JPH02292106A - ドリル - Google Patents

ドリル

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JPH02292106A
JPH02292106A JP10955289A JP10955289A JPH02292106A JP H02292106 A JPH02292106 A JP H02292106A JP 10955289 A JP10955289 A JP 10955289A JP 10955289 A JP10955289 A JP 10955289A JP H02292106 A JPH02292106 A JP H02292106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drill
cutting edge
outer periphery
periphery
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP10955289A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Hattori
服部 達雄
Yoshiharu Ashino
芦野 義治
Koji Hashimoto
橋本 光二
Shinichi Nakamura
伸一 中村
Kazuo Takasaki
高崎 和男
Hideji Hosono
細野 秀司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd, Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、炭素繊維やケブラー繊維等により構成した
礒帷強化複合材料の穴明け加工に用いて好適なドリルに
関するものである。
[従来の技術とその課111LI ?年■、繊維強化複合材料の開発が急速に進められ、F
RP等で構成した素材を機械加工する場合が多くなって
いる。たとえば、CFRPは、合成樹脂を炭素繊維で強
化したもので、合成樹脂内に織った炭素繊維を介在させ
ることにより合成樹脂の引張り強度を高めたものである
。ところが、CFRP等の機械加工は、その内部の強化
繊維の存在により極めて困難であった。特に、ドリルで
穴明け加工をする場合に、ドリルの入り側と抜け側のみ
ならず穴の内周においても強化繊維がぼりやむしれとな
って残ってしまい、穴明け加工が不可能に近い状態であ
った。このため、繊維強化複合材料の穴明け加工に適し
たドリルが強く要望されていた。
[発明の目的コ この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、強化繊
維によるぼりやむしれを発生させることなく穴明け加工
を行うことができるドリルを提供することを目的とする
[課題を解決するための手段] この発明のドリルは、軸線回りに回転させられるドリル
本体の先端部に、先端側から基端側へ向かうにしたがっ
て横断面積が増加する略多角錐状の錐部を設け、この錐
部の外周稜線部に沿って加工すべき穴の中央部を切削す
る切刃を形成し、上記ドリル本体の外周に先端側から基
端側へ向かうに従って回転方向へ進むねじれ溝形成し、
このねじれ溝の回転方向を向く壁面の先端稜線部に加工
すべき穴の外周側を切削する切刃を形成したものである
[作用] たとえば、細い糸を峡で切断する場合を考えてみると、
鋏の2枚の刃の間に隙間が生じていると糸はうまく切れ
ない。つまり、2枚の刃が互いに強く押し付けられ、こ
れによって、2枚の刃で糸を強《挟まないと糸はうまく
切れず、これは、CFRP等の強化繊維を切刃で切断す
る場合も同じである。上記構成のドリルにあっては、穴
の外周側をねじれ溝の切刃で切削するように構成し、か
つ、ねじれ方向を従来ドリルと逆にしているから、ねじ
れ溝の切刃のアキシャルレーキ角は必然的にマイナスと
なる。このような切刃で例えばCFRPの穴明け加工を
行うと、切刃のアキシャルレーキ角がマイナスであるか
ら強化繊維はすくい面によって合成樹脂側に強く押し付
けられる。これによって、強化繊維は合成樹脂とともに
合成樹脂を下刃、切刃を上刃としてあたかも鋏で切断す
るように断ち切られる。したがって、切刃による加工面
に強化繊維が残るようなことがなく、穴の縁部や内周に
おける強化繊維によるばりの発生を未然に防止すること
かできる。
[実施例コ 以下、第1図ないし第4図を参照しながら本発明の一実
施例について説明する。第1図は実施例のドリルを示す
側面図である。図において符号lはドリル本体である。
ドリル本体lは例えば超硬合金またはサーメットから構
成されたもので、基端側から見て時計方向、つまり右方
向へ回転させられるようになっている。ドリル本体lの
先端部には正四角錐状をなす錐部2が形成されている。
錐部2の各角部には、先端から基端側へ延在しドリル本
体lの外周に達するチップポケット3が正四角錐の仮想
稜線をほぼ中心として形成されている。チップポケット
3は積断面形状が略■字状をなし、先端側から基端側へ
向かうに従って断面積が漸次増加するように形成されて
