JPH0229138Y2 - - Google Patents

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JPH0229138Y2
JPH0229138Y2 JP17325784U JP17325784U JPH0229138Y2 JP H0229138 Y2 JPH0229138 Y2 JP H0229138Y2 JP 17325784 U JP17325784 U JP 17325784U JP 17325784 U JP17325784 U JP 17325784U JP H0229138 Y2 JPH0229138 Y2 JP H0229138Y2
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JP
Japan
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beams
pit
floor
opening
flat
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JP17325784U
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JPS6187811U (ja
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  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)
  • Floor Finish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はピツト付きの鉄筋コンクリートあるい
はプレストレストコンクリート製の床の構造に関
するもので、研究施設、医療施設その他各種建物
の床に利用することができる。
〔従来の技術および課題〕
従来、例えば医療施設、業務施設などの床組と
して第8図に示すような2本の近接して並列した
梁A,Aの底部間をスラブBで連結し、かつ相対
する梁A上部間をスラブCで連結させたピツト型
のダブルビームを有する床構造が開発され、建物
の階高を減少し大スパンのスラブCを可能とし、
さらに2本の梁A,A間を配管スペースに利用で
き、耐震性能にも優れるといつた効果をあげてい
る。
しかし、この形式では2本の梁A,Aに隣接し
たスラブC,Cが2本の梁A,Aにより分割さ
れ、力学的に連続しにくい例が多く、またピツト
の位置に応じ設計が大幅にかわる。また互いに直
交するピツトが設けにくく、スラブの耐力を増し
変形を減少させる目的のプレストレスを導入しに
くい、などの難点があつた。
本考案は上述のような問題点を解決することを
目的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の床構造は偏平な小梁を縦横網目状に交
差させたものを基本とし、網目部分のスラブは一
部または全部を開口としている。小梁は鉄筋コン
クリート製とし、このような小梁を網目状に配す
ることにより、大スパンの床を架設することが可
能となる。また、小梁内にアンボンドPC鋼材を
配してプレストレスを導入することにより、さら
にスパンを大きくとることができるとともに、長
期的なたわみも減少させることができる。
なお、大梁についても小梁と同様偏平な梁を用
いることができるが、従来の梁せいの大きい梁や
ダブルビームなどの場合にも適用可能である。
開口位置の下側には所定位置に小梁間に跨がる
ピツトが設けられ、例えば開口をある方向に適当
な間隔をもつて配置し、隣り合う小梁間にこれら
の開口と連通する溝状のピツトを固定することに
より、配管あるいは排水用のスペースを形成し、
開口を通して床上からメンテナンスの作業を行う
ことができる。
また、開口部分に収納庫を取り付けることも可
能であり、さらに開口部分に蓋を設けてもよい。
開口の形状は正方形、矩形、菱形、円形など種々
の形状が可能で、その配列も直線千鳥状、あるい
は単独の場合などが考えられる。また、床下に設
けるピツトはコンクリート製をはじめ、金属製の
もの、軽量コンクリート製のもの、セラミツク製
のもの、その他種々の材質のものが考えられ、ま
た床スラブと同時に設ける場合、あるいは後付け
の場合などが考えられる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示したもので、縦
横網目状に交差させた偏平な小梁3間を一部はス
ラブ4とし、他の部分は開口5としている。本実
施例では開口5を二方向に配置し、一方向につい
ては隣り合う小梁3間に跨がつて溝状のピツト6
を固定してある。ピツト6は鉄板などの金属製そ
の他の材料で床本体とは別体として製作し、現場
で固定している。このピツト6は主として配管ス
ペースとして使用するためのものであるが、その
他排水溝、収納庫などにも利用できる。また、配
管スペースとして使用する場合は通常時、蓋をし
ておき、床上からメンテナンスの作業をすること
ができる。
第2図および第3図は鉄筋コンクリート製のス
ラブ4を廃し、網目状の偏平な大梁2および小梁
3間を全て開口5としたもので、軽量コンクリー
トあるいは金属板などからなるピツト6を自由に
配設でき、改修における自由度も増す。
第4図〜第6図は大梁部分をダブルビーム2a
とした床架構に適用した場合の実施例を示したも
ので、振動特性その他ダブルビーム2aの利点と
本考案の床構造の利点を併せ持つ。
第7図に示す実施例は主として軽量化の目的で
小梁3内に連続または不連続の中空部分8を設け
たもので、中空部分8はプラスチツク製の袋ある
いは発砲プラスチツク、金属製のカゴあるいは箱
などを利用して成形することができる。また、中
空部分の形状はその断面を必要に応じ、円形、矩
形など種々の形状に形成することができる。
〔考案の効果〕 本考案の床構造では偏平な小梁を網状に配し
てあるため、小梁部分が構造的、力学的に連続
し、設計が容易で、信頼性が高い。
小梁部分間にピツトを取り付け、開口と連通
させる構造であるため、あらかじめ開口位置を
定めておくことにより、ピツトを自由に取り付
けることができ、その大きさや方向も自由であ
る。
ピツト型のダブルビームのように、直交方向
の断面が完全な不連続とならないため、小梁部
分にプレストレスを導入し、スパンの増大、長
期的なたわみ防止を図ることができる。
偏平な小梁を網目状、すなわち密に配した構
造であるため、ピツトを別体として設ける場合
でも階高の増大を抑えることができる。
ピツト型のダブルビームの場合と同様、配管
スペース、排水溝、収納庫などとして利用され
るピツト内のメンテナンスを床上から行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の床構造の一実施例を示す斜視
図、第2図は他の実施例を示す平面図、第3図は
第2図の−断面図、第4図はさらに他の実施
例を示す平面図、第5図および第6図はそれぞれ
第4図の−断面図および−断面図、第7
図はさらに他の実施例を示す斜視図、第8図は従
来例の斜視図である。 1……柱、2……大梁、3……小梁、4……ス
ラブ、5……開口、6……ピツト、7……配管、
8……中空部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 偏平な小梁を縦横に網状に交差させて配し、小
    梁に囲まれた網目部分の一部または全部を開口と
    し、小梁間下側には前記開口と連通する溝状のピ
    ツトを取り付けてあることを特徴とする床構造。
JP17325784U 1984-11-15 1984-11-15 Expired JPH0229138Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17325784U JPH0229138Y2 (ja) 1984-11-15 1984-11-15

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17325784U JPH0229138Y2 (ja) 1984-11-15 1984-11-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6187811U JPS6187811U (ja) 1986-06-09
JPH0229138Y2 true JPH0229138Y2 (ja) 1990-08-06

Family

ID=30730915

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JP17325784U Expired JPH0229138Y2 (ja) 1984-11-15 1984-11-15

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JPS6187811U (ja) 1986-06-09

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