JPH02288035A - 真空電磁接触器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、例えば、電動機や電力用コンデンサー次側等
に組込まれる開閉用真空電磁接触器に係り、特に、この
開閉用真空電磁接触器おける補助スイッチの取付装置に
関する。

（従来の技術） 既に提案されているこの種の開閉用真空電磁接触器は、
第５図及び第６図に示されるように構成されている。

即ち、第５図及び第６図において、絶縁材で構成された
箱型の絶縁ケース１には、複数の真空バルブ室２と電磁
石室３とが中仕切壁体４で上下に区分して形成されてお
り、この各真空バルブ室２の位置する上記絶縁ケース１
の上下には、主回路を構成する三相電源としての各電源
端子５と各負荷端子６が互いに向合って付設されている
。又、この各電源端子５と各負荷端子６との間には、周
知の各真空バルブ７が垂設されており、この各真空バル
ブ７の各固定電極７ａは上記各電源端子５に接続されて
おり、この各真空バルブ７の各可動電極７ｂは上記各負
荷端子６に接続されている。

さらに、上記電磁石室３の位置する上記絶縁ケース１に
は、鉄心とこれに巻装したコイルとで構成された一対の
電磁石８が前後方向へ並べて設けられており、この各電
磁石８の各作動片８ａと上記真空バルブ７の可動電極７
ｂとの間には、ベルクランク状をなす操作杆９がその回
動軸９ａで回動自在に軸装されている。さらに又、この
操作杆９の一端部９ｂは上記真空バルブ７の可動電極７
ｂに連結されており、この操作杆９の他端部９Ｃは上記
電磁石８の作動片８ａに連結されている。

一方、第５図に示されるように、上記絶縁ケース１の外
側（側方）へ突出た位置には、外部信号用の補助スイッ
チ１０が垂直に設けられており、この補助スイッチ１０
の作動部１０ａは上記操作杆９の一部に付設された操作
片９ｄでＯＮ、ＯＦＦ作動するようになっている。又、
上記電磁石室３の位置する上記絶縁ケース１の内側には
、制御端子１１が立設されており、この制御端子１１は
上記補助スイッチ１０に電気的に接続されている。さら
に、上記補助スイッチ１０と上記電磁石８との間には、
周知の操作リンク機構（ラッチ機構）１２が設けられて
おり、この操作リンク機構１２は上記真空バルブ７をラ
ッチしている。

従って、上述した真空電磁接触器は、上記両電磁石８に
通電することにより、この両電磁石８の各鉄心が上記作
動片８ａを回動軸９ａの周りに復帰ばね（図示されず）
の弾力に抗して吸着することにより、この回動軸９ａと
一体をなす各操作杆９が各真空バルブ７の可動電極７ｂ
を上方へ押上げて上記各固定電極７ａに接触して通電状
態になると、同時に、上記操作杆９が上記補助スイッチ
１０を作動して上記各真空バルブ７５の通電状態を操作
パネル（図示されず）に表示するようになっている。

他方、上記両電磁石８の通電を解除することにより、こ
の両電磁石８の各鉄心が上記作動片８ａを操作軸９ａの
周りに復帰ばねの弾力によって離間して復帰して、この
操作軸９ａと一体をなす操作杆９が各真空バルブ７の可
動電極７ｂを下方へ引下げて上記各固定電極７ａから離
間して遮断状態にすると、同時に、上記操作軸９ａと一
体をなす作動片９ｄが上記補助スイッチ１０の作動を解
除して上記各真空バルブ７の遮断状態を操作パネルに表
示するようになっている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上述した真空電磁接触器は、配電盤に真
空バルブと電力ヒユーズを一体化したコンビネーション
ユニットによるコンパクト化を図る関係上、上記補助ス
イッチが絶縁ケースの外方へ突出していると、デザイン
や組立て時の邪魔になるばかりでなく、上記補助スイッ
チを比較的に大きく構成しているために、主回路に対し
背後電極を敷設するような配置を採用せざるを得なくな
り、これに起因して、金属加工や精度の高い構成部品で
なければならない等の難点がある。

