JPH02291211A - コンバインの穀粒排出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、コンバイン作業において収穫され、穀粒タ
ンク内に収容された穀粒を機外へ排出する旋回自在の排
出オーガを備えたコンバインの穀粒排出装置に関する。

従来の技術 穀粒タンク内の穀粒を機外へ排出する排出オーガを収納
位置と排出位置との間を旋回自在に制御するオーガ制御
装置を設け、収納位置にある排出オーガを排出スイッチ
によって排出位置へ旋回し、収納スイッチによって排出
位置にある排出オーガは、この排出位置への旋回とは逆
方向へ旋回して収納位置へ収納制御される。

発明が解決しようとする課題 しかし排出位置にある排出オーガ（２）は、手動操作に
よってその排出位置が穀粒排出作業に適正な位置へ調節
されるように構成されており、排出作業終了時における
排出オーガの位置が当初の排出位置から大きくずれてい
る場合には、この排出オーガを収納位置へ旋回収納する
ときの旋回方向を、この排出位置への旋回と同方向へ旋
回させた方が早く収納できる場合がある。

そこでこの発明は、排出オーガの旋回方向を決める旋回
センサを設けることによって、排出オーガの旋回収納制
御を簡単に行えるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段 この発明は、穀粒タンク（１）内の穀粒を排出する排出
位置とこの排出オーガ（２）の収納位置との間旋回自在
に制御するオーガ制御装置（３）において、該排出オー
ガ（２）と機体側部材（４）との間に、該排出オーガ（
２）の旋回方向を決める旋回センサ（５）を設けてなる
コンバインの穀粒排出装置の構成とする。

発明の作用 穀粒タンク（１）内の穀粒を排出する排出オーガ（２）
は、オーガ制御装置（３）によー）で穀粒の排出位置と
収納位置との間旋回自在に制御される。この排出オーガ
（２）と機体側部材（４）との間には旋回方向を決める
旋回センサ（５）が設けられており、この旋回センサ（
５）によって排出位置にある排出オーガ（２）が収納位
置へ旋回収納されるときの旋回方向が決められて、この
方向に排出オーガ（２）は旋回して収納される。

発明の効果 排出位置へ旋回された排出オーガ（２）は、運搬車等へ
穀粒を適正に排出するために、手動操作によって左右回
動調整されるものであるから、排出作業が終了したとき
には当初の排出位置がら左右方向へ大きくずれている場
合がある。

このようなときには、排出終了時における排出オーガ（
２）の収納位置に対する旋回位置によって、収納時の旋
回方向を旋回センサ（５）の検出にもとずいて決めるも
のであるから、収納位置への旋回収納制御を簡単に行う
ことができる。

実施例 なお、図例において、コンバインは走行装置（２０）を
有する車台（６）上に穀程を刈取る刈取装置（７）、こ
の刈取装置（７）で刈取られて移送される穀程を受継し
て脱穀する後部の脱穀装置（８）、この脱穀装置（８）
で１１（ト穀された穀粒を揚穀機等によって揚穀して収
容する穀粒タンク（１）等を設けている。

穀粒タンク（１）は、車台（６）上の後端部に設けられ
、この底部に沿って後方へ向う穀粒排出樋の後端部に、
鉛直方向へ向けて揚穀筒（９）をこの揚穀筒軸の回りに
回動自在に設け、この揚穀筒（９）の上端部に排出オー
ガ（２）を上下回動自在に設け、該排出オーガ（２）を
機体に対して旋回、かつ、上下回動自在の横成としてい
る。

揚穀筒（９）はモータ（ＩＯ）の正逆回転によってギャ
ーを介して回動される構成である。

排出オーガ（２）は、油圧シリンダ（１ｌ）の油圧によ
る伸縮によって上下回動される構成で、この油圧シリン
ダ（ｌ１）に電磁弁を設けている。これらモータ（１０
）及び油圧シリンダ（１ｌ）の作動は、操縦席に設けら
れた操作レバー（１２）によって行いうるものである。

操作レバー（１２）は中立位置からｆｒｉｊ後、及び左
右方向へ傾動自在の構成で、前又は後方向へ傾動すると
電磁弁の下降ソレノイド（１３）　、又は上昇ソレノイ
ド（１４）を制御連動して油圧シリンダ（１１）を伸縮
させる構成で、又、該操作レバー（１２）を左、又は右
方向へ傾動すると、モータ（１０）の正逆転装置（ｌ５
）を制御連動して該モータ（１０）を正、又は逆方向へ
回転させる構成で、該操作レバー（１２）によって排出
オーガ（２）の左右方向への旋回及び上下回動を行わせ
るものである。

排出オーガ（２）が収納位置に旋回したことを検出して
旋回を停止する停止スイッチ（１６）を設け、この排出
オーガ（２）が脱穀装置（８）上面の係止具（１７）に
係止された収納位置にあることを検出する係止スイッチ
（１８）を設けている。又、排出オーガ（２）が所定の
排出位置へ旋回したことを検出して旋回を停止する位置
決めセンサ（１９）を設けている。

