JPH02287927A - 光ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光学的記録再生装置に関し、特にビームスポッ
トなトラ、りに追従させる装置において、トラ、キング
時のトラック位置ずれを補正する装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の光学的記録再生装置においては、光ビー
ムスポットをトラック中心に位置決めする際に、トラ、
キング誤差信号のＯｖが光へ、ドの光学系の調整のみで
はトラック中心と必ずしもならないため、トラッキング
誤差信号にオフセット電圧を加算し、このオフセット電
圧を調整することによりトラック中心に光ビームスポッ
トが位置決めするようにしていたが、このオフセット電
圧値は装置の組立て時にトラッキング誤差信号の振幅中
心にビームスポットが位置決めされるように設定されて
いた。

しかし、この場合、装置使用中の回路の温度変化による
ドリフトおよび調整後の設定値ずれ等が発生した場合は
補正することができず、記録・再生時に光ビームスポッ
トがトラック中心に位置決めすることが困難となるため
、記録時にトラック中心よりずれて記録されることによ
り再生時に記録部分のトラッキング誤差信号が乱された
りまたはトラ、り中心に記録されていても、光ビームス
ポットがトラック中心をトレースすることができない場
合が発生し、記録再生品質を低下させる要因となってい
た。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の光学的記録再生装置は、トラッキング誤
差信号のオフセット調整後、温度ドリフト等により回路
オフセットが発生した場合や、調整値がずれた場合、光
ビームスポットがトラック中心をトレースすることがで
きず、記録時にトラック中心からずれて記録したり、ま
たはトラック中心よりずれて再生するため、安定な記録
、再生動作ができなくなることがあった。また、その上
、トラック中心に記録されていないため、トラ、キング
誤差信号のトラック中心に対する位置ずれ信号のバラン
スが記録部と未記録部で異り、記録部でトラッキング誤
差信号が乱され、トラッキング動作が不安定、になり、
また、このため再生信号品質が低下するなどの欠点があ
った。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の光ディスク装置は、トラッキング誤差信号を含
む電気信号に変換する光検出器と、前記光検出器の出力
信号によりトラッキング誤差信号を得るための差動増幅
器と、前記反射光から得られる再生信号を波形整形する
波形整形回路と、前記波形整形回路の出力よりトラック
番号、セクタ番地などのアドレス情報および同期信号を
有するＩＤ部タイミングパルスを発生するＩＤタイミン
グ検出回路と、前記差動増幅器の出力にオフセット電圧
を加算するための加算増幅器と、前記加算増幅器の出力
を前記ＩＤタイミング検出器のタイミング信号によりホ
ールドするサンプルホールド回路と、前記サンプルホー
ルド回路出力信号を用いて前記加算増幅器へのオフセッ
ト電圧を発生する補正電圧発生回路とを備えている。

〔実施例〕

次に本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。レ
ーザーダイオード１から出射した光ビームはコリメート
レンズ２により平行光に変換されビームスプリッタ３、
対物レンズ５を通過して、媒体６へ照射される。この媒
体６により反射された光は対物レンズ６を通過した後、
前記ビームスプリ、り３により反射され、絞り込みレン
ズ７により絞り込まれた後、ハーフミラ−８により光量
が分割される。このハーフミラ−８で反射された光はナ
イフェツジ９により一部の光が遮断された後、２分割光
検出器１０に照射される。該２分割光検器１０の出力は
差動増幅器１１により減算されフォーカシング誤差信号
となる。一方、前記ハーフミラ−８を通過した光は４分
割光検出器１２に照射される。媒体からのもどり光の半
径方向に分割した対がトラッキング誤差信号検出用、円
周方向に分割した対が再生信号検出用である。

ここで、再生信号検出用光検出器の出力は加算増幅器１
３により加算され再生信号２３となり、また、トラッキ
ング誤差信号検出用光°検出器の出力は、作動増幅器１
６により減算されてトラッキング誤差信号２６となる。

再生信号２３は波形整形回路１４によりデジタル信号に
変換されＩＤタイミング検出回路１５によりセクターマ
ークのチエツクを行なった後ＩＤ部の°タイミングを示
すＩＤタイミング信号２５を発生する。トラッキング誤
差信号２６は加算増幅器１７によりオフセット電圧を加
算され位相補正回路に位相進み補正を行なったのち駆動
回路を１９に送られトラッキングアクチュ゛エータ４を
駆動する。また、オフセット電圧を加算したトラッキン
グ誤差信号２７はサンプルホールド回路２０に入力され
ＩＤタイミング信号２５のタイミングでＩＤ部のトラッ
キング誤差信号をホールドする。前記サンプルホールド
回路２００ホールド信号２８は加算増幅器１７に加える
オフセット電圧を発生する補正電圧発生回路に入力され
サンプルホールド回路の出力に応じてオフセット電圧を
発生する。

