JPH02286520A - 市街地における小荷物の集配方法およびこの方法を実施するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、市街地における小荷物の新規な集配方法およ
びこの方法を実施するための装置に関するものである。

〔従来の技術〕

都市での小荷物集配作業は、解決することが特に困難な
交通網の問題を提起する。小荷物を集配するためには概
して多数の軽車両が用いられると共に、積み降しに際し
ては路上に一時的な駐車スペースの確保が必要となるた
め交通渋滞が益々増大されることになる。

〔発明が解決すべき課題〕

このような交通渋滞を緩和するために所謂ラッシュアワ
ーを避けた小荷物集配を薦める対策なども講じられてい
るが、小荷物を受け取るべき人または発送する人が在宅
する都合の良い時間帯が矢張り一般的に前記ラッシュア
ワーと重なっており、今一つ抜本的な解決策とはなって
いないのが実情である。

しかるに本発明は、簡単で費用がかからず、しかも実施
が容易な手段を以て以上の不便を解決することが出来る
ものである。

〔課題を解決するための手段〕

そのため本発明は、届け先の地区に応じて分配するべく
小荷物を仕分けし、地区毎に仕分けられた小荷物を、少
なくとも１個の扉を具備すると共にその寸法が車両に容
易に積み降ろし出来るようなものである閉鎖型コンテナ
ー内に配置し、しかして積荷されたコンテナーを好まし
くは交通渋滞が緩和された時間帯に当該コンテナーに収
容された小荷物が配送されるべき地区に運び、コンテナ
ーを受けるための支持台上に前記コンテナーを載置し、
直後に前記コンテナーを運搬してきた車両を発進させて
駐車スペースを解放し、歩道上を手で移動することが可
能な４輪荷車または手押２輪車の如き手段によって、コ
ンテナーに収容された小荷物を所定の受け取り人に引き
渡すことを特徴とする市街地における小荷物の集配方法
に係るものである。

本発明の好ましい実施例によれば、車両の床面とほぼ一
致する面積の底面を呈するコンテナーを使用し、これら
のコンテナーは自動ホイスト手段によって積み降ろしが
出来る小型トラックに迅速に積載され運搬されていく。

また本発明の好ましい実施例に従えば、前記支持台とコ
ンテナーは、定められた以外の人によってコンテナーが
支持台から外されて持ち去られないように機能する施錠
手段を備えている。

更に特記すべき実施例としては、コンテナーを受けるべ
き支持台が車道に比して高くなっているか或は車輪よけ
を具備しており、本発明に従ってこの支持台が使用され
ていない場合には、車両が首記支持台上に駐車できない
ようになっている。

本発明は同様にして前述した方法を実施するための装置
にも関するものであり、そのため前記装置は少なくとも
１個の扉を具備すると共に、車両に積載することが可能
なコンテナーと、前記コンテナーを受けるために地面に
固定された支持台の組み合わせでなることを特徴として
いる。

好ましい実施例においては、前記コンテナーはその上部
にＵボルトが付設されており、このＵボルトにホイスト
のフックを引っ掛けて持ち上げながら移動される。

また本発明の好ましい実施例に従えば、支持台とコンテ
ナーは、定められた以外の人によってコンテナーが支持
台から外されて持ち去られないように機能する施錠手段
を備えている。

更に好ましい実施例では、コンテナーの正確な位置決め
を簡単にするために前記支持台がガイド手段を備えてい
る。前記コンテナーは相互に積み重ねることが出来ると
共に、施錠も可能であることも好ましい実施例として挙
げられる。

〔作　用〕

コンテナーを受けるための前記支持台は、車両か駐車さ
れる車道スペースとほぼ同一なスペースを占めて歩道に
沿って配置されることが望ましく、このような措置を採
ることによって在来から採用されてきた小荷物の集配方
法と比較して交通の妨げが極力回避されることになる。

人家集合地帯において小荷物を配達することにつき言及
した前述の方法および装置は、当然ながら小荷物の収集
にも採用することも可能であり、その場合、集められた
小荷物は手で操作する手段によって順次コンテナーまで
運ばれてストックされ、次に前記コンテナーは車両によ
り搬出され、その後、前記小荷物は通常の輸送並びに流
通ルートを経て受取人に至る。

