JPH02294210A - 光ファイバーケーブルの接続方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、光ファイバー複合架空地線等のケーブルに、
一体に設けた光ファイバーユニットを交換する場合に、
光ファイバー心線の補強線を介して新旧光ファイバー心
線に接続し、架空地線のケーブルに組込んだパイプ内で
移動させ、該複合ケーブルを交換することなしに、既設
のケーブル内に新しい光ファイバー心線を布設出来るよ
うにするための方法に関する。

（従来の技術） 光ファイバーユニットを組込んだケーブルは、例えば、
特開昭５７−２０２００６号公報等に示されるように、
従来より使用されているものであり、該ケーブルに光フ
ァイバーユニットを一体に組込むことによって、電力の
供給等と同時に、該電線を用いて通信回路を形成するこ
とが出来る。

また、ケーブルに光ファイバーユニットを一体に組込ん
だ場合には、通常の通信線を用いる場合のように外乱に
よる影響を受けずに、良好な状態でデータの送信等を行
い得ること、および、架空地線に光ファイバーユニット
を組込んだ場合には、雷の影響を受けずに、通信を行い
得る等の多くの利点があるものとされる。

前述したような光ファイバーユニットを組込んだケーブ
ルは、前記従来例に示されるように、溝付きアルミスベ
ーサに収容されることの他に、第５図に示されるように
、ケーブル内に設けられるアルミパイプの内部に収容さ
れる場合がある。

この第５図に示される一般的なケーブルにおいて、光フ
ァイバー複合ケーブル１の中心部には、光ファイバー心
線７をアルミバイプ６に収容した形式の光ファイバーユ
ニット５を配置し、その周囲に撚線によるアルミ覆鋼線
２、３を巻き付けるようにして複合ケーブルを構成して
いる。

前記光ファイバー複合ケーブル１の中心部に設けられる
光ファイバーユニット５は、第６図に示されるように、
アルミパイブ６の内部に、該アルミパイプの内径よりも
小径の光ファイバー心線７を収容している。前記光ファ
イバー心線７は、例えば、６心の光ファイバー素線８に
より構成ざれたものである場合には、図示されるように
、中央部にＦＲＰ製の細い補強線９を配置し、その周囲
に光ファイバー素線８・８・・・・・・を撚った状態で
配置しており、その撚線の周囲をポリイミド製のテープ
で被覆している。

また、上記したような従来の光ファイバー複合ケーブル
においては、既設の光ファイバー複合ケーブルに収容し
た光ファイバー素線の数を多くして、通信回線を増やす
場合等には、既設の光ファイバー心線を撤去し、新たに
光ファイバー素線の数の多い光ファイバー心線を布設す
ることが必要である。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記したような従来の光ファイバー複合
ケーブルにおいては、例えば、実開昭５９−４７９１２
号公報等に示されるように、アルミバイブ内にあらかじ
め布設されているワイヤ等を用いて、新しい光ファイバ
ー心線をアルミバイブ内に引込むような手段が提案され
ているものの、既設の光ファイバー心線を、新しい光フ
ァイバー心線と交換する手段は、未だ開発されていない
技術手段である。

そこで、古い光ファイバー心線を一旦ワイヤで置き代え
、そのワイヤを用いて素線の多い新しい光ファイバー心
線を布設することが考えられるが、そのような工事は非
常に面倒であることと、工事期間が長くなる等の問題が
ある。

これに対して、古い光ファイバー心線に新しい光ファイ
バー心線を直接接続して、新旧の光ファイバー心線を一
度に交換することが考えられている。このための手段と
しては、例えば、第７図に示されるように、既設光ファ
イバー心Ｉ！ｉｌ１０と新設光ファイバー心線１５との
、各々の補強線１１、１６を所定の長さに亘って露出さ
せ、それぞれの補強線の端部に、段部１１ａ，１６ａを
形成する。

そして、該段部を合せた部分に瞬間接着剤を塗布し、該
接着剤により接続した接続部１つを形成する。

前述したようにして既設光ファイバー心線と新設光ファ
イバー心線とを接続してから、既設光ファイバー心線の
端部をウインチワイヤ等に接続して巻き取ることにより
、新旧の光ファイバー心線をアルミパイプ内で移動させ
る。

