JPH02288882A - 抗寄生虫剤 - Google Patents

抗寄生虫剤

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JPH02288882A
JPH02288882A JP1173860A JP17386089A JPH02288882A JP H02288882 A JPH02288882 A JP H02288882A JP 1173860 A JP1173860 A JP 1173860A JP 17386089 A JP17386089 A JP 17386089A JP H02288882 A JPH02288882 A JP H02288882A
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ニゲル・デレック・アーサー・ワルシェ
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    • C07H19/01Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof sharing oxygen
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) に新規置換基を有する化合物およびこれらの調製方法に
関する。
(従来の技術) アベルメクチンは、従来C−076化合物と呼ばれてい
る広いスペクトルの抗、寄生虫剤の一群である。
これらは、微生物ストレプトマイセス・アベルミテイリ
ス(Streptomyces avermitili
s) ATCC3126731271または31272
の菌株を、好気性条件下で無機塩および炭素と窒素の同
化源を含む水性栄養培地にて発酵させることにより作ら
れる。菌株ATCC31267,31271および31
272の形態学的および培養上の特性は、英国特許第1
573955号明細書に詳しく記載されており、ここで
はまたC−076複合体を作り上げる個々の8つの成分
の単離および化学構造についても記載されている。
ミルへマイシンは構造的に関連したマクロライド′抗生
物質であって13位に糖残基が欠けているものである。
これらは、たとえば英国特許第1390336号明細書
およびヨーロッパ特許出願箱1.70006号に記載さ
れているように発酵により作られうる。
それらのアグリコンは、アヘルメクチンから加水分解に
より糖残基を除き、13位にヒドロキシル基を有する同
様な化合物を作ることにより誘導されうる。
我々のヨーロッパ特許出願公開第0214131号では
、ある種の特定のカルボン酸またはその誘導体をアヘル
メクチン産生微生物の発酵物へ加えることにより、通常
は存在するイソプロピルまたは5ec−ブチル基の代わ
りに25位に非天然置換基を有するアヘルメクチン類似
の新規化合物を得ることができることが記載されている
作られる新規化合物は、25位の置換が、α−枝分れで
あること、すなわち環のC−25位に接続する炭素原子
がさらに2つの炭素原子と連結する第一炭素原子である
点が特徴的である。
本出願人の係属中のヨーロッパ特許出願箱88、300
35,1 、3号および同第88.300426.9号
にば、枝分れ鎖2−オキソ酸デヒドロゲナーゼ活性の欠
乏した微生物ストレプトマイセス・アヘルミティリスの
新規変異菌株について記載され特許請求されている。前
記菌株はアメリカン・タイプ・カルチュア・コレクショ
ン(American Type Cu1tureCo
llection)  (メリーランド州、ロックヴイ
ル)にスI・レフ゛トマイセス・アベルミティリスへT
CC53567、ATCC53568およびATCC5
3692の記号で寄託されている。我々の英国特許出願
第1(7,26730号には、これらのストレプトマイ
セス・アヘルミティリスの新規変異株を用いることによ
り、C−25置換基が枝分れしていない(第一)炭素原
子により連結されている、これまで得られなかった新規
アヘルメクチン誘導体の別の範囲のものを得ることがで
きることが記載されている。これらのアヘルメクチンは
、前述の微生物を適当なカルボン酸またはこれらの塩、
エステルもしくはアミドまたはこれらの酸化前駆体の存
在下に発酵させることにより作られる。
(発明が解決しようとする課題) 本発明によれば、遊離カルボン酸または簡単なエステル
もしくはチオエステルとして発酵物へ加えても利用され
ない特定のカルボン酸を、N−アルカノイル・システア
ミン・千オニステルの形で加えると新規アヘルメクチン
が作られることが見出された。
N−アルカノイル・システアミン・チオエステルは別の
目的で生合成研究に使用されてきている。
