JPH02292322A - 硬化性組成物、これに配合されるポリウレタンポリオールおよび該硬化性組成物を用いて得られた面状フアスナー - Google Patents

硬化性組成物、これに配合されるポリウレタンポリオールおよび該硬化性組成物を用いて得られた面状フアスナー

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JPH02292322A
JPH02292322A JP11255589A JP11255589A JPH02292322A JP H02292322 A JPH02292322 A JP H02292322A JP 11255589 A JP11255589 A JP 11255589A JP 11255589 A JP11255589 A JP 11255589A JP H02292322 A JPH02292322 A JP H02292322A
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polyurethane polyol
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Toshiyuki Akazawa
赤沢 敏幸
Kenji Sato
賢司 佐藤
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は硬化性組成物.これに配合されるポリウレタン
ボリオールおよび該硬化性組成物を用いて得られた面状
ファスナーに関する。
〔従来の技術〕
従来,面状ファスナーとしては、表面に多数の鈎または
マッシュルーム型小片のような鈎と同じ作用を有する結
合素子(以下.これをフック類と略称する)を有する布
帛(シート片)と表面に多数のループまたはループと同
じ作用を有する素子(以下,これをループ類と略称する
)を有する布帛(シート片)とからなり,該フック類と
ループ類との係合作用により両シート片を接合するよう
にしたファスナーが代表的なものとして知られている。
この面状ファスナーは脱着自在であり、被服類.靴,シ
ートカパーおよびその他広範な用途に締着閉鎖具として
普及している。
面ファスナーは通常フック類および/またはループ類(
以下.これらを総称して保合部と称することがある)が
編織布,不織布等の布帛の表面に植え付けられた構造.
織り込まれた構造または編み込まれた構造を有する。そ
れ故,着脱を繰り返し行うことによりフック類およびル
ープ類カ抜ケ,毛羽が発生し,係合性能の低下はもとよ
り,外観および品位が低下してくる。このため.一般の
面状ファスナーでは、面状ファスナーの裏面にバックコ
ーティング剤と称するm脂の有機溶剤溶液または水性分
教体をコーティングして乾燥,硬化させることにより係
合部材の基部を固定することが行われている。その樹B
旨としてポリクレタン、ポJエステル,ボリアミド等が
知られている0最近,性能の点からポリウレタン系のバ
ンクコーティング剤がしばしば用いられており,その代
表例としてポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジ
ペート、ボリプロビレングリコール,ポリテトラメチレ
ングリコール、ポリへキサメチレングリコールなどのボ
リオールと有機ジイソシアネートから得ラレるポリウレ
タンボリオールからなる主剤と任意の硬化剤よりなるバ
ックコーティング剤が挙げられる。
また.ポリエチレングリコールと炭素数6以上のポリカ
ーポネートグリコールまたはポリカブロラクトングリコ
ールとの混合高分子グリコーノーを有@ンイソシアネー
トと反応させることにより得られた両末端水酸基のポリ
ウレタンを主剤とじて用い.3官能以上の有機ポリイソ
7アネートを硬化剤として用いたバックコーティング剤
(特開昭62−112506号公報参照),ポリテトラ
メチレングリコール,有機ジイノ/ア不−ト.カルボキ
シル基含有化合物訃よび三級アミンを主原料として用い
て得られたポリウレタン水性分散体を主剤として用い,
エボキ7環等を有する水溶性化合物を硬化剤として用い
たバックコーティング剤(特開昭62−112504号
公報参照)などの研究が進められている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ボリエチレングリコールをポリマージオール成分の一部
としたポリウレタンからなるバンクコーティング剤を使
用して得られた面状ファスナーは耐水性が不良であり,
洗濯後にフック類またはループ類の抜けが多くみられ、
また軟質塩ビに対する高周波接着加工性等の二次加工性
が不良であるなどの問題点を有する。
また,上記のポリテトラメテレングリコール、有機ジイ
ソシアネート、カルポキシル基含有化合物および三級ア
εンを主原料として用いて得られたポリウレタン水性分
散体とエポキシ環等を有する水溶性化合物とを組み合わ
せてなるバンクコーティング剤を使用して得られた面状
ファスナーでは、しわが生じ、全体が波をうち、平滑性
がなく,顔品価値が低いなどの難点がある。ここで使用
される三級アミンはポリウレタンに導入されるカルボキ
