JPH02291258A - 製麹装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） この発明は麹を製造する装置に係り、さらに詳細には、
例えば外部温度等の影響を少ない状態において麹を造る
ことのできる製麹装置に関する。

（従来の技術） 酒造用の良質の麹を作る条件は、麹に触れる空気の移動
をなるべく少なくし、かつ麹の発熱と発住する多聞の水
分を取り除き乍ら、麹の発育時期に合わせた麹の温度を
保ち、さらにＣＯ２　ｍｌなを麹に適したｍ度に保つこ
とである。

しかし、空気の移動を少なクシ，かつ一定温度，高湿度
を保たしめた室内から多母の水分を除去氾しめ、しかも
ＣＯ２　ｍ１度をほぼ一定に保たしめることは非常に困
ガなことである。

従来、多く使用されている’ＦＪ麹装置は、断熱ざれた
室内の天井に開閉自在な天窓を設け、この天窓の開閉を
手作業で行い、自然換気でもって室内の温度．湿度の調
節を行っている。

（発明が解決しようと覆る課題） したがって従来においては、外気温度．湿度の変化によ
り天窓の開閉を行う必要があり、室内の温度，湿度の調
節が厄介であると共に、ＣＯ２濃麿を一定に保つことは
非常に困難であった。

［発明の構成］ （課題を解決するだめの手段） 前ｉＬのごとき従来の問題を解決するために、この発明
に係る装置は、温湿度調整機によって温度および湿度を
調節される外区画室と、外区画室内に区画して設けられ
た内区画室と、内区画室内に設けられたコンベアと、コ
ンベアの一端側に麹米を搬入する搬入装置と、コンベア
の他端側から麹米を搬出する搬出装置と、内側区画室内
の温度および湿度を調節する調箇手段とを備えてなるも
のである。

（作用） 前記構成により、温度，湿度を調整された外区画室内の
空気を内区画室内へ流入せしめることにより、区画室内
の温度，湿度を常にほぼ一定にＨＩ？′ｆすることがで
きる。また、外区画室により内区画室が外部から保護さ
れ、外部温度に彰管されることな《、内区画室内の温度
，ｉｔｉｉ１度を一定条件に紺持することが容易であり
、均質な麹を造ることができる。

（実施例） 第１図，第２図を参照するに、この実施例に係る製麹装
置１は、外側の区画室３を備えている。

この外区画室３は、温度および湿度を調節する温湿度調
整機５と接続してある。すなわち、外区画室３はダク］
・７を介して温湿度調整機５と接続してあり、かつ温麿
湿度調整機５によって調整された空気が外区画室３に流
入するようにダクト９が接続してある。

したがって外区画室３内の空気は温湿度調整機５により
循環されて、例えば２５℃，温度７０％に常に維持され
ている。なお、外区画室３内の渇麿および湿度は調節自
在なものである。

前記外区画室３内には、壁部１１および天井１３により
区画した内区画室１５が設けられている。

この内区画室１５内の温度を検出するために温度センザ
１７が設けられている。この温度センナ１７の検出値が
設定値以上になると、天井１３に設けた排風Ｉ１１９が
作動すると共に徘風機１９と接続して設けた開閉自在な
ダンパ２１が開かれて、内区画室１５内の空気が外区画
室３に排出される。

また、内区画室１５の壁部に設けた開閉自在なダンバ２
３が内側へ開き、外区画室３内の空気が内区画室１５内
へ流入する。

外区画室３内の空気は、温湿度調整機５によって常に設
定した温度，湿度に維持されているので外区画室３内の
空気が内区画室１５内へ流入すると、内区画室１５内の
空気は、常にほぼ一定の温度，湿度に維持されることと
なる。

また、内区両至１５には、ＣＯ２濃度を検出するＣＯ２
　１Ｉｆセンサ２５が設けられている。このＣＯ２　ｍ
度センサ２５の検出値が設定値より大きくなると、ブロ
ワー２７が作動され、排風管２９を介して内区画室１５
内の空気が外部へ排出される。内区画室１５内の空気が
外部へ排出されると、前記ダンバ２３から外区画室３内
の空気が流入し、内区画室１５内のＣＯ２　ｍ度はほぼ
一定に保持される。また、前記外区画室３内には、流入
ダクト３１から外気が流入される。

前記内区画室１５内には、ベルトコンベア３３Ａ，３３
８．３３Ｇが上下に重ねて配置してあり、最上段のコン
ベア３３Ａの一端部上側には、麹米をコンベア３３Ａ上
にほぼ均一の厚さに載置する麹米供給載胃装置３５が設
けられている。

