JPH02291407A - カム軸のスラスト受構造 - Google Patents

カム軸のスラスト受構造

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JPH02291407A
JPH02291407A JP11071989A JP11071989A JPH02291407A JP H02291407 A JPH02291407 A JP H02291407A JP 11071989 A JP11071989 A JP 11071989A JP 11071989 A JP11071989 A JP 11071989A JP H02291407 A JPH02291407 A JP H02291407A
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Shigeru Mukai
向井 茂
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はカム軸のスラスト受構造に係り、特に車両用
内燃機関のカム軸のオイルシール部材の小型化を図ると
ともに耐久性を向上し得るカム軸のスラスト受構造に関
する. 〔従来の技術〕 第5図に示す如く、車両用の内燃機関102は、シリン
ダブロック(図示せず)にシリンダヘッド104を載置
して固定し、また、このシリンダヘンド104上部にシ
リンダヘッド力バー106を固定してカム軸108等か
らなる動弁機構110を配置するカム室112を形成し
て構成されている。カム軸108の一端側には、図示し
ないがクランク軸に固定したクランクプーリに連絡する
ベルトを巻掛けるカムプーり114を固定している。
前記カム軸108は、第6図に示す如く、ジャーナル部
116がシリンダヘンド104の軸受部118とカム軸
ハウジング120の軸保持部122とによって回転可能
に支持されている。また、カム軸108には、該カム軸
108の軸方向、つまり内燃機関の長手方向Xへの移動
を規制すべく、第1スラスト受部124と第2スラスト
受部126とが設けられている。
第1スラスト受部124は、カム室112側に位置し、
軸受部11Bにジャーナル部116の半径よりも大きく
形成された半径を有する第1ヘッド側凹部128と軸保
持部122にジャーナル部1160半径よりも大きく形
成された半径を有する第1ハウジング側凹部130内に
おいて側端がカム室122内に突出しないように収容さ
れている. また、第2スラスト受部126は、カム室112から離
間した位置、つまりカム軸108の端部側に位置し、軸
受部118にジャーナル部116の半径よりも大きく形
成された半径を有する第2ヘッド側凹部132と軸保持
部122にジャーナル部116の半播よりも形成された
半径を有する第2ハウジング側凹部134とに配設され
ている.この第2ヘッド側凹部132と第2ハウジング
側凹部134との夫々半径は、第2スラスト受部126
の外周面126a上にオイルシール部材136を設ける
ために、第1ヘッド側凹部128と第1ハウジング側凹
部130の夫々半径よりも大きく形成されている。この
オイルシール部材136は、潤滑油が外部に流出するの
を阻止するものである。
カム軸のスラスト受構造としては、例えば実開昭57−
20504号公報に開示されている.この公報に記載の
ものは、タップ孔に螺合するボルトによってスラスト受
円板をカム軸に取付けた構成を有している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、従来のカム軸のスラスト受構造においては、
第6、7図に示す如く、オイルシール部材138を第2
スラスト受部126の外周面126a上に設けているの
で、オイルシール部材136を大なる径によって形成す
る必要があり、オイルシール部材136が大型化になる
という不都合があった。
また、オイルシール部材136が大型になると、ジャー
ナル部116に供給される潤滑油が接触するオイルシー
ル部材136の側面の面積が大となり、このため、オイ
ルシール部材136が潤滑油によって機能劣化し、オイ
ルシール部材136の使用寿命が短くなるという不都合
を招いた。
〔発明の目的〕
そこでこの発明の目的は、上述の不都合を除去すべく、
カム軸のジャーナル部の一側端上に位置するオイルシー
ル部材とジャーナル部の他側端に位置する第1スラスト
受部間にはカム軸の軸方向への移動を規制する第2スラ
スト受部を設けることにより、オイルシール部材をスラ
スト受部外周面上に配置するのを回避させてオイルシー
ル部材の小型化を図るとともに、オイルシール部材の潤
