JP2575003B2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2575003B2
JP2575003B2 JP7096559A JP9655995A JP2575003B2 JP 2575003 B2 JP2575003 B2 JP 2575003B2 JP 7096559 A JP7096559 A JP 7096559A JP 9655995 A JP9655995 A JP 9655995A JP 2575003 B2 JP2575003 B2 JP 2575003B2
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JP
Japan
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disk
cassette
head
guide
chassis
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達夫 西川
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Original Assignee
Canon Electronics Inc
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスク状記録媒体を装
着してこれに記録または再生を行なうディスク装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁気ディスク等のディスク状
記録媒体を装着してこれに記録または再生を行なうディ
スク装置が知られている。
【0003】この種の装置の構成は、シャーシ上に装填
された記録媒体を回転駆動する回転駆動部としてのモー
タと、モータによって回転される記録媒体に当接して記
録または再生を行うためのヘッドが配されている。
【0004】そしてシャーシには記録媒体の装填、排出
を行なうためのホルダが記録媒体を着脱可能な位置と、
回転駆動部及びヘッドへと装着せる装着位置とに移動自
在に配されており、このホルダの移動によって記録媒体
の装着動作を行なうことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の装置におけるホルダの支持手段を見ると、ホルダを複
雑なリンク機構で支持したり、ホルダを上記各位置へと
ガイドするためのガイド溝を形成した側板を前記シャー
シにネジ止めする等の構成が取られているため、組み立
てが面倒となる上に、部品点数が増加し、更に取りつけ
に必要な部材や取りつけ作業のためのスペースが必要と
なり、小型化を妨げる等の欠点を有しているものであっ
た。
【0006】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
ので、小型化を妨げる等の欠点を解決するとともに、簡
単な構成でホルダ支持及びガイド手段を実現することを
可能とし組立作業性も良好なディスク装置を提供するこ
とを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明のディスク装置においては、平板状シャーシを
その両側部においてほぼコ字状に折り曲げることによっ
て底面板および両側板を形成し、かつ、前端部を開放端
となしてメインシャーシを形成し、このメインシャーシ
の開放端から挿入されるディスク状記録媒体が収納され
たカセットを保持可能な保持部材が設けられ、前記底面
板には、前記ディスク状記録媒体を装着するディスク装
着部と、このディスク装着部に装着された前記ディスク
状記録媒体を回転させるディスク回転駆動部と、前記デ
ィスク装着部に装着されたディスク状記録媒体に記録ま
たは再生を行なうためのヘッド手段と、このヘッド手段
を前記ディスク状記録媒体の半径方向に移動させるため
のヘッド移動手段とが配され、前記両側板には、前記保
持部材の側面に形設された係合部と係合し、この保持部
材をカセット挿入方向とほぼ垂直方向のみに移動させる
ことによって、前記ディスク装着部より離間した着脱位
置から前記ディスク装着部に装着させる装着位置へ、あ
るいはその逆へと前記保持部材を移送するための複数の
ガイド部が形成されている構成を採用した。
【0008】
【作用】このような構成によれば、シャーシの底面板に
側板取付け部を設けることなく、底面板に、ガイド部を
形成した側板を直接形成することができるので、装置巾
方向の長さを小さくすることができる。また、側板に形
成されるガイド部の位置が、ディスク状記録媒体挿入口
およびディスク装着部が設けられた底面板に対して容易
に規定できる。また、シャーシの折り曲げ部分(側板)
に、シャーシ成形時にあらかじめ保持部材のガイド部を
形成しておくことにより、簡単な構成で保持部材の支持
およびガイド手段を実現することができる。さらに、保
持部材をカセット挿入方向とほぼ垂直方向のみに移動さ
せるよう、側板にガイド部を形成したので、保持部材を
カセット挿入方向に移動させるためのガイド部を側板に
設ける必要がない。
【0009】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の
詳細を説明する。
【0010】本発明になる磁気ディスク装置はシャーシ
(メインシャーシ)1を基準として組立てられている。
シャーシ1は左右の側板2、2を有するコ字状の枠体と
して構成されており、各側板2、2の対向する位置には
上側縁から下方に向かってガイド溝3、3が形成されて
いる。これらガイド溝3、3中には後述するカセットガ
イド側から突設されたローラが嵌合される。
【0011】また、ガイド溝3、3間において側板2、
2の対向する位置には水平な状態でガイド孔4が形成さ
れており、側板2、2の手前側の側縁には同じく水平な
状態でガイド溝5が形成されている。これらガイド孔
4、ガイド溝5中には後述するスライド枠のガイドロー
ラが嵌合される。
【0012】一方、シャーシ1の底板6上には所定の配
置をもって3本の位置決めピン7が突設されている。
【0013】これらのピン7は後述するカセットの上下
方向の位置決めを行なう。
【0014】シャーシの底板6上の一端側には磁気ヘッ
ド移動の駆動源となるパルスモータ8がスタッド8a,
8aを介して固定されており、その近傍には底板6を切
り起こした突片9が突設されている。突片9には透孔1
0が形成されており、この透孔10と対向した状態で一
方の側板2には透孔11が形成されている。これら透孔
10、11を利用して後述するヘッド取付台が案内され
るガイド軸12が横架される。
【0015】また、シャーシ1の手前側において、側板
2、2間にはガイド軸12と平行にもう1本のガイドバ
ー13が横架されている。
【0016】一方、前記パルスモータ8の下側にはその
出力軸にドライブギヤ14が固定されており、このドラ
イブギア14は底板6上に回転自在に軸承されたギア1
5と噛合している。
【0017】底板6のほぼ中央部には透孔16が形成さ
れており、この透孔16には磁気ディスクの回転駆動機
構を軸承するボス17が取付けられる。
【0018】ボス17は図3に示すようにその中央部の
外周にフランジ17aを有し、このフランジ17aを底
板6の上面に重ね、ボス17の下部を透孔16中に嵌合
させ、ねじ18によりフランジ17aを介して固定され
る。