シル基の塩の形成に用いられており,ポリワレタンの骨
格に組み込まれていない。その三級アミンは脱離し易く
,面状ファスナーの染色性に殆んど寄与していない。
本発明の1つの目的は,塗工性が良好であり、かつ耐久
性,二次加工性および染色性に優れる塗膜層を与える新
規な硬化性組成物を提供することにある。
本発明の他の1つの目的は.面状ファスナーのバンクコ
ーティング剤として有用な硬化性組成物を提供すること
にある。
本発明の他の1つの目的は,上記の硬化性組成物を与え
る新規なポリクレタンボリオールを提供することKある
本発明の他の1つの目的は,フック類およびルプ類の抜
けに対する耐久性,耐洗濯性ならびに染色性に優れる面
状ファスナーを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
不発明によれば,上記の目的は,三級アミノ−基を2〜
500μs q / 9含有するポリクレタンボリオー
ルと●●●ボリインンア坏一トとを100対(10〜5
0)の重量比で有機溶剤に配合してなる硬化性組成物を
提供することによって達成さ九,また三級アミン基を2
〜s o o ueq/9含有するポリウレタンボリオ
ールを提供することによって達成され.該硬化性組成物
を硬化せしめた固定層を裏面に有する面状ファスナーを
提供することによって達成される。
本発明で用いられるポリウレタンボリオールはポリマー
ジオール,有機ジイソシアネートならびに(a)三級ア
ミノ基を含有し、かつポリマージオールおよび有機ジイ
ソシアネートと反応性を有する基を含有する化合物〔以
下、これを三級アミノ基含有化合物(a)と称す〕また
は(bl三級アミ7基を含有し、かつグラフト重合反応
活性基を含有する化合物〔以下,これを三級アミン基含
有化合物(b)と称す〕を用いて公知のウレタン生成反
応またはこの反応に続きグラフト重合反応を行うことに
より製造することができる。
ポリマージオールとしては,例えばポリエーテルジオー
ル、ポリエステルジオール,ポリカーボネートジオール
,ポリラクトンジオール,水添もしくは未水添のゴム系
ジオールなどが用いられる。
なかでもポリエステルジオール,ポリカーボ禾一トジオ
ール,ポリラクトンジオールなどが好適に用いられる。
ポリエステルジオール,ポリカーポ゛ネートジオール、
ポリラクトンジオールなどをポリマージオールとして用
いて得られるポリウレタンポリオールを配合してなる硬
化性組成物を硬化せしめた固定層を裏面に有する面状フ
ァスナーは,フック類およびループ類の抜けに対する耐
久性,耐洗濯性,耐加水分解性,耐ドライクリーニング
性などの諸性能が良好である。ポリマージオールとして
は水酸基価から求めた数平均分子量が通常500〜10
.000の範囲のものが用いられる。なかでも数平均分
子量が900〜3,000の範囲のボノマージオールを
用いて得られるポリ9レタンボリオールを配合してなる
硬化性組成物は、フック類およびループ類の抜けに対す
る耐久性,耐洗面性,耐加水分解性,耐ドライクリーニ
ング性などの良好な面状ファスナーを与える。
ポリエステルジオールとしては.末端が水酸基となるよ
うにジカルボン酸成分とジオール成分とが縮重合されて
得られたものである。ジカルボン酸成分としては,例え
ばテレフタ●ル酸,インフタ●ル酸,ナフタレンジカル
ポン酸などの芳香族ジカルボン酸;アジピン酸,セパシ
ン酸などの脂肪族ジカルボン酸などを単独または混合し
て用いることができる。ジオール成分としては、例えば
エテレングリコール,ジエテレングリコール,プテレン
クリコール,ヘキシレンクリコール,ネオペンチルグリ
コール,シクロヘキサンジメタノール,3−メチル−1
.5−ペンタンジオール.1.9−ノナンジオール,2
−メチル−1.8−オクタンジオール,キシリレンジオ
ールなどの1種または2種以上を用いることができる。
さらに少景成分としてポリ(オキシエチレン)グリコー
ル,ポリ(オキ/テトラメチレン)グリコール,ペンタ
エリスリトーノレ,トリメチ口一ノレグロパン,ビスフ
ェノールAなどを混合して用いることもできる。
なかでもポリプチレンアジペート,またはジオール成分
として3−メチル−1.5−ペンタンジオール,1.9
−ノナンジオールもしくは2−メチ化一1.8−オクタ
ンジオールを用いて得られたポリエステルジオールを用
いる場合,得られる硬化性組成物はフック類およびルー
プ類の抜けに対する耐久性、耐洗濯性、耐加水分解性、
耐ドライクリーニング性などの良好な面状ファスナーを
与える。
ポリカーボネートジオールは分子内に炭酸成分とジオー
ル成分とが炭酸エステル結合により線状に結合した物で
あり・,ポリへキサメチレンカーボネートジオール、ま
たはジオール成分として2一メチル−1.8−オクタン
ジオールもL<Ul,9−ノナンジオールを用いて得ら
れたカーボネートジオールが好適例として挙げられる。
またボリラクは トンジオールとし(末端が水酸基であるポリカプロラク
トンジオール,ポリ(β−メチルーδ一パレロラクトン
)などを使用するのが好ましい。
有機ジイソシアネートとしては,インシアネート基を分
子中に2個含有する公知の脂肪族.脂環族または芳香族
の有機ジイソシアネートが用いられる。具体的には4.
