JPH0229502B2 - Shinshukuseinoarutsukiseisekisonunonoseizohoho - Google Patents

Shinshukuseinoarutsukiseisekisonunonoseizohoho

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JPH0229502B2
JPH0229502B2 JP964881A JP964881A JPH0229502B2 JP H0229502 B2 JPH0229502 B2 JP H0229502B2 JP 964881 A JP964881 A JP 964881A JP 964881 A JP964881 A JP 964881A JP H0229502 B2 JPH0229502 B2 JP H0229502B2
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solvent
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Yoshiaki Takumi
Yasunobu Nakakoshi
Yozo Kimoto
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TORE KK
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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、通気性を調整定量化した伸縮性の
ある積層布の製造方法に関するものである。 特に適度の通気性、伸縮性を有し、比較的薄地
で柔軟性、ドレープ性も持つた特に競技用のスキ
ーウエアに最適の積層布を提供することを目的と
するものである。 一般に布を積層する場合は接着剤を介在させて
行なつているが、この場合布の通気性は接着剤を
用いることにより相当量低下することはさけられ
ない。また弾性付与あるいは防寒の目的から布と
布の間にポリウレタン樹脂膜のような弾性体をは
さむ場合もあるが、この場合も、通気性がほとん
どなくなつてしまう。 従来、このような積層布における通気性の付与
方法としては、次のような手段が採用されてい
る。その一つは、あらかじめ機械的に孔をあけた
樹脂状物を用意し、それを布の間にはさみ熱圧着
によりもしは接着剤により張り合わせる方法であ
る。 この方法では、樹脂状物が薄いほど孔をあける
ことが難しく、コストも高いものとなる。また、
布と積層する場合にフイルムが破れたりして通気
量を調整することがさらに難しくなる。 その他の方法としては、主として合成皮革に通
気性を付与することを目的として、基布に熱可塑
性重合体溶液を塗布し、次いで重合体成分に対し
ては非溶剤であり、溶剤とは混和しうる液で溶剤
を抽出することにより多孔性とするもの(溶剤抽
出法)、あるいは前記熱可塑性重合体溶液にその
溶媒には溶けず、その非溶媒には溶解する可溶性
物質を混合しておき、あとでこの可溶性物質を溶
出して多孔性とするもの(溶出法)がある。 しかしながら、これらの方法により得られる通
気量は偶然的要素が多く再現性のある数量を得る
ことが極めて難しい。また従来のこれらの方法に
おいては、通気性の付与のみ考慮され、積層すべ
き生地との関係を充分研究し、積層布に伸縮性
や、生地独特のドレープ性、風合を保持せしめる
点については、ほとんど考慮されていなかつた。 実開昭54−33801号公報や実開昭54−33801号公
報には、無数の微細孔を有する高分子薄膜を布帛
と貼合せて透湿性は有するが、耐水性や防水性を
付与した積層布について示されている。また、実
開昭52−101870号公報にも防水を目的とた布帛に
ついて示されている。しかしながら、耐水や防水
