JP2002052303A - 分離装置 - Google Patents

分離装置

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JP2002052303A
JP2002052303A JP2000241966A JP2000241966A JP2002052303A JP 2002052303 A JP2002052303 A JP 2002052303A JP 2000241966 A JP2000241966 A JP 2000241966A JP 2000241966 A JP2000241966 A JP 2000241966A JP 2002052303 A JP2002052303 A JP 2002052303A
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coil spring
core
flow path
separation
separation device
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Koki Tokumoto
弘毅 徳本
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  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Processing Of Meat And Fish (AREA)
  • Fish Paste Products (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 明太子やタラコ、ハムやソーセージなどの粘
性流動食品中に含まれる空気や、汚泥等の流動体中に含
まれる液体を分離可能な分離装置を提供する。 【解決手段】 加圧供給されるバラ子の流路の途中部に
流路断面を薄肉に構成した分離部であって、粘性食品の
流路の一部を構成するコイルバネ41と、コイルバネ4
1の内側に配置した上流側を縮径させた中子30とを有
する分離部を設け、コイルバネ41の隣接するループ間
の隙間からバラ子に含まれる空気を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、明太子などの粘性
食品中の空気を除去するのに好適な分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タラコを朝鮮風に味付けした明太子は、
パック詰めなどにより販売されているが、明太子のボリ
ューム感が各パック毎に一様になるように、被膜を取り
除いたバラの明太子(以下、バラ子と称する)を被膜を
有する明太子(以下、明太子と称する)に注入してその
重量が一様になるようにしている。
【0003】明太子に対するバラ子の注入は、直径が8
〜12mmの注射針を有する注射器を用いて行われてい
る。バラ子は、ある程度の流動性を有するので、容器に
入れた状態で、内部に含まれる比較的大きな気泡は円滑
に排出されるが、小さい気泡は十分に排出されず、バラ
子内に停滞した状態となる。このため、バラ子に含まれ
る気泡がそのまま明太子内に注入され、明太子の外観や
品質を低下させるという問題があった。
【0004】一方、汚泥から水分を除去するフィルター
装置として、特開平9−122409号公報には、濾過
槽内にループ間の隙間を濾過対象としての汚泥中の固形
物の直径よりも小さく設定したコイルバネを配置し、濾
過槽内に汚泥を加圧供給することで、汚泥中の水分のみ
をコイルバネの内側へ通過させて分離できるように構成
したものが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】簡単な構成で、明太子
やタラコ、ハムやソーセージなどの粘性流動食品中に含
まれる空気や、汚泥等の流動体中に含まれる液体を分離
可能な分離装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明に係
る分離装置は、流路断面を薄肉に構成した分離部に、気
体又は液体のみが通過可能な多数の開口部を形成し、流
路内に加圧供給される流動体から開口部を介して気体又
は液体を除去するものである。
【0007】この分離装置においては、流動体が分離部
を通過する過程で、分離部内において薄肉に押し広げら
れ、流動体内に含まれる気体や液体が開口部から外部へ
効率よく排出されることになる。また、分離部における
流路の断面積を分離部よりも上流側の流路の断面積と同
じ或いはそれ以上に設定すると、分離部における圧力上
