JPH0229227B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0229227B2
JPH0229227B2 JP59034471A JP3447184A JPH0229227B2 JP H0229227 B2 JPH0229227 B2 JP H0229227B2 JP 59034471 A JP59034471 A JP 59034471A JP 3447184 A JP3447184 A JP 3447184A JP H0229227 B2 JPH0229227 B2 JP H0229227B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pitch
data
memory
volume
name
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59034471A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60178495A (ja
Inventor
Shigeru Yamada
Yasunao Abe
Masaaki Mizuguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Yamaha Kyohan KK
Original Assignee
Yamaha Corp
Yamaha Kyohan KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp, Yamaha Kyohan KK filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP59034471A priority Critical patent/JPS60178495A/ja
Publication of JPS60178495A publication Critical patent/JPS60178495A/ja
Publication of JPH0229227B2 publication Critical patent/JPH0229227B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、各音名毎に独立に音量あるいはピ
ツチあるいはその他の楽音要素を調整し得るよう
にした電子楽器に関し、特にそのような電子楽器
における各音名別の楽音調整用操作装置の機械的
配列を各音名に対応する白鍵と黒鍵の配列に類似
させたことに関する。
従来技術 従来、電子楽器における音量あるいはピツチの
調整は全ての音名に対して共通に一律に行われる
ようになつていた。従つて、各音名毎に独立に楽
音調整用操作装置を設けたものは存在していなか
つた。
ところで、本出願人は、各音名毎に独立に音量
あるいはピツチあるいはその他の楽音要素を制御
し得る電子楽器を別途の特許出願において提案し
た。そのような新規な電子楽器では各音名毎に独
立に調整用操作子手段が設けられるが、各操作子
手段と音名との対応関係が一目瞭然に判明できる
ようになつていれば、操作がし易く、また各音名
に対応する調整内容の確認もし易いので好まし
い。
発明の目的 この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、
各音名毎に独立に設けられた調整用操作子手段と
音名との対応関係が一目瞭然に判明できるように
した電子楽器における楽音調整用操作装置を提供
しようとするものである。
発明の概要 この発明によれば、各音名毎に独立に複数の操
作子手段が設けられており、これらの各操作子手
段が、各音名に対応する鍵が白鍵であるか黒鍵で
あるかの区別に従つて、鍵盤における白鍵と黒鍵
の配列に類似した配列で配置されていることを特
徴としている。一例として、各音名毎の操作子手
段が、鍵盤における各音名の鍵配列順序と同じ順
序で(つまり音高順に)横方向に並んでおり、白
鍵の音名C,D,E,F,G,A,Bに対応する
該操作子手段の配列と黒鍵の音名D♭(C#),
E♭(D#),F#,A♭(G#),B♭(A#)に対応
する該操作子手段の配列とでは前者(すなわち白
鍵に対応するもの)の配列が後者(すなわち黒鍵
に対応するもの)の配列よりも相対的に前面寄り
になるように両配列がずれている。一例として、
各操作子手段は、調整のために手動操作される操
作子と、調整量を可視表示するための表示器とを
別々に設けて成るものである。その場合、各音名
に対応する前記操作子の配列と前記表示器の配列
の少なくとも一方の配列が、上述の白鍵と黒鍵の
配列に類似した配列となつていればよい。
尚、この明細書において、白鍵とはメジヤー・
キーつまり音名C,D,E,F,G,A,Bに対
応する鍵のことを示し、黒鍵とはシヤープ(又は
マイナー)キーつまり音名D♭(C#),E♭
(D#),F#,A♭(G#),B♭(A#)に対応す
る鍵のことを示し、実際にその鍵に付されている
色が白若しくは黒でなくてもよい。
実施例 以下添付図面を参照してこの発明の具体的な実
施例につき説明する。
パネル部の説明 第1図はこの発明の一実施例を適用した電子楽
器のパネル部を示す図であり、鍵盤部の上側が各
種スイツチ類および表示器を配列したパネル部と
なつている。パネル部の配列の大略を示すと、一
番左側がマルチメニユー式スケール選択セクシヨ
ン10、その右隣が音色選択セクシヨン11,そ
の右隣がこの発明の一実施例に係る音名別調整用
操作子セクシヨン12,その右隣がその他各種機
能のためのスイツチ及び表示器セクシヨン13と
なつている。
音名別調整用操作子セクシヨン12は、楽音の
音量及びピツチを各音名毎に独立に調整するため
の操作子と、各音名毎の調整内容を表示する表示
