JP2000079848A - コンテナ、コンテナ用ボックス及びコンテナ本体 - Google Patents

コンテナ、コンテナ用ボックス及びコンテナ本体

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JP2000079848A
JP2000079848A JP10252197A JP25219798A JP2000079848A JP 2000079848 A JP2000079848 A JP 2000079848A JP 10252197 A JP10252197 A JP 10252197A JP 25219798 A JP25219798 A JP 25219798A JP 2000079848 A JP2000079848 A JP 2000079848A
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container
box
hook
boxes
waste
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JP10252197A
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English (en)
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Hirokuni Yoshikawa
弘国 吉川
Katsuyoshi Katagiri
勝儀 片桐
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Mizuho Co Ltd
Original Assignee
Mizuho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】廃棄物の分別収集、廃棄物コンテナの運搬性や
作業性を高めること。 【解決手段】コンテナ1は、コンテナ本体2に、複数の
角型のボックス3が着脱自在に装着できるもので、ボッ
クス3の下部に設けた第1着脱部4と、コンテナ本体2
の第2着脱部5が着脱自在となり、第2着脱部5は、ロ
ック装置6を備えこれによって、ロック或いはアンロッ
ク可能となり、コンテナ本体2は、底面に前端及び後端
の裏面には支持脚11が2本、後方に車輪10が1個設
けられ、前後方向にガイド部材12を備えた床部13
と、この床部13と接続され、フックロール自動車7の
コンテナフック82と係合可能な係合部14を有する前
壁部15と、前壁部15よりも低い高さに設定された後
壁部16とを備えている。コンテナ2の上面或いは側方
から、6つのボックス3をそれぞれ吊り上げ吊り下ろし
可能な空間設計がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物を分別収集
可能なコンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、廃棄物コンテナは、一般的には、
容量の大きいものであり、通常、設置場所の広いところ
に使用されている。また、設置場所に制限のあるところ
では、コンテナに代えて、比較的、小さな容量の廃棄物
ボックスを使用する場合もある。
【0003】ところが、1つのコンテナ或いはボックス
にいろいろな種類の廃棄物がごちゃまぜで投入される場
合が多く、分別収集が難しい。また、トラックにボック
スを、或いは、フックロール車にコンテナを載せたり降
ろしたりする作業、そして、それらを降ろしてから目的
の場所まで搬送したり、満杯になったものを運搬車まで
回収したりする作業は、道路交通事情等によっては、非
常に難渋する場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、請求項1乃至
6記載の発明は、廃棄物の分別収集をすることができる
こと、廃棄物コンテナの運搬性や作業性を高めることを
課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記諸課題に鑑み、請求
項1記載の発明は、下部に第1着脱部を備えた複数のボ
ックスと、床部と、該床部と接続され、荷役自動車のフ
ック等で吊り上げ可能な吊具を有する前壁部と、を設け
たコンテナ本体とを備え、前記床部は、前記複数のボッ
クスの第1着脱部と着脱自在な複数の第2着脱部と、底
面の前部及び後部に配設された車輪と支持脚と、前後方
向にガイド部材とを備えたことを特徴とするコンテナで
ある。これにより、コンテナの積降が可能となり、複数