昇を防止しつつ、分離部外面の面積を大きく設定して開
口部の個数を極力増やし、流動体から液体や気体を効率
よく除去できる。特に、流動体として明太子やたらこな
どのバラ子を用いる場合には、加圧供給圧が高くなり過
ぎると粒子が破損するので、分離部における圧力上昇を
防止することで、加圧供給圧を極力高めてバラ子からの
気泡除去の処理能力を向上できる。
【0008】ここで、前記分離部は、扁平に構成するこ
とでその流路断面を薄肉に構成することも可能である
が、流路の中央部に中子を配置させて、流路断面を薄肉
に構成した筒状の分離部を形成することが好ましい。こ
の場合には、前記中子の外周面に螺旋溝を形成したり、
中子を回転自在に設けるとともに、流動体の流れを利用
して中子を回転操作するための操作部を中子に形成する
ことで、分離部において流動体を撹拌し、流動体中の気
体又は液体を効率的に除去することが可能となる。
【0009】また、分離部の外面部をコイルバネで構成
し、コイルバネの隣接するループ間の隙間を開口部とし
て活用することも好ましい。このように構成すると、コ
イルバネを圧縮して隣接するループ間の隙間を調整する
ことが可能となるので、気体や液体を分離する時には、
分離に最適な開口幅にループの隙間を調整することが可
能となるし、分離部を清掃するときには、コイルバネの
ループ間の隙間を広く設定し、隙間に詰まった塵や埃を
容易に排出できるし、コイルバネに振動を加えることに
より、塵や埃を効率に排出することが可能となる。
【0010】請求項6に係る分離装置は、加圧供給され
る明太子やタラコのバラ子、ハム、ソーセージなどの粘
性食品の流路の途中部に、流路断面を薄肉に構成した筒
状の分離部であって、粘性食品の流路の一部を構成する
コイルバネと、コイルバネの内側に配置した上流側を縮
径させた中子とを有する分離部を設け、コイルバネの隣
接するループ間の隙間から粘性食品に含まれる空気を除
去するものである。
【0011】この分離装置においては、粘性食品が分離
部を通過するときに、分離部内において薄肉に押し広げ
られ、粘性食品内に含まれる空気がコイルバネの隣接す
るループ間の隙間から外部へ排出され、粘性食品に含ま
れる空気が効率的に除去されることになる。
【0012】粘性食品として明太子やタラコのバラ子を
加圧供給する場合には、前記コイルバネの隣接するルー
プ間の隙間をバラ子粒子の1/3〜1/10に設定し、
コイルバネと中子間の隙間を3.0〜7.0mmに設定
することで、バラ子中に含まれる空気を効率的に排出す
ることが可能となる。また、コイルバネと中子とで形成
される流路の面積を、分離部よりも上流側の供給管にお
ける流路面積よりも大きく設定すると、分離部における
圧力上昇を防止して、バラ子粒子の破損を防止しつつ、
加圧供給圧を極力高めてバラ子からの気泡除去の処理能
力を向上できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。本実施の形態は、バラ
子を明太子に注入する注入装置に本発明を適用した場合
のものである。図1に示すように、注入装置1は、バラ
子Bを押し出す押出手段2と、バラ子Bを明太子Mに注
入するためのノズル3と、押出手段2からノズル3への
供給路の途中部に介装され、バラ子Bに混入されている
空気をバラ子Bから分離除去する分離手段4とを備えて
いる。
【0014】押出手段2について説明すると、図1,図
2に示すように、バラ子Bを収容するシリンダ10が設
けられ、シリンダ10の下端部は底板11で気密状に閉
鎖され、底板11には略L字状に下方へ延びる供給管1
3が接続され、シリンダ10は底板11に固定した3本
の支柱12を介して支持されている。
【0015】シリンダ10の上端部は着脱自在に設けた
蓋板14により気密状に閉鎖されている。より具体的に
は、蓋板14には支柱12が挿通する3つの長孔15が
形成され、支柱12の側部には適正な蓋板14の取付位
置に切欠部16が形成され、蓋板14は、長孔15に支
柱12を刺し通して、シリンダ10に気密状に装着した
状態で、図2に矢印で示す方向へ回転させることで、長
孔15の孔縁を支柱12の切欠部16に係合させて、上
下移動不能に支柱12に係止されている。尚、蓋板14
を取り外す際には、前記と逆方向に蓋板14を回転させ
て、長孔15の孔縁を切欠部16から抜き取り、シリン
ダ10から蓋板14を取り外すことになる。
【0016】シリンダ10内にはピストン17が上下移
動自在に設けられ、蓋板14とピストン17間に形成さ
れた作動室18に対して蓋板14のエア供給孔19から
加圧エアを供給することで、ピストン17を下降させ