他方、上述した真空電磁接触器は、上記補助スイッチ１
０を上記操作リンク機構１２の位置に配設することも考
えられるが、これは上記真空バルブ７の直下に位置する
関係上、上記補助スイッチ１０が高電圧の影響を受は易
くなり、誤作動防止手段を付設することを余儀無くされ
る等の欠点がある。

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって
、絶縁ケースの凹部に補助スイッチを収納して、この補
助スイッチを絶縁ケースの外方へ突出しないように構成
し、デザインや組立て時の邪魔にならないようにすると
共に、上記補助スイッチに対し高電圧の影響を受けない
ように構成した絶縁ケースを備えた真空電磁接触器を提
供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段とその作用）本発明は、絶
縁ケースに真空バルブ室と電磁石室とを中仕切壁体で上
下に区分して形成し、この真空バルブ室に位置する上記
絶縁ケースに電源端子と負荷端子とを付設し、この両端
子間に真空バルブを垂設し、上記電磁石室に位置する上
記絶縁ケースに電磁石を設け、この電磁石の作動片と上
記真空バルブの可動電極との間の上記絶縁ケースに操作
杆を上記作動片と上記可動電極とを連結するように設け
た真空電磁接触器おいて、上記電磁石室の傍らの上記絶
縁ケースの一部に内方へ突出した凹部を絶縁壁体で形成
し、この凹部に補助スイッチを上記操作杆の一部で作動
するように設け、上記凹部に補助スイッチを収納して、
この補助スイッチを絶縁ケースの外方へ突出しないよう
に構成し、デザインや組立て時の邪魔にならないように
すると共に、上記補助スイッチに対し高電圧の影響を受
けないように構成したものである。

（実施例） 以下、本発明を図示の一実施例について説明する。

なお、本発明は、上述した具体例と同一構成部材には、
同じ符号を付して説明する。

第１図乃至第４図において、符号１は、絶縁材で構成さ
れた箱型の絶縁ケースであって、この絶縁ケース１には
、複数の真空バルブ室２と電磁石室３とが中仕切壁体４
で上下に区分して形成されており、この各真空バルブ室
２の位置する上記絶縁ケース１の上下には、主回路を構
成する三相電源としての各電源端子５と各負荷端子６が
互いに向合って付設されている。又、この各電源端子５
と各負荷端子６との間には、周知の各真空バルブ７が垂
設されており、この各真空バルブ７の各固定電極７ａは
上記各電源端子５に接続されており、この各真空バルブ
７の各可動電極７ｂは上記各負荷端子６に接続されてい
る。さらに、上記電磁石室３の位置する上記絶縁ケース
１には、鉄心とこれに巻装したコイルとで構成された一
対の電磁石８が前後方向へ並べて設けられており、この
各電磁石８の作動片８ａと上記真空バルブ７の可動電極
７ｂとの間には、ベルクランク状をなす操作杆９がその
回動軸９ａで回動自在に軸装されている。

さらに又、この操作杆９の一端部９ｂは上記真空バルブ
７の可動電極７ｂに連結されており、この操作杆９の他
端部９ｃは上記電磁石８の作動片８ａに連結している。

一方、上記電磁石８の傍らの上記絶縁ケース１の下部に
は、凹部２０が絶縁壁体２１で電磁石室３に対し区分し
て内方へ突出して形成されており、この凹部２０は、第
４図に示されるように、横長く形成されている。又、こ
の凹部２０には、外部信号用の補助スイッチ１０が水平
方向に設けられており、この補助スイッチ１０の作動部
１０ａは上記操作杆９の一部に付設された操作片９ｅで
ＯＮ、ＯＦＦ作動するようになっている。又、上記電磁
石室３の位置する上記絶縁ケース１の内側には、制御端
子１１が立設されており、この制御端子１１は上記補助
スイッチ１０に電気的に接続されている。さらに、上記
補助スイッチ１０と上記電磁石８との間には、周知の操
作リンク機構（ラッチ機構）１２が設けられており、こ
の操作リンク機構１２は上記真空バルブ７をラッチして
いる。

