JPH02292273A - エポキシ化合物の製造方法 - Google Patents

エポキシ化合物の製造方法

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JPH02292273A
JPH02292273A JP1111986A JP11198689A JPH02292273A JP H02292273 A JPH02292273 A JP H02292273A JP 1111986 A JP1111986 A JP 1111986A JP 11198689 A JP11198689 A JP 11198689A JP H02292273 A JPH02292273 A JP H02292273A
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JP
Japan
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compound
oxide
organic
reaction
compounds
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Pending
Application number
JP1111986A
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English (en)
Inventor
Kenji Fujiwara
謙二 藤原
Toshiyuki Fukushima
俊之 福島
Masaru Takeshita
賢 竹下
Akira Otsu
大津 昭
Yoshiyuki Tamai
玉井 美行
Noboru Takada
昇 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は触媒の存在下、有機遇酸化物によりオレフィン
から対応するエポキシ化合物を製造する方法に関する.
エポキシ化合物は界面活性剤やポリエーテル、グリコー
ル酸等の各種化学品の中間体として、特に、■、2−ブ
テンオキサイドは塩素系溶剤の安定剤としても重要な化
合物である.〔従来技術〕 従来、炭素数3以上のオレフィンからエポキシ化合物を
製造する方法としてはオレフィンとヒドルクロリンとを
反応させ、さらに水酸化カルシウム等の塩基性物質によ
り脱塩酸を行って製造する、所謂クロルヒドリン法によ
る製造が知られている.しかし、反応にハロゲンを使用
することから反応装置の腐食あるいは副生ずる無機塩の
処理等の問題が経済性をl員なう原因となっている.一
方、このようなハロゲンを使用しない方法では、有機過
酸化物を酸化剤として使用し直接エポキシ化合物を製造
する方法が知られれている.たとえば、米国特許335
1635では有機ハイドロパーオキサイドとモリブデン
等の触媒の存在下において、プロピレン等のオレフィン
をエポキシ化する方法が開示されている.嵐た、さらに
、高活性・高選択性を得るために各種の助触媒も知られ
ている.たとえば、ジャーナル/オブ/キャタリシス第
43巻380〜383(1976)において、ナフテン
酸モリブデン触媒の存在下、■一オクチンをクメンハイ
ドロパーオキサイドにて酸化し、■−オクテンオキサイ
ドを製造するにあたり、酸化バリウム、酸化ストロンチ
ウム、酸化カルシウムといったアルカリ土類金属を共存
させることによりそのエポキシ化選択率を著しく高める
ことが記載されている.また、特開昭56−13327
9ではモリブデン、バナジウム、タングステンから選ば
れる有機金属化合物と有機アミン系化合物の共存下にお
いて、オレフィンをエポキシ化する方法が開示されてい
る.〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、上述の方法においては活性・選択率共に充分で
はなく、より高活性で高選択率が得られる製造方法が望
まれていた. 〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは前記問題を解決するため鋭意検討を行った
結果、反応系に脊機ホスフィンオキサイドあるいは有機
ホスフィンを共存させることによりエポキシ化合物が高
選択率で収率よく得られることを見い出し本発明を完成
するに至ったものである.すなわち、本発明の方法はモ
リブデン化合物、タングステン化合物およびバナジウム
化合物から選ばれた一種の触媒の存在下、炭素数3〜8
のオレフィンおよび有機過酸化物を加熱して対応ずるエ
ポキシ化合物を製造するにあたり、有機ホスフィンオキ
サイドあるいは有機ホスフィンを共存させることを特徴
とするエポキシ化合物の製造方法である. 本発明において触媒として用いられるモリブデン化合物
、タングステン化合物およびバナジうム化合物としては
、たとえば、ナフテン酸モリブデン、酸化モリブデンア
セチルアセトナート、モリブデンアセチルアセトナート
、モリブデン力ルボニル等のモリブデン化合物、タング
ステンクロライド、酸化タングステン、タングステンカ
ルボニル等のタングステン化合物、塩化バナジウム、バ
ナジルアセチルアセトナート、バナジウムアセチルアセ
トナート、バナジウム力ルボニル等のバナジウム化合物
が挙げられる. 本発明におけるモリブデン化合物、タングステン化合物
およびバナジウム化合物等の触謀の使用量は後述の有機
過酸化物に対し0.01〜1モル%、好ましくは、0.
