JPH02292497A - シールド掘削機及び該シールド掘削機を用いた覆工構築方法 - Google Patents

シールド掘削機及び該シールド掘削機を用いた覆工構築方法

Info

Publication number
JPH02292497A
JPH02292497A JP1112907A JP11290789A JPH02292497A JP H02292497 A JPH02292497 A JP H02292497A JP 1112907 A JP1112907 A JP 1112907A JP 11290789 A JP11290789 A JP 11290789A JP H02292497 A JPH02292497 A JP H02292497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer shell
ring
lining
shield excavator
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1112907A
Other languages
English (en)
Inventor
Kikuo Ishida
石田 喜久雄
Tomio Tamura
富雄 田村
Yutaka Okamoto
豊 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Construction Co Ltd filed Critical Mitsui Construction Co Ltd
Priority to JP1112907A priority Critical patent/JPH02292497A/ja
Publication of JPH02292497A publication Critical patent/JPH02292497A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a).産業上の利用分野 本発明は、高品質の覆工の構築が可能な気密性に優れた
シールド掘削機及び該シールド掘削機を用いた覆工構築
方法に関する. (b).従来の技術 従来,現場打ちコンクリートを用いてシールド掘削機に
より掘削したトンネルに覆工を構築する際には、例えば
特開昭62−0194399に開示されているように,
円筒状のコンクリートからなる覆工を形成する際に、地
盤沈下及び地下水のトンネル内への流入を未然に防止す
るため、コンクリートと地山との間に形成された円筒状
の空間に対して、シールド掘削機の外殻の内周面に接す
る形で設けられた円筒状のプレスリングに内蔵された充
填材注入管からベントナイトモルタル等の止水性を有す
る充填材を注入する.その後,シールド掘進と共に該プ
レスリングを外殻後方に摺動させて、該注入された充填
材を加圧し、シールド掘進に伴なって発生するテールボ
イドを充填する。従って、シールド掘削機を製作する際
には、プレスリングと外殻の摺動面から充填材が漏出し
ないように、極めて高い製作精度が要求される。
(C).発明が解決しようとする問題点しかし、大口径
のトンネルの需要に伴なってシールド掘削機の口径が大
きくなると、プレスリングと外殻の摺動面もそれだけ広
くなり、円周上のどの部位においても充填材が漏出しな
いように外殻の全周に互ってプレスリングを精度よく製
作することは,実際問題として非常に困難な作業となる
.また,充填材注入管がプレスリングに内蔵されている
ので、管内の清掃作業や充填材の漏れチェックは容易で
はない。更に,コンクリートと地山との間に形成された
空間に充填材が注入された際に、該充填材が流動状態の
コンクリートに混入してコンクリートの品質を劣化させ
る危険性がある. 本発明は、上記の間屈点を解消すべく、プレスリングを
円周に沿って複数個に分割して設けることにより、高精
度のプレスリングを容易に製作可能とし,また覆工保護
リングを設けることにより、高品質の覆工を構築するこ
とが出来るシールド掘削機及び該シールド掘削機を用い
た覆工構築方法を提供することを目的とする. (d).問題点を解決するための手段 即ち、本発明の内,シールド掘削機の発明は、外殻(2
)を有し、前記外殻(2)の内側に内殻(26)を、該
外殻(2)との間に当該外殻(2)の周面に沿って複数
のプレス空間(23)を弧状に形成する形で設け、前記
プレス空間(23)に分割形プレスリング(7)を前記
外殻(2)の掘進方向に移動駐動自在に設け、前記内殻
(26)の後方に覆工保護リング(35)を前記外殻(
2)後方に向けて突出した形で接続し、前記覆工保護リ
ング(35)の内側に型枠支持一部材(11)を前記外
殻(2)に対して移動自在に設け、該型枠支持部材(1
1)と前記外殻(2)の間に掘進用ジャッキ(6)を設
けて構成される, また、本発明の内、シールド掘削機を用いた覆工構築方
法の発明は、分割形プレスリング(7)を外殻(2)後
方に突出させた状態で、型枠支持部材(11)を外殻(
2)前方に移動させ、該型枠支持部材(11)と既に覆
工構築部材(21A)の打設が完了した型枠(13A)
との間に型枠(131)を設置して覆工横築部材打設空
間(31)を形成し,次いで該覆工構築部材打設空間(
3l)中に覆工構築部材(21++)を注入打設し、そ
の後分割形プレスリング(7)を外殻(2)前方に移動
させつつ、該分割形プレスリング(7)の移動に伴なっ
て生じる止水材注入空間(32)中に止水材(53)を
注入充填し、その後シールド掘削機(1)による掘進を
開始して、掘進用ジャッキ(6)により外殻(2)の前
方への移動を開始すると共に,分割形プレスリング(7
)を後方に突出させて前記充填された止水材(5B)を
加圧することにより,前記外殻(2)の移動に伴なって
生じるテールボイド(27A、27B)中に該止水材(
5A.5R)を充填させるようにして構成される. なお,括弧内の番号等は、図面における対応する要素を
示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記
載に限定拘束されるものではない。以下のr (e).