器とから成るものであり、拡大して示すと第2図
のような配列から成るものである。操作子は12の
各音名C,D♭(C#),D…Bに対応して設けら
れたアツプスイツチUP1〜UP12とダウンスイ
ツチDWN1〜DWN12を含み、表示器は各音
名C〜Bに対応して各スイツチUP1,DWN1
〜UP12,DWN12の上側に夫々設けられた
液晶表示器LCD1〜LCD12を含む。アツプス
イツチUP1〜UP12及びダウンスイツチDWN
1〜DWN12は自己復帰型の押ボタンスイツチ
であり、設定値を増大させる場合はアツプスイツ
チを操作し、減少させる場合はダウンスイツチを
操作する。各液晶表示器LCD1〜LCD12は複
数桁(例えば4桁)の10進数及び必要な文字・記
号の表示が可能なものであり、対応するアツプ及
びダウンスイツチUP1,DWN1〜UP12,
DWN12の操作によつて増減された数値が表示
される。
操作子及び表示器と音名との対応関係が一目瞭
然に判るようにするため、各音名に対応する液晶
表示器LCD1〜LCD12の物理的配列が各音名
に対応する白鍵及び黒鍵の配置に類似するように
なつている。すなわち、白鍵の音名C,D…Bに
対応する表示器LCD1,LCD3…LCD12は横
方向に同列に並んでいるが、黒鍵の音名D♭
(C#),E♭(D#),A♭(G#),B♭(A#)に対
応する表示器LCD2,…LCD11はそれよりも
少し上寄りのに位置で横方向に同列に並んでい
る。そして各表示器LCD1〜LCD12の横方向
の並び順序は鍵の音名順の配列に対応している。
各スイツチUP1〜UP12,DWN1〜DWN1
2が表示器LCD1〜LCD12と同様に白鍵、黒
鍵に類似した配置で並んでいてもよい。
この実施例では、各楽音要素のうち音量とピツ
チを操作子セクシヨン12における操作によつて
各音名毎に独立に調整できるようになつている。
操作子および表示器は音量とピツチとで別々に設
けられていず、上述の各音名毎のアツプおよびダ
ウンスイツチUP1〜UP12,DWN1〜DWN
12と表示器LCD1〜LCD12が両者の間で共
用されるようになつている。これらの操作子およ
び表示器を音量とピツチのどちらのために使用す
るかを選択するために、ピツチ/ボリユーム選択
スイツチP/VSELが設けられている。このスイ
ツチP/VSELは自己復帰型押ボタンスイツチで
あり、一押しする毎にピツチ選択モードから音量
選択モードにあるいはその逆に選択モードが反転
するよう内部回路で処理される。尚、以下示され
る選択(又は切換え)スイツチもすべて同様の自
己復帰型押ボタンスイツチであり、ラツチ機能が
要求されるものにあつては上述のように内部回路
による処理によつて一押し毎に選択モードが反転
するようになつている。
ピツチ/ボリユーム選択スイツチP/VSELに
対応して、その上側に、「PITCH(CENT)」と
「VOLUME」という表示が付された2個の発光
ダイオード(以下LEDと略称する)が設けられ
ている。この2個の発光ダイオードのためにP/
VLEDなる参照記号を用いる。スイツチP/
VSELによつて現在選択されたモードに応じて
P/VLEDの一方のダイオードが点灯し、操作子
セクシヨン12が音量(VOLUME)又はピツチ
(PITCH)のどちらかの調整及び調整内容表示の
ために使用可能であるかを表示する。
ピツチ/ボリユーム選択スイツチP/VSELの
下側に設けられたクロツクレート選択スイツチ
(FAST/SLOWなる表示が付されているもの)
は、アツプ及びダウンスイツチUP1〜UP12,
DWN1〜DWN12の操作時における調整デー
タの増減速度を切換えるためのスイツチである。
前述のP/VLEDの下側にはこのクロツクレート
選択スイツチによる選択モードを表示するための
2個のLED(夫々FASTとSLOWなる表示が付さ
れている)が設けられている。
各音名C〜Bに対応する液晶表示器LCD1〜
LCD12における調整データの表示例について
次に説明する。
ピツチ表示は、各音名毎に調整されたピツチの
平均律からのピツチずれをセント値で表示するよ
うになつている。一例として、−55.0セントから
+55.0セントまでの範囲で0.1セントを最小単位
としてピツチ調整が可能となつており、表示器
LCD1〜LCD12では各々に対応して設定され
たピツチずれのセント値を「−55.0」から
「55.0」までの範囲の数値で小数点第1位の分解
度で表示する。
音量表示は、「0」から「100」までの範囲の10
進数値で表示されるようになつており、この範囲
で音量調整が可能である。
マルチメニユー式スケール選択セクシヨン10
は、予め設定された純正調の各音階及び音階プリ
セツト機能によつて任意に予め設定された各音階
(すなわち各音名毎に独立に調整されたピツチ及
び音量のデータの一組がプリセツトされた一音階
に対応している)を選択するためのものである。
このセクシヨン10及び他のセクシヨン11,1
3はこの発明の要旨と無関係であるので説明を省
略する。
回路のハードウエア構成の説明 第3図は第1図及び第2図に示すようなパネル
部を有する電子楽器の電気回路のハードウエア構
成を略示したものであり、CPU(中央処理ユニツ
トの略称)18、プログラムメモリ19、ワーキ
ング及びデータメモリ20を含むマイクロコンピ
ユータを用いて、キースイツチや各種スイツチの
検出走査及び表示器駆動制御並びにトーンジエネ
レータ部内の各楽音発生チヤンネルに対応する押
圧鍵の発音割当て処理などを実行するようになつ
ている。また、アツプダウンスイツチUP1〜UP
12,DWN1〜DWN12の操作に応じた音量
及びピツチの調整データの作成並びにプリセツト
機能のための処理等もマイクロコンピユータによ
つて実行される。「表示器」と記されたブロツク
21は、各音名毎の液晶表示器LCD1〜LCD1