以下、実施例が示された添付の図面に沿って詳しく説明
するが、本発明がこれのみに限定される訳ではないこと
を付言しておく。

〔実　施　例〕

第１図には油圧ホイスト２を搭載した小型トラックｌと
共に、その平荷台４に積載されたコンテナー３が示され
ている。同時に、第１図はホイスト２のフック６が引っ
掛けられてコンテナーを持ち上げるための上部に取り付
けたＵボルト５も概略的に示している。

第２図には前記Ｕボルト５および扉６．７を装備したコ
ンテナー３が、いかにして歩道９に沿って車道８上に積
み降ろされるか、即ちコンテナーが降ろされる際にこれ
をガイドするために供される湾曲された形状の係止枠１
１によって四隅が画成された支持台１０にどのようにし
て積み降ろされるかが略示されている。

第２図に示したコンテナーは扉６．７が目視される手前
側に来るように配置されているが、若し裏側に別の扉を
有していなければ、例えば扉７が歩道側に面するように
本図とは違った配置を以て積み降ろすことも勿論可能で
ある。

第３図には第２図とは異なるコンテナーの支持台の実施
例を示しであるが、この支持台１１は歩道９とほぼ同一
の高さに形成されており、コンテナ−によって占領され
るスペース、即ち、この仕り上がった台の区域には車両
が駐車出来ないようになっている。

本発明の好ましい実施例では、施錠装置がコンテナーを
その支持台上に固定する。かかる施錠装置は、例えばコ
ンテナーと一体で、支持台の対応するオリフィスに係合
するために外側に向かって水平に突出させることが出来
る爪で構成することが出来る。

また好ましい実施例によれば、施錠装置はＵボルト５に
よってコンテナーを持ち上げる際には、自動的に施錠が
解かれるようになっている。所定の鍵または暗号を使っ
て機能するラッチは、本発明による装置を取り扱うこと
の適格性なき者、即ち鍵を携帯していない人や暗号を知
らない人はこのラッチを外すことが出来ないようになっ
ている。

第４図はコンテナー支持台の直前或は直後に車両が駐車
していようとも、小型トラックが搭載したホイストによ
っていかにして前記コンテナーを設置し且つ取り除くか
を示すものである。

本発明によれば相互に積み重ねることが出来るコンテナ
ーを用いることが有利であるが、これら複数のコンテナ
ーは、場合によっては既述した支持台に固定するために
用いられる施錠手段と同一なものによって一体に結合し
ても良い。

〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明に従えば交通渋滞などを引
き起こすことなく、市街地における小荷物の集配を安価
な設備によって実現することを可能ならしめる。そして
特に興味深いことは、コンテナーを移動するために交通
渋滞のないすいている時間帯に使用される車両が、特別
な車両ではなく普通車両であるため、他の時間帯には別
のために用いることも出来ることである。

勿論、前述した実施例は本発明を限定する訳ではなく、
発明の枠を逸脱することなく様々な変形が創案され得る
ものである。殊に、使用される車両は小型トラックに限
らず、より大型のトラックであっても構わない。

同様にして本発明に従った小荷物の積み降ろし作業は、
そのために特別に設備を施した車両に搭載された独立の
ホイストによって遂行することも可能である。また、前
記ホイストも図示した実施例のように油圧式のもののみ
ならず、例えば電動式或は純機械式タイプのむのを採用
することも当然のことながら考えられ得る。

加えるに、本発明による小荷物の配達方法と収集方法を
１つに組み合わせて機能させることも明らかに可能であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はコンテナー運搬するための小型トラックを示す
斜視図、第２図はコンテナーをその支持台上に降ろす途
中の状態を概略的に示す斜視図、第３図は支持台の他の
実施例を示す斜視図、第４図は小型トラックがいかにし
て自動ホイストによって駐車中の２台の車両の間からコ
ンテナーを積み降ろしするかをしめした上面図である。 ■・・・小型トラック、　２・・・ホイスト、３・・・
コンテナー　　　４・・・平向台、５・・・Ｕボルト、
　　　６．７・・・扉、８・・・車道、　　　　　　９
・・・歩道、１０・・・支持台。

Claims (18)

