JPH0229485A - フォトクロミック感光性材料 - Google Patents

フォトクロミック感光性材料

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JPH0229485A
JPH0229485A JP17806188A JP17806188A JPH0229485A JP H0229485 A JPH0229485 A JP H0229485A JP 17806188 A JP17806188 A JP 17806188A JP 17806188 A JP17806188 A JP 17806188A JP H0229485 A JPH0229485 A JP H0229485A
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JP
Japan
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group
photochromic
compound
spirooxazine
polymer
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Pending
Application number
JP17806188A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Ito
仁 伊藤
Shuichi Maeda
修一 前田
Kazuo Mitsuhashi
三ツ橋 和夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、フォトクロミック感光性材料に関し、特に
耐光特性に優れたフォトクロミック感光性材料に関する
(従来の技術) 従来のフォトクロミック感光性材料としては、例えば第
1図に示すように、スピロオキサジン系フォトクロミッ
ク化合物を高分子化合物に分散させ、フィルム化したも
のまたは、第2図のように基板上にフォトクロミック化
合物を展開し、フォトクロミ・ンク感光層を設けたもの
、または第3図のように基板間にフォトクロミック化合
物を含有したフォトクロミック層を形成させ、積層体と
したものがある。このようにスピロオキサジン系化合物
を含有するフォトクロミック層を基板間に介在させて成
る積層体は例えば特開昭61−148048号公報に開
示されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のスピロオキサジン化合
物を含有するフォトクロミック材料にあっては、スピロ
オキサジン系化合物が光酸化を受けやすい状態となって
いたため、長時間の光照射により劣化するという問題点
が残されている。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、スピロオキサジン系フォトクロミンク化
合物を含有するフォトクロミック感光性材料の上述の問
題点を解決すべく鋭意研究を行った結果、スピロオキサ
ジン系化合物を含有する高分子物質に、特定の一重項酸
素失活剤であるビス(1,2−ジフェニル−1,2−ジ
チオーエテン)ニッケル錯体系化合物を含有させること
により耐光性を改善し得ることを確かめ本発明を達成す
るに至った。
従って、本発明はスピロオキサジン系化合物と高分子物
質から形成されるフォトクロミック感光性組成物中に、
一重項酸素失活剤である下記−数式(1) (上記式中のX、、 X2. X3およびX4はそれぞ
れ水素原子、アルキル基またはアルコキシ基を示す)で
表わされるビス(1,2−ジフェニル−1,2ジチオー
エテン)ニッケル錯体系化合物を含有することを特徴と
するフォトクロミック感光性材料に関する。
本発明を更に説明すると、本発明のフォトクロミック感
光性材料に含有させるスピロオキサジン系化合物の例と
しては、次の一般式CIf)(式中R,,R2及びR3
はそれぞれアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル
基またはアリール基を示し、これらの基は置換されてい
ても良い。R2及びR3は互いに結合し環化していても
よい。R1としては、アルキレン基、アリーレン基を介
してもう1つのスピロオキサジン環を有し、全体として
2量体の化合物を形成していても良い。環X及びYは置
換されていてもよい炭化水素芳香環または複素環系芳香
環を示し、R4は水素原子又はメチル基を表す。)で表
される化合物が挙げられる。更に詳しくは、R,、R,
及びR3としては炭素数1〜28のアルキル基等のアル
キル基;メトキシエチル基、エトキシエチル基等のアル
コキシアルキル基;メトキシエトキシエチル基、n−ブ
トキシエトキシエチル基等のアルコキシアルコキシアル
キル基;メトキシエトキシエトキシエチル基、エトキシ
エトキシエトキシエチル基等のアルコキシアルコキシア
ルコキシアルキル基;フェニルオキシエチル基、ナフチ
ルオキシエチル基、p−クロロフェニルオキシエチル基
等の置換されていてもよいアリールオキシアルキル基;
ベンジル基、フェネチル基、p−クロロベンジル基、p
−ニトロベンジル基等の置換されていてもよいアリール
アルキル基;シクロヘキシルメチル基、シクロヘキシル
