JPH0229324A - 多層構造物、易開封性容器及び蓋材 - Google Patents

多層構造物、易開封性容器及び蓋材

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JPH0229324A
JPH0229324A JP1098934A JP9893489A JPH0229324A JP H0229324 A JPH0229324 A JP H0229324A JP 1098934 A JP1098934 A JP 1098934A JP 9893489 A JP9893489 A JP 9893489A JP H0229324 A JPH0229324 A JP H0229324A
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豊和 山田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は包装分野、特に容器の製造に好適に用いられる
多層構造物と、これを用いて製造した食品、薬品、化粧
剤等を収納、包装するための密封性及び開封性に優れた
易開封性容器及び蓋材に関する。
側の多層容器は最内層を剥離させずに残しつつ、最内層
とともに蓋材を剥離するようにした密封性と開封性に優
れた易開封性容器が記載されている。
しかしながら、この場合も開封剥離層の剥離強度を一定
にコントロールすることは困難で必ずしも安定した開封
性が得られないという問題点がある。
〔従来の技術〕
物品、特に食品類の包装において、容器に食品を充填し
た後、ボイル、レトルト殺菌が行われている。この場合
、蓋材のシール強度を高くしないと内圧に耐えられず、
これを高くすると使用時に開封性が低下する。これを解
決する手段として、特開昭62−251363号公報に
使用時の開封を一般に行われているシール部の剥離で行
うのではなく、容器として多層容器を用い、多層容器の
層間を開封剥離面とし、シール部の内側の最内層に切り
込みを設けることにより、切り込みより内〔発明が解決
しようとする課題〕 本発明の目的は、ヒートシール層と開封剥離層とを別に
する易開封性容器の製造に好適に用いられる多層構造物
であって、開封剥離層の易剥離性を確保しつつ、基材層
の特徴を生かすことを可能とする多層構造物を提供する
ものである。
本発明の他の目的は、成形条件、各層の樹脂の組み合わ
せの変更等によっても層間剥離強度が安定し、しかも樹
脂材料の組み合わせにより基材の特徴を生かしスクラッ
プ回収も可能な多層構造物を提供するものである。
本発明の他の目的は、上記多層構造物を用いて密封性及
び開封性に優れた、特に開封の際の剥離強度が安定した
易開封性容器及び蓋材を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は上記目的を達成するために鋭意検討を行った
結果、容器及び蓋材の製造に用いられる多層構造物を特
定な層構成とすることにより前記課題を解決できること
を見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至っ
た。
すなわち、本発明の多層構造物は基材層(C)にリン片
状無機充填剤を0〜70重量%含有する熱可塑性樹脂中
間層(B)を介して熱可塑性樹脂表面層(A)を形成し
てなり、(A)(B)間の層間剥離強度が0.3〜2.
0kg/15■であり、かつ(B)(C)間の層間剥離
強度が(A)(B)間の層間剥離強度の1.2倍以上で
あることを特徴とする。
本発明の(C)の基材層の材質としては特に制限はなく
ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹
脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、エチレン−ビニ
ルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリ
アクリル酸系樹脂或いはこれらに熱可塑性エラストマー
、各種添加剤、又は無機充填剤を20〜80重量%混合
した樹脂などがある。これらの中でも無機充填剤20〜
80重量%含有するポリオレフィンが好適に用いられ、
これにより高剛性、耐熱性、易焼却性を有する多層構造
物が得られる。
ポリオレフィン樹脂としては、ポリプロピレン系樹脂、
ポリエチレン系樹脂或いはこれらの樹脂混合物が好適に
用いられる。ポリプロピレン系樹脂としては、高結晶性
のプロピレン単独重合体のほかに、エチレン、ブテン−
1、ペンテン−1,3−メチルブテン−1,4−メチル