滑油接触面積を小としてオイルシール部材の機能劣化を
阻止し、オイルシール部材の耐久性を向上させ、しかも
カム軸のジャーナル部の強度を向上させてジャーナル部
の小型化を図り得るカム軸のスラスト受構造を実現する
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するためにこの発明は、カム軸のジャー
ナル部一側端上に潤滑油の外部への流出を阻止するオイ
ルシール部材を設けるとともに前記ジャーナル部他側端
には第1スラスト受部を設け、前記オイルシール部材と
前記第1スラスト受部間の前記ジャーナル部には前記カ
ム軸の軸方向への移動を規制する第2スラスト受部を設
けたことを特徴とする。
〔作用〕
この発明の構成によれば、オイルシール部材が第2スラ
スト受部外周面上に配設されることがないので、オイル
シール部材の小型化を図ることができる。このようにオ
イルシール部材を小型にすることにより、カム軸のジャ
ーナル部において潤滑油がオイルシール部材側に流動す
るが、オイルシール部材の潤滑油接触面積が小さくなり
、オイルシール部材の機能劣化を阻止してオイルシール
部材の耐久性を向上させることができる。
また、カム軸のジャーナル部に第2スラスト受部を設け
たので、ジャーナル部の強度が向上してジャーナル部の
小型化を図ることができる。
〔実施例〕
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的
に説明する. 第1〜3図は、この発明の第1実施例を示すものである
。図において、2はシリンダヘッド4とシリンダブロッ
ク(図示せず)とにより構成される車両の内燃機関であ
る。前記シリンダヘッド4上面には、カム室6を形成す
べくシリンダへッドカバー8が固設されている。
前記カム室6内には、内燃機関2の長手方向Xに指向し
て動弁機構10のカム軸12が配設されている。このカ
ム軸12の端部14には、カムプーリ16がボルト1B
によって固設されている。
また、シリンダへソド4には、燃焼室20が形成されて
いるとともに、この燃焼室2oに臨んで点火栓22が設
けられている。
前記カム軸12のカムブーリl6を取付ける端部14側
において、第2図に示す如く、カム軸12のジャーナル
部24の一側端上に潤滑油が外部に流出するのを阻止す
るオイルシール部材26を設けるとともにジャーナル部
24の他側端には第1スラスト受部28を設け、オイル
シール部材24と第1スラスト受部28間のジャーナル
部24にはカム軸12の軸方向、つまり内燃機関2の長
手力向Xへの移動を規制する第2スラスト受部30を設
ける。
即ち、シリンダへッド4の軸受部32には、オイルシー
ル部材26がヘッド側外端面34から突出しないように
ヘッド側シール用凹部36を形成するとともに、このヘ
ッド側シール用凹部36に連設し且つ軸受部32の中央
部位側に第2スラスト受部30の下半分を収容する第2
ヘッド側凹部38をヘッド側シール用凹部36の半径よ
りも少許小なる半径で形成し、第2ヘッド側凹部38に
連設してジャーナル部24の下半分を回転可能に支持す
るヘッド側ジャーナル溝40を形成する。
また、上方に位置するカム軸ハウジング42の軸保持部
44には、オイルシール部材26がハウジング側外端面
46から突出しないようにハウジングシール用凹部48
を形成するとともに、このハウジング側シール用凹部4
8に連設し且つカム軸ハウジング42の中央部位側に第
2スラスト受部30の上半分を収容する第2ハウジング
側凹部50をハウジング側シール用凹部48の半径より
も少許小なる半径で形成し、この第2ハウジング側凹部
50に連設してジャーナル部24の上半分を支持するハ
ウジング側ジャーナル溝52を形成する。
従って、オイルシール部材26は、第2スラスト受部3
0よりもカム軸12の端部14側に配設され、且つ端部
14上に直接取付けられる。
また、軸ハウジング42は、シリンダヘフド4の上部に
固定用ボルト54によって固定されるものである。
前記カム軸12には、複数のカム56が所定に配設され
ている。
次に、この第1実施例の作用を説明する。
内燃機関2の稼動によりカム軸12が回転すると、図示
しない潤滑油供給手段によって潤滑油がジャーナル部2
4に供給される。この潤滑油は、例えばジャーナル部2
4の略中央部位に供給され、ジャーナル部24の外周面
と軸受部32の内周面・軸保持部44の内周面との間を
経て、つまりヘッド側ジャーナル溝40及びハウジング
側ジャーナル溝52を経て、第1スラスト受部28側及
び第2スラスト受部30側に供給される(第3図の矢印