4′−ジフエニルメタンジイソシ7ネ−},P−フエニ
レンジイソシアネート,2.4−}リレンジイソシアネ
ー}.2.6−}リレンジインシアネート.1,5−ナ
フチレンジイソシアネート,キシリレンジイソシアネー
ト,ヘキサメチレンジイソシアネート,インホロンジイ
ソシアネー},4.4’−ジシクロヘキシルメタンジイ
ソシアネートなどが挙げられる0とりわけ、インホロン
ジインシアネート.ヘキサメチレンジイソシアネート,
4.4’−ジフエニルメタンジイソシアネートもし< 
t! 2. 4−トリレンジインシアネート(以下.こ
れをTDIと略称する)またはそれらの を主成分とする混合物を用いる●●が好ましい。
なお,有機ジイソシアネートは.トリメチロールプロパ
ンまたはグリセリンの1モルに3モルの1・JL/ンジ
イソシアネートが付加したトリイソシアネートなどの●
●●ボリインシアネートを少量含んでもよい。
三級アミノ基含有化合物(a)は,例えば下記一般式(
IL(■}.皿)または(財)で示される。
Rl (式中 Rlはアルキル基またはアリール基を表し,m
+および旧はそれぞれ1〜10の整数を表す。)(式中
, kz, h, m2およびn2はそれぞれ1〜10
の整数を表す。) HzN+CHz篇N十CH2加NH2        
(凹(式中 R2はアルキル基またはアリール基を表し
.m3およびn3はそれぞれ1〜10の整数を表す。)
(式中、k4, l4, m4およびn4はそれぞれ1
〜10の整数を表す。) また、三級アミノ基含有化合物fb)は,例えば下記一
般式(V)で示される。
R3 り (式中、R3は水素原子またはアルキル基を表し,R4
およびR5はそれぞれアルキル基を表[7.Xは0−ま
たは一Nl{−で示される基を表し, nsは2〜10
の整数を表す。) 上記の一般式([)、(■)、([1)、(Mおよび■
)を次に詳しく説明する。RlおよびR2が表すアルキ
ル基としては炭素数1〜8のものが好ましく、例えばメ
チル基.エチル基,イングロビル基、n−プロビル基,
n−プチル基,2−エチルヘキシルMfxどが挙げられ
,またアリール基として例えばフエニル基,トリル基,
キシリル基、クメニル基,メシチル基、ナフチル基など
が挙げられる。R3,R4およびR5が表すアルキル基
としてはメチル基,エチル基,プロビル基.プチル基.
2−エチルヘキシル基などが挙げられ,なかでもメチル
基が特K好ましい。
上記の三級アミン基含有化合物(a)または三級アミノ
基含有化合物(b)(以下,これらを総称して三級アミ
ノ基含有化合物という場合がある)としてtd,N−n
−7’fルジエタノールアミン,n〜エチノレシエタノ
ーノレアミン,N−フエニルジエタノルアミン,N,N
’−テトラキス(2−ヒドロキシグロビル)エチレンジ
アミン,N,N’−テトラキス(2−(2〜ヒドロキシ
プロポキシ)プロビル)エチレンジアミン, N,N−
ビス(2−アミノエチル)−N一エチルアミン,N,N
−ビス(3−アミノグロビル)−N,エチルアミン, 
N,N−ビス(3−アミノグaビル)ビペラジン,N,
N−ビス(2−アミノエテル)ピペラジン,2−(N,
N−ジメチルアミノ)エチル メタクリレート,2−(
N,N−ジメチルアミノ)エテル アクリレートなどを
使用するのが好ましく,これらの三級アミン基含有化合
物を用いて得られるポリクレタンポI!オールを配合し
てなる硬化性組成物は耐久性、二次加工性.染色性など
に優れた塗膜層を与える。
三級アミノ基含有化合物はポリウレタンボリオールに含
有される三級アミ7基の量が2〜500μeq/9の範
囲となるように使用される。三級アミノ基の含有1とし
ては5〜・200μeq/gの範囲が好ましい。三級ア
ミン基の含有量が2μeq79未満である場合には、硬
化性組成物が形成する塗膜層の染色性が十分ではない。
また、三級アミン基の含有1が500μeq/9を越え
る場合には,硬化性組成物が形成する塗膜層の染色性は
もは堂向上せず.硬化性組成物を硬化せしめた固定層を
裏面に有する面状ファスナーのフック類およびループ類
の抜けに対する耐久性が低下し.また面状ファスナーが
黄変するなど面状ファスナーの耐候性の低下が見られ好
ましくない。
不発明に用いられるポリワレタンポリオールの製造は、
三級アミン基含有化合物(a)を用いる場合には,該三
級アミン基含有化合物(a)と上記のポリマージオール
,有機ジイソシアネート,鎖伸長剤および必要に応じ,
さらに多官能ポリオールとを通常のウレタン生成反応に
採用される条件下に反応させることにより行われる。鎖
伸長剤としては活性水素原子を2個有する化合物が用い
られ,例エハエチレングリコール,グロピレングリコー
ル,1.4−7’夕冫ジオール,ネオベンチルグリコー
ノレ.1.6−ヘキサンジオール.3−メチル−1.5
−ペンタンジオール,1.9一ノナンジオール,1.4
−7クロヘキサンジオール,キシリレングリコール,1