次に前記ＩＤ部トラッキング誤差信号について図を参照
して詳細に説明する。

第２図は光スポットがトラックを斜行している時のトラ
ッキング誤差信号の変化を示す。媒体上に予め形成され
ているＩＤ部を光スポットが通過する際、誤差信号の振
幅が減少している。これはそのＩＤ部に特有の光の回折
現象があるためである。このＩＤ部における回折光の干
渉により点線で示す振幅の減少がある。このため、ＩＤ
部ではこの点線のレベルまで誤差信号の振幅が減少して
いる。

第３図を参照して上述のトラッキング誤差信号をより詳
細に説明する。

一般に、光スポットがオントラック状態では誤差信号は
Ｏレベルになっている。ところが、装置の調整ずれまた
は光学系のずれ等が発生すると、その誤差信号が０であ
っても前記光スポットがトラックからずれている場合が
ある。ここで装置がオントラックと認識して前記誤差信
号をこのトラックに追従させ、この結果ずれた０レベル
を偽の０レベルとしているものと仮定する。この偽の・
θレベルを追従している時に前記ＩＤ部を光スポットが
通過するとレベルがＡだけ変動する。これが新野０レベ
ルを追従している場合は上記ＩＤ部を通過してもこのＩ
Ｄ部における回折光による誤差企業も０レベルであるた
め、したがって、前記偽のＯレベルに追従したときに生
じるレベル変動をなくすよう０レベルを補正してやるこ
とにより装置のずれの補正ができる。

第４図は前述のトラッキング誤差信号の検出動作を説明
する図である。再生信号２３よりＩＤタイミング検出回
路１５によりＩＤ部でのトラッキング誤差信号をサンプ
ルホールドするためのサンプリング用タイミング信号２
５を発生する。このときのトラッキング誤差信号は参照
数字２７，２７’。

２７″で示してあり、ホールド出力は参照数字２８．２
８’　　　２８″で示している。参照数字２７’　、２
８’はトラックオフセットが（−）にずれている場合を
示し、参照数字２７．２８がトラックオフセットがＯの
場合を示し、参照数字２７’、２８’がトラックオフセ
ットが（＋）にずれている場合を示している。このよう
にすることにより光ビームスポットのトラック中心から
の位置ずれの検出が行なえる。光ビームスポットをトラ
ック中心に正しく位置決めするためにはこのホールド出
力を用いてトラッキング誤差信号に加えるオフセット電
圧を制御してやればよい。これはサンプルホールド出力
をそのまま加算増幅器１７に加えてもよいが、マイクロ
プロセッサによりホールド出力のＡＤ変換出力とに応じ
て加算するオフセット電圧を補正しながらホールド出力
が０となるポイントの加算オフセット電圧を設定するよ
うにしてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、媒体製造時にあらかじめ
形成されたＩＤ部においてトラッキング誤差信号の検出
感度が低下する性質を利用し、トラックオフセットがあ
った場合そのずれ量に応じたＩＤ部とそれ以外の部分で
のトラッキング誤差信号の振幅差を検出することにより
、光スポットのトラック中心からのずれ量を求め、この
ずれ量に応じてトラッキング誤差信号に与えるオフセッ
ト電圧値を設定することにより、光学へ、ドの調整バラ
ツキや回路の温度ドリフトによるオフセット変動が生じ
たとしても安定な記録再生品質が確保できると共に、記
録後、トラッキング誤差信号が記録部で乱されることも
なく高精度のトラック追従が可能となる。また、トラ、
りの位置ずれ補正が自動的に行なわれるため、組立て時
にオフセット調整の必要がないなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図お
よび第３図はＩＤ部でのトラッキング誤差信号を説明す
る動作説明図、第４図は本実施例の動作説明図である。 １・・・・・・レーザーダイオード、２・・・・・・コ
リメートレンズ、３・・・・・・ビームスプリッタ、４
・・・・・・レンズ駆動コイル、５・・・・・・対物レ
ンズ、６・・・・・・媒体、７・・・・・・絞り込みレ
ンズ、８・・・・・・ハーフミラー９・・・・・・ナイ
フェツジ、ＩＯ・・・・・・２分割光検出器、１１，１
６・・・・・・作動増幅器、１２・・・・・・４分割光
検出器、１３．１７・・・・・・加算増器、１４・・・
・・・波形整形回路、１５・・・・・・ＩＤタイミング
検出回路、１８・・・・・・位相補正回路、１９・・・
・・・駆動回路、２０・・・・・・サンプルホールド回
路、２１・・・・・・補正電圧発生回路。 代理人　弁理士　　内　原　　　晋 ２ヶ 竿４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 媒体製造時に形成されたトラック番号およびセクタ番地
   などのアドレス情報および同期信号を有するＩＤ部を予
   め定めた位置に有する光ディスク媒体に対して情報の記
   録または再生を行なう光ディスク装置において、 媒体面での反射回折光を用いて光スポットの位置ずれを
   トラッキング誤差信号として検出するためのトラッキン
   グ誤差検出手段と、 前記ＩＤ部を前記光スポットが通過中の前記トラッキン
   グ誤差信号と前記ＩＤ部以外のトラッキング誤差信号と
   の差を検出する手段と、 この差を用いて前記装置のずれを補正する手段とを含む
   ことを特徴とする光ディスク装置。