JPH02292139A - 自動組立装置 - Google Patents

自動組立装置

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JPH02292139A
JPH02292139A JP1107747A JP10774789A JPH02292139A JP H02292139 A JPH02292139 A JP H02292139A JP 1107747 A JP1107747 A JP 1107747A JP 10774789 A JP10774789 A JP 10774789A JP H02292139 A JPH02292139 A JP H02292139A
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robot
shuttle
cart
assembly
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JP1107747A
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Toshihiko Miura
敏彦 三浦
Ryohei Inaba
稲葉 良平
Yukio Umetsu
梅津 幸夫
Yusaku Azuma
雄策 我妻
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 この発明は、1台のロボットを走行させながら、複数の
部品から所定の組体(物品)を組み立てていく自動組立
装置に関する。
[従来の技術] 従来、自動組立装置においては、特開昭62−2493
6号公報に示されるように、ロボットへ多部品を供給す
るために、部品供給棚を使用し、この部品供給棚より必
要な部品の入ったパレットを引き出して、このパレット
にロボットがアクセスしてピックアップする方式のもの
が知られている。そして、このような従来の自動組立装
置において、パレット内の部品配列状態を電気的に認識
するための視覚装置としてのカメラを導入するためには
、部品供給棚より引き出されたパレットの上方に、この
カメラを設定することになる。
[発明が解決しようとする課題] 従来の自動組立装置においては、カメラを使用して、パ
レット内の部品位置を認識して、その認識情報を元にし
て得た座標系に応答して、ロボットがピックアップ動作
を行なうような方式が採用されるものである。しかしな
がら、このようにカメラを採用する場合には、バ1ノッ
トを引き出した後において、初めてカメラで部品の配列
状態を認識することが出来ることになるため、上述のパ
レット準備のために、例えば、パレットを引き出した後
、部品が安定するまで待つ必要がある等、無駄時間に加
え、カメラの画像取り込みから画像処理、ロボット座標
系への変換等の処理・演算時間が加わり、更に、ロボッ
トは待たされる問題点が指摘されることとなる。
この発明は上述した課題に鑑みなされたもので、この発
明の目的は、ピックアップする部品の配列状態を認識手
段により認識しつつ、効率的にロボットを稼動させるこ
とが出来、多品種少量生産に適する自動組立装置を提供
することである。
[課題を解決するための手段] 上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明
に係わる自動組立装置は、軌道を有するシャトルベース
と、このシャトルベースの少な《とも一側において、前
記軌道に沿って配置された複数の部品供給機構と、ロボ
ット及び組立用治具を搭載し、前記軌道上を走行するよ
うになされたシャトルと、このシャトルを軌道上を走行
させ、ロボットが前記複数の部品供給機構に順次アクセ
スして、組立用治具上において所定の組体を組み立てる
ようになす制御手段と、前記シャトルに対して固定され
、シャトルの走行に応じて一体的に移動すると共に、前
記部品供粕機構における部品供給箱内の部品の配列状態
の画像を読み取って、配列状態を認識するための認識手
段とを具備し、前記制御手段は、所定の部品供給機構に
おいて、ロボットによる部品のピックアップが完了し、
ロボットがこの部品供給機構から退避した際に、前記認
識手段を介して、この部品供給機構の部品供給箱内にお
ける部品の配列状態を認識して、ロボットによる次のピ
ックアップ動作時においてピックアップされる部品の位
置を検出して記憶し、次のピックアップ動作時に、ロボ
ットを、この位置検出した部品をピックアップするよう
に駆動制御することを特徴としている。
[作用] 以上のように構成される自動組立装置においては、ロボ
ットによる部品のピックアップの完了後、次のサイクル
でピックアップされるべき部品の画像の取り込み、この
後、シャトルの走行移動と、ロボットによる組立作業の
続行と、取り込んだ画像の処理演算との並行処理を可能
とするものである。このようにして、画像処理は次のサ
イクルでロボットが部品をピックアップを開始するまで
に終了していれば良く、従来、この画像処理が部品のビ
ックアンドプレース動作とシリーズに行なわれていたた
め、ロボットの作業を待たせる無駄時間の発生が問題と
なっていたが、このようなロボットの無駄時間の発生は
確実に防止され、画像処理をロボットの他の動作を並行
に行なうことが出来,タクトタイムの影響を除外するこ
とが可能となるものである。
[実施例] 以下に、この発明に係わる自動組立装置の一実施例の構
成を、添付図面を参照して詳細に説明する。
(全体構成の説明) 先ず、第1図を参照して、一実施例の自動組立装置10
の全体構成を説明する。
この自動組立装置loは、一方向に沿って直線上に所定
長さだけ延出するシャトルベース12を備えている。こ
のシャトルベース12上には、上述した一方向に沿って
延出する軌道を規定する1本のメインレール14が載置
されている。このシャトルベースl2の一側(図中手前
側)には、上述した一方向に沿って複数の第1の部品供
給機構16(詳細には、12台の第1の部品供給機構1
6a〜162)が配設され、また、他側(図中向う側)
には、同様に、複数の第2の部品供給機構18(詳細に
は、10台の第2の部品供給機構18a〜18j)が配
設されている。換言すれば、シャトルベース12は、第
1及び第2の部品供給機構16.18により挾まれた空
間を延出するように配設されている。
また、このシャトルベース12上には、メインレール1
4に沿って走行(自走)可能にシャトル20が載置され
ており、このシャトル20上には、ロボット22と組立
用治具24と撮像機構としての第1のカメラ26とが搭