.4−ピスヒド口ギシエトキシベンゼンなどのジオール
;エチレンジアミン,フロピレンジアミン,キシリレン
ジアミン.インホロンジアミン,ビペラシン.フエニレ
ンジアミン,トリレンジアミン●●●●●●●●●など
のジアミン;ヒドラジン;アジビン酸ジヒドラジド,イ
ソフタル酸ジヒドラジドなどのヒドラジドなどが挙げら
れる。上記の有機ジイン7アネートおよび鎖伸長剤はそ
れぞれ1種類または2種類以上の組合わせで使用される
。また多官能ボリオールとしては,例えばポリ(オキシ
プロビレン)トリオール、ポリ(オキシプロヒ゜レン)
テトラオール、ポリ(ε一カプロラクトン)トリオール
,ポリ(β−メチルーδ−パレロラクトン)トリオール
などの高分子ボリオール;グリセリン,トリメチロール
プロパン,ペンタントリオール,ペンタエリスリトール
,ヒマシ油などの低分子ボリオールなどが挙げられる。
多官能ボリオールは必要に応じてボリヮレタンポリオー
ルに0.0001〜10重量一の割合で含有させること
ができる。多官能ポリオールの構造にもよるが.多官能
ボリオールをlO重量チを越える量一の裏面に塗布する
際には支障をきたす場合があり好ましくない。
また、三級アミン基含有化合物(b)を用いる場合には
,ポリウレタンポリオールの製造は,まず上記のポリマ
ージオール,有機ジイソシアネート,鎖伸長剤および必
要に応じ、さらに多官能ポリオールを通常のクレタン生
成反応に採用される条件下に反応させることによりポリ
ウレタンボリオールの前駆体を得,次いで該前駆体と三
級アミノ基含有化合物(b)とをラジカル重合開始剤の
存在下,通常のグラフト重合反応に採用される条件下に
反応させることにより行われる。ラジカル重合開始剤と
しては,例えばジベンゾイルパーオキサイド,ジプテル
パーオキサイド,ジクミルパーオキサイト,t−;7’
チルパーペンゾエート,t−プチルパーヒドロパーオキ
サイド,クメンヒドロパーオキサイドなどの公知の過酸
化物が好適に用いられる。
上記のクレタン生成反応およびグラフト重合反応はいず
れも溶媒の存在下に行うのが好ましい。
溶媒としては反応を阻害しないものであればよいが,後
述するポリクレタンボリオールと●●●ポリインシアネ
ートとの配合工程.硬化性組成物の塗布工程、乾燥工程
などでの取扱い作業性,操業性などにより,例えば酢酸
エチル,メチルエチルテレンなどを使用するのが好まし
い。
上記のようにして製造されたポリ9レタンポリオールの
うち.酢酸エチルで20重量一の濃度に希釈し,その希
釈液について25℃で測定した溶液粘度が200〜4,
0 0 0 cpsの範囲にあるものを本発明に用いる
のが好ましい。溶液粘度が4,000cpsを越えるポ
リウレタンポリオールは製造カ難しく,また実用性に乏
しい。一方,溶液粘度が2 0 0 Cpsよシも小さ
いポリウレタンポリオールについては,これを配合して
なる硬化性組成物は塗工の作業性が不良でるる場合が多
く、また該硬化性組成物を硬化せしめた固定層を裏面に
有する面状ファスナーはフック類およびループ類の抜け
に対する耐久性,耐洗濯性、耐加水分解性.・耐ドライ
クリー二冫グ性などの諸性能が不良である場合が多い。
本発明にひいて用いられる●●●ボリイソシアネートと
しては分子中にインンアネート基を3個以上有する化合
物であればよく、例えばトリメチロールブロバン,グリ
セリン,ペンタエリスリトルなどのトリオール以上のポ
リオールの水酸基の全てをトリレンジイソシアネート、
キシリレンジイソシアネート,インホロンジイソシアネ
ート.ヘキサメチレンジイソシアネートなどでウレタン
化させて得られた化合物;トリレンジイソシアネート,
キシリレンジイソシアネート、インホロンジイノシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどと水との付
加縮合物;トリレンジイソシアネート,キシリレンジイ
ソシアネート.インホロンジイソシアネート,ヘキサメ
チレンジイソシアネートなどを熱反応により縮合せしめ
て得られた化合物;トリフエニルメタントリイソシアネ
ート、トリス(4−インシアノフエニル)チオフオスフ
エートなどが使用される。これらのポリイソシアネート
のなかでも特にトリメチロールプロパンの水酸基の全て
をトリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシア不
一ト,イソホロンジイソンアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネートなどでウレタン化させて得られた化合物
が好ましい。
これらの化合物を配合してなる硬化性組成物は塗工性が
良好であり、またフック類およびループ類の抜けに対す
る耐久性,耐洗心性,耐加水分解性,耐ドライクリーニ
ング性などの諸性能に優れた面状ファスナーを与える。
本発明の硬化性組成物は有機溶剤の存在下にポリウレタ