のボックスで廃棄物が分別収集でき、またボックスを自
在に積降することで、廃棄物コンテナの運搬性や作業性
を高めることができる。また、広く普及しているフック
ロール車、アームロール車、ユニック車など、コンテナ
を積み下ろしすることができる荷役自動車を幅広く活用
することができる。フックロール車とアームロール車の
機能が複合化された荷役自動車にも適用できる。
【0006】ここにいう、ボックスは角型のものが好適
であるが、その他の形状でも良いし、上部の開放された
もの、上部の閉じたもの、開閉蓋の付いたもの等、各種
のものが挙げられる。また、吊具は、フックを掛け止め
できる掛合部、ワイヤを繋着できる繋着部等、自動車の
荷役部(例えば、フックロール車のフック等)に対して
係脱自在にできる構造を備えたものが好適である。特
に、吊具は、フックロール、アームロールを備えた自動
車に適用されるものが望ましい。ガイド部材は、自動車
からコンテナを降ろしたり積載したりする場合に、コン
テナを円滑にガイドするものであり、具体的には、前述
の支持部材の下部に設けられたものが好適である。ま
た、収容空間は、その外側面と下面とがコンテナ本体の
外部に連通しているものが好適である。
【0007】請求項2記載の発明は、前記複数のボック
スの上部に前記荷役自動車のフック等で吊り上げ可能な
吊具を設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンテ
ナである。これにより請求項1記載の発明と同様の課題
が達成される上、荷役自動車にリフト装置が装着されて
いれば、ボックスの吊り上げ吊り下ろしが可能となり、
フォークリフト等の特別な装置が不用となる利点があ
る。
【0008】請求項3記載の発明は、前記第1着脱部が
凸部そ備え前記第2着脱部が凹部を備え、又は、前記第
1着脱部が凹部を備え前記第2着脱部を備えたものであ
ることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテナで
ある。これにより請求項1記載の発明と同様の課題が達
成される上、簡素な構成でボックスの着脱が行える利点
がある。
【0009】請求項4記載の発明は、前記第2着脱部
は、台座に溝が設けられ、ロッドに設けたフックが前記
溝に出没自在であることを特徴とする請求項1ないし3
いずれかに記載のコンテナである。これにより請求項1
記載の発明と同様の課題が達成される上、簡素な構成で
ボックスの着脱が行える利点がある。
【0010】請求項5記載の発明は、前記複数のボック
スの下部にフォーク差込口を設けたことを特徴とする請
求項1ないし4いずれかに記載のコンテナである。これ
により請求項1記載の発明と同様の課題が達成される
上、フォークリフトなどで、ボックスを運搬したり、昇
降させたり、回転させたりできる利点がある。
【0011】ここにいうフォーク差込口は、具体的に
は、角管、丸管などが挙げられ、ボックス底面に介装さ
せることが好適であるが、これに限定されるわけではな
く、例えば、ボックス内部に設けるなど、他の構成も採
用が可能である。
【0012】請求項6記載の発明は、前記第2着脱部
に、前記第1着脱部との着脱を可能とするロック装置が
設けられたことを特徴とする請求項1ないし5いずれか
に記載のコンテナである。これにより、請求項1記載の
発明と同様の課題が達成される上、ボックスの離脱を簡
単に防止できる。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項1ないし5
いずれかに記載のコンテナに着脱自在なコンテナ用ボッ
クスである。コンテナボックスのみでも取引されるから
である。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項1ないし5
いずれかに記載のコンテナに適用されるコンテナ本体で
ある。コンテナ本体のみでも取引されるからである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図14を参照し
て、本発明の実施形態であるコンテナ1について説明す
る。図1に示すコンテナ1は、図2乃至図10に示すコ
ンテナ本体2に、図11乃至図14に示す複数の角型の
ボックス3が着脱自在に装着できるようになっているも
のである。すなわち、図5に示す通り、点線で示すボッ
クス3の下部に設けた第1着脱部4と、コンテナ本体2
の第2着脱部5とが着脱自在となっている。図2に示す
通り、第2着脱部5は、ロック装置6によって、第1着
脱部4とロック或いはアンロック可能となっている。即
ち、ボックス3を吊下ろしてコンテナ本体2に着座させ