て、ピストン17と底板11間の収容室20に充填した
バラ子Bを供給管13側へ押し出せるように構成されて
いる。尚、本実施例では加圧エアにより、ピストン17
を下方へ駆動したが、電動モータ等を用いて駆動するこ
とも可能であるし、水道水の水圧を利用して駆動するこ
とも可能である。但し、シリンダ10内における圧力
は、バラ子Bの粒子が破損しない圧力に設定することに
なる。
【0017】分離手段4について説明すると、図3に示
すように、略筒状の分離パイプ21が設けられ、分離パ
イプ21の後端部には連結フランジ22が形成され、分
離パイプ21は、連結フランジ22を供給管13の前端
部の連結フランジ23に突き合わせてクランプ24で連
結することで、供給管13に連通固定されている。分離
パイプ21の前端部には押圧部材25が螺合され、押圧
部材25の連結フランジ26にはクランプ27を介して
フランジ部材28が固定され、ノズル3はフランジ部材
28を介して押圧部材25に交換可能に固定されてい
る。
【0018】分離パイプ21の途中部には角穴状の1対
の開口29が形成され、分離パイプ21の中央部には上
流側を縮径させた中子30が前後2点で分離パイプ21
に固定支持されている。
【0019】具体的には、分離パイプ21の前端部には
前部支持スリーブ31が装着され、分離パイプ21の前
端部には4つの切欠部32が形成され、前部支持スリー
ブ31には切欠部32に係合する係合突部33が形成さ
れ、前部支持スリーブ31は分離パイプ21に前後移動
自在で且つ回転不能に組み付けられている。中子30の
前端部には軸部34が形成され、軸部34には外方へ延
びる4本の支持ロッド35を有する支持部材36が設け
られ、支持ロッド35の外端部は前部支持スリーブ31
の溝部37に係合され、中子30の前端部は支持部材3
6及び前部支持スリーブ31を介して分離パイプ21に
支持されている。分離パイプ21の後端部には後部支持
スリーブ38が前後移動自在に内装され、中子30の後
端近傍部には4枚の支持羽根39が外方へ突出状に設け
られ、支持羽根39の外端部は後部支持スリーブ38に
形成したスリット40に軸方向に移動自在に装着されて
いる。
【0020】但し、本実施例では、4枚の支持羽根39
と4本の支持ロッド35を介して中子30を支持した
が、支持羽根39の枚数や支持ロッド35の本数は2本
以上の任意の本数に設定できる。また、このような支持
羽根39と支持ロッド35以外の構成の部材を用いて中
子30を支持することも可能である。
【0021】前後の支持スリーブ31,38間において
分離パイプ21にはコイルバネ41が内装され、分離パ
イプ21に対する押圧部材25の螺進量を調整すること
で、押圧部材25で前部支持スリーブ31を前後方向に
移動させてコイルバネ41の圧縮量を調整し、コイルバ
ネ41の隣接する各ループ間の隙間を調整できるように
構成されている。そして、供給管13から圧送されるバ
ラ子Bは、中子30を介してコイルバネ41側へ送り込
まれて薄肉に押し広げられ、コイルバネ41と中子30
間を通過する過程において、バラ子B中の気泡がコイル
バネ41の各ループ間の隙間を通って開口29から外部
へ排出されるように構成されている。尚、中子30とコ
イルバネ41とで筒状の分離部が構成されている。
【0022】支持羽根39及び支持ロッド35の少なく
とも後端部(上流側端部)は半円筒状に形成され、また
中子30の後端部は半球面状に形成されており、バラ子
Bに残留している被膜の残滓等がこれらの部材に引っか
からないように構成されている。
【0023】コイルバネ41の線材の直径は、任意に設
定可能であるが、隣接するループ間に対するバラ子Bの
かみ込みを防止するため、1.0〜2.0mmに設定す
ることが好ましい。コイルバネ41の隣接するループ間
の隙間は、バラ子Bの粒子の直径の1/10未満の場合
には気泡を円滑に除去できず、バラ子Bの粒子の直径の
1/3を越える場合には、バラ子Bがコイルバネ41間
を通過して外部へ排出されるので、バラ子Bの粒子の1
/3〜1/10に設定することになる。尚、バラ子Bの
粒径は、バラ子Bの品質等によっても異なるが0.5〜
1.5mmである。
【0024】このバラ子Bは、流通時の圧力が過剰に高
くなると破損するので、中子30とコイルバネ41間に
形成される流路の面積は、供給管13の流路面積と略同
じ或いはそれ以上に設定することになる。より具体的に
は、コイルバネ41と中子30間の隙間Tは、3.0m
mを未満の場合にはバラ子の圧力が高くなり過ぎてバラ
子Bの粒子が破損し、7.0mmを越える場合には流路