ンボリオールとポリイソシアネートとを配合することに
よって調製される。ポリウレタンボリオールとポリイソ
/アネートとの配合割合は配合する両化合物の構造など
によって変動するが5前者対後者の重量比で100対(
10〜50)の範囲であり,好ましくは100対(15
〜40)の範囲である。ポリイソシアネートの配合量が
ポリウレタンポリオールの100重量部に対1−て10
重量部よりも少ない場合には,得られる硬化性組成物を
硬化せしめた固定層を裏面に有する面状ファスナーはフ
ック類およびループ類の抜けに対する耐久性,耐洗濯性
,耐加水分解性、耐ドライクリニング性などの諸性能が
劣っている場合が多く好ましくない。一万、ポリイソシ
アネートの配合量がポリウレタンボリオールの100重
f1部に対して50重量部を越える場合には、得られる
硬化注組成物が与える面状ファスナーは耐光性が不良で
あり、風合に劣る場合が多い。有機溶剤中のポリクレタ
ンボリオールおよびポリイソシアネートの固形分濃度は
特に制限されないが、通常は5〜50重量チの範囲であ
り,好ましくは10〜40重量チの範囲である。有機溶
剤としては,例えば酢e:r−fh,  メfルエチル
ケトン,トルエン,シメテルホルムアミド、テトラヒド
口フランなどが用いられる。
本発明の硬化性組成物を面状ファスナーのバックコーテ
ィング剤として用いる場合には,該硬化性組成物に必要
により,従来のポリウレタン系樹脂からなるバックコー
ティング剤に配合されている添加剤,例えば,リン系化
合物、・・ロゲン含有化合物などの難燃剤、シランカツ
プリング剤,酸化防止剤,紫外線吸収剤7顔科,染f4
1無機フイラーなどを配合することができる。
本発明の硬化性組成物でバンクコートされる面状ファス
ナーの原体はボリアミド繊維、ポリエステル繊維,ポリ
アクリロニトリル繊維、再生セルロース繊維などの化学
礒維よりなる織布または不織布を基布としており,その
好適例としてボリアミド繊維,ポリエステル繊維等の合
成fI!.mのマルチフィラメントまたはモノフィラメ
ントがループ状またはフック状として編み込まれるか、
甘たは織り込まれることにより保合部とし一〇植設され
たシート状の保合部材が挙げられる。その一例として5
マジックテープ(登録商標)として市販されている面状
ファスナーの原体が示される。基布を構成する繊維とし
てはポリアミド繊維およびポリエステル項維が硬化性組
成物の塗工工程通過性、保合強さ.フック類およびルー
プ類の抜けに対する耐久性、耐洗濯性,耐加水分解性.
耐ドライクリーニング性などの諸性能に優れた面状ファ
スナーを与えることから特に好ましい。ボリアミド繊維
としてはナイロン6またはナイロン66よリ得られる穣
維が好ましい。またポリエステルfflM (!:して
は,テレフタ●ル酸,イソフタ●ル酸,ナフタレンジカ
ルボン酸などの1種または2種以上をジカルボン酸成分
とし,かつエチレングリコール.フ゛チレングリコール
.ヘキシレンクリコール,シクロヘキサンジメタノール
などの1種または2種以上をジオール成分とし,必要に
応じてさらにアシヒン酸,セバシン酸,ジエチレングリ
コール,より得られる繊維が用いられる。ポリエステル
繊維としてはジカルボン酸成分の70モルチ以上がテレ
フタ●ル酸からなり,かつジオール成分の70モルチ以
上がエテレン−グリコールまたはプテレングリコールの
いずれかからなるポリエステルより得られる繊維が好ま
しい。
本発明の硬化性組成物を溶液状で面状ファスナーの原体
の裏面にコーティングする方法としては,例えばロール
コーターなどにより塗工する方法が用いられる。この際
,硬化性組成物の溶液を面状ファスナーの原体裏面に浸
透させて塗工することが好ましい。塗工後,溶剤を蒸発
,乾燥させ,さらに室温から80℃程度までの温度で数
日間硬化反応を進行させることにより好ましい性能を有
する面状ファスナーを与える。
塗工量は面状ファスナーの使用目的にもよるが,通常は
固形分換算でlO〜7 0 P/n?の範囲であり,好
ましくは20〜6097m!の範囲である。
〔実施例〕
以下に,不発明を実施例および比較例により具体的に説
明するが,本発明はそれらによってなんら限定されるも
のでない。
なお.実施例および比較例において,面状ファスナーの
フックおよびループの抜けに対する耐久性,耐洗濯性お
よび染色性の評価は下記の方法により行った。
フックおよびループの抜けに対する耐久性:フックおよ
びループの着脱をs, o o o回繰シ返し.ループ
に発生する毛羽の乱れを観察し、その程度を次の基準で
判定した。
◎・・・・・・・・・全く毛羽の乱れのないもの○・・
・・・・・・部分的に少し毛羽立つものの実用上さしつ
かえないもの Δ・・・・・・・・・全面的に少し毛羽立ちの起こるも
の×・・・・・・・・・全面的に毛羽立ちが激しく起こ
るもの耐洗濯性二面状ファスナーを全自動洗濯機で合成
