JPH02292182A - 油圧圧縮工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は圧縮工具に関し、特に改良した調圧、逃し弁を
有する手動油圧圧縮工具に関する。

［従来の技術コ 例えば接続すべきワイヤのようなエレメントの周りで金
属環コネクタを圧縮するために、例えば約１２トンの圧
縮力を提供する多数の油圧圧縮工具が開発されてきた。

前記工具は一般的に、種々タイプ並びにサイズのコネク
タに対しても使用しうるよう取外し可能のダイを備えて
いる。前記工具はまた従来から、操作されると高圧で油
圧ピストンを前進させる一対のハンドルを含み、接続の
ための圧縮が完了すると圧力を解放する制御手段を備え
ている。前述の制御手段の１つのタイプは、ピストンシ
リンダから油圧を解放し、かつ作動ハンドルの１つの内
部に普通に配置しうるリザーバヘ油圧流体を戻す手動逃
し弁である。また、従来から前記工具において、コネク
タに付与される最大圧を所定の希望する最大圧まで制御
するための過負荷弁即ち圧力逃し弁を設けている。また
、従来から希望する圧力調整を実行するために圧縮工具
の本体に、何らかの可動弁部材を形成してきた。スガヌ
マ（Ｓｕｇａｎｕｍａ）に対する米国特許第４．２２６
．１１０号はそのような手動油圧圧縮工具を開示してい
る。

従来技術による手動油圧圧縮工具に係わる問題は該工具
が個別の調圧弁と逃し弁とを有していることである。

従来技術による工具に係わる別の問題は、修理あるいは
交換のために調圧弁を取外すためには圧縮工具から油圧
流体を抜き、次いで流体を再充てんすることを要し、油
圧導管系統から空気を抽気することを要することである
。

従来技術による工具に係わるさらに別の問題は前記の個
別の調圧弁を逃し弁とが例えばＯリングのような比較的
大量の部品やシールを有することである。

従来技術による工具に係わる別の問題は、該工具の保守
および修理が大量の部品やシールのため比較的複雑とな
りうろことである。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明の目的は、手動の流体調圧性と自動流体逃し性の
双方を有する油圧圧縮工具に用いる弁を提供することで
ある。

本発明の別の目的は内蔵式で、製作が比較的容易な組合
せ調圧／逃し弁を提供することである。

本発明の別の目的は交換が比較的容易な調圧／逃し弁を
有する油圧圧縮工具を提供することである。

本発明の別の目的は１回の工程でシールを交換しうる、
調圧／逃し弁を有する油圧圧縮工具を提供することであ
る。

本発明の別の目的は部品点数の比較的少ない調圧／逃し
弁を提供することである。

［課題を解決するための手段コ 手動で圧力調整し、自動で圧力を逃しうる、油圧圧縮工
具に使用する弁により前述の問題が克服され、かつその
他の利点が提供される。

本発明の一実施例によれば、本体と、流体リザーバを備
えた第１のハンドルと、第２のノ＼ンドル、および締付
部、シリンダおよび該シリンダ接内に運動可能に装着さ
れたラムを有する圧縮ヘッドとを有する油圧圧縮工具が
提供される。前記本体は一般的にフレーム手段、第１の
供給導管手段、油圧ポンプ手段、第２の戻り導管手段お
よび弁を含む。第１の導管手段は流体リザーバからシリ
ンダへ流体を供給するために設けられる。油圧ポンプ手
段は流体をシリンダへ圧送するために第１の導管手段に
接続される。第２の導管手段はシリンダから流体リザー
バへ流体を戻すために設けられる。前記弁は、第２の導
管手段内の流体の流量を制御するために該導管手段に接
続されている。前記の弁は第１の閉鎖位置と、第２の開
放位置と第３の逃し位置とを有する。第１の閉鎖位置は
流体がシリンダから流体リザーバへ戻るのを概ね阻止す
る。第２の開放位置はシリンダ内の流体が流体リザーバ
へ戻れるようにする。第３の逃し位置は、ある限定され
た世の流体が流体リザーバへ戻ることができるようにし
、シリンダにおける所定の最大圧を上廻らないようにす
ることにより弁がシリンダ内の流体圧を上昇させてラム
を締付部に向かって前進させ、シリンダ内の流体圧が調
整されてラムが締付部から後退でき、かつ本体内の流体
圧が逃げることによって工具がシリンダ内の所定最大圧
を上廻らないようにし、そのため工具に対する損傷が無
いようにできる。