【0019】このボス17内には上下1組のベアリング
19、19を介して回転軸20が回転自在に軸承され
る。上下のベアリング19間にはカラー21が配置され
る。各ベアリング19、19の外輪はボス17に圧入さ
れている。
【0020】回転軸20の上端にはカプラ22が固定さ
れている。カプラ22は磁気ディスクカセットのセンタ
ーハブに嵌合されるもので、そのフランジ22aには位
置決め用のピン23が昇降自在に嵌合されている。
【0021】ピン23の下端はフランジ22aの下側に
おいて、板ばね24の自由端側に固定されており、常時
突出する方向への移動習性が与えられている。
【0022】このカプラ22の下面と上側のベアリング
19の内輪との間にはスプリング25が弾装されてお
り、内輪を下方に押圧することにより、外輪との間に相
対的な位置ずれを生じさせ、内外輪とボールとの間の均
一な接触を生じさせ、内外輪のガタをなくし、回転軸2
0の振れが生じないようにしている。
【0023】ボス17にはカム26を上側にした状態で
ギヤ27がボス28を介して嵌合固定されるが、ギヤ2
7は前記ギア15と噛合され、パルスモータ8の回転を
カム27を介してヘッド側へ伝達する。ボス28の外側
には緊締用のワッシャ29が嵌合され、カム26などの
抜け止めが施されている。
【0024】一方、符号30で示すものはヘッド台で、
細長い板状に形成されている。ヘッド台30の一端はリ
ニアベアリング31を介して前記ガイド軸12に摺動自
在に嵌合されている。
【0025】ヘッド台30の他端はもう一つのガイド軸
13によって摺動自在に案内されている。
【0026】即ち、ヘッド台30の自由端側には図5
(C)に示すように下方に向かって円錐形状のローラ3
2を回転自在に軸承する軸33が突設されている。この
軸33とローラ32との間にはスプリング34が弾装さ
れており、ローラ32に対し上方への移動習性が与えら
れている。
【0027】また、軸33はねじ35によってヘッド台
30側に固定されているがこのねじ35によってヘッド
台30の上側には板ばね36の一端が固定されている。
【0028】この板ばね36によって上側を覆われたヘ
ッド台30に形成された開口部30a内にはガイド軸1
3と直交した状態でローラ37が回転自在に嵌合されて
いる。
【0029】従って、ガイド軸13は円錐形状のローラ
32の斜面とローラ30との間で弾性的に挟持されてお
り、ガイド軸13に対し摺動自在に取付けられている。
【0030】このようにヘッド台30の移動を案内する
軸12、13はリニヤベアリングとローラによる回転摩
擦を利用した軸受け部材を介しているため摩擦が極めて
小さく、すべり摩擦を利用した軸受けと比較するとはる
かにスムーズにヘッド台を移動させることができる。従
って、パルスモータ8は小型で低電力の安価なモータが
使用できる。
【0031】もっとも図5(B)に示すようにガイド軸
12の案内をすべり摩擦を利用した軸受け部材38によ
って行なうようにし、かつ軸受け部材38の材質として
高価だが耐摩耗性に極めて優れた材料、例えばルビー等
を使用すれば同じくパルスモータとして安価な物を使用
できる。
【0032】また、ヘッド台30と突片9との間にはス
プリング39が張架されておりヘッド台30に対し回転
軸20側への移動習性を与えている。
【0033】このヘッド台30は前記カム26の上側に
配置されており、ヘッド台30の裏面にはレバー40の
一端がねじ41により回動自在に軸承されている。
【0034】このレバー40の他端側とヘッド台30と
の間にはスプリング42が張架されており、レバー41
に対し図1中反時計方向の回動習性を与えている。
【0035】このレバー41の下面にはピン43を介し
てローラ44が回転自在に軸承されており、このローラ
44は前記カム26のカム面に接している。
【0036】ところで、前記カム26は図6に示すよう
に全体として渦巻き状でかつ多数個の鋸歯状のカム面を
もっており、鋸歯状のカム部は例えば磁気ディスクのト
ラック数を40とした場合にはこれに対応した40個の
カム部を有する。
【0037】そして、図6において符号R0で表わす半
径が最大半径でR39で表わす半径が最小の半径となる
ように各カム部は設定されており、磁気ディスクの最外
周のトラックから最内周のトラックまで磁気ヘッドが移
動できるようになっている。
【0038】このカムを回転させるものはパルスモータ
8であり、その回転がギヤ14、15、27を介して伝
達される。
【0039】実際にはパルスモータ8に対し、駆動用の
パルスを1個入力するとパルスモータ8は18°回転す
るように設定されており、正位相のパルスを加えるとモ
ータは右回転し、逆位相のパルスを加えると左回転す
る。
【0040】また、パルスモータ8が18°回転すると
ギア27が6°回転するように各ギヤ14、15、27
のギア比が設定されており、この6°の範囲内において
半径がR0〜R39のカム部が40個形成されている。
【0041】従って、カムが6°回転するごとに磁気ヘ
ッドは1トラック分だけ移動するようになり、具体的な
移動量は0.12mmであり、40トラックすべてを合計した
幅はほぼ5mm である。
【0042】一方、ヘッド台30の長手方向の途中に突
設された折曲部30aには図24に示すように調節ねじ
45が螺合されている。
【0043】この調節ねじ45の先端は図24(A),
(B)に示すように前記レバー40の自由端側の側縁に
形成された折曲部40aに接しており、レバー41の位
置を調節することができる。
【0044】また、ヘッド台30の長手方向の途中には
長方形の開口部30bが形成されており、この中には支
持部材46を介して磁気ヘッド47が配置されている。
【0045】支持部材46の一端と開口部30bの一端
に突設された突片48との間には円弧状の板ばね49が
弾装されており、開口部30bの他端側に突設された突
片50に螺合された調節ねじ51の先端は前記支持部材
46の前記スプリング49と反対側の側縁に接してい
る。
【0046】従って、調節ねじ51を回せば、支持部材
46の位置を調節でき、磁気ヘッド47の位置を調節す
ることができる。
【0047】この調節ねじ51により、磁気ディスクの
中心に対して磁気ヘッドの中心を正しく調節することが
できる。
【0048】調節ねじ51によりその位置を正しく調節
した後、支持部材46をねじ52を介してヘッド台30
に対し完全に固定すればよい。
【0049】ところで、ヘッド台30のガイド軸12側
の端部にはブラケット53、53が突設されており、こ
れらブラケット53を利用してパットアーム54の一端
がピン55を介して回動自在に軸承されている。
【0050】ピン55にはねじりコイルばね56が巻装
されており、パットアーム54に対し図4中時計方向へ
の回動習性を与えている。
【0051】パットアーム54先端は磁気ヘッド47の
上方へ延びており、先端部には磁気ヘッド47と対応し
て調節ねじ57が螺合されており、その下端には磁気デ
ィスクを押えるためのパット58が設けられている。
【0052】従って、ネジ57を回転させればパット5
8と磁気ヘッド47との間の平行度及びパット圧力を調
節することができる。
【0053】一方、ギヤ27の下側には制御板59が一
体的に設けられており、その一部には突起59aが突設
されており、この突起59aの基部には切欠部59bが
形成されている。
【0054】そして、制御板59の側方において底板6
