JPH02285196A - シールド掘削機及びこれを用いたシールド工法 - Google Patents
シールド掘削機及びこれを用いたシールド工法Info
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
ンネルを形成するシールド工法に係り、特に、1台のシ
ールド掘削機で掘削断面が拡大された拡大部を形成しう
るシールド掘削機及びこれを用いたシールド工法に関す
るものである。
ートを宵するシールド掘削機の前部に設けられたカッタ
装置で地山を掘削しつつ、ンールド掘削機内部で円筒分
割体たるセグメントを組み立て、さらに、このセグメン
トの前端に反力を取ってシールド掘削機内部のシールド
ジヤツキを伸長させることで、シールド掘削機全体を前
方に推進させ、これら工程を繰り返すことで地中にトン
ネルを形成する工法である。
プレートの外径に略等しい円形断面である。しかしなが
ら、トンネル内部においては、地中駅や通風口等通常の
掘削断面に対して拡大した掘削断面が要求される場合が
ある。この場合、シールド掘削機では定められた掘削断
面しか得られないため、地上から立坑を掘削して拡大部
分を築造したり、あるいは、トンネル形成後にこのトン
ネルを作業基地としてシールド機や掘削機を用いて拡大
部分を形成することが行われている。
法等の補助工法が必要となり、工費が割高となる、とい
った課題を抱えていた。また、立坑掘削や補助工法の施
工による周辺への、特に埋設物への影響が無視できない
ため、施工場所等の制限があり、広範な施工条件での適
用が困難な状況にあった。
の掘削断面に対して拡大した掘削断面を短期かつ安価に
施工でき、しかも周辺への影響を極力抑えて施工しうる
シールド掘削機及びこれを用いたシールド工法の提供を
目的としている。
とで、前記課題を解決せんとしている。
キンプレートを有し、前部に設けられたカッタ装置によ
り地山を掘削しつつ、内部で覆工用壁体を組み立でなが
ら地中を推進するシールド掘削機において、前記スキン
プレートをその長手方向に沿って分割すると共に、これ
らスキンプレート分割体を径方向に移動させる伸縮手段
を設け、さらに前記カッタ装置に径方向に伸縮自在な伸
縮刃を設けたような構成としたことを特徴とするもので
ある。
プレートを有するシールド掘削機の前部に設けられたカ
ッタ装置により地山を掘削しつつ、このシールド掘削機
内部で覆工用壁体を組み立てながらシールド掘削機自体
を推進させることでトンネルを形成するシールド工法を
、以下の工程からなるものとしたことを特徴とする。
すると共に、これらスキンプレー1・分割体を径方向に
移動させる伸縮手段を設けたシールド掘削機で地山を掘
進する工程、 (ii)掘削断面を拡大すべき地点に到達した段階で、
前記力、夕装置に設けられた径方向に伸縮自在な伸縮刃
を伸長させることで掘削断面の拡大部を余掘りする工程
、 (iii)この余掘り部分に合わせてスキンプレート分
割体を径方向に拡張することで拡大部の掘進を行う工程
。
る。
ルド掘削機を示す図である。これら図において、符号1
全体で表されるものはシールド掘削機であり、このシー
ルド掘削機1は、外径略円筒状に形成されたスキンプレ
ート2と、このスキンプレート2前部に回動自在に支持
されたカッタ装置3とを備えている。
及び下端において長手方向に沿って2分割され、それぞ
れがスキンプレート分割体4.4(以下、単に「分割体
」と称する)とされている。
それぞれ平坦に形成され、互いに重畳された状態で配置
されている。この端部4aの長さ及び重畳長さは、後述
するトンネルの掘削断面の拡大幅によって決定される。
ンプレート2より小径な断面略十字形の固定フレーム5
.5が、連結バー6.6、・・・により連結された状態
で設けられていると共に、これら固定フレーム5.5の
周囲には、前記分割体4.4内面に固定された移動フレ
ーム7.7、・・・が配置されている。これら固定フレ
ーム5.5及び移動フレーム7.7の相対向する部分は
、第1図に示すように互いに嵌合する形状に形成され、
これにより、固定フレーム5.5と移動フレーム7.7
との相対的な前後動が規制されている。
7の間には押出ジヤツキ8.8、・・・が介在され、こ
れにより、移動フレーム7.7及び分割体4.4がシー
ルド掘削機1の径方向に移動自在とされている。
有し、この回転軸9が軸受lOを介してシールド掘削機
l前部にある固定フレーム5に軸支されることで、全体
として回動自在に構成されている。このカッタ装置3前
面には、シールド掘削機lの径方向に伸縮自在な伸縮刃
11.11、・・・が設けられている。
る固定フレーム5に固定されたエレクタ装置、符号13
はシールド掘削機1の移動フレーム7.7に固定され、
周方向に間隔をおいて複数個配置されたシールドジヤツ
キである。
施例であるシールド工法について説明する。
前記押出ジヤツキ8.8、・・・を縮小させることで、
スキンプレート2全体として略円筒状を為すようにし、
この状態でカッタ装置3で地山を掘削しつつ、エレクタ
装置12でセグメント(図示路)を組み立てて、このセ
グメント前端に反力を取ることでシールドジヤツキ13
.13、・・・を伸長させることでシールド掘削機1全
体を前方に推進させる。これにより、シールド掘削機1
後方に略円筒状のトンネルが形成される。
示すように、カッタ装置3の伸縮刃11.11を伸長さ
せることで、掘削断面の拡大部を余−掘りする。この状
態で、前述したシールド掘削機lによる掘進工程も継続
して行う。
階で、第4図に示すように押出ジヤツキ8.8、・・・
を伸長させることで、移動フレーム7.7、・・・及び
分割体4.4をシールド掘削f11の径方向に沿って拡
張させ、その表面を余掘り部の掘削壁面近くにまで至ら