本発明の別の実施例によれば、油圧圧縮工具に使用する
弁が提供される。前記弁はフレーム手段と、第１のゲー
ト手段と、プランジャ手段とを含む。前記フレーム手段
は第１の入口開口手段を備えた第１の導管手段と、第２
の入口開口手段と、排出開口手段とを有する。前記第１
のゲート手段は第１の入口開口手段に位置し、そこを通
って流体が流れないよう阻止する原位置を有する。プラ
ンジャ手段は第１の導管手段に運動可能に装着されてい
る。プランジャ手段は第１のプランジャ部材と、第２の
プランジャ部材と、原位置において第１のプランジャ部
材を第２のプランジャ部材に対して弾圧する手段とを含
む。第２のプランジャ部材は第２の入口開口手段と第１
のプランジャ部材との間で第２の導管手段を有する。第
１と第２のプランジャ部材は、その間の第２の導管手段
において第２のゲート手段を形成することによって、第
１のゲート手段と第２のゲート手段とは、第１と第２の
ゲート手段が閉鎖した原位置にあるとき流体が第１の導
管を通って排出開口から排出されるのを概ね阻止するこ
とができる。プランジャ手段が調圧位置まで運動すると
、第１のゲート手段が開放して流体が第１の入口開口手
段から第１の導管手段を通って排出開口手段から排出さ
れるようにする。第２の導管手段における流体圧が所定
圧力を上廻ると、第１のプランジャ部材が第２のプラン
ジャ部材から離れる方向に運動し第２のゲート手段を開
放し、第２の入口開口手段から第２の導管手段を介して
第１の導管手段へ、そして排出開口手段から排出され、
組み合わされた手動調圧弁と自動圧力逃し弁とを提供す
ることができる。

本発明の前述の局面やその他の特徴は添付図面と関連し
た以下の説明において説明される。

［実　施　例］ 第１図を参照すれば、本発明の特徴を組み入れた油圧圧
縮工具２の部分断面図が示されている。

前記工具２は全体的に、中に流体リザーバ８を有する第
１のハンドル４と、第２のハンドル６と、本体ｌＯと圧
縮ヘッド１２とを含む。リザーバ８は一般的に、油のよ
うな油圧流体を溜め、かつ流体を本体１０へ供給するこ
とができる。図示実施例においては、リザーバ８は部分
的に本体１０の一部から形成されている。第２のハンド
ル１２は油圧ボンプ２４を作動させるよう本体１０に枢
着されている。圧縮ヘッド１２は全体的に、油圧シリン
ダ１８とアンビル即ちピストン１６とを運動可能に内部
に装着したシリンダ本体１４と、締付部１５を備えたル
ーム１３とを含む。

圧縮ヘッド１２とアンビル１Ｂとはまた、それぞれ、例
えば接続すべきワイヤのようなエレメントの周りで金属
製コネクタのような対象物を圧縮するための２個のダイ
２０．　２２を装着する手段を含む。これらのダイ２０
．　２２は圧縮ヘッド１２から取外しでき、そのため圧
縮ヘッド１２は種々のコネクタ用の種々のタイプのダイ
を受け入れることができる。ハンドル４．６を操作して
油圧ポンプ２４を作動させ第１のハンドル４の流体リザ
ーバ８から流体をシリンダ１８へ提供し、ダイ２０に向
ってアンビル１６を高圧で前進させることができる。図
示実施例においては、前記工具２は組み合わされた油圧
調圧弁と逃し弁２６とを含む。本発明の代替実施例にお
いては、当該技術分野で周知のように単に第１のハンド
ル４を回転させることにより第２のハンドル６のポンプ
作用なしにアンビル即ちラム１６を前進させることがで
きる。

第２図を参照すれば、前記工具の本体ｌＯの詳細が示さ
れている。前記本体ｌＯは全体的にフレーム２８、油圧
ポンプ２４、調圧／逃し弁２６および後述する供給導管
系統と戻り導管系統とを形成する複数の導管とを含む。

フレーム２８には枢動アーム３０が取り付けられており
、該アームは第２のハンドル６を本体１０に接続するた
めに設けられている。図示実施例においては、油圧ボン
プ２４は同軸ポンプであって、フレーム２８に適当に取
り付けられ、全体的に固定部分３２と可動部分３４とか
らなる。前記可動部分３４は全体的にトップラッチ３６
、外側スリーブ３８および内側ピストン４０とかもなる
。本発明の好適実施例においては、トップラッチ３６と
内側ピストン４０とは一体に形成されている。トップラ
ッチ３６は第２のハンドル６が運動すると矢印Ａで示す
ようにフレーム２８に対して可動部分３４を運動させる
ように第２のハンドル６のピン４２に枢着できる。油圧
ポンプ２４はフレーム２８のポンプ開口４４においてフ
レーム２８に適当に受け入れられている。図示実施例に
おける固定部分３２は全体的に、ボンブ２４をポンプ開
口４４のねじを切った部分に装着するためのねじ部分４
６と、その中で内側ピストン４０を運動させるための中
央開口４８とを含む。

