JPH02285543A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録再生装置における磁気テープ間欠送り
を行なうメカモードにおいて、磁気テープを駆動するリ
ール台の制動を行なうリール台制動装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の装置例は、キャプスタンモータを用いてリール台
を駆動する方式の場合、リール台の１動トルクはメカニ
カルカップリングを使って再生・キュー／レビュー用の
弱トルクと、キャプスタンモータとリール台を直結した
早送り（ＦＦ　）及び巻戻しくＲＥＷ）用の強トルクの
２種類のトルクを切替えていた。スローは磁気テープを
間欠送りするがこの時のトルクは前記弱トルクを使用す
ることになり、以下の様な問題点があった。

（１）スロー時のリール台巻取トルクが高いとテープ間
欠送り時にテープ走行が不安定となりテープのせり下り
が生じ、セット内のガイドビン類もしくはカセットでテ
ープ傷を生じる。

（２）巻取トルクを下げればテープ傷は防止可能となる
が、他のモードとの兼合いがあり単純に下げられない。

下げるとテープたるみ等の現象発生する。

（３）スロー時専用トルクを設定するためには、前記強
・弱トルクの切替機構を強・弱・スローの６段階トルク
切替の必要があるが機構的に複雑になる。またリール台
駆動を専用のリールモータで駆動する方式ではスロー専
用のトルクを設定することが可能だが大きなコストアッ
プとなってしまう。

なお、この種の装置として関連するものには例えば、特
開昭５８−１２８０４４　　等が挙げられる。

〔課題を解決するための手段〕

上記スロー時の巻取トルクを下げるために、メカモード
に応じて回動する第一のアームと、係合する第二のアー
ムを追加し、スロー時のみリール台に制動力をかける機
構とした。

これにより再生・キュー／レビュー等の巻取りトルクは
従来と変化がなく、スロー時のみメカニカルに下げるこ
とが可能となる。

〔作用〕

第一のアームはメカモードに応じて回動するモードギヤ
とリンクを介して係合しており、メカモードに対応して
第一のアームも回動する。第二のアームは第一のアーム
と係合しており、またスプリングで一方向に付勢されて
いる。

スローモード位置では第二のアームがスプリングの付勢
力によりリール台に圧着され制動力を付加する。

それによってリール台の巻取トルクは、第二のアームの
制動力分減少し、巻取トルクを変更することなくスロー
トルクのみを低減させることが可能となり、スロー時の
テープ走行不安定、特にテープ傷付きを防止することが
できる。

〔実施例〕

以下、本発明のＶＴＲに適用した一実施例を第１図から
第３図により説明する。

第３図は一実施例のプレイ状態を示す平面図である。カ
セット１２より磁気テープ１３が引出されシリンダ１５
に巻付き記録再生が行なわれる。

この磁気テープ１５のプレイ時の走行経路は周知であり
詳細説明を省略するが、磁気テープ１３はキャプスタン
２３により定速駆動され巻取りＩＪ−ル１４により巻取
られる。

を介して、巻取りトルクを伝達される。巻取リリール１
４の巻取りトルクは磁気テープ１５に過大な張力を与え
て傷付けないようにかつ磁気テープ１３をたるみ残しの
ないような範囲内に設定する必要があり、キャプスタン
モータ２２とＦＲギヤ２７の間に図示しないメカニカル
カップリング機構を入れている。巻取りリール１４の巻
取りトルクは約１１００ｒ−ｅに設定している。

第１図はスロー状態を示す平面図である。メロ時はキャ
プスタン２３が間欠的に磁気テープ１３を駆動し通常の
数分の１の速さで再生画面が動く。

キャプスタンモータ２２はプレイ時はある程度の慣性を
持つ必要があるが、スローやコマ送り等の間欠送り時に
はその慣性が逆に作用し、停止位置が遅れて再生画面上
にノイズが入る等の不都合が生じてしまうため、キャプ
スタンモータ２２にブレーキアーム２により制動をかけ
停止位置を確保するようにしている。このブレーキアー
ム２は図示しないリンクに係合し、スローモード、つま
りスロー・コマ送リヤスチル時にキャプスタンモータ２
２に、懸架されたスプリング４の張力にて応圧する構成
になっている。

スローアーム１はブレーキアーム２に係合し、スローア
ーム１のカム部１ａとブレーキアーム２の先端部２ａと
が当接する。つまりスローアーム１はブレーキアーム２
の動作に連動する。スローアーム１はスプリング３によ
り付勢されている。

スローモードに入りブレーキアーム２が前記リンクの規
制力を解除されスプリング４力で時計方向に回動しキャ
プスタンモータ２２に制動をかけるとスローアーム１の
カム部１ａとブレーキアーム２の先端部２ａとの保合が
外れスロー７−１もスプリング６の張力により巻取りリ
ール１４に制動力を付加する。

第２図は第５因と同じプレイ状態を示す平面図であり、
スローアーム１とブレーキアーム２との保合を示す。プ
レイではブレーキアーム２は図示しないリンクにより反
時計方向に回動する。スローアーム１のカム部１ａとブ
レーキアーム２の先端部２ａが当接し、スローアーム１
は時計方向に６　・ 回動された巻取りリール１４から離れる。巻取りリール
１４の巻取りトルクは約１０１００ｒ−に設定されてい
る。

実験によると巻取リリール１４への制動力は巻取りリー
ル１４で３Ｏｆ−ｃｍ程度が適当で、スロー時の磁気テ
ープ七〇下りによる傷付きが解消可能となり、同時に巻
取り時のテープたるみのない充分な巻取りトルクを確保
できた。

制動トルクはスプリング５の張力を選ぶことにより設定
可能であり、スプリング６により制動トルクをバラツキ
なく一定範囲に追い込める。

またスローアーム１とブレーキアーム２の制動面には合
成皮革のパッドを用いてもよい。

〔発明の効果〕

本発明は、以上説明したようにブレーキを追加すること
によりスロー時専用の巻取りトルクを設定することが可
能となり、他のモードを配慮することなくスローに最適
のトルクを選ぶことができる。これによりスロー時のテ
ープ走行不安定からくるテープせり下り及び傷付きを防
止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のスロー時の平面図、第２図
はプレイ時のスローアームとブレーキアームの保合を示
す平面図、第３図はプレイ時の磁気テープ走行状態を示
す平面図である。 １・・・スローアーム ２・・・ブレーキアーム ３．４・・・スプリング １４・・・巻取りリール ２２・・・キャプスタンモータ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、カセット内の磁気テープを繰出し巻取り及び早送り
   ／巻戻しを行ない、かつ前記磁気テープの駆動をリール
   台にて行なう記録再生装置において、動作モードに応じ
   て回動する第一のアームと、前記第一のアームと係合し
   制動部材を載置した第二のアームを有し、磁気テープの
   間欠送りを行なう動作モード期間のみに前記第二のアー
   ムがリール台に制動力を加えることを特徴とする磁気記
   録再生装置。