たとえば、アール、シイ、ハッチンソンら(R,C11
utchinson et al、)、J、Amer、
Chem、Soc、、1987.1091253−12
55またはデイ−・イー・ケインら(1)、E。
Cane  et、al、)、  J、八mer、Ch
em、Soc、、1987,109.12551257
 マたはジェイ・ニー・ロビンソンら(J、A。
Robinson et、al、)、 J、Chem、
Soc、、Chem、Comm 19884を参照。
このようにして作られた新規化合物は、駆虫剤、殺外部
寄生虫剤、殺虫剤、殺ダニ剤および動物成長促進剤とし
て特に有用な有効抗寄生虫剤である。
化合物に通常の化学的転化反応を行ない、更に別の新規
半合成誘導体を得るこ七もできる。
(課題を解決するための手段) すなわち、本発明は一面において、次式(1)〔式中、 22〜23位における破線は二重結合が存在し得ること
を表わし、そしてnlがHまたば011であり重結合が
不存在であるか、または二重結合が存在しR1が不存在
であるかのいずれかであり;R2はフェニル裁またはC
1〜C4のアルキル、C8〜C4のアルコキシおよび0
1〜C4のアルキルチオ基、ハロゲン原子、トリフルオ
ロメチル基およびシアノ基から選択される少なくとも1
つの置換基で置換されたフェニル基であり;または R2は次式(■): (式中、Xは0、Sまたは−CH2−であり、a、、b
、cおよびdは各々独立して0.1または2であり;a
、b、cおよびdの合計は5を越えない)で表わされる
基であり;R3はHまたはメチル基であり;そしてR4
はHlollまたは次式: で表わされる4′−(α−L−オレアンドロシル)−α
−L−オレアンドロシルオキシ基である。〕 で表わされる化合物を提供するものである。
上記定義において、3個以上の炭素原子を含むアルキル
基は直鎖または枝分れ鎖でよい。ハロゲン原子はフルオ
ロ、クロロ、ブロモまたはヨード原子である。
C−076複合体は、C−076A1a、 Alb 、
 A2a 、 A2b。
Bla 、 Bib 、 B2aおよびB2bとして記
載される8個の全く違うがしかし非常に関連した化合物
からなる。化合物の°“a”°系列は、25−置換基が
(S)sec−ブチル基である天然アベルメクチンに関
し、′“b”系列は25−置換基がイソプロピル基であ
るものに関する。文字“A”および“B′′はそれぞれ
5−置換基がメトキシ基またはヒドロキシ基であるアベ
ルメクチンに関し、そして数字” 1 ”は二重結合が
22−23位に存在するアベルメクチンに関し、数字“
2“は22−位に水素原子を、そして23−位にヒドロ
キシ基を有するアベルメクチンに関する。
この明細書において、 a”および“b°゛同定記号は
省略した。同定記号AI、 A2、B1およびB2は、
上述のC−076アベルメクチンのものに相当する構造
的特徴を有する非−天然アベルメクチンを示すために残
されている。
本発明は式中R2がフェニル基である式(1)で表わさ
れる化合物を含む。
化合物の別の群において、R2は式(II)中aおよび
bがOであり; Cおよびdが1であり;そして XがCHzである 基である。
化合物の別の群において、R2は式(It)中aおよび
bが0であり: Cが1であり; dが2であり;そして XがCH2である 基である。
さらに別の化合物群において、R2は式(II)中aお
よびbが0であり; Cおよびdが1であり;そして XがOである 基である。
本発明の別の観点によれば、式(1)中R1がOHであ
り二重結合が存在しないか、または二重結合が存在して
R1が不存在であり、そしてR4が4′−(α−L−オ
レアンドロシル)−α−L−オレアンドロシルオキシ基
である化合物は、下記式(IIりで表わされる適当なN
−アルカノイル・システアミン・チオエステルの存在下
に、コーロッパ特許出願第88300354.3号およ
び88300426.9号に記載されているように、ス
トレプトマイセス・アベルミティリス(Strepto
myces avermitilis)変異微生物AT
CC53567,5356Bまたは53692を発酵さ
せることにより作られる: R2C03(CI(2) 2Nl(COR6−・−(■
)(式中、R2は上記定義のものであり、R6はCI−
C,。
のアルキル基を表わす。) 上記チオエステルは接種時または発酵の間、定期的に発
酵物へ加える。式(1)で表わされる化合物の製造は、
発酵物からサンプルを取出し、有機溶媒で抽出し、そし
てクロマトグラフィたとえば高圧液体クロマトグラフィ
を用いて式(1)で表わされる化合物の出現を追跡する
ことによりモニターされる。インキュベーションは式(
1)で表わされる化合物の収率が最大になるまで、−1
11Qには12〜16日の期間続けられる。