で示す)。
また、カム軸12の軸方向、つまり内燃機関2の長手方
向Xに作用する外力であるスラストは、この第11第2
スラスト受部28、30によって受けられる. ところで、この第1実施例によれば、オイルシール部材
26をカム軸12の端部l4に直接取付けているので、
オイルシール部材26の径を小とすることができ、これ
により、オイルシール部材26の小型化を図ることがで
きる。
また、このようにオイルシール部材26を小型化するこ
とにより、ジャーナル部24に供給される潤滑油の接触
するオイルシール部材26の内側面26aの面積を小さ
くすることができ、これにより、オイルシール部材26
が潤滑油の温度や潤滑油に含有する不純物等によって機
能劣化を生ずるのを極力阻止させ、耐久性を向上させる
ことができる。
更に、第2スラスト受部30がジャーナル部24に設け
られているので、ジャーナル部24の強度が向上し、こ
れにより、ジャーナル部24の小型化を図ることができ
る。
第4図は、この発明の第2実施例を示すものである。以
下の実施例においては、上述の第1実施例と同一機能を
果す箇所には同一符号を付して説明する。
この第2実施例の特徴とするところは、以下の点にある
。即ち、オイルシール部材26の内側面26aに第2ス
ラスト受部30の外側面30aを当接させて第2スラス
ト受部30を配設した。また、第1スラスト受部28は
、軸受部32にジャーナル部24の半径よりも大きく形
成された半径を有する第1ヘッド側凹部62と軸保持部
44にジャーナル部24の半径よりも大きく形成された
半径を有する第1ハウジング側凹部64内においてカム
室6内に突出しないように配設されている。
この第2実施例の構成によれば、オイルシール部材26
の内側面26aが第2スラスト受部30の外側面30a
に当接しているので、オイルシール部材26の潤滑油接
触面積をさらに小とすることができる。これにより、オ
イルシール部材26の機能劣化を、より効果的に果すこ
とができる。
〔発明の効果〕
以上詳細な説明から明らかなようにこの発明によれば、
カム軸のジャーナル部の一側端上に位置するオイルシー
ル部材とジャーナル部の他側端に位置する第1スラスト
受部間にはカム軸の軸方向への移動を規制する第2スラ
スト受部を設けたことにより、オイルシール部材をスラ
スト受部外周面上に配置するのを回避させてオイルシー
ル部材の小型化を図り、これにより、オイルシール部材
の潤滑油接触面積を小としてオイルシール部材の機能劣
化を阻止してオイルシール部材の耐久性を向上させ、し
かもカム軸のジャーナル部の強度を向上させてジャーナ
ル部の小型化を図り得る。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図はこの発明の第1実施例を示し、第1図はカ
ム軸を備えた内燃機関の側面による概略図、第2図はカ
ム軸のスラスト受構造の概略断面図、第3図は第2図の
要部拡大断面図である。 第4図はこの発明の第2実施例を示し、カム軸のスラス
ト受構造の概略断面図である。 第5〜7図は従来のカム軸のスラスト受構造を示し、第
5図はカム軸を備えた内燃機関の側面による一部断面図
、第6図はカム軸のスラスト受構造の概略断面図、第7
図は第6図の要部拡大断面図である。 図において、2は内燃機関、4はシリンダヘッド、6は
カム室、8はシリンダへッドカバー12はカム軸、14
はカム軸12の端部、24はジャーナル部、28は第1
スラスト受部、30は第2スラスト受部、そして42は
カム軸ノ1ウジングである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、カム軸のジャーナル部一側端上に潤滑油の外部への
    流出を阻止するオイルシール部材を設けるとともに前記
    ジャーナル部他側端には第1スラスト受部を設け、前記
    オイルシール部材と前記第1スラスト受部間の前記ジャ
    ーナル部には前記カム軸の軸方向への移動を規制する第
    2スラスト受部を設けたことを特徴とするカム軸のスラ
    スト受構造。
JP11071989A 1989-04-28 1989-04-28 カム軸のスラスト受構造 Expired - Lifetime JP2816986B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111472885A (zh) * 2019-01-24 2020-07-31 丰田自动车株式会社 内燃机

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