JPH0427923Y2 - - Google Patents

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JPH0427923Y2
JPH0427923Y2 JP1984016636U JP1663684U JPH0427923Y2 JP H0427923 Y2 JPH0427923 Y2 JP H0427923Y2 JP 1984016636 U JP1984016636 U JP 1984016636U JP 1663684 U JP1663684 U JP 1663684U JP H0427923 Y2 JPH0427923 Y2 JP H0427923Y2
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building
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は建物の換気構造に関し、特に、建物の
床下に設けられる換気構造に関する。
(従来の技術) 住宅のような建物の床下には、外壁の長さ5m
以下毎に面積300cm2以上の換気孔を設けなけれ
ばならない、とする基準がある(建築基準法)。
そのため、従来、布基礎の一部を切り欠いてここ
を換気孔とすることが慣行されている。
しかし、構造体である布基礎を切り欠くことに
より構造耐力が低下することから、一般に鉄筋コ
ンクリートで形成される布基礎の切欠くとなるべ
き部位の周辺に、コンクリートの打設に先立つて
補強鉄筋を組み入れたり、型枠組をしたりなどの
補強をする必要がある。加えて、コンクリートを
打設する際、切欠き用の型枠でコンクリートの流
動が妨げられるため、コンクリートを均して布基
礎の天端のレベル出しをするのに手間取る。この
ように、布基礎の施工の作業性が悪い。
布基礎の上に基礎梁を取り付け、この基礎梁の
外側面を換気口付パネルで覆う換気装置がある
(実開昭51−16956号公報)。この換気装置によれ
ば、布基礎に切欠きを設ける場合の前記補強に関
する問題はなくなる。反面、前記換気装置におい
ても、基礎梁が布基礎の上に取り付けられるもの
であるため、基礎梁が布基礎と密接する部分にお
いては、布基礎の天端のレベル出しを正確にしな
ければならない。
加えて、前記換気装置では、換気口付パネルが
基礎梁の外側面を覆うように配置されることか
ら、この換気口付パネルと建物の外壁との取付け
を、まず換気口付パネルを取り付け、その後、外
壁を取り付ける、という具合に、順序に従つて行
われなければならない。これは、建物全体の施工
性に影響を及ぼす。
(考案の目的) 本考案の目的は、布基礎に換気孔用の切欠きを
設けることの問題点を解消し、さらに布基礎の施
工性を高め、換気用の部材を独立的に取り付けう
る建物の換気構造を提供することにある。
(考案の構成) 本考案は、複数の柱が水平方向へ間隔をおいて
布基礎に固定される建物の換気構造であつて、水
平方向へ隣り合つて位置する一対の前記柱の下端
から上方へ距離をおいた部位で前記一対の柱に固
着された横材と、該横材、前記一対の柱および前
記布基礎によつて囲まれた間隔を埋めるべく該間
隔内に配置された有孔部材とを含む。
(実施例) 本考案に係る換気構造10は、第1図および第
2図に示すように、建物12の床下に設けられる
ものである。建物12は、複数の柱14を水平方
向へ間隔をおいて布基礎16に固定し、建築され
る。
建物12は、工場でユニツト体として製作され
たものを建築現場へ搬送して組み立てる、いわゆ
るプレフアブ建物の外、建築現場で各部材を組み
立てる現場施工の建物である。このような建物の
うち本考案が対象とするのは、建物12が、布基
礎16にアンカボルト13等で固定される柱14
と、この柱14から伝えられる荷重を柱と共同し
て受け持つ横材18とを備えるものである。
横材18は、プレフアブ建物の場合、ユニツト
体の下端部で水平方向へ隣り合つて位置する一対
の柱間に渡される梁、現場施工の建物の場合、水
平方向へ隣り合つて位置する一対の柱間に渡され
る土台等と呼称される部材である。横材18は、
後延するように、水平方向へ隣り合つて位置する
一対の柱14に固着される。
布基礎16は、建物に応じて前もつて建築現場
に施工される。布基礎16に、従来のように、換
気孔のための切欠けを設ける必要はなく、布基礎
16は所定の強度を有し、天端17が所定のレベ
ルを備えるものとして、天端17を連続した状態
で施工できる。
換気構造10は、横材18、有孔部材20との