チオエステルの各回の添加の好ましいレヘルは0.05
〜4.0g/42である。式(I)で表わされる化合物
の最も良い収率は、酸を発酵物へ漸次添加することによ
り、たとえば数日間にわたってチオエステルを毎日添加
することにより得られる。発酵に使用される培地は、炭
素、窒素および他の微量元素の同化源を含む通常の複合
培地でよい。
ある温度好ましくは24〜33°Cにて数日間発酵後、
発酵液を遠心分離または濾過し、菌糸体ケーキをアセト
ンまたはメタノールで抽出する。溶媒抽出液を濃縮し、
所望の生成物を次いで水不混和有機溶媒たとえば塩化メ
チレン、酢酸エチル、クロロホルム、ブタノールまたは
メチル、イソブチルケトンへ抽出する。溶媒抽出物を濃
縮し、式(1)で表わされる化合物を含む粗生成物をさ
らに必要によりクロマトグラフィたとえば調製用逆相高
圧液体クロマトグラフィを用いて精製する。
生成物は一般に弐(1)中R4が4′−(α−17オレ
アンドロシル)−α−L−オレアンドロシルオキシ基で
あり、R1がOHであり二重結合が不存在であるか、ま
たはR1が不存在で二重結合が存在しそしてR3がHま
たはC1hである化合物の混合物として得られる;しか
しながら混合物の割合は発酵に使用される特定のチオエ
ステルおよび条件に応じて変化しうる。
使用される微生物力<ATCC57692である場合1
式中R3がHであるB型アヘルメクチンのみが得られる
式(III)で記載されたある範囲のチオエステルを発
酵物へ添加すると、ある範囲の置換基をC−25位に有
するアヘルメクチンが得られることが見出された。使用
されうる特定の千オニステルの例は次のものを含む: 式(III)中R2がフェニル基でありR6がメチル基
であるチオエステル; 式(II[)中RZが式(II)で定義された基であっ
てその際aとbは0であり、Cとdが1であり、そして
Xが0112である基であり、Rhがメチル基であるチ
オエステル; 式(I[l)中R2が式(II)で定義された基であっ
てその際aとbはOであり、Cが1であり、dが2であ
りそしてχがCI(2である基であり、R6がメチル基
であるチオエステル; 式(III)中R2が式(II)で定義された基であっ
てその際aとbはOであり、Cとdが1でありχがOで
ある基であり、R6がメチル基であるチオエステル。
本発明のある特定の好ましい観点において、式(I)中
R2がフェニル基でR′′がメチル基であるチオエステ
ルの存在下に発酵を行なうと、式(I)中R1が011
であり二重結合が不存在であり、R2がフェニル基であ
り、R″がHでありR4が4′=(α−Lオレアンドロ
シル)−α−4−オレアンドロシルオキシ基である化合
物(25−フェニルアヘルメクチンB2と称する)が主
に得られる。
本発明の別の好ましい態様において、発酵を式(I[[
)中R2が2−ビシクロ[3,1,0] へキシル基で
ありR6がメチル基であるチオエステルの存在下に行な
うと、式(I)中R1が01(であり二重結合が不存在
でありR2が2−ビシクロ[3,1,0] へキシル基
であり、R3が1]でありそしてR4が4′−(α−1
7オレアンドロシル)−α−4−オレアンドロシルオキ
シ基である化合物(ここで25−(2−ビシクロ[3,
1,0,1へキシル)アヘルメクチンB2と称する)が
主に得られる。
式(II[)で表わされるチオエステルは、式;R2−
Co□11で表わされる相当するカルボン酸を、脱キ 水素化剤たとえばジシクロへモシル力ルホジイミドの存
在下に、不活性溶媒中またはジフェニルホスボリルアジ
ドおよび塩基たとえばトリエチルアミンのジメチルホル
ムアミド溶液中で、RI′CON 11 CII□CI
l□S11で表わされるチオールとカップリングさせる
ことにより調製される。式:R’C0N11CI(2C
H2S11で表わされるチオールは、システアミン塩酸
塩から、塩基たとえばトリエチルアミン続いて塩化トリ
メチルシリルで処理し、次いで式: R6GOCIで表
わされる酸塩化物とさらに少量の塩基たとえばトリエチ
ルアミンで処理することにより調製されうる。得られた
粗チオエステルを次いでたとえばシリカゲルカラムクロ
マトグラフィにより精製する。
R2が式(If)で表わされる基であり、その際aとb
はOであり、c、dおよびXは前記定義のものである式
: R2CQ□Hで表わされるカルボン酸は、次式: で表わされるシクロアルケンへ、酢酸ロジウム(II)
の存在下にジアゾ酢酸アルキルエステルを添加し、続い
て得られたアルキルエステルを開裂することによりa周
製されうる。
得られたカルボン酸は、次いで常法によりたとえば蒸留
または結晶化により精製される。
ビシクロ[3,1.0] ヘキサン−2−カルボン酸の
調製は、J、Amer、Chem、Soc、、 85.