例えばＯリングのような適当なシール５０．　５２がポ
ンプ２４に設けられ可動部分３４をフレーム２８に対し
て、内側ピストン４０を固定部分３２に対してそれぞれ
シールする。流体入口導管５４が固定部分３２の底部に
おいてポンプ開口４４と連通してポンプへ流体を提供す
る。第２のハンドル６が第１のハンドル４から離れる方
向に運動すると可動部分３４を矢印Ａで示すようにフレ
ーム２８から外方へ運動させ、ピストン４０が固定部分
３２の中央開口４８において真空を発生させる。この真
空により導管５４を介してポンプへ流体を吸引する。第
２のハンドル６を第１のハンドル４に向かって戻すこと
によりポンプ２４の可動部分３４を第２図に示す原位置
に向かって戻す。この戻り運動の間、ピストン４０はポ
ンプ２４中の流体を導管５６から方向性逆止弁５８を通
してシリンダ１８へ送ることができる。

後述するように、流体が入口導管５４から出ていかない
ようにする適当な手段が設けられている。

逆止弁５８は全体的に、ばね６２により導管５６への開
口に対して弾圧されたボール６０を含む。この形態によ
り導管５６中の流体圧が、ばね６２を圧縮し、かつ逆止
弁５８とシリンダ１８とへ流入することによりボール６
０をその座から運動させることができる。

しかしながら、ボールとばねからなるこのタイプの逆止
弁はシリンダ１８および逆止弁５８中の流体がポンプ２
４へ再入しないようにする。流体がポンプ２４から逆止
弁５８を流れていない場合、ばね６２はボール６０を導
管５６におけるその座に対して弾圧する。このように、
ボール６０はシリンダ１８から導管５６への通路を実質
的に遮断する。フレーム２８のチャンネル６４は導管６
６から固定部分３２の外側スリーブ３８と可動部分３４
との近傍で流体がポンプ開口４４へ流れる流路を提供す
る。外側スリーブ３８もピストンとして作用する。第２
のハンドル６が第１のハンドル４から離れる方向に運勤
することにより外側スリーブ３８がポンプ開口４４にお
いて真空を発生させる。

第２のハンドル６が第１のハンドル４に向かって戻るこ
とにより外側スリーブ３８が流体を逆止弁組立体６８（
第３図参照）を介して導管ｅａ，．　ｅｅから、かつ逆
止弁５８を介して導管５４．　５６を通ってシリンダ１
８へ戻す。ピストン４０と外側スリーブ３８との複式運
動によりラム１６はハンドルの最小運動で相対的に急速
に前進しうる。ダイ２０と２２とが圧縮すべき対象物と
接触すると、ボール１７０とばね１７２とを有する逃し
弁１６８が外側スリーブ３８のポンプ作用を止めるか、
中立化させる。一般的にラム１６は圧縮すべき対象物に
よる若干の抵抗を受けるので、シリンダ１８内の流体圧
は逃し弁１６８を開放させるに要する圧力より大きい。

逆止弁組立体６８はシリンダ１８内の流体が逃し弁１６
８を貫流しないように阻止するが、外側スリーブにより
開口４４へ吸弓された何らかの流体は逃し弁１６８を介
して本体１ｏを出ていく。このため作業者は比較的容易
に難なく対象物を圧縮できるのに対しラム１６は比較的
急速に対象物と接触するよう前進しうる。ピストン４０
と外側スリーブ３８の双方のポンプ作用を用いてラム１
６は急速に前進できる。ポンプ作用を内側ピストン４０
のみに限定して対象物を圧縮することにより比較的力を
入れることなくラム１６は対象物を圧縮できる。

再度第３図を参照すれば、第２図の線３−３に沿って視
た本体１０の断面図が示されている。導管５４．　６６
の双方は逆止弁組立体６８と連通ずる。図示実施例にお
いては、逆止弁組立体６８は全体的に２個のボールとフ
レーム７０に取り付けられたばね逆止弁とを含む。前記
組立体６８は１個の入口７２と２個の出口７４．　７５
とを有する。第１の出口７４は導管６６を連通し、第１
のボール７６の背後に位置している。第２の出口７５は
導管５４と連通し、第２のボール７８に位置している。

前記組立体６８への入口７２は導管８０と連通し、該導
管８０の方は、流体リザーバ８の一部を形成する本体１
０のリザーバ部分８２と連通する。前述の流体供給系統
を用いると、流体リザーバ８からの流体は、導管８０、
逆止組立体６８、導管５４．　５６を介してボンブ２４
へ吸引され、導管５６、逆止弁５８を介してシリンダ１
８へボンプ２４から押し出されダイピストン１６を運動
させる。