上にはピン60を介してレバー61が回動自在に軸承さ
れている。このレバー61の一端には所定間隔離して突
起61a,61bが形成されており、これら突起61
a,61bは常時制御板59の外周面に接している。
【0055】レバー61の他端側は細長く形成されてお
り、底板6の手前側の端縁に形成された切欠部6aの上
側を閉塞する位置へ臨まされている。そして、切欠部6
aに臨んで、センサ62が配置されている。このセンサ
62は例えば発光素子と受光素子とからなり、常時レバ
ー61の一端の下面からの反射光を受光し、レバー61
の存否を監視している。
【0056】ところで、レバー61の取付位置と、突起
59a、およびカム26の最大半径R0のカム部との間
には次のような関係がある。
【0057】即ち、ローラ44が最大半径R0のカム部
に達したとき、突起59aがレバー61の突起61bと
係合し得る位置関係に設定されている。
【0058】従って、図6に示すようにローラ44が半
径R1のカム部にある時にはレバー61の突起61bは
突起59aと接しておらず、レバー61の一端はセンサ
62の上方を閉塞した状態にある。
【0059】この状態では突起61a,61bは制御板
59の周面に接しており、レバー61は回動することが
ない。
【0060】ところが、カム26がパルスモータ8によ
り、1ステップ余分に回転されると、ローラ44は最大
半径R0のカム部に乗り上げることになり、磁気ヘッド
47はヘッド台30と共に最外周トラック位置に対応す
ることになる。
【0061】この時には図7に示すように突起59aが
レバー61の突起61bに接し、レバー61は図中反時
計方向に回動され、突起61bは切欠部59b中に嵌入
する。そして、レバー61の一端はこの時、図7に示す
ようにセンサ62の上側から離れ、センサ62はオフと
なり、磁気ヘッドが最外周トラックに達したことが検出
される。
【0062】従って、最外周トラックを0トラックと
し、この位置を上述した機構により確実に検出し得るよ
うにしておき、電源オン時において必ず磁気ヘッドがこ
の位置に至るように設定しておけば、スタート時におけ
るヘッド位置は0トラックと一致し、この位置からパル
スモータ8に対するパルスを通電すれば、5パルスなら
5トラック目、10パルスなら10トラック目にヘッド
が移動するというようにトラック位置を自由に選択でき
る。
【0063】これらのパルス入力に対して磁気ヘッドが
現在どの位置にあるかはデジタル処理系のメモリ内に記
憶しておけばよい。
【0064】ところで、制御板59とレバー61との間
の諸元は具体的に次の如きである。
【0065】即ち、図6に示すように制御板59の半径
R=15mm、1ステップの回転角α=6°とすると制御板
59の周縁の移動距離δ=tan6°×15mm=1.6mm であ
る。
【0066】また、レバー61のピン60から先端まで
の距離B=5mm ,ピン60から後端までの距離A=13m
m,レバー61の後端の移動距離をδ1 ,回転角をα´
とすると、 α´=15/5×6 °= 18 、 δ1 ≒tan 18°×13mm≒4.2mm となる。
【0067】従って、制御板59の周縁は1.6mm 回転す
るとレバー61のレバー比は3であるためレバー61は
ほぼ18°回転する。
【0068】この結果、レバー61の外方端は4.2mm 回
動され、センサ62の大きさを3mmとすると十分にセン
サ面の開閉を行なうことができる。
【0069】勿論、センサ62自身の感度をアップすれ
ば突起59a自身の1.6mm 程度の移動は充分に検出でき
るが上述したようなレバーを用いることにより簡単で安
価に制御板の移動の検出を行なうことができる。
【0070】このようなレバーを用いると制御板61、
従ってカム26の回転を他の部品が存在しない外側で検
出できるため場所的な制約を受けにくい検出機構を得る
ことができる。
【0071】ところで回転軸20の上端に設けられたカ
プラ22には磁気ディスカセットが装着される。
【0072】この磁気ディスクカセットはセンターハブ
の部分を除いてほとんどが合成樹脂性である。
【0073】一方、磁気ディスクの駆動機構側はほとん
どが金属性であるため熱膨張による影響が生じる。
【0074】その詳細は次の如くである。
【0075】即ち、図24(A)において、回転軸20
の中心から磁気ヘッド47の中心、すなわちあるトラッ
クまでの距離をl1 とし、センターハブ63の周縁と回
転軸20の中心間の距離をl2 、センターハブ63の周
縁からトラックまでの距離をl3 とするとl2 の部分は
金属、l3 の部分は合成樹脂であり、具体的にl1 =20
mm,l2 =8mm とするとl3 は12mmとなる。
【0076】一方、駆動側において回転軸20の中心か
らトラックまでの距離をL1 とするとその内容は回転軸
20の中心からボス28の周縁までの距離L2 ,ボス2
8からのカム26の周縁までの距離L3 ,カム26の周
縁からトラックまでの距離L4 の合計となり各部は金属
から構成されている。
【0077】そこで、L2 =8mm ,L4 =1.5mm とする
とL1 =20mmであるからL3 =20-8-1.5=10.5mmであ
る。
【0078】今、温度25℃においてL1 ,l1 間の誤
差を零としてセットした場合、温度が20℃上昇して4
5℃となった場合には次のような結果となる。
【0079】即ち金属の線膨張係数を16×10-6mm/ ℃、
合成樹脂フィルムの線膨張係数を17×10-5mm/ ℃とする
とl1 、L1 はl1(1+αt)−δにあてはめると次のよう
になる。
【0080】l1 =l2 +l3 =(8+8×20×16×10-6)+
(12+12 ×20×17×10-5) =20.043mm L=L1 +L2 +L3 =(8+8×20×16×10-6)+(1.5+1.5×20×16×10-6)+(1
0.5+10.5×20×16×10-6) =20.006mm 即ち温度が20℃上昇するとL1 とl1 の差は20.043 -
20.006=37μm 狂ってしまい、磁気ディスク上の情報を
正確に読み出すことができなくなる。
【0081】そこで本発明においてカム26の材質を磁
気ディスク64とほぼ同じ線膨張係数をもつ合成樹脂か
ら構成するとL1 は次のようになる。
【0082】L1 =(8+8×20×16×10-6)+(1.5+1.5×2
0×16×10-5)+(10.5+10.5×20×10-5) =20.038mm 即ちカムの材質を変えることによりL1 とl1 の差は2
0.043-20.038=5 μm となる。
【0083】従って熱膨張による影響を十分に減少させ
ることができる。
【0084】本発明においては磁気ヘッド47とローラ
44の中心位置を調節ねじ45によって位置決めできる
構成とされている。
【0085】そこで、顕微鏡などにより磁気ヘッド47
の位置を見ながらL1 を正確に20mmにセットできる。
【0086】図24(B)に磁気ヘッドとローラ44の
中心の位置がδ分だけぶれたことを示してある。
【0087】また、カム26が回転できるようになって
いるため図24(A)に示すようにボス17とボス28
との間にはδ2 だけの隙間がある。
【0088】従って、カム26が回転するとボス17、
28間の隙間δ1 、δ2 が絶えず変化してその変化が直
接L1 に影響を与える。
【0089】この影響を除去するために本発明において