582−585.1963(メインワルド ジエイ、(
Meinwald J、)+  ラバチェス。ニス、 
 (Labana s、s、)+  シャープ エム。
ニス、(Chadha M、S、)に記載されテイル。
式(I)中二重結合が存在しR1が不存在である化合物
は、これに代わって、式(1)中R1がOHであり二重
結合が不存在である相当する化合物から、脱水反応によ
り調製されうる。反応は、最初にたとえばt−ブチルジ
メチルシリルオキシアセチル誘導体として5位および4
“位のヒドロキシル基を選択的に保護し、次いで置換さ
れたチオカルボニルハライドたとえば(4−メチルフェ
ノキシ)チオカルボニルクロライドと反応させ、続いて
高沸点溶媒たとえばトリクロロベンゼン中で加熱するこ
とにより脱水することにより行なわれる。最後に生成物
を脱保護化すると不飽和化合物が得られる。これらの工
程は適当な試薬および反応条件とともに米国特許第43
28335号に記載されている。
式(1)中R3がHである化合物もまた式中R3がCH
3である相当する化合物から脱メチル化することにより
調製されうる。この反応は、5−メトキシ化合物または
その適当に保護された誘導体を酢酸水銀で処理し、得ら
れた3−アセトキシエノールエーテルを希酸で加水分解
し、5−ケト化合物とすることにより達成される。次い
で、たとえばナトリウムポロハイドライドを用いて還元
し5ヒドロキシ誘導体を得る。これらの工程に対する適
当な試薬および反応条件は米国特許第4423209号
明細書に記載されている。
式(N中R1がHであり二重結合が不存在である化合物
は、二重結合が存在しR1が不存在である相当する化合
物から適当な触媒を用いて選択的接触水素添加により調
製される。この還元は、たとえば、ヨーロッパ特許出願
公開第0001689号に記載されているように、トリ
ス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(1)を用いて
達成されうる。
式(1)中R4がHである化合物は、式中R4が4′(
α−L−オレアンドロシル)−α−L−オレアンドロシ
ルオキシ基である相当する化合物から、水性有m溶媒中
酸で緩やかに加水分解することにより式中R4がOHで
あるアグリコンを得;次いでこれをたとえばベンゼンス
ルホニルハライドと反応させて13−デオキシ−13−
ハロ誘導体を得、これを最終的にたとえば水素化トリブ
チルスズを用いて選択的に還元することにより得られる
。不所望の副反応を避けるために、たとえば第三−ブチ
ルジメチルシリル基を用いて存在するであろう他のいか
なる水酸基も保護することが望ましい。次いでこん踏量
の酸を含むメタノールを用いて処理することによりハロ
ゲン化または還元工程の後で直ちにこれを除去する。
これらすべての工程はこれらの実施のために適当な試薬
および反応条件とともにヨーロッパ特許出願公開第00
02615号に記載されている。
本発明化合物は駆虫剤、殺外部寄生虫剤、殺虫剤、殺ダ
ニ剤および動物成長促進剤として特に有用である非常に
活性な抗寄生虫剤である。
すなわち、化合物は、線虫として記載される一群の寄生
性螺出により非常にしばしば起こされそしてブタ、ヒツ
ジ、ウマおよびウシに重大な経済的損失を起こしならび
に家畜および家禽に影響を与える、螺出病を特に含む、
内部寄生虫により起こされる様々な症状を治療するのに
有利である。
化合物はまた様々な種類の動物に影響を与える他の線虫
、たとえばイヌにおけるシロフィラリア(Dirof 
1laria)および胃腸性寄生虫を含むヒトに感染す
る様々な寄生虫、たとえばアンシロストーマ(八ncy
lostoma)、ネカトール(Necator) 、
アスカリス(八5caris) 、ストロンギロイデス
(Strongyloides)、トリキネーラ(Tr
ichinella) 、キャビラリア(Capill
aria)、トリチュリス(Trichuris)、エ
ンテロビウス(Enterobius)および血液また
は他の組織および器官に見出される寄生虫たとえばフィ
ラリア螺虫およびストロンギロイデスならびにトリキネ
ーラの胃腸性段階に対しても有効である。
化合物はまた特に動物および鳥の節足性外部寄生虫たと
えばチック、マイト、シラミ、ハエ、フロラフライ、穿
刺性昆虫およびウシやウマに影響を与える移動性双翅目
幼虫を含む外部寄生虫の治療に価値がある。
化合物はまた屋内害虫たとえば力、イガ、ヒメマル力ツ
ォブシムシおよびイエバエに対し殺虫活性があり、なら
びに貯蔵穀粒および農業作物の有害昆虫たとえばハダニ
、アブラムシ、チョウやガの幼虫、ハリアリ、シロアリ
に対しおよび移動性直翅目たとえばイナゴに対し有効で
ある。
式(I)で表わされる化合物は、意図される特定用途お
よび処理される宿主動物の特定種類ならびに関与する寄
生虫または昆虫に適する配合物として投与される。駆虫
剤としての使用に対し、化合物はカプセル剤、火剤、錠
剤または好ましくは液状のトレンチ剤の形で経口投与さ
れてもよく、これに代わって注射により投与されたりま
たは埋込剤もしくは浴びせ剤として投与されてもよい。