ペンテン−1などのα−オレフィンとのランダム共重合
体や、これらの混合物などが挙げられる。ランダム共重
合体としては、多段重合で得られるホモポリプロピレン
との混合物を含む、前記共重合体においては、共重合モ
ノマーの割合が10モル%以下のものが好ましい、また
、これらのポリプロピレン系樹脂は、メルトインデック
スが0.1〜20の範囲にあるものが好適である。
一方、ポリエチレン系樹脂としては、低密度(高圧法低
密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンなど)、
中密度及び高密度ポリエチレンのいずれも使用すること
ができ、また、エチレン単独重合体のほかに、プロピレ
ンや、ブテン−1、ペンテン−1,3メチルブテン−1
,4−メチルペンテン−1などのα−オレフィン又は酢
酸ビニルとの共重合体、或いはこれらの混合物なども使
用することができる。前記共重合体においては、共重合
モノマーの割合は10モル%以下のものが好ましい、ま
た、これらのポリエチレン系樹脂は、メルトインデック
スが0.02〜50の範囲にあり、かつ密度が0.90
0〜0.975g/cfflの範囲にあるものが好適で
ある。
前記の樹脂混合物の場合ポリプロピレン系樹脂とポリエ
チレン系樹脂との割合は、好ましくは重量基準で30ニ
ア0ないし97:3、さらに好ましくは36:65ない
し95:5の範囲で選ばれる。
さらに、この樹脂又は樹脂混合物には所望に応じ、その
相溶性を改善するために第3の樹脂成分を配合すること
ができる。このような第3樹脂成分としては、例えば、
不飽和カルボン酸又はその誘導体により変性された変性
ポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−アクリレート共重合体、エチレン−プロピレンゴ
ム、エチレン−プロピレン−ジエン系ゴム、ポリブテン
、ポリイソブチレン、ポリブタジェン系ゴム、ポリイソ
プレン系ゴム、アククチツクポリ−4−メチルベ・ンテ
ンー1、スチ1ノンーブタジェンゴム、アクリロニトリ
ル−ブタジェンゴム、イオン架橋オレフィン共重合体(
アイオノマー)などが挙げられ、これらはそれぞれ単独
で用いてもよいし、2種以上組み合わせて用いてもよい
。これらの第3成分はポリオレフィン樹脂100重量部
あたり、30重量部以下の重量で用いることが好ましい
本発明の基材層の中間層と反対側には、ガスバリヤ−性
の向上や、容器とした場合の変形を少なくする目的で、
さらに他の材料からなる層(D)を設けてもよい。他の
材料からなる層としては、例えばエチレン−ビニルアル
コール共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン、ポリ
エチレンテレフタレートなどの樹脂層やアルミ蒸着層、
アルミ箔、アルミニウム、鉄、銅などのガスバリヤ−性
に優れたものが挙げられる。これら他の材料からなる層
、は、1層のみであってもよいし、2層以上からなる多
層体であってもよ(、また、無機充填剤10〜80重量
%を含存する樹脂層であってもよい。さらに金属、紙な
どとの複合材料であってもよい。
本発明の(A)の熱可塑性樹脂表面層の材質としては特
に制限はないが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
メチルペンテンなどのポリオレフィン樹脂、ナイロン、
ポリエチレンテレフタレートなどが好適に用いられる。
この中でも耐熱性、耐溶出性などの点からポリプロピレ
ン、高密度ポリエチレン、ポリメチルペンテン、ポリエ
チレンテレフタレートが好適に用いられる。
本発明の中間層(B)は、多層構造物の剥離強度を調整
するために設けられるものであって、リン片状無機充填
剤を0〜70重量%含有する熱可塑性樹脂中間層である
。この熱可塑性樹脂としては基材層(C)のポリオレフ
ィン樹脂と同様のものが一般に使用される。リン片状無
機充填剤としては、好ましくはタルク、マイカが使用さ
れる。
無機充填剤として通常の充填剤、例えば炭酸カルシウム
を使用すると(A)(B)間の剥離強度が大きくなり容
器や蓋材としたときの易開封性が期待できない。
本発明の多層構造物は上記(A)(B)(C)の三層を
有し、(A)(B)間の層間剥離強度が0.3〜2− 
Okg/ 15 m、好ましくは0.3〜1.5 kg
/15mであり、かつ(B)(C)間の層間剥離強度が
(A)(B)間の層間剥離強度の1.2倍以上であるこ
とを必須とする。
本発明においては、(A)(B)間及び(B)(C)間
の層間剥離強度をこのように設定することにより、表面
層(A)と中間層(B)を易剥離性とし、中間JL! 