は磁気ヘッド側のボス17、28間の隙間δ1 を絶えず
零にするため、ヘッド台30と突片との間にスプリング
39を張架しヘッド台30を常時ボス28側へ引付け、
かつスプリング42により片側に圧接し磁気ヘッド位置
がトラックから狂わないようにセットしている。
【0090】一方、回転軸20はシャーシ1の下方にま
で伸びており、シャーシ1の下側に固定されたプリント
基板65との間でモータを構成する部材が取付けられ
る。
【0091】即ち、プリント基板1の下面にはコイル6
5aが半田付け固定されている。
【0092】一方、回転軸20の下端にはボス66が固
定されており、このボス66にはねじ67により皿状の
ヨーク68とギヤ69とが固定されている。
【0093】そしてヨーク68の上面にはコイル65a
と対向した状態でリング状の永久磁石70が固定されて
いる。
【0094】さらに、ヨーク68の外周にはヨークが1
回転するとパルスを1発発生する無反射板71が固定さ
れており、これを検出するためのセンサ72がプリント
基板65側に固定されている。
【0095】ヨーク68はニッケルメッキなどが施され
ているため発光素子と受光素子とから成るセンサ72は
無反射板71を確実に検出でき、この信号をインデック
ス信号として利用できる。
【0096】一方、符号73で示すものはセンサでプリ
ント基板65側に固定されており、永久磁石74とこれ
に連続するヨーク75を有し、ヨーク75は図3に示す
ようにギヤ69の近傍に臨まされている。
【0097】なお、図1及び図3において符号76で示
すものはLSIなどの電子部品、符号77で示すものは
プリント基板65をシャーシ1に固定するためのねじで
ある。
【0098】ところで、ギヤ69は鉄系の材料で大直径
のものとして形成されており、前記ヨーク75に対し歯
先が近づくと磁束変化が生じセンサ73側のコイルに電
流が流れ、これを信号として取出すことができる。
【0099】上述したコイル65aと永久磁石70側と
で磁気ディスクを回転させるためのモータを構成してい
る。
【0100】ところで、このモータは1回転を200ms で
回転するように設定してある。
【0101】そしてこの200ms の1回転中に一定速度で
ぶれることなく回転できるように200ms 内を細かく分割
して正確な回転制御を行なえるようにしてある。
【0102】すなわち、ギア69の直径を50mmとし、モ
ジュールを0.25とし、歯数を200 としてあるため、200m
s ÷200=1ms の間隔でセンサ73による回転変化を監視
している。
【0103】また、プリント基板65は薄い絶縁体の基
板であり鉄製のシャーシ1に対し固定されており一体的
に設けられたコイル65aに通電することにより発生す
る磁束はシャーシ1とヨーク68間で形成される磁気回
路を通り永久磁石70、従ってヨーク68、ギヤ69が
回転される。
【0104】このようにプリント基板65を鉄製のシャ
ーシ1に固定することにより永久磁石とシャーシ間の間
隔を狭くすることが可能となり、磁気回路の効率は向上
する。
【0105】さらにシャーシ1を鉄製のプリント板によ
り作るとモータを構成するプリント基板65の厚み分だ
けモータ部分の厚みを小さくでき、部品点数も少なくす
ることができる。
【0106】ところで、永久磁石70はシャーシ1側へ
吸着される力が与えられているため下側のベアリング1
9の内輪がボス66により上方へ押圧されているためベ
アリング19のガタを吸収し上側のベアリング19と共
に回転軸20の振れを防止できる。
【0107】一方、シャーシ1側に固定されているボス
17はシャーシ1に対する固定部を基準に内外径を同時
に機械加工してあるため内外径は1〜2μm程度で加工
できる。
【0108】この加工精度と前記ベアリング19のガタ
の吸収により回転軸20の振れはボス17をも含めて5
μm以内に維持することができる。
【0109】以上で駆動機構部の説明を終わり、続いて
カセット装着機構部の説明を行なう。
【0110】カセット装着機構は図8〜図16に示すよ
うな構造を採用している。
【0111】すなわち、図において符号78で示すもの
はスライド枠で下方及び前後が開いた枠体として形成さ
れている。
【0112】このスライド枠78の両側面にはローラ7
9が回転自在に軸承されており、これらローラ79は前
記シャーシ1の両側板2、2に形成された水平な長孔4
中に摺動自在かつ回転自在に嵌合されている。
【0113】このスライド枠78の左右の上端部の角部
には開口部78aが形成されており、この開口部78a
の上側を通り、スライド枠78の上面から一体的に突片
78bが突設されている。この突片78bとシャーシ1
の側壁に突設された突起2aとの間にはスプリング80
が張架されている。
【0114】従ってスライド枠78はシャーシ1から手
前側に突出する方向への力が与えられている。
【0115】スライド枠78の両側板の下端に突設され
た突片には、ローラ81が回転自在に軸承されておりこ
のローラ81を介してシャーシ1上を摺動自在に移動で
きる。
【0116】スライド枠78の一端に突設された突起7
8cには、押しボタン82が固定される。
【0117】更にスライド枠78の左右の側板には傾斜
した長孔83が2ヶ所平行に形成されている。このスラ
イド枠78の左右の内側面には、スライド板84が摺動
自在に配置されている。
【0118】スライド板84は長方形状に形成されてお
り、その下端は、シャーシ1の底板6上に接する前記ロ
ーラ81の小直径の軸部81aに接している。
【0119】このスライド板84の上端には突起84a
が突設されており、この突起84aは前記スライド枠7
8の開口部78a中に嵌入し、ガイドの役目を果たして
いる。
【0120】また、スライド板84の先端部には内側に
向かって屈曲する折曲部84bが形成されている。
【0121】さらに、スライド板84には、前記スライ
ド枠78の長孔83とほぼ対応した位置において、ほぼ
L字状の開口部85が形成されている。
【0122】スライド板84の先端部の内側には突片8
4cが突設されており、この突片84cとスライド枠7
8との間には、スプリング8bが張架されている。
【0123】ところで、スライド枠78の下側には、磁
気ディスクカセット93を保持可能な保持部材としての
カセットガイド87が配置されている。
【0124】カセットガイド87は扁平な枠体として形
成されており、その左右にはカセットの案内となるレー
ル部87aが形成されている。
【0125】また、カセットガイド87の左右には突片
88が突設されており、各突片88にはピン89が突設
されており、これらピン89にはローラ90が回転自在
に軸承されている。
【0126】各ローラ90は前記スライド板84、スラ
イド枠78の開口部85、長孔83中に回転自在に嵌合
されている。
【0127】また、カセットガイド87の上面の中央部
には、開口部87bが形成されており、この開口部87
bをまたいだ状態で枠体91が一体的に設けられてお
り、この枠体91にはハブ押さえ92が取付けられてい
る。
【0128】また、開口部87bの側方には磁気ヘッド
が嵌入する開口部87cが形成されている。
【0129】以上、説明したスライド枠78、スライド
板84、カセットガイド87の3部材からカセット装着
機構が構成されている。
【0130】続いてこのカセット装着機構の動作につい
て説明する。
【0131】磁気ディスクカセット93が装着される前