載されている。そして、シャトルベース12とは別体に
、図示しない土台上には、このシャトル20をメインレ
ール14上を走行させ、ロボット22が複数の部品供給
機構16.18に順次アクセスして、組立用治具24上
において所定の組体な組み立てるようになす制御機構2
8が設けられている。
尚、上述した第1のカメラ26は、シャトル20に対し
て固定され、シャトル20の走行に応じて一体的に移動
すると共に、第2の部品供給機構18における部品供給
箱(以下、単にパレットと呼ぶ。)P内の部品Xの配列
状態(具体的には、平面内における位置ずれ状態及び垂
直軸回りの回転状態)を撮像するために設けられており
、この撮像情報(画像情報)は、上述した制御機構28
における第1の認識部30aに送られ、この第1の認識
部30aにおいて、部品の配列状態が認識されるように
なされている。
ここで、この制御機構28は、この第1の認識部30a
において認識された部品の配列情報に基づいて、ロボッ
ト22のフインガ32を介しての部品の把持位置及び姿
勢を適正な位置及び姿勢になるように制御するようにも
構成されている。このような制御機構28によるロボッ
ト22の駆動制御及びシャトル20の走行制御のため、
この制御機構28は、フレキシブルな接続コード34を
介して、シャトル20及びロボット22に接続されてい
る。
また、制御機構28は、第2の部品供給機構18におい
て、ロボット22による部品Xのピックアップが完了し
、ロボット22のアーム36がこの第2の部品供給機構
18の上方から退避した際に、第1の認識部30aを介
して、第2の部品供給機構18のパレットP内における
部品Xの配列状態を認識して、ロボット22による部品
の次のピックアップ動作時においてピックアップされる
部品Xの位置を検出して記憶し、次のピックアップ動作
時に、ロボット22のフインガ32を、この位置検出さ
れた部品Xをピックアップするように駆動制御するよう
に構成されている。
(シャトルの説明) 次に、シャトル20及びシャトル20上に搭載された構
成部品について、詳細に説明する。
先ず、上述したシャトルベース12上には、メインレー
ル14の両側に位置して、これと平行な状態で一対のガ
イドレール38a,38bが固定されている。そして、
シャトル20は、その下面に、上述したメインレール1
4が挿通される凹部20aが上述した一方向に沿って延
出する状態で備えており、この凹部20aの両側には、
ガイドレール38a,38bに夫々上方から嵌合して、
シャトル20の走行方向を上述した一方向に規定するた
めのガイド軸受40a,40bが固定されている。
また、シャトル20内には、シャトル走行用の可逆転可
能な駆動モータ42が収納され、この駆動モータ42の
先端には、駆動輪44が同軸に固定されている。この駆
動輪44は、メインレール14に不図示の加圧機構で加
圧されながら転接するように設定されている。この構成
により、駆動モータ42が起動することにより駆動輪4
4は回転駆動され、この駆動輸44が摩擦係合するメイ
ンレール14上を転動することになる。このようにして
、シャトル20は、メインレール14上を一方向に沿っ
て走行駆動(往復駆動)されることになる。
尚、シャトルベース12上には、メインレール14と一
方のガイドレール38aとに挟まれた状態で、一方向に
沿って延出するラック46が配設されている。一方、シ
ャトル20内には、このラツク46に噛合した状態で、
ビニオンギャ48が回転自在に軸支されている。そして
、このビニオンギャ48の回転軸には、これの回転量を
検出するためにロークリエンコーグ50が設けられてい
る。このようにして、シャトル20の走行に応じて、こ
のビニオンギャ48は回転するので、この回転量をロー
タリエンコーダ50を介して検出することにより、シャ
トル20の走行量(走行距離)を検出することが出来る
ものである。(ロボットの説明) 次に、ロボット22は、シャトル20上に起立した状態
で固定されたロボット本体52と、このロボット本体5
2の上部に垂直軸回りに回転可能に取り付けられた第1
の旋回アーム54と、この第1の旋回アーム54の先端
に垂直軸回りに取り付けられた第2の旋回アーム36と
、この第2の旋回アーム36の先端に上下動自在に取り
付けられたZ軸アーム56とを備えている。この2軸ア
ーム56の下端には、フインガ着脱機構58を介して、
フインガ32が取り付けられている。ここで、このフイ
ンガ32は、3本指を有する汎用フインガとして構成さ
れている。
ここで、このロボット22は、詳細は図示していないが
、第1の旋回アーム54を回転駆動するための第1の駆
動モータと、第2の旋回アーム36を回転駆動するため
の第2の駆動モータと、Z軸アーム56を上下動するた
めの第3の駆動モータと、Z軸アーム56を回転駆動す
るための第4の駆動モータとを備えている。そして、こ
れら第1乃至第4の駆動モータを適宜駆動制御すること
により,第1の旋回アーム54を第2の旋回アーム36
とを直線状に設定した際のロボット本体52の中心から
Z軸アーム56の中心までの距離ρを半径とする円形状
の範囲内で、任意の位置に、フインガ32を移動させる
ことが出来ることになる。
換言すれば、このロボット22は、シャトル20の走行
に応じて移動されるので、ロボット本体52の中心から
両側に距離βの幅に渡る範囲で、任意な位置にフインガ
32を移動すること、即ち、この範囲内にある部品に自
由にアクセスすることが出来ることになる。
尚、シャトル20上には、ロボット本体52と独立した
位置に、フィンガストツカ60が配設されている。この
フィンガストツカ60には、複数の異なる種類のフイン
ガが着脱自在に装着されており、フインガ着脱機横58
を介して、任意のフインガ32をZ軸アーム56の下端
に取り付けることが出来るように設定されている。この
フィンガストツ力60においては、略U字形状の切欠き
60aとロツクビン(不図示)とを備え、一方、各フイ
ンガ32は、この切欠き60aに嵌合する段付軸部(不
図示)を備えており、この段付軸部を切欠き60aに係
合することにより、不図示の交換用フインガがここにス
トックできる様になっている。
(カメラの説明) 上述した第1のカメラ26は、第2の部品供給機構18
のパレットP内に収納された部品Xの配列状態を撮像す
るために設けられており、各第2の部品供給機構18の
上空からパレットP内を全域に渡って認識できる様に、
ブラケット62を介して、第1のカメラ取付ボール64
に固定されており、このボール64は、ロボット本体5
2を取り囲むようにして、シャトル20上に固定されて
