前記拡開部22fの外周縁
部に近い部分には、三個の溶着突起22gが突出
形成されている。そのため、中心ボス22dとギ
ヤ26とが一体であるため、ギヤ26の回転中心
が正確に定められてギヤ20との噛合わせが正確
に行われ、また、拡開部22fは薄肉で肉抜孔2
2eを有しているため、成形時のヒケが少なく、
高い精度で製作することが可能である。
さらに、前記アーム部22aは、前記ギヤ部2
2bの拡開部22fに重なり合う扇形部22jを
有し、この扇形部22jには、前記中心ボス22
dに遊びなく嵌合する嵌合孔22kと前記溶着突
起22gが嵌合する固定孔22mと後述するヘツ
ドロードアームを取付けるための取付孔22nと
が形成されている。そのため、中心ボス22dに
より中心位置が定められるため、磁気ヘツド25
の位置が正確に定められ、また、溶着突起22g
を固定孔22mに嵌め込んで溶着することにより
一体化されるため、ギヤ部22bの拡開部22f
の強度が低くても金属による扇形部22jにより
補強され、アーム部22aに対するギヤ26の一
体化が有効に行われる。
なお、ヘツドアーム22全体を金属で形成する
ことが望ましいが、金属で形成するとギヤ26部
分について歯切りをしなければならず生産性が悪
い、しかるに、この実施例ではギヤ26がギヤ部
22bとして樹脂成形によるので、ギヤ26部分
の成形が容易で耐久性のよいものが得られる。一
方、全体を樹脂成形すると熱に対する変位量が金
属に比べて大きく、磁気ヘツド25の位置が変位
することとなるが、この部分はアーム部22aと
して金属で形成されており、熱に対する変位量の
劣化分が補われることになる。また、この部分が
金属であるので後述するヘツドロードアーム等の
カシメ、ネジ止め固定を確実に行なうことができ
る。そして、このヘツドアーム22の前記扇形部
22jには、磁気ヘツド25に対向するパツド2
7aを先端下面に保持するヘツドロードアーム2
7が取付ねじ27bにより取付けられている。こ
のヘツドロードアーム27はリン青銅等により形
成されて弾性を有するもので、所定の形状に屈曲
形成されて、20g程度のパツド圧で磁気メデイア
12面を磁気ヘツド25に押しつけるように設定
されている。ここで、前記ギヤ20には扇形のギ
ヤ26に噛合することのない不干渉部(図示せ
ず)が形成されている。従つて、ギヤ20の回転
によりヘツドアーム22は磁気メデイア12に対
し半径方向に円弧状に移動し、ギヤ20の不干渉
部がギヤ26に対向したときにはヘツドアーム2
2がフリーとなり復帰ばね23により反対方向に
急速に復帰するものである。28はヘツドアーム
22の動きを規制するストツパーである。これら
の減速ギヤ機構、ヘツドアーム22、ヘツドロー
ドアーム27等によりヘツド駆動機構29が構成
されている。
ついで、前記スピンドル5のベース1に対する
支持手段であるが、ベース1にねじ30により固
定されるハウジング31の中央にはスピンドル5
が貫通する開口部があ、その上下端にはベアリン
グ32,33に対する支持部31a,31bが形
成されている。従つて、支持部31a,31bに
はベアリング32,33が嵌合しているが、ベー
ス1側のベアリング32は第6図に示すようにハ
ウジング31よりも上方へ突出してベース1の貫
通穴6に嵌合している。即ち、取付けに際して
は、このベアリング32を基準としてベース1の
貫通穴6に取付けてねじ30により固定する。従
つて、ベース1の平面度、貫通穴6の穴径、スピ
ンドル5に垂直度の寸法管理を行なうことによ
り、磁気メデイア12を回転させるスピンドル5
のベース1に対する垂直度及び位置が確実とな
り、ベース1上の磁気ヘツド25に対する磁気メ
デイア12位置の寸法が精密になる。磁気ヘツド
25の位置出しはヘツドアーム22のアーム部2
2aにより正確に行なわれる。これは、従来方式
によれば、ベアリング32をもハウジング31内
に完全に埋込んでおり、スピンドル5の位置を磁
気ヘツド25に対し精密に出すために、ハウジン
グに凸部、ベースに凹部を設けて組立時に位置を
出し、更に、ハウジングの凸部とスピンドルとの
寸法を管理しなければならい等、不安定要素が多
く、スピンドル5の位置が狂うことに起因する互
換性不良となつていることに対する改良である。
ここに、互換性不良とは、ある磁気記録再生装置
で書込みをした磁気メデイアを他のある磁気記録
再生装置で使用した場合に正確に読出せない現象
であり、書込みトラツクと読出しトラツクの位置
が異なる、磁気ヘツドのアジマスが異なる、磁気
ヘツド面と磁気メデイア面とが異なる等が原因と
なる。しかるに、この実施例によれば、スピンド
ル5の位置出しが正確で、磁気ヘツド25に対し
磁気メデイア12の位置を確実に保つことが可能
となり、ある磁気記録再生装置で書込んだ磁気メ
デイア12を他の磁気記録再生装置で読出せない