機能を付与せしめるためには、上記高分子薄膜の
微細孔の大きさは、通常10μ以下であり、通気量
も5/m2/sec以下と少ないものである。 このような耐水性や防水性を備えた積層布をス
キーウエアとした場合には、通気量が小さいため
に、運動時の発汗による衣服内温度が上昇し、ム
レ感を伴ない、また寒冷時の衣服内部の結露、氷
結などの欠点を有し、競技機能を低下させる。ま
た、空気抵抗が小さくなり、スピードが出すぎる
ため、転倒時に危険性を伴ない、また、一旦ウエ
ア内に空気が入り込むと空気が抜け出ないため、
浮力が働き、ジヤンプ競技においては飛行距離が
長くなつて危険性が増大するという欠点を有して
いた。 さらに、実開昭49−42278号公報には、多数の
透孔を利用して模様を形成した弾性質シート状物
の片面または両面に通気性を失わないように編地
を貼り合せた布帛について記載されている。しか
しながら、この実開昭に記載された多数の透孔
は、編地を通して弾性質シートの模様が肉眼で外
観できる程度の大きさに穿孔されているものであ
るから、通気量は極めて大きくなつてしまい、保
温機能の低下と、空気抵抗が大きくなり、スピー
ドが出ず、また、浮力も出ないため、競技用のス
キーウエアには適さない。さらに、弾性質シート
全体に均一に穿孔されておらず、模様に穿孔され
ているため、通気量をコントロールすることはで
きない。 この発明は、このような観点から、経済的に通
気量を調整定量化するとともに、伸縮性および布
地独特のドレープ性、風合を有し、競技用のスキ
ーウエアなどの衣料に好適な積層布の製造方法を
提供することを目的とするものである。 上記の目的を達成する本発明の構成は、ポリウ
レタン樹脂の溶媒には不溶解であり、ポリウレタ
ン樹脂の非溶媒には溶解する粒径80メツシユ以下
400メツシユ以上の粉粒状物を配合したポリウレ
タン樹脂溶液を200ミクロン以下の厚さの皮膜と
し、該皮膜に高伸縮性編織地を積層する第1の工
程と、該第1の工程によつて得られる積層布の樹
脂面に他の高伸縮性編織地を、厚さが約20ミクロ
ン以下のポリウレタン系またはアクリル系の接着
剤を介して積層する第2の工程と、上記第1の工
程と第2の工程との間に水浴中に導いて粉粒状物
の溶出を行うか、もしくは上記第2の工程後に水
浴中に導いて粉粒状物の溶出を行う第3の工程か
らなり、前記粉粒状物の大きさ、量を適宜選択す
ることにより積層布の通気量を30/m2/sec〜
130/m2/secとするとともに、タテ、ヨコの伸
度をそれぞれ50%以上とすることを特徴とする伸
縮性のある通気性積層布の製造方法である。 上記の製造方法とすることにより、この発明
は、高伸縮性糸単独あるいは他の糸と交編織し
て、タテ、ヨコの伸度を100%以上とした編織地
を表裏の生地とし、これらの生地の間に伸縮性が
前記編織地と同程度以上で通気性を調節されたポ
リウレタン樹脂の多孔性皮膜が積層されてなる積
層布であつて、かつ、この積層布の通気量が30
/m2/sec〜130/m2/secであり、タテ、ヨ
コの伸度がそれぞれ50%以上ある伸縮性のある通
気性積層布を得ることができる。 以下この発明を詳細に説明する。 第1図はこの発明により得られる積層布の断面
図を示すものであり、1は表の高伸縮性編織地、
2は空気量を調整された多孔性樹脂膜、3は裏の
高伸縮性編織地である。 第2図は表または裏の編織地の一例を示す編組
織図である。第2図は生地として2枚おさによる
たて編地を使用した場合を示しており、例えば、
フロント糸4として、熱可塑性合成繊維糸条、あ
るいは天然繊維糸条を2−3/1−0のラツピン
グで編成し、バツク糸5として高伸縮性糸である
ポリウレタン弾性糸を1−0/1−2のラツピン
グで編成することにより、タテ、ヨコの伸度を
100%以上とすることができる。 この発明においては、上記のようにタテ、ヨコ
の伸度を100%以上とした編織地を表裏の生地と
して使用する。用いる糸条は高伸縮性糸単独でも