いる。ここで、このボール64には、第1の旋回アーム
54の旋回動作を邪魔しないように、この旋回アーム5
4の旋回範囲に渡って、開口64aが形成されている。
一方、シャトル20上には、フインガ32を下方から撮
像することの出来るように第2のカメラ66が載置され
ている。この第2のカメラ66により撮影されたフイン
ガ32の画像は、上述した制御機構28における第2の
認識部30bに臆されるよう設定されている。ここで、
この第2の認識部30bは、ここに送られてきた第2の
カメラ66からの画像情報に基づき、フインガ32に把
持された部品Xの把持状態を認識することが出来るよう
に構成されている。
(組立用治具の説明) また、組立用治具24は、詳細は図示していないが、治
具取付ガイド68と不図示の治具位置決め口ツクピンに
より、シャトル20上に位置決め・固定される図示しな
いトレイとから構成されている。この組立用治具24は
、第1の部品供給機構16a〜16I2から供給される
12種類の部品と、第2の部品供給機構18a〜18J
から供給される10種類の部品とから、所定の組体な組
み立てるに適切なように構成されている。また、トレイ
が治具取付けガイド68から取り外されることにより、
この上に組立中の部品を載せた状態で、次のロボットに
渡されるように設定されている。
(第1の部品供給機構の説明) 次に、第1の部品供給機構16について説明する。
この第1の部品供給機構16は、後述する搬送テープ(
キャリアテーブ)72を介して部品を供給するように、
詳細には、キャリアテーブにこれの搬送方向に沿って一
列状に多数形成した凹部内に多数の部品を保持し、この
キャリアテーブを走行させることにより、部品を取り出
し位置まで搬送するように構成されている。
ここで、この一実施例においては、上述したように、1
2台の第1の部品供給機構16a〜16℃が備えられて
おり、これらの第1の部品供給機構16a−16gから
は、夫々に異なる種類の部品が供給されるように設定さ
れている。また、以下において、これら第1の部品供給
機構16a〜16βの構成は同一であるため、その構成
を説明する際には、第1の部品供給機構に対する参照符
合は代表して「16」を使用するものとする。尚、第2
の部品供給機構18(18a〜18j)に関しても同様
とする。
各第1の部品供給機構16は、本願出願人により先に出
願したテープ式物品搬送装置(1).(平成1年4月5
日出願)に詳細に説明されているが、概略を説明すれば
、中空状のテープカセット70を備え、このテープカセ
ット70内には、複数の部品Xを一定ピッチで保持した
キャリアテープ72を捲回した状態で内蔵されている。
そして、このキャリアテーブ72を搬送することにより
、テープカセット70のシャトルベースl2寄りの上面
に形成された開口70aに、保持した部品Xを順次供給
するように構成されている。ここで、この開口70aは
、テープカセット70がシャトルベース12に対して取
り付けられた状態で、ロボット22によりアクセス可能
な位置(即ち、ロボット本体52の中心から最大で距離
ρだけ側方に離間する範囲)に規定されている。
詳細には、各テープカセット70内においては、上述の
キャリアテーブ72がこれの複数の凹部(図示せず)内
に部品Xを各々収納し、カバーテーブ74により覆われ
た状態で、供給リール76に巻き付けられている。そし
て、部品取り出し位置(開口70a)まで、このカバー
テーブ74に覆われた状態でキャリアテーブ72は搬送
され、部品取り出し位置の直前で、分離ローラ78を介
して、このカバーテーブ74はキャリアテーブ72から
引き剥され、凹部が露出したキャリアテーブ72は、部
品取り出し位置を通って第1の巻き取りリール80に巻
き取られると共に、カバーテーブ74は第2の巻き取り
リール82に巻き取られるように構成されている。
尚、これらリール76,80.82には、夫々に回転駆
動機構(不図示)が接続されているが、これら回転駆動
機構には、ロボット22が部品Xをピックアップしたこ
とを検出されると、この検出に応じて、次の部品Xを部
品取り出し位置までの供給の為に、テープを一定ピッチ
送る機能を有し、この機能の為に、センサ・制御装置(
不図示)を内蔵している。
ここで、第2図にも示すように、これらテープカセット
70は、1台が1組、2台が1組、または3台が1組と
なって載置台84上に位置決めされた状態で載置されて
いる。即ち、この一実施例においては、12台のテープ
カセット70を載置するため6台の載置台84がシャト
ルベース12の一側に並んだ状態備えられている。尚、
2台のテープカセット70を載置する載置台と、1台の
テープカセット70を載置する載置台とは、夫々専用の
構成を有するものでなく、3台のテープカセット70を
載置する載置台84を兼用した状態で用いられている。
また、各載置台84は、後述する第2の部品供給機構1
8としてのカート92に対応して最大1台配置すること
が可能であり、部品の供給状態によって、1台のカート
92に対して何等テープ力セット70を対応させる必要
の無い場合には、この載置台84はカート92に対応し
て配置されないことになる。
このようにして、12台の第1の部品供給機構16a〜
16βを夫々構成するテープカセット70は、互いに独
立した状態で対応する載置台84を介して、シャトルベ
ース12に対して着脱自在に取り付けられることになる
尚、テープカセット70の前面の最下部には、被給電端
子70cが設けられており、テープカセット70が載置
台84に載置された状態で、この被給電端子70cに対
向する阻止板の下部には、給電端子84aが上下方向イ
コライズ可能な状態で設けられている。このように、テ
ープカセット70が載置台84に装着された状態で、被
給電端子70cは給電端子84aに結合して、テープカ
セット70における電動駆動部分、例えば、各リール7
6,80.82を回転駆動するための駆動モータ等に電
力が供給されるよう設定されている。
また、各テープカセット70の上面であって、第2図に
示す開口70aよりもシャトルベース12側には、この
テープカセット70からの部品の取り出し可能状態を報
知するためのランプ86が取り付けられている。ここで
、このランプ86には、不図示のカセット制御機構が接
続されており、このカセット制御機構においては、キャ
リアテーブ72の各部品収納用の凹部が開口70aと対
向する位置に移動された時点で、部品の取り出しが可能
になるので、この時点で部品取り出しの準備完了を報知
するため、上述したランプ86を点灯するよう構成され