洗剤(商品名:スーパーザプ)を使用して8時間洗濯後
,上記のフックおよびループの抜けに対する耐久性の評
価と同様の方法で毛羽立ちの程度を評価した。
染色性:酸性染料(スミノールミリング ブラック V
LG)を使用し、95℃において面状ファスナーを染色
し,その染まシ方を観察することにより行った。
実施例l 数平均分子量2,000のポリブチレンアジペートの2
.0 0 O f , N,N’−テトラキス(2−ヒ
ドロキシプロビル)エチレンジアミン(商品名クオドロ
ール、旭電化工業株式会社製)の3.52およびプテル
スズの0.222を添加し、溶剤の還流下に反応を完結
せしめ、ポリウレタンポリオール溶液を得た。ポリウレ
タンボリオールは11μeq/gの三級アミン基を含有
していた。このポリ9レタンボリオール溶液を酢酸エチ
ルで20重量チに希釈し,希釈液の粘度を25℃で測定
した.結果,1,000cps″′Cあった。
トリメチロールプロパンートリレンジインシアネート付
加物(以下,これをTMP−TDIと略称する)の27
重量部を上記のポリ9レタンポリオール溶液100重量
部に配合し.コート剤溶液とした。このコート剤溶液を
面状ファスナー原体にロールコータ一方式で409/r
lとなるように塗工し、その性能を評価した。その結果
を表1に示した0 なお,面状ファスナー原体゛としては,地経糸としてナ
イロ7”1 1 0 dr/l O fを,地緯糸とし
てナイロン6  110dr/30fを,かツルーフ用
上糸としてナイロン6  2 1 0 dr/1 0 
fをそれぞれ用いて作製された織成テープをループ側原
体とし,地経糸および地緯糸としてナイロン66  1
10dr/24fを、かつフック用上糸としてナイロン
663 3 0 drモノフィラメントをそれぞれ用い
て作製された織成テープをフック側原体としたものを用
いた。
得られた面状ファスナーはベタ付きがなく,フックおよ
びルーズの抜けに対する耐久性が極めて優れ、かつ耐洗
濯性,染色性.およびウエルダー加工性も優れたもので
あった。
実施例2 数平均分子量1,200のポリヘキシレンネオペンチレ
ンアジペート(ヘキシレングリコール/ネオペンチルグ
リコール=50/50)の1,20(1,N − n−
プチルジエタノールアミン18Fおよび酢酸エチル1.
 4 0 0 fを混合,溶解後.得られた溶液にTD
Iの1931およびジラウリン酸ジn一ブチルスズ0.
14Fを添加し、溶剤の還流下に反応させた。インシア
ネート基の反応率が99.9チに達した時点で残存する
イソシアネート基と当量のモノエタノールアミンを添加
して反応を終了させ,ポリウレタンポリオール溶液を得
た。ポリウレタンポリオールはs o Aeq/9の三
級アミン基を含有していた。このポリウレタンポリオー
ル溶液を酢酸エチルで20重量一に希釈し,希釈液の粘
度を25℃で測定した結果+  1,100cpsであ
ったO TMP−TDIの27重量部を上記のポリウレタンボリ
オール溶液100重量部に配合し、コート剤溶液とした
。このコート剤溶液を実施ψり1と同様にして面状ファ
スナー原体に塗工し、その性能を評価した。その結果を
表1に示した。
得られた面状ファスナーはベタ付きがなく.フックおよ
びループの抜けに対する耐久性.耐洗副性および染色性
が極めて優れたものであつ念。
実施例3 数平均分子量1,500のポリーε一カブロラクトンジ
オール1. 5 0 O f .  ビスーアミノプロ
ピルビベラジン4.5yおよび酢酸エチル1,700f
’&混合、溶解後,得られた溶液にTDIの1772お
よびジラワリン酸ジn−ブチルスズ0.14fを添加し
,溶剤の還流下に反応を完結せしめ,ポリウレタンポリ
オール溶液を得た。ポリワレタンポリオールは28μe
q/tの三級アミン基を含有していた。このポリウレタ
ンボリオール溶液を酢酸エチルで20重量チに希釈し、
希釈液の粘度を25℃で測定した結果+  1,1 0
 0 cpsであった。
TMP−TDIの27重量部を上記のポリウレタンポリ
オール溶液100重量部に配合し、コート剤溶液とした
。このコート剤溶液を実施例1と同様にして面状ファス
ナー原体に塗工し、その性能を評価した。その結果を表
1に示した。
得られた面状ファスナーはべ夕付きがなく,フックおよ
びループの抜けに対する耐久性、耐洗擢性および染色性
が優れたものであった。
実施例4 数平均分子量1,200のポリヘキシレンネオベンチレ
ンアジベート(ヘキシレンクリコール/ネオベンチルグ
リコール=50/50)の1,200y,N−n−プチ
ルジエタノールアミン18y,トリメテロールプロパン
1.42および酢酸−nf−ルl4002を混合、溶解
後、得られた溶液にTDIの1902およびジラウリン
酸ジn−プチルスズ0.14Pを添加し、溶剤の還流下
に反応を完結せしめ,ボ11クレタンポリオール溶液を
得た。ボ17ウレタンボリオールは80μeq/gの三
