JPH02294360A - ウレタン系組成物 - Google Patents

ウレタン系組成物

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Publication number
JPH02294360A
JPH02294360A JP11561989A JP11561989A JPH02294360A JP H02294360 A JPH02294360 A JP H02294360A JP 11561989 A JP11561989 A JP 11561989A JP 11561989 A JP11561989 A JP 11561989A JP H02294360 A JPH02294360 A JP H02294360A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
urethane
composition
belt
abrasion resistance
urethane composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP11561989A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Iwasaki
眞一 岩崎
Yoshihiko Muto
吉彦 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明の組成物は、特にコピー機の自動原稿送り装置
(以下ADF装置と呼ぶ)に用いられるベル} (AD
Fベルト》及びその搬送用ベルト材料に適する優れた耐
摩耗性を有したウレタン系組成物に関するものである。
〔従来の技術〕
ウレタン系組成物の中において、熱可塑性ウレタン(以
下TPUと記す)は、その加工の容易さ及び、熱可塑性
エラストマ一〇中における優れた耐摩耗性により、ロー
ラー、パッキン、ベルト等の摺動部品に広く用いられて
いる。
また、これらの用途においては、各商品のファッショナ
ブル化に伴い、従来の地味な色合いに対して、非常に派
手な色合いのものが要求される様になってきた。
しかし、ウレタンに派手な色を着色する際には各種の有
機染料、顔料などを相当量添加する必要があった。
〔解決しようとする課題〕
顔料などを相当量添加する結果、TPUの各種の特性の
低下をもたらし、特に耐摩耗性は大幅に低下してしまっ
た。しかし、今までの各種用途においては、ウレタンの
潜在的パフォーマンスの高さの為に、特性の低下は特に
問題にならなかったが、先記したADFベルトの様な高
負荷な用途においては、この低下により、その材料とし
てTPUを使うことが困難になる。
近年複写機にあっては、各種機能を付加したものが種々
提案され開発されており、その一つとして、例えば高速
複写用等に好適な自動原稿送り装置(ADF装置)つき
のものが提案開発されている。
この碌なADF装置にあっては、その中に用いられるベ
ルトの性能の安定性が、紙の撤送に大きく寄与するもの
である。この安定性を崩す要因としては、ベルトへの汚
れの付着、ベルトの摩耗等の要因が挙げられるが、その
中において特に重大な要因は、ベルトの摩耗である。
これを改善する為に、ベルトと接触する部位(ローラー
、セパレータ一等)の削減や、特に摩耗する部位の厚肉
化等の対策が種々試みられているが、騒音、クリーニン
グ性等の他の問題を発生することが多い。
他方、TPUの改質としては、種々の添加物の混入によ
り、退色性、劣化性等を改良する試みや加工性、非自着
性改良の為のワックスの添加等が試みられているだけで
、着色時の耐摩耗性の改善を図る積極的な試みはされて
いなかった。
また、この着色時の耐摩耗性の劣化の原因としては、2
つのものが予想される。
第1には、着色時にウレタンポリマー中に多量の固型物
(有機、無機顔料)を添加する。この時、それとウレタ
ンの界面接着が悪い為に、耐摩耗性が悪化する。
第2には、ウレタンはその自着性防止の為に、各種の自
著防止剤が添加されている。そのブIJ 一ドが、多量
の染料、顔料の添加により阻害され、その結果、表面の
特性が変化し、耐摩耗性の劣化をもたらすと考えられる
本発明において耐摩耗性向上の為に添加されるポリオレ
フイン系組成物は一般に、各種ポリマーの離型剤、分散
助剤、量流動化剤等として用いられ、首記の目的で用い
られることはなかった。
そこで、本発明は従来のウレタン系材料、特に熱可塑性
ウレタンに適当量の耐摩耗性を有したウレタン系組成物
を提倶することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するこの発明は、表面及び内部に耐摩
耗性向上剤を含有するウレタン系組成物において、耐摩
耗性向上剤として、その分子量が500から12000
のポリオレフイン系組成物を含有するものである。
〔作用〕
この発明のウレタン系組成物をコピー機の自動原稿送り