ている。
一方、第4図に示すように、シャトル2oの側面であっ
て、各第2の部品供給機構18a〜18jに各々対向し
て停止した状態で、対応する載置台84に載置された最
大3台のテープカセット70の各々のランプ86に所定
の対応する位置に、受光素子88a〜88cが取り付け
られている。各受光素子88a〜88cは、上述した制
御機構28に接続されており、これら受光素子88a〜
88Cが対応するランプ86から発光された光を受けて
出力されたオン信号を受けることにより、制御機構28
はロボット22に第1の部品供給機構16としてのテー
プカセット70から部品を取り出す動作の開始を許可す
るように構成されている。
ここで、上述したカセット制御機構においては、キャリ
アテーブ22に保持された部品数の残数か所定数よりも
少な《なったことを検知した場合には、上述したランプ
86を点滅駆動するように構成されている。一方、制御
機構28においては、受光素子88a〜88cを介して
対応するランプ86の点滅動作が検出されると、図示し
ない表示機構を介して、第1の部品供給機構16におけ
るそのテープカセット70の取り替え動作を表示(指示
)するように構成されている。
以上のように構成される第1の部品供給機構16におい
ては、テープカセット70の取り替え指示が発せらせる
と、操作者は、そのテープカセット70からの部品取り
出し動作が完了した時点で、そのテープカセット70を
載置台84から取り外し、不図示の台車に載せて、部品
充填機構(図示せず)まで搬送し、この部品充填機構に
おいて、キャリアテーブ22に部品を補充させると共に
、部品充填機構において予め部品が満載されたテープカ
セット70を台車に乗せて、テープカセット70を取り
外して空になったカセット受入部84fを介して、載置
台84に取り付ける。このようにして、ロボット22が
他のテープカセット70や第2の部品供給機構18から
部品を取り出して組立作業を実行している間にテープカ
セット70の入れ替え作業は終了し、この入れ替え作業
がロボット22における組立作業を停止させること無《
実行され、作業能率の良いものとなる。
(第2の部品供給機構の説明) 次に、第1図及び第3図を参照して、第2の部品供給機
構18の構成を説明する。
この第2の部品供給機構18は、前述した部品供給箱と
してのパレットPを介して部品を供給するように、詳細
には、パレットP内の全面に渡って配列された状態で多
数の部品を保持し、このパレットPから部品を取り出す
ように構成されている。
ここで、このパレットPは、上述した第1のカメラ26
により部品の配列状態を認識することが出来るように、
上面が全面に渡って開放され、隣接する部品との重なり
や接触を防ぐために仕切壁90が互いに直交する状態で
設けられている。そして、各仕切壁90の間の空間によ
り、部品収納スペースSが規定され、各部品収納スペー
スS毎に、1つの部品が収納されている 尚、第1図において、符合P1が部品の入っている実パ
レット、符合P0が部品を使い終わって空になった空パ
レットを夫々示している。
そして、この第2の部品供給機構18は、複数のパレッ
トPを収納する為のパレット供給カート(以後、単に、
カートと呼ぶ。)92を備えている.このカート92は
、本願出願人により先に出願した特願平1−36332
号及びに特願平1一59607号詳細に説明されている
が、概略を説明すれば、同一種部品の複数のパレットP
を積重ねてストックし、実パレットP1を1つ分離して
、ロボット22がアクセス可能な位置と高さに位置決め
し、使い終った空パレットP0を受けて積重ねる機能を
有し、各機能の為の駆動用モータ・センサ制御機構(カ
ート制御機構)92aを内蔵している。即ち、第3図に
示すように、ベース枠体92b内には、被給電端子92
cに接続され、カート92における動作の制御を司るた
めのカート制御機構92aが設けられている。
また、各カート92の上面であって、シャトルベースl
2に近接する部分には、このカート92からの部品の取
り出し可能状態を報知するためのランプ96が取り付け
られている。ここで、このランプ96には、カート制御
機構92aが接続されており、このカート制御機構92
aにおいては、パレットPが取り出し可能位置に移動さ
れた時点で、部品の取り出しが可能になるので、この時
点で部品取り出しの準備完了を報知するため、上述した
ランプ96を点灯するよう構成されている。
一方、第4図に示すように、シャトル20の側面であっ
て、各第2の部品供給機構18a〜18jに対向して停
止した状態で、各々のランプ96に所定の対応する位置
に、受光素子98が取り付けられている。この受光素子
98は、上述した制御機構28に接続されており、この
受光素子98がランブ96から発光された光を受けて出
力されたオン信号を受けることにより、制御機構28は
ロボット22に第2の部品供給機構18としてのカート
92から部品を取り出す動作の開始を許可するように構
成されている。
ここで、上述したカート制御機構92aにおいては、全
パレットP内に収納された部品数の残数か所定数よりも
少なくなったことを検知した場合には、上述したランプ
96を点滅駆動するように構成されている。一方、制御
機構28においては、受光素子98を介してランプ96
の点滅動作が検出されると、図示しない表示機構を介し
て、第2の部品供給機構18におけるそのカート92の
取り替え動作を表示(指示)するように構成されている
以上のように構成される第2の部品供給機構18におい
ては、カート92の取り替え指示が発せらせると、操作
者は、そのカート92からの部品取り出し動作が完了し
た時点で、そのカート92を取付機構94から取り外し
、部品充填機構(図示せず)まで搬送し、この部品充填
機構において、各パレットPに部品を補充させると共に
、部品充填機構において予め部品が満載されたカセット
Pをカート92にセットして、カート92を取り外して
空になった取付機構94に取り付ける。このようにして
、ロボット22が他のカート92や第1の部品供給機構
16から部品を取り出して組立作業を実行している間に
カート92の入れ替え作業は終了し、この入れ替え作業
がロボット22における組立作業を停止させること無く
実行され、作業能率の良いものとなる。
(以下余白) (第1及び第2の部品供給機構の配置関係)次に第4図
を参照して、第1及び第2の部品供給機構16.18に
おける配置関係の詳細を説明する。
前述したように、ロボット22の可動エリア(アクセス
可能領域)は、ロボット22が第4図の80の位置にあ