においてはスライド枠78は、スプリング80の引張力
により、図8、図13中右側に移動している。
【0132】この状態にあっては、ローラ90はガイド
溝3内にあり、かつ図13に示すように長孔83の上端
部に位置し、かつL字状の開口部85の段部85a上に
位置している。
【0133】すなわち、ローラ90はガイド溝3、長孔
83、開口部85によって規制された状態にある。
【0134】また、スライド板84もスプリング86に
よって、図13中右側に引かれた状態にあり、カセット
ガイド87は段部85aで規制される上方に位置した状
態でカセットを受入れる体制にある。
【0135】この状態で、カセット93をカセットガイ
ド87のレール部87a中に嵌合させると、カセット9
3はこのレール部87aに案内されて、奥まで導かれて
ゆく。
【0136】やがて、カセット93の先端は、スライド
板84の先端の折曲部84bに接触し、スライド板84
を、スプリング86の引張力に抗して前方に移動させ
る。
【0137】すると、スライド板84の移動に伴い、開
口部85も移動するため、図12(A),(C)に示す
ようにガイド溝3中でかつ開口部85の段部85aに位
置していたローラ90は、開口部85の垂直部側へ落ち
ることになり、図12(B),(D)に示すようにガイ
ド溝3、開口部85の垂直部の下方へと導かれる。すな
わち、カセット93はカセットガイド87と共に下方に
移動する。
【0138】ところで、このカセットの挿入動作によ
り、ローラ90は図12(E)に示すように、長孔83
の上端部に位置していた状態から、同図(F)に示す長
孔83の下部に移動する。
【0139】この移動時には、ローラ90が長孔83の
右側の側縁を押すため、スライド枠78は図14に示す
ように所定距離右側に移動される。
【0140】このようにしてカセット93と共にカセッ
トガイド87が下降すると位置決めピン7のうち突起7
aをもつピンの突起7aがカセット93の位置決め孔9
3a中に嵌合され、突起7aをもたないピン7の上端は
カセットの下面に接してカセットの支持と位置決めを行
なう。この状態を図11に示す。
【0141】この時には図11に示すようにカプラ22
が磁気ディスク94の中央部にあるハブ95に嵌合さ
れ、ピン23がハブ95に形成された位置決め孔96中
に嵌合される。またハブ95の上面はハブ押さえ92に
より押えられる。
【0142】この装着動作は回転軸20が回転されてい
る状態で行なわれる。
【0143】カセット93がこのようにしてセットされ
ると、磁気記録、再生が行なわれる。
【0144】一方、カセット93を取出したい場合には
押しボタン82を押せば、スライド枠78が前進する。
すると、傾斜した長孔83の周縁がローラ90を押すた
め、ローラ90は押し上げられ、カセットガイド87も
押し上げられ、元の位置に戻る。
【0145】カセットガイド87が上昇し、ローラ90
も上昇すると、開口部85の上方に位置するため、スラ
イド板84はスプリング86の引張力により図13に示
すように右方に移動し、ローラ90は開口部85の水平
部に移動した状態となり段部85上に乗る。このスライ
ド板84の動作により、折曲部84bがカセット93を
押すため、カセット93はカセットガイド87の端部か
ら手前側へ押し出され、取出すことができる。
【0146】ところで、スライド枠78、スライド板8
4、カセットガイド87は図15に示すように組み立て
られた状態でシャーシ1の側板2、2の内側に配置さ
れ、ローラ79、79aを長孔4、切欠部5中に嵌合さ
せた状態でねじ79bにより、スライド枠87の側面に
固定するだけで、簡単に組立てることができる。パット
アーム54は最後にヘッド台30側に取付ければよい。
【0147】ところで、図19(A)には制御回路のブ
ロック図が示されている。
【0148】本発明になる磁気ディスク装置はコンピュ
ータ100 によって制御される。このコンピュータ100 と
磁気ディスク装置側は電線で結合されており入力出力線
を合わせるとほぼ34本の電線によって結合されてい
る。
【0149】この34本の入出力線はすべてデジタル信
号で処理されている。
【0150】一方、磁気ディスク装置側の制御回路は図
19(A)に示すように大別するとコンピュータ100 と
結合するため及び磁気ディスク装置側と各種のセンサの
出力を増幅してデジタル化するため、あるいは磁気ヘッ
ドを所定のトラックに位置決めするためのパルスモータ
の駆動回路等のデジタル処理回路101 を中心として構成
されている。
【0151】この回路101 には磁気ヘッドからの情報を
読み出した信号を増幅するリードアンプ102 、ライトア
ンプ103 ,リードライト切替スイッチ104 、磁気ディス
クが1回転するとパルス信号を1発発生するインデック
スアンプ105 、磁気ヘッドのトラック位置を検出するた
めのトラック位置検出アンプ106 、磁気ディスクを回転
させるためのモータ駆動回路107 等が接続されている。
【0152】また、符号108 で示すものはモータの回転
数を制御するための速度制御回路で前記モータ駆動回路
107 に接続されており、前記デジタル処理回路101 から
の信号線109, 110により後述するような速度制御が行な
われる。
【0153】また、符号111 で示すものはモータ回転数
を監視するためのアンプである。
【0154】符号112 で示すものはテレビジョンであ
る。
【0155】ところで、上述したような回路構成のもと
に本発明においては、一般的な記録と再生時のディスク
回転数を同一回転数で行なう以外に高密度記録が行な
え、信頼性を向上させるために記録と再生時のモータ回
転数を変える構造が採用されている。
【0156】即ち、まずコンピュータ100から記録し
たいとの情報が命令としてデジタル処理回路101に入
力されると回路101は切替えスイッチ104に信号を
入力して磁気ヘッドを再生モードから記録モードへと切
替えるとともにライトアンプ103を動作状態とする。
【0157】また、信号線110を介して速度制御回路
108に対し低速回転動作を命令した後アンプ111か
ら信号間隔と速度制御間隔時間が一致していることを確
認し、低速回転状態であることを確かめ、コンピュータ
100からの記録信号を入力して磁気ディスクに情報を
記録する。
【0158】また逆にコンピュータ側から再生命令が出
た場合にはリードライトの切替えスイッチ104をリー
ド側に切替えリードアンプ102を作動させ、信号線1
09を介して速度制御回路108を高速モードとし、ア
ンプ111を介してモータが高速回転状態となったこと
を確認した後記録の読出しを開始してコンピュータ10
0に入力させる。
【0159】また、記録、再生時の回転数を同一にした
い場合には速度制御回路108の基準高速回転を設定す
るための基準周波数を低速回転数と同じ周波数とするこ
とにより処理することができる。
【0160】図19(B)は磁気ディスクの回転数を3
00rpmから600rpmに変えて情報を読出した場
合の磁気ヘッドの出力を測定した場合の出力特性を示し
ている。
【0161】記録周波数f=125kHz、ディスク回
転数を300rpmにした時磁気ヘッド出力を0.8V
に調節し、この点Pを原点として回転数を倍の600r
pmにすると磁気ヘッド出力もほぼ倍のQ点が得られ
た。
【0162】また、記録周波数fを2倍の250kHz
にした場合磁気記録密度がアップしたため原点はP点に
