JPH02282160A - 画像形成装置の排紙機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 意」しヒへ利」ＵＬ」 本発明は、プリンタや複写機やファクシミリ等の画像形
成装置において、画像形成後の用紙を。

フィードローラとプレッシャローラとで挟んで排出する
排紙機構に関する。

炎米立致豊 この種の排紙機構において、第６図に示すようにフィー
ドローラ１とプレッシャローラ２とで挟圧されて排出さ
れる用紙３が下カール状態になると、その用紙の先端部
がスタック位置でまくれ込み、正常にスタックできなく
なる。

そこで、第７図に示すように、主フィードローラ１より
大径の副フィードローラ４を、主フィードローラ１の間
でフィードローラ軸５に固着し。

この副フィードローラ４で用紙３を屈曲させてその曲げ
剛性を高めるものが提供されている。

明が解決しようとする課 しかし、この場合、用紙３を屈曲させることの後作用と
して、用紙に折れや圧痕等が生ずる。基本的には、第８
図に示すように主フイード口−ラ１と副フィードローラ
４との外径差をｈ、距離をＱとした場合、ｈ／Ｑで用紙
３の屈曲度合は決定されるが、常用されている用紙の厚
さは重量４５〜９０ｋｇであり、５０ｋｇ前後の用紙の
まくれ込みを防止すべくｈ／Ωを大きくすると、６０ｋ
ｇ前後の用紙では圧痕が生じ、逆にｈ／Ｑを小さくする
と、圧痕は生じないが、まくれ込みの発生率が高くなる
。第９図は、その関係を用紙の厚さに従ってグラフにし
たものである。

このように使用する用紙の厚さを広範囲にすると、まく
れ込みと圧痕の両方とも解決することは困難で、現状で
は両方の発生率ができるだけ低いところを見い出し、そ
れで妥協しているが、その妥協点を見い出すのも大変な
努力と時間が必要であった。

すなわち、多くのユーザを対象とすると、使用用紙厚さ
は広範囲になるが、従来ではｈ／ｆｌは固定されている
ので、まくれ込みまたは圧痕の不良は完全には防げない
。

しかし、ユーザの全てが薄手から厚手までの用紙を頻繁
に使用するとは限らない、一部のユーザに応えるために
、副フィードローラ４の位置を部品レベルで変え、つま
りｈ／Ｑを、あるユーザ向けに合わせた何段階かの固定
的な値に設定することが考えられるが、これでは主フィ
ードローラ１と副フィードローラ４とフィードローラ軸
５とからなるフィードローラアッセブリが数種類にもな
り、不経済であるとともに工場での管理も大変である。

またユーザ側でも、用紙厚さや種類等の変更・増加があ
った場合、その都度フィードローラアッセブリを交換す
るという大変な作業をしなければならない。

本発明は１以上のような問題点に鑑み、副フィードロー
ラの軸線方向の位置を簡単に調整できるにすることを目
的とする。

１１１Ｍを　　するための　段 本発明は、フィードローラ軸を中空にし、その中に芯軸
を軸線方向に摺動自在に嵌装するとともに、フィードロ
ーラ軸の外周に副フィードローラを摺動自在に嵌装し、
該副フィードローラをフィードローラ軸に設けられた長
孔を通じて芯軸と連結し、またフィードローラ軸の外端
に、芯軸を摺動させて副フィードローラの軸線方向の位
置を調整するネジ調整機構を設けたことを特徴とする。

止−一■ そして、ネジによる調整機構によって芯軸を中空のフィ
ードローラ軸内で摺動させることにより、副フィードロ
ーラの軸線方向の位置を調整できる。

実施例 次に、この発明の一実施例を図面に従い詳述する。

第１図は、この発明による排紙機構の一例を示す１図に
おいてフィードローラ軸１０とプレッシャローラ軸１１
とはそれぞれ軸受１２．１３によって回転自在に軸受け
されている。フィードローラ軸１０の外周には、複数個
の主フィードローラ１４が所定の間隔で固着されている
とともに、該主フィードローラ１４より外径が大きい複
数個の副フィードローラ１５が主フィードローラ１４の
間で軸線方向に摺動自在に嵌装されている。プレッシャ
ローラ軸１１の外周には、主フィードローラ１４にそれ
ぞれ圧接する複数個のプレッシャローラ１６が固着され
ている。

フィードローラ軸１０は両端が開口したパイプ状になっ
ており、その中に芯軸１７が摺動自在に嵌装されている
。この芯軸１７の左端にはリング状のバネ掛は突部１８
．右端部にはネジ孔１９が設けられている。このネジ孔
１９には、ノブ２０を有する調整ネジ２１が螺合されて
いる。ノブ２０は、フィードローラ軸１０の外径より大
きくその外側に位置している。フィードローラ軸１０の
左外端には、針金を曲げたフック２２がフィードローラ
軸１０内に入り込まないように引掛けられている。該フ
ック２２と芯軸１７のバネ掛は突部１８との間にはバネ
２３が張架され、芯軸１７はこのバネ２３によって左方
へ付勢されている。この付勢によってノブ２０はフィー
ドローラ軸１０の右外端に圧接し、芯軸１７の摺動を規
制する。