位置決めセンサ（ｌ９）は、穀粒タンク（１）から後方
へ突設する機体側部材（４）の先端にスイッチ（Ａ）を
設け、排出オーガ（２）が所定の排出位置へ旋回された
とき、このスイッチ（Ａ）と当接して旋回を停止するカ
ム体（Ｃ）を設けている。

排出オーガ（２）を穀粒排出位置から収納位置へ旋回収
納するときの旋回方向を決める旋回センサ（５）を、該
揚穀筒（９）の外周と機体側部材（４）との間に設けて
いる。該旋回センサ（５）は、機体側部材（４）の先端
の眞記スイッチ（Ａ）の下側にスイッチ（Ｂ）を設け、
このスイッチ（Ｂ）と当接するカム体（Ｄ）を揚穀筒（
９）の外周に設けている。

該カム体（Ｄ）は、係止具（ｌ７）に係止された排出オ
ーガ（２）が反時計回り（口）方向に１８０度以上旋回
した領域においてスイッチ（Ｂ）と常時当接するような
形状に設けられている。

該排出オーガ（２）を排出位置と収納位置との間旋回自
在に制御するオーガ制御装置（３）を設けている。

オーガ制御装置（３）は、ＣＰＵ、メモリ及び人出力回
路を有しており、このオーガ制御装置（３）に対して、
排出オーガ（２）を収納位置から排出位置へ旋回制御さ
せる排出スイッチ（２ｌ）、及びこの排出位置から収納
位置へ旋回収納制御させる収納スイッチ（２２）の操作
情報、前記停止スイッチ（１６）　、係止スイッチ（１
８）　、位置決めセンサ（ｌ９）及び旋回センサ（５）
の検出情報が各々入力されると、これらの情報にもとず
いてオーガ制御装置（３）からモータ（１０）の正逆転
装置（１５）　，及び油圧シリンダ（１１）の上昇ソレ
ノイド（１４）　、又は下降ソレノイド（１３）へ各々
出力されるように制御する構成としている。

排出スイッチ（２１）を入り操作すると、オーガ制御装
置（３）から上昇信号が出力されて、収納位置にある排
出オーガ（２）は油圧シリンダ（１１）の伸長によって
上方へ回動され、旋回信号によってモータ（１０）を回
転制御して所定の反時計回り（イ）の方向へ旋回し、位
置決めセンサ（１９）が作動すると旋回が停止して該排
出オーガ（２）は排出位置に停止する。

該排出位置にある排出オーガ（２）は、穀粒を運搬車等
へ排出するために、操作レバー（１２）によって左右回
動及び上下回動して排出位置合せが行われる。従って穀
粒排出作業が終了したときには、当初の排出位置から左
右旋回方向へずれている場合がある。

穀粒排出終了時において、収納スイッチ（２２）をＯＮ
すると、スイッチ（Ｂ）がＯＦＦのとき、即ち旋回セン
サ（５）が非検出状態のときには、旋回信号が出力され
るとモータ（１０）を制御連動して排出オーガ（２）は
時計回り（イ）の方向へ旋回し、停止スイッチ（１６）
が作動すると旋回を停止する。下降信号が出力されると
下降ソレノイド（ｌ３）が作動して油圧シリンダ（ｌ１
）が縮小し、排出オーガ（２）は下降されて係止具（１
７）に係止され、係止スイッチ（１８）が作動すると下
降が停止し、排出オーガ（２゛）は収納位置に収納され
る。

収納スイッチ（２２）をＯＮＬ，たとき、スイッチ（Ｂ
）がＯＮＥ，ているときは、排出オーガ（２）が収納位
置から反時計回り（口）の方向へ１８０度以上旋回した
位置にあるから、旋回信号によってモータ（ＩＯ）を制
御連動して、反時計回り（口）の方向へ旋回し、操縦席
（２３）上方を通って収納位置へ収納制御される。

このように、穀粒排出終了時における排出オーガ（２）
の位置によって、旋回センサ（５）の検出にもとすいて
旋回収納するとき．の旋回方向が決められるものである
から、収納制御を簡単に行うことができ、又、旋回収納
時間の短縮化を図りつる。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示すもので、第１図は制御
ブロック図、第２図は一部の拡大乎断面図、第３図はコ
ンバインの背面図、第４図は平面図、第５図は側面図で
ある。 図中、符号（１）は穀粒タンク、　（２）は排出オーガ
、　（３）はオーガ制御装置、　（４）は機体側部材、
（５）は旋回センサを示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 穀粒タンク（１）内の穀粒を排出する排出位置とこの排
   出オーガ（２）の収納位置との間旋回自在に制御するオ
   ーガ制御装置（３）において、該排出オーガ（２）と機
   体側部材（４）との間に、該排出オーガ（２）の旋回方
   向を決める旋回センサ（５）を設けてなるコンバインの
   穀粒排出装置。