よいし、高伸縮性糸と他の糸条とを用いて交編織
するものであつてもよい。 次に、生地の中間に積層される多孔性樹脂膜2
は後述の方法により定量的に多孔を形成させられ
ており、通気量を任意の値に調整されているポリ
ウレタン樹脂の多孔性皮膜である。 第1図に示すこの発明によつて得られる積層布
は、積層布全体として通気性が30/m2/sec〜
130/m2/secであり、タテ、ヨコの伸度がそれ
ぞれ50%以上である。通気量が30/m2/sec未
満であると、通気性がほとんどなく、また通気量
が130/m2/secを越えると、空気抵抗が大きく
なり、スピードが出ず、また浮力が働かないため
スポーツ衣料特にスキーウエアーには適さない。 特に、この発明の目的とする伸縮性があつて、
適度の通気性を保持するとともに、布地特有のド
レープ性、風合を損なわないためには、積層布の
通気量を50〜100/m2/sec、積層厚みを1.0〜
2.0mmとすることが最適である。 次に、この発明の製法について詳細に説明す
る。 まず、この発明において、布と布との間に積層
すべき樹脂膜としてはポリウレタン樹脂を使用す
る。ポリウレタン樹脂としては、通常のポリウレ
タン樹脂はいずれも使用できる。例えば、ポリア
ルキレンエーテルグリコールまたはジカルギン酸
と多価アルコールより得られたポリエステルとジ
イソシアネートより得られた末端イソシアネート
のプレポリマーをさらに活性水素基をもつ鎖伸長
剤を用いて高分子化(分子量5000以上)したポリ
ウレタン樹脂などが使用される。また、ポリウレ
タン樹脂を主体とし他の樹脂を混合したものも、
この発明に含まれる。 このポリウレタン樹脂は一般にメチルエチルケ
トン、テトラヒドロフラン、シクロヘキサン、ジ
メチルフオルムアミド、酢酸エチルエステル、酢
酸ブチルエステル、トルエンなどの単独又は組み
合せされた溶媒を用いて溶液とされる。 この発明においてポリウレタン樹脂を使用する
のは、この発明の目的にはポリウレタン樹脂が最
も経済的に使用できるものであり、また、その持
つた性状が最も適しているからである。特に布の
持つドレープ性、伸びなどといつた特徴を低下さ
せないという点において最も優れたものである。 この発明では、前記ポリウレタン樹脂溶液にポ
リウレタン樹脂の溶媒には不溶解であり、ポリウ
レタン樹脂の非溶媒には溶解する粒径80メツシユ
以下400メツシユ以上の粉粒状物を配合する。こ
の粉粒状物の種類、粒子の大きさ、添加量を選択
することにより、通気量の調整、定量化を行なう
ものである。粉粒状物としては、デンプン、アル
ギン酸ソーダ、アラビアガム、カゼイン、ポリア
クリル酸ソーダ、ポリビニアルコール、ポリヒド
ロキシセルロースなど、およびそれらの誘導体な
どがある。粉粒状物の大きさは樹脂皮膜の通気量
および厚みにより前記範囲内で適宜選択すればよ
いが、この発明としては、120メツシユ以下350メ
ツシユ以上が最も好ましく、また目的とする樹脂
膜の厚みと同じか、その膜厚みよりやや小さい径
の粉粒状物を用いるのが好ましい。ポリウレタン
樹脂に対する非溶媒でこの粉粒状物を溶解するも
のとしては、水、アルコールなどの単独もしくは
混合溶媒などがある。 前記粉粒状物を目的とする通気量が得られる
量、ポリウレタン樹脂溶液に配合し、この配合物
を直接または離型紙を介して、前述した高伸縮性
編織地の上に均一な厚みが得られるように塗布も
しくは積層する。 ポリウレタン樹脂膜を極めて薄くし、積層布全
体を薄地とするためには、粉粒状物を配合したポ
リウレタン樹脂溶液を200ミクロン以下の厚さと
なるよう離型紙に塗布して後、樹脂面に高伸縮性
編織地を積層する方法が適当である。 このようにして得られた二層積層布、離型紙を
使用した場合は離型紙を剥離した後の二層積層布
の樹脂側に接着剤を用いて他の高伸縮性編織地を
積層した後、ポリウレタンの非溶媒であり、粉粒