作用」の欄についても同様である。
(e)6作用 上記した構成により、本発明は、別個に製造された複数
個の分割形プレスリング(7)が全体としてプレスリン
グ機能を発揮するように作用し,また覆工保護リング(
35)が、外殻(2)の掘進動作が始まる直前まで、直
前に打設された養生中の覆工構築部材(21I1)を取
り囲む形で保護するように作用すると共に、分割形プレ
スリング(7)が,覆工構築部材(2 tm)の養生中
にダンバー効果を発揮するように作用する.(f).実
施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本発明によるシールド掘削機の一実施例を示す
正断面図、 第2図は第1図の■一■線による断面図,第3図は第1
図の■一■線による断面図,第4図は第1図に示すシー
ルド掘削機のジャッキ部分の拡大図、 第5図は第4図の■−■線による断面図、第6図乃至第
13図は本発明によるシールド掘削機を用いた覆工構築
方法の一実施例を示す工程図である. シールド掘削機1は,第1図に示すように,円筒状に形
成された外殻2を有しており、外殻2の前面、即ち第1
図左側面にはカッタ3が回転自在に支持されている.外
殻2内には隔壁2aが、該外殻2内部の空間を図中左右
方向に遮断する形で設けられており、隔壁2aには前記
力ッタ3を回転能動するための駆動モータ3aが設けら
れている.また,隔壁2aより後方側、即ち第1図右側
の外殻2部分には,第2図及び第4図に示すように,外
殻2より小径の内殻26が外殻2と同心円筒状に形成さ
れた形で設けられており、内殻26と外殻2の間には補
剛材33が,第2図に示すように、該内殻26と外殻2
の間に形成された円筒状の空間を複数の円弧状のプレス
空間23に分割する形で放射状に設けられている.各プ
レス空間23には,第4図及び第5図に示すように、プ
レスジャッキ9,9が設けられており、プレスジャッキ
9,9にはそれぞれラム9a.9aが,第4図に示す後
退位置P3と突出位31P4の間を矢印A,B方向に距
離L4だけ突出後退自在に設けられている.ラム9a、
9aの先端には円弧断面状のピストン7が,プレス空間
23内を外殻2,内殻26及び補剛材33A.33.に
沿ってシールド掘進方向,即ち第4図矢印A.B方向に
摺動自在に設けられており,ピストン7の止水材押圧面
7aには全面に亙って,シリコン樹脂やフッソ樹脂等か
らなる剥離材17が貼設されている.従って,.プレス
空間23に挿設された円弧断面状のピストン7は、第2
図に示すように,複数個全体として外殻2に内接する円
筒状のプレスリング部10を形成する.また、内殻26
の第4図右側には、内殻26と同じ内径を有する円筒状
に形成された覆工保護リング35が接続されており、覆
工保護リング35の矢印A,B方向の長さL2は、後述
する型枠13の1リング分の長さL1よりやや長く形成
されている。また、内殻26にはプレス空間23と同数
の止水材注入口26aが,それぞれプレス空間23内と
トンネル15内を連通ずる形で穿設形成されており、各
止水材注入口26aには、第2図及び第5図に示すよう
に,止水材供給管30が接続されている. また,外殻2の隔壁2aには掘進用ジャッキ6が複数個
、第1図及び第2図に示すように,内殻26に沿った形
で円環状に配列設置されており、各掘進用ジャッキ6に
はラム6aが矢印A,B方向に突出後退自在に設けられ
ている.ラム6aの先端には、円環状に形成されたゲー
ジリング11が装着されており,ゲージリング11には
、第4図に示すように、後述する補強部材12、12が
係合貫入する係合溝11a、llaがゲージリング11
の全周に亙って環状に穿設形成されている.また、ゲー
ジリング11には,第3図及び第4図に示すように,円
