JPH02291361A - 挟み紙挿入コーナーラウンドフィルムの加工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、Ｘレイ７イルムやプロ用カラー感材等シート
フィルムにコーナーラウンド加工を施し、該フイルムを
プレッシャーかぶりやすり傷から保護するだめの挟み紙
挿入包装する工程を効率化することに関する。

〔従来の技術〕

従来、第６図に示すような挟み紙１３ｂは写真フィルム
に対して化学的に安定な組成及び水分含有量をもち、か
なりの低湿状態、高湿状態に対しても、かぶり、スタチ
ック、すりきず等に対してプロテクト機能を発揮できる
ように作られ、同じく第６図に示すようにシートフィル
ム５４を挟みこんで包装される。

そして、その挟み紙はシートフィルムの長さのほぼ２倍
の長さのものを断裁機等で計尺切断し、紙折り機で２つ
折りにして、作業場に積み重ねられている。

一方、Ｘレイフィルム等のシ一ト７イルムは所定幅の長
巻きロールフィルムから所定の長さに計尽切断し、場合
によっては４隅をコーナーカットされたものが作業場に
積み重ねられている。

そしてオペレータは暗室作業場でそれぞれフィルムと挟
み紙を一枚ずつとりだし、フィルムを２つ折りの挟み紙
の中に挿入する包装作業を繰り返し、包装単位の所定数
量を揃えて当てボールで上下を包み、更にアルミホイー
ル等でラミネートされた紙で防湿包装され箱詰め包装さ
れて市場に出荷されていた。

そして、工程の機械としてはスリッタ、コーナーカット
加工機等の断裁機や紙折り機があった。

〔発明が解決しようとする課題〕

前述のように、シートフイルムに挟み紙を挿入するには
、所定幅の長巻きのロールフィルムから所定長さに切断
して所定寸法のシートフィルムを作って集積する工程と
それをコーナーカット装置で１度にコーナーラウンドす
る工程と前記シートフィルムと同じ幅の長巻きのロール
紙から前記シートフィルムの所定長さの２倍の長さを有
する挟み紙用ンートをきりだすか、あらかじめ大判シー
トにきられ多数枚積み重ねられた用紙から化粧断裁機に
よって所定寸法の挟み紙用シ一トをきりだすかする工程
とそれを紙折り機に１枚ずつ連続供給して２つ折りにし
た挟み紙を作る工程とを経て、更にそれ等の工程ででき
たシートフィルムと挟み紙の一方を他方に手動などで挿
入するといった工程と、その所定数量を当てボールにく
るむ工程とが必要であった。このようにシートフィルム
を２つ折りの挟み紙に挿入する工程は数種類のものから
なり、大きな工数を要し、非効率であった。そして特に
１工程毎に被加工物のフイルムや挟み紙を集積し、それ
をまた次の工程で１枚ずつ供給し直しながら加工を行い
それを集積し、再び次の工程で集積を崩して同じような
１枚供給及び集積を行うといった同じ作業を何回も時間
をかけて繰り返しそのため、すり傷やスタチンク等の傷
害も受け易い環境を作っていた。即ち、工数がかさみ製
造コストが高く得策でなく品質上の不安定さも懸念され
ていｔ；。

それを避けるためにこれ等前述の全工程をまとめて１台
の自動装置で達成させることは可能であり、本出願人は
実験に成功している。

即ち、第２図の正面図に示すように長尺ロールフイルム
から所定長さのフィルムを引き出して計尺切断とコーナ
ーラウンド加工を殆ど同時に行い、また挟み紙は計尺切
断２つ折り加工し、更に後者の挟み紙を２つ折りすると
きと同期して前記の計尺コーナーラウンド加工済みシー
トフイルムを挿入させながらそれを受け皿９２、後方ス
トッパー９３を有する回収ケース９０に集積していくこ
とが可能になる。このようにすると装置の製作費は高価
なものになるが、加工工数は格段に軽減される。しかし
このような装置を使っても単一サイズのシートフイルム
に対しては対応できるがいろいろな大きさのシートフイ
ルムの加工に対応させるには不充分である。即ち、例え
ば第２図の正面図及び第４図の上面図に示すようにフィ
ルムの計尺切断とコーナーラウンド加工を共に加工可能
にしたダイセット１５０を交換しなくてはならないし、
それを行うことはやや大掛かりな仕事となり作業が難し
くなるとともに交換作業に要する工数時間がかかり、そ
の部分の装置そのものの費用も割高なものになる。尚、
第２図の前述の回収ケース９０とダイセｙト以外の機能
については後程説明する第１図の実施例と同じであるの
でここでは説明を省略する。ちなみにグイセット１５０
は固定ベース１５１に植えられた４本のガイドポスト１
５４がそれを受ける４基のスライド軸受け１５３を有す
る可動ベース１５２と結合して該ベース１５２は上下に
スライド可能にセットされている。