【特許請求の範囲】
1. （１）届け先の地区に応じて分配するべく小荷物を仕分
   けし、地区毎に仕分けられた小荷物を、少なくとも１個
   の扉を具備すると共にその寸法が車両に容易に積み降ろ
   し出来るようなものである閉鎖型コンテナー内に配置し
   、しかして積荷されたコンテナーを好ましくは交通渋滞
   が緩和された時間帯に当該コンテナーに収容された小荷
   物が配送されるべき地区に運び、コンテナーを受けるた
   めの支持台上に前記コンテナーを載置し、直後に前記コ
   ンテナーを運搬してきた車両を発進させて駐車スペース
   を解放し、歩道上を手で移動することが可能な４輪荷車
   または手押２輪車の如き手段によって、コンテナーに収
   容された小荷物を所定の受け取り人に引き渡すことを特
   徴とする市街地における小荷物の分配方法。
2. （２）車両の床面とほぼ一致する面積の底面を呈するコ
   ンテナーを使用することを特徴とする請求項１に記載の
   分配方法。
3. （３）前記コンテナーは自動ホイスト手段によって積み
   降ろしが出来る小型トラックに積載して運搬することを
   特徴とする請求項１または２に記載の分配方法。
4. （４）コンテナーの積み降ろしのためにホイストを特別
   に搭載した車両を用いて普通の車両に積載して前記コン
   テナーを運搬することを特徴とする前記請求項のいずれ
   か１項に記載の分配方法。
5. （５）定められた以外の人によってコンテナーが支持台
   から外されて持ち去られないようにするために、前記支
   持台と一体の施錠手段と共に機能する施錠手段を備えて
   いるコンテナーを用いることを特徴とする前記請求項の
   いずれか１項に記載の分配方法。
6. （６）前記支持台が使用されていない場合には、他の車
   両がこの支持台上に駐車できないように、コンテナーを
   受けるべき前記支持台が車道に比して高くなっているか
   或は車輪よけを具備していることを特徴とする前記請求
   項のいずれか１項に記載の分配方法。
7. （７）請求項１に記載した工程と同じく且つ順序を逆に
   遂行することを特徴とする市街地における小荷物の収集
   方法。
8. （８）複数のコンテナーを１台の車両で運搬することを
   特徴とする前記請求項のいずれか１項に記載した収集方
   法。
9. （９）少なくとも１個の扉を具備すると共に、車両に積
   載することが可能なコンテナーと、前記コンテナーを受
   けるために地面に固定された支持台の組み合わせでなる
   ことを特徴とする請求項１から８に記載した方法を実施
   するための装置。
10. （１０）前記コンテナーは、持ち上げられるためにホイ
    ストのフックが引っ掛けられるＵボルトが上部に付設さ
    れていることを特徴とする請求項９に記載の装置。
11. （１１）前記支持台とコンテナーは、定められた以外の
    人によってコンテナーが支持台から外されて持ち去られ
    ないように機能する施錠手段を備えていることを特徴と
    する請求項９または１０に記載の装置。
12. （１２）前記施錠手段は、支持台と一体の対応するオリ
    フィスに係合するために水平に移動するラッチによって
    構成されることを特徴とする請求項１１に記載の装置。
13. （１３）前記Ｕボルトを引き上げることによって前記支
    持台に配設されたオリフィスから前記ラッチを解放する
    ことを特徴とする請求項１１または１２に記載の装置。
14. （１４）前記ラッチは所定の鍵または暗号によって前記
    支持台に嵌合されることを特徴とする請求項１１から１
    ３のいずれか１項に記載の装置。
15. （１５）コンテナーの正確な位置決めを簡単にするため
    に前記支持台はガイド手段を備えていることを特徴とす
    る請求項９から１４に記載の装置。
16. （１６）前記支持台はその上に他の車両が駐車出来ない
    ようにせり上がっているか或は車輪よけを有しているこ
    とを特徴とするせり９から１５のいずれか１項に記載の
    装置。
17. （１７）運搬またはストックに際して、前記コンテナー
    は相互に積み重ねることが出来ることを特徴とする前記
    請求項９から１６に記載の装置。
18. （１８）前記コンテナーは積み重ねられた状態において
    相互に施錠されることを特徴とする請求項１７に記載の
    装置。