環状に組立てられた型枠13(13A.13n等)が第
1図左右方向に接続された形で設けられており、型枠1
3にはその全面に亙り,多数の水抜き穴(図示せず)が
貫通穿設されている.なお、各掘進用ジャッキ6のラム
6aが最大限後退して,ゲージリング11が第4図に示
す後退位置P1に位置決めされた状態では、ゲージリン
グ11の押圧面1lbは内殻26の後端部,即ち覆工保
護リング35の前端部35aと一致する.また、覆工保
護リング35の矢印A. B方向の長さL2は、既に述
べたように,型枠13の1リング分の長さL1より長く
形成されているので、ゲージリング11が後退位置P1
に位置決めされた状態では、長さL2の覆工保護リング
35の後端部35bは、ゲージリング11の抑圧面1l
bに当接した1リング分の型枠13,の後端部13b、
即ち該型枠13.の後側に隣接する型枠13Aとの接続
位置P2より後方にL3(=L2一L1)だけ突出した
形となっている。
また,ゲージリング11には、第4図に示すように、覆
工保護リング35の内径と同一の外径を有する円筒状に
形成された押圧リング36が、加圧ジャッキ37の駆動
により、覆工保護リング35と型枠13の間に形成され
た円筒状の空間内を該覆工保護リング35及び型枠13
の両方に接しつつ矢印A,B方向に摺動自在に設けられ
ており、抑圧リング36には、後述する補強部材12、
12が貫通する係合溝36a、36aが穿設形成されて
いる. なお、外殻2の後端部には、第4図に示すように、ワイ
ヤーブラシ等のシール材39が、外殻2の全周に互って
該外殻2と地山19との間隙を埋める形で設けられてい
る. シールド掘削機1は,以上のような構成を有するので,
トンネルl5の掘削に際しては、駆動モータ3aを北動
してカツタ3を回転させると共に,掘進用ジャッキ6の
ラム6aを第1図矢印B方向に突出させて、隔i2a及
び外殻2を介してカッタ3を切羽16方向、即ち図中矢
印A方向に押圧する.すると、その押圧力により、切羽
16と回転するカッタ3は所定の接触圧力で接し,切羽
16はカッタ3により掘削されると同時に,外殻2は矢
印八方向に推進してトンネル15がシールド掘削機1の
後方,即ち図中右方に形成されていく. こうして,トンネル15が形成されていくにつれ,掘削
された地山19の崩壊を防止するために覆工20を構築
する必要があるが,この覆工20の構築は以下の手順で
行なわれる.即ち、シールド掘削機1が,型枠13の1
リング分の長さL1だけ矢印八方向に掘進した状態では
、掘進用ジャッキ6のラム6aは、第6図に示すように
、矢印B方向に距離L1だけ突出した状態となっており
,またプレスジャッキ9のラム9aは突出位置P4に位
置決めされており,更に押圧リング36は、矢印B方向
に移動した状態となっている.なお,この際、第6図に
示すように、円筒状に打設形成されたコンクリート21
からなる覆工20と地山19との間に充填すべき止水材
5は,覆工20より型枠13の1リング分だけ(長さに
して略々距離L1だけ)先行した形で、円筒状の覆工保
護リング35と地山19との間に未硬化の状態で充填さ
れている. この状態で、加圧ジャッキ37を駆動して押圧リング3
6を矢印A方向に摺動させると共に,掘進用ジャッキ6
のラム6aを矢印A方向に距離L1だけ後退させる.す
ると、第7図に示すように、直前に打設されたコンクリ
ート21Aの打ち継ぎ面29及び型枠13Aから押圧リ
ング36及びゲージリング11が離れて矢印八方向に移
動し、該打ち継ぎ面29及び型枠13Aと押圧リング3
6及びゲージリング11との間に距l1iL1なる空間
が形成される.そこで、該空間に、図中想像線で示すよ
うに、パンチプレートや鉄筋等からなる補強部材12.