そして、固定ベース１５１には第３図（ｂ）に示すシー
トフイルムのコーナーＲ　＋　，　Ｒ　２及び切断線Ｃ
Ｌを加工する下刃１５５及びその結果生ずる後続フイル
ムの先頭部の突出部５４Ｂを切り落としてコーナーＲ　
．，Ｒ　，を形成さすため下刃１５７が取り付けられ、
可動ベース１５２には前記下刃１５５，　１５７に対応
する上刃１５６，　１５８が取り付けられている。

これによってフィルムは計尺切断されるとともに４隅の
コーナーラウンド加工が１枚ずつ施されて行く。このよ
うな方式は一見合理的ではあるがサイズの違うシートフ
ィルムを加工する場合にはまことに不伊にならざるを得
ない。即ち、各サイズに対応したダイセットを少なくも
１台ずつ用意しなければならない。このダイセットは重
量も大きさも大きく、取付け取外しと調整作業には大変
な労力と時間が必要になり多品種の生産に対応させるこ
とは実際には到底望めない問題になる。従ってこのよう
な方式は大量生産が可能な主力製品の専用ラインとして
活用することにのみ意義があり多品種少量生産には対応
し得ないものである。

このような観点にたって本発明はいろいろなサイズのも
のに対して加工効率が高くしかも製作費が安く取り扱い
易い安定した高品質の加工がのぞめる挟み紙挿入フィル
ムの加工方法を提供することを課題目標にする。

〔課題を解決するための手段〕

この目的は下記手段のいずれかによって達成される。

（１）Ａ尺フィルムロールより所定量のフイルム長さを
送り出しクロス切断加工してシートフイルムとなし長尺
挟み紙ロールより前記フイルム長さのほぼ２倍の長さを
送り出しクロス切断加工して、該長さの中央で折り込む
紙折り工程に同期して前記シートフイルムを挿入して順
次集積し該集積物をまとめてコーナーラウンド加工をす
る挟み紙挿入コーナーラウンドフィルムの加工方法。

（２）前記コーナーラウンド加工は前記集積物のフイル
ム枚数が包装単位の数量であり当てボール包装後に行わ
れることを特徴とする上記（１）項に記載の挟み紙挿入
コーナーラウンドフィルムの加工方法。

〔実施例〕

本発明の装置の１実施例を第ｌ図の概略正面図に示す。

本装置は、所定幅の挟み紙用長巻きロールｌ３の巻芯ｌ
２を装填できるようにした受軸１１１該長巻きロールか
ら紙を繰り出すためのガイドローラｌ４及び繰り出しロ
ーラ対１５．１６を有する元巻部ｌＯと、下刃２２を装
着した下部ロータリカッタ２ｌそれに噛合う上刃２５を
装着した上部ロークリ力ッタ２４からなる計尺切断装置
２０と、駆動ローラ３１，３５従動口−ラ３２．３３．
３６．３７に巻回されたエンドレスベルト３４．３８か
らなる第１搬送コンベヤ３０と、駆動ローラ４２．４４
、従動ローラ４１．４３に巻回されたエンドレス搬送ベ
ルト４５．４６からなる第２搬送コンベヤ４０と、下刃
５９Ｂ及び上刃５９Ａからなる切断機５９と、上下のガ
イド５８Ａ．５８Ｂからなる搬送ガイド５８と、駆動ロ
ーラ６１従動ローラ６２．６３に巻回されたエンドレス
ベルト６４からなるシートフイルム搬送コンベヤ６０と
、ガイド部材７４ａ，７４ｂよりなるシートフィルムの
２倍の長さに計尺された折られる前の挟み紙１３ａの導
入シュート７４、ガイド部材７５ａ　．　７５ｂ及びス
トッパ一部材７８よりなる紙折りシュート７５、ガイド
部材７６ａ．７６ｂよりなるシートフィルムの導入シュ
ート７６及びそれぞれ矢印方向に回転する紙送り込みロ
ーラ対７１，７２、紙折りローラ対７２．７３、排出ガ
イド７７を有する紙折りフイルム挿入部７０と、駆動ロ
ーラ８Ｌ従動ローラ８２．８３のまわりに巻回されたエ
ンドレスベルト８４よりなる回収コンベヤ８０と、第２
図に示した受け皿９２、後方ストッパ９３を有する回収
用ケース９０の機能を包含した基準ガイド１２８．１２
９と揃え用可動ガイド１２６．１２７及び架台１２５を
もったコーナーラウンド加工機１１０とから構成されて
いる。