麹米供給戟置装置３５は、例えばコンベア３３△のほぼ
全幅に亘って設けられたスクリ１−コンベア等Ｊ；りな
るものであって、傾斜して設けられた搬送コンベア３７
からスクリューコンベアの一端側に搬入された麹米をコ
ンベア３３Ａの幅方向に広げスクリューコンベアのコン
ベアケーシングに設けた良い開口部からコンベア３３Ａ
上に麹米を落下するものである。

麹米供給載置装置３５からコンベア３３Δの一端側に薄
い層として載置された麹米は、コンベア３３Ａの移動に
より矢印八方向へ移動され、他端側から中断のコンベア
３３Ｂ上に落下する。そして、コンベア３３の走行によ
り矢印Ｂ方向へ移動され、最下段のコンベア３３Ｃ上に
落下する。このコンベア３３Ｃの走行により矢印Ｃ方向
へ移動され、スクリューコンベア等よりなる移送コンベ
ア３９に落下する。

上記移送コンベア３９は、コンベア３３Ｇから受（プた
麹米を外部へ移送すべく作用するものであるが、必要に
より逆駆動したときには、麹米を前記搬送コンベア３７
へ移送する作用をなすものである。なお、初期において
は、搬入コンベア４１により搬送コンベア３７へ麹米を
搬入するものである。

前述のごとく、コンベア３３Δ．３３Ｂ．３３Ｃにより
麹米の移送を行うことにより、麹米の発（トコる熱を放
熱し、麹米の温度をほぼ一定に保持づるものである。こ
の際、各コンベア３３△．３３８，３３０の間の空間の
温度が高くなったことを温庶センリ−４３により検知す
ると、ブロワー４５が作動され、各コンベア３３△．３
３Ｂ．３３Ｃの間に配置した排気ダクト４７を介して空
気が外部へ排出される。したがって、外区画室３内の空
気が内区画室１５内に流入し、各コンベア３３Ａ．３３
Ｂ．３３Ｃの間の空間もほぼ一定温度に保持される。

以上のごとき構成において、搬入コンベア４１から搬送
コンベア３７へ麹米を搬入すると、麹米は麹米供給載置
ｖ：．置３５へ移送され、かつコンベア３３Ａ．３３１
３，３３Ｃによって移送される。

麹米の発育最盛期には、麹米ＩＫＣＩ当り允熱ｎ１７０
００Ｃ／Ｈ，蒸発水分１０ＣＣ／ト１．　ＣＯ２発生ｆ
ｉ１．５１／Ｈであるが、コンベア３３△，３３８．３
３０により移送されることにより空気中に敢熱ざれると
共に水分が蒸発され、麹米の湿度および湿度はほぼ一定
に保持される。

麹米の発熱により内区画窄１５内の温度が設定値より上
昇すると、センサ１７が検知し、前ｊホしたように内区
画室１５の空気が外区画室３へ排出され、外区画室３の
空気が流入されて、内区画室１５内の温度，湿度はほぼ
一定に保持される。また、各コンベア３３△，３３Ｂ，
３３Ｃの間の空間の温度が設定値以上になると、センザ
４３が検知し、前述したように該空間の空気が外部ｌ＼
排出され、かつ外区画室３内の空気が内区画室１５内へ
流入され、温度，湿度がほぼ一定に保持される。

麹米の発育により内区画室１５内のＣＯ２ａｆ’｛が上
昇すると、センサ２５が検知し、前述したように内区画
室１５内の空気が外部へ排出され、外区画室３内の空気
が内区画室１５内へ流入し、００２ｍ度はほぼ一定に保
持される。

［発明の効果］ 以上のごとき説明より理解されるように、温度および湿
度を調節ざれた外区画室３内に内区画室１５を配置し、
内区画室１５内において麹米の発育を行い、発生する熱
を放熱せしめるものであるから、内区画室１５内の温度
，湿度およびＣＯ２８カ度が上昇した場合には、外区画
室３内の空気を内区画室１５内へ流入せしめることによ
り、内区画室１５内の温度，湿度およびＧＯ２　ｍ度を
常にほぼ一定に維持することができる。

したがって、外気温度等に影響されることなく、ほぼ一
定の条件下において均質な麹米を造ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すしので、第１図は概略的
に示した正面説明図、第２図は同側面説明図である。 ５・・・淘度湿度調整別　３・・・外区両室１５・・・
内区画至

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 温湿度調整機によって温度および温度を調節される外区
   画室と、外区画室内に区画して設けられた内区画室と、
   内区画室内に設けられたコンベアと、コンベアの一端側
   に麹米を搬入する搬入装置と、コンベアの他端側から麹
   米を搬出する搬出装置と、内側区画室内の温度および温
   度を調節する調節手段とを備えてなることを特徴とする
   製麹装置。