12を係合溝11a、lla、36a、36aを介して
設置し、更に型枠13Aに接する形で型枠13,を組立
て設置して、該型枠131,押圧リング36、覆工保護
リング35及び打ち継ぎ面29の間に円筒状のコンクリ
ート打設空間31を形成する. この状態で、第8図に示すように,型枠131にコンク
リート供給管25を接続して、コンクリート供給管25
からコンクリート打設空間31中にコンクリート211
を打設・充填する.コンクリート213がコンクリート
打設空間31に充填されたところで,加圧ジャッキ37
を郡動して押圧リング36を矢印B方向に,即ちコンク
リート打設空間31に打設・充填されたばかりのコンク
リート21,に向けて摺動させる.すると,第9図に示
すように,コンクリート打設空間31内の未硬化のコン
クリート211は矢印B方向に加圧されるが、この際該
コンクリート211は、覆工保護リング35,型枠13
m及び直前に打設されて既に硬化しているコンクリート
21aに逃げ道のない形で取り囲まれているので、該加
圧動作により圧縮される.こうして,コンクリート21
Bがコンクリート打設空間31内で圧縮されると,該コ
ンクリート211に含まれる余剰水分が絞り出され,該
絞り出された水分は,型枠13,の全面に亙り貫通穿設
された多数の水抜き穴(図示せず)を介して外部に排出
される.この加圧排水動作の結果、コンクリート213
は,水セメント比が適正に低下し,凝固後に高い強度を
発現することが出来る.この際、押圧リング36は、既
に述べたように、覆工保護リング35の全周に亙って接
する形で設けられているので、該加圧動作はコンクリー
ト21.の全周に亙って均一に行なわれ,従ってコンク
リート211の加圧排水動作は均一かつ円滑に行なわれ
る. こうして,余剰水分が排出されて、高品質のコンクリー
ト211が形成されたところで,加圧ジャッキ37の駆
動を停止して,押圧リング36の矢印B方向への摺動動
作を停止させた後、第10図に示すように、プレスジャ
ッキ9を駆動してラム9aを矢印八方向に後退させる.
すると,ビストン7が矢印八方向に摺動し,ピストン7
の通過した後には、プレス空間23内に円環状の止水材
注入空間32が形成される.(この際、ピストン7には
,既に述べたように,止水材押圧面7a全面に亙って剥
離材17が貼設されているので、それまでピストン7の
止水材押圧面7aに接触していた止水材5がピストン7
に引っ張られて該ピストン7と共に矢印A′方向へ流動
することはない.)そこで、ピストン7の矢印八方向へ
の移動と共に、止水材供給管30からベントナイトモル
タルや二液性の可塑状系グラウト材等の止水材53を止
水材注入口26aを介して止水材注入空間32中に注入
し、該止水材注入空間32を止水材51で充填する.ピ
ストン7が矢印A方向に移動して、第11図に示すよう
に、止水材押圧面7aが後退位置P3に位置決めされた
ところで,止水材5.の注入動作を一旦中止し、第12
図に示すように,掘進用ジャッキ6のラム6aを矢印B
方向に閃出駆動させると共に,カッタ3を回転させて掘
削動作を開始する. すると、既に述べたように、外殻2が矢印八方向に移動
を開始し,それにつれて覆工保護リング35も外殻2と
共に矢印八方向に移動するが、第8図乃至第12図に示
すように,コンクリート21富がコンクリート打設空間
31に打設された時点から該覆工保護リング35が矢印
A方向への移動を開始する時点までは,コンクリート2
11は覆工保謹リング35に取り囲まれた形で保護され
ているので、止水材51が注入されて流動状態のコンク
リート211に混入してコンクリート211の品質が劣
化するような事態の発生を未然に防止することが出来る
. こうして,覆工保護リング35及び外殻2が移動した後
には,第12図に示すように,1リング前に注入された
止水材5Aとコンクリート211との間に円筒状のテー
ルボイド27mが,該止水材5Aと地山19との間に円
筒状のテールボイド273が形成される.そこで,覆工
保護リング35及び外殻2が矢印A方向に移動するにつ
れて,止水材供給管30から再び止水材51を止水材注
入口26aを介して止水材注入空間32中に注入する.