2及びパネル部の各種LEDを含む表示器群を示
すもの、表示器ドライバ22はこれらの表示器群
を駆動するためのドライバ回路を含むもの、パネ
ル操作子23はパネル部の各スイツチ群を示すも
の、であり、これらがデータバス24を介してマ
イクロコンピユータに接続されている。また、鍵
盤25の各キースイツチ及びトーンジエネレータ
部26もデータバス24を介してマイクロコンピ
ユータに接続されてる。トーンジエネレータ部2
6は複数(例えば8)の楽音発生チヤンネルを具
備しており、マイクロコンピユータの処理によつ
て各チヤンネルに割当てられた押圧鍵に対応する
楽音信号を夫々発生し、サウンドシステム27に
与えられる。また、各音名毎の音量及びピツチの
調整データに従つて各チヤンネルで発生すべき楽
音信号の音量及びピツチをその音名に応じて制御
する。
第4図はトーンジエネレータ部26の内部構成
の一例を示す図であり、マイクロコンピユータと
の間のインターフエイスバツフアとして機能する
レジスタ28〜33がデータバス24に接続され
ている。
ピツチデータレジスタ28は、12の各音名C〜
Bに対応して夫々独立に調整されたピツチデータ
PD1〜PD12をストアするためのものであり、
データメモリ20(第3図)内部にあるピツチデ
ータメモリ(後出)からこのピツチデータPD1
〜PD12が転送される。このピツチデータPD1
〜PD12は、調整された各音名毎のピツチが平
均律における各音名の正規のピツチから何セント
ずれているかを示すセント値表現のデータであ
る。
音量データレジスタ31は、12の各音名C〜
Bに対応して夫々独立に調整された音量データ
VD1〜VD12をストアするためのものであり、
データメモリ20(第3図)の内部にある音量デ
ータメモリ(後出)からこの音量データVD1〜
VD12が転送される。
ノートコードレジスタ29及びオクターブコー
ドレジスタ30は、各チヤンネルに割当てられた
鍵を示すキーコードを各チヤンネル毎に夫々スト
アするためのもので、該キーコードのうち音名を
示すノートコードNCはノートコードレジスタ2
9にストアされ、オクターブコードOCはオクタ
ーブコードレジスタ30にストアされる。データ
メモリ20の内部にあるキーコードメモリから各
チヤンネルに割当てられたキーコードCH1〜
CH8が転送され、ノートコードとオクタープコ
ードに分離して各レジスタ29,30にストアさ
れる。
キーオンレジスタ32は、各チヤンネルに割当
てられた鍵の押圧が持続しているか(キーオン)
又は離鍵されたか(キーオフ)を示すキーオン信
号を各チヤンネル毎にストアするためのものであ
り、データメモリ20の内部にあるキーオンメモ
リから各チヤンネル毎のキーオン信号KON1〜
KON8が転送される。
パネルデータレジスタ33は、パネル部で選
択・設定された音色、音量(トータルボリユー
ム)等の各種データ(特に第1図の音色選択セク
シヨン11やその他のスイツチ及び表示器セクシ
ヨン13で選択・設定されたデータ)をストアす
るためのものであり、データメモリ20の内部に
あるパネルデータメモリからそれらのデータが転
送される。
トーンジエネレータ部26における各チヤンネ
ル毎の楽音信号形成及び制御処理は時分割で行わ
れるようになつている。そのため、各チヤンネル
の時分割タイムスロツトに対応するチヤンネルタ
イミング信号CHT1〜CHT8が各レジスタ2
9,30,32に与えられており、これらのレジ
スタにストアされた各チヤンネルのノートコード
NC及びオクターブコードOC及びキーオン信号
KONが該タイミング信号CHT1〜CHT8に従
つて時分割的に出力されるようになつている。
ノートコードレジスタ29から時分割的に出力
された各チヤンネルのノートコードNCは基本周
波数ナンバメモリ34のアドレス入力に与えられ
ると共にセレクタ35,36の選択制御入力に与
えられる。基本周波数ナンバメモリ34は、平均
律における12の各音名C〜Bに関する基本の周波
数ナンバ(周波数ナンバとは既に周知のように発
生すべき楽音周波数に比例する数値のことであ
る)を予め記憶しており、アドレス入力に与えら
れたノートコードNCに応じてその音名に対応す
る基本の周波数ナンバFが時分割的に読み出され
る。メモリ34から読み出された周波数ナンバF
は乗算器37に与えられ、ピツチデータレジスタ
28にストアされたピツチデータに応じて制御さ
れる。
ピツチデータレジスタ28にストアされた各音
名毎のピツチデータPD1〜PD12はセレクタ3
5に入力され、各チヤンネルのノートコードNC
に従つて、各チヤンネル毎の時分割タイムスロツ
トにおいてそのチヤンネルに割当てられた鍵の音
名に対応するものが夫々選択される。選択された
ピツチデータはセント値/周波数比変換メモリ3
8に入力され、セント値表現のデータから周波数
比表現のデータに変換される。
メモリ38から読み出された周波数比表現のピ
ツチデータは乗算器37に入力され、周波数ナン
バFと乗算される。その結果、各チヤンネルに割
当てられた音名の平均律ピツチの周波数ナンバF
が、該音名に対応して調整されたピツチずれのセ
ント値に対応する周波数比分だけ偏倚され、ピツ
チ制御が施される。乗算器37から出力されたピ
ツチ制御済みの周波数ナンバF′はアキユムレータ
39に入力され、各チヤンネル別に所定時間間隔
で繰返し加算(若しくは減算でもよい)される。
アキユムレータ39は各チヤンネル別の時分割的
なアキユムレートが可能な公知の構成ものであ
り、時分割チヤンネルタイミングに同期してアキ
ユムレート動作を行うためにチヤンネルタイミン
グ信号CHT1〜CHT8が入力されている。アキ
ユムレータ39からは、周波数ナンバF′の値に対
応する比率で時間的に増加し(又は減少でもよ
い)、所定値に達する毎に初期値に戻つてしその