る場合、図示するようにロボット本体52の中心から距
離βの範囲である所の、符合Aで示される範囲内である
。この範囲A内に第1及び第2の部品供給機構16.1
8における部品取り出し部が設定されている。即ち、■
第1のカート92l (以下の説明において、10台の
カート92を夫々識別した状態で説明する際には、符合
92,〜921oを用いることとする。)の手前側半分
、換言すれば、実パレットPの1箱分; ?組付作業用治具22; ■フインガ内認識用の第2のカメラ66;■両テープカ
セット70,,70■ (以下の説明において、12台
のテープカセット70を夫々識別した状態で説明する際
には、符合701〜70.2を用いることとする。)の
部品取り出し用開口70a; ■フィンガストツ力60である。
以上のロボット22のアクセス可能領域は、ロボット2
2がどこへ走行した場合も同様である。
例えば、一点鎖線で示すシャトル20は、実線で示す走
行開始位置S。にある状態(即ち第1のカート92,に
対向する状態)から、図示の矢印Rで示す方向に沿って
第4のカート924対向する位置S,まで走行した状態
を示しているが、その場合のロボット22のアクセス可
能領域は、前述のロボット22が80の位置にあった場
合と比べて変化している点は、 ■アクセス可能なカートが92,から924に変わって
いる;そして、 ■アクセス可能なテープカセットが701702から7
0.,70,,70.に変わっていることである。この
様に、シャトル20は、図で左端の80の位置からSl
,Sa・・・S toの状態に、夫々第1乃至第10の
カート92.〜92,。に対応して位置決めされ、各々
の位置決めポイントでカート92+ .92g・・・9
21oの内の1つと、テープ力セツ}−701 ,70
! ”’70+*の内の1〜3つを同一位置条件でアク
セスできる様に、各々のカート92とテープカセット7
0とが配置されるでいる。
尚、シャトル20、従って、ロボット22が各々のカー
ト92に対応する停止位置において停止した状態におい
て、シャトル20に取り付けられた3台の受光素子88
a〜88c、と1台の受光素子98とは、1台の載置台
84上に載置される最大3台のテープカセット7oに夫
々装着されたランブ86とカート92に装着されたラン
プ96とに夫々対応するように設定されている。
この結果、第4図においてシャトル20及びロボット2
2が実線で示すように、S0に位置決めされている時は
、受光素子88b,88cは第1の載置台84に載置さ
れた2台のテープカセット70,,70aに夫々装着さ
れたランプ86からの光を受光し、受光素子98は第1
のカート921に装着されたランプ96からの光を受光
することになる。一方、第4図においてシャトル20及
びロボット22が一点鎖線で示すように、S3に位置決
めされる位置まで搬送されて停止している時は、受光素
子8 8 a, 8 8 b, 8 8 cは第3の載
置台84に載置された3台のテープカセット70.,7
0,,70.に夫々装着されたランプ86からの光を受
光し、受光素子98は第4のカート924に装着された
ランプ96からの光を受光することになる。
換言すれば、これら受光素子88a〜88c,98の配
置は、前述の通りシャトル20の移動後、同一位置条件
でアクセスできる様に配置されたカート92,テープカ
セット70の位置関係に一致している。従って、シャト
ル20に取付けられた4台の受光素子88a〜88c,
98で、図全体で示す10台のカート92と12台のテ
ープカセット70との全部のランプ86.96の発光状
態を検出できる様になっている。以上の様に、4台の受
光素子88a〜88c,98と10台のカート92と1
2台のテープカセット70との全部のランプ86.96
とにより、第1及び第2の複数台の供給装置16.18
と1台の制御機構28とを結ぶ通信手段が構成されるこ
とになる。
ここで、図示する斜線部分は、シャトル20がSoの位
置にある場合のパレットP内の認識用の第1のカメラ1
8の視野を示している。この視野は前述の様に、シャト
ル20の移動に伴い移動し、常にシャトル20の停止位
置に対応するカート92上の少なくともロボット22側
の実パレットP,側をカバーしている。
(組立手順の説明) 次に、この一実施例における自動組立装置10で複数部
品から所定の組体の組立を実行する手順を第5A図乃至
第5C図を参照して説明する。
ここでは説明の簡略化の為に、第5A図乃至第5C図に
示す様に、カート92のパレットPで供給する部品を3
点、テープカセット70のキャリアテーブ72で供給す
る部品を4点として説明する。以下の説明においてa−
gは部品を示しており、これら部品a−gを組立る順序
は、a (t)−b (c) ”c (c) →d (
t) −e (t) −f (t)一g (c)に設定
されている。尚、部品名の中の記号(C)はカート92
による部品供給、(1)はテープカセット70による部
品供給を表わしている。
第5A図に示す状態は、ロボット22が載置されたシャ
トル20が、第1のカート921の中の部品b (c)
とテープカセット70,の中の部品a (t)をアクセ
スできる状態で停止位置決めされている様子を示す。
この時、シャトル20は、後述の第5C図に示す状態か
ら移動して来ており、第5A図に示す状態に位置決め完
了したことを、ロータリエンコーダ50よりの信号を受
けて判断し、停止している。この第5A図に示す状態で
は、まず最初に部品a (t)をキャリアテーブ72か
らピックアップし、組立用治具24上へ組込み、次に、
部品b (c)をカート92のパレットP上からピック
アップし組立用治具24上へ組込みを行う。
ここで、この組込みの前に、この第5A図に示す状態へ
のシャトル20の位置決めとほぼ同時に、シャトル20
に取付けられた受光素子88a〜88c,98を介して
、第1のテープカセット701のランプ86と、カート
92のランブ96の夫々の点灯状態を検出することによ
り、換言すれば通信手段を介して、部品a (t)及び
部品b (c)の供給準備を完了しているかを非接触の
状態でチェックする。
この部品の供給準備完了の確認が済むとロボット22は
前述した順序で組人作業を行う。ここで、テープカセッ
ト70側の部品a (t)をピックアップすると、フイ
ンガ32に内蔵するセンサによりピックアップしたこと
を確認すると共に、部品a (t)がピックアップされ
た(即ち、キャリアテーブ72側から無《なった)こと
をテープカセット70に内蔵するセンサにより確認する
そして、第1のテープカセット70,においては、この
ピックアップ確認動作の後、自身の駆動源により、キャ