すると、第13図に示すように,コンクリート21Aが
打設された際に注入された止水材5A,即ち型枠13の
1リング分だけ先行した形で覆工保護リング35と地山
19との間に充填されていた未硬化の止水材5Aはテー
ルボイド27Aを,また現在注入中の止水材53はテー
ルボイド27カを充填する形で流動する.こうして,覆
工保護リング35及び外殻2の矢印A方向への移動につ
れて止水材51を供給していくと、外殻2及び覆工保護
リング35の移動の結果発生するテールボイド27.及
び271はそれぞれ,1リング前に注入された止水材5
。及び現在注入中の止水材5nにより効果的に充填され
ていく. こうして、外殻2が矢印A方向に型枠13の1リング分
の長さL1だけ掘進し,それに伴なって発生したテール
ボイド27.及び27.が止水材5A及び51で充填さ
れたところで,止水材5nの供給を停止し,コンクリー
ト211の養生を継続しつつ,第13図に示すように,
プレスジャッキ9を駐動してピストン7を矢印B方向に
徐々に移動させる.すると、止水材5烏はピストン7の
プレス圧力により,地山19を構成する土砂等の粒子間
に詰まる形で移動し、コンクリート打設空間31に打設
されたコンクリート21mの周囲を筒状に取り囲む形で
止水層を形成する.この際、各ピストン7は、第2図に
示すように、円弧断面状に形成されて、複数のピストン
7全体からなるプレスリング部10としては円筒状に形
成されているので,第13図に示す止水材5Bはリング
全周に亙り均一に加圧され、従ってテールボイド27.
、2’lsの充填動作は覆工保護リング35、外殻2の
全周に亙り均一で良好な状態で行なわれる.また、止水
材51は、次回(次の1リング分の覆工20を構築する
際)の注入時まではピストン7により常時加圧された状
態を維持することが出来るので,テールボイド2 7 
A,2 7 mを充填し止水層を形成した直後に硬化し
て強度発現する必要はない.従って,止水材53の配合
時に,該止水材51の硬化時間を厳密に調節する必要が
なくなる.このようにして、ピストン7が後退位!!P
3から矢印B方向に距離L4だけ推進すると、ピストン
7は,第6図に示すように、その止水材押圧面7aが突
出位置P4に位置決めされた形となり,1リング分の覆
工20の構築が完了する.なお,lリング分の覆工20
が構築された後,所定時間だけコンクリート211の養
生を行なうが、この養生中においては,上述したように
、ピストン7は突出位置P4に位置決めされているので
,地山19からの土圧,水圧等の圧力に変動が生じた場
合には,ピストン7が該圧力の変動に応じて矢印A.B
方向に移動してダンパーとして機能することにより,養
生中のコンクリート21.に作用する圧力の変動を緩和
することが出来る.この際、ピストン7は、既に述べた
ように、外殻2の内周面に沿って複数個に分割された形
で設けられているので,圧力変動は該圧力変動の部位及
び大きさに対応した形で適正に減衰吸収される.こうし
て,コンクリート211の養生が終了した後,次の1リ
ング分の覆工20を構築するため、既に述べたように、
この状態で掘進用ジャッキ6のラム6aを,第7図に示
すように、矢印八方向に距離L1だけ後退させるが、こ
の際には、コンクリート21mは既に円環状に十分に固
化しているので、打ち継ぎ面29は崩壊することなく自
立し、その後の補強部材12.12の設置作業も円滑に
行なわれる. なお,上述の実施例においては、第1図及び第2図に示
すように、円筒状に形成された外殻2を有するシールド
掘削機1について説明したが、本発明は,プレスリング
部10を円周に沿って複数個に分割して設けたピストン
7から構成したものである限り、どのような形状の外殻
2を有するシールド掘削機1でもよく、例えば屈曲した
トンネル15の施工に用いられる中折れ式のシールド掘
削機1でも構わない. (g).発明の効果 以上説明し゛たように、本発明の内、シールド掘削機の