第２図、第５Ａ図および第５Ｂ図に最もよ《示すように
、図示実施例におけるフレーム２８はまた、調圧／逃し
弁２６を装着するための弁受入れ開口８４を含む。前記
弁受入れ開口８４は弁２６のねじを切った部分８８を受
入れるねじ部分８６を含む。フレーム２８はまた、弁２
６を介してシリンダ１８から流体リザーバ８へ流体を戻
す導管系統を含む。前記流体戻り導管系統は全体的に第
１の戻り導管９０、第２の戻り導管９２、第３の戻り導
管９４、および第４の戻り導管９６を含む。前記第１の
導管９０はシリンダｌ８と連通ずるようボール６０の背
後の逆止弁５８と専ら連通ずる。第１の導管９０はまた
第２の導管９２とも連通ずる。第２の導管９２はねじ部
分８６の開口並びに第３の導管９４を介して弁受入れ開
口８４と専ら連通ずる。第４の導管９６は弁受入れ開口
８４と本体工０のリザーバ部分８２との間で専ら連通ず
る。このようにシリンダ１８からの流体は第１の導管９
０、第２の導管９２を通って最終的に弁２６へ、そして
第４の導管９６から流体リザーバ８へ戻ることができる
。

第４Ａ図、第４Ｂ図および第４Ｃ図を参照して、組合せ
調圧／逃し弁２６を詳細に説明する。図示実施例におけ
る調圧／逃し弁２６は全体的にラレーム９８、プランジ
ャ組立体１００および第１のゲート１０２を含む。フレ
ーム９８は全体的に第１の入口開口１０４、第２の入口
開口１０６、出口開口１０８および中央チャンバ即ち導
管１１０を含む。フレーム９８は例えばステンレス鋼の
ようないずれかの適当な材料から作ればよい。図示実施
例においては、フレーム９８は２個の円形の座１４６　
．　１４８を備え全体的にコラム状である各座にはＯリ
ングシール１５０と、該Ｏリング１５０が加圧されると
押し出されるのを阻止するバックアップリング１５２と
がある。

シール１５０は弁受入れ開口８４において弁２６のフレ
ーム９８と本体１０のフレーム２８との間で専らシール
係合できる。シール１５０とバックアップリング１５２
とは、弁２６が外される際該弁２６と共に本体１０から
全体的に取り外すことができる。フレーム９８はまた、
弁２６を本体フレーム２８のねじ孔８６に取り付けるた
めのねじ切り部分８８を有する。シール１５４は孔８６
の近傍において弁のフレーム９８を本体のフレーム２８
に対してシールするために設けられている。弁のフレー
ム９８はまた中央チャンバ１１０においてフレーム９８
の反対側の端部においてねじを切った部分１３３を有す
る。第１の入口開口１０４は全体的に円形の孔であって
、大きくされた部分１４２がフレーム９８を貫通し、相
対的に狭い部分が中央チャンバ１１０の近傍にある。第
２の入口開口１０６は、フレーム９８を食通して中央チ
ャンバ１１０へ延びる２個の円形孔からなる。第１の円
形リング状くぼみ１５６が第２の入口開口１０６の近傍
で弁フレーム９８の外側の周りを延びている。出口開口
１０８はフレーム９８を貫通し第１の入口開口１０４の
近傍で中央チャンバ１１０へ延びている２個の円形孔か
らなる。第２の円形リング状のくぼみ１５８が出口開口
１０８の近傍で弁フレーム９８の外側の周りを延びてい
る。第１の円形リング状くぼみ１５６によって、第２の
入口開口１０６を第３の戻り導管９４に正確に整合させ
る必要なく弁２６を弁受入れ開口８４へ挿入することが
できる。第２の円形リング状くぼみ１５８により出口開
口１０８を第４の戻り導管９６に正確に整合させる必要
なく弁２６を弁受入れ開口８４へ挿入することができる
。

プランジャ組立体１００は全体的に第１のプランジャ部
材１１２と、第２のプランジャ部材１１４とばね１１６
とを含む。第１のプランジャ部材１１２は全体的に第１
のゲート１０２近傍に位置した第１の端部１１８と、第
２のプランジャ部材１１４近傍に位置した第２の端部１
２０と大径部分１２２とを含む。第２の端部１２０は後
述する理由から円錐状とされている。第４Ａ図に示す原
位置においてばね１１Ｂはフレーム９８の一部と第１の
プランジャ部材の大径部分１２２との間で僅かに圧縮さ
れ、第１のプランジャ部材１１２の一部はコイルばね１
１６の中を貫通している。第４Ａ図に示す原位置におい
て、第１のプランジャ部材１１２の第１の端部１１８は
第１のゲート１０２から僅かに隔置されている。第２の
プランジャ部材１１４は全体的に第１の導管１２４と、
第２の導管１２６と、延在部分１２８とを含む。また、
第２のプランジャ部材１１４は２個の０リングシール１
６２と、協動ずるバックアップリング１６４とを収容す
る２個の円形シールくぼみ１６０を含む。

シール１６２は第２のプランジャ部材１１４とフレーム
の中央チャンハ１１０の内壁との而でシール係合を提供
しうる。また、第２のプランジャ部材１１４は、第１の
導管１２４の近傍で第２のプランジャ部材１１４の外側
の周りで円形リング状のくぼみ１６６を含む。第１の導
管１２４はフレーム９８の第２の入口開口１０６と専ら
連通ずる。第２のプランジャ部材のリング状くぼみ１６
６により第１の導管１２４が正確な整合を必要とするこ
となく第２の入口開口１０６と連通できるようにする。

