JPH0228299A - 石鹸の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、テレビ漫画等に登場する主人公やロボット等
の姿体をしたキャラクタ−等の造形物が石鹸本体内に装
填された、主として児童向けの石鹸の製造方法に関する
ものである。

（従来の技術） 近年、固形の石鹸も、その表面に多種多様の模様が描か
れたもの等、装飾性に富んだものが数多く市販されてい
るが、表面に模様を描くことなく、例えば透明な固形状
の石鹸本体内に該石鹸本体とは別体の有色の石鹸体を装
填することによって装飾効果を具備した石鹸も市販され
ている。

すなわち、この石鹸は、透明な石鹸本体を通して、該石
鹸本体内に装填された有色の石鹸体を透視することがで
きるために、これが優れた装飾効果を発渾し、使用者の
視覚をとらえて需要増大に寄与していた。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、この石鹸は石鹸本体内に装填された装填
物が同材の石鹸であるために、その用途よ従前の石鹸と
何ら変わるところがなかった。

従って、このような石鹸は単に装飾的効果を意図して案
出されたものに過ぎず、それ以外の効果を得ることはで
きなかった。

また、この石鹸の成形方法は、まず固形状の有色の石鹸
体を成形し、次に該有色の石鹸体を覆うべく透明な石鹸
本体を成形するものであるが、内部に装填すべき有色の
石鹸体を乾燥固形化し、その後に透明な石鹸本体の成形
、被覆作業を行わなければならなかったために、全体と
しての石鹸の成形にかなりの手間と時間を要していたも
のである。

本発明は上記の如き問題点に鑑みて考案されたもので、
その目的とするところは、石鹸本体内に児童等が興味を
ひくようなキャラクタ−等の造形物を装填した石鹸を容
易に成形することができる石鹸の製造方法を提供する点
にある。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記の如き問題点を解決するために、次のよう
な手段を講じたもので、その構成の要旨は成形型内に石
鹸材料２ａを充填し、次にその充填された石鹸材料２ａ
上にキャラクタ−等の造形物を載置し、その後前記石鹸
材料２ａが固化する前に前記造形物を覆うべく新たな石
鹸材料２ｂを成形型内に充填した後、圧縮成形して製造
する石鹸の製造方法にある。

（作用） すなわち、本発明の石鹸の製造方法においては、成形型
内に充填した石鹸材料２ａが固化する前に該石鹸材料２
ａ上に載置されたキャラクタ−等の造形物を覆うべく、
石鹸材料２ｂを成形型内に充填し、その後圧縮成形する
製造方法であるために、石鹸材料２ａ及び２ｂは固化す
る前に確実に接着され、よって固化後に石鹸材料２ａと
石鹸材料２ｂが剥離する恐れはない。よって、キャラク
タ−等の造形物は両石鹸材料２ａ、　２ｂ間に確実に装
填されることとなる。また圧縮成形により製造されるた
めに、成形型の違いにより任意の形状の石鹸を成形する
ことが可能であり、また圧縮されるために石鹸内部に気
泡が発生することもない。

更に、石鹸本体の消耗後も、石鹸本体内に装填されてい
たキャラクタ−等の造形物は消耗されないで残るために
、該キャラクタ−等の造形物を玩具として使用すること
ができる。

（実施例） 以下、本発明の実施例について図面に従って説明する。

まず、石鹸チップに赤色の香料色素水を加えたものを、
約８０度〜１２０度の温度で熱して溶解し、その溶解し
た赤色で粘状の石鹸材料２ａを約４０度〜８０度に温度
が保たれたポンプにより押し出して所望な大きさに切断
し、第１図（イ）に示すように該石鹸材料２ａを平面が
長方形状をなす金型１に充填する。

次に、第１図（ロ）に示すように金型１内に充填されに
石鹸材料２ａ上に、テレビ漫画等に登場する主人公の姿
体をしたプラスチックよりなるキャラクタ−の造形物３
を載置する。

そして、石鹸チップに青色の香料色素水を加えて青色の
石鹸材料２ｂを調整し、その石鹸材料２ｂをポンプより
押し出し、更に切断した後、第１図（ハ）に示すように
キャラクタ−の造形物３を覆うべく金型１に充填する。

そして、金型１内の充填物を第１図（ハ）の矢印に示す
方向にプレス機等により圧縮することにより、第１図（
ハ）に示すように赤色に着色された粘状の石鹸材料２ａ
と青色に着色された粘状の石鹸材料２ｂをキャラクタ−
の造形物３を介在して接着する。

その後、金型１内の充填物を暫く乾燥させ固形化し、金
型１からその充填物を取り出すと、第２図（イ）及び（
ロ）に示すように、一方の面が赤色に着色され、且つ他
方の面が青色に着色され、更に内部にキャラクタ−の造
形物３を装填した石鹸本体２が成形されるのである。

本実施例の石鹸は上記の方法により成形され、次にその
石鹸の作用及び使用方法について説明する。

上記実施例の石鹸の製造方法においては、ポンプより押
し出され、更に適当な大きさに切断されることにより成
形された粘状の石鹸材料２ａ、　２１）が各々別々に金
型１に充填され、その後プレス機にて圧縮されることに
より石鹸材料２ａと石鹸材料２ｂが接着され、更に乾燥
固形化して成形されるために、石鹸固形化後に前記石鹸
材料２ａと石鹸材料２ｂが剥離する恐れは全くないので
ある。