変化を繰返す位相データqF′が各チヤンネル毎に
時分割で出力される。
アキユムレータ39の出力qF′はシフト回路4
0に与えられ、オクターブコードレジスタ30か
ら時分割的に読み出された各チヤンネルのオクタ
ーブコードOCの値に応じて適宜ビツトシフトさ
れる。こうしてオクターブの区別が付与された各
チヤンネルの位相データは楽音信号形成回路41
に入力される。楽音信号形成回路41では、各チ
ヤンネルの位相データに基づき該位相データの繰
返し周波数に対応する周波数の楽音信号を各チヤ
ンネル毎に独立に発生する。その際、各チヤンネ
ルで発生すべき楽音信号の音量エンベロープ発生
器42から与えられる各チヤンネル毎のエンベロ
ープ信号に従つて制御され、音色その他の楽音要
素はパネルデータレジスタ33から与えられるパ
ネルデータに従つて制御される。なお、シフト回
路40はアキユムレータ39の手前に設けてもよ
い。
エンベロープ発生器42は、キーオンレジスタ
32から時分割的に与えられる各チヤンネルのキ
ーオン信号KONに応じて所定のエンベロープ信
号を各チヤンネル毎に発生するものである。音量
データレジスタ31にストアされた各音名毎の音
量データVD1〜VD12に応じてこのエンベロ
ープ信号のレベルを制御することにより音量の制
御を行うことができる。
音量データレジスタ31にストアされた各音名
毎の音量データVD1〜VD12はセレクタ36
に入力され、各チヤンネルのノートコードNCに
従つて、各チヤンネル毎の時分割タイムスロツト
においてそのチヤンネルに割当てられた鍵の音名
に対応するものが夫々選択される。セレクタ36
で選択された各チヤンネルの割当て音名に対応す
る音量データは、必要に応じて音量データ変換回
路43を経由してエンベロープ発生器42に与え
られ、この音量データの値に応じて各チヤンネル
で発生するエンベロープ信号のレベル(例えばピ
ークレベル)が制御される。音量データ変換回路
43は「0」〜「100」の範囲の値で表現された
音量データVD1〜VD12を適当な音量制御係
数に変換するためのものであるが、これは特に設
けなくてもよい。なお、音量データによつてエン
ベロープ発生器42を制御するのではなく、破線
で示すようにエンベロープ発生器42の出力側に
乗算器44を設け、この乗算器44を音量データ
によつて制御するようにしても同様の音量制御を
行うことができる。
メモリ及びレジスタの説明並びにメモリを中心と
する主要な情報の流れの説明 ここでは、第3図のワーキング及びデータメモ
リ20内に含まれる主要なメモリ及びレジスタに
ついて説明すると共にこれらのうち主要なメモリ
と周辺装置との間の主要な情報の流れについて大
まかに説明する。
第5図はワーキング及びデータメモリ20内の
主要なメモリと周辺装置との間の主要な情報の流
れについて大まかに示したブロツク図である。な
お、第5図はメモリと周辺装置との関係を理解す
る便宜のために情報の流れを概念的に示したもの
にすぎず、実際の回路結線あるいはデータの授受
経路がこの通りであるというわけではない。ピツ
チデータメモリ45(これを略称するときはPD
メモリという)は、12の各音名C〜Bに対応して
調整されたピツチデータPD1〜PD12を記憶す
るものであり、ここに記憶されたピツチデータ
PD1〜PD12が前述のトーンジエネレータ部2
6内のピツチデータレジスタ28(第4図)に転
送される。音量データメモリ46(これを略称す
るときはVDメモリという)は、12の各音名C
〜Bに対応して調整された音量データVD1〜
VD12を記憶するものであり、ここに記憶され
た音量データVD1〜VD12が前述のトーンジ
エネレータ部26内の音量データレジスタ31
(第4図)に転送される。なお、符号PD1〜PD
12,VD1〜VD12の括弧内に数字1〜12は
12の各音名C〜Bを区別する表示である。
パネル部における各音名毎のアツプスイツチ
UP1〜UP12及びダウンスイツチDWN1〜
DWN12(第1図)の操作に応じてPDメモリ
又はVDメモリ内の対応する音名のデータPD1
〜PD12,VD1〜VD12が変更される。ま
た、PDメモリ又はVDメモリ内に記憶された音
名毎の各データPD1〜PD12又はVD1〜VD
12の内容が、パネル部における各音名毎の液晶
表示器LCD1〜LCD12(第2図)で夫々表示
される。PVSELはピツチ〒音量選択レジスタで
あり、パネル部のピツチ/ボリユーム選択スイツ
チP/VSEL(第2図)の操作に応じてピツチ選
択モード又音量選択モードのどちらかを示す信号
内容に反転して切換わる。このPVSELレジスタ
の内容に応じて、アツプスイツチUP1〜UP12
及びダウンスイツチDWN1〜DWN12によつ
て変更されるメモリをPDメモリ又はVDメモリ
のどちらかにするかが選択されると共に、表示器
LCD1〜LCD12で表示するメモリをPDメモリ
又はVDメモリのどちらかにするかが選択され
る。
平均律メモリ47は12の各音名C〜Bに対応す
る平均律のピツチデータと音量データを予め記憶
したものであり、例えばたとえばROM(リード
オンリーメモリ)からなる。この場合、ピツチデ
ータは平均律に対するピツチずれをセント値で示
すものであるから、平均律のピツチデータは全音
名C〜Bが0セントを示すものである。音量デー
タは各音名毎に予め定めた適宜の値である。この
平均律メモリ47に記憶された平均律の各音名毎
のピツチデータと音量データは、電源投入時ある
いはマルチメニユー式スケール選択セクシヨン1
0の無効時においてPDメモリ及びVDメモリに
イニシヤルセツトされる。
1から12までのサブ番号が夫々付された12個の
純正調メモリ48−1乃至48−12は、純正調
音階の12個の各調に夫々対応しており、各々がそ
の調における純正調音階の各音名毎のピツチデー