せる。この状態で、第3図ないし第4図に示すように、
固定フレーム5.5ト移動フレーム7.7、・との間に
スペーサ14.14、・・・を介挿した後、前述したシ
ールド掘削機1堀進工程を継続することで、拡大された
掘削断面を有するトンネルを形成することができる。
前述した工程を逆に行えばよい。
有するトンネルを形成することができる。
レート2を長手方向に2分割し、これら分割体4.4に
設けられた押出ジヤツキ8.8、・・・で掘削断面を拡
大していると共に、カッタ装置3に径方向に伸縮自在な
伸縮刃11,11を設け、この伸縮刃11.11で掘削
断面の拡大部を余掘りしているので、通常のシールド掘
削機1によるトンネル形成工程と全く同一の工程により
拡大された掘削断面を有するトンネルを形成することが
できる。従って、前記従来の如く、トンネル形成後に立
坑を築造したり掘削機等を搬入する必要もなく、しかも
薬液注入等の補助工法が不要であり、工期、工費の低減
及び周辺への悪影響を殆ど抑えた施工が可能である。
その細部が前記実施例に限定されず、種々の変形例が可
能である。−例として、スキンプレート2は2分割のみ
ならずより多数個への分割が可能である。また、分割体
4.4の端部4a、4aの位置する箇所はシールド掘削
機lの左右方向又は上下方向のいずれにも限定されない
。
ド掘削機のスキンプレートを長手方向に分割し、これら
分割体に設けられた伸縮手段で掘削断面を拡大すると共
に、カッタ装置に径方向に伸縮自在な伸縮刃を設け、こ
の伸縮刃で掘削断面の拡大部を余掘りしているので、通
常のシールド掘削機によるトンネル形成工程と全く同一
の工程により拡大された掘削断面を有するトンネルを形
成することができる。従って、従来の如く、トンネル形
成後に立坑を築造したり掘削機等を搬入する必要もなく
、しかも薬液注入等の補助工法が不要であり、工期、工
費の低減及び周辺への悪影響を殆ど抑えた施工が可能で
ある。
ルド掘削機を示す図であって、第1図は側断面図、第2
図は同水平断面図、第3図ないし第4図は同シールド掘
削機により拡大された掘削断面を有するトンネルを形成
している状態を示す図であって、第3図は側断面図、第
4図は同水平断面図である。 l・・・・・・シールド掘削機、2・・・・・・スキン
プレート、3・・・・・カッタ装置、4・・・・・・ス
キンプレート分割体、8・・・・・押出ジヤツキ(伸縮
手段)、11・・・・・・伸縮刃。
Claims (2)
- (1)外形円筒状のスキンプレートを有し、前部に設け
られたカッタ装置により地山を掘削しつつ、内部で覆工
用壁体を組み立てながら地中を推進するシールド掘削機
であって、前記スキンプレートがその長手方向に沿って
分割されていると共に、これらスキンプレート分割体を
径方向に移動させる伸縮手段が設けられ、さらに前記カ
ッタ装置には径方向に伸縮自在な伸縮刃が設けられてい
ることを特徴とするシールド掘削機。 - (2)外形円筒状のスキンプレートを有するシールド掘
削機の前部に設けられたカッタ装置により地山を掘削し
つつ、このシールド掘削機内部で覆工用壁体を組み立て
ながらシールド掘削機自体を推進させることでトンネル
を形成するシールド工法であって、前記スキンプレート
をその長手方向に沿って分割すると共に、これらスキン
プレート分割体を径方向に移動させる伸縮手段を設けた
シールド掘削機で地山を掘進し、掘削断面を拡大すべき
地点に到達した段階で、前記カッタ装置に設けられた径
方向に伸縮自在な伸縮刃を伸長させることで掘削断面の
拡大部を余掘りしてから、この余掘り部分に合わせてス
キンプレート分割体を径方向に拡張することで拡大部の
掘進を行うことを特徴とするシールド工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1106926A JP2860368B2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | シールド掘削機及びこれを用いたシールド工法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JP2860368B2 JP2860368B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=14446019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1106926A Expired - Lifetime JP2860368B2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | シールド掘削機及びこれを用いたシールド工法 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (1)
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58207495A (ja) * | 1982-05-28 | 1983-12-02 | 東京電力株式会社 | 拡幅掘削自在のシ−ルド掘進機 |
JPS58213996A (ja) * | 1982-06-04 | 1983-12-13 | 東京電力株式会社 | 掘削断面可変自在なシ−ルド掘進機 |
-
1989
- 1989-04-26 JP JP1106926A patent/JP2860368B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2860368B2 (ja) | 1999-02-24 |
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