級アミン基を含有していた。このポリウレタンポリオー
ル溶液を酢酸エチルで20重1%に希釈し、希釈液の粘
度を25℃で測定した結果、9 0 0 el)Sであ
った。
TMP−TDIの27重量部を上記のボリクレタンボリ
オール溶液100重量部に配合1〜、コート剤溶液とし
た。このコート剤溶液を実施例1と同様にして面状ファ
スナー原体に塗工し、その性能を評価した。その結果を
表1に示した。
得られた面状ファスナーはペタ付きか々く、フックおよ
びループの抜けに対する耐久性、耐洗濯性および染色性
が極めて優れたものであった。
比較例1 数平均分子量2,000のポリブチレンアジペ−ト2,
000F,および酢酸エチル2.2009を混合,溶解
後.得られた溶液にTDIの1702およびジラクリン
酸ジn−プチルスズ0、222を添加し,溶剤の還流下
に反応を完結せしめ,ポリウレタンボリオール溶液を得
た。
実施例1においてポリウレタンポリオール溶液として上
記のポリウレタンボリオール溶液を用いる以外は同様に
してコート剤溶液を調製し,次いでコート剤溶液を同様
にして面状ファスナー原体に塗工し,その性能を評価し
た。その結果を表1に示した。
得られた面状ファスナーは染色性が極めて不良であった
比較例2 数平均分子量1,200のポリヘキシレンネオペンチレ
ンアシヘート(ヘキシレングリコール/ネオペンチルグ
リコール= 5 075 0 )の1,200fおよび
酢酸エチル1. 4 0 O fを混合,溶解後,得ら
れた溶液にTDIの1712およびジラクリン酸ジn−
プチルスズ0.14Fを添加し,溶剤の還流下に反応さ
せた。インシアネート基の反応率が99.9%に達した
時点で残存するインシアネート基と当量のモノエタノー
ルアミンを添加して反応を終了させ,ポリウレタンボリ
オール溶液を得た。
実施例2においてボリ9レタンポリオール溶液として上
記のポリウレタンボリオール溶液を用いる以外は同様に
してコート剤溶液を調裏し、次いでコート剤溶液を同様
にして面状ファスナー原体に塗工し.その性能を評価し
た。その結果を表1に示した。
得られた面状ファスナーは染色性が極めて不良であった
比較例3 数平均分子11,sooのポリーε一カプロラクトンジ
オール1.50Ofおよび酢酸エチル1.7002を混
合、溶解後,得られた溶液にTDIの1712およびジ
ラウリン酸ジn−プチルスズ0.149を添加し、溶剤
の還流下に反応を完結せしめ.ポリウレタンボリオール
溶液を得た。
実施例3においてポリウレタンポリオール溶液として上
記のポリウレタンポリオール溶液を用いる以外は同様に
してコート剤溶液を調製し,次いでコート剤溶液を同様
にして面状ファスナー原体に塗工し,その性能を評価し
た。その結果を表1に示した。
得られた面状ファスナーは染色性が極めて不良であった
比較例4 数平均分子量1, 2 0 0のポリヘキシレンネオペ
ンチレンアジペー}(−′>キシレングリコーノレ/ネ
オペンチルグリコール=50/50)の1,20Qf,
トリメチロールプロパン1.42および酢酸エチル1,
4009を混合、溶解後,得られた溶液にTDIの17
32およびジラウリン酸ジn−ブチルスズ0.14fを
添加し,溶剤の還流下に反応を完結せしめ,ポリワレタ
ンボリオール溶液を得た。
実施例4においてポリウレタンボリオール溶液として上
記のポリウレタンボリオール溶液ヲ用いる以外は同様に
してコート剤溶液を調製し,次いでコート剤溶液を同様
にして面状ファスナー原体に塗工し、その性能を評価し
た。その結果を表1に示した。
得られた面状ファスナーは染色性が極めて不艮であった
比較例5 実施例1においてTMP−TDIを3部用いる以外は同
様にしてコート剤溶液を調製し,次いでコート剤溶液を
同様にして面状ファスナー原体に塗工し.その性能を評
価した。その結果を表1に示した。
コート剤溶液を面状ファスナー原体に塗工した際に.や
やペタ付きが生じた。得られた面状ファスナーはフック
およびループの抜けに対する耐久性に劣り.耐洗濯性が
極めて不良であった。
比較例6 実施例1においてTMP−TD Iをioo部用いる以
外は同様にしてコート剤溶液を調製し,次いでコート剤
溶液を同様にして面状ファスナー原体に塗工し,その性
能を評価した。その結果を表1にホした。
コート剤溶液を面状ファスナー原体に塗工した際に,ベ
タ付きが生じた。得られた面状ファスナーは折り曲げた
際に割れてしまい実用に耐えるものではなかった。
実施例5 数平均分子量1,200のボリノニレンアジベートのx
,200j’.N−n−ブテルジエタノールアミン18
2および酢酸エチル1. 4 0 0 9を混合,溶解
後,得られた溶液にTDIの193fおよびジラワリン
酸ジn−プチルスズ0. 1 4 tを添加し、溶剤の
還流下に反応させた。インシアネート基の反応率が99
.9%に達した時点で残存するインシアネート基と当量
のモノエタノールアミンを添加し、反応を終了させ.ポ