タと音量データを夫々予め記憶している。
1から24までのサブ番号が夫々付された24個の
プリセツトメモリ49−1乃至49−24は、24
個のプリセツトされた又はプリセツト可能な音階
に夫々対応しており、各々がその音階における各
音名C〜B毎のピツチデータと音量データの一組
を記憶している若しくは記憶することが可能であ
る。このプリセツトメモリ49−1乃至49−2
4は読み書き可能なメモリ(例えばRAM)から
成る。
各メモリ48−1乃至48−12,49−1乃
至49−24はマルチメニユー式スケール選択セ
クシヨン10(第1図)における所定のスイツチ
操作に基き選択的に読み出され、読み出されたデ
ータがPDメモリ及びVDメモリに夫々セツトさ
れるようになつている。また、該セクシヨン10
における所定のスイツチ操作に基きPDメモリ及
びVDメモリの記憶データがホールドメモリ50
を経由してプリセツトメモリ49−1乃至49−
24の何れかに書込まれる(プリセツトされる)
ようになつている。しかし、この点はこの発明の
要旨ではないので詳細説明は省略する。
キーコードメモリ51は、各チヤンネルに割当
てられた鍵のキーコードCH1〜CH8を記憶す
るものであり、ここに記憶されたキーコードCH
1〜CH8がトーンジエネレータ部26内のノー
トコードレジスタ29及びオクターブコードレジ
スタ30(第4図)に転送される。
キーオンメモリ52は、各チヤンネルに割当て
られた鍵のキーオン信号KON1〜KON8を記憶
するものであり、ここに記憶されたキーオン信号
KON1〜KON8がトーンジエネレータ部26内
のキーオンレジスタ32(第4図)に転送され
る。
プログラムの説明 次に第3図のマイクロコンピユータ部分によつ
て実行される処理プログラムの一例を第6図及び
第7図以降のフローチヤートに従つて説明する。
(1) メインルーチン 第6図はメインルーチンを示す図である。電
源スイツチオンに基き最初に実行されるイニシ
ヤルセツト処理では、ピツチデータメモリ45
(PDメモリ)及び音量データメモリ46(VD
メモリ)に平均律メモリ47から読み出した各
音名毎のピツチデータPD1〜PD12と音量デ
ータVD1〜VD12をセツトし、平均律に設
定する。また、その他の各種メモリやレジスタ
(第12図、第13図)のイニシヤルセツトを
行う(例えばPVSELレジスタを適当な値にセ
ツトしておく)。
次にピツチボリユームサブルーチンPVSUB
を実行する。ここでは、音名別調整用操作子セ
クシヨン12(第2図)の各スイツチをスキヤ
ンして調整操作がなされた音名に対応するPD
メモリ、VDメモリのデータPD1〜PD12,
VD1〜VD12を変更する。この詳細は第7
図に示されている。
次のプリセツト処理では、前述のマルチメニ
ユー式スケール選択セクシヨン10をスキヤン
して、音階プリセツト機能のための処理を行
う。この詳細説明は省略する。
次のキーボード処理では鍵盤の各キースイツ
チをスキヤンし、そのスキヤン結果に基き各チ
ヤンネルに対する押圧鍵の「発音割当て処理」
を行い、キーコードメモリ51、キーオンメモ
リ52(第5図)の記憶制御を行う。この詳細
説明は省略する。
次の「その他のパネル操作子スキヤン」処理
では、パネル部のその他の操作子(第1図の音
色選択セクシヨン11及びセクシヨン13のス
イツチ類、例えば音色選択スイツチやマスタボ
リユームの操作子)をスキヤンし、スキヤン結
果に対応するデータをデータメモリ20(第3
図)にストアする。
メインルーチンの一番最後では、PDメモリ
及びVDメモリ並びにキーコードメモリ51及
びキーオンメモリ52(第5図)にストアされ
た各データPD1〜PD12,VD1〜VD12,
CH1〜CH8,KON1〜KON8をトーンジ
エネレータ部26(第4図)内の対応する各レ
ジスタ28〜32に送出する。また、ここで
は、前ステツプの各サブルーチンでは送出され
なかつたその他の表示データがデータメモリ2
0の内のメモリ又はレジスタから表示器ドライ
バ22(第3図)に送出され、各々に対応する
表示器で表示される。その後、最初のサブルー
チンPVSUBに戻り、メインルーチンを繰返
す。
(2) ピツチボリユームサブルーチンPVSUB 第7図においては、まずPVSELレジスタの
内容がピツチPを示しているか音量Vを示して
いるかを判断し、この判断に応じてピツチ調整
のためのルーチン又は音量調整のためのルーチ
ンのどらかを行う。
ピツチ調整のためのルーチンではまず音名C
に関して音名別ピツチ調整処理58−1を実行
する。この処理58−1ではまず音名Cに関す
るアツプスイツチUP1がオンされているかど
うかを調べ、オンされていればPDメモリ内の
音名CのピツチデータPD1の値が最大値「55」
であるかどうかを調べる。未だ最大値「55」に
なつていなければPD1を更に増加することが
できる可能性があることを意味するので、所定
の変化幅データ△PをPD1に加算してその和
が最大値「55」を超えるかどうかを調べる
(PD1+△P>「55」?)。超えなければ、まだ
増加可能であることを意味するのでブロツク5
9においてPD1に△Pを加算し、その和をPD
メモリに新たなPD1として記憶する処理(PD
1←PD1+△P)を行う。そして、この新た
なPD1の値を対応する液晶表示器LCD1で表
示する。一方、PD1+△Pが「55」を超える
場合はブロツク60の処理1つより、PDメモ
リのPD1の値を最大値「55.0」にセツトし、
これを表示器LCD1で表示する。
この実施例では、アツプスイツチUP1〜UP
12が押圧されている場合は所定のピツチ変化
幅データ△P(音量の場合は音量変化幅データ
△V)をこのサブルーチンPVSUBが1回実行
される毎に1回加算することによりPD1〜PD
12(音量の場合はVD1〜VD12を増加し、