という位置に起因する互換性不良をなくすことが
できる。
そして、前記スピンドル5を回転駆動させるモ
ータ34が設けられている。このモータ34は通
常の整流子モータであり、スピンドル5とは同軸
上ではなく、ベース1の前端側に形成した貫通穴
35を利用してベース1に貫通状態でホルダー3
6により取付けられている。即ち、前記ヘツド駆
動機構29のない位置に配置されてその一部がベ
ース1上面に突出しているものであるが、この突
出部分としてのベース1上面部分はデツドスペー
スであり、モータ34の一部を突出させても何ら
支障はない。このようなデツドスペースの有効利
用により、モータ34の一部をベース1上に突出
配置したので、ベース1下面に占めるモータ34
の厚さが薄くなり、通常の厚めの整流子モータを
使用しても装置の薄型・小型化を図ることができ
る。そして、モータ34とスピンドル5とはベル
ト37により連結されており、各々に駆動プーリ
38、従動プーリ39が固定されている。このベ
ルト37駆動により、モータ34固有のワウ・フ
ラツタが減衰され、スピンドル5は安定した回転
をする。
更に、スピンドル5上の従動プーリ39・ハウ
ジング31間には速度検出機構40が設けられて
いる。この速度検出機構40はヨーク41、多極
マグネツト42、FG(Frequency Generator)板
43、ヨーク44からなる。多極マグネツト42
は第10図に示すように36極に等分割磁化されて
おり、ヨーク41とともに従動プーリ39に接着
固定されている。また、FG板43は第10図に
裏返して示すようにパターン導体部45が形成さ
れ、このパターン導体部45のラジアル方向の角
度は多極マグネツト42のNSの変極の角度と同
一であり、かつ、この多極マグネツト42に対向
させてヨーク44とともにねじ30でハウジング
31に固定されている。なお、組立時にはハウジ
ング31、ヨーク44、FG板43、スピンドル
5、ベアリング32,33、従動プーリ39が一
単位となる。今、モータ34が回転し、ベルト3
7を介して従動プーリ39とともに多極マグネツ
ト42が回転すると、固定状態のFG板43でス
ピンドル5の回転を検出することになる。例え
ば、第11図に示すような位置関係にあるとして
ヨーク41,44を介して磁束が図示の如く流れ
るとき、FG板43のパターン導体部45に矢印
方向の電流が流れる。そして、多極マグネツト4
2が回転して移動するに従い磁束方向が反対とな
るため、パターン導体部45の両端はスピンドル
5の回転数に比例した周波数の交流電圧を検出す
ることになる。このFG板43で検出した周波数
はモータコントロール回路46にフイールドバツ
クされ、回転数が高いとモータ34には低い電圧
を印加し、回転数が低いと高い電圧を印加してス
ピンドル5の回転数を一定に保持する。これは、
従来ベルト駆動方式であつてもダイレクトドライ
ブ方式と同様にモータ側で速度検出を行なつてい
たものを改良するものである。即ち、スピンドル
回転が不安定になる要素として、モータ自体の機
械的な回転不良(ベアリング不良)、伝達系(ベ
ルトのすべり)、スピンドルの回転不良等があり、
モータ側での検出ではスピンドルの回転変動を検
出できず、データの書込み、読出しの際のエラー
の原因となり得るものである。しかるに、この実
施例によれば、磁気メデイア12を回転させるス
ピンドル5の回転数を直接検出しているので、回
転の不安定要素を総てチエツクしていることにな
り、フイードバツク系の中に含まれるので安定し
たスピンドル回転、従つて磁気メデイア12の回
転が得られる。よつて、正確な書込み・読出しが
可能となる。また、速度検出機構40は磁気的な
部分を含むものであるが、ベース1より下方に配
置されているので、ベース1上方の磁気メデイア
12に対する磁気的な悪影響はない。
ついで、ベース1の下面側にはスペーサ47に
より間隔をあけてPC板48が取付けられている。
このPC板48はモータ34やハウジング31等
を逃げる所定の切欠きが形成されたもので、回路
部品は主として下向きに取付けられている。この
PC板48にはモータコントロール回路46の他、
磁気ヘツド25のライト回路、リード・アンプ−
A/D回路等が組込まれ、スイツチ、センサ等も
取付けられている。例えば、49はPC板48上
の先端側に取付けられたばね性を有し導電性材料
により形成された略V字状の接点ばねであり、そ
の固定端はPC板48のパターン部に電気的接続
がなされ、フリー先端はPC板48上の接点50
に接離するものである。この接点ばね49は磁気
メデイア12のジヤケツト11により押下げられ
てそのセツト、即ちデイスクロードDLを検出す
るものであり、ベース1にはこの接点ばね49を
上方へ突出させる角穴51が形成されている。第
9図はこの接点ばね49の回路を示すもので、第
7図に示す状態では開いており、第8図に示すよ
