JPH02290208A - スクレーパ濾過システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、特に粘度の高い流体の濾過に好通なスクレ
ーバ濾過システムに関する。

（従来の技術） 一般に粘度の高い豆乳原液などの濾過は、濾過孔が大き
いものから小さいものに変って行く多段階による濾過と
か、メッシュを使った原始的な濾過によって処理してい
るのが多い。

〔発明が解決しようとするＢ題〕

最近に至り，本発明者は筒状ないし円錐状のフィルタエ
レメントを用い、スクリュ状羽根を用いてフィルタエレ
メントの周面に附着する濾カス固形分を除去しながら濾
過処理できる装置，方法を開発したが、固形分に粘性が
あり、その粘度が高いと目詰りという不都合が生ずるこ
とが判明した。

そこで、さらにスクリュ状の羽根に支柱を設け、この支
柱よりスクレーバを突出させてフィルタエレメントの周
面と摺接させ、直接フィルタエレメント周面上の附着固
形分を引掻いて除去する方法．装置を開発したが、折角
、除去された固形分がスクレーバの支柱部分で溜まり、
そこで附着状態が成長して了つという不都合が分った。

この発明は、ｌｌｉ　＞る不都合を無くシ、１１詰りの
ない濾過効率の高いスクレーバ濾過システムを提供する
ことを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

すなわち，この発明は、筒状ないし円錐状の所望の濾過
孔を有するフィルタエレメントの周面に沿って回転する
スクリュ状羽根の端面に、前記フィルタエレメントと摺
接するスクレーバ機構を設けて而記フィルタエレメント
の周面に附着する濾カス周形分を引掻除去できるように
して成ることを特徴とするスクレーバ濾過システムに係
り、さらに上記スクレーバ機構は、フィルタエレメント
の周面に対して弾性作用を以って摺接できるようにして
成ることを特徴とするスクレーバ濾過システムに係るも
のであって、これにより上記目的を達成するものである
。

（作用） 被処理流体は、スクリュ状羽根の回転作用によってフィ
ルタエレメントに形成される濾過孔に相当する大きさ以
七の固形分を残して濾過流体を１′１ることができる。

そして、スクリュ状羽根の周面には、スクレーバ機構を
設けてフィルタエレメントの周面に摺接して引掻作用で
常に固形分を除去するので無理な＜ｉｆＪａ作用が行わ
れる。

また濾カス固形分は、柱等がないので滞溜することなく
スクリュ状羽根によって一方向に押し出さわる。

〔実施例〕

以下に、この発明の一実施例を図面と共に説明する。

この実施例は、豆乳原液より豆乳を得るのに好適な機械
を示している。

！は円筒状フィルタエレメントを示し、断面二等辺三角
形状のワイヤ２のフラットな底而２ａを内側に保持しな
がら、頂角尖鋭部２ｂを外側にして多孔枠筒３の内周に
穿ったスバイラル状の溝４に係合して捲装し、隣り合う
ワイヤ２間に所望の大きさのスリット孔５を形成すると
共に、フラットな底而２ａにより捲回したワイヤ２の内
周面をフラットαに形成できる。

６は、所望の大きさのスリット孔５を仔する円筒状フィ
ルタエレメント１を選択的に固着した円筒管体を示し、
一側には被処理液体の導入口７を、他側には濾カスの排
出口８を有する固形分取出機横９をそれぞれ設けてある
。

１０は、回転軸１１に多数の分割片１２ａを固着して形
成されるスクリュ状羽根１２を備えたスクリュを示し、
前記円筒状フィルタエレメントｌの内側に回転自在に縦
装し，かつスクリュ状羽根１２は円筒状フィルタエレメ
ント１のフラットαな内周面と微少間隔を保持して非接
触に保持させるものである。

なを、スクリュ状羽根１２は分割片でなく連続して捻回
された通常の長尺物を用いて形成しても良いく区示せず
）。

そして、スクリュ状羽根１２は、その回転ピッチが被処
理液体を導入［１７より排出口８へ移送させる方向に形
成されると共に、ピッチ間隔も濾カスも徘出［１Ｂ側に
近づくに従い、漸次狭少に形成して４Ｔ効な搾汁効果を
図っている。

ｌ３は駆動機構で、電動モータ１４よりベルト．ｔＪｉ
Ｊルなどの減速機構１５を介して、航記スクリュ１０の
回転軸１１と接続されている。

なを、訂記固形分取出機構９は、口径を狭少と搾り込ん
だ排出口８に対し、コイルバネ！６で圧接される押圧弁
１７を当接させると共に、前記コイルバネ！６に対して
は，そのバネ圧を可変″ＪＲ節できる螺杆１８を附設し
て取り出される固形分の搾汁効果を可変調節でさるよう
になっている。

１９はスクレーバ機構２０の合成樹脂などで形成さわる
スクレーバ片を示し、スクリュ状羽根１２の端部に取付
け、スクリーバ片ｌ９がフィルタエレメント１のフラッ
トな面と摺接している。

なを、スクレーバ機構２０は例えば、第４図（ａ）．（
ｂ）および（ｅ）に示す構成とすることができる。

まず、（ａ）はスクリュ状羽根！２の端面に蟻溝２１を
穿ち、この蟻溝２１と係合する凸部２２を備えた紐状の
スクレーバ片１９を設け、さらに所望間隔を以って穿っ
た小孔２３内に押バネ２４を収容し，この押ハネｚ４の
張力により常にスクレーバ片１９を外方に向けて突出さ
せるようにバネ附勢させている。

また、（ｂ）は（ａ）のスクレーバ片１９を僅かに変形
したもので幡溝をなくしフラットな溝孔２５とこの溝孔
２５と係合する突起条２６を備えたスクレーバ片１９ａ
を構成している。このスクレーバ片１９ａは（ａ）と同
様に押バネ２４で押圧さねている。