エチル基、シクロペンチルメチル基等のシクロアルキル
アルキル基;アリルオキシエチル基、3−ブロモアリル
オキシエチル基等の置換されていてもよいアルケニルオ
キシアルキル基;シアノエチル基、シアノメチル基等の
シアノアルキル基;ヒドロキシエチル基、ヒドロキシメ
チ、ル基等のヒドロキシアルキル基;テトラヒドロフル
フリル基、テトラヒドロフリルエチル基等のテI・ラヒ
ドロフリルアルキル基等の置換または非置換のアルキル
基;アリル基、2−クロロアリル基等の置換又は非置換
のアルケニル基;フェニル基、p−メチルフエニttJ
J、ナフチル基、m−メトキシフェニル基等の置換また
は非置換のアリール基;シクロヘキシル基、シクロペン
チル基等のシクロアルキル基が挙げられ、更にR2とR
3は互いに連結し、シクロヘキシル基、シクロペンチル
基、シクロヘプチルM等を形成していてもよい。また、
R,とじては、アルキレン基、アリーレン基を介しても
う1つのスピロオキサジン環を有し、全体として2量体
の化合物を形成していてもよい。R4としては水素原子
又はメチル基が挙げられる。とくに本発明で用いられる
スピロオキサジン系化合物の場合、R8としてアルキル
基及びアルコキシアルキル基である場合が好ましい。ま
た、R2及びR3としてはアルキル基である場合が好ま
しく、さらにメチル基である場合がより好ましい。
環X、Yの置換されていてもよい炭化水素芳香環または
複素環系芳香環としては、ベンゼン環、ナフクレン環、
キノリン環、フェナンスレン環等が挙げられ、これらの
環の置換基としては塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等
のハロゲン原子、メチル基、エチル基等の炭素数1〜6
のアルキル基;メトキシ基、エトキシ基等の炭素数1〜
6のアルコキシ基;メトキシカルボニル基、エトキシカ
ルボニル基等の炭素数1〜6のアルコキシカルボニル基
;メトキシスルホニル基、シアン基、アミノ基、ジメチ
ルアミノ基、ニトロ基等が挙げられる。
次に本発明において添加剤として配合する一重項酸素失
活剤であるビス(1,2−ジフェニル−1,2−ジチオ
ーエテン)ニッケル錯体系化合物は、式CI)で表わさ
れる化合物で、この内式(I)のXI+ Xz、X3お
よびX4基がそれぞれ炭素数1〜10のアルキル基また
はアルコキシ基を示すものが好ましく用いられる。
高分子物質としては、前記スピロオキサジン系化合物、
ビス(1,2−ジフェニル−1,2−ジチオーエテン)
ニッケル錯体系化合物と相溶性のよいもので光学的に透
明でありかつ皮膜形成能の優れたものであればよく、例
えばポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、ポリ酢酸
ビニル、ポリビニルブチラール、酢酸セルロース、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル−酢酸ビ
ルニ共重合体、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリア
クリロニトリル、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノ
キシ樹脂、ポリエステルなどが挙げられるが、これ等に
限定されるものではない。又必要に応じて可塑剤を含ん
だもの、架橋したものでもよい。
前記スピロオキサジン系化合物の配合量は高分子物質に
対して0.1〜50重量%、好ましくは0.5〜20重
量%の量で使用する。スピロオキサジン化合物が0.1
重量%未満ではフォトクロミック色素が着色した場合に
十分な光学濃度が得られず、50重量%を越えると添加
濃度を高めても光学濃度の向上がみられず、かえってコ
スト高になるので好ましくない。
また−事項酸素失活剤の配合量は高分子物質に対して0
.1〜50重量%、好ましくは、0.5〜20重量%で
使用する。−事項酸素失活剤が0.1重量%未満では効
果がなり、50重量%より多く配合しても効果は一定で
コスト高となり好ましくない。
前記スピロオキサジン系化合物と高分子物質から形成さ
れるフォトクロミック感光層中に、−事項酸素失活剤で
ある式CI)で表わされるビス(ジチオベンジル)ニッ
ケル錯体が含まれるようにした本発明の感光性材料は、
第1図に示すようなフィルム状として、また例えばスピ
ロオキサジン系化合物と高分子物質と式(1)で示され
るビス(1,2−ジフェニル−1,2−ジチオーエテン
)ニッケル錯体系化合物とを適当な溶媒に溶解させ、こ
の溶液を適当な透明な基板上にキャスティングまたはス
ピンナーなどを用いてコーティングして第2図に示すよ
うに成膜した感光層として、或いは第3図に示すように
基板間に感光層として挟持して積層体を形成するのに用
いられる。上記の基板としては、ポリエチレンテレフタ
レート、セルロースアセテート、ポリカーボネート、ガ
ラス板等が挙げられ、必要に応じて積層したものでもよ
い。
フォトクロミック感光層の膜厚は0.5 μ〜1mmで
、好ましくは10〜250μで使用する。
(作 用) 本発明のフォトクロミック感光性材料は、スピロオキサ
ジン系フォトクロミック化合物と一重項酸素失活剤を配
合したことにより著しく改善された耐光性を有する。−