また、石鹸は圧縮成形により製造されるために、製造過
程において石鹸内に気泡が生じうる恐れはなく、また石
鹸は金型の形状に応じて任意の形状に成形することがで
きる。

そして、上記実施例の製造方法により製造された内部に
キャラクタ−の造形物３を装填した石鹸は、従来の石鹸
と同様に流し台や洗面台に載置されたり、また銭湯や旅
行等に持参されて使用されるのであるが、石鹸本体２内
にテレビ漫画に登場する主人公の姿体をしたプラスチッ
クからなるキャラクタ−の造形物３が装填されているた
めに、使用者は石鹸本体２内にどのような造形物３が装
填されているかに対して興味を持ち、その石鹸を好んで
使用することとなる。

また、石鹸本体２を消耗した後も、前記石鹸本体２内に
装填されていたキャラクタ−の造形物３は消耗されずに
残るために、前記造形物３を玩具として使用することが
できるのである。

尚、上記実施例においては、石鹸本体２は一面側が赤色
の石鹸材料２ａにより、また他面側が青色の石鹸材料２
ｂにより形成されているために、石鹸本体２の一面側及
び他面側の色の違いにより、装飾的効果を得ることがで
きた。しかしながら、石鹸本体２は必ずしも赤色及び青
色の石鹸材料２ａ及び２ｂにより形成さ１れている必要
はなく、他の色の石鹸材料２ａ、　２ｂにより形成され
ていてもよく、更に石鹸本体２の一面側及び他面側が同
色の石鹸材料２ａ＋　２ｂから形成されていてもよく、
石鹸材料２ａ。

２ｂの色は問うものではない。

また、上記実施例においては金型１の平面が長方形状に
形成されているために、平面が長方形状の石鹸を成形し
たが、金型１は必ずしも長方形状に形成される必要はな
く、正方形、円形等であってもよく、その形状は問うも
のではなく、よって石鹸の形状も金型の形状に応じて任
意の形状に成形することができる。

更に、石鹸を成形するために必ずしも上記実施例のよう
な金型１を用いる必要はなく、例えば石こうからなる成
形型を用いてもよく、要は石鹸材料を充填することによ
り石鹸を成形することができる成形型であれば、成形型
の種類は問うものではない。

また、石鹸本体２内に装填されるキャラクタ−等の造形
物は必ずしも上記実施例において示したようなテレビ漫
画に登場する主人公の姿体をしたキャラクタ−の造形物
３である必要はなく、例えば動物等の造形物であっても
よい。更に造形物はキャラクタター以外であってもよく
、要は石鹸本体２に装填可能な造形物であれば、その造
形物の種類は問うのではない。

また、上記実施例においてはキャラクタ−の造形物３を
プラスチックから形成したが、造形物の材質は必ずしも
プラスチックである必要はなく、ゴム等であってもよく
、その材質は問うものではない。

更に、粘状の石鹸材料２ａ＋　２ｂは必ずしも上記実施
例において示したように、溶解してポンプにより押し出
し、更に切断することにより金型内に充填する必要はな
く、その充填手段は問わない。

また、上記実施例においては石鹸材料２ａ、２ｂが粘状
であるために、圧縮により石鹸材料２ａ、２ｂを接着す
ることができたが、石鹸材料２ａ、　２＋）は必ずしも
粘状である必要はなく、要は容易に接着可能なように固
化する前の状態であればよい。

（発明の効果） 本考案の石鹸の製造方法は、まず成形型内に充填された
石鹸材料にキャラクタ−等の造形物を載置し、次に前記
石鹸材料が固化する前に前記造形物を覆うべく新たな石
鹸材料を成形型内に充填し、その後で圧縮成形すること
により石鹸を製造する方法なるために、その成形方法が
例えば従来の有色の石鹸体を内部に充填した石鹸の成形
方法に比して非常に簡単であるという効果が得られた。

また、各々別々に成形型内に充填された石鹸材料は圧縮
成形により固化する前に接着されるために、固化後に石
鹸材料が剥離する恐れはないという利点も得られた。

また、圧縮成形により製造されるために、石鹸内部に気
泡が生じることはな（、更に成形型の形状の違いに応じ
て所望の形状の石鹸を簡単に成形することができるとい
う利点も得られた。

更に、使用時においては、石鹸本体内にキャラクタ−等
の造形物が装填されているために、使用者特に児童たち
が石鹸本体内にどのようなキャラクタ−等の造形物が装
填されているかを期待し、楽しみながら石鹸を使用する
ことができるという効果がある。

また、石鹸本体消耗後も、石鹸本体内に装填されていた
キャラクタ−等の造形物は消耗されずにそのまま残るた
めに、使用者特に児童たちは前記キャラクタ−等の造形
物を玩具として使用することができ、これが石鹸の商品
価値を著しく高めることになるという効果も得ることが
できた。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）乃至（ハ）は金型により石鹸が成形される
過程を示した金型の断面図。 第２図（イ）は金型により成形された石鹸の斜視図、（
ロ）は（イ）のＡ−Ａ線断面図。 ２ａ＋　２ｂ・・・石鹸材料 出願人　エルツルプロダクツ株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　成形型内に石鹸材料２ａを充填し、次にその充填され
   た石鹸材料２ａ上にキャラクター等の造形物を載置し、
   その後前記石鹸材料２ａが固化する前に前記造形物を覆
   うべく新たな石鹸材料２ｂを成形型内に充填した後、圧
   縮成形して製造することを特徴とする石鹸の製造方法。