次に本実施例の装置の作用について説明する。

長巻きロールｌ３から繰り出しローラ対によって定速度
で繰り出された挟み紙は計尺切断装置２０によってフィ
ルム長さＱの２倍の長さに計尺切断される。この場合ロ
ータリー力ツタ２１．２４の１回転時間を所要の計尺切
断長さ２Ｉ２に応じて変え、しかも切断時のカッタ一周
，速を挟み紙送り速度に合わせる手段を用いて、サイズ
変換も容易にできるようにしてある。モして計尺切断さ
れた挟み紙１３ａは第ｌ搬送コンベヤ３０内を今までの
繰り出し速度と同速で搬送され第２搬送コンベヤ４０に
送りこまれる。第２搬送コンベヤ、紙送り込みローラ対
７１．７２及び紙折りローラ７２．７３の搬送速度Ｖ　
２（ｍｍ／ｓｅｅ）は第１搬送コンベヤの搬送速度Ｖ　
＋（ｍｍ／ｓｅｅ）より速くなるように設定されていて
、しかも第１搬送コンベヤの出口側では搬送ベルト３４
．３８間に第１図に示すような開きが出ているため搬送
力が下り先行する挟み紙１３ａの先端がストツバ７８に
突き当たったときには該挟み紙１３ａの後端と後続の挟
み紙の先端との間には間隔α（ｍｍ）があいている。こ
のびによって、次の挟み紙の折りとフイルムの挿（ｓｅ
ｃ）経って後続の挟み紙の先端がシートフィルムの走行
路に達して交又するようになる。そのときシートフイル
ムはその走行路上をとっくに通過し終わっているので挟
み紙同士の重なり、挟み紙とフィルムの衝突などによる
ジャム等のトラブルを生ずることはない。

一方フィルム供給部５０から長尺のフィルムロール５４
Ａが、ガイドローラ５５、繰り出し送りローラ対５６．
５７によって計尺量だけ送り出され上下のガイド５８Ａ
，５８Ｂよりなる搬送ガイド５８を経てシートフィルム
搬送コンベヤ６０上に搬送される。そして、第１図及び
第３図（ａ）に示すように前記計尺送りをとめて、上刃
５９Ａ．下刃５９Ｂよりなる切断機５９によって切断さ
れ所定寸法のシートフイルム５４が作成される。そして
繰り出しローラ対５６．５７の線速よりも前記コンベヤ
６０の線速Ｖ，の方が早くしてあり、該搬送コンベヤ上
の長さＱのシートフィルム間の間隔はＱ＋σになるよう
に設定されている。尚、前記線速Ｖ，は前記紙搬送速度
ｖ２に等しくしてある。

そして前述のように挟み紙１３ａの先端がストッパ７８
に当たった瞬間にシートフィルム５４の先端がシュート
７６の右端近傍に達し、前記挟み祇１３ａの中央部に当
たる状態になる。

そして該挟み紙の折り目は該シートフィルムの先端に同
期して両者一体となり紙折りローラ７３と７２に喰わえ
こまれて右方に進み、第２図に示すような状態となって
挟み紙１３ｂにシートフィルム５４が挿入され回収コン
ベヤ８０を経て第２図に示した回収用ケース９０の機能
を包含したコーナーラウンド加工機１１０上の架台１２
５上に収納され、基準ガイド１２８，　１２９と可動ガ
イド１２６，１２７が作用して揃えられ、これが自動的
に繰り返されてシートフィルムの挟み紙挿入包装が完了
する。

このようにしてコーナーラウンド加工を除くすべての挟
み紙包装加工を完了した上でコーナーラウンド工程に入
る。即ち挟み紙挿入済みのシートフィルムの各組は第１
図に示すようにコーナーラウンド加工機１１０上に順次
集積する。その場合第１の方法は、２００組から５００
組それ以上又はそれ以下の組を集積したまま１コーナー
ずつ４コーナーを加工し、この加工物を２５枚入りまた
は５０枚入り等の包装単位毎にまとめて背付き当てボー
ルにくるんで防湿包装工程に送りこむ方法である。

第２の方法は、前述のような自動工程において挟み紙包
装加工を２５又は５０枚入り等の包装単位毎に仕分けし
ながらそれを当てボールにくるんで、コーナーラウンド
加工工程に送りこみ、ここで１コーナーずつ４コーナー
を順次当てボール、挟み紙毎場合によっては当てボール
も含めて加工してしまう方法である。

また、別の実施例として挟み紙挿入済みフィルムをコー
ナーラウンド加工機１１０の架台１２ｓ上に集積しない
で、先ず回収ケース上に収容し、それを別位置に設けら
れたコーナーラウンド加工機１１０に移送して加工を完
了させることも試みた。そして、これが上記第１，第２
の両方法について可能であることは勿論のことである。