従って、今、上記両電磁石８に通電することにより、こ
の両電磁石８の各鉄心が上記作動片８ａを回動軸９ａの
周りに復帰ばね（図示されず）の弾力に抗して吸着する
ことにより、この回動軸９ａと一体をなす各操作杆９が
各真空バルブ７の可動電極７ｂを上方へ押上げて上記各
固定電極７ａに接触して通電状態になると、同時に、上
記操作杆９が上記補助スイッチ１０を作動して上記各真
空バルブ７の通電状態を操作パネル（図示されず）に表
示するようになっている。

他方、上記両電磁石８の通電を解除することにより、こ
の両電磁石８の各鉄心が上記作動片８ａを操作軸９ａの
周りに復帰ばねの弾力によって離間して復帰して、この
操作軸９ａと一体をなす操作杆９が各真空バルブ７の可
動電極７ｂを下方へ引下げて上記各固定電極７ａに離間
して遮断状態にすると、同時に、上記操作軸９ａと一体
をなす作動片９ｅが上記補助スイッチ１０を作動を解除
して上記各真空バルブ７の遮断状態を操作パネルに表示
するようになっている。

特に、本発明は、上記絶縁ケース１の凹部２０に補助ス
イッチ１０を収納すると共に、上記絶縁ケース１の側面
から外方へ突出しないように形成しているから、真空バ
ルブ７と電力ヒユーズを一体化したコンビネーションユ
ニットの小型軽量化を図ることができると共に、高電圧
雰囲気と低電圧雰囲気とを完全に分離独立して構成する
から、上記補助スイッチ１０の信頼性の向上を図ること
ができる。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明よれば、絶縁ケースに真空バル
ブ室と電磁石室とを中仕切壁体で上下に区分して形成し
、この真空バルブ室に位置する上記絶縁ケースに電源端
子と負荷端子とを付設し、この両端子間に真空バルブを
垂設し、上記電磁石室に位置する上記絶縁ケースに電磁
石を設け、この電磁石の作動片と上記真空バルブの可動
電極との間の上記絶縁ケースに操作杆を上記作動片と上
記可動電極とを連結するように設けた真空電磁接触器お
いて、上記電磁石室の傍らの上記絶縁ケースの一部に内
方へ突出した凹部を横長に形成し、この凹部に補助スイ
ッチを上記操作杆の一部で作動するように設けているの
で、上記絶縁ケースの凹部に補助スイッチを収納して、
この補助スイッチを絶縁ケースの外方へ突出しないよう
に構成できるばかりでなく、デザインや組立て時の邪魔
にならず、上記補助スイッチに対し高電圧の影響を受け
ないから、信頼性の向上を図ることができる等の優れた
効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の真空電磁接触器の正面図、第２図は
、同上側面図、第３図は、本発明に使用される絶縁ケー
スの正面図、第４図は、同上側面図、第５図は、既に提
案されている真空電磁接触器の正面図、第６図は、同上
側面図である。 １・・・絶縁ケース、２・・・真空バルブ室、３・・・
電磁石室、４・・・中仕切壁体、７・・・真空バルブ、
８・・・電磁石、９・・・操作杆、１０・・・補助スイ
ッチ、２０・・・凹部、２１・・・絶縁壁体。 出願人代理人　　佐　　藤　　−雄 第１図 第２図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 絶縁ケースに真空バルブ室と電磁石室とを中仕切壁体で
   上下に区分して形成し、この真空バルブ室に位置する上
   記絶縁ケースに電源端子と負荷端子とを付設し、この両
   端子間に真空バルブを垂設し、上記電磁石室に位置する
   上記絶縁ケースに電磁石を設け、この電磁石の作動片と
   上記真空バルブの可動電極との間の上記絶縁ケースに操
   作杆を上記作動片と上記可動電極とを連結するように設
   けた真空電磁接触器おいて、上記電磁石室の傍らの上記
   絶縁ケースの一部に内方へ突出した凹部を絶縁壁体で形
   成し、この凹部に補助スイッチを上記操作杆の一部で作
   動するように設けたことを特徴とする真空電磁接触器。