さらに、前記のリング状くぼみ１６６は、後述するよう
に、たとえ第２のプランジャ部材１１４がその原位置か
ら第４Ｂ図に示す解放位置まで運動しても第２のプラン
ジャ部材と第１の導管１２４との間の連通を提供するよ
う比較的太き《されている。第２の導管１２６は第１の
導管１２４との間で専ら連通し、第４Ａ図に示す原位置
において第１のプランジャ部材１１２の第２の端部１２
０において中央チャンバ１１０で終る。第２の導管１２
６は、第４Ａ図に示す原位置において第１のプランジャ
部材１１２の第２の端部１２０の一部がその中に着座す
る開口１３０を有する。

第２のプランジャ部材の延在部分１２８は全体的に弁フ
レーム９８の端部を貫通して延び、手動による調圧のた
めの釦として使用されるものである。第１のプランジャ
部材１１２と第２のプランジャ部材１１４との双方はフ
レーム９８の中央チャンバ１１０に運動可能に取り付け
られている。ばね１１６は専ら第１のプランジャ部材１
１２を第２のプランジャ部材１１４に対して弾圧する。

ねじ付きのナット１３２がフレームのねじ付き部分１３
３に取り付けられ、前記延在部分１２８がその中を貫通
できる開口１３４を有する。前記ねじ付きナット１３２
は前記延在部分１２８がその間口１３４を貫通できるよ
うにする他、弁の中央チャンバ１１０において第１のプ
ランジャ部材ｌ１２、第２のプランジャ部材１１４およ
びばね１１６を封入するための障壁を提供する。さらに
、ねじ付きナット１３２は、ばね１１６が第４Ａ図に示
す原位置において僅かに圧縮され、即ち予備負荷される
ように第１のプランジャ部材１１２と第２のプランジャ
部材１１４とに協働する。

図示実施例において、第１のゲート１０２は全体的に、
第１の入口開口１０４における拡大部分１４２に収容さ
れたボール１３６、ばね１３８と保持ワッシャ１４０と
を含む。図示実施例におけるワッシャ１４０はその中で
流体を貫流させる中央開口１４４を有する。ばね１３８
はワッシャ１４０とボール１３６との間で僅かに圧縮さ
れ、即ち予備負荷されてボール１３６を第１の入口開口
１０４に対して弾圧し、そのため流体は第４Ａ図に示す
原位置において第１の入口開口１０４を通して中央チャ
ンバ１１０へ人らないようにされる。

第４Ｂ図を参照すれば、弁２６は手動による流体解放位
置において示されている。この実施例においては、前記
延在部分１２８は押し下げられ、そのためばね１１６を
圧縮させて第１のプランジャ部材１１２と第２のプラン
ジャ部材１１４とを第１ゲート１０２に向かって運動さ
せている。延在部分１２８を押下げるには、例えば第２
のハンドル６上の押下げレバーのようないずれかの適当
な手段を用いればよい。手動による解放位置において、
第１のプランジャ部材１１２の第１の端部１１８は全体
的に第１の入口開口１０４へ突出し第１の入口開口１０
４においてその座からボール１３６を運動させる。ボー
ル１３６をその座から第１の入口開口１０４に対して運
動させることにより第１のゲート１０２は開放位置にあ
り、そのため第２の戻り導管９２からの流体が矢印Ｂで
示すように、拡大部分１４２を通り、第１の入口開口１
０４を介して中央チャンバ１１０へ、そして出口開口１
０８から第４の戻り導管９６を介して流体リザーバ８へ
戻ることができる。矢印Ｃで示す延在部分１２８に対す
る力が除去されると、ばね１１６は第１のプランジャ部
材１１２と第２のプランジャ部材１１４とを第４Ａ図に
示す原位置へ弾圧することができる。第１のプランジャ
部材１１２の第１の端部１１８が第１の開口１０４から
外れると、第１のゲート１０２のばね１３８がボール１
３６を第１の入口開口１０４に対してその座へ弾圧し流
体が第４Ａ図の原位置に示すように該開口を貫流しない
ようにする。弁２６を手動で解放させることにより弁は
流体戻り導管（第５Ａ図参照）と協働してシリンダ１８
内の流体が流体リザーバ８へ戻れるようにし、そのため
ピストン１６を後退させて２個のダイ２０．　２２の間
の距離を大きくし、圧縮ヘッド１２を開放して圧縮ずみ
の対象物を取り外すか、あるいは圧縮すべき対象物を２
個のダイ２０．　２２の間の領域へ位置させる。