ここでコーナーラウンド加工は、第１図及び第５図に示
すように２５０組から５００組ぐらいの写真フィルムを
挟み紙に挿入した組合わせを多数組重ねて一度に１コー
ナーずつラウンド処理のための切断加工をしている。そ
のような切断加工作業は第５図に示すような加工機で下
刃１２１とほぼ同一の面ノ架台ｌ２５にクッション材と
してのボール紙１２２等を敷いて多数のフイルムＦと挟
み紙の組み合わせをその上に重ね更にその上にボール紙
１２２を重ね全体をクランプへッド１１７及びその表面
に貼られたボール紙、フエルト等のクッション材１１８
を介して押えこむようにしてある。クランプヘソド１１
７は加工機１１０のコラム１１２のガイドレール１１３
に沿って移動可能に設けられたラム１１４上にスライド
するバー１１５に設けられ、ラム１１４がそれに設けら
れている上刃１１９とともに下降駆動されるとき、スプ
リング１１６によって前記フィルム上面を押圧するよう
にしてある。この場合、かなりのクランプ力がフィルム
に働いているが上下にボール紙等のクッション材が当て
てあるためフイルムにプレッシャーかぶり等の損傷を起
こさせることはない。

そして前記上刃１１９によってコーナーが切断されてラ
ウンド加工が終了すると前記ラム１１４はクランク運動
によって再び上方に持ち上げられて待機する。

この場合、前述の第２の方法がとられる場合には包装単
位毎に当てボールにくるまれているのでボール紙１２２
は不用にすることができる。

このようにして１つのコーナーのラウンド加工が終了す
ると他のコーナーがカツタ位置に来るように被加工物（
フィルムと挟み紙の組み合わせ）を架台１２５の面上で
自動的に回動させて置き直して次のコーナーの位置出し
を行い再び前記同様の手順でラウンド加工を繰り返し４
回で４隅のラウンド加工を終了する。

尚、不特定多数組の写真フィルム及びそれが挿入された
挟み紙は基準ガイド１２８．１２９揃え用可動ガイド１
２６．１２７によって、重ねられた各フィルムの各辺が
なるべく一致するように整えられる。そしてコーナーの
切りかすは排出腔１２３によって下方に排除される。

このような本発明の加工方法においては挟み紙包装加工
工程においてもコーナーラウンド加工工程においてもフ
ィルムのサイズについて一切各工程の加工装置の一部を
交換し直したりすることが不要になり、しかも高能率を
維持しながら比較的簡単な装置を用いて工程を合理化す
ることが可能になる。

このように包装単位毎に加工されてまとめられた挟み紙
挿入コーナーラウンドフィルムは次の防湿包装．箱入包
装などが施されて出荷の状態となる。

〔発明の効果〕

今までそれぞれ別工程で紙折りした挟み紙と積載シート
フィルムを使って更に別の工程で挟み紙の中にシートフ
イルムを一枚ずつ挿入して包装していた加工工程を本発
明の加工方法の提供によりそれ等の各工程を包括した１
つの工程にまとめて高速で効率よく自動的に確実、安全
安価に行うことが可能になるとともに種々のサイズのフ
イルムに対しても加工機械の一部を交換して対処するな
どの手段をとることなく、スイッチボタンの切り替えだ
けで即時対応でさるようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例の概略正面図。 第２図はダイセットを組み込んだ挟み紙挿入フイルムの
自動加工装置の概略正面図。 第３図（ａ，）は切断機により長尺フイルムから作成さ
れるシートフイルムの平面図。 第３図（ｂ）はダイセットの作動により長尺フイルムか
ら作成されるシートフイルムの平面図。 第４図はダイセットの平面図。 第５図はコーナーラウンド加工機の正面図。 第６図は挟み紙の中にシートフイルムが挿入された状態
の斜視図。 １０・・・元巻部　　　ｌ３・・・挟み紙用長巻きロー
ル１３ｂ・・・挟み紙　　２０・・・計尺切断装置３０
・・・第１搬送コンベヤ ４０・・・第２搬送コンベヤ ５０・・・７イルム供給部 ５４・・・シートフィルム ５９・・・切断機 ６０・・・シートフィルム搬送コンベヤ７０・・・紙折
りフイルム挿入部 １１０・−コーナーラウンド加工機 １５０・・・ダイセット

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）長尺フィルムロールより所定量のフィルム長さを
   送り出しクロス切断加工してシートフィルムとなし長尺
   挟み紙ロールより前記フィルム長さのほぼ２倍の長さを
   送り出しクロス切断加工して、該長さの中央で折り込む
   紙折り工程に同期して前記シートフィルムを挿入して順
   次集積し該集積物をまとめてコーナーラウンド加工をす
   る挟み紙挿入コーナーラウンドフィルムの加工方法。
2. （２）前記コーナーラウンド加工は前記集積物のフィル
   ム枚数が包装単位の数量であり当てボール包装後に行わ
   れることを特徴とする請求項１記載の挟み紙挿入コーナ
   ーラウンドフィルムの加工方法。