このような配合物は標準的獣医学上のブラクティスを用
いて常法により作られる。すなわちカプセル剤、火剤ま
たは錠剤は、有効成分を適当な微粉砕希釈剤またはキャ
リヤーとともに混合しさらに崩壊剤および/または結合
剤たとえばデンプン、ラフ1−−ス、タルク、ステアリ
ン酸マグネシウム等を含有して調製されうる。水薬(ト
レンチ)配合物は水溶液中に有効成分を分散剤または湿
潤剤等とともに分散させ、そして注射用製剤は他の物質
たとえば溶液を血液と等張にするのに十分な塩またはグ
ルコースを含んでもよい滅菌溶液の形で調製されうる。
これら配合物は処理されるべき宿主動物の種類、感染の
程度および型ならびに宿主の体重に応じて活性化合物の
重量に関して変化する。一般に経口投与については1〜
5日の期間に一回投与または分割投与として与えられる
動物の体重1. kgにつき約0.001〜LOmgの
投与量が満足できるがしかし勿論これより高いかまたは
低い投与量範囲が示される場合もあり、このようなもの
も本発明の範囲内である。
これに代わって化合物を動物飼料とともに投与してもよ
く、この目的のために濃厚飼料添加物またはプレミック
スを通常の動物飼料と混合するために調製する。
殺虫剤としての使用のためおよび農業害虫を処置するた
め、標準的農業プラクティスにしたがって化合物をスプ
レー、ダスト、エマルジョン等として施用する。
牧畜または家畜において成長促進剤として使用するため
、または脂肪の少ない肉の脂肪比率を高くするために、
化合物を動物飼料または飲水とともに投与してもよい。
これに代わり、カプセル剤、火剤、錠剤または液状トレ
ンチ剤の形で経口投与したり、または注射によりもしく
は埋込剤として腸管外投与してもよい。
ヒトに使用する場合、化合物を通常の医薬品プラクティ
スにしたがって薬剤学」−許容されうる製剤として投与
される。
本発明は次の実施例により説明される。実施例中、例1
は式(1)で表わされる化合物の調製例、例2は式(1
)で表わされる別の化合物の調製例である。例3は水剤
の例であり、例4および5は例1と2の化合物の抗寄生
虫活性および殺虫活性を説明する。
(実施例) 例1 25−フェニルアへルメクチンB2 スi・レプトマイセス・アヘルミティリス変異微生物A
TCC53568の培養物の凍結接種材料(2rd)を
30Mフラスコ中にて、デンプン(1g) 、ファルマ
メディア(Pharmamedia) (商標名) (
0,75g)、アルゾミンpH(0,25g)および炭
酸カルシウム(0,1g)を含む培地50mflに接種
し、28°Cで2日間インキュベートする。この接種材
料(50d)を、デンプン(20g) 、ファルマメデ
ィア(15g) 、アルゾミンpH(5g)および炭酸
カルシウム(2g)を含む第二の接種フラスコ(1りへ
移し、さらに2日間28°Cにてインキエベートする。
この接種材料を用いて702発酵器中にてデンプン(7
kg) 、硫酸マグネシウム(70g) 、ファルマメ
ディア(350g)、リン酸水素二カリウム(70g)
 、硫酸第一酸(0,7g)、炭酸カルシウム(490
g)、グルタミン酸(42g) 、硫酸亜鉛(0,07
g)および硫酸マンガン(0,07g)を含む培地7(
lI!、に接種する。発酵物を35Or、p、m、で攪
拌しそして701/分で通気しながら28°Cにてイン
キエベーションする。S−ベンゾイル・N−アセチル・
システアミン(24g)を24時間後に加える。288
時間後濾過により菌糸を除き、そしてアセトン(2×5
01)で抽出する。アセトン抽出物をほぼLOffiま
で濃縮し、3回ずつ酢酸エチル(31)で抽出する。得
られた酢酸エチル層を集め蒸発すると褐色油状物(97
,5g)が得られる。
後者を塩化メチレン(1200mffi)中に溶かし、
そしてシリカゲル(100g)と活性炭(100g)と
ともに1時間攪拌する。シリカゲルと活性炭をアルバセ
ルを通して濾去し、濾液を蒸発すると黄色油状物(74
,5g)が得られる。後者を100mf!石油(b、p
、40〜60°C)に溶かし、そして濾過する。濾液を
500gアルミナ(Woelm、Akt、B)カラムへ
加え、石油(b、p。
60−80°c) (1,5ffi) 、酢酸エチル(
21)および最後にメタノール(11)で溶出する。関
連するフラクションを集めると淡褐色油状物4.12g
が得られる。これをメタノール(200mf)に溶かし
、−75°Cまで冷却する。ワックス状沈でん物が現わ
れそして濾去する。濾液を蒸発すると流動性の油2.9
8gが得られ、これをジエチルエーテルに熔かしシリカ
ゲル(35g)のカラムへ加え、そしてジエチルエーテ
ルで溶出する。フラクション(100d)を集め、フラ
クションNo、13〜20を合わせ蒸発すると部分的に
精製された物質が得られる。生成物をメタノール(0,
71d)に溶かしそしてC18ゾルパックス(Zorb
ax) ODS (商標名、デュポン)カラム(21m
mX25cm)中でクロマトグラフィにかけ、メタノー
ルと水(75: 25)の混液を用いて流速9mR1分
で溶出する。4.5mlフラクションを集め、フラクシ
