JPH02283407A - 情報記録媒体用基板注型成形用セル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、プリフォーマットを有する情報記録媒体用の
樹脂基板を注型成形により製造する際に使用する注型成
形用セルに関する。

［従来の技術］ 従来、プリフォーマットを有する情報記録媒体用の樹脂
基板を注型成形により製造するために使用する凹凸プリ
フォーマットパターンを有する注型成形用型は、その凹
凸プリフォーマットパターンが微細であるために大面積
にパターンを形成することは困難である。そのため、通
常、１つか若しくは２つのパターンを形成した注型成形
用型を用いて注型成形を行なっている。しかしながら、
この様な型を用いた場合には、１回の注型成形で１枚又
は２枚の樹脂基板しか得られないために極めて能率か悪
い欠点かあった。

これに対して、生産能率を上げるために、多数個取りの
型を用いる方法が行われている。第３図（ａ）は従来の
多数個取り用注型成形用型を示す平面図、第３図（ｂ）
はそのＢＢ線断面図である。同図に示すように、ガラス
基板９に１個取りの注型成形用型８を多数個接着剤７て
接着した型を用いて、第４図のようにスペーサーｌＯを
介して鏡面型１１を設けて注型成形装置を構成し、その
装置を用いて１回の注型成形て多数枚の樹脂基板を得て
いる。

［発明が解決しようとする課題］ しかしなから、従来の多数個取りの型は使用上次のよう
な欠点があった。

■注型成形の際に型に加わる熱サイクルによって、５シ
ヨツトないし１０シヨツトて部分的な接着剤のはがれが
生じ、そのはかれた部分の型は使用不可能となる。

■接着剤で個々の１個取りの注型成形用型を強固に接着
するため、−変型同志を接着すると容易に取り変えるこ
とはできない。そのため、多数個の型の中て、ある部分
の型に欠陥か生した場合、樹脂基板の成形歩留りか急激
に低下する。

本発明は、この様な従来技術の欠点を改善するためにな
されたものであり、従来の多数個取りの型のように個々
の注型成形用型を接着剤て固定することかなく、容易に
注型成形用型の交換か可能となり基板の歩留りを向上す
ることかてき、また耐久性の良い多数個取りの情報記録
媒体用基板注型成形用セルを提供することを目的とする
ものである。

［課題を解決するための手段］ 即ち、本発明は、表面に凹凸プリフォーマットパターン
を有する複数の注型成形用型を、内側が鏡面に形成され
ている皿型容器内にスペーサを介して配置し、皿型容器
の鏡面と注型成形用型の表面との間に少なくとも基板の
厚さに相当する間隙を設けてなることを特徴とする情報
記録媒体用基板注型成形用セルである。

以下、本発明の詳細な説明する。

本発明の情報記録媒体用基板注型成形用セル（以下、注
型成形用セルと記す）を組立てるには、まず、内側の底
面が鏡面に形成されている複数個の注型成形用型を収容
てきる一皿型容器を用意する。また、１つもしくは２つ
の凹凸プリフォーマットパターンか形成されている注型
成形用型を任意の数だけ用意する。そして、凹凸プリフ
ォーマットパターンか形成されている注型成形用型をさ
さえ、かつ基板の板厚となる厚みをもったスペーサを用
意し、そのスペーサを介して、皿型容器中の鏡面上に凹
凸プリフォーマットパターンが下を向くように注型成形
用型を所望の数たけ配置させることにより注型成形用セ
ルを組立てることかできる。配置された個々の注型成形
用型の間には空隙が形成されおり、また皿型容器の鏡面
と注型成形用型の表面との間にはスペーサーにより少な
くとも基板の厚さに相当する間隙か設られ、該間隙と前
記の型間の空隙とは貫通している。

［作用］ 本発明の注型成形用セルは、上記の様に、皿型容器、ス
ペーサ、凹凸プリフォーマットを有する注型成形用型か
ら構成され、複数の注型成形用型を、皿型容器内にスペ
ーサを介して配置し、該スペーサにより皿型容器の鏡面
と注型成形用型の表面との間に少なくとも基板の厚さに
相当する間隙が設けられいるので、注型成形用セルの中
に硬化収縮を考慮した量の液状ポリマー又は重合開始剤
を混合した千ツマ−を注入し熱を加え硬化を行なった後
、注型成形用セルから剥すことによって樹脂基板を得る
ことかてきる。