いる。このチップポケット3の回転方向を向く壁面の稜
線には直線状をなす内周切刃(切刃)4が形成されてい
る。
一方、ドリル本体lの外周には4つのねじれ溝5が形成
されている。ねじれ溝5は先端側から基端側へ向かうに
従って回転方向へ向かう螺旋状に形成されている。つま
り、ねじれ溝5は軸線方向先端視において反時計方向へ
ねじれる左ねじれとされている。ねじれ溝5の先端部は
チップポケット3の基端部に連続させられており、ねじ
れ溝5とチップポケット3との交叉稜線には外周切刃(
切刃)6が形成されている。そして、外周切刃6と内周
切刃4とは、回転軌跡においてその端部どうしが交叉し
、内周切刃4によって穴の中央部を、外周切刃によって
穴の外周部を切削するようになっている。なお、外周切
刃6はその後方に存在する内周切刃4よりも外周側に突
出している必要があるが、そのためには内周切刃4の外
周側端部を削り落としておけば良い。
外周切刃6のアキシャルレーキ角はねじれ溝5が左ねじ
れであるためマイナスとなっている。ここで、ねじれ溝
5のねじれ角は15’ 〜75°に設定され、好ましく
は20゛〜60゜、より好ましくは30゜〜50゛に設
定される。この数値限定の下限値は、パリやむしれの発
生をより有効に防止し得る範囲であり、上限値は切屑の
流出をより円滑に行い、切屑詰まりを防止し得る範囲で
ある。
また、ねじれ溝5の回転方向を向《壁面は、軸線と直交
する断面における形状が回転方向後方へ凹む凹曲線状と
なるように凹曲面に形成されている。このため、ねじれ
溝5を左ねじれとしたことと相俟って、軸線方向先端視
における外周切刃6が回転方向後方へ深く入り込んだ形
状となり、これによって、外周切刃6のラジアルレーキ
角は大きくプラス方向となっている。つまり、外周切刃
6のアキシャルレーキ角がマイナス側に大きくなればな
る程ラジアルレーキ角がプラス側へ大きくなり、これに
よって、切削抵抗が極端に増加しないようになっている
また、ドリル本体1の外周1a全体は円柱状の泄らかな
曲面とされ、従来ドリルのようなマージンは形成されて
おらず、その代わりにドリル本体lの外周1aに軸線方
向100mmにつき0.4mm〜2mmという大きなバ
ックテーバが設けられている。
次に、上記構成のドリルにより、例えばCFRPの穴明
け加工を行う場合の作用について説明する。
まず、錐部2の先端が被削材に食い込み、内周切刃4に
よって円錐状に切削する。さらにドリルを押し込むと、
外周切刃6が被削材に食い込み穴の外周側を切削する。
第3図は外周切刃6と直交する被削材Aの断面を示すも
ので、被削材Aの内部には無敗の強化iktaFが平面
視において縦横に織り込まれている。第3図から判るよ
うに、外周切刃6のアキシャルレーキ角がマイナスであ
るから、穴明け加工に際して外周切刃6に臨む強化繊維
Fはすくい面6aによって彼削材A側に強く押し付けら
れる。つまり、強化繊維Fは合成樹脂Mとともに合成樹
脂Mを下刃、外周切刃6を上刃としてあたかも鋏で切断
するように断ち切られる。
このため、外周切刃6による加工面Bに強化繊維Fが残
るようなことがない。しかも、ドリル本体lの外周1a
を円柱状の滑らかな曲面とし、バックテーパを上述のよ
うに太き《設定しているから、強化繊維Fがドリル本体
lの外周1aで引っ掛けられるようなことがなく、また
、ドリル本体lと穴との摩擦抵抗も少ない。したがって
、強化繊維Fを切れ味良く切断し得ることと相俟って、
穴の縁部及び内周でのパリやむしれの発生を有効に防止
することができる。
さらに、ドリル本体lと穴との摩擦抵抗が少ないので、
穴の内壁面が溶けたり切粉が溶着することが少なく、穴
内周の肌荒れを防止することができ、穴の寸法精度や面
粗度を向上させることができる。したがって、繊維強化
複合材料の穴明け加工を金属材料の穴明け加工と同様に
スムーズに行うことができる。
なお、上記ドリルでは、ドリル本体lの外周la全体に
よってドリルがガイドされるので、バックテーパを大き
く設定したことで何ら不都合を生じない。また、上記実
施例では、内周切刃4を直線状に形成しているが、錐部
2の表面を曲面とすることによって凹曲線または凸曲線
に形成しても良い。
さらに、上記実施例では錐部2の角部にチップポケット
3を形成しているが、第4図に示すように、正四角錐を
構成する錐部2の稜線に内周切刃4を形成し、ねじれ溝
5の先端部を内周切刃4の基端部と交叉させ、ねじれ溝
5の先端稜線部に外周切刃6を形成しても良い。
次に、第5図および第6図を参照しながら本発明の他の
実施例について説明する。
この図に示すドリルは、前記実施例のドリルと?ぼ同様
の構成を有しているため、同一構成要素には同符号を付
してあるが、ねじれ溝5に沿うドリル本体1の外周1a
にマージン7が形成されている点、バックテーパが軸線
方向100mmにつき0.04mm〜0.4mmに設定
されている点が異なっている。しかも、マージン幅Wは
、ドリル直径Dの4%以下に設定されている。なお、マ
ージン幅Wが極端に狭くなるとマージン7が穴の内周に
食い込んだり、強化繊維が引っ掛かり易くなるので、ド
リル直径Dの2%以上とすることが望ましい。
第6図はマージン7と直交する断面を示すもので、マー