第４Ｃ図を参照すれば、弁２６は流体逃し位置において
示されている。弁の流体逃し位置は、例えばコネクタの
ような圧縮すべき対象物に加えられる最大圧を所定の最
大圧に限定するためのものである。このように、弁２６
は圧縮すべき対象物並びに圧縮工具２に対する損傷を阻
止するよう流体圧を調整できる。図示した逃し位置はシ
リンダ１８内の流体圧によって変わる。第１．第２およ
び第３の戻り導管９０．　９２および９４がシリンダ１
８と連通ずるので、第１，第２および第３の戻り導管９
０，　９２．９４内の流体圧はシリンダ１８内の流体圧
と概ね同じである。例えば７００ｋｇ／　ａｌｌ（１０
．０００ｐｓｉ）のような所定の最大圧に達すると、シ
リンダ１８における流体圧が、弁２６が閉鎖して流体が
自動的に貫流しないようにする点である所定の最大圧以
下に低下するまで弁２６は流体が弁中へ、かつ出口開口
１０８から流れるようにする。前述のように、第３の戻
り導管９４は弁の第２の入口開口１０６と連通し、該入
口開口１０６の方は第２のプランジャ部材１１４の第１
と第２の導管１２４　．　１２６と連通ずる。第１のプ
ランジャ部材１１２は円錐形の第２の端部１２０を有し
、該端部は、ばね１１６の弾圧作用により第４Ａ図に示
す原位置で第２の導管１２６の開口１３０で弾圧される
。所定の最大圧を上廻ると、第２のプランジャ部材１１
４の第１と第２の導管１２４　．　１２６における流体
が第１のプランジャ部材の第２の端部１２０の円錐形部
分に対して押圧し第１のプランジャ部材１１２を第２の
プランジャ部材１１４から離れる方向に運動させて第２
の導管の開口１３０のゲートを開放して流体が第３の戻
り導管９４から第２のプランジャ部材の第１と第２の導
管１２４．　１２６を介して開口１０６へ、かつ弁の中
央チャンバ１１０へ、そして最終的に出口開口１０８か
ら流体リザーバ８への第４の戻り導管９６へと流れるよ
うにさせる（第５Ｂ図参照）。前記の流体逃し操作によ
り十分な流体が弁２６を貫流すると、ばね１１６が再び
第１のプランジャ部材１１２を第２のプランジャ部材１
１４に対して弾圧し、円錐形の第２の端部１２０を開口
１３０における座へ戻し第１と第２のプランジャ部材の
間で形成された第２のゲートを閉じることによって、弁
２６を第４Ａ図に示す原位置へ戻す。

本発明は従来技術に関して説明した装置に対して多数の
利点を有する。本発明は手動による流体圧調整並びに自
動的な流体圧逃しの双方を行う弁を提供する。この組み
合わされた調圧／逃し弁は従来技術による装置において
必要とされた２個の個別の弁より部品点数が少ない。さ
らに、本発明による調圧／逃し弁は交換が比較的容易、
製作が容易で、内蔵式で従来技術において公知の個別の
調圧弁と逃し弁よりも構造が簡単である。さらに、逃し
弁を外したり、交換する場合圧縮工具から流体を除去し
、次いで流体を交換する場合油圧系統内の空気を除去す
るため圧縮工具を抽気する従来技術の装置と相違して、
本発明では油圧系統から流体を除去したり、抽気する必
要なく調圧／逃し弁を比較的簡単かつ容易に交換あるい
は取外しできこのため圧縮工具の修理や使用を極めて容
易にする。さらに、従来技術の装置において使用される
多数の弁と相違して、本発明は一時に全てのシールを修
理あるいは交換できるようにする。

