JPH0228388B2 - - Google Patents
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- JPH0228388B2 JPH0228388B2 JP57117819A JP11781982A JPH0228388B2 JP H0228388 B2 JPH0228388 B2 JP H0228388B2 JP 57117819 A JP57117819 A JP 57117819A JP 11781982 A JP11781982 A JP 11781982A JP H0228388 B2 JPH0228388 B2 JP H0228388B2
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Landscapes
- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
- Physical Water Treatments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、有機性廃水の凝集沈殿方法の改良に
関するものである。
関するものである。
一般に、有機性廃水は生物処理法や物理化学的
処理法によつて処理されて２次処理水となり、該
２次処理水中に残留する浮遊物（SS）は凝集沈
殿、過などの物理的方法により除去されてい
る。
処理法によつて処理されて２次処理水となり、該
２次処理水中に残留する浮遊物（SS）は凝集沈
殿、過などの物理的方法により除去されてい
る。
しかしながら、上記SSは必ずしも沈降性の良
いものとは限らず、凝集沈殿槽においてその一部
が浮上し、分離水中に同伴流出してしまうため、
清澄度の良い処理水を得ることが困難であり、凝
集沈殿槽の容量を大きくしたり、凝集剤添加量を
増大したり、その運転条件を微妙に設定・制御し
なければならないなどの問題点があつた。
いものとは限らず、凝集沈殿槽においてその一部
が浮上し、分離水中に同伴流出してしまうため、
清澄度の良い処理水を得ることが困難であり、凝
集沈殿槽の容量を大きくしたり、凝集剤添加量を
増大したり、その運転条件を微妙に設定・制御し
なければならないなどの問題点があつた。
本発明は、これらの問題点を解消する方法を提
供するものであり、有機性廃水を生物処理法や物
理化学的処理法により処理した２次処理水を凝集
沈殿処理する方法において、Ｍ−アルカリ度が
200mg／以上である２次処理水に鉱酸を注入混
合して炭酸ガスを発生させ、該炭酸ガス気泡に２
次処理水中の浮遊物（SS）を付着させて浮上分
離し、その分離水に少なくとも無機凝集剤を添加
して凝集沈殿処理することを特徴とする有機性廃
水の処理方法である。
供するものであり、有機性廃水を生物処理法や物
理化学的処理法により処理した２次処理水を凝集
沈殿処理する方法において、Ｍ−アルカリ度が
200mg／以上である２次処理水に鉱酸を注入混
合して炭酸ガスを発生させ、該炭酸ガス気泡に２
次処理水中の浮遊物（SS）を付着させて浮上分
離し、その分離水に少なくとも無機凝集剤を添加
して凝集沈殿処理することを特徴とする有機性廃
水の処理方法である。
すなわち、本発明の骨子は、２次処理水に鉱酸
を注入混合し、該２次処理水に残存するＭアルカ
リ度分（重炭酸塩）と鉱酸を反応させて炭酸ガス
を発生せしめ、該炭酸ガスの気泡を利用してSS
を浮上分離すると共に、得られる酸性状態の分離
水に無機凝集剤を添加して酸性条件下で凝集沈殿
処理することにある。
を注入混合し、該２次処理水に残存するＭアルカ
リ度分（重炭酸塩）と鉱酸を反応させて炭酸ガス
を発生せしめ、該炭酸ガスの気泡を利用してSS
を浮上分離すると共に、得られる酸性状態の分離
水に無機凝集剤を添加して酸性条件下で凝集沈殿
処理することにある。
本発明の実施態様を第１図により説明すると、
原水（２次処理水）１はSS分離槽２に流入し、
鉱酸３が添加されると共に空気４の散気（空気量
は0.05〜0.07m3／m2・分が適当である）により撹
拌・混合される。原水１としては、有機性廃水の
嫌気性消化法や活性汚泥法による生物処理水な
ど、Ｍアルカリ度が200mg／以上のものである
ことが必要である。
原水（２次処理水）１はSS分離槽２に流入し、
鉱酸３が添加されると共に空気４の散気（空気量
は0.05〜0.07m3／m2・分が適当である）により撹
拌・混合される。原水１としては、有機性廃水の
嫌気性消化法や活性汚泥法による生物処理水な
ど、Ｍアルカリ度が200mg／以上のものである
ことが必要である。
上記鉱酸３の添加・混合処理により液中から微
細な炭酸ガスの気泡が発生し、該気泡が槽内を上
昇する間にSS分に付着する結果、SS分は水面上
に浮上してスカムとなつて蓄積する。
細な炭酸ガスの気泡が発生し、該気泡が槽内を上