本発明の注型成形用セルを用いることにより、注入され
た液状樹脂の硬化収縮は、個々の注型成形用型の間の空
隙に充填された空気と接している樹脂面の低下によって
行なわれるので、注型成形用型の凹凸プリフォーマット
パターンは常に重力によって樹脂に接することが可能で
あり、接着剤を用いなくとも多数枚のプリフォーマット
パターンを有する型を一度に注型成形できる。そのため
、注型成形用セルの耐久性は良く、しかもプリフォーマ
ットパターンを有する注型成形用型はそれぞ、れ接着さ
れていないために型に欠陥が生じた場合は１枚ずつ交換
か可能である。

［実施例］ 以下、実施例を示し本発明をさらに具体的に説明する。

実施例１ 第１図（ａ）は本発明の注型成形用セルの特徴を最もよ
く表わす平面面、第１図（ｂ）はＡＡ線断面図である。

同図において、２はガラス板の上にクロムてパターンを
施して形成された凹凸プリフォーマットパターンを有す
る注型成形用型である。

１は内側１２の底面に鏡面を有し、かつ注型成形用型２
を支持するだめのスペーサー３を設けたガラス製又はス
テンレス等の金属製の皿型容器である。本発明の注型成
形用セルは、凹凸プリフォーマットパターンを有する注
型成形用型２をプリフォーマットパターンを下向きにし
て皿型容器ｌの上に載置してなるものである。

樹脂基板を製造するには、注型成形用セルの中に、液状
のプレポリマー又はモノマーに重合開始剤を混合した液
状樹脂液４を注入する。注入量は液状樹脂液４か硬化す
る際の収縮を考慮した量たけ入れ、収縮による体積の減
少の調整は液状樹脂液４か空気と接している空気との接
触面５て行なうことかてきる。また、スペーサー３と注
型成形用型２の接合は、特に振動を加えなければ、注型
成形用型２の自重により可能である。

液状樹脂液４の硬化収縮の際の応力て注型成形用型２か
もち上り、得られた基板の厚みが規格外になる場合には
、注型成形用型２の上に重りをのせるか、又は注型成形
用型２か皿型容器ｌからうき上るのを防ぐおさえを４１
けることも可能である。以上のように組まれた注型成形
用セルは接着剤を用いないために耐久性に優れ、しかも
注型成形用型２は簡単に取りはずしか可能であるため、
欠陥か生してもすぐとりかえることによって成形で得ら
れる樹脂基板の歩留の低下を防ぐことかてきる。

また、第１図における液状プレポリマー又はモノマーか
注型成形時の温度において、高い蒸気圧を有する場合に
は、第２図に示すように、蒸気遮蔽用のフタロを付ける
ことにより、プレポリマー又は千ツマ−の量の減少を防
止することかできる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の注型成形用セルを用いる
ことにより、 （１）容易に注型成形用型の交換か可能となり、基板の
歩留りを向上てきる。

（２）注型成形用セルの耐久性か向上する。

等の効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は本発明の注型成形用セルの一例を示す平
面面、第１図（ｂ）はそのＡＡ線断面図、第２図は本発
明の注型成形用セルの他の例を示す断面図、第３図（ａ
）は従来の多数個取り用注型成形用型を示す平面図、第
３図（ｂ）はそのＢＢ線断面図および第４図は従来の多
数個取り用注型成形装置を示す説明図である。 １・・・皿型容器 ３．１０・・・スペーサ ５・・・空気との接触面 ７・・・接着剤 １１・・・鏡面型 ２．８・・・注型成形用型 ４・・・液状樹脂 ６・・・フタ ９・・・ガラス基板 １２・・・内側

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 表面に凹凸プリフォーマットパターンを有する複数の注
   型成形用型を、内側が鏡面に形成されている皿型容器内
   にスペーサを介して配置し、皿型容器の鏡面と注型成形
   用型の表面との間に少なくとも基板の厚さに相当する間
   隙を設けてなることを特徴とする情報記録媒体用基板注
   型成形用セル。