の中央部側の気泡を円滑に除去できないので、3.0〜
7.0mmに設定することになる。コイルバネ41の内
径は、コイルバネ41を通過するときのバラ子Bの圧力
が高くなり過ぎてバラ子Bの粒子が潰れてしまうことを
防止するため、供給管13の内径の1.5〜2.0倍に
設定することが好ましい。コイルバネ41の長さは、短
すぎると気泡を完全に除去できず、長すぎると分離手段
4が大型になるとともに流通抵抗が大きくなって圧力が
高くなるので、コイルバネ41の内径の2〜3倍に設定
することになる。但し、流動体として圧力上昇による破
損等を考慮する必要のないものを用いる場合には、中子
30とコイルバネ41間に形成される流路の面積を供給
管13の流路面積未満に設定してもよい。
【0025】コイルバネ41は、圧縮コイルバネで構成
してもよいし、引張りコイルバネで構成してもよい。ま
た、断面形状は円形でもよいが、図4(a)に示すよう
に四角形のコイルバネ41Aを用いてもよい。また、図
4(b)に示すように、断面円形や四角形のコイルバネ
41Bを内外2重或いはそれ以上に重ねて配置したり、
図4(c)に示すように、断面三角形のコイルバネ41
Cを三角形の先端側が相互に組み合わされるように、内
外に2重或いはそれ以上に重ねて配置することも可能で
ある。更に、コイルバネ41に代えて皿バネを軸方向に
複数枚重ねたものを使用することも可能である。更にま
た、隣接するループ間の隙間の異なる2種類のコイルバ
ネを直列状に配置したり、隣接するループ間の隙間を下
流側へ行くにしたがって大きく設定したコイルバネを用
いてもよい。また、コイルバネ41を振動させる図示外
の加振手段を設けて、コイルバネ41に付着した塵等を
自動的に除去できるように構成してもよい。
【0026】また、コイルバネ41に代えて、多数の貫
通孔やスリットを形成した筒部材を用い、この筒部材の
貫通孔やスリットからバラ子Bに含まれる気泡を除去す
るようにしてもよい。また、この場合には、2つの筒部
材を内外に配置して、一方を軸方向に移動できるように
構成し、貫通孔やスリットの開口面積を調整できるよう
に構成することが好ましい。
【0027】中子30は、その外周面に外方へ突出する
螺旋状の羽根を設けたり、外周面に螺旋溝を形成して、
バラ子Bを撹拌することで気泡の排出効率を高めてもよ
い。羽根により中子30が回転するように構成して、バ
ラ子Bの撹拌をより一層効果的に行ってもよい。
【0028】ノズル3は、直径が8〜12mmのパイプ
状の部材で、明太子Mへの挿入性を良くするために先端
は斜めにカットされている。
【0029】この注入装置1において明太子Mのバラ子
Bを注入する場合には、ノズル3の先端部に明太子Mを
刺し込んだ状態で、シリンダ10内のバラ子Bを供給管
13を介して分離手段4へ供給し、分離手段4において
前述のようにバラ子Bに含まれる気泡を除去して、ノズ
ル3から明太子Mに対してバラ子Bを注入することにな
る。
【0030】尚、本実施例では、バラ子Bを明太子Mに
注入する注入装置1において、バラ子Bから気泡を除去
する分離手段4に本発明を適用したが、ハムやソーセー
ジなどの粘性食品をチューブに充填する充填装置におい
て、粘性食品から気泡を除去する分離装置に本発明を適
用することも可能である。但し、この場合には、コイル
バネ41の直径やループ間の隙間、コイルバネ41と中
子30間の隙間Tなどは、脱気する粘性食品の粘度等に
応じて適宜に設定することになる。
【0031】また、前記分離手段4は、粘性食品以外に
豆腐の製作過程において豆乳とおからとを分離するため
の分離装置や、汚泥の水分と固形分とを分離する分離装
置等に対しても同様に適用できる。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る分離装置によれば、流路断
面を薄肉に構成した分離部に、気体又は液体のみが通過
可能な多数の開口部を形成するという簡単な構成で、流
路内に加圧供給される流動体から気体又は液体を効率的
に除去できる。また、分離部における流路の断面積を分
離部よりも上流側の流路の断面積と同じ或いはそれ以上
に設定すると、流動体として明太子やたらこなどのバラ
子を加圧供給する場合においても、その粒子を破損させ
ることなく効率的に気泡を除去できる。
【0033】ここで、流路の中央部に中子を配置させ
て、流路断面を薄肉に構成した筒状の分離部を形成する
と、中子の外周面に螺旋溝を形成したり、中子を回転自
在に設けるとともに、流動体の流れを利用して中子を回
転操作するための操作部を中子に形成して、分離部にお
いて流動体を撹拌できるので、流動体中の気体又は液体