昇する間にSS分に付着する結果、SS分は水面上
に浮上してスカムとなつて蓄積する。
これを第２図により更に詳しく説明すると、
SS分離槽２は直方体型であり、水面に近接して
掻寄機２１、槽内底部に空気４の散気管２２が設
けられ、掻寄機２１により掻寄せられたスカム２
３はスカムピツト２４を経て移送ポンプ２５によ
り図示していない汚泥処理設備へ移送されるよう
になつている。２６はPH制御装置であり、注入ポ
ンプ２７、PH指示警報計２８などから構成されて
おり、槽内のPHを７以下の適正値（通常は４〜
５）に調整する。なお、上記スカム２３はSS濃
度が２〜３％になるので、そのまま脱水可能であ
る。
SS分離槽２は直方体型であり、水面に近接して
掻寄機２１、槽内底部に空気４の散気管２２が設
けられ、掻寄機２１により掻寄せられたスカム２
３はスカムピツト２４を経て移送ポンプ２５によ
り図示していない汚泥処理設備へ移送されるよう
になつている。２６はPH制御装置であり、注入ポ
ンプ２７、PH指示警報計２８などから構成されて
おり、槽内のPHを７以下の適正値（通常は４〜
５）に調整する。なお、上記スカム２３はSS濃
度が２〜３％になるので、そのまま脱水可能であ
る。
しかして、SS分離槽２でSS分を除去された分
離水５は混和槽６に流入してアルカリ７と硫酸バ
ンドなどの無機凝集剤８を添加・混合され、次い
で凝集槽９でポリマー９′（有機性高分子凝集剤）
を添加・混合されたのち、凝集沈殿槽１０に流入
して凝沈汚泥１１と処理水１２に分離される。
離水５は混和槽６に流入してアルカリ７と硫酸バ
ンドなどの無機凝集剤８を添加・混合され、次い
で凝集槽９でポリマー９′（有機性高分子凝集剤）
を添加・混合されたのち、凝集沈殿槽１０に流入
して凝沈汚泥１１と処理水１２に分離される。
なお、SS分離槽２用の撹拌装置として、撹拌
羽根を備えた機械式のものを使用してもよい。
羽根を備えた機械式のものを使用してもよい。
次に、本発明の実施例について記す。
実施例
し尿の嫌気性消化方式による２次処理水（1000
m3／日）に本発明法を適用した。原水の性状はＭ
−アルカリ度425mg／、COD56mg／、SS40
mg／、色度220度であつた。処理フローは第１
図のとおりであり、SS分離槽２における滞留時
間を15分とし、散気方式により0.05m3／m2・分の
空気を吹込んで撹拌しながらPHを４〜５にコント
ロールした。
m3／日）に本発明法を適用した。原水の性状はＭ
−アルカリ度425mg／、COD56mg／、SS40
mg／、色度220度であつた。処理フローは第１
図のとおりであり、SS分離槽２における滞留時
間を15分とし、散気方式により0.05m3／m2・分の
空気を吹込んで撹拌しながらPHを４〜５にコント
ロールした。
本発明法を適用した場合、SS分離槽２からの
分離水５のSSは19mg／であり硫酸バンド400
mg／、ポリマー１mg／を添加して凝集沈殿を
行なつた場合、処理水１２のSSは１mg／以下
となり、凝沈汚泥１１の発生量はDS換算で175
Kg／日であつた。また、処理水１２のCODは23.4
mg／、色度100度であり、それぞれ除去率は、
58.2％、54.5％であつた。
分離水５のSSは19mg／であり硫酸バンド400
mg／、ポリマー１mg／を添加して凝集沈殿を
行なつた場合、処理水１２のSSは１mg／以下
となり、凝沈汚泥１１の発生量はDS換算で175
Kg／日であつた。また、処理水１２のCODは23.4
mg／、色度100度であり、それぞれ除去率は、
58.2％、54.5％であつた。
一方、同一の原水をSS分離槽２を使用せずに
処理した場合、同一の薬注率において処理水１２
のSSは６mg／となり、凝沈汚泥１１の発生量
は、DS換算で204Kg／日であつた。また、処理水
１２のCODは38.7mg／、色度150度であり、そ
れぞれ除去率は、30.9％、31.8％であつた。
処理した場合、同一の薬注率において処理水１２
のSSは６mg／となり、凝沈汚泥１１の発生量
は、DS換算で204Kg／日であつた。また、処理水
１２のCODは38.7mg／、色度150度であり、そ
れぞれ除去率は、30.9％、31.8％であつた。
以上のように、本発明によれば次のような効果
が得られる。
が得られる。
浮上分離工程では、複雑な又は大容量の装置
を使用せずにSSを50〜70％の除去率で除去で
きる。
を使用せずにSSを50〜70％の除去率で除去で
きる。
SS性のCOD、BODも除去されるため凝集剤
の消費量を減少できる。
の消費量を減少できる。
凝沈汚泥の濃度が高くなり、その発生量が減
少する結果、濃縮設備の容量を小さくすること
ができる。具体的には、硫酸バンドを300mg／
注入した場合、原水SSを70mg／としSS分
離槽でのSS除去率を60％とすると、濃縮の必
要ある凝沈汚泥の発生量は、SSを分離しない