本発明の代替実施例において、いずれかの適当な流体供
給導管系統並びに戻り導管系統を設ければよい。さらに
、いずれかの適当な油圧ポンプを設けることができる。

弁２６に対する第１と第２のゲートにおいていずれかの
適当なタイプのゲートを設けることができる。また、い
ずれかの適当な方向性弁あるいは逆止弁を使用してもよ
い。

前述の説明は本発明の例示のみであることを理解すべき
である。本発明の精神から逸脱することなく、当該技術
分野の専門家は各種の代案あるいは修正を考案すること
ができる。従って、本発明は特許請求の範囲内に入る全
ての代案、修正および変更を網羅するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の特徴を組み入れた油圧圧縮工具の部分
断面図、 第２図は第１図に示す工具の本体部分の拡大断面図であ
る。 第３図は第２図に示す本体の線３−３に沿って視た断面
図である。 第４Ａ図は第１の位置における調圧／逃し弁の断面図、 第４Ｂ図は第２の位置における、第４Ａ図に示す調圧／
逃し弁の断面図、 第４Ｃ図は第３の位置における、第４Ａ図に示す調圧／
逃し弁の断面図、 第５Ａ図は弁が第２の逃し位置にある流体戻り導管を示
す本体の概略斜視図、 第５Ｂ図は弁が調圧位置にある流体戻り導管を示す本体
の概略斜視図である。 図において、 ２・・・圧縮工具　　　　　　４・・・第１のハンドル
６・・・第２のハンドル　　　８・・・流体リザーバ１
０・・・本　体　　　　　　　１２・・・圧縮ヘッド１
３・・・フレーム　　　　　　１６・・・ピストン２０
．　２２・・・ダ　イ ２６・・・逃し弁 ４０・・・ピストン ５６・・・導　管 ６０・・・ボール ６８・・・逆止弁組立体 ９８・・・フレーム １０２・・・第１のゲート １０４・・・第１の入口開口 ｉｏｅ・・・第２の入口開口 １１０・・・中央チャンバ １１２・・・第１のプランジャ部材 １１４・・・第２のプランジャ部材 ｌ１８・・・ば　ね　　　　　　１２４・・・第１の導
管１２Ｂ・・・第２の導管　　　　１２８・・・延在部
分１６８・・・逃し弁　　　　　１７０・・・ボール１
７２・・・ば　ね ・・・出口開口 ２４・・・油圧ポンプ ３８・・・スリーブ ５４・・・入口導管 ５８・・・逆止弁 ６２・・・ば　ね ７０・・・フレーム １００・・・プランジャ （外４名） ＦＩＧ．３ ＦＩＧ．５Ａ ＦＩＧ．５Ｂ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）本体と、流体リザーバを備えた第１のハンドルと、
   第２のハンドルと、締付部、シリンダおよび該シリンダ
   に運動可能に装着されたラムを有する圧縮ヘッドとを有
   する油圧圧縮工具において、前記本体が フレーム手段と、 前記流体リザーバから前記シリンダへ流体を供給する第
   １の導管手段と、 前記第１の導管手段に接続され流体を前記シリンダへ圧
   送する油圧ポンプ手段と、 前記シリンダから前記流体リザーバへ流体を戻すための
   第２の導管手段と、および 前記第２の導管手段に接続され、前記第２の導管手段に
   おける流体の流量を制御する弁とを含み、前記弁が第１
   の閉鎖位置と、第２の開放位置と、第３の逃し位置とを
   有し、前記第１の閉鎖位置が流体が前記シリンダから前
   記流体リザーバへ戻るのを概ね阻止し、前記第２の開放
   位置が前記シリンダにおける流体が前記流体リザーバへ
   戻れるようにし、前記第３の逃し位置が限定された量の
   流体が前記流体リザーバへ戻り、前記シリンダにおける
   所定の最大圧を上廻ることがないようにして、前記弁が
   前記シリンダ内の流体圧を増加させて前記ラムを前記締
   付部に向かって前進させ、前記シリンダ内の流体圧を解
   放して前記ラムが前記締付部から後退し、かつ前記本体
   内の流体圧を逃すことによって前記圧縮工具が前記シリ
   ンダ内の所定の最大圧を上廻って、前記工具に対する損
   傷を阻止できることを特徴とする油圧圧縮工具。 ２）特許請求の範囲第１項に記載の工具において、前記
   第２のハンドルが前記フレーム手段と前記ポンプ手段に
   枢着されていることにより前記第１のハンドルに対して
   前記第２のハンドルが運動すると前記ポンプ手段を作動
   させることを特徴とする油圧圧縮工具。 ３）特許請求の範囲第１項に記載の工具において、前記
   第１の導管手段が、前記第１の導管手段における流体の
   流れを前記流体リザーバから前記第１のシリンダまでの
   第１の方向に概ね規制する手段を含むことを特徴とする
   油圧圧縮工具。 ４）特許請求の範囲第１項に記載の工具において、前記
   弁が少なくとも２個の入口開口手段と、少なくとも１個
   の排出開口手段とを含むことを特徴とする油圧圧縮工具
   。 ５）特許請求の範囲第４項に記載の工具において、前記
   第２の導管手段が前記シリンダと前記弁との間で第１の
   部分を、前記弁と前記流体リザーバとの間で第２の部分
   とを含み、前記の少なくとも２個の入口開口手段が前記
   第１の部分と連通し、前記の少なくとも１個の排出手段
   が前記第２の部分と連通することを特徴とする油圧圧縮
   工具。 ６）特許請求の範囲第１項に記載の工具において、前記
   の第１の導管手段と前記第２の導管手段とが前記シリン
   ダの近傍で接続されていることを特徴とする油圧圧縮工
   具。 ７）特許請求の範囲第１項に記載の工具において、前記