共同で構成される。
横材18は、布基礎の天端17から上方へ間隔
22を設けるべく、水平方向へ隣り合つて位置す
る一対の柱14の下端15から上方へ距離Hをお
いた部位で一対の柱14に溶接、ボルト止めなど
で固着される。
図示の実施例では、柱12の下端にプレート2
4を取り付けてあり、横材18は、このプレート
24の下側面から距離Hをおいた部位で柱14に
固着されている。横材18が布基礎16の天端1
7からなす距離Hは、有孔部材20に設けられる
孔の有効面積を勘案し、建物12の床下に前記基
準を満たす換気孔が形成されるように定める。
本考案では、横材18を、隣り合つて位置する
一対の柱12の下端から上方へ距離をおいて一対
の柱12に固着することにより、横材18と、一
対の柱14と、布基礎16とによつて囲まれる間
隔22を積極的に設け、この間隔22を利用して
建物12の床下の柱の部分を除く全範囲にわたつ
て換気孔を得るものであり、従来の布基礎16に
局部的な切欠きを設けてここを換気孔とする構造
と本質的に相違する。
第3図に示す実施例では、柱14の下端に厚さ
Hのプレート26を固着してある。プレート26
の寸法sを柱の寸法tより大きく形成し、横材1
8をプレート26の上側面に載せることにより、
横材18と布基礎16との間隔は所定に保持され
る。
第4図に示す実施例では、一対の柱14の間に
上下の横部材28,18を配置し、さらに一対の
プレート30で補強した、いわゆるブレース構造
のユニツトである。このものにおいても、布基礎
16と下方の横部材18とのなす間隔22を高さ
Hに保持することにより、本考案は実施できる。
有孔部材20は、間隔22を埋めるべく間隔2
2内に配置される。有孔部材20によつて床下の
換気を確保する一方、小動物が建物12の床下に
進入するのを防止し、併せて建物12に美感を付
与する。
有孔部材20は、換気孔に取り付けられる通常
のがらりの外、網、パンチングメタル等を使用で
きる。これを横材18に取り付けたり、布基礎1
6に固着したりして、間隔22内に配置する。
第5図に示す実施例では、有孔部材20は、エ
キスパンデツドメタル34によつて形成されてい
る。エキスパンデツドメタル34の頂部に直角方
向へ伸びる当接板36が、また底部に当接板36
に平行する固定板37が一体に設けられており、
固定板37は複数の切り起し38を有する。
第6図に示す実施例では、有孔部材20は、パ
ンチングメタル40によつて形成されている。パ
ンチングメタル40は中間の部位41で折り曲げ
られ、頂部および底部にそれぞれ互いに平行する
当接板42と固定板43とが設けられている。固
定板43は複数の切り起し44を有する。
エキスパンデツドメタル34およびパンチング
メタル40の高さは、間隔22の高さHよりわず
かに大きく形成する。そして、その水平方向の長
さは、隣り合つて位置する一対の柱14のなす間
隔と実質的に同じとする。エキスパンデツドメタ
ル34を第7図に示すように、布基礎16の天端
17に載せ、仕上モルタル46の中に固定板37
を理設する。この上方から建物の横材18を下す
と、エキスパンデツドメタル34は圧縮され、保
持されることとなる。固定板37の切り起し38
は、モルタル46に食い込んで、エキスパンデツ
ドメタル34がずれるのを防止し、当接板36
は、エキスパンデツドメタル34が横材18に当
接するのを補償する。パンチングメタル40の取
付けは、エキスパンデツドメタル34と同じであ
る。
本考案では、有孔部材20が間隔22内に配置
されることから、第7図のような仕方で有孔部材
20を取り付けることができる。これによれば、
横材18の下端と布基礎16の天端17との間で
有孔部材20をはさみ、有孔部材20を圧縮する
結果、横材の下端と布基礎の天端との間隔にばら
つきがある場合でもそのばらつきを吸収でき、有
孔部材20を効果的に固定できる。
(考案の効果) 建物の横材と、一対の柱、布基礎との間に積極
的に間隔を設け、この間隔内に有孔部材を配置す
ることにより、換気構造を得るものであるから、
布基礎に切欠きを設ける必要がない。そのため、
布基礎のコンクリートの打設に先立つて補強用の
鉄筋を配置したり、切欠き用の型枠を組んだりす
る手間を省くことができ、布基礎を施工する際の
作業性を向上できる。しかも、切欠き用の型枠が
ないので、打設の際にコンクリートの流動性を高
めることができ、この点からも作業性を向上でき
る。
布基礎に切欠きがないので、布基礎の強度を高
めることができる。
布基礎の天端の全面にわたつて建物の横材を載
せるのではなく、横材を水平方向へ隣り合つて位