ロックして離脱不能とすることができ、一方、ロックを
解除させて、ボックス3を吊り上げてコンテナ本体2か
ら離脱させることができるようになっている。
【0016】このコンテナ本体2は、図2乃至図8に示
す通り、前述のロック装置6を備えた第2着脱部5
と、底面の前端及び後端の裏面には支持脚11が2
本、後方に車輪10が1個設けられ、前後方向にガイド
部材12を備えた床部13と、この床部13と接続さ
れ、フックロール自動車7の吊上フック71(図15参
照)と係合可能な吊具18を有する前壁部15と、前
壁部15よりも低い高さに設定された後壁部16とを備
えている。このようにコンテナ本体2が構成されている
ことで、コンテナ本体2の上面或いは側方から、6つの
ボックス3をそれぞれ吊り上げ吊り下ろし可能な空間設
計がなされている。なお、コンテナ本体2をフックロー
ル自動車7に積載する動作については後述する。以下、
コンテナ1を詳述する。
【0017】まず、コンテナ本体2の詳細を説明する。
この前壁部15には補強のため縦に設けた2本のリブ1
7a,17b(図2、図6参照)と、横に設けた1本の
リブ17c、両端に縦に設けたリブ17d,17eとが
設けられている。前壁部15の前面上部には吊具18が
設けられている(図2参照)。この吊具18は、吊上フ
ック71(図15参照)を掛け止めできるように、ピン
18aとこのピン18aが貫装され前壁部15の上端部
に固定された枠18bとを備えている。フックロール自
動車7の吊上フック71に、この吊具18を係止させる
ことができ(図15及び図16参照)、コンテナ1が積
み降ろし自在になっている。吊具18は一例であり、他
の構成を取ることも可能であり、ワイヤにより繋着でき
るものなど、荷役自動車の種類(例えば、アームロール
車、ユニック車など各種のもの)などに対応させて、ワ
イヤ、ピンなどの係合部材に着脱自在にできるものであ
れば、種々なる態様で実施が可能である。前壁部15の
左右の下部には、ロック装置6が設けられている(図2
参照)。
【0018】図2、図3、図7に示す通り、床部13
は、6個のボックス3を置くことができるように、ま
た、ボックス3間にも若干のスペースができるように寸
法が設定されている。床部13の裏面に長手方向に断面
四角形で長尺の一対のガイド部材12が左右方向に間隔
を置いて設けられ、フックロール自動車7(図15参
照)へコンテナ1を積む或いは降ろす際にガイドの役割
を果たすようになっている(図16参照)。床部13に
は第2着脱部5が設けられている。この第2脱着部5
は、床部13の上面に固定され、ボックス3が着座す
ることができる、12個の角型の台座20(図9参照)
と、6個の鉤形のフック21が外周に固定された2本
のロッド22と、ロック装置6とからなっている。こ
の台座20は、床部13に設けた角孔23(図9参照)
の周囲に溶接で固定されたものである。台座20は、部
分的に切り欠かかれた上面20a、長手方向端部に設け
た側面20b,20c、短手方向端部に設けた側面20
d,20e(これは逆三角に切り欠かれている)、内部
に設けた垂直面20f、フック21側の傾斜面20g,
20h、フック21と反対側に傾斜面20iとから構成
されている。4個の台座20が1組となって1個のボッ
クス3を支持可能としている。台座20の高さは、後述
のボックス3のフォーク差込口31(図11参照)或い
は、フォーク差込み口131(図13参照)とキャスタ
136(図13参照)の合計高さと一致するように設定
されているが、少なくとも、それらよりも高さが大きく
設定されていても良い。図9、図10に示す通り、台座
20には、逆三角形状(楔型)の溝24が切り欠かれ、
後述の三角板34と嵌合可能となっている。さらにフッ
ク21が出没可能な通過溝25が設けられている。この
台座20の下部つまり床部13の裏面に、ロッド22が
回動可能に配置されている。また、ロッド22はガイド
部材12の外側にこれと平行に配置されている。
【0019】図2、図6に示す通り、一対のロック装置
6は、それぞれ同様な構造を備え、それぞれ、ロッド2
2の前端部の半径方向に延び出すレバー50と、このレ
バー50を受容し鍵孔51が開けられた2枚の板からな
るガイド52と、このガイド52から吊下げられ、鍵孔
51に抜き差し可能な鍵53を備えたチェン54とから
なっている。図2はロック装置6がアンロック状態であ
ることを示す。レバー50を内側に回動させると、ロッ
ド22が連動して、第1着脱部4と第2着脱部5とがロ
ックされ、鍵53を鍵孔51に挿入することで施錠でき
る。一方、鍵53を鍵孔51から抜き取り施錠を解除