   弁が、 第１の入口開口手段と、第２の入口開口手段と、第３の
   出口開口手段とを備えた中央チャンバ手段を有するフレ
   ーム手段と、 前記第１の入口開口手段における第１のゲート手段と、 前記中央チャンバ手段に運動可能に装着され、第１のプ
   ランジャ部材と第２のプランジャ部材とを有し、該両プ
   ランジャ部材間に第２のゲート手段を形成し、前記第２
   のゲート手段が前記の第２の入口開口手段と前記第３の
   出口開口手段との間に位置されているプランジャ手段と
   を 含むことを特徴とする油圧圧縮工具。 ８）特許請求の範囲第７項に記載の工具において、前記
   プランジャ手段が、前記第１のプランジャ部材を前記第
   １のゲート手段から離れる方向に弾圧し、前記第１のプ
   ランジャ部材を前記第２のプランジャ部材に対して弾圧
   するばねを含むことを特徴とする油圧圧縮工具。 ９）特許請求の範囲第８項に記載の工具において、前記
   第２のプランジャ部材が、前記フレーム手段から延び、
   押し下げられて前記ばねを圧縮し、前記第１と第２のプ
   ランジャ部材とを運動させて前記第１のゲート手段を開
   放し、流体が前記第１の入口開口手段から前記第１のゲ
   ート手段を通して、かつ前記中央チャンバ手段を介して
   前記出口開口手段へ流れることができるようにする延在
   部を有することを特徴とする油圧圧縮工具。 １０）特許請求の範囲第９項に記載の工具において、前
   記第２のプランジャ部材が前記第２の入口開口手段と前
   記第２のゲート手段との間で導管手段を有することによ
   って、前記第２のプランジャ部材において所定の圧力で
   流体が、前記第１のプランジャ部材を前記第２のプラン
   ジャ部材から離れる方向に運動させ、前記ばねを圧縮す
   ることにより前記第２のゲート手段を開放させて、前記
   第２のプランジャ部材の導管における流体圧を前記ばね
   により加えられる力が上廻るまで前記第２のゲート手段
   を流体が貫流でき、前記ばねが前記第１のプランジャ部
   材を前記第２のプランジャ部材に対して運動させて前記
   第２のゲート手段を閉鎖することを特徴とする油圧圧縮
   工具。 １１）油圧圧縮工具において用いる弁において、第１の
   入口開口手段を備えた第１の導管手段と、第２の入口開
   口手段と、排出開口手段とを有するフレーム手段と、 前記第１の入口開口手段における第１のゲート手段であ
   って、そこを流体が貫流しないよう阻止する原位置を有
   する第１のゲート手段と、 前記第１の導管手段に運動可能に取り付けられたプラン
   ジャ手段であって、第１のプランジャ部材と、第２のプ
   ランジャ部材と、原位置において前記第１のプランジャ
   部材を前記第２のプランジャ部材に対して弾圧する手段
   とを含み、前記第２のプランジャ部材が前記第２の入口
   開口手段と前記第１のプランジャ部材との間で第２の導
   管手段を有し、前記第１と第２のプランジャ部材が前記
   第１と第２のプランジャ部材の間で前記第２の導管手段
   において第２のゲート手段を形成することによって、前
   記第１のゲート手段と前記第２のゲート手段とが、前記
   第１と第２のゲート手段が閉鎖された原位置にあるとき
   流体が前記第１の導管手段を通って前記排出開口から流
   出しないよう概ね阻止し、前記プランジャ手段が逃し位
   置まで運動すると、前記第１のゲート手段が開放して流
   体が前記第１の入口開口手段から前記第１の導管手段を
   介して前記排出開口手段から流出できるようにし、前記
   第２の導管手段における流体圧が所定の圧力を上廻ると
   、前記第１のプランジャ部材が前記第２のプランジャ部
   材から離れる方向に運動して前記第２のゲート手段を開
   放し、流体が第２の入口開口手段から前記第２の導管手
   段を通じ、前記第１の導管手段を通じ、そして前記排出
   開口手段から流出して、組み合わされた手動の逃し弁と
   自動の調圧弁を提供するプランジャ手段とを含むことを
   特徴とする弁。 １２）特許請求の範囲第１１項に記載の弁において、前
   記第１のゲート手段がプラグ手段とばね手段とを含み、
   前記ばね手段が前記原位置において前記プラグ手段を前
   記第１の開口手段に対して弾圧することを特徴とする弁
   。 １３）特許請求の範囲第１１項に記載の弁において、前
   記弾圧手段が前記第１のプランジャ部材を前記第１のゲ
   ート手段から離れる方向に弾圧するばね手段であること
   を特徴とする弁。 １４）特許請求の範囲第１３項に記載の弁において、前
   記ばね手段と前記第１のプランジャ部材とが前記第２の
   プランジャ部材を前記第１のゲート手段から離れる方向
   に弾圧させ、前記第２のプランジャ部材が前記フレーム
   手段から延び、押し下げられて前記プランジャ部材を逃
   し位置まで運動させる延在部分を有することを特徴とす
   る弁。 １５）特許請求の範囲第１１項に記載の弁において、前
   記第１のプランジャ部材が前記ゲート手段を開放する第
   １の端部と、前記第２の導管手段の排出開口と適合して
   前記第２のゲート手段を形成するよう適当なサイズ並び
   に形状とされた第１の部分を備えた第２の端部とを有す
   ることを特徴とする弁。 １６）特許請求の範囲第１１項に記載の弁において、前
   記第２の導管手段と前記第２の入口開口手段とが常に相
   互に連通していることを特徴とする弁。