事項酸素(Io□)は、スピロオキサジン分子の光励起
エネルギーが、基底状態の酸素(30□)に移ることに
よって生成される。IQtは、反応性に富んでおり、容
易にスピロオキサジン分子に付加反応し、光酸化による
劣化を引き起こす。本発明で一重項酸素失活剤として用
いるビス(1,2−ジフェニル−1,2−ジチオーエテ
ン)ニッケル錯体系化合物はIQ、を反応性のない30
□に戻す不活性作用(−事項酸素失活作用)を有し、こ
れがスピロオキサジン分子の光酸化に伴う劣化を抑制す
ることから耐光性が改善されると思われる。
(実施例) 本発明を以下の実施例および比較例によって説明する。
尚、各実施例において、耐光特性はキセノンランプによ
る残留着色性能で評価し、初期着色性能の50%以下に
なるまでの時間で表わした。
劣化促進装置としてはスガ試験機(株)製のサンシャイ
ンウェザオメーターを用いた。
裏庭炎上−ル校■よ 下記の構造を有するスピロオキサジン系化合物(A):
o、1重量% (A) と、下記の構造を有するビス(1,2−ジフェニル−1
,2−ジチオーエテン)ニッケル諸体系化合物0.1重
量% と、可塑剤を含んだポリビニルブチラール10重量%を
、溶媒(トルエン:エタノール=6 : 4)に溶解し
た。得られた溶液をガラス基板上にキャスティングによ
ってコーティングした後、このコーテイング膜を真空乾
燥器で減圧下70°Cで6時間乾燥して第2図のように
作製した。比較例1として、前記ビス(1,2−ジフェ
ニル−1,2−ジチオーエテン)ニッケル錯体系化合物
を使用しない以外は、本実施例と同じ条件で比較例1の
感光性材料を作製した。
〜9     2〜3 実施例1と同様な方法で下記構造を有するスピロオキサ
ジン化合物(B)、(C)を用いて、表1に示すように
各種ビス(1,2−ジフェニル1.2−ジチオーエテン
)ニッケル錯体系化合物と組合せて用い、実施例2〜9
および比較例2〜3の感光性材料の試料を作製し、各試
料の耐光試験を行いその結果を実施例1および比較例1
の結果と一緒に表1に示す。本実施例では、3種のスピ
ロオキサジンでの効果を示したが、これらに限定されな
いことは言をまたない。
但しくB3はRs = H、R6=C!liの化合物と
、R,=CH3,R6−Hの化合物を1:1の割合で混
合したものを表わす。
表 上表から実施例1〜9の感光性材料は、1000時間照
射後も初期値の50%以上の着色性能を示したのに対し
、比較例の感光性材料は200時間以内で初期値の50
%以下の着色率となった。
(発明の効果) 以上説明してきたように、この発明によれば、その構成
をスピロオキサジン系フォトクロミック化合物に一重項
酸素失活剤である式[1)のビス(1,2−ジフェニル
−1,2−ジチオーエテン)ニッケル錯体系化合物を配
合したフォトクロミック層としたため、不可逆劣化物の
生成を従来の175程度に防止することができる。そし
て本発明のフォトクロミック感光性材料は、従来のもの
に較べて耐光性が大幅に改善されたため、記録、記録材
料、複写材料、レーザー用感光材料等の電子材料、印刷
感光体、調光材料、デイスプレーなどに使用される。
【図面の簡単な説明】
第1図はフォトクロミック材料フィルムの側面図、 第2図は基板上にフォトクロミック材料層を具えた積層
体の側面図、 第3図は基板間にフォトクロミック材料層が挟まれて成
る積層体の側面図である。 1・・・フォトクロミック化合物が分散した高分子物質
フィルム 2・・・基板 特 許 出 願 人 日産自動車株式会社 同 出 願 人 三菱化成株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、スピロオキサジン系化合物と高分子物質とから形成
    されるフォトクロミック感光層中に、一重項酸素失活剤
    である次の一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 (上記式中のX_1、X_2、X_3およびX_4はそ
    れぞれ水素原子、アルキル基またはアルコキシ基を示す
    )で表わされるビス(1,2−ジフェニル−1,2−ジ
    チオ−エテン)ニッケル錯体系化合物を含有することを
    特徴とするフォトクロミック感光性材料。
JP17806188A 1988-07-19 1988-07-19 フォトクロミック感光性材料 Pending JPH0229485A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002091043A1 (fr) * 2001-05-01 2002-11-14 Bridgestone Corporation Films absorbants de proche infrarouge
US8865293B2 (en) 2008-12-15 2014-10-21 3M Innovative Properties Company Optically active materials and articles and systems in which they may be used

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