発明によれば,外殻2を有し,前記外殻2の内側に内殻
26を,該外殻2との間に当該外殻2の周面に沿って複
数のプレス空間23を弧状に形成する形で設け,前記プ
レス空間23にピストン7等の分割形プレスリングを前
記外殻2の掘進方向に移動駆動自在に設け、前記内殻2
6の後方に覆工保護リング35を前記外殻2後方に向け
て突出した形で接続し、前記覆工保護リング35の内側
にゲージリング11等の型枠支持部材を前記外殻2に対
して移動自在に設け、該型枠支持部材と前記外殻2の間
に掘進用ジャッキ6を設けて構成したので、シールド掘
削機1のプレスリング部10を製作する際には,プレス
リングを外殻2周面に沿って複数個に分割した形の分割
形プレスリングを別個に製作し、それ等分割形プレスリ
ングをプレス空間23内で環状に組立ててプレスリング
部10を形成すればよいので、従来の一体形プレスリン
グと比べて分割形プレスリングからなるプレスリング部
10の製作精度を高めることが容易となる.従って、特
に大口径のシールド掘削機1のプレスリング部10を外
殻2の全周に亙って精度よく、しかも簡便に製作するこ
とが可能となる. 更に、止水材供給管30をプレス空間23内,即ち外殻
2と内殻26との間に設ける必要がなく,例えば第2図
及び第4図に示すように、内殻26内に止水材注入口2
6aを介して接続すればよいので、止水材供給管30の
取外し及び管内洗浄作業が容易となるばかりか、分割形
プレスリングによる止水材5の加圧動作の際に,仮に止
水材5が止水材供給管30の接続部等から漏出するよう
な事態が発生しても、該漏出箇所はトンネル15内の作
業者の目の届く範囲なので、容易に発見して迅速に対処
することが可能となる. また,本発明の内、シールド掘削機を用いた覆工構築方
法の発明によれば、ピストン7等の分割形プレスリング
を外殻2後方に突出させた状態で,ゲージリング11等
の型枠支持部材を外殻2前方に移動させ、該型枠支持部
材と既にコンクリート21A等の覆工構築部材の打設が
完了した型枠13^との間に型枠13菖を設置してコン
クリ−ト打設空間31等の覆工構築部材打設空間を形成
し、次いで該覆工構築部材打設空間中にコンクリート2
11等の置工構築部材を注入打設し,その後分割形プレ
スリングを外殻2前方に移動させつつ、該分割形プレス
リングの移動に伴なって生じる止水材注入空間32中に
止水材53を注入充填し、その後シールド掘削機1によ
る掘進を開始して,掘進用ジャッキ6により外殻2の前
方への移動を開始すると共に、分割形プレスリングを後
方に突出させて前記充填された止水材53を加圧するこ
とにより、前記外殻2の移動に伴なって生じるテールボ
イド27.,27,中に該止水材5A,5mを充填させ
るようにして構成したので、第11図及び第12図に示
すように、外殻2の掘進動作が始まる直前までは,直前
に打設された養生中のコンクリート211等の覆工構築
部材は覆工保護リング35に取り囲まれた形で保護され
ているので,止水材5Bが注入されて流動状態の覆工構
築部材に混入して覆工構築部材の品質が劣化するよう.
な事態の発生を未然に防止することが出来る.従って、
高品質の覆工20を構築することが可能となる. 更に,外殻2が1リング分だけ掘進し、止水材5が該掘
進に伴なって生じたテールボイド27を充填した後は、
第6図に示すように、ピストン7等の分割形プレスリン
グは止水材5を矢印B方向に押圧する形で突出位置P4
に位置決めされているので、地山19からの土圧.水圧
等の圧力に変動が生じた場合には,分割形プレスリング
は該圧力の変動に応じて矢印A,B方向等のシールド掘
進方向に移動してダンパーとして機能することが可能と
なる.従って;地山19からの圧力変動番主分割形プレ
スリングの移動動作により減衰吸収されるので、養生中
の覆工構築部材に作用する圧力の変動を大幅に緩和する
ことが出来、覆工20の高品質化に寄与することが可能
となる.