し、レバー50を外側に回動させると、ロッド22が連
動して、第1着脱部4と第2着脱部5とがアンロックさ
れるようになっている。
【0020】ボックス3を図11及び図12を参照して
説明する。ボックス3は廃棄物を投入し貯留しておくた
めのものであり、また、コンテナ本体2に複数個設置が
可能な寸法に設定され、前壁30a、後壁30b、側壁
30c、側壁30d、底床30eからなり、上面が開放
され、上から廃棄物を投入できる角型ボックスに形成さ
れたものである。底床30e裏面の四隅には4個のフォ
ーク差込口31が固定されている。これによりフォーク
リフト(図示略)で回転させてボックス3に充満した廃
棄物を廃棄できるようになっている。4個の吊具32が
設けられ、これにより、リフト装置(ユニック車)(図
示略)がフックロール自動車7に装着されていれば、フ
ォークリフト(図示略)がない場合でも、ボックス3を
吊り上げたり吊り下ろしたりできる。底床30eの上面
には補強のため複数のリブ33が設けられている。ボッ
クス3の底床30eの裏面には第1着脱部4が溶接で固
定されている。この第1着脱部4は、逆三角形に取りつ
けられ、溝24に嵌合できる2枚の三角板からなる突出
部34と、2枚の三角板の下端を連結するピン35から
構成され、前述した台座20の配置に適合する位置に配
置されている。このピン35に前述のフック21(図9
(a),(b)参照)が掛け止めされることとなる。こ
の第1着脱部4が図5に示す通り、コンテナ本体2に設
けられた第2着脱部5に着脱自在となっているのであ
る。
【0021】ボックス3の主目的は廃棄物の分別収集で
あり、鉄、プラスチック、紙等を選別収集できる。廃棄
物は一般廃棄物、産業廃棄物を問わない。また、ここで
は最大6品目に分けることができるようになっている
が、個数は適宜数設定可能であり、一般コンテナに比較
し、小さな容量の廃棄物を回収することができる。ま
た、廃棄物回収の回転率が良くなる。従来技術では1つ
のコンテナの容量は、例えば、8mであって置き場所
を多く取り、小さな事業所ではゴミがそんなにたまらな
い場合もあり、大きなコンテナが邪魔となっていたこと
もある。また、本実施形態のボックス3は小さな容量で
あり苦情が少ないと考えられる。現在では、廃棄物が有
料化になってゆく傾向にあり、そうした傾向から、特に
分別収集をしていない場合には、有料となるおそれがあ
る。本実施形態では、ボックス3の空き容量は全て1m
に設定してあるが、状況に応じて適宜量を設定するこ
とができる。また、ボックス3の容量を異なる容量に設
定することもできる。ボックス3については、需要者の
要望に応じて、1つのコンテナ本体2に対して、2、
4、6、8、10、…など、任意の偶数個を1セットで
収容できることが好適であるが、奇数個でも良い。片側
2個、片側3個、合計5個のような設定も可能である。
コンテナ本体2はボックス3を運搬するためのものであ
り、ボックス3だけを差し替えることができるようにな
っている。
【0022】(ボックスの変形形態)ボックス3の変形
形態103について図13及び図14を参照して説明す
る。このボックス103は、ボックス3にさらに別の構
成要素を付加したものである。すなわち、ボックス10
3の底床130eの裏面にキャスタ136を取りつけ、
ボックス3の前壁130aの上側に、平面から見てU字
状の取手137が固定され、後壁130bの上部にも取
手138が設けられている。ボックス3に対応する既存
の構成要素は、該当番号に100番を付加した番号と
し、単に図示するに止め、説明はボックス3の説明を準
用する。ただし、ボックス103に対応させるようにコ
ンテナ本体2の台座20等の形態を若干、設計変更する
必要がある。
【0023】つぎに、フックロール自動車7について図
15を参照して説明する。このフックロール自動車7
は、運転席にコントロールスイッチ72、PTOレバー
73を備え、荷台部分としてダンプアーム74を備え、
そのダンプアーム74にリフトシリンダ75、電磁弁7
6、リフトシリンダ75で回動(図16(a)〜
(e))されるリフトアーム77を備えている。リフト
アーム77の先端には、前述した吊上フック71が設け
られている。またダンプアーム74は後端部を中心とし
て回動可能となっており(図16(f)(g)参照)、
また、これに関連して、セーフティーロック78、ロッ
クシリンダ79、コンテナ1をロックできるコンテナロ
ック80が設けられている。また、フックロール自動車
7の後端部には、コンテナ1の底面に設けたガイド部材
12を案内するスプリング内蔵ガイドローラ81が設け
られ、またコンテナ1を係止するコンテナフック82が