場合の約75％になる。
少する結果、濃縮設備の容量を小さくすること
ができる。具体的には、硫酸バンドを300mg／
注入した場合、原水SSを70mg／としSS分
離槽でのSS除去率を60％とすると、濃縮の必
要ある凝沈汚泥の発生量は、SSを分離しない
場合の約75％になる。
第１図は本発明の実施態様を示すフローシー
ト、第２図は本発明を実施するのに好適なSS分
離槽の構造を示す断面図である。 ２１……掻寄機、２２……散気管、２３……ス
カム、２４……スカムピツト、２５……移送ポン
プ、２６……PH制御装置、２７……注入ポンプ、
２８……PH指示警報計。
ト、第２図は本発明を実施するのに好適なSS分
離槽の構造を示す断面図である。 ２１……掻寄機、２２……散気管、２３……ス
カム、２４……スカムピツト、２５……移送ポン
プ、２６……PH制御装置、２７……注入ポンプ、
２８……PH指示警報計。
Claims (1)
- １ 有機性廃水を生物処理法や物理化学的処理法
により処理した２次処理水を凝集沈殿処理する方
法において、Ｍ−アルカリ度が200mg／以上で
ある２次処理水に鉱酸を注入混合して炭酸ガスを
発生させ、該炭酸ガス気泡に２次処理水中の浮遊
物（SS）を付着させて浮上分離し、その分離水
に少なくとも無機凝集剤を添加して凝集沈殿処理
することを特徴とする有機性廃水の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11781982A JPS5910388A (ja) | 1982-07-08 | 1982-07-08 | 有機性廃水の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11781982A JPS5910388A (ja) | 1982-07-08 | 1982-07-08 | 有機性廃水の処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5910388A JPS5910388A (ja) | 1984-01-19 |
| JPH0228388B2 true JPH0228388B2 (ja) | 1990-06-22 |
Family
ID=14721035
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11781982A Granted JPS5910388A (ja) | 1982-07-08 | 1982-07-08 | 有機性廃水の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5910388A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61129085A (ja) * | 1984-11-28 | 1986-06-17 | Ataka Kogyo Kk | 汚水の処理方法 |
| GB201121950D0 (en) * | 2011-12-19 | 2012-02-01 | T & L Process Technology Ltd | Treatment process |
| JP6697199B1 (ja) * | 2019-07-11 | 2020-05-20 | 株式会社楢崎製作所 | 濁水処理装置及びその処理方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5244873A (en) * | 1975-10-07 | 1977-04-08 | Teruo Yamamoto | Method of forming carving patterns such as letters and pictures on surface of bodies with transparent particles |
-
1982
- 1982-07-08 JP JP11781982A patent/JPS5910388A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5244873A (en) * | 1975-10-07 | 1977-04-08 | Teruo Yamamoto | Method of forming carving patterns such as letters and pictures on surface of bodies with transparent particles |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5910388A (ja) | 1984-01-19 |
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