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるシールド掘削機の一実施例を示す
正断面図、 第2図は第1図の11−IIIIによる断面図、第3図
は第1図の■−■腺による断面図,第4図は第1図に示
すシールド掘削機のジャッキ部分の拡大図、 第5図は第4図のV−V線による断面図,第6図乃至第
13図は本発明によるシールド掘削機を用いた覆工構築
方法の一実施例を示す工程図である. 1・・・・・・シールド掘削機 2・・・・・・外殻 5・・・・・・止水材 6・・・・・・掘進用ジャッキ 7・・・・・・分割形プレスリング(ピストン)11・
・・・・・型枠支持部材(ゲージリング)13・・・・
・・型枠 20・・・・・・覆工 21・・・・・・覆工構築部材(コンクリート)23・
・・・・・プレス空間 26・・・・・・内殻 27・・・・・・テールボイド 31・・・・・・覆工構築部材打設空間(コンクリート
打設空間) 32・・・・・・止水材注入空間 35・・・・・・覆工保護リング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、外殻を有し、 前記外殻の内側に内殻を、該外殻との間に 当該外殻の周面に沿って複数のプレス空間を弧状に形成
    する形で設け、 前記プレス空間に分割形プレスリングを前 記外殻の掘進方向に移動駆動自在に設け、 前記内殻の後方に覆工保護リングを前記外 殻後方に向けて突出した形で接続し、 前記覆工保護リングの内側に型枠支持部材 を前記外殻に対して移動自在に設け、 該型枠支持部材と前記外殻の間に掘進用ジ ャッキを設けて構成したシールド掘削機。
  2. (2)、特許請求の範囲第1項記載のシールド掘削機を
    用いて覆工を構築する際には、 分割形プレスリングを外殻後方に突出させ た状態で、型枠支持部材を外殻前方に移動させ、該型枠
    支持部材と既に覆工構築部材の打設 が完了した型枠との間に型枠を設置して覆工構築部材打
    設空間を形成し、 次いで、該覆工構築部材打設空間中に覆工 構築部材を注入打設し、 その後、分割形プレスリングを外殻前方に 移動させつつ、該分割形プレスリングの移動に伴なって
    生じる止水材注入空間中に止水材を注入充填し、 その後、シールド掘削機による掘進を開始 して、掘進用ジャッキにより外殻の前方への移動を開始
    すると共に、 分割形プレスリングを後方に突出させて前 記充填された止水材を加圧することにより、前記外殻の
    移動に伴なって生じるテールボイド中に該止水材を充填
    させるようにして構成したシールド掘削機を用いた覆工
    構築方法。
JP1112907A 1989-05-02 1989-05-02 シールド掘削機及び該シールド掘削機を用いた覆工構築方法 Pending JPH02292497A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1112907A JPH02292497A (ja) 1989-05-02 1989-05-02 シールド掘削機及び該シールド掘削機を用いた覆工構築方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1112907A JPH02292497A (ja) 1989-05-02 1989-05-02 シールド掘削機及び該シールド掘削機を用いた覆工構築方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02292497A true JPH02292497A (ja) 1990-12-03

Family

ID=14598480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1112907A Pending JPH02292497A (ja) 1989-05-02 1989-05-02 シールド掘削機及び該シールド掘削機を用いた覆工構築方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02292497A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104828641A (zh) * 2014-02-06 2015-08-12 日本Tmt机械株式会社 筒管支架

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104828641A (zh) * 2014-02-06 2015-08-12 日本Tmt机械株式会社 筒管支架

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62194399A (ja) トンネル覆工の構築方法
JPH02292497A (ja) シールド掘削機及び該シールド掘削機を用いた覆工構築方法
JP2004052467A (ja) トンネル施工法
JPH02132295A (ja) トンネル覆工の構築方法
JP2634883B2 (ja) トンネル覆工の構築方法
JPH06248889A (ja) トンネル覆工用コンクリート打設装置
JPH02178493A (ja) シールド掘削機
JP2676691B2 (ja) シールド及びシールドを用いた覆工の構築方法
JP3299904B2 (ja) シールド掘削機における妻型枠
JP4829593B2 (ja) シールド機及びこれを用いたシールド工法
JP4392577B2 (ja) トンネル施工方法およびシールド掘削機
JPH0692719B2 (ja) 覆工構築方法
JPH0642296A (ja) トンネル覆工用コンクリート打設装置
JPH02183095A (ja) トンネル覆工の構築方法
JPH0519000B2 (ja)
JPH02225799A (ja) 覆工構築方法
JPH0361000B2 (ja)
JPH02183096A (ja) トンネル覆工の構築方法
JPH0643799B2 (ja) 場所打ちライニングシールド工法におけるライニングのシール方法
JP3267851B2 (ja) コンクリート漏れ防止用リング鉄筋
JP3507174B2 (ja) トンネル掘削壁面の覆工方法及び装置
JPH0518999B2 (ja)
JPH02178500A (ja) シールド掘削機及び覆工構築方法
JPH02101295A (ja) シールド及び該シールドを用いた覆工の構築方法
JPH01312199A (ja) トンネル覆工の構築方法