設けられている。後部にはジャッキ83が設けられてい
る。なお、ダンプアーム74でダンプもできる(図16
(g)(h)参照)。
【0024】コンテナ1の使用方法を説明する。コンテ
ナ1をフックロール自動車7に積み下ろしする場合は、
吊上フック71の先端を吊具18に取付け、コンテナ1
を吊り上げたり吊り下げたりすることで、フックロール
自動車7へのコンテナ1の積み下ろしを実行する(図1
6(a)(f)参照)。このとき、車輪10の働きで、
コンテナ1の円滑な運動と円滑な作業ができる。また、
スプリング内蔵ガイドローラ81の上をガイド部材12
が滑ることでコンテナ1の円滑な積み下ろしを確保でき
る。なお、図16(a)は固縛状態、同(b)は開放状
態、同(c)は離脱状態、同(d)は離脱完了状態、同
(e)は装着状態、同(d)は装着完了状態を各々示
し、同(g)(h)はダンプ状態を示す。本実施形態で
は、ダンプ状態を通常は使用しない。ユニック車と比較
して作業性は良好であり、いちいち一人でワイヤを引っ
かけて車からおりて確認する必要がなく、運転者は運転
席に居ながらにして操作できるし、また、廃棄物処理業
者が通常備えているフックロール、アームロールを備え
たフックロール自動車7を有効利用でき、既存のものを
そのまま使え有効活用を図ることができる。
【0025】つぎに、廃棄物やごみの選別収集の一例に
ついて説明する。図17に示す通り、A事業所、B事業
所、C事業所におのおの2つのボックス3を置く場合の
廃棄物の収集及び回収態様を説明する。会社に複数のボ
ックス3をおいておけば、ある程度選別してくれるのが
通常である。例えば、金属、紙、プラスチックなど選別
収集が可能となるのである。ボックス3が満杯になる
と、廃棄物処理業者Dから空のボックス3を装着したコ
ンテナ1を積載したフックロール自動車7が出発する。
この場合、ロック装置6はロック状態とし、ボックス3
がコンテナ本体2から外れないようにしておく。おのお
のの事業所で、コンテナ1をフックロール自動車7に装
着したまま、或いは必要に応じて、コンテナ1をフック
ロール自動車7から下ろし、ボックス3をフォークリフ
ト(図示略)、或いは、ユニック車に装着されているよ
うなリフト装置がフックロール自動車7に付いていれ
ば、そのリフト装置で、満杯のボックス3と交換し、そ
の満杯のボックス3をコンテナ本体2に積み込み、ロッ
ク装置6でロックする。必要により、コンテナ1をフッ
クロール自動車7に積載する。こうして選別された廃棄
物を廃棄場或いは廃棄物処理業者の処分場まで運搬し前
述と同様の要領で廃棄する。
【0026】以上から次の効果が生じる。 (1)コンテナ1は、建築現場など、足元の悪い場所で
も有効である。 (2)コンテナ1により、選別収集が可能となるととも
にコストが低減する。また、ごみの有料化が進む中、コ
スト負担の低減は利点である。 (3)コンテナ1は、駐車していちいち目的の場所に横
づけする必要もなく、駐車禁止場所、一方通行等、制約
された条件下でも交換や回収作業を効率的にこなすこと
ができる。最近では、大量に出るごみしか営業対象とな
らない傾向があるが、いままで、埋もれていた、或い
は、隠れている小さいごみを効率的に選別収集すること
ができ、廃棄物処理業者、ユーザー、役所ともに利益を
得ることができる。 (4)なお、上述では事業所の例を説明したが、一般家
庭から排出されたごみの収集場所にボックス3を設置し
ておき、回収するようにするなど、様々に利用すること
ができる。従来は野積みされたごみ或いはプラスチック
籠をトラックで回収していたが、本実施形態によれば、
運搬効率、作業効率が高まる。
【0027】さらに、図18に示す通り、F事業所にコ
ンテナ1そのものを置く場合の廃棄物の収集、回収態様
について説明する。ボックス3が満杯になると、廃棄物
処理業者Dから空のボックス3を装着したコンテナ1を
積載したフックロール自動車7が出発する。この場合、
ロック装置6はロック状態とし、ボックス3がコンテナ
本体2から外れないようにしておく。F事業所で、ま
ず、空のボックス3が装着されたコンテナ1をフックロ
ール自動車7から降ろす。満杯のボックス3が装着され
たコンテナ1をフックロール自動車7に積載する。こう
して選別された廃棄物を廃棄場或いは廃棄物処理業者の
処分場まで運搬し廃棄する。要するに、コンテナ1まる
ごと交換するわけである。もちろん、F事業所におい
て、前述、A事業所、B事業所、C事業所での説明の通
り、ボックス3を単独で使用する態様を併用できること
もできる。これにより、多面的なごみ選別収集が可能と
なるとともにコストが低減する。