したがって、既設光ファイバー心線を巻き終わった状態
では、アルミバイブ内に新設光ファイバー心線１５が収
容されることになるので、その新設光ファイバー心線の
両端部を隣接する光ファイバー心線にそれぞれ接続する
のみの作業で、通信回線の増設を容易に行い得ることに
なる。

しかし、第７図に示されるようにして、光ファイバー心
線の交換を行う場合には、該補強線の接続部分が比較的
弱いので、光ファイバー心線をウインヂ等で牽引してい
る間に、その接続部の部分で断線したりする等の問題が
発生する。そして、光ファイバー心線が途中で断線した
りする場合には、その回復の作業が非常に困難になり、
特に、光ファイバー複合ケーブルを架空地線として用い
、長いスパンを有する鉄塔の２〜３区間に亘って、光フ
ァイバー心線の交換等の作業を行っている場合等には、
非常に困難な作業になる。

また、補強線の接続部の強度を向上させるために、接続
部１９の周囲に補強テープ等を巻き付けることも考えら
れるが、そのような補強手段を用いた場合には、該補強
部での光ファイバー心線の径が大きくなり、アルミバイ
ブ内で光ファイバー心線を摺動させることに支障が発生
する等の問題があり、該光ファイバー心線の交換が良好
に行なわれにくい等の欠点が生じる。

（発明の目的） 本発明は、上記したような従来より用いられている光フ
ァイバー複合ケーブルの欠点を解消するもので、補強線
の接続部の強度を向上させて、アルミパイプ内での光フ
ァイバー心線の交換を確実に行い得るようにする手段を
提供することを目的としている。

（問題点を解決するための手段および作用）本発明の光
ファイバーケーブルの接続方法は、複数本の光ファイバ
ー素線を補強線を中心にして撚り合せて光ファイバー心
線を構成し、該光ファイバー心線を撚線の心部に配置し
たパイプの中に収容し、光ファイバ複合ケーブルを構成
しているものに関する。

本発明の光ファイバー複合ケーブルにおいて、前記光フ
ァイバー心線を新しい光ファイバー心線に交換する際に
、既設の光ファイバー心線と新たに布設する光フ？イバ
ー心線との双方の補強線を、それぞれ光ファイバー心線
から露出させるとともに、該補強線の先端部を所定の長
さにわたってほぐし、前記補強線をほぐした部分のｍＨ
を互いに入組ませるようにして突き合せ、該突合せ部に
瞬間接着剤を浸漬させ、該補強線を介して光ファイバー
心線の接続を行うようにすることが出来る。

また、本発明の接続方法においては、補強線を接続した
部分に対して、両側の光ファイバー心線の外被をカバー
するようにして熱収縮チューブを設け、前記熱収縮チュ
ーブにより光ファイバー心線の先端の露出部分をカバー
することが出来るようにする。

したがって、本発明の光ファイバー心線においては、補
強線を接続した部分の強度を大きく設定することが出来
るので、長い光ファイバー心線をアルミパイプ内で移動
させる際に、作業の信頼性を良好な状態で維持すること
が可能である。

そして、本発明の光ファイバー複合ケーブルにおいては
、該複合ケーブルに組込まれているアルミバイブ内で、
新旧の光ファイバー心線を交換する際に、補強線のみを
接続して、それ等の光ファイバー心線の移動を行うこと
が出来、光ファイバー心線の交換等を容易に行うことが
出来る。

（実施例） 図示された例に従って、本発明の光ファイバーケーブル
の接続方法を説明する。

以下に示す本発明の実施例においては、光ファイバー複
合ケーブルの構成を省略して、光ファイバー心線の接続
部分のみを示しているが、本発明の接続方法が適用され
るケーブルは、第５図、および、第６図に示されたよう
な光ファイバー複合ケーブルを対象としており、該複合
ケーブルの内部にアルミパイプを介して光フ？イバー心
線を収容してなる光ファイバーユニットにおける光ファ
イバー心線の交換方法に関するものである。