ダウンスイツチDWN1〜DWN12が押圧さ
れている場合は該変化幅データ△P,△Vをサ
ブルーチンPVSUBが1回実行される毎に1回
引算することによりPD1〜PD12又はVD1
〜VD12を減少するようにしている。ここ
で、△Pは最小単位を「0.1」(0.1セントに対
応)として任意の値に予め定めておくことがで
きるものであり、この△Pの設定の仕方によつ
てはピツチデータの値が丁度最大値「55.0」に
ならない場合がある。例えば△Pが「0.4」の
場合は、ピツチデータPD1〜PD12の値が
「54.8」のときこの△Pを加算するとその和は
「55.2」となり、「55.0」を超えてしなう。その
ような場合に、ピツチデータPD1〜PD12の
値を最大値「55.0」に制限するためにブロツク
60の処理が行われる。同様に処理は減算の場
合もブロツク61において行われる。また、音
量の場合も、△Vは最小単位を「1」として任
意の値に予め定めておくことができるので、同
様の問題が生じ、上述と同様の趣旨の最大値又
は最小値制限処理がブロツク62,63で行わ
れる。
ブロツク59又は60の処理の後、又は
「UP1オン?」がNO又は「PD1=「55」?」
がYESのとき、ダウンスイツチDWN1がオン
されているかどうかを調べる。そして、今度は
最小値「−55」についてアツプスイツチUP1
の場合と同様の判断を行い(但し、減少可能か
どうかはPD1−△P<「−55」?によつて判断
する)、PD1をまだ減少することができるなら
ばブロツク64の処理によつてPD1から△P
を減少したものを新たなPD1としてPDメモリ
にセツトし、これを表示器LCD1で表示する。
一方、PD1をもう減少することができないな
ら、ブロツク61によつてPD1の値を最小値
「−55,0」に制限する。
以下、音名Cのピツチ調整処理と58−1と
同様の処理58−2乃至58−12を残りの各
音名D♭〜Bに関して夫々行う。但し、各処理
58−2乃至58−12では、その音名に対す
るスイツチUP2〜UP12,DWN2〜DWN
12をチエツクし、その音名に対応するピツチ
データPD2〜PD12を調整する。
一方、音量調整のためのルーチンでは、まず
音名Cに関する音名別調整処理65−1が実行
される。まずアツプスイツチUP1に関する処
理はピツチ調整処理58−1の場合と同様であ
り、調整対象がVDメモリ内の音名Cに対応す
る音量データVD1であることと、変化幅デー
タが△Vであることと、最大値が「100」(10進
数)であることがピツチ調整の場合とは異なつ
ているだけである。次にダウンスイツチDWN
1に関する処理であるが、これは「DWN1オ
ン?」がNOのとき及び「VD1=「0」?」が
YESのときの処理を除き、ピツチ調整処理5
8−1の場合と同様であり、ただし、調整対象
がVDメモリ内の音量データVD1であること
と、最小値が「0」(10進数)どあること及び
変化幅データが△Vであることが異なつてお
り、また、ダウンフラツグDWNFLGを“1”
にセツトするステツプ66が設けられている。こ
のダウンフラツグDWNFLGは、「DWN1オ
ン?」YESで「VD1=「0」?」NOのルート
を通つたとき、つまり音量データVD1が最小
値「0」に到達する前にダウンスイツチDWN
1が押されたとき、“1”にセツトされる。
「DWN1オン?」がNOのときつまりダウン
スイツチDWN1が押されていないときはダウ
ンフラツグDWNFLGが“1”にセツトされて
いるかどうかを調べ、セツトされていればブロ
ツク67においてこれを“0”にリセツトす
る。
「VD1=「0」?」がYESのときはダウン
フラツグDWNFLGが“1”にセツトされてい
るかどうかを調べ(ブロツク68)、YESなら
この処理65−1を終了するが、NOならばブ
ロツク69に進み、「オフ表示」及び「クリア
表示」のための処理を行う。
「VD1=「0」?」がYESとは、音量デー
タVD1が音量零に調整されたことを意味し、
このときブロツク68がYESとは、ダウンス
イツチDWN1を押しと音量零に調整し、その
まま該スイツチを押し続けていることを意味す
る。このような場合、単に音量が零になるだけ
であり、「オフ表示」及び「リクア表示」は特
に行わない。従つて、次にアツプスイツチUP
1を押せば音量データVD1を再び増加させる
ことができ、これに対応する音名が使用不可に
なつたわけではない。
他方、ブロツク68がNOとは、音量データ
VD1が音量零に調整された後、ダウンスイツ
チDWN1が一旦オフされ、そして再度押し直
されたことを意味する。つまり、「DWN1オ
ン?」のNOによりフラツグDWNFLGが“0”
にリセツトされ(ブロツク67)、その後
「DWN1オン?」がYESとなり、「VD1=
「0」?」のYESを経てブロツク68の
「DWNFLG=“1”?」がNOと判断されたの
である。このように、一旦音量が零に調整され
た後、更に音量を下げようとする積極的なスツ
チ操作(DWN1の再押圧)がなされたとき、
ブロツク69の処理が実行され、「オフ表示」
と「クリア表示」がなされる。すなわち、ブロ
ツク69では、VDメモリの音量データVD1
の位置に“OFF”というアルフアベツト文字
データをセツトすると共に、PDメモリの同音
名に対応するピツチデータPD1の位置に「ク
リア表示」用のデータ(つまり何も表示しない
ことを示すデータ)をセツトする(つまりPD
1をクリアする)。そしてこのデータVD1を
表示器LCD1で表示する。今は音量調整が選
択されているので、“OFF”という文字つまり
音量の「オフ表示」が表示器LCD1で表示さ
れる。しかし、後に、P/VSELスイツチの操
作によつてピツチ調整のモードに切換わつたと
きは、表示器LCD1ではクリアされたPD1に
基き「クリア表示」(つまり何も表示しないこ