ジン7と二番取りされたランド8との境界は円弧状の凹
曲面とされ、凹曲面の曲率半径Rr′■は0.3mm〜
1.5mmに設定されている。な1お、マージン7とラ
ンド8との境界は、第6図中破線で示すように、逃げ角
αが101〜30°の傾斜面にしても良い。
このドリルにおいては、従来ドリルと同様のマージン7
を有し、バックテーパを従来ドリルとほぼ同じである0
.04〜0.4mmに設定しているものの、マージン幅
Wをドリル直径Dの4%以下と挟く設定しているから、
穴とドリル本体lとの間に生じる摩擦抵抗を少なくする
ことができる。
したがって、このドリルにおいても、パリやむしれの発
生を未然に防止することができるのは勿論のこと、切粉
の溶着等を未然に防止することができる。
なお、上記実施例は本発明をソリッドドリルに適用した
ものであるが、その他、ドリル本体の先端部のみを超硬
合金等で構成したろう付けドリルに適用しても同様の効
果を得ることができる。また、上記実施例は、ドリル本
体lを基端側から見て時計方向へ回転させるものである
から、ねじれ溝5を左ねじれとしているが、ドリル本体
1を反時計方向へ回転させる場合には右ねじれとなるこ
とは勿論である。
[発明の効果] 以上説明した上うにこの発明のドリルでは、軸線回りに
回転させられるドリル本体の先端部に、先端側から基端
側へ向かうにしたがって横断面積が増加する略多角錐状
の錐部を設け、このsllt部の外周稜線部に沿って加
工すべき穴の中央部を切削する切刃を形成し、上記ドリ
ル本体の外周に先端側から基端側へ向かうに従って回転
方向へ進むねじれ溝形成し、このねじれ溝の回転方向を
向《壁面の先端稜線部に加工すべき穴の外周側を切削す
る切刃を形成したものであるから、穴の外周側を切削す
る切刃のアキシャルレーキ角がマイナスとなり、強化繊
維をあたかも鋏で切断するように断ち切ることができる
。したがって、切刃による加工面に強化繊維が残るよう
なことがなく、繊維強化複合材料の穴明け加工を金属材
料の穴明け加工と同様にスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示す図であっ
て、第1図はドリルを示す側面図、第2図は第1図の■
方向矢視図、第3図はFFtPの穴明け加工を行ってい
る状態を示す切刃と直交する断面図、第4図は第2図に
示すドリルの変更例を示す図、第5図および第6図は本
発明の他の実施例を示し、第5図はドリルを示す側面図
、第6図は第5図のVl−Vl線断面図である。 1・・・・・・ドリル本体、2・・・・・・vL部、4
・・・・・・内周切刃(切刃)、5・・・・・・ねじれ
溝、6・・・・・・外周切刃(切刃)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軸線回りに回転させられるドリル本体の先端部に
    、先端側から基端側へ向かうにしたがって横断面積が増
    加する略多角錐状の錐部を設け、この錐部の外周稜線部
    に沿って加工すべき穴の中央部を切削する切刃を形成し
    、上記ドリル本体の外周に先端側から基端側へ向かうに
    従って回転方向へ進むねじれ溝形成し、このねじれ溝の
    回転方向を向く壁面の先端稜線部に加工すべき穴の外周
    側を切削する切刃を形成したことを特徴とするドリル。
  2. (2)前記ドリル本体の外周を円柱状の滑らかな曲面に
    形成し、ドリル本体の外周に軸線方向100mmにつき
    0.4mm〜2mmのバックテーパを設けたことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載のドリル。
  3. (3)前記ねじれ溝に沿うドリル本体の外周にマージン
    を形成し、ドリル本体の外周に軸線方向100mmにつ
    き0.04mm〜0.4mmのバックテーパを設けると
    ともに、マージン幅をドリル直径の4%以下に設定した
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のドリル
  4. (4)前記ねじれ溝の回転方向を向く壁面を、軸線と直
    交する断面における形状が回転方向後方へ凹む凹曲線状
    となるように凹曲面に形成したことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載のドリル
  5. (5)前記ねじれ溝のねじれ角を15°〜75°とした
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第4項の
    いずれかに記載のドリル。
JP10955289A 1989-04-28 1989-04-28 ドリル Pending JPH02292106A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006512214A (ja) * 2002-08-08 2006-04-13 エリス,ライアム,パトリック ドリルビット及びドリルビットの製造方法

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