うにカバー3を閉じ磁気メデイア12がセツトさ
れている状態で閉じる。即ち、DL信号は通常H
レベルであるが、接点ばね49が接点50に接す
るとLレベルとなつて磁気メデイア12がセツト
されたことをCPU等に知らせる。一般に、この
種の装置では従来からデイスクロード検出を行な
つているものであるが、マイクロスイツチ等を使
用して検出するものであり、PC板側とリード線
により接続しているものである。しかるに、この
実施例によれば、接点ばね49が直接PC板48
に取付け接続されており、リード線を不要にし、
信頼性があつて製造性のよいものとなる。
また、このPC板48上には接点ばね49のや
や後方に位置させて支柱52により支持されて反
射型フオトセンサ53が接続固定されている。こ
の反射型フオトセンサ53はLEDとフオトトラ
ンジスタとが一体となつているものであり、PC
板48に配線し易く組立て易い。反射型フオトセ
ンサ53はジヤケツト11に形成されたライトプ
ロテクト用穴54に対向するものであり、穴55
を介してベース1上方に突出している。従つて、
今、第12図に示すように穴54にライトプロテ
クト56が貼付けられた磁気メデイア12(ジヤ
ケツト11)がセツトされた場合には反射型フオ
トセンサ53のLEDからの光がこのライトプロ
テクト56により反射されてフオトトランジスタ
で検知し、ライトプロテクト、つまり書込み禁止
となる。一方、ライトプロテクト56が貼付され
ていない磁気メデイア12の場合であれば、
LEDからの光が一点鎖線で示すように穴54を
通過して反射せず(カバー3内面は黒色となつて
いる)、ライトイネーブル状態となる。従来のラ
イトプロテクト検出機構によれば、発光部と受光
部とが分離しており、取付けが困難で面倒であつ
たが、この実施例の反射型フオトセンサ53方式
によれば簡単である。
一方、前記カバー3はベース1に対し開放状態
で磁気メデイア12(ジヤケツト11)が挿入さ
れるもので、カバー3両側内面にはガイドリブ5
7が形成されているとともにジヤケツト11をこ
のガイドリブ57に押付ける押えばね58が取付
けられている。一方、ベース1の前端側両側には
ガイドリブ57より高く形成した保持部59が固
定されている。この保持部59は磁気メデイア1
2の位置出し(高さ方向)を行なうもので、開放
状態のカバー3内にセツトされたジヤケツト11
は第7図に示すようにガイドリブ57に押付けら
れているが、カバー3を閉じると第8図に示すよ
うにジヤケツト11は押えばね58により押され
つつその下面が保持部59により押上げられてガ
イドリブ57から離れ、確実な位置出しが行なわ
れる。また、カバー3内面にはリフトアーム60
が固定されている。このリフトアーム60は前記
ヘツドロードアーム27を抱えるように配置され
ており、カバー3が閉じられているときにはこの
ヘツドロードアーム27に干渉しないが、カバー
3の開放時にヘツドロードアーム27を持ち上げ
るものである。これは、磁気メデイア12を磁気
ヘツド25・ヘツドロードアーム27のパツド間
に挿入セツトする必要があるからである。
ところで、カバー3は開放されたときには開放
状態に維持され、閉じられたときには閉じた状態
に維持する必要がある。この点、従来方式によれ
ばリンク及び関連部品等の多くの部品を使用して
カバーの開閉を規制しているものである。しかる
に、この実施例では、このストツパーばね61と
いう一部品で管理しているものである。このスト
ツパーばね61は固定端側に折曲片61aを有し
てカバー3後端中央の凹部62内に圧入固定され
たもので、湾曲形成されており、先端部61bが
ベース1の後端との間でクリツク運動を示すもの
である。これにより、まず、第7図に示すような
カバー3の開放状態のときにはストツパーばね6
1の先端部61bがベース1後端下面に引掛かり
カバー3を押上げる作用を示し、カバー3は開放
状態に維持される。このとき、カバー3の開放角
度はカバー3のストツパー部3aがベース1面に
当接することにより、特別な部材を用いることな
く簡単に管理維持される、一方、カバー3を閉じ
たときにはストツパーばね61の先端部61bが
第8図に示すようにベース1後端をクリツク運動
により乗り越えてその上面に位置し、カバー3に
対し閉塞方向の力が作用しカバー3は閉じられた
状態に維持される。このようにして簡単にカバー
3は開放状態又は閉塞状態に維持されるものであ
り、カバー3の開閉操作にも支障はない。この場
合、ストツパーばね61は湾曲してばねの引掛り
の遊度を有しているので特別な調整を要しない。
なお、第7図及び第8図は先端側を接点ばね49
付近で切欠きつつ後端側はストツパーばね61付
近で切欠いて示す縦断側面図である。
なお、ストツパーばね61は第13図に示すよ
うにフラツト状のものとし、かつ、ねじ63によ