リウレタンボリオール溶液を得た。ボリワレタンボリオ
ールは80μeq/Vの三級アミノ基を含有していた0
このポリクレタンボリオール溶液を酢酸エチルで20重
量優に希釈し,希釈液の粘度を25℃で測定した結果,
1,1 5 0 CpBで,あった。
TMP−TDIの27重量部を上記のボリウレタンボリ
オール溶i100重量部に配合し、コート剤溶液とした
。このコート剤溶液を実施レリ1と同様にして面状ファ
スナー原体に塗工し、その性能を評価した。その.結果
を表1に示した。
得られた面状ファスナーはべ夕付きがなく、フックおよ
びループの抜けに対する耐久性、染色性、さらにウエル
ダー加工性に優れたものであった。
実施例6 ジオール成分として2−メチル−1.8−オクタンジオ
ールを50モル%,1.9−ノナンジオールを50モル
チ含有し,ジカルボン酸成分としてアジビン酸を含有し
,かつ数平均分−i’−1211.500のボリノニレ
ンアジベートの1,5009,  ビスーアミノプ口ビ
ルビペラジン4.52および 酢酸エチル1.7009
を混合、溶解後、得られた溶液にTDIの177yおよ
びジラウリン酸ジn−ブチルスズ0. 1 4 Fを添
加し,溶剤の還流下に反応させ九。イン7アネート基の
反応率が999%K達した時点で残存するインシアネー
ト基と当量のモノエタノールアミンを添加し.反応を終
了させ,ポリウレタンポリオール溶液を得た0ポリウレ
タンボリオールは28μeq/rの三級アミン基を含有
シていた。このポリウレタンボリオール溶液を酢酸エチ
ルで20重t%に希釈し、希釈液の粘度を25℃で測定
した結果、1,0 5 0 CI)3であった。
TMP−TDIの27重量部を上記のポリウレタンボリ
オール溶液100重量部に配合し.コート剤溶液とした
。このコート剤溶液を実施例1と同様にして面状ファス
ナー原体に塗エし,その性能を評価した。その結果を表
1に示した。
得られた面状ファスナーはべ夕付きがなく、フックおよ
びループの抜けに対する耐久性,染色性、ウエルダー加
工性、さらには風合に優れたものであった。
以下余白 表 ■ 〔発明の効果〕 本発明により提供される硬化性組成物は,塗T性が良好
であ9.かつ耐久性、二次加工性および染色性に優れる
塗膜層を与える。本発明の硬化性組成物を面状ファスナ
ーのバックコーティング剤として用いる場合,染色性,
フック類およびループ類の抜けに対する耐久性,耐洗濯
性などの諸性能に優れる面状ファスナーが得られる。ま
た本発明により提供される面状ファスナーは染色性、フ
ック類およびループ類の抜けに対する耐久性ならびに耐
洗濯性に優れる。その面状ファスナーは優れた風合を有
し、優れた耐加水分解性、耐ドライクリーニング性等を
も有し.また極めて長時間の使用後においてもフック類
およびループ類や基部のほつれなどがなく,外観上の変
化が殆ど認められない。
特許出願人  株式会社 ク ラ レ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、三級アミノ基を2〜500μeq/g含有するポリ
    ウレタンポリオールとポリイソシアネートとを100対
    (10〜50)の重量比で有機溶剤に配合してなる硬化
    性組成物。 2、三級アミノ基を2〜500μeq/g含有するポリ
    ウレタンポリオール。 3、請求項1記載の硬化性組成物を硬化せしめた固定層
    を裏面に有する面状ファスナー。
JP11255589A 1989-04-30 1989-04-30 硬化性組成物、これに配合されるポリウレタンポリオールおよび該硬化性組成物を用いて得られた面状フアスナー Pending JPH02292322A (ja)

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JP11255589A JPH02292322A (ja) 1989-04-30 1989-04-30 硬化性組成物、これに配合されるポリウレタンポリオールおよび該硬化性組成物を用いて得られた面状フアスナー

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002238621A (ja) * 2001-02-22 2002-08-27 Kuraray Co Ltd 難燃性面状ファスナーの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002238621A (ja) * 2001-02-22 2002-08-27 Kuraray Co Ltd 難燃性面状ファスナーの製造方法
JP4493866B2 (ja) * 2001-02-22 2010-06-30 株式会社クラレ 難燃性面状ファスナーの製造方法

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