(B)と基材層(C)とを難剥離性としている。その結
果、この多層構造物を容器又は蓋材とした場合、易開封
性となり、かつ安定した開封性が得られるようになる。
また、スクラップの再使用に際しても、スクラップを基
材層(C)のみに返し使用すれば(A)CB)間の層間
剥離強度になんら影響を及ぼすことがないため、安定し
た易剥離性が保障される。
各層間剥離強度の制御は、前述したような樹脂材料の樹
脂の種類、充填剤の量等を適宜選択することにより容易
に行うことができる。
また、中間層(B)にリン片状無機充填剤を含有せしめ
ることにより、樹脂の組み合わせの幅も拡がり、(A)
(B)間の剥離強度の制御がさらに容易となる。また、
多層構造とするときの押出条件、多層構造物を加工する
ときの熱成形条件にかかわらず、(A)(B)間の剥離
強度を安定したものとすることができる。リン片状無機
充填剤を用いる場合、中間層(B)における量の好まし
い範囲は5〜70重量%、更に好ましい範囲は10〜7
0重量%である。リン片状無機充填剤が5重量%未満で
あると樹脂の組み合わせによっては剥離強度が大きくな
りすぎる場合があり、樹脂の選択の幅が狭まることがあ
る。一方、70重量%を超えると剥離強度が小さくなり
すぎ、剥離強度の制御が困難となる。
各層の厚みは特に制限されないが、(A)J!fは樹脂
の種類に応じて層間剥離が可能な程度の厚み、すなわち
材料破壊強さが剥離強度より大きくなるような厚みが必
要であり、通常5〜300μmである。また(B)層は
製膜性を考慮して多層構造物の全厚みの30%以下、好
ましくは20%以下とすることが好ましく、通常5〜3
00μmである。また、基材層の厚さは特に制限はなく
、通常10〜3000μmである。
本発明において、CB)層にリン片状無機充填剤を含有
する熱可塑性樹脂を用いた場合、(B)、(C)層とし
て共に類伯の樹脂を用いて、リン片状無機充填剤の量を
変えるだけで(A)(B)間の剥離強度を適当な大きさ
に制御することができるので、本発明の多層構造物を製
造するにあたって原料供給装置の兼用、簡略化を図るこ
とができ、また三層からなる多層構造物のスクラップを
回収して(C)層に返し使用しても(A)(B)間の剥
離強度にまったく影響しないため回収量の変動も可能に
なるという大きな利点を有している。なお、スクラップ
回収して使用するためにはポリオレフィン樹脂は熱成形
性等の二次加工性を考慮して溶融張力の大きいものが好
ましく用いられる。
本発明の多層構造物は前記した樹脂を用いて共押出シー
ト類、共押出ブロー成形容器又はラミネート加工等によ
り得ることができる。ラミネート加工としては、例えば
エキストルージョンラミネート、ホットメルトラミネー
ト、ドライラミネート、ウェットラミネートなどの方法
を用いることができる。しかし少なくとも(A)(B)
層からなる二層構造物は、共押出成形によって通常得ら
れる。
本発明の易開封性容器は蓋材を環状にシールするための
開口周縁部を有する容器であって、周縁部がシール面を
熱可塑性樹脂表面層とする前記したような(A)(B)
(C)からなる多層構造を有しており、表面層の環状シ
ール部の内側に環状の弱め線が設けられている。
また、本発明の易開封性容器用蓋材は、蓋材を環状にシ
ールするための開口周縁部を有する容器用の蓋材であっ
て、蓋材がシール面を熱可塑性樹脂表面層とする前記し
たような(A)(B)(C)からなる多層構造を有して
おり、表面層の環状シール部の内側に環状の弱め線が設
けられている。
第1図は本発明の多層構造物の部分断面図であり、(A
)は熱可塑性樹脂表面層、(B)は熱可塑性樹脂中間層
、(C)は基材層、(D)は必要に応じて設けられるガ
スバリアー性を有する層などの他の層である。また、更
に他の層として(E)、(F)を、或いは(B)、(A
)層を設けてもよい。
第2図は多層構造物を成形して得られた本発明の易開封