05〜0.5モル%の範囲である.本発明の方法で使用
される脊機ホスフィンオキ(式中、Rl 、R2 、R
3は炭素数2〜10のアルキル基あるいはアリール基)
であらわされる有機ホスフィンオキサイドであり、この
ような有機ホスフィンオキサイドの例としてはトリエチ
ルホスフィンオキサイド、トリブロビルホスフィンオキ
サイド、トリブチルホスフィンオキサイド、トリへキシ
ルホスフィンオキサイド、トリデシルホスフィンオキサ
イド、トリフェニルホスフィンオキサイド、トリトシル
ホスフィンオキサイド等が挙げられる. また、本発明の方法で使用される有機ホスフィ(式中、
Rl 、R2 、R3は炭素数2〜10のアルキル基あ
るいはアリール基)であらわされる有機ホスフィンであ
り、このような有機ホスフィンの例としてトリエチルホ
スフィン、トリプロビルホスフィン、トリイソブロビル
ホスフィン、トリフチルホスフィン、トリへキシルホス
フィン、トリデシルホスフィン、トリフエニルホスフィ
ン、L−プチルジフェニルホスフィン、トリトシルホス
フィン、メチルジフェニルホスフィン、ジエチルフェニ
ルホスフィン等が挙げられる.これら有機ホスフィンオ
キサイドあるいは有機ホスフィンの使用量は少なすぎる
とその効果が少ないが、過剰に添加しても反応には悪影
響を及ぼさないことから、上限についての制限はないも
のの必要以上に添加することは不経済であり、実用的に
は用いる触媒の1〜lO倍モルの範囲が好ましい.本発
明の方法で使用される炭素数3〜8のオレフィンとはプ
ロパン、ブテンー11ブテンー2、ベンテン−1、ペン
テン−2、ヘキセン−1、ヘニトセン−2、ヘプテン−
11へプテン−2、オクテンーl5オクテン=2等の直
鎖のオレフィン、イソブテン、2−メチルブテン.1等
の分岐したオレフィンである.これら炭素数3〜8のオ
レフィンの使用惟は通常、反応後の反応液に有機過酸化
物が残留しないように存i過酸化物よりも過剰に用いる
条件で反応は行われる.このオレフィンの使用量が多い
程有機過酸化物の転化速度は速くなり、また、エポキシ
化合物の選IR率も向上する.しかし余りにも過剰すぎ
ると未反応のオレフィンの回収のために経済性がtiな
われて好ましくない.従って、工業的に好ましいオレフ
ィンの使用量は有8i過酸化物の1〜20倍モル、さら
に好ましくは1〜10倍モルの範囲である. 本発明の方法は通常、反応に対して不活性な希釈剤中で
行われる.このような希釈剤の例としてトルエン、ベン
ゼン、キシレンのような芳香族炭化水素、オクタン、デ
カンのような脂肪族炭化水素、有機過酸化物の出発原料
であるエチルベンゼン、クメン等が挙げられる.また、
使用するオレフィン自身を希釈剤として反応を行うこと
もできる. 本発明の方法で使用される有機過酸化物とは、クメンハ
イドロパーオキサイド、t−プチルハイドロパーオキサ
イド、エチルベンゼンハイドロパーオキサイド等のアル
キルハイドロパーオキサイドである.これら有機過酸化
物の使用量は、前記希釈剤が有8!過酸化物に対し重量
比で0.1−toの範囲が好ましい. 本発明における反応温変は、低い方が有機過酸化物に対
する選沢率は向上するが反応速度が遅くなる.一方、最
高反応温廣は脊機過酸化物の分解温度により異なるが反
応温度を上げ過ぎるとエポキシ化合物の選択率が低下し
て好ましくない.したがって、通常30〜200″Cの
範囲である.たとえば、クメンハイドロバーオキサイド
を使用する場合、好ましい反応温度は80〜110”C
である.本発明における反応圧力は特に制限はなく、通
常使用するオレフィン、希釈剤等の蒸気圧下で反応が行