各副フィードローラ１５は鍔部１５ａを有し、該鍔部１
５ａにおいて芯軸１７に連結されている。

すなわち、鍔部１５ａと芯軸１７との間に、段付きネジ
２４をフィードローラ軸１０に設けられた長孔２５を通
じネジ込んである。芯軸１７は段付きネジ２４が長孔２
５に沿って摺動できるため、軸線方向には摺動可能であ
るが、その回転は段付きネジ２４によって規制される。

従って、ノブ２０を手で時計または反時計方向に回すと
、芯軸１７と一体に副フィードローラ１５が左方または
右方へ移動することになる。用紙２６が薄手の場合は、
第２図のように副フィードローラ１５を主フィードロー
ラ１４に接近させて用紙２６の屈曲を大きくして腰を強
くし、厚手の場合は、第３図に示すように副フィードロ
ーラ１５を主フィードローラ１４から遠ざけて用紙２６
の屈曲を小さくする。

第４図及び第５図は１本発明による排紙機構の他の例を
示す、この例では、調整ネジ２１の前記ノブ２０に代え
てギヤ２７を使用し、その軸線方向の移動を両側の固定
されたブラケット２８で規制する。これらブラケット２
８間に、軸２９によってラック３０を回動自在に軸支す
る。該ラック３０の一端を、ブラケット２８に取り付け
た電磁石３１のプランジャ３２とビン連結し、またラッ
ク３０の他端とブラケット２８との間にバネ３３を張架
して、ラック３０をギヤ２７から離れる方向に付勢する
。フィードローラ軸１０は、図示しないモータとその回
転伝達機構によって正逆回転可能になっている。

用紙が通紙状態にないとき、電磁石３１を駆動してプラ
ンジャ３２の吸引によりラック３０をギヤ２７に噛み合
わせ、該ギヤ２７の回転を規制したままモータによって
フィードローラ軸１０を時計または反時計方向に回転さ
せると、これと一体に芯軸１７が回転する。しかし、調
整ネジ２１は回転できないため、芯軸１７が左方または
右方へ推進され、第４図及び第５図では図示していない
副フィードローラが左方または右方へ移動する。

その移動量はフィードローラ軸１０の回転量によって決
まるため、副フィードローラの位置を電気的に制御でき
る。

例えば、用紙の厚さに応じて切り換える操作スイッチを
備え、これを薄手、中、厚手と任意に選択し、その選択
に応じてフィードローラ軸１０の回転量を制御すれば、
副フィードローラの位置をスイッチ操作によって簡単に
自動調整できる。

ｌ乳列腹來 本発明によれば、主フィードローラと副フィードローラ
との距離を調整できるため、使用する用紙に合わせて用
紙の腰付けを調整できる。従って、使用する用紙種が異
なるユーザに対して共通の部品で対応でき、経済的であ
り、またユーザにとっても使用する用紙の種類が限定さ
れず、簡単な調整で種々の用紙に広範囲に対応できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による排紙機構の一例の断面図、第２図
及び第３図はその副フィードローラの位置調整による用
紙の屈曲状態の変化を示す説明図、第４図及び第５図は
本発明による排紙機構の他の例の要部の断面図及び側面
図である。第６図はフィードローラとプレッシャローラ
だけによる従来の排紙機構において用紙がまくれること
を示す説明図、第７図はさらに副フィードローラを備え
た従来の排紙機構の概要図、第８図は該排紙機構におけ
る主フィードローラと副フィードローラとの関係を示す
説明図、第９図はそれによるまくれ発生率と折れ・圧痕
発生率の関係を示すグラフである。 １０・・・・・・・・・フィードローラ軸１４・・・・
・・・・・主フィードローラ１５・・・・・・・・・副
フィードローラ１６・・・・・・・・・プレッシャロー
ラ１７・・・・・・・・・芯軸 ２１・・・・・・・・・調整ネジ ２０・・・・・・・・・ノブ ２７・・・・・・・・・ギヤ ３０・・・・・・・・・ラック ３１・・・・・・・・・電磁石

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の主フィードローラをフィードローラ軸に所定を間
   隔をおいて固着するとともに、該主フィードローラより
   大径の副フィードローラを主フィードローラ間で前記フ
   ィードローラ軸に設け、また主フィードローラに圧接す
   るプレッシャローラをプレッシャローラ軸に設けた画像
   形成装置の排紙機構において、前記フィードローラ軸を
   中空にし、その中に芯軸を軸線方向に摺動自在に嵌装す
   るとともに、フィードローラ軸の外周に前記副フィード
   ローラを摺動自在に嵌装し、該副フィードローラをフィ
   ードローラ軸に設けられた長孔を通じて芯軸と連結し、
   またフィードローラ軸の外端に、芯軸を摺動させて副フ
   ィードローラの軸線方向の位置を調整するネジ調整機構
   を設けたことを特徴とする、画像形成装置の排紙機構。