性容器の一実施態様の断面図である。1は熱可塑性樹脂
表面層、2は熱可塑性樹脂中間層、3は基材層である。
1.2.3は前記(A)(B)(C)からなる多層構造
をとっており、容器開口周縁部4を形成している。5は
蓋材で容器開口周縁部の上面と環状にヒートシールされ
て包装される。蓋材の材質は表面層と同様の材質とする
ことがシール性の点から好ましい9表面層の環状シール
部6の内側には弱め線7が設けられている。
弱め線は蓋材を開封して表面層を剥離したときに容器開
口周縁部の内側で表面層を切断するためのもので、通常
環状のノツチとして設けられているが、その他蓋材を剥
がすときに表面層を容易に切断できるものであればどの
ようなものでもよい。
なお、ヒートシール内周端と弱め線間は0.5〜10m
m、好まし2くはIW以上とすることが好ましい。
8は蓋材のイ1き剥がしを容易にするために設けられた
つまみ部である。
容器の周縁部の形状は特に限定されるものではないが、
通常、円、四角などであり、この形状の周縁部で環状に
ヒートシールされる。また容器形状はカップ状であって
もトレー状であってもよい。
本発明の易開封性容器の開封は、第2図において、つま
み部8を上方にもちあげる。すると多層容器の表面層1
と中間層2の間で剥離し、弱め線7のところまで表面層
が剥離し、蓋材とともに剥がされる。次いで、弱め線の
ところで表面層が切断され容器の開封が行われる。従っ
て、蓋材と多層容器の表面層が難剥離ヒートシールされ
ていても容易に開封できる。そしてシール面から剥離す
る従来法に比べて、シール端部の不完全シールによるノ
ツチ効果、シール条件の差、夾雑物の影響などがなく、
開封力の安定が図れる。また、ヒートシールの剥離強度
を高くしても剥離が可能となるため、ボイル、レトルト
処理に耐える耐熱性が良好な多層容器となる。さらに、
表面層の剥離強度は多層構造物の樹脂材料、容器の成形
条件が変わっても安定している。
本発明の易開封性容器は前記多層構造物を用いて真空成
形、圧空成形、プレス成形などにより成形したり、前記
樹脂を用いて射出成形、射出ブロー成形、ブロー成形な
どによって成形したりすることによって得ることができ
る。
本発明の多層構造物は容器ばかりでなく、袋状の包装体
、蓋材の層間剥離を利用して開封を行う易開封性容器の
蓋材としても用いることができる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。
実施例1〜36及び比較例1〜9 表1〜7は実施例1〜36及び比較例1〜9において製
造された本発明の多層構造物及び比較例の多層構造物の
構成樹脂と層間の剥離強度とこの多層構造物を用いて包
装容器を製造した場合の剥離適性を示したものであり、
Oは剥離適性良、△は剥離適性普通、×は剥離適性不良
である。
なお、表中の記号は次のものを示している。
)IDPE−A :  出光石油化学■製、出光ポリエ
チI/ン520MB (MI=0.3) HDPH−B :  出光石油化学■製、出光ポリエチ
レン440M (MI=0.9) LDPE  :  東ソー■製、ベトロセン172  
(Ml = 3.0 ) PP−A  :  出光石油化学■製、出光ポリブロー
−100G(M!=0.5) PP−B  :  出光石油化学■製、出光ポリプロF
−2003(MI=2.0) PP−C:  出光石油化学■製、出光ポリプロE−2
500(MI=i、O) タルク : 平均粒子径 12μm 炭カル: 平均粒子径 8μm1炭酸カルシウム多1」
b1血 押出機A(スクリュー径50m)、押出機B(スクリュ
ー径50aa)、押出機C(スクリュー径65+110
1)の3台の押出機にて(A)、CB)、(C)の樹脂
を同時押出し、フィードブロック、フラットダイを使用
して第3図に示される3種5層の多層シートを得た。得
られたシートの各層境界面における剥離強度を測定した