ョン86〜96を合わせ、そして蒸発すると、式(1)
中litが0■であり、二重結合が不存在であり、R2
がフェニル基であり、R3がHであり、R4が4′−(
α−L−オレアンドロシル)−L−オレアンドロシルオ
キシ基である化合物が、白色粉末、m、p、150−1
55°Cとして得られる。生成物の構造は、迅速原子衝
撃質量分析により、VGモデル7070B質量分析器に
おいてトリエチレングリコールと固体塩化ナトリウムと
のサンプルマトリックスを用いて確認される。(M十N
a)”はm/e 933(理論値933)で観察された
電子衝突質量分析は、VGモデル7070F質量分析器
を用いて行なわれる。主要フラグメントに対するm/e
値は次のとおりである: 343.325.259.241.231.145.1
27.113.111.95および87゜ 例2 25−(2−ビシクロ〔3.1,01ヘキシル)アベル
メクチンB2 ストレプトマイセス・アベルミティリス変異微生物AT
CC53568の培養物の凍結接種材料(2d)を、3
00 m(lフラスコ中にてデンプン(1g)、ファル
マメディア(商標名) (0,75g) 、アルゾミン
pH(0,25g)および炭酸カルシウム(0,1g)
を含む培地50mflへ接種し、28°Cで2日間イン
キュベートする。
この接種材料(50m)を、デンプン(20g) 、フ
ァルマメディア(15g) 、アルゾミンpH(5g)
および炭酸カルシウム(2g)を含有する第二の接種フ
ラスコ(11)へ移し、28°Cにてさらに2日間イン
キュベートする。この接種材料を用いて、100pV、
発酵器に添加されたデンプン(10kg) 、硫酸マグ
ネシウム(100g)、ファルマメディア(500g)
、リン酸水素二カリウム(loog)、硫酸第一鉄(1
,0g)、炭酸カル n シウム(700g)、グルタミン酸(60g) 、硫酸
亜鉛(0,1g)および硫酸マグネシウム(0,1g)
からなる培地100nへ接種する。発酵物を20Or、
 p、m、で攪拌し、801/分で通気しながら28°
Cでインキュベートする。ビシクロ[3,1,0]  
ヘキサンカルボン酸のN−アセチル・システアミン・チ
オエステル(16g)を43時間後加え、そして115
時間目に16gを再び加える。234時間後菌糸体を濾
去し、アセトン(2×50りで抽出する。アセトン抽出
物をほぼ10p。
まで濃縮し、酢酸エチル(3X15ρ)で抽出する。
得られた酢酸エチル層を集め蒸発すると褐色油状物(6
7,8g)が得られる。油状物を石油エーテル(b、p
、 40−60°C) (250mR)に溶かし、アル
ミナ(340g)中でクロマトグラフィにかげる。不所
望物質を酢酸エチルとジクロロメタン混液(1:1)で
溶出し生成物を酢酸エチルとメタノール混液(1: 1
)で溶出する。蒸発すると淡褐色油状物(17,8g)
が得られ、これを石油エーテル(b、p、 40−60
°C)に再溶解し、シリカゲル(460g)中でクロマ
トグラフィにかける。不所望の物質を石油エーテル(b
、p、 40−60°C)で溶出し、続いてジエチルエ
ーテルで溶出する。生成物を酢酸エチルとジエチルエー
テルの混液(1:9)で溶出す。蒸発すると淡白色発泡
体が得られる(1.3g) ;これをメタノール(4m
りに溶かし、C−18Dynamax (商標名Ra1
nin)カラム(41,4mm X25cm)を用いた
クロマトグラフィにかけ、流速60m117分にてメタ
ノールと水の混液(80: 20)で溶出することによ
り精製する。関連フラクションを集めると式(I)中P
が011で二重結合が不存在であり、R2が2−ビシク
ロ[3,1.0] ヘキシル基であり、R3が■]であ
りそしてR4が4′〜(α−L−オレアンドロシル)−
Lオレアンドロシルオキシ基である化合物が白色粉末と
して得られる; m、p、 173−176°C(分解
)。
生成物の構造は、迅速原子衝撃質量分析により、VGモ
デル7070E質量分析器中トリエチレングリコールと
固体塩化ナトリウムのサンプルマトリックスを用いて行
なう。(M + Na)+はm/e 937で見られた
(理論値 937)。
電子衝突質量分析はVGモデル7070F質量分析器を
用いて行なわれる。主要フラグメントのm/e値は次の
とおりである:608.480.347.329.26
3.257.179.145.127.113.95お
よび87゜例3 水測− 前記例1および2の生成物をポリエチレングリコール(
平均分子量300)に溶かすと、水(トレンチ)剤とし
て使用されるために40Org/mρを含む溶液が得ら
れた。
例4 駆」基設 駆虫活性は、ケイ・シイ・シンプキン(K 、 G 、
 S i −mpkin)とシイ・エル・コールス(G
、L、Co1es)によりParasitology、
 1979.79.19に記載されたインビトロスクリ
ーニング試験を用いて、カエノルノ\ブディティス・エ
レガンス(Caenorhabditis elega
ns)に対して評価する。例1および2の生成物は0 
、1 pg / mlの凹所濃度で螺出100χを殺滅
する。
例5 栽丈悪立 ハエの一種ルシリア・クプリナ(Lucilia cu