と)がなされる。尚、特にプログラムを示さな
いが、PVSELレジスタの内容に応じてPDメモ
リとVDメモリの記憶データのうち一方を各表
示器LCD1〜LCD12で表示するための処理
がメインルーチンのどこかで(例えばメインル
ーチンの最後のデータ送出処理で)実行される
ようになつているのは勿論である。この「オフ
表示」と「クリア表示」はアツプスイツチUP
1〜UP12又はダウンスイツチDWN1〜
DWN12によつては解消できず、平均律デー
タは純正調データ又はプリセツトデータをPD
メモリ、VDメモリにセツトしたときセツトさ
れたデータによつて書替えられる。また、「オ
フ表示」と「クリア表示」をプリセツトデータ
の中に含めてプリセツトメモリに書込むことも
できる。所望の音階を作成する場合に特定の音
名に対応して「オフ表示」と「クリア表示」を
設定すれば、その音名を音階から削除すること
ができる。
以下、音名Cの音量調整処理65−1と同様
の処理65−2乃至65−12が他の音名D♭
〜Bに関して夫々実行される。その場合、その
音名に対応するスイツチUP2〜UP12,
DWN2〜DWN12がチエツクされ、その音
名に対応する音量データVD2〜VD12が調
整される。
尚、この実施例では、このピツチボリユーム
サブルーチンPVSUBはメインルーチンの各サ
イクル毎に毎回行われるのではなく、何サイク
ルかに1回の割で行われる。その割合は前述の
クロツクレート選択スイツチ(第6図の
FAST/SLOW)によつて選択される。高速
(FAST)が選択された場合は比較的少数サイ
クルに1回の割でPVSUBが実行され、従つて
△P,△Vが加減算される間隔が速くなり、ピ
ツチ又は音量調整の際のデータ変化速度が速く
なる。低速(SLOW)が選択された場合は比
較的多数サイクルに1回の割でPVSUBが実行
され、△P,△V加減算される間隔が遅くな
り、データ変化速度が遅くなる。従つて、高
速、低速のどちらかの場合でも変化幅データ△
P,△Vの値を変える必要がない。
しかし、これに限らず、計算間隔は一定と
し、△P,△Vの値を高速又は低速に応じて切
換えるようにしてもよい。
変更例 以上の実施例では音量とピツチの制御について
説明したが、その他の楽音要素(例えば音色や変
調効果等)を各音名毎に独立に調整する場合も同
様に実施することができる。
また、調整用操作子UP1〜UP12,DWN1
〜DWN12と表示器LCD1〜LCD12は音量と
ピツチとで共用されているが、これは別々に設け
てもよい。また、調整用操作子と表示器の構成は
どのようなものであつてもよく、例えば押ボタン
スイツチに限らずラツチ式スイツチあるいはダイ
ヤル式操作子その他のもの、あるいは表示器が操
作子から独立していず、実質的に操作子に付属し
ているもの(例えばダイヤル型あるいはレバー型
あるいはスライド型操作子とその目盛表示とから
成るもの)、あるいはアナログ的に調整量を表示
するもの、その他如何なる構造の操作子手段(但
し、何らかの表示機能付きのもの)を用いた場合
でもこの発明を有利に実施することができる。
また、表示器LCD1〜LCD12の方は全て横
一列に配置し、調整用操作子UP1〜UP12,
DWN1〜PWN12の方を白鍵、黒鍵の配列に
類似されて配置するようにしてもよい。
勿論、表示器と操作子の両方を白鍵、黒鍵の配
列に類似させて配置するようにしてもよい。
アツプスイツチUP1〜UP12、ダウンスイツ
チDWN1〜DWN12を物理的に別々に設けず
に共通化し、別途設けた切換スイツチによつてア
ツプモードとダウンモードの一方を選択して操作
するようにしてもよい。
発明の効果 以上の通りこの発明によれば、各音名に対応す
る調整用操作子手段を各音名に対応する白鍵及び
黒鍵の配列に類似した配列で配置するようにした
ので、操作子手段と音名との対応が一目瞭然に判
明し、操作がし易くなると共に、各音名毎の調整
内容の確認がし易くなる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を適用した電子楽
器のパネル部を示す平面略図、第2図はこの発明
の一実施例を示す平面図であつて、第1図におけ
る音名別調整用操作子セクシヨンを拡大して示す
もの、第3図は第1図に示す電子楽器の電気的ハ
ードウエア構成を略示する電気的ブロツク図、第
4図は第3図に示されたトーンジエネレータ部の
内部構成例を示す電気的ブロツク図、第5図は第
3図に示されたワーキング及びデータメモリ内に
含まれる主要なメモリ及びレジスタとこれらの周
辺装置との間の主要な情報の流れを略示したブロ
ツク図、第6図は第3図に示されたマイクロコン
ピユータ部分によつて実行される処理のメインル
ーチンを略示するフローチヤート、第7図は第6
図におけるピツチボリユームサブルーチンの一例
を示すフローチヤート、である。 12……音名別調整用操作子セクシヨン、UP
1〜UP12……各音名毎に設けられた操作子で
あつて、調整値増加用のアツプスイツチ、DWN
1〜DWN12……各音名毎に設けられた操作子
であつて、調整値減少用のダウンスイツチ、
LCD1〜LCD12……各音名毎に設けられた表
示器、P/VSEL……ピツチ/ボリユーム選択ス
イツチ、18……CPU、19……プログラムメ
モリ、20……ワーキング及びデータメモリ、2
5……鍵盤、26……トーンジエネレータ部、3
4……基本周波数ナンバメモリ、37……ピツチ
制御用の乗算器、38……セント値/周波数比変
換メモリ、39……アキユムレータ、40……シ
フト回路、41……楽音信号形成回路、42……
エンベロープ発生器、43……音量データ変換回
路、44……音量レベル制御用の乗算器、45…
…ピツチデータメモリ(PDメモリ)、46……音
量データメモリ(VDメモリ)、47……平均律
メモリ、48−1乃至48−12……純正調メモ