置する一対の柱に固着し、一対の柱を天端上に載
せるものであるから、布基礎の天端のレベル出し
は、柱の部分において十分な精度が出るようにす
ればよく、レベル出しが容易である。そして、仮
にレベルの精度がばらついていても、柱の数量が
限られることから、そのばらつきを吸収し易い。
これによつて、建物の精度を向上できる。
横材を布基礎から上方へ間隔をおいて配置する
のにスペーサ等の部品を使用するものでないの
で、部品点数が増えることはない。
有孔部材が、横材、一対の柱および布基礎によ
つて囲まれた間隔を埋めるべくこの間隔内に配置
されるため、有孔部材の取付けを、建物の外壁な
どの取付けとは関係なく、任意にできる。そし
て、横材の下端と布基礎の天端との間で有孔部材
をはさみ、圧縮することによつて有孔部材を取り
付けることができる。これによれば、横材の下端
と布基礎の天端との間隔にばらつきがある場合で
もそのばらつきを吸収でき、有孔部材を効果的に
固定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る換気構造を備えた建物の
斜視図で、有孔部材を外した状態で示してあり、
第2図は正面図、第3図は柱の下端に厚さHのプ
レートを設けた建物の斜視図、第4図はユニツト
体をブレース構造とした正面図、第5図および第
6図は有孔部材の斜視図、第7図は第5図に示す
有孔部材を取り付けた状態を示す縦断面図であ
る。 10……換気構造、12……建物、14……
柱、16……布基礎、18……横材、20……有
孔部材、22……間隔、26……プレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の柱が水平方向へ間隔をおいて布基礎に固
    定される建物の換気構造であつて、水平方向へ隣
    り合つて位置する一対の前記柱の下端から上方へ
    距離をおいた部位で前記一対の柱に固着された横
    材と、該横材、前記一対の柱および前記布基礎に
    よつて囲まれた間隔を埋めるべく該間隔内に配置
    された有孔部材とを含む、建物の換気構造。
JP1663684U 1984-02-10 1984-02-10 建物の換気構造 Granted JPS60129405U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1663684U JPS60129405U (ja) 1984-02-10 1984-02-10 建物の換気構造

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JP1663684U JPS60129405U (ja) 1984-02-10 1984-02-10 建物の換気構造

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Publication Number Publication Date
JPS60129405U JPS60129405U (ja) 1985-08-30
JPH0427923Y2 true JPH0427923Y2 (ja) 1992-07-06

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ID=30503593

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JP1663684U Granted JPS60129405U (ja) 1984-02-10 1984-02-10 建物の換気構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5116956B2 (ja) * 1972-12-13 1976-05-28

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5116956U (ja) * 1974-07-25 1976-02-06

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5116956B2 (ja) * 1972-12-13 1976-05-28

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JPS60129405U (ja) 1985-08-30

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