対し約25%低下したS点の出力が得られ、この状態で
回転数を2倍にするとS点に対し約2倍の出力であるR
点が得られた。
【0163】この出力特性をもとに磁気ディスクを30
0rpmで回転させ、250kHzの周波数で磁気記録
を行なうとその回転数で再生した場合にはS点の0.6
Vが得られるが、前述したように再生時においては回転
数を600rpmに設定すればR点の1.2Vの出力が
得られた。
【0164】即ち0.6Vのプラス出力電圧が得られる
ことになり磁気ディスクの特性のばらつきによる出力低
下、磁気ヘッドの磁気回路のロスによるばらつきなどに
よる出力低下があってもデジタル処理するための充分な
出力電圧が得られ、信頼性を向上させることができた。
【0165】ところで、テレビジョン112の画像信号
を磁気ディスクに記録する場合にはブラウン管の一画面
を記録する時磁気ディスクを3600rpmとすると1
トラックに1フィールドが同期するため1画面を記録す
ることができる。
【0166】なお1画面とは1フィールドのことで、1
秒÷60枚画面=16.7msである。
【0167】ところで、テレビ画像を磁気ディスクに記
録する周波数は6.1MHzであるため、図19(B)
で説明したように回転数は3600rpm÷300rp
m=12倍とすれば出力は増加するはずであるが記録周
波数は6.1MHz÷250kHz=24倍となり、記
録密度が増加しアンプ出力はほぼ0.4〜0.5Vにな
るため、磁気ディスクにテレビ画像を記録再生するには
ディスクを高速回転することにより確実に実施できる。
【0168】ところで、図19(A)に示した制御回路
を構成する電子部品は図17及び図18に示すように3
枚の基板に搭載してある。
【0169】即ち、前述したプリント基板65と11
3、114である。
【0170】プリント基板65にはインデックス、トラ
ック位置検出、モータ駆動回路等が搭載してある。
【0171】また、基板113には磁気ヘッドのリード
ライト切替スイッチ、リード、ライトアンプが搭載して
あり、基板114には各基板65、113からの信号を
処理するためのインターフェース関係の回路が搭載して
ある。
【0172】また、基板65、113のそれぞれにコネ
クタ115を設け、基板114側にはこれらと結合され
るコネクタ116を設け各基板間を簡単に接続できるよ
うにした。
【0173】そして図18に示すように各基板はシャー
シの上下面及び側面に取付けられるため電気信号の調整
や確認等はシャーシの外部から簡単に行なえ、何れかの
回路が故障した場合などにおいては基板を交換すること
により簡単に修理できる。
【0174】ところで、磁気ディスク装置はコンピュー
タの記憶装置として使用されるが、この場合装置の周辺
にはブラウン管や電源トランス、モータなどの強力な磁
界を発する部品があるためこれらの磁界から装置を保護
する必要がある。
【0175】そこで、本発明においてシャーシ1をコ字
状に形成しその上面及び側面を鉄製のスライド枠78、
スライド板84、カセットガイド87によって覆い外部
磁界を遮断し磁気シールド効果の大きい構造としてい
る。
【0176】図20(A)〜(D)は磁気ディスクのト
ラックを説明するもので、図においては8本のトラック
を示してあるが実際は40本のトラックを記録すること
ができる。
【0177】図20(B)にはトラック[0〜2]を拡
大して示してあり、トラック幅aは50μm、トラック
間隔bは70μm、トラックピッチはa+b=120μ
mである。
【0178】このようにトラック間隔bがトラック幅よ
り大である場合にはトラック間に記録することができれ
ば40本のトラックを80本に増大でき記録容量は2倍
に向上する。
【0179】このような2倍に容量を増大させた状態を
図20(C)に示す。
【0180】図20(C)においてはa=50μm、b
=10μm、トラックピッチはa+b=60μmとなっ
ている。
【0181】ところで、このようにトラック間隔を小さ
くすると隣接するトラック間において磁気記録の干渉が
生じる。
【0182】そこで本発明においては図20(D)に示
すようにアジマスヘッドを2個用いて交互に記録方向を
異ならせて磁気記録する方法を採用している。
【0183】一方、図20(D)に示した磁気ディスク
に対し外周から内周方向へ磁気ヘッド47を10μm間
隔でずらして再生出力を測定したところ図21(A)の
ようになった。
【0184】この再生出力電圧はリードアンプ102の
出力を測定したもので、最終的にはこの再生出力電圧を
デジタル処理回路に入力してTTLレベルの5Vのピー
ク間パルスに整形してコンピュータなどと結合する。
【0185】そこで図21(A)の出力をデジタル処理
回路に入力する場合には入力レベルを0.4Vに設定し
て入力が0.4V以上の電圧はパルスを発生し、それ以
下はパルスを発生しないように設定したとするとトラッ
クと磁気ヘッドの中心のずれ量が図21(A)に示すよ
うに±25μmずれても正規のデジタル信号は発生す
る。
【0186】従ってモータ軸の振れ、カム26の半径の
誤差及び温度や湿度による磁気ディスクの膨張、収縮等
により寸法ずれ量の総和は±25μmまで許されること
になる。
【0187】一方、図20(C)に示した倍密度のトラ
ックを再生した場合の出力を図21(B)に示す。
【0188】図21(B)において曲線Aはトラック
[1]に磁気記録されていない場合においてトラック
[0]の出力特性を示し、曲線Bはトラック[0]に磁
気記録されていない場合においてトラック[1]の出力
を測定した特性を示している。
【0189】トラック[0],[1]に情報を記録し、
トラック[0]方向からトラック[1]方向に磁気ヘッ
ドを移動して測定した場合、曲線A,Bの間に曲線Cで
示すような出力が再生される。
【0190】即ち情報の干渉が発生してしまう。
【0191】曲線A,B,Cで囲まれた斜線の部分の電
圧を測定してみると曲線A,Bが完全に総和されて曲線
Cになるのではなく他のノイズ成分が混入しているのが
分る。従って曲線Cの部分は正確な情報とはならない。
【0192】このような場合には図21(B)に示すよ
うにトラックと磁気ヘッドのずれ量は図21(A)に対
して1/2の±12μm程度が限界となり、デジタル回
路への入力レベルを0.65Vに設定しなければならな
いことになる。
【0193】即ち図20(C)に示すような記録方式で
情報量を2倍にしようとすると寸法精度を倍以上にしな
ければならず、高精度で高価な部品が必要となる。
【0194】そこで本発明においては前述した図20
(D)に示すような記録方式を採用した。
【0195】すなわちヘッドギャップが隣接するトラッ
クごとにθ1 =θ2 と交互に異なった方向を向いたもの
を用いて記録を行なった。
【0196】なお、θ1 =θ2 =10度とした。
【0197】このような磁気ヘッドの構造を図22に示
す。
【0198】図22において符号117,118で示す
ものは一方の磁気ヘッドコアを構成するコア半体で両者
の突き合せ部にはθ1 の角度を持ったギャップG1が形
成されている。
【0199】また、符号119、120で示すものは他
方の磁気コアを構成するコア半体で両者の突き合せ部に
はθ2 の角度を持ったギャップG2が形成されている。
【0200】これらのコアはコアサポート121によっ
て支持されており、コア半体117、119にはコイル
122が巻装されている。