【0028】さらに、ボックス103を備えたコンテナ
1の利点としては、図19に示す通り、道路200のフ
ックロール自動車7の駐車地点からボックス設置場所3
00まで遠く離れていたとしても、ボックス103を転
がして行くことで、ボックス交換、ボックス回収作業が
極めて容易となることである。昨今では、駐車場所や作
業場所が制約されることも多く、フックロール自動車7
を収集すべき場所に横付けできない場合があるが、駐車
可能場所に一旦フックロール自動車7を置き、ボックス
103だけを目的の場所まで転がして行く事ができ、駐
車違反等が回避できる。例えば、図20に示す通り、一
方通行、或いは時間帯により駐車禁止となっている場所
においては、道路400の反対側にフックロール自動車
7を駐車させ、横断歩道500を横切ってボックス10
3を移動させていって、ボックス103を目的の場所6
00まで運搬できるし、廃棄物で満杯となったボックス
103も同様に回収することができる。
【0029】また、図21に示す通り、ボックス103
は小型のものであるから、ボックス103をエレベータ
700に載せてビル800の屋上900まで運搬するこ
とも簡単にできる。したがって、従来収集が困難であっ
たビル800の屋上900にも簡易にボックス103を
設置することができ、大変便利である。そして、ボック
ス103の交換及び回収が終わると、コンテナ1をフッ
クロール自動車7から地面に降ろし、ボックス103を
引き出す。そして、ボックス103から廃棄物を排出さ
せる。例えば、上下及び回転式フォークリフト(図示
略)のフォークをフォーク差込口131に差し込んでボ
ックス103を持ち上げ、これを回動させて廃棄場所へ
捨てることとする。なお、事業所等によっては、フォー
クリフト(図示略)を備えているので、必要に応じて、
フォークリフト(図示略)でコンテナ1をフックロール
自動車7に積載した状態のままで、ボックス103をコ
ンテナ本体2から引き出したり収容したりすることもあ
る。
【0030】以上の通り、本実施形態によれば、廃棄物
の効率的な選別収集をすることができ、しかも1つの品
目のごみについての収集容量を縮減し、ボックス3のフ
ックロール自動車7への積み下ろしの作業性を高め、さ
らに、駐車場など制限された場所でも容易に作業をする
ことができる。
【0031】さらに、一般の家庭廃棄物のみならず、産
業用廃棄物などにも幅広く適用できる。産業廃棄物の取
り扱い用に幅広く普及しているフックロール、アームロ
ール、ワイヤなどを備えたフックロール自動車7を自在
に活用することができる点は非常に大きな効果である。
また、ユニック車に装着されているリフト装置(図示
略)を単独或いは併用することで、さらに多面的な活用
が可能となる。さらに、昨今問題となっているペットボ
トルなど、従来では他のごみと混じっていたが、本実施
形態により分別収集が可能となるのである。さらに家屋
解体で生じる廃棄物も選別回収できる。したがって、収
集対象物の範囲を拡大できるとともに収集効率を格段に
向上させることができる。
【0032】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない
範囲に於て、改変等を加えることが出来るものであり、
それらの改変等も本発明の技術的範囲に含まれることと
なる。
【0033】
【発明の効果】請求項1ないし8記載の発明によれば、
廃棄物の選別収集をすることができ、廃棄物コンテナの
運搬性、作業性を高めることができる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、荷役自動車
にリフト装置が装着されていれば、吊り上げ吊り下ろし
が可能となり、フォークリフト等の特別な装置が不用と
なる利点がある。
【0035】請求項3及び4記載の発明によれば、簡素
な構成でボックスの着脱が行える利点がある。
【0036】請求項5記載の発明によれば、フォークリ
フトなどで、ボックスを運搬したり、昇降させたり、回
転させたりできる利点がある。。
【0037】請求項6記載の発明によれば、ボックスの
離脱を防止でき、安全性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のコンテナ1の正面図である。
【図2】本実施形態のコンテナ1の斜視図である。
【図3】本実施形態のコンテナ1の異なる方向から見た
斜視図である。
【図4】本実施形態のコンテナ本体2を示す正面図であ
る。
【図5】本実施形態のコンテナ本体2にボックス3が着
座しようとする状態を示す正面図である。
【図6】(a)は本実施形態のコンテナ本体2を示す右