を効率的に除去することが可能となる。
【0034】また、分離部の外面部をコイルバネで構成
すると、コイルバネの隣接するループ間の隙間を調整し
て、気体又は液体を効率的に排出可能な最適な開口幅に
ループの隙間を調整することが可能となるし、コイルバ
ネのループ間の隙間を広く設定することで、隙間に詰ま
った塵や埃を容易に排出できるので、清掃性を向上でき
る。
【0035】請求項6に係る分離装置によれば、コイル
バネと中子とからなる簡単な構成で、粘性食品に含まれ
る空気を効率的に除去することが可能となる。
【0036】粘性食品として明太子やタラコのバラ子を
加圧供給する場合には、コイルバネの隣接するループ間
の隙間をバラ子粒子の1/3〜1/10に設定し、コイ
ルバネと中子間の隙間を3.0〜7.0mmに設定する
ことで、バラ子中に含まれる空気を効率的に排出するこ
とが可能となる。また、コイルバネと中子とで形成され
る流路の面積を、分離部よりも上流側の供給管における
流路面積よりも大きく設定すると、分離部における圧力
上昇を防止して、バラ子粒子の破損を防止しつつ、加圧
供給圧を極力高めてバラ子からの気泡除去の処理能力を
十分に高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 注入装置の縦断面図
【図2】 図1のII-II線断面図
【図3】 分離手段の縦断面図
【図4】 他の構成のコイルバネの縦断面図
【符号の説明】
B バラ子 M 明太子 1 注入装置 2 押出手段 3 ノズル 4 分離手段 10 シリンダ 11 底板 12 支柱 13 供給管 14 蓋板 15 長孔 16 切欠部 17 ピストン 18 作動室 19 エア供給孔 20 収容室 21 分離パイプ 22 連結フランジ 23 連結フランジ 24 クランプ 25 押圧部材 26 連結フランジ 27 クランプ 28 フランジ部材 29 開口 30 中子 31 前部支持スリーブ 32 切欠部 33 係合突部 34 軸部 35 支持ロッド 36 支持部材 37 溝部 38 後部支持スリーブ 39 支持羽根 40 スリット 41 コイルバネ 41A コイルバネ 41B コイルバネ 41C コイルバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23P 1/02 A23P 1/02 B01D 29/11 B01D 29/10 510C 530Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路断面を薄肉に構成した分離部に、気
    体又は液体のみが通過可能な多数の開口部を形成し、流
    路内に加圧供給される流動体から開口部を介して気体又
    は液体を除去することを特徴とする分離装置。
  2. 【請求項2】 前記流路の中央部に中子を配置させて、
    流路断面を薄肉に構成した筒状の分離部を形成した請求
    項1記載の分離装置。
  3. 【請求項3】 前記中子の外周面に螺旋溝を形成した請
    求項2記載の分離装置。
  4. 【請求項4】 前記中子を回転自在に設けるとともに、
    流動体の流れを利用して中子を回転操作するための操作
    部を中子に形成した請求項2又は3記載の分離装置。
  5. 【請求項5】 前記分離部の外面部をコイルバネで構成
    し、コイルバネの隣接するループ間の隙間を開口部とし
    て活用した請求項1〜4のいずれか1項記載の分離装
    置。
  6. 【請求項6】 加圧供給される明太子やタラコのバラ
    子、ハム、ソーセージなどの粘性食品の流路の途中部
    に、流路断面を薄肉に構成した筒状の分離部であって、
    粘性食品の流路の一部を構成するコイルバネと、コイル
    バネの内側に配置した上流側を縮径させた中子とを有す
    る分離部を設け、コイルバネの隣接するループ間の隙間
    から粘性食品に含まれる空気を除去することを特徴とす
    る分離装置。
  7. 【請求項7】 前記コイルバネの隣接するループ間の隙
    間をバラ子粒子の1/3〜1/10に設定し、コイルバ
    ネと中子間の隙間を3.0〜7.0mmに設定し、粘性
    食品としてバラ子を加圧供給した請求項6記載の分離装
    置。
  8. 【請求項8】 前記コイルバネと中子とで形成される流
    路の面積を、分離部よりも上流側の供給管における流路
    面積よりも大きく設定した請求項7記載の分離装置。
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