さらに（ｅ）について説明する。

スクリュ状羽根１２の端血を一部切欠させた段部２７と
し，この段部２７と一致する段部２８をスクレーバ片１
９ｂに設けて、所望の間隔の下に段２９を以って固着し
てスクレーバ片１９ｂを取付けてある。

そして、いつれも耐ＰｔＪｔ性の大きい合成樹脂材料で
形成するのが好ましく、また短尺にしてこれを連続に取
り付けるようにすることもできる。

なを、図において、３０は円筒管体６の円筒状フィルタ
エレメント１の外周に相当する個処に嵌挿固着させた濾
過液取出川の管体、３１はこの管体３０の一部に設けた
濾過液の導出管、３２は濾カス排出［１Ｂの下方に設け
られるホッパー、３３は全体の構成を配設する器枠、３
４は円筒管体６の濾カス琲出［１８側に設けられる円筒
状管体保持枠で，器枠３３に螺挿した螺杆３５によって
円筒管体６０濾カス琲出口側を支持できるようになって
いる。３６はスクリュ１０の他側を支持する支持枠であ
る。

叙上の構成になるので、所望の被濾過液体、例えばひ乳
原液などの固液混合液体を導入口７より円筒管体６内に
供給してスクリュ１０を駆動機構！３により回転させれ
ば、豆乳原液は、スクリュ状羽根１２の捻回ピッチによ
って円筒管体６内で移送され、円筒状フィルタエレメン
ト１のスリット孔５を通過できる液体分のみが濾過液の
豆乳として取り出され、管体２２を経て導出管２３より
４’ｌられる。この種の豆乳原液は、粘着性，附着性の
Ｋ：ｉい固形分を含有しているので、スリット孔５を直
ちに塞ぎ所謂、目詰まりを生じ易いがスクリュ状羽根１
２端面には、柱などの邪魔物がなくスクレーバ機構２０
を備えているので、目詰まり濾カス分はスクレーバ片１
９によって直ちに剥取され、順次と前方に送出移送され
るのでスクリュ１０の回転中、目詰まりによる不都合は
全く生じない。

濾カス分は、スクリュ１０のスクリュ状羽根１セによっ
て順次と萌方に送られると共に、その移送の過程で濾カ
ス分の濃度は次第に大きくなり、換１ヤすわば、漸次と
液体分が減少し、バネｌ６の張力の大きさに応じた固形
分排出機構の働きにより、好みの液体を含んだ乾燥状態
で濾カス（才カラ）を排出［１８より断続的に排出でき
る。

すなわち、バネｌ６の張力が大きけわば、濾カス中の液
分は少く、その逆に小さければ濾カス中の液分は多くな
るので、そのバネ１６の張力を大小自在に１ｊ丁変して
好みの状態の濾カスを排出「Ｉ８より排出させることが
できる。

以上、この発明について一実施例を説明したが，ことに
円筒状フィルタエレメントは図示の構成の他、例えばパ
ンチングメタルとかボーラス構造のものなど、好みの濾
過孔を備えた円筒状フィルタについても同様に実施でき
ることは勿論である。

また、円筒管体６は、横方向でなく縦方向に起ケしても
差支えない。

なを、−Ｌ記実施例におけるフィルタエレメントは、専
ら円筒状であるが円錐状のもので同様に実施てきると共
に、スクリュ状羽根がフィルタエレメントの内側でなく
，外側に配設された、所謂リボンスクリュ状羽根に対し
ても同様に実施できる。

〔発明の効果〕

この発明によれば、スクリュ状羽根の働きによって、導
入移送される所望の被処理液体は，フィルタエレメント
により濾通されてると共に、スクリュ状羽根の端面に設
けたスクレーバ機構によって［１詰まり現象を全く生ず
ることなく、ｉｌ！過固形分は邪魔物がないので粘性が
強くてもスクリュの回転移送方向に送られ、必要に応し
て除去することができる。

しかも、スクレーバ機構には弾性作用が働いてフィルタ
面をスクレーバ機構が働いているので絞り′６Ｉｉ過効
果を効率よく行うことができる。したがって、豆乳原液
より豆乳とオカラとの分１を能率よく行うことができる
など、各種食品用として、またその他の機械的切削油の
固液分１など広く利用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るスクレーバｆｉ過システムを筒
型固液分離装置に施した場合の−実施例を示す一部縦断
側面図、第２図は同上のＨ　−　ＩＩ線断面図、第３図
は同上の円筒状のフィルタエレメントの一部切欠斜視図
、７ｇ４図直（ａ）．（ｂ）．（ｃ）はスクレーバ機構
の三例を示す各々の部分拡大斜面図である。 １−−−−一円筒状のフィルタエレメント５　−−−−
−スリット孔 ｉ　ｏ　１−−−−−スクリュ １２・・・・・・スクリュ状羽根 １７・・・・・・押圧弁 １　９．　　１　９　ａ，　　１　９　ｂ−−−・−ス
ク２　０　−−−−−−スクレーバ機構 ２４……押バネ レーバ片

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）筒状ないし円錐状の所望の濾過孔を有するフィル
   タエレメントの周面に沿って回転するスクリュ状羽根の
   端面に、前記フィルタエレメントと摺接するスクレーバ
   機構を設けて前記フィルタエレメントの周面に附着する
   濾カス固形分を引掻除去できるようにして成ることを特
   徴とするスクレーバ濾過システム。
2. （２）スクレーバ機構は、フィルタエレメントの周面に
   対して弾性作用を以って摺接できるようにして成ること
   を特徴とする請求項１記載のスクレーバ濾過システム。