リアテーブ72のピッチ送りを行い、次に使用する新し
い部品a (t) nの位置決め準備に入る。この準備
は、次の部品ピックアップサイクルで、部品a (t)
。を扱うまでに完了すれば良く、完了するとランプ86
が点灯する。
一方、第1のカート92.における前回の部品ピックア
ップサイクルでパレット内認識用の第1のカメラ26に
より認識された部品b (c)の位置情報から求められ
た座標系に応答して、ロボット22が作動して部品b 
(c)をパレットPからピックアップする。そして、フ
インガ32に内蔵するセンサにより、そのピックアップ
状態を確認し、その後、回転アーム36及び旋回アーム
54の回転に伴ない、このピックアップした部品b (
c)を組立用治具24側へ搬送する。
そして、回転アーム36がこの搬送動作により、このピ
ックアップした部品b (c)を収納す?パレットPの
上空より逃げると、シャトル20に設置されたパレット
内認識用の第1のカメラ26により、この直前にピック
アップした部品b (c)を収納するパレットPの中の
次のサイクルでピックアップすべき部品b (c) n
の位置を認識し、制御機構28内の画像処理部の画像メ
モリに画像を取込む。画像を取込んだ後の画像処理とロ
ボット22座標系への座標変換等は、次のサイクルで部
品b (c)■を扱うまでに完了すれば良《、ロボット
22の制御動作と併行処理されるものである。
そして、この画像の取込みが終わると、制御機構28の
指令により、今度はシャトル20がR方向に沿う移動を
開始する。上述の画像の取込みは通常1730秒程度で
終了する為、シャトル20の移動開始は、実質的に、前
述の様に回転アーム?6が組立用治具24側へ移動した
直後となり、シャトル20の移動動作とロボット22に
よる組立用治具24上での組込動作等は同時に行われる
ことになる。
この後、シャトル20が次に組込むべき部品c (c)
 , d (t) , e (t) , f (t)を
ロボット22がアクセスできる状態に位置決めして停止
した様子が第5B図に示されている。この停止位置にお
いても、まず、第5A図に示した場合と同様に、受光素
子88a〜88cが対応する第2乃至第4のテープカセ
ット70.,70.,70,の夫々のランプ86の点灯
状態を検出し、また、受光素子98が第2のカート92
■のランブ96の点灯状態を検出することにより、各々
部品c (c) , d (t) , e (t) ,
 f (t)の供給準備完了をチェックする。
そして、直前にピックアップした部品b (c)の組付
作業が組立用治具24上において終了していることも確
認して、第5A図の場合と同様にして、部品c (c)
 , d (t) , e (t) , f (t)の
ピックアップと組立用治具24上への組込を行う。又、
次のサイクルでピックアップすべき部品C (C)。の
位置を認識する為の画像の取込みは、部品C (C)を
ピックアップし、回転アーム36が組立用治具24側へ
移動した後行われるが、この第5B図示す状態ではその
後、部品d(t).e (t),f (t)の組込作業
があるので、ここでは第5A図の場合とは異なり、部品
f (t)のピックアップが完了した後、フインガ32
に内蔵するセンサによりそれを確認し、同時にフインガ
32が第4のテープカセット704の上空へ移動しても
ぶつからないだけ充分上昇した後、制御機構28の指令
によりシャトル20がR方向に沿う移動を開始する。
また、第5C図は、部品g (c)をロボット22がア
クセスできる状態で、シャトル20が位置決め停上した
様子を示している。ここでは、部品g (c)は、例え
ば、極めて薄い部品であり、これを吸引によりピックア
ップするよう設定されている。この為、フインガ32に
内蔵したセンサを介してピックアップの完了を確認でき
たとしても、そのピックアップ位置が所定の位置からず
れている場合には、これを組み付けることが出来なくな
る。
この為、この部品g (c)においては、これをピック
アップした後において、回転アーム36は、フインガ3
2を第2のカメラ66の上空に一旦移動して、ここで停
止し、第2のカメラ66により、フインガ32にピック
アップされた部品g (c)を撮像して、これのピック
アップ位置を正確に検出するよう設定されている。そし
て、制御機構28は、この第2のカメラ66からの撮像
情報を受けて、ピックアップされた部品g (c)のピ
ックアップ位置を検出し、この検出位置が許容範囲内で
あると判断される場合には、再び、回転アーム36を起
動して、フインガ32を組立用治具24上まで移動し、
部品g (c)を治具36上に設置する。
ここで、制御機構28においては、ピックアップ位置が
設置位置を補正することにより治具24上への設置が可
能であるような許容範囲にある場合において、ロボット
22におけるフインガ32の座標系を補正した上で、部
品g (c)を正確に治具24上に設置するように設定
されている。一方、このピックアップ位置が補正不可能
であると判断される場合には、この組立動作を中断して
所定の警報を鳴らし、作業者による回復動作を行なわせ
しめるようになされている。
このようにして、最後の部品g (c)をピックアップ
した後、第5A図の場合と同様に第1のカメラ26によ
る画像取込が終わると、制御機構28の指令により、今
度は今までの走行方向とは反対のR′方向に沿ってシャ
トル20が移動を開始する。そして、第5A図に示す位
置に到着後、前述の第5A図を参照して説明した作業に
戻り、これを繰返すことになる。
ここで、第5C図を参照して説明した部品g(c)の組
込を終った組立完成品は、ここで次のサイクルの部品b
 (c)。をピックアップする前に、例えば、同じパレ
ットPの空いている場所に戻す等によって収納して、一
つの組立のサイクルを終了する。
以上の一連の動作の繰返しにより、1台のロボット22
で複数個(ここでは7個)の部品を組立る作業が行われ
る。尚、以上の説明の中で、パレットP内認識用の第1
のカメラ26により、次のサイクルでつかむべき部品の
位置を認識するとしたが、パレットPの中の最後の1ヶ
の部品をピックアップして空になった直後の場合に限っ
ては、新しいパレットPに入れ替るのに時間がかかるの
で、ここでは画像取込みを行わず、次のサイクルまでに
箱の入れ替えをしておき、次に部品をピックアップする
直前に部品位置認識を行うこととしても良い。
(視覚認識動作の説明) 次に、第6図に示すフローチャートを参照して、制御機
構28における視覚認識動作の制御手順を説明する。尚
、この第6図においては、視覚認識動作と共に、ロボッ