りベース1側に固定するようにしてもよい。この
場合、ストツパーばね61の固定部側はねじ63
に対し長孔64とし、前後調整によりばねのカバ
ー3後端に対する引掛りを調整できるようにする
のが望ましい。また、ストツパーばね61の固定
部側に曲がり支点を設けてばねの力の遊度を出す
ようにしてもよい。更に、プラスチツク製のカバ
ー3後端に金属板を取付け、ストツパーばね67
による摩耗を減少させ常に同じ力が働くようにす
ることもできる。もつとも、この実施例の如くカ
バー3側に固定する方式をとれば、ベース1が金
属製であり、このような金属板は不要である。
また、接点ばね49であるが、PC板48上の
接点50の前に更に接点65を設け、第15図a
に示すようにカバー3が開放されているときには
何ら押されずそのばね性により両接点50,65
から離れており、磁気メデイア12なしでカバー
3を閉じたときには同図bに示すようにカバー3
により押されて接点65に接触してカバー開閉を
検出し、磁気メデイア12をセツトした状態でカ
バー3を閉じたときには同図cに示すように更に
ジヤケツト11により押されて接点50に接触し
デイスクロードDLを検出するようにしてもよい。
第14図はその回路を示すものである。これによ
れば、一つの接点ばね49でカバー開閉信号と
DL信号との2信号を得ることができ、構造の単
純化によりコスト低減を図ることができる。
この考案は、支軸に回動自在に取付けられたヘ
ツドアームに磁気ヘツドを取付けて磁気メデアの
半径方向に沿つて前記磁気ヘツドを移動させるよ
うにした磁気記録再生装置において、前記支軸に
嵌合する軸受部とこの軸受部と同軸の中心ボスと
薄肉の拡開部とこの拡開部の外周縁に形成された
ギヤとよりなる樹脂製のギヤ部と、前記中心ボス
に嵌合する嵌合孔と前記拡開部に重なり合つて前
記ギヤ部に固定される扇形部とを有するとともに
先端に前記磁気ヘツドが取付けられた金属製のア
ーム部と、このアーム部の前記扇形部に固定され
て先端に前記磁気ヘツドと対向するパツドを保持
した弾性材料によるヘツドロードアームとを設け
たので、樹脂により形成されたギヤの部分は、軸
受部をも含めて一体成形されるため、そのギヤの
中心位置が正確になつて歯車結合を円滑に行うこ
とができ、また、軸受部とギヤとの間をつなぐ拡
開部は薄肉であるため、成形時のヒケが少なくて
樹脂により形成しても寸法精度を高めることがで
き、磁気ヘツドを保持する金属製のアーム部は、
樹脂によるギヤ部の中心ボスに嵌合してその回転
中心が規定されるため、磁気ヘツドの位置を正確
に定めることができ、しかも、樹脂によるギヤ部
の拡開部に金属によるアーム部の扇形部を重ねる
ことによりギヤ部を補強することができ、さら
に、ヘツドロードアームの取付けも金属製のアー
ム部の扇形部に取付けられるため、その取付強度
を高めることができ、金属製のアーム部と樹脂製
のギヤ部との個々の特性を生かしながらそれぞれ
が単独では得られない前述のような作用を得るこ
とができると云う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図はカバーを取外して示す斜視図、第2図はその
平面図、第3図はベース上方部材を中心とした分
解斜視図、第4図はベース下方部材を中心とした
分解斜視図、第5図はカバー及び磁気メデイアの
分解斜視図、第6図は一部切欠いて示す側面図、
第7図はカバー開放状態の縦断側面図、第8図は
カバー閉塞状態の縦断側面図、第9図は回路図、
第10図は説明的に示す平面図、第11図はその
動作を示す説明図、第12図は縦断背面図、第1
3図はストツパーばねの変形例を示す縦断側面
図、第14図は回路図、第15図a〜cは接点ば
ねの変形例を示す一部切欠いた側面図である。 1……ベース、22……ヘツドアーム、22a
……アーム部、22b……ギヤ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支軸に回動自在に取付けられたヘツドアームに
    磁気ヘツドを取付けて磁気メデアの半径方向に沿
    つて前記磁気ヘツドを移動させるようにした磁気
    記録再生装置において、前記支軸に嵌合する軸受
    部とこの軸受部と同軸の中心ボスと薄肉の拡開部
    とこの拡開部の外周縁に形成されたギヤとよりな
    る樹脂製のギヤ部と、前記中心ボスに嵌合する嵌
    合孔と前記拡開部に重なり合つて前記ギヤ部に固
    定される扇形部とを有するとともに先端に前記磁
    気ヘツドが取付けられた金属製のアーム部と、こ
    のアーム部の前記扇形部に固定されて先端に前記
    磁気ヘツドと対向するパツドを保持した弾性材料
    によるヘツドロードアームとを設けたことを特徴
    とする磁気記録再生装置。