第１図に示される本発明の実施例では、第７図に示され
た従来例の場合と同様に、既設光ファイバー心線１０と
新設光ファイバー心線１５との、２つの光ファイバ一心
線の接続部を示している。

なお、本発明の実施例においては、従来のケーブルの場
合と同様に、光ファイバー心線は６心等の素線を、ＦＲ
Ｐ製等の細い補強線を中心にして撚って構成しているも
のであるが、その素線の数は任意に設定出来るものとさ
れる。

前記光ファイバー心線においては、それぞれの光ファイ
バー心線の接続端部で補強線１１、１６の端部を露出さ
せ、該補強線の端部をペンチ等の工具を用いてつぶす等
の処理を行い、補強線の繊維を分離させてほぐし部１２
、１７を形成する。

そして、前記ほぐし部１２、１７の繊維を互いに大組ま
ぜるようにして、両方の補強線を突き合せる。その後で
、該補強線の接続部分を固定した状態で、突き合ゼ部に
瞬間接着剤を塗布し、該ほぐし部の繊維の間に接着剤を
浸み込ませて、接続部を形成するとともに、その接続部
１３の外径形状を整えるようにする。

したがって、前述したようにして補強線の接続部を形成
することによって、２本の補強線を構成するガラスｌＩ
ｉＭが相互に接続されることになり、両方の補強線の接
続部での接着面積を大きくすることが出来、該接続部で
の強度を大きくすることが出来る。

そして、本発明の接続方法を用いた光ファイバー心線は
、その接続部分での強度を大きくすることが出来るので
、製造時に光ファイバー心線の補強線として組込まれた
ものと同様な強度を発揮させるごとが出来ることになる
。

前記第１図に示された実施例は、既設光ファイバー心線
１０と新設光ファイバー心線１５との接続部１３の構造
を示しているが、前述したようにした補強線のみを接続
したままで、光ファイバー心線の移動を行う場合には、
新設光ファイバー心線１５の端部から湿気が浸入したり
して、光ファイバー素線に対して悪影響を与えたりする
ことがある。

そこで、該新設光ファイバー心線の端部をシールすると
ともに、保護作用を行わせるために、第２図に示される
ように、両側の光ファイバー素線をカバーするようにし
て、熱収縮チューブ１８を設けることが出来る。

前記熱収縮チューブ１８としては、一般に用いられてい
るような熱収縮性を有するプラスチック部材で構成され
、接続部をカバーするようにして配置した後で、熱を加
えることによって熱収縮チューブを収縮させて、両側の
光ファイバー素線の端部を含めて接続部の全体をシール
することが出来るようにする。

第２図に示されるように、熱収縮チューブ１８を用いて
接続部をカバーするようにした場合には、光ファイバー
複合ケーブルのアルミバイブ内を摺動される新設光ファ
イバー心線の端部では、光ファイバー素線等の露出部分
が突出したりして、引掛かることが防止され、該光ファ
イバー素線の摺動を良好な状態で行わせることが出来る
。

前記第２図に示された例の他に、第３図に示されるよう
に、接続部１３と新設光ファイバー心線１５の側のみを
、熱収縮ヂューブ１８によりカバーするような手段を用
いることも出来る。この第３図に示される実施例におい
ては、補強線の露出部分と、新設光ファイバー心線１５
の端部とに、熱収縮チューブ１８を被覆させるようにし
、カバーすることが出来るようにしている。

そして、前記実施例のように熱収縮チューブを配置した
場合には、接続部と新設光ファイバー心線の先端部とを
カバーすることが出来、アルミパイプ内を摺動させる際
に、その接続部の部分と新設光ファイバー心線１５の端
部とを、良好な状態で案内することが出来るものとなる
。

さらに、第４図に示される実施例においては、２つの補
強線の接続部の部分のみを熱収縮チューブ１８によりカ
バーするようにした場合を示している。この第４図に示
される例において、熱収縮チューブ１８は、両側の補強
線の接続部１３のみをカバーするように設けられるので
、該接続部の保護を行うことにより、アルミパイプ内で
の摺動に際しての安全性を確保出来るものとなる。