側面図、(b)はコンテナ本体2の左側面図である。
【図7】本実施形態のコンテナ本体2を示す平面図であ
る。
【図8】図7においてコンテナ本体2をVII−VII
線に沿って切断した断面図である。
【図9】(a)は本実施形態の第2着脱部5の台座20
付近を示す斜視図、(b)は第2着脱部5の縦断面図で
ある。
【図10】(a)は台座20の平面図、(b)は同台座
20の底面図、(c)は同台座20の右側面図、(d)
は同台座20の正面図である。
【図11】(a)はボックス3の右側面図、(b)はボ
ックス3の正面図である。
【図12】ボックス3の平面図である。
【図13】(a)はボックス103の右側面図、(b)
はボックス103の正面図である。
【図14】ボックス103の平面図である。
【図15】フックロール自動車7の構造を示す説明図で
ある。
【図16】(a)〜(h)は、フックロール自動車7の
動作を示す説明図である。
【図17】コンテナ1の使用方法を示す説明図である。
【図18】コンテナ1の他の使用方法を示す説明図であ
る。
【図19】ボックス103の使用方法の一例を示す説明
図である。
【図20】ボックス103の一使用方法の他例を示す説
明図である。
【図21】コンテナ1のボックス103についての一使
用方法の更に異なる他例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 コンテナ 2 コンテナ本体 3 ボックス 4 第1着脱部 5 第2着脱部 6 ロック装置 11 支持脚 12 ガイド部材 13 床部 15 前壁部 16 後壁部 18 吊具 17 リブ 20 台座 21 フック 22 ロッド 23 角孔 24 溝 25 通過溝 30a 前壁 30b 後壁 30c 側壁 30d 側壁 30e 底床 31 フォーク差込口 32 吊具 33 リブ 34 三角板 35 ピン 136 キャスタ 137 取手 138 取手 7 フックロール自動車 71 吊上フック 72 コントロールスイッチ 73 PTOレバー 74 ダンプアーム 75 リフトシリンダ 76 電磁弁 77 リフトアーム 78 セーフティーロック 79 ロックシリンダ 80 コンテナロック 81 スプリング内蔵ガイドローラ 82 コンテナフック
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65F 1/14 B65F 1/14 E

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に第1着脱部を備えた複数のボック
    スと、 床部と、該床部と接続され、荷役自動車のフック等で吊
    り上げ可能な吊具を有する前壁部と、を設けたコンテナ
    本体とを備え、 前記床部は、前記複数のボックスの第1着脱部と着脱自
    在な複数の第2着脱部と、底面の前部及び後部に配設さ
    れた車輪と支持脚と、前後方向にガイド部材とを備えた
    ことを特徴とするコンテナ。
  2. 【請求項2】 前記複数のボックスの上部に前記荷役自
    動車のフック等で吊り上げ可能な吊具を設けたことを特
    徴とする請求項1に記載のコンテナ。
  3. 【請求項3】 前記第1着脱部が凸部そ備え前記第2着
    脱部が凹部を備え、又は、前記第1着脱部が凹部を備え
    前記第2着脱部を備えたものであることを特徴とする請
    求項1又は2に記載のコンテナ。
  4. 【請求項4】 前記第2着脱部は、台座に溝が設けら
    れ、ロッドに設けたフックが前記溝に出没自在であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載のコン
    テナ。
  5. 【請求項5】 前記複数のボックスの下部にフォーク差
    込口を設けたことを特徴とする請求項1ないし4いずれ
    かに記載のコンテナ。
  6. 【請求項6】 前記第2着脱部に、前記第1着脱部との
    着脱を可能とするロック装置が設けられたことを特徴と
    する請求項1ないし5いずれかに記載のコンテナ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5いずれかに記載のコン
    テナに着脱自在なコンテナ用ボックス。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし5いずれかに記載のコン
    テナに適用されるコンテナ本体。
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