ト22とシャトル20との関連した動作制御も示されて
いる。
以下の説明において、各種の部品は代表した状態で符合
a,b,c,d.・・・で示し、現在組み込んでいる部
品はao,bo+ Co,do+ −で示し、次のサイ
クルでピックアップする部品はan 1 bn I Q
n1 dn H ”’で示している。
先ず、ステップS10においてロボット22が部品a0
をピックアップすると、ステップS12において,ロボ
ット22のフインガ32内に設けた検出センサでピック
アップの完了を確認し、ステップS14において、この
ピックアップした部品a。の組み込みのために、組立用
治具24側に回転アーム36を移動させる。そして、ス
テップS16において、この回転アーム36が、これを
駆動する駆動モータに内蔵したロークリエンコーダ(図
示せず)により第1のカメラ26の視野を遮らない所ま
で治具24側に移動されたことが検知・確認されると、
ステップS18において、第1のカメラ26によりロボ
ット22が次のサイクルでピックアップすべきパレット
P上の部品anの画像を読み込む。
一方、このステップ818と同時に並行した状態で、ス
テップS20において、ロボット22は組立用治具24
上において部品a0の組付け作業を開始する。
そして、ステップS18における画像の取り込みが開始
された後、ステップS22において、部品a。の画像の
取り込みの終了が検知されると、ステップS24におい
て、即座に、シャトル20が次にアクセスすべき部品b
に向けて移動を開始する。また、このステップS24と
並行した状態で、ステップ818で取り込んだ画像情報
に基づき、ステップS26において、部品a。の配設位
置を演算する。
この演算動作においては、先ず、取り込んだ部品anの
画像情報を制御機構28内の画像処理部における画像メ
モリに記憶し、画像処理部においては、次のサイクルで
ロボットが部品a0をピックアップするまでの間に、制
御機構28における画像処理用CPUにより、画像処理
、ロボット座標系への変換処理を実行する。そして、ス
テップS26における演算処理が終了すると、ステップ
S28において、画像処理部内の部品位置データメモリ
Mの部品位置データ格納部ax内に格納する。
一方、ロボット22側においては、上述したステップS
20において、部品aの組立作業が実行され、ステップ
S30において、この組立作業の終了が確認されると、
引き続き、ステップS32において、上述した部品位置
データメモリMから、次にピックアップすべき部品b0
の位置データを読み込み、ステップS34において、そ
の読み込んだ位置データに基づき、回転アーム36の移
動を開始する。
こ′のステップS34と同期した状態で、シャトル20
側においては、ステップS36において、シャトル2o
が部品b0のアクセスポイントへの移動が完了している
ことを確認する。そして、このステップS36において
移動完了が確認されると、ロボット22側においては、
ステップS38において、部品b0のピックアップ動作
が実行される。
基本的には、以上のステップS10乃至ステップS38
の制御動作が繰り返し実行されることになるが、ステッ
プS38において、ロボット22が部品b。をビツクア
ップし、ステップS42において、この部品b0のピッ
クアップの完了が検出されると、ステップS44におい
て、回転アーム36が治具24側に移動し、ステップ8
46において、この移動により回転アーム36がパレッ
トPの上空から退避したことが検出されると、ステップ
348において、第1のカメラ26は、今度は、ロボッ
ト22が次のサイクルでピックアップすべき部品b。の
画像を取り込むと同時に、ステップS50において、こ
の部品b0の組み込み動作が実行される。
そして、ステップS52において、次のサイクルでロボ
ット22が部品b。をビツクアップするまでの間に、画
像処理、ロボット座標系への変換処理を行ない、ステッ
プS54において、部品位置データメモリMの部品位置
データ格納部bxに次にピックアップされる部品bnの
位置を格納する。
この発明は、上述した一実施例の構成に限定されること
な《、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能
であることは言うまでもない。
例えば、上述したー実施例においては、シャトル20上
に搭載されるロボット22としてスカラ型タイプである
ように説明したが、この発明は、このような構成に限定
されることなく、例えば、円筒座標系タイプ、垂直多関
節タイプのロボット等をも採用することが出来るもので
ある。
また、上述したー実施例においては、シャトルベース1
2の両側に配置される部品供給機構として、複数のテー
プカセット70と複数のカート92とから構成されるよ
うに説明したが、この発明は、このような構成に限定さ
れることな《、これらに加えて、各種の作業モジュール
を配置することが出来るものである。尚、これら作業モ
ジュールとしては、例えば、加締モジュール、ビス締モ
ジュール、姿勢変更モジュール、検査・調整モジュール
等がある。これら各種の作業モジュールを追加すること
により、この発明における作業対象、作業領域を太き《
拡大することが出来るものである。
尚、この場合において、各作業モジュールの準備完了、
即ち、前サイクルの作業の終了信号を、前述の受光素子
88a〜88c,98を利用して、シャトル20側で検
出することが出来るように各作業モジュールを配設する
ことにより、制御機構28との通信手段を共通化するこ
とが出来る効果が達成されるものである。
また、上述したー実施例においては、ロボット22を1
台用いて組立作業を実行するように説明したが、この発
明は、このような構成に限定されることな《、例えば、
1本のレール上に2台以上のロボットを搭載して、夫々
のロボットに組立作業を実行させるようにしても良い。
この場合、1台目のロボットで扱うべき部品及びその組
立作業と、2台目のロボットで扱うべき部品及びその組
立作業とは異なるものであり、1台目のロボットと2台
目のロボットとが互いに並行した状態で作業するように
設定されるものである。このように1台目のロボットの
作業完了した半組体を2台目のロボットが受け、この半
組体に対して更に部品の組み付け作業を実行することに
より、この自動組立装置10における生産能力は約2倍
に高められることになる。
更に、上述したー実施例においては、この自動組立装置
10は、1本のシャトルベース12を備えるように説明
したが、この発明は、このような構成に限定されること