JP12404083U 1983-08-10 1983-08-10 磁気記録再生装置 Granted JPS603967U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12404083U JPS603967U (ja) 1983-08-10 1983-08-10 磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12404083U JPS603967U (ja) 1983-08-10 1983-08-10 磁気記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS603967U JPS603967U (ja) 1985-01-12
JPH0229575Y2 true JPH0229575Y2 (ja) 1990-08-08

Family

ID=30282910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12404083U Granted JPS603967U (ja) 1983-08-10 1983-08-10 磁気記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS603967U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57158067A (en) * 1981-03-24 1982-09-29 Tokyo Electric Co Ltd Magnetic recorder

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57158067A (en) * 1981-03-24 1982-09-29 Tokyo Electric Co Ltd Magnetic recorder

Also Published As

Publication number Publication date
JPS603967U (ja) 1985-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6327119B1 (en) Inertial latch for mobile disc drive
JP3511701B2 (ja) 磁気ヘッド装置
US4456935A (en) Information recording apparatus with a disc loaded in a cassette
US5831789A (en) Disc recording and/or reproducing apparatus having a disc cassette loading/discharging mechanism with a lock member responsive to a cassette insertion to unlock a sliding member
US8064312B2 (en) Disk accommodating device, disk apparatus and electronic apparatus
JPH0229575Y2 (ja)
JPS647491Y2 (ja)
US4669008A (en) Disk support device
EP1109167B1 (en) Disk cartridge and disk drive unit
US5309624A (en) Method of making a disc recording and/or reproducing apparatus
US5835308A (en) Integrally molded disk device actuator with ground path
US20040057373A1 (en) Pickup feed mechanism and disk drive comprising the same
US6877164B2 (en) Turntable apparatus for disk drive
JPH0418160Y2 (ja)
JP2626263B2 (ja) カートリッジディスク装置
JPH0329840Y2 (ja)
US6259582B1 (en) Chucking device in FDD
JPS6258060B2 (ja)
JP3960290B2 (ja) 磁気ヘッド装置及び光磁気記録再生装置
JP3668141B2 (ja) ディスク装置
JP3925483B2 (ja) 磁気ヘッド装置
JP2575003B2 (ja) ディスク装置
JPH09115257A (ja) 磁気ディスク装置
JPH0632205B2 (ja) ディスク装置
JPH07220423A (ja) 磁気ディスク装置