なお、前述したように、接続部の部分に熱収縮チューブ
を設ける際には、光ファイバー心線よりも径の大きな熱
収縮ヂューブを、一方の光ファイバー心線に対して被せ
た状態にして保持させる。

そして、前述したような接続部を形成する作業を行って
から、接続部をカバーするようにして熱収縮チューブを
移動させ、接続部と光ファイバー心線の端部とをカバー
するようにして設ける。その後で、バーナやトーチ等を
用いて熱収縮チューブを加熱し、該熱収縮チューブを光
ファイバー心線と一体に設けるようにする。

なお、前記したようにして補強線に接続部を形成して、
光ファイバー心線を移動させることは、例えば、光ファ
イバーユニットを一休に設けた架空地線に遣用すると、
通信回線の容伍を大きくする場合等に、光ファイバー素
線の数の多い光ファイバー心線を容易に布設換えするこ
とが出来、その工事を容易に行うことが可能になる。

その他に、電力ケーブル等のように、光ファイバー心線
をアルミバイブを介して一休に設けたもので、そのケー
ブルが、架空電線である場合や、地下に埋設されたもの
であっても、アルミバイブ内で光フ１イバー心線が摺動
可能な状態にあるケーブルに対しては、本発明の補強線
の接続方法を用いて工事を行うことが出来る。そして、
光ファイバー素線の本数の多い光ファイバー心線を、回
線容示の小さい既設の心線から布設換えする作業を、容
易に行い得るものとなる。

（発明の効果） 本発明の光ファイバーケーブルの接続方法は、上記した
ような補強線の接続方法を用いるものであるから、該補
強線を接続した部分の強度を大きく設定することが出来
、長い光ファイバー心線をアルミパイプ内で移動させる
際に、作業の信頼性を良好な状態で維持することが可能
である。

また、本発明の光ファイバー複合ケーブルにおいては、
該複合ケーブルに組込まれているアルミパイプ内で、新
旧の光ファイバー心線を交換する際に、補強線のみを接
続して、それ等の光ファイバー心線の移動を行うことが
出来、光ファイバー心線の交換等を容易に行うことが出
来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の光ファイバー心線の接続方法を示す説
明図、第２図ないし第４図は、それぞれ本発明の光ファ
イバー心線の接続部に熱収縮チューブを被覆する例を示
す説明図、第５図は本発明が適用される光ファイバー複
合ケーブルの断面図、第６図は光ファイバーユニットの
断面図であり、第７図は従来の光ファイバー心線の接続
方法を示す説明図である。 図中の符号 １・・・・・・光ファイバー複合ケーブル、５・・・・
・・光ファイバーユニット、６・・・・・・アルミパイ
プ、７・・・・・・光ファイバー心線、８・・・・・・
光ファイバー素線、９・・・・・・補強線、１０・・・
・・・既設光ファイバー心線、１５・・・・・・新設光
ファイバー心線、１１・１６・・・・・・補強線、１２
・１７・・・・・・ほぐし部、１３・・・・・・接続部
、１８・・・・・・熱収縮チューブ。 第４ 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複数本の光ファイバー素線を、補強線を中心にして撚り
   合せて光ファイバー心線を構成し、ケーブルの撚線の心
   部に配置したパイプの中に、該光ファイバー心線を収容
   して構成した光ファイバ複合ケーブルにおいて、 前記光ファイバー心線を新しい光ファイバー心線に交換
   する際に、既設の光ファイバー心線と新たに布設する光
   ファイバー心線との双方の補強線を、それぞれ光ファイ
   バー心線から露出させるとともに、該補強線の先端部を
   所定の長さにわたつてほぐし、 前記補強線をほぐした部分の繊維を互いに入組ませるよ
   うにして突き合せ、該突合せ部に瞬間接着剤を浸漬させ
   、該補強線を介して光ファイバー心線の接続を行うよう
   にすることを特徴とする光ファイバーケーブルの接続方
   法。