われる.また、反応系に原料のオレフィン中の不純物で
あるメタン、ブタン等のバラフィン系炭化水素や硫黄分
あるいは窒素、炭酸ガス等の不活性ガスを含有していて
も本発明の方法を実施することができる. また、本発明の方法は回分式でも半流通式、あるいは流
通式でも行うことができる. 〔実施例〕 本発明の方法を実施例により詳細に説明する.以下の実
施例および比較例においてエポキシ化合物の選択率とは
有機過酸化物基(1鯉の選択率であり、次式で表現され
る. エポキシ化合物の選択率一(A/ (B−C) ) x
 100八一反応で生成したエポキシ化合物のモル数B
一使用した有機過酸化物のモル数 C一反応後の残留有i遇酸化物のモル数実施例l 300mのステンレス製オートクレープにクメン25.
3gと酸化モリブデンアセチルアセトナート0.03 
g (0.092mg原子)およびトリブチルホスフィ
ンオキサイド0.06 g (0.276m+go+)
を入れ、ふたを閉じた後、耐圧のホールダーからブテン
ー1を37.6g (0.67mol)導入した.これ
を撹拌しながら95゜Cに昇温し61.7%のクメンハ
イドロパーオキサイド(以下、CHPと略記する)を含
存するクメン溶153.1 g ( C H Pとして
0.22mol)を30分で供給し、さらに3時間反応
を行った,反応終了後、冷却した反応液をガスクロマト
グラフで、また、CllPを化学分析法により分析した
結果、1,2−ブテンオキサイドの選択率82.9%、
C II r’の転化率96.7%であった. 実施例2〜5 有機ホスフィンオキサイドあるいは有機ホスフィンの種
類および使用量を第1表の様に変えた以外は実施例1と
同様の方法で反応を行った.結果を第1表に示す. 比較例1 トリブチルホスフィンオキサイドを使用しない他は実施
例1と同様の方法で反応を行った.結果を第1表に示す
. 実施例6〜7 ブテンー■のかわりにオレフィンの種類および使用量を
第2表の様にかえた以外は実施例1と同様の方法で反応
を行った.結果を第2表に示す.比較例2〜3 トリブチルホスフィンオキサイドを使用しないこと以外
は実施例6〜7と同様の方法で反応を行った.結果を第
2表に示す. 実施例8〜9 酸化モリブデンアセチルアセトナートのかわりに触媒の
種類を第3表に示すように変えた他は実施例1と同様の
方法で反応を行った.結果を第3表に示す. 比較例4〜5 トリブチルホスフィンオキサイドを使用しない他は実施
N8〜9と同様の方法で反応を行った.結果を第3表に
示す. (発明の効果〕 本発明における有機ホスフィンオキサイドあるいは有機
ホスフィンを共存ダさせることによりエポキシ化合物の
選択率が1(1%以上、CF{P転化率がlθ%以上向
上し、産業上優位な方法である。
特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. モリブデン化合物、タングステン化合物およびバナジウ
    ム化合物から選ばれた一種の触媒の存在下、炭素数3〜
    8のオレフィンおよび有機過酸化物を加熱して対応する
    エポキシ化合物を製造するにあたり、有機ホスフィンオ
    キサイドあるいは有機ホスフィンを共存させることを特
    徴とするエポキシ化合物の製造方法。
JP1111986A 1989-05-02 1989-05-02 エポキシ化合物の製造方法 Pending JPH02292273A (ja)

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