prina)(Q種)の幼虫段階に対する活性は、試験
化合物で処理した濾紙に初動幼虫を接触させる標準手法
を用いて示される。最初に試験化合物をアセトン溶液と
して紙へ施こす。次いで処理した濾紙を新生仔牛血清1
雁を含む試験管へ入れ、そして初動幼虫を加える。例1
および2の生成物は、1mg / rrrのレベルで濾
紙へ施こしたとき幼虫を100χ殺滅した。
調製例 S、ヘンジイル・N−アセチル・シス−アミンの乾燥塩
化メチレン(800mfV、)中のシステアミン塩酸塩
(50g)をトリエチルアミン(140mR)で0〜5
°Cにて処理し、そしてスラリーを2時間撹拌する。
次いで塩化トリメチルシリル(72mR)にO′Cにて
20分間かけ塩化メチレン100 mp、をさらに加え
る。
攪拌を1y2時間O′Cで続ける。塩化メチレン100
成中の塩化アセデル(31mjりを20分間かりて0〜
5°Cにて加え、次いでトリエチルアミン(61ml 
)を同温にて加える。得られた白色スラリーを室温A にて2時間激しく攪拌する。次いで水(50m)を加え
、混合物を減圧下に蒸発乾固する。得られた白色固体を
飽和プライン(200mn)で処理し酢酸エチル(40
0mf)で抽出する。次いで水層を再び酢酸エチル(3
X 400 ml>で抽出し、集めた有機層を無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして蒸発するとN−ア
セチル・システアミンが淡黄色油状物として得られ、こ
れを蒸留すると澄明油状物27、gが得られる: b、
p、 103−108°C10,8mm11g。
安息香酸(51,6g)とN−アセチル・システアミン
100gをジメチルホルムアミド(100mN)  と
塩化メチレン(3001nfi)に溶かす。得られた混
合物を窒素下に0°Cにて攪拌し、ジフェニルホスホリ
ルアジド184m1をゆっくり加え、続いて5分後にト
リエチルアミン238mNを加える。温度を10°C以
下に保つ。次いで混合物を窒素下に室温にて一晩攪拌す
る。混合物を塩化メチレン100mRで希釈し、5%ク
エン酸水溶液400all、飽和重炭酸す) IJウム
溶液(400mQ)および飽和塩化ナトリうム溶液(4
00ml)で洗い、次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥し
濃縮すると黄色油状物が得られる。油状物をシリカゲル
カラム1kgへ施こし、2%酢酸エチル−塩化メチレン
溶液から100χ酢酸エチルまでの液で溶出する。フラ
クション6〜19を集めるとワックス状の固体128g
が得られる。これをアルハセル40gと混合し、ソック
スレー抽出器を用いてヘキサンで抽出する。
抽出物を蒸発すると表記化合物101.7gが白色固体
として得られる: m、p、54−57°C0生成物の
構造はVGモデル7070E質量分析器でトリエチレン
グリコールのサンプルマトリックスを用いて迅速原子衝
撃質量分析法により確認された。
強いMH” シグナルはm/e 224で見られた(理
論値224)。
ビシクロ[3,1,01ヘキサンカルボン酸(1,1g
)、ジフェニルホスホリルアジド(4、9g)およびN
−アセチル・システアミン(2g)をO′Cにてジメチ
ルホルムアミド(5d)中で攪拌する。トリエチルアミ
ン(5ml )を滴加し、雰囲気温度で24時間攪拌を
続ける。反応混合物をトルエン(100ml)で希釈し
、溶液を5%クエン酸水溶液(LooId) 、飽和重
炭酸ナトリウム溶液(100mjりおよび最後に飽和ブ
ライン(10h+1)で洗う。次いで有機層を分離し、
硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、蒸発する。
残渣(2,2g)をシリカ(50g)クロマトグラフィ
にかけ、塩化メチレンと酢酸エチル(酢酸エチル2〜4
0%の勾配液)で溶出することにより精製する。
フラクションを薄層クロマトグラフィにより分析し、そ
してフラクション13〜20を集めると生成物が油状物
として得られる(1.2g)。
生成物の構造をVGモデル7070F質量分析器を用い
た電子衝突質量分析法により確認する。分子イオンに対
するm/e値は227であり(理論値227)、そして
主要フラグメントは次のとおりであった:184.16
8.119.109および81゜以上のことから本発明
は次のものを含むことが明らかであろう: (1)前記で定義した式(1)で表わされる新規化合物
(2)前記で定義した式(1)で表わされる新規化合物
の調製方法。
(3)前記で定義した経口、注射および注入用製剤、濃
厚物ならびに動物飼料を含む新規な殺外部寄生虫剤、殺
虫剤、殺ダニ剤もしくは駆虫剤または成長促進側。
(4)外部寄生虫または腸内寄生虫の侵入を抑えるため
に動物の治療に使用する式(1)で表わされる化合物。
(5)式(■)で表わされる化合物の有効量で動物を治
療することからなる動物の外部寄生虫および腸内寄生虫
侵入を抑える方法または成長促進方法。
(6)式(I)で表わされる化合物の有効量を施用する
ことからなる作物の有害生物防除方法。