なく、このシャトルベースに連続して接続した状態で、
他のシャトルベースを付け加えることにより、ロボット
の移動ストロークを長くすることで、扱う事の出来る部
品点数を増し、また、対象作業数を増加させることが出
来ることになる。
また、上述したー実施例においては、シャトル20には
、テープカセット70におけるランプ86の受光用とし
て3台の受光素子88a〜88cを配設し、1台の載置
台84上に載置された最大3台のテープカセット70の
夫々のランプ86の発光状態を1度に検出することが出
来るように説明したが、この発明は、このような構成に
限定されることなく、1台の受光素子88のみを備える
構成であっても良い。
この場合、シャトル20は、夫々のテープカセット70
に対応した位置で停止し、このテープカセット70に設
けられたランプ86の発光状態を受光素子88で夫々検
出することになる。
以上詳述したように、この一実施例においては、ロボッ
ト22並びに第1のカメラ26と、これらが搭載され、
シャトルベース12上を走行するシャトル20と、第1
及び第2の部品供給機構16.18と、これらの制御を
司る制御機構28とから自動組立装置10は構成されて
いるので、多数の部品を扱う自動組立技術において、第
1のカメラ26と制御機構28とにより、多数の部品の
視覚認識を実現することが可能となるものである。
即ち、■;ロボット22による部品のピックアップの完
了→■:次のサイクルでピックアップされるべき部品の
画像の取り込み→■−1;シャトル20の走行移動、■
−2;ロボット22による組立作業の続行、並びに、■
−3;取り込んだ画像の処理演算の並行処理、を可能と
するものである。
このようにして、画像処理は次のサイクルでロボット2
2が部品をピックアップを開始するまでに終了していれ
ば良く、従来、この画像処理が部品のビックアンドプレ
ース動作とシリーズに行なわれていたため、ロボット2
2の作業を待たせる無駄時間の発生が問題となっていた
が、この一実施例においては、このようなロボット22
の無駄時間の発生は確実に防止され、画像処理をロボッ
ト22の他の動作を並行に行なうことが出来、タクトタ
イムの影響を除外することが可能となるものである。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明に係わる自動組立装置は
、軌道を有するシャトルベースと、このシャトルベース
の少なくとも一側ににおいて、前記軌道に沿って配置さ
れた複数の部品供給機構と、ロボット及び組立用治具を
搭載し、前記軌道上を走行するようになされたシャトル
と、このシャトルを軌道上を走行させ、ロボットが前記
複数の部品供給機構に順次アクセスして、組立用治具上
において所定の組体な組み立てるようになす制御機構と
、前記シャトルに対して固定され、シャトルの走行に応
じて一体的に移動すると共に、前記部品供給機構におけ
る部品供給箱内の部品の配列状態の画像を読み取って、
配列状態を認識するための認識手段とを具備し、前記制
御手段は、所定の部品供給機構において、ロボットによ
る部品のピックアップが完了し、ロボットがこの部品供
給機構から退避した際に、前記認識手段を介してこの部
品供給機構の部品供給箱内における部品の配列状態を認
識して、ロボットによる次のピックアップ動作時におい
てピックアップされる部品の位置を検出して記憶し、次
のピックアップ動作時に、ロボットを、この位置検出し
た部品をピックアップするように駆動制御することを特
徴としている。
従って、この発明によれば、ピックアップする部品の配
列状態を認識手段により認識しつつ、効率的にロボット
を稼動させることが出来、多品種少量生産に適する自動
組立装置が提供されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係わる自動組立装置の一実施例の構
成を示す斜視図; 第2図は第1の部品供給機構におけるテープカセットと
これが載置される載置台との構成を示す斜視図; 第3図は第2の部品供給装置におけるカートとこれが取
り付けられる取付機構との構成を示す斜視図; 第4図は第1図の自動組立装置の構成を示す平面図; 第5A図乃至第5C図は、シャトルの走行に応る動作を
順次示す平面図;そして、 第6図は制御機構における画像読み込みの制御手順を示
すフローチャートである。 図中、10・・・自動組立装置、12・・・シャトルベ
ース、16(16a〜16℃)・・・第1の部品供給機
構、18(18a〜18j)・・・第2の部品供給機構
、20・・・シャトル、22・・・ロボット、26・・
・第1のカメラ、28・・・制御機構、30a・・・第
1の認識部、30b・・・第2の認識部、32・・・ロ
ボットフインガ、70・・・テープカセット、92・・
・力一トである。 特許出願人  キヤノン株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軌道を有するシャトルベースと、 このシャトルベースの少なくとも一側において、前記軌
    道に沿つて配置された複数の部品供給機構と、 ロボット及び組立用治具を搭載し、前記軌道上を走行す
    るようになされたシャトルと、 このシャトルを軌道上を走行させ、ロボットが前記複数
    の部品供給機構に順次アクセスして、組立用治具上にお
    いて所定の組体を組み立てるようになす制御手段と、 前記シャトルに対して固定され、シャトルの走行に応じ
    て一体的に移動すると共に、前記部品供給機構における
    部品供給箱内の部品の配列状態の画像を読み取つて、配
    列状態を認識するための認識手段とを具備し、 前記制御手段は、所定の部品供給機構において、ロボッ
    トによる部品のピックアップが完了し、ロボットがこの
    部品供給機構から退避した際に、前記認識手段を介して
    、この部品供給機構の部品供給箱内における部品の配列
    状態を認識して、ロボットによる次のピックアップ動作
    時においてピックアップされる部品の位置を検出して記
    憶し、次のピックアップ動作時に、ロボットを、この位
    置検出した部品をピックアップするように駆動制御する
    ことを特徴とする自動組立装置。
JP1107747A 1989-04-28 1989-04-28 自動組立装置 Pending JPH02292139A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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