リ、49−1乃至49−24……プリセツトメモ
リ、50……ホールドメモリ、PD1〜PD12…
…ピツチデータ(ピツチ調整データ)、VD1〜
VD12……音量データ(音量調整データ)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の鍵を具えた鍵盤と、該鍵盤で押圧され
    た鍵に対応する楽音信号を発生する楽音信号発生
    手段とを具えた電子楽器において用いられる楽音
    調整用操作装置であつて、 前記楽音信号発生手段で発生すべき楽音信号の
    音量、ピツチ、その他楽音要素のうち少なくとも
    一つを手動操作によつて各音名毎に夫々独立に調
    整することができると共にそれらの調整量を可視
    表示することができる、各音名毎に独立に設けら
    れた複数の操作子手段を具え、 各音名毎の前記操作子手段が、前記鍵盤におけ
    る各音名の鍵配列順序と同じ順序で横方向に並ん
    で配置されており、白鍵の音名に対応する前記操
    作子手段の配列と黒鍵の音名に対応する前記操作
    子手段の配列とでは前者の配列が後者の配列より
    も相対的に前面寄りになるように両配列がずれて
    いることを特徴とする電子楽器における楽音調整
    用操作装置。 2 前記各操作子手段は、前記調整のために手動
    操作される操作子と、前記調整量を可視表示する
    ための表示器とを別々に設けて成るものであり、
    各音名に対応する前記操作子の配列と前記表示器
    の配列の少なくとも一方の配列において、該配列
    における白鍵の音名に対応する配列が黒鍵の音名
    に対応する配列よりも相対的に前面寄りになるよ
    うにその配置がずらされている特許請求の範囲第
    1項記載の電子楽器における楽音調整用操作装
    置。
JP59034471A 1984-02-27 1984-02-27 電子楽器における楽音調整用操作装置 Granted JPS60178495A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59034471A JPS60178495A (ja) 1984-02-27 1984-02-27 電子楽器における楽音調整用操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59034471A JPS60178495A (ja) 1984-02-27 1984-02-27 電子楽器における楽音調整用操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60178495A JPS60178495A (ja) 1985-09-12
JPH0229227B2 true JPH0229227B2 (ja) 1990-06-28

Family

ID=12415162

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59034471A Granted JPS60178495A (ja) 1984-02-27 1984-02-27 電子楽器における楽音調整用操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60178495A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60178495A (ja) 1985-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0437289B1 (en) Electronic musical instrument
JPH09319292A (ja) 表示装置および該表示装置を用いた鍵盤楽器
JPH0120758B2 (ja)
JPH0760310B2 (ja) タッチコントロール装置
JPH0778677B2 (ja) 電子楽器のキ−スケ−リング装置
GB2066548A (en) Input device for electronic musical instrument
JPH04181295A (ja) 電子楽器
US4947724A (en) Electric music instrument with the capability of memorizing and producing different musical scales
JPH0229227B2 (ja)
JPH0136957B2 (ja)
US4281578A (en) Clef and scale indicator for music instruments
JPH0120757B2 (ja)
JPH0679218B2 (ja) 電子楽器の効果装置
US5125314A (en) An electronic musical instrument having switches for designating musical tone control data
JPH0631955B2 (ja) 電子楽器
JPH0638189B2 (ja) 電子楽器のエクスプレツシヨン装置
US4513650A (en) Electronic musical instrument
JPS62103696A (ja) 電子楽器
JPH0555879B2 (ja)
JPS5825696A (ja) Lfo波形入力装置
JP5643532B2 (ja) 電子楽音発生器の音域設定装置
JPH09152867A (ja) 鍵盤楽器
JPH0472238B2 (ja)
JPH0417982Y2 (ja)
JPH0532759B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term