【0201】コアサポート121はコア間を接着するガ
ラス材123又はコアの材料であるセンダストなどの膨
張係数にほぼ等しい膨張係数を有するガラス材を多量に
含有した樹脂によって構成し、振動、温度などの環境変
化に充分に耐える構造とされている。
【0202】今、トラック[0〜2]に同じ情報を磁気
記録した上で、図22のコア半体117、118から成
るヘッドをトラック外周方向から内周方向に10μmず
つ移動して再生出力電圧を測定すると図21(C)に示
す曲線Aの出力特性が得られた。
【0203】曲線Aで示す特性においてトラック[1]
の部分で出力電圧が小さいのはトラック[1]をθ2
傾斜ギャップを有する磁気ヘッドで記録してあるためで
ある。
【0204】即ちトラック[1]を記録したギャップと
今通過するヘッドのギャップが20度異なっているから
で出力は小さくノイズ成分が増大する。
【0205】逆にコア半体119、120から成るヘッ
ド側を用いてトラック外周方向から内周方向に移動させ
再生出力を測定すると図21(C)に破線で示す曲線B
のような出力を得る。
【0206】この時にはトラック[1]の部分で最適な
再生出力電圧が得られる。
【0207】このようにして0を含むトラック偶数桁に
はθ1 傾斜したギャップ、奇数桁にはθ2 傾斜したギャ
ップを有するアジマスヘッドにより磁気記録、再生を行
なうことにより、隣接するトラック間の磁気記録情報が
干渉することが極めて少なくなる。
【0208】従って、入力レベルを仮に0.4Vに設定
すると記録されたトラックと磁気ヘッドのずれ量は25
μmまで許されることになる。
【0209】このようにしてギャップ角度θが逆方向に
向いた磁気ヘッドを用いて高密度記録した方が機械的寸
法精度は楽になり、簡単な機構により設計が容易で磁気
記録媒体の互換性も増大することになる。
【0210】図23(A),(B)は磁気ヘッドの他の
構造例を説明するもので本実施例にあっては磁気ヘッド
124として所定間隔bだけ離して一組ずつの磁気コア
半体125,126を配置し、ヘッド台127に取付け
てある。
【0211】コア半体125,126の厚みaは50μ
mで、間隔bは2.5mmであり、それぞれセンダスト
からなりギャップG=0.1μmでガラス溶着し、コイ
ル128を巻線窓129を利用して取付けてある。
【0212】このような構造の磁気ヘッドを用いると、
図20(B)に示すような記録を行なった場合、コア半
体125側でトラック[0〜19]まで、他方のコア半
体126でトラック[20〜39]までの記録、再生を
受持たせることができる。
【0213】従ってこのような磁気ヘッド124を用い
ると40本のトラックを記録、再生するにはパルスモー
タ8によりヘッド台12を20ステップ動作させれば全
てをカバーすることができる。
【0214】この場合にはカム26の段数は20段で良
いことになる。
【0215】例えば一個のコアしか持たない磁気ヘッド
の場合はトラック[0〜20]まで変化させたい場合の
時間を計算した場合パルスモータの速度特性は3msで
1トラック分であるため20×3ms=60msとな
る。
【0216】また、20番目のトラックに磁気ヘッドが
到着してもパルスモータ8は急に止まらず、わずかに振
動しているため、停止するまで待ってから記録、再生す
る必要がある。従ってほぼ70ms後でないと記録、再
生を開始できない。
【0217】一方、図23に示したヘッドを採用する
と、トラック[0]を記録再生後、待ち時間なしですぐ
にトラック[20]に記録、再生することができる。
【0218】更に一個のコアを持つヘッドで[0〜3
9]のトラックに対する記録、再生は3ms×39+1
0(待ち時間)=127ms必要であるのに対し図23
に示したヘッドの場合は3ms×19+10(待ち時
間)=67msであるため60msの差が生じ、高速化
が実現できることが分った。
【0219】続いて本発明になる磁気ディスク装置に適
用される磁気ディスクカセットについて説明する。
【0220】カセット93は図25に示すように上下の
カセットハーフ130、131から成り、両者間にセン
ターハブ95を有する磁気ディスク94が収容される。
各カセットハーフはセンターハブ95が嵌合される透孔
132を有し、ヘッドウインド133がそれぞれ形成さ
れている。
【0221】また符号134で示すものは矢印でカセッ
ト装着方法を示し、符号135で示すものはプログラム
名などを記入するラベル136が貼着される凹部であ
る。
【0222】また符号137、138で示すものはピン
7の上端の突起7aが嵌合される位置決め用の孔であ
る。
【0223】ところで符号139で示すものは上下に合
されたカセットハーフ130、131の外側に嵌合され
るシャッタで、断面がコ字状に形成されており、カセッ
トの外側から挟むようにして摺動自在に嵌合される。
【0224】シャッタ139の一端にはカセットハーフ
130側の上面に形成された溝140中に摺動自在に嵌
合される突片141が形成されている。
【0225】また突片141と対向した状態で内側に向
って折曲部142が形成されている。
【0226】この折曲部142は上下のカセットハーフ
に形成された溝143、144中に嵌合され、シャッタ
139を案内する。
【0227】また、下側のカセットハーフ131の溝1
44の内奥端にはピン145が突設されており、このピ
ン145と前記折曲部142との間にはスプリング14
6が張架されており、カセットハーフの中心部に向って
シャッタ139を引寄せる力を与えている。
【0228】なお、カセットハーフ130、131の溝
143、144の側縁に沿って折曲部142を導くため
の一段低い段部147がそれぞれ形成されている。
【0229】各カセットハーフ130、131の外側面
にはシャッタ139が接する四辺形の凹部148が形成
されている。
【0230】又、149で示すものはシャッタの抜け止
めである。
【0231】また、符号150で示すものはカセットを
カセットガイド87内に挿入する時カセットガイド87
の入口端に突設されたシャッタをカセット挿入時に開く
ための折曲部87dを通過させる溝である。
【0232】この折曲部87dは図28に示すようにカ
セット装着時においてシャッタ139の端縁139aに
接触し、ヘッドウインド133を閉じた状態にあるシャ
ッタ139を開く。
【0233】シャッタが閉じている状態を図26
(A)、(B)に示し、開いた状態を図26(C)、
(D)に示す。
【0234】本発明になる磁気ディスク装置に用いられ
る磁気ディスクカセットは以上のように構成されている
ため、装置側のカセットガイド内に挿入するだけで常時
閉じた状態にあるシャッタを自動的に開き、磁気記録再
生を確実に行なうことができる。
【0235】
【発明の効果】以上のように、本発明のディスク装置に
よれば、平板状シャーシをその両側部においてほぼコ字
状に折り曲げることによって底面板および両側板を形成
し、かつ、前端部を開放端となしてメインシャーシを形
成し、このメインシャーシの開放端から挿入されるディ
スク状記録媒体が収納されたカセットを保持可能な保持
部材が設けられ、前記底面板には、前記ディスク状記録
媒体を装着するディスク装着部と、このディスク装着部
に装着された前記ディスク状記録媒体を回転させるディ
スク回転駆動部と、前記ディスク装着部に装着されたデ
ィスク状記録媒体に記録または再生を行なうためのヘッ
ド手段と、このヘッド手段を前記ディスク状記録媒体の