装置のベルトに使用する場合、耐摩耗性が向上し、加工
性にも優れていた。
その結果、ADFの紙搬送性が向上し、安定した原稿送
りを得ることができる。
〔実施例〕
以下に、この発明の好適な実施例について説明する。
ウレタン系材料は、特に熱可塑性ウレタン(TPtJ)
としてはどの様なものであってもかまわないが、特にA
DFベルト用として用いる場合は、対紙摩擦係数が0。
5〜1.5ぐらいで、好ましくは0.7〜1.0で、か
つガラス摩擦係数ができるだけ小さいものである。
また、その組成はアジベート系、エーテル系、エステル
系、カブロラクトン系等のTPUを用いることができる
耐摩耗性向上剤としては、塗装型、練込型のいつれでも
かまわないが、ADFベルトに用いる場合は、メンテナ
ンスフリーという面で練込型が好ましい。
また、その組成としてはその分子量が500から120
00で、好ましくは1500から10000のポリオレ
フィン系の組成物である。また、ポリ才レフィン主鎖に
おいて、酸化変性、酸変性等によりカルボキシル基、無
水マレイン酸基等の極性基がグラフトされていてもかま
わない。
また、ポリオレフィンとしては、エチレン重合体単独や
、エチレンと他のα−オレフインを共重合したものが好
ましい。
このようなポリエチレン系組成物の添加指としては、0
。2〜6phr好ましくは0 .  5 〜3 phr
であり、ADFベルトとして用いる場合は、着色剤との
兼ね合いで上述の範囲で適宜選択することが好ましい。
また、これらの添加剤と各種のオイル、紫外線吸収剤、
汚染防止剤等の第3成分を添加してもかまわない。
本発明における耐摩耗性向上剤の添加方法は、樹脂の重
合時または、樹脂のペレット化前のパウダーの状態で添
加することも可能であり、樹脂の成形前に添加、あるい
は混練することも可能である。あらかじめ作製した高濃
度の耐摩耗性改良剤マスターバッチをウレタン材料に添
加することも可能である。
実施例l. 表1に各種摩耗性向上剤を添加した時の諸特性を示す。
ここで、ウレタンはJIS  A硬度80近傍のエーテ
ル系ウレタンを用いた。
摩耗性向上剤としては、三井石油化学低分子量ポリエチ
レン、三井ハイワックスを用い、添加量としては、ウレ
タンに対して、0.5〜3 phrの範囲で最も効果の
ある量を適時選択した。
練込方法としては、着色後のウレタン樹脂にニーダー、
二軸押出機等で混練添加した。
その後、押出成形によりサンプルを作製し、評価に用い
た。
耐摩耗性の評価は、一定温度におけるテーパー摩耗20
00回転後の摩耗溝の深さを表記した。
実施例2. 本発明の材料を用いてADFベルトを作成し、そのベル
トの耐摩耗性を表2に示す。
また、耐摩耗性の評価としては、上述の材料を用いてA
DFベルトを作成し、これをコピー機のADF装置に装
着し、一定数量コピー後の摩耗溝の深さを測定した。
表2 〔効果〕 以上説明したように、本発明によれば、表面及び内部に
耐摩耗性向上剤を含有するウレタン系組成物において、
耐摩耗性向上剤として、その分子量が500から120
00のポリオレフィン系組成物を含有するので、優れた
耐摩耗性を発揮し、特にADFベルトとしての使用に好
適なウレタン系組成物を提供することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、表面及び内部に耐摩耗性向上剤を含有するウレタン
    系組成物において、 耐摩耗性向上剤として、その分子量が500から120
    00のポリオレフィン系組成物を含有することを特徴と
    するウレタン系組成物。 2、ポリオレフィン系組成物としてポリエチレン系組成
    物を添加し、その添加量は、0.2〜6phr、好まし
    くは0.5〜3phrである第1項記載のウレタン系組
    成物。
JP11561989A 1989-05-09 1989-05-09 ウレタン系組成物 Pending JPH02294360A (ja)

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JP (1) JPH02294360A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06288439A (ja) * 1992-04-06 1994-10-11 Bando Chem Ind Ltd 伝動ベルト
JP2008031317A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Mitsui Chemicals Inc 熱可塑性ウレタン組成物

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06288439A (ja) * 1992-04-06 1994-10-11 Bando Chem Ind Ltd 伝動ベルト
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