状物を溶解する溶媒に積層布を浸漬し粉粒状物を
溶出除去するか、あるいは前記二層積層布の状態
でポリウレタンの非溶媒に浸漬し、粉粒状物を溶
出した後、その樹脂面および他の高伸縮性編織地
の積層面のそれぞれに接着剤溶液を塗布して後張
り合わせることにより、この発明の積層布が得ら
れる。粉粒状物の溶出を十分に行うためには後者
のように二層積層布の状態で溶出を行なう方法の
方が好ましい。 また、多孔性樹脂皮膜を形成する方法として
は、粉粒状物を配合した樹脂溶液の溶媒を熱風な
どにより除去する乾式法で皮膜を形成した後、樹
脂非溶媒中で粉粒状物を除去する方法と、粉粒状
物を配合した樹脂溶液を樹脂非溶媒中でゲル化さ
せて皮膜を形成すると同時に粉粒状物を溶出する
湿式法があるが、一般には湿式法を用いた方が布
の持つ柔軟性、伸縮性などの特徴を生かした積層
布が得られるので好ましい。 この発明において樹脂皮膜と他の高伸縮性編織
地とを張り合せる時に使用する接着剤は、通気
性、柔軟性。伸縮性を阻害するものは使用でき
ず、これらを阻害する接着方法も採用できない。 この点に関しては接着剤としてポリウレタン系
またはアクリル系接着剤を用い接着する際、樹脂
皮膜上または/および積層すべき布面にグラビア
プリンターまたはスプレー法で接着剤の厚さが約
20ミクロン以下になるように薄く塗布して張り合
わせた場合、通気量はほとんど変らなかつた。 そして、上記の構成としたことにより、本発明
は、高伸縮性編織地の間に伸縮性が前記編織地と
同程度以上で通気性を調節されたポリウレタン樹
脂が積層されてなる積層布において、上記ポリウ
レタン樹脂を多孔性とするのに、あらかじめ通気
量にあわせた粉粒状物の種類、大きさ、量を選定
することができ、しかも、これを完全に溶出する
ものであるから、積層布の通気量を定量的に調整
することができ、再現性のある積層布を得ること
ができる。さらに得られる積層布の通気量を、30
/m2/sec〜130/m2/secの範囲とすること
ができ、また、タテ、ヨコの伸度もれぞれ50%以
上の高伸縮性、弾性を有していると同時に、布地
特有の柔軟性、ドレープ性も損なわれないので、
スキーウエアーなどのような体育衣料としては最
適な伸縮性のある通気性積層布を得ることができ
るという作用効果を奏する。 以下、この発明を実施例により説明する。な
お、実施例における部数はすべて重量%を表わ
す。 実施例 1 表地として2枚おさのたて編機を使用し、第2
図の組織で、フロント糸4としてナイロンフイラ
メント50デニール17フイラメント、バツク糸5と
してポリウレタン弾性糸40デニールとしたものを
用意する。、裏地として、同様の編成組織でフロ
ント糸4として綿40番手、バツク糸5としてポリ
ウレタン弾性糸40デニールとしたものを用意す
る。 次に、アジピン酸と1・4−ブタンジオールと
より得られたポリウレタン樹脂(平均分子量
2000、酸価0.6)1モルとメチレンビス−4−フ
エニルイソシアネート1.3モルより得られた末端
イソシアネートプレポリマーをジメチルフオルム
アミドを溶媒とした反応系の中で1・4−ブタン
ジオールを鎖伸長剤として重合を行ない、固形分
30重量%、粘度30000cps/25℃のポリエステルウ
レタン樹脂溶液を得た。 このポリウレタン樹脂溶液100部に粒子の大き
さ100メツシユ以下のポリアクリル酸ナトリウム
を第1表に示す量添加して得られた溶液を離型紙
上に厚さが150ミクロンになるよう塗布し、この
樹脂面を前記の表地に軽く押圧して張り合わせ、
直ちにポリウレタン樹脂の非溶媒である水(20
℃)に5分間浸漬する。 このようにして、溶媒のジメチルフオルムアミ
ドを除去すると同時に、ポリウレタン樹脂をゲル
化した後、離型紙を剥離し、さらに60℃の湯の中
で完全にポリアクリル酸ナトリウムを除去する。
得られた樹脂皮膜布を充分に乾燥後、この樹脂被
覆布の樹脂皮膜表面に、ウレタン系接着剤をグラ