(外4名)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、 22〜23位の破線は二重結合が存在してもよいこを表
    わし、そしてR^1がHまたはOHであり二重結合が不
    存在であるか、または二重結合が存在しR^1が不存在
    であるかのいずれかであり;R^2は場合によりC_1
    〜C_4のアルキル、C_1〜C_4のアルコキシおよ
    びC_1〜C_4のアルキルチオ基、フルオロ、クロロ
    、ブロモ、ヨード、トリフルオロメチルおよびシアノ基
    から選択される少なくとも1つの置換基で置換されたフ
    ェニル基を表わし;または R^2は次式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、XはO、Sまたは−CH_2−であり、a、b
    、cおよびdは各々独立して0、1 または2であり;a、b、cおよびdの合 計は5を越えない) で表わされる基であり; R^3は水素原子またはメチル基であり;そしてR^4
    はH、OHまたは次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる4′−(α−L−オレアンドロシル)−α
    −L−オレアンドロシルオキシ基を表わす。〕 で表わされる化合物。 2、R^2がフェニル基である請求項1に記載の化合物
    。 3、R^2が、式II中におけるaとbが0であり、cと
    dが1であり、Xが−CH_2−である基を表わす請求
    項1に記載の化合物。 4、R^2が、式II中におけるaとbが0であり、cが
    1であり、dが2でありXが−CH_2−である基を表
    わす請求項1に記載の化合物。 5、R^2が、式II中におけるaとbが0であり、cと
    dが1であり、XがOである基を表わす請求項1に記載
    の化合物。 6、25−フェニルアベルメクチンB2。 7、25−(2−ビシクロ〔3.1.0]ヘキシル)ア
    ベルメクチンB2。 8、次式(III): R^2COS(CH_2)_2NHCOR^6(III)
    (式中、R^2は請求項1において定義したものであり
    、R^6はC1〜C_1_0のアルキル基である。)で
    表わされるN−アルカノイルシステアミンチオエステル
    の存在下に、ストレプトマイセス・アベルミティリス(
    Streptomyces avermitilis)
    変異微生物ATCC53567、53568または53
    692を培養し、そして式( I )中のR^1がOHで
    あり二重結合が不存在であるかまたは二重結合が存在し
    R^1が不存在であり、そしてR^4が4′−(α−L
    −オレアンドロシル)−α−L−オレアンドロシルオキ
    シ基である化合物を単離し、必要な場合には更に次の工
    程の1つ以上: (i)二重結合が不存在でありR^1がOHである前記
    化合物に脱水素化を行ない、該脱水素化は5および4″
    位のヒドロキシ基を選択的に保護して行なって、二重結
    合が存在しR^1が不存在である式( I )で表わされ
    る化合物を得、 (ii)R^3がメチル基である前記化合物を脱メチル
    化して、式( I )中のR^3がHである化合物を製造
    し、 (iii)二重結合が存在する前記化合物に選択的に接
    触水素添加して、式( I )中の二重結合が不存在でR
    ^1がHである化合物を得、 (iv)式中のR^4が4′−(α−L−オレアンドロ
    シル)−α−4−オレアンドロシルオキシ基である前記
    化合物を加水分解して、式( I )中のR^4がOHで
    ある化合物を得、 (v)(iv)から得られた化合物をハロゲン化して、
    13−デオキシ−13−ハロ誘導体を得、前記誘導体を
    選択的に還元して式( I )中のR^4がHである化合
    物を得る、 を行なうことからなる請求項1に記載の式( I )で表
    わされる化合物の製造方法。 9、不活性希釈剤または担体と請求項1〜7のいずれか
    1項に記載の化合物とからなる、殺−外部寄生主剤、殺
    虫剤、殺ダニ剤および駆虫剤を含むヒトおよび動物にお
    ける寄生虫感染の治療および予防用組成物。 10、液状のトレンチ剤または経口もしくは注射用配合
    物の形態、または動物飼料または動物飼料添加用の予備
    混合物もしくは助剤の形態である請求項9に記載の組成
    物。 11、請求項1〜7のいずれか1項に記載の式( I )
    で表わされる化合物の有効量を感染もしくは寄生の原因
    生物もしくはまたはその位置へ施こすことからなる、ヒ
    トおよび動物における寄生虫性症状および農業用または
    園芸用有害生物への寄生を含む昆虫または寄生虫の感染
    または寄生を防ぐ方法。
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