半径方向に移動させるためのヘッド移動手段とが配さ
れ、前記両側板には、前記保持部材の側面に形設された
係合部と係合し、この保持部材をカセット挿入方向とほ
ぼ垂直方向のみに移動させることによって、前記ディス
ク装着部より離間した着脱位置から前記ディスク装着部
に装着させる装着位置へ、あるいはその逆へと前記保持
部材を移送するための複数のガイド部が形成されている
構成を採用した。
【0236】このような構成によれば、シャーシの底面
板に側板取付け部を設けることなく、底面板に、ガイド
部を形成した側板を直接形成することができるので、装
置巾方向の長さを小さくすることができ、装置の小型化
を図ることができるとともに、側板に形成されるガイド
部の位置が、ディスク状記録媒体挿入口およびディスク
装着部が設けられた底面板に対して容易に規定できる。
【0237】またシャーシの折り曲げ部分(側板)に、
シャーシ成形時にあらかじめ保持部材のガイド部を形成
しておくことにより、簡単な構成で保持部材の支持およ
びガイド手段を実現することができ、組立作業性も、保
持部材支持機構を別部材で構成してねじ等で取り付ける
ものと比較して飛躍的に向上する。
【0238】さらに、保持部材をカセット挿入方向とほ
ぼ垂直方向のみに移動させるよう、側板にガイド部を形
成したので、保持部材をカセット挿入方向に移動させる
ためのガイド部を側板に設ける必要がないので、カセッ
ト挿入方向における側板の長さを短くすることができ
る。このことは、カセット挿入方向における装置全体の
長さを短くすることにもつながる。また、保持部材の一
方向の移動精度を確保すればよいので、側板の折り曲げ
工程を容易にする。
【0239】また、保持部材を移送するためのガイド部
を上端が開放されたI字状案内溝として側板に形成する
ことにより、ガイド部を側板に容易に形成することがで
きるとともに、保持部材のガイド部への係合工程を容易
にする。
【0240】また、ヘッド手段が配置されたキャリッジ
を支持するガイド部材を、底面板の一部を切り起こすこ
とによって形成された支持片によって底面板に支持する
ように構成しているので、部品を削減できるとともに装
置の小型化を促進するという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のディスク装置のディスクおよ
びヘッド駆動機構の分解斜視図である。
【図2】同装置のヘッド駆動機構が装着された状態のシ
ャーシの斜視図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】(A)はヘッド台の一方の軸受構造を示す断面
図、(B)は軸受構造の他の例を示す断面図、(C)は
ヘッド台の他方の軸受構造を示す断面図、(D)は
(C)のC−C線断面図である。
【図6】カムの構造及びトラック最外周位置検出機構の
構造,動作を示す説明図である。
【図7】カムの構造及びトラック最外周位置検出機構の
構造,動作を示す説明図である。
【図8】カセット装着機構の分解斜視図である。
【図9】組立てた状態のカセット装着機構の斜視図であ
る。
【図10】カセットを挿入直後のカセット装着機構の断
面図である。
【図11】完全に装着された状態のカセット装着機構の
断面図である。
【図12】カセット装着動作時におけるローラの動作を
示す説明図である。
【図13】カセット下降前におけるカセット装着機構の
断面図である。
【図14】カセット下降後におけるカセット装着機構の
断面図である。
【図15】カセット装着機構とシャーシとの関係を示す
斜視図である。
【図16】カセット装着機構を取り付けた状態のシャー
シの斜視図である。
【図17】制御回路を搭載した基板の配置を示す説明図
である。
【図18】基板を取り付けた状態のシャーシの側面図で
ある。
【図19】(A)は制御回路のブロック図、(B)はメ
ディアの回転数と再生出力との関係を示す線図である。
【図20】(A)は磁気ディスクのトラックの説明図、
(B)は粗に記録したトラックの説明図、(C)は密に
記録したトラックの説明図、(D)は本発明が採用した
記録方式の説明図である。
【図21】(A)〜(C)は図20(B)〜(D)に示
す記録状態にそれぞれ対応する再生出力特性を示す線図
である。
【図22】(A)は磁気ヘッドの平面図、(B)は
(A)のD−D線断面図である。
【図23】(A)は磁気ヘッドの他の構造例を示す平面
図、(B)は(A)のE−E線断面図である。
【図24】(A)、(B)はトラック位置決め機構の詳
細を説明する断面図及び説明図である。
【図25】磁気ディスクカセットの分解斜視図である。
【図26】(A),(B)はシャッタが閉じた状態のカ
セットの平面図及び側面図、(C),(D)はシャッタ
が開いた状態の平面図及び側面図である。
【図27】図26(A)のF−F線拡大断面図である。
【図28】シャッタの開放動作を説明する斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 シャーシ 20 回転軸 65 プリント基板 65a コイル 68 ヨーク 69 歯車 73 磁気センサ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状シャーシをその両側部においてほ
    ぼコ字状に折り曲げることによって底面板および両側板
    を形成し、かつ、前端部を開放端となしてメインシャー
    シを形成し、 このメインシャーシの開放端から挿入されるディスク状
    記録媒体が収納されたカセットを保持可能な保持部材が
    設けられ、 前記底面板には、前記ディスク状記録媒体を装着するデ
    ィスク装着部と、このディスク装着部に装着された前記
    ディスク状記録媒体を回転させるディスク回転駆動部
    と、前記ディスク装着部に装着されたディスク状記録媒
    体に記録または再生を行なうためのヘッド手段と、この
    ヘッド手段を前記ディスク状記録媒体の半径方向に移動
    させるためのヘッド移動手段とが配され、 前記両側板には、前記保持部材の側面に形設された係合
    部と係合し、この保持部材をカセット挿入方向とほぼ垂
    直方向のみに移動させることによって、前記ディスク装
    着部より離間した着脱位置から前記ディスク装着部に装
    着させる装着位置へ、あるいはその逆へと前記保持部材
    を移送するための複数のガイド部が形成されていること
    を特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部は、上端が開放されたI字
    状案内溝として前記側板に形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記ヘッド移動手段は、前記ヘッド手段
    が配置されたキャリッジと、このキャリッジを前記ディ
    スク状記録媒体の半径方向に移動自在に支持するガイド
    部材とからなり、 前記ガイド部材は、前記底面板の一部を切り起こすこと
    によって形成された支持片によって前記底面板に支持さ
    れていることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の
    ディスク装置。
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