ビアプリンターで30g/m2(10〜20ミクロン)と
なるように表面に薄く塗布した前記裏地を張り合
わせ、乾燥を行なうことにより三層積層布を得
た。この得られた積層布をフランジール型通気量
測定器を用い水圧10mmHgの条件下でJISL1079に
記載された方法により通気性を測定したところ、
ポリアクリル酸ナトリウムの量に応じて下記第1
表に示す結果が得られた。
【表】 No.2〜5により得られた積層布は、この発明の
目的を満足することができた。スキーウエアー用
積層布としてはNo.3に示すものが最も適当であつ
た。 上記積層布の伸度はいずれも50%以上であつ
た。なお、伸度の測定はJISL1018に記載された
方法で行うものである。 実施例 2 2枚おさのたて編機を使用し、第2図の組織
で、フロント糸4としてナイロンフイラメント50
デニール17フイラメント、バツク糸5としてポリ
ウレタン弾性糸40デニールとしたものを表地およ
び裏地として用意する。 次に、ポリテトラメチレングリコールエーテル
(平均分子量1000)とメチレンビス−4−フエニ
ルイソシアネートより得られた末端イソシアネー
トプレポリマーをテトラヒドロフランを溶媒とし
た反応系の中で、1・4−ブタンジオールを鎖伸
長剤として重合を行ない、固形分30重量%、粘度
40000cps/25℃のポリウレタン樹脂溶液を得た。
このポリウレタン樹脂溶液100部に粒子の大きさ
が120メツシユ以下のポリビニルアルコール(平
均重合度500)を第2表に示す量添加して得られ
た溶液を前記表地上に厚みが150ミクロンとなる
ように塗布し、溶媒を乾燥除去する。得られた積
層布の樹脂皮膜表面に、アクリル系接着剤をグラ
ビアプリンターで30g/m2(10〜20ミクロン)と
なるように表面に薄く塗布した前記裏地を張り合
せ、乾燥する。 このようにして得られた積層布を50℃の湯の中
に浸漬し、ポリビニルアルコールの完全溶出を行
ない乾燥し、三層積層布とした。 この得られた三層積層布を実施例1と同様の条
件で通気量を測定したところ第2表に示す結果が
得られた。 No.3〜6により得られた積層布は、この発明の
目的を満足することができた。スキーウエアー用
積層布としてはNo.5に示すものが最も適当であつ
た。上記積層布の伸度はいずれも50%以上であつ
た。
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明によつて得られる積層布の
断面図、第2図は積層すべき生地の一例を示す編
組織図である。 1:表地、2:多孔性樹脂膜、3:裏地、4:
フロント糸、5:バツク糸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリウレタン樹脂の溶媒には不溶解であり、
    ポリウレタン樹脂の非溶媒には溶解する粒径80メ
    ツシユ以下400メツシユ以上の粉粒状物を配合し
    たポリウレタン樹脂溶液を200ミクロン以下の厚
    さの皮膜とし、該皮膜に高伸縮性編織地を積層す
    る第1の工程と、該第1の工程によつて得られる
    積層布の樹脂面に他の高伸縮性編織地を、厚さが
    約20ミクロン以下のポリウレタン系またはアクリ
    ル系の接着剤を介して積層する第2の工程と、上
    記第1の工程と第2の工程との間に水浴中に導い
    て粉粒状物の溶出を行うか、もしくは上記第2の
    工程後に水浴中に導いて粉粒状物の溶出を行う第
    3の工程からなり、前記粉粒状物の大きさ、量を
    適宜選択することにより積層布の通気量を30/
    m2/sec〜130/m2/secとするとともに、タテ、
    ヨコの伸度をそれぞれ50%以上とすることを特徴
    とする伸縮性のある通気性積層布の製造方法。
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