。(A)層、(B)層、(C)層の厚みはそれぞれ10
0.czm、100μm、600amとした。
層間の剥離強度は180°剥離を採用し、このときのサ
ンプル巾は15m、剥離速度は300m+/sin と
した。
た容器はいずれも優れた開封性を示した。
■1111u4拝 上記の容器において、容器と蓋材をそれぞれ逆にして同
じような厚みとして密封容器を得た。これも上記で得ら
れた容器と同じ易開封性を示した。
以下余白 遇y■■1毘翳 前記で得られた多層構造物を用いて口径72mφ、絞り
比0.3の丸型容器を真空成形により第2図に示すよう
な容器を得た。容器にはフランジ周縁部に弱め線として
ノツチを入れた。これらの容器に水を充填t7た後、容
器表面層(シール側)と同種の樹脂フィルム(80μm
)を用いて、L=1.5mとしてヒートシールした後、
120°C,30分間のレトルト処理を行った後、剥離
開封を行ったところ、本発明の多層構造物を用いて得ら
れ(発明の効果) 本発明の多層構造物は、成形条件、各層の樹脂の組み合
わせの変更等によっても層間剥離強度を安定に制御する
ことができ、しかもスクラップを基材層(C)に回収混
合すれば、剥離強度が回収量に関係しないのでスクラッ
プ回収が非常に容易である。さらに基材材料の選択の巾
が大きいことから、基材の特徴を十分に生かすことがで
きる。
また、この多層構造物から得られた易開封性容器又は蓋
材は密封性及び開封性に優れ、また開封の際の剥離強度
も安定しており、ボイルやレトルト処理も可能で、その
実用的価値は大である。
(A) (B) (C) (D) 1゜ λ 3゜ 4゜ 5゜ 6゜ 7゜ 8゜ 符号の説明 熱可塑性樹脂表面層 熱可塑性樹脂中間層 基材層 ガスバリアー層 熱可塑性樹脂表面層 熱可塑性樹脂中間層 基材層 開口周縁部 蓋材 シール部 弱め線 つまみ部
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の多層構造物の一実施態様を示す部分断
面図であり、第2図は本発明の易開封性容器の一実施態
様を示すの部分断面図である。第3図は本発明の多層構
造物の他の実施態様であり、実施例に用いたものの断面
図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基材層(C)にリン片状無機充填剤を0〜70重量
    %含有する熱可塑性樹脂中間層(B)を介して熱可塑性
    樹脂表面層(A)を形成してなり、(A)(B)間の層
    間剥離強度が0.3〜2.0kg/15mmであり、か
    つ(B)(C)間の層間剥離強度が(A)(B)間の層
    間剥離強度の1.2倍以上である多層構造物。 2、熱可塑性樹脂中間層(B)がリン片状無機充填剤を
    5〜70重量%含有する請求項1記載の多層構造物。 3、基材層(C)が無機充填剤を20〜80重量%含有
    する樹脂層である請求項1又は2記載の多層構造物。 4、請求項1、2又は3記載の(A)(B)(C)から
    なる多層構造を有している多層シート類。 5、蓋材を環状にシールするための開口周縁部を有する
    容器であって、周縁部がシール面を熱可塑性樹脂表面層
    とする請求項1、2又は3記載の(A)(B)(C)か
    らなる多層構造を有しており、表面層の環状シール部の
    内側に環状の弱め線が設けられている易開封性容器。 6、蓋材を環状にシールするための開口周縁部を有する
    容器用の蓋材であって、蓋材がシール面を熱可塑性表面
    層とする請求項1、2又は3記載の(A)(B)(C)
    からなる多層構造を有しており、表面層の環状シール部
    の内側に環状の弱め線が設けられている易開封性容器用
    蓋材。
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