JPH0228194B2 - - Google Patents

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JPH0228194B2
JPH0228194B2 JP62323336A JP32333687A JPH0228194B2 JP H0228194 B2 JPH0228194 B2 JP H0228194B2 JP 62323336 A JP62323336 A JP 62323336A JP 32333687 A JP32333687 A JP 32333687A JP H0228194 B2 JPH0228194 B2 JP H0228194B2
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coins
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Juji Hino
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Glory Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、多金種混在硬貨を回転円盤上に供給
し、回転円盤の回転による遠心力によりその周縁
に移動させて送出し、小径用から大径用の順に配
列された金種別硬貨選別溝孔を有する硬貨分類通
路へ送致して多金種混在硬貨を金種別に分類する
硬貨分類機に関する。 (従来の技術) 従来の硬貨分類機としては、例えば特開昭52−
126291号公報に示されるような装置がある。この
公報に記載されている装置は、回転円盤と回転円
盤の周縁から直線状に設けられた硬貨分類通路を
有し、その硬貨分類通路には、小径用から大径用
の順に配列された金種別硬貨選別溝孔と、硬貨を
硬貨分類通路に押圧しながら移送させる移送ベル
トとを有し、また回転円盤と移送ベルトの間には
移送ベルトの周速よりも遅い周速で回転されるく
わえ込みローラが設けられていた。そして、回転
円盤上に供給された多金種混在状態の硬貨が回転
円盤の回転による遠心力によりその周縁に移動さ
れて回転円盤から1列1層状態で送り出され、く
わえ込みローラの下にくわえ込まれて移送された
後、移送ベルトに受渡されて硬貨分類通路上を搬
送され、各金種に対応した硬貨選別溝孔に落し込
まれて選別されるようになつていた。 そして、上記硬貨の選別過程において、くわえ
込みローラの周速よりも移送ベルトの周速を大き
く設定しているので、くわえ込みローラから移送
ベルトへ受渡す間に硬貨の移送速度が増速され
て、移送ベルトで移送される硬貨は必ず所定の間
隔があけられるようになつていた。このように硬
貨分類通路へ硬貨同士の間隔を充分にあけた状態
で送り込むことによつて硬貨同士が接触したり、
前の硬貨の影響で次の硬貨が移送ベルトで正確に
移送されないといつた硬貨同士の悪影響を防止し
て正確な硬貨選別ができるようになされていた。 前述の硬貨分類機では、硬貨分類通路へ送り込
む硬貨に所定の間隔をあけるために、回転円盤と
移送ベルトの間に移送ベルトの周速よりも遅い周
速で回転するくわえ込みローラを設けている。そ
してそのくわえ込みローラはローラの幅方向(硬
貨の搬送幅方向)については所定の長さを有して
硬貨に接触しているものの、ローラの円周方向
(硬貨の搬送方向)については非常に短い長さし
か硬貨に接触していない。つまり、硬貨の搬送方
向に垂直な線状の接触であるために、厚さの異な
る硬貨が連続して送り込まれた場合などはくわえ
込みローラの上下移動時にこのローラが硬貨を充
分押さえることができず、硬貨の姿勢が不安定と
なり、その不安定な姿勢の硬貨を移送ベルト始端
側がくわえ込むことになり、くわえ込みローラ下
での硬貨詰まりを生じやすい欠点がある。 そこで、くわえ込みローラに変えてくわえ込み
ベルトを用いるようにし、このくわえ込みベルト
と移送ベルトとの間での速度差により硬貨間隔を
あけることを試みた。これによれば、硬貨間隔が
十分にあき、くわえ込みベルトと硬貨は硬貨の搬
送方向に長い帯状の接触となるため硬貨を十分押
さえることができ、硬貨づまりもなくなつたが、
硬貨分類通路と回転円盤周縁との間に硬貨分類通
路と同方向に向かう長い導入通路を設けねばなら
ず、全体の通路長さ(導入通路と分類通路)が非
常に長くなり、延いては機械全体の長さも非常に
長いものになつてしまう。 そこで、前記回転円盤の周縁に入口部が臨み、
出口部が硬貨分類通路の入口部に連なる硬貨導入
通路を設け、この硬貨導入通路は、回転円盤の周
縁から略直線状に延びる導入通路部と、この導入
通路部につながり、通路方向を略直角方向に変換
して前記導入通路部とは略直角方向に延びる硬貨
分類通路の入口部へ向けて硬貨を送る屈曲通路部
とを有するものとし、導入通路部には、屈曲通路
部の方向変換域直前まで延びる直線状のくわえ込
みベルト、すなわち導入ベルトを設け、硬貨分類
通路の移送ベルトの始端は屈曲通路部の方向変換
域直後の位置に位置させるようにして屈曲通路部
において導入ベルトから移送ベルトへ受渡す際に
両ベルトの速度差によつて硬貨の間隔をあけるよ
うにすることを試みた。 (発明が解決しようとする課題) ところが上記の構成によつても、屈曲通路部の
方向変換域まで硬貨が連続的に送り込まれるた
め、硬貨が方向変換されようとしたときに硬貨同
士がせり合つてスムーズな方向変換ができず、し
かも、両ベルト間の受渡し時には両ベルトがとぎ
れ、硬貨を押さえるものがなく、両ベルト間での
硬貨の受渡しがスムーズにいかないと硬貨詰まり
を生じることが判明した。 本発明はこれに鑑み、上記従来技術の問題点は
もちろん、開発途上の課題を解決することを目的
としてなされたもので、硬貨分類通路方向の長さ
を特別長くとこるとなく、硬貨同士に十分な間隔
をあけることができる硬貨分類機を提供すること
を目的としたものである。 〔発明の構成〕 (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は、多金種混
在硬貨を回転円盤上に供給し、回転円盤の回転に
よる遠心力によりその周縁に移動させて送出し、
小径用から大径用の順に配列された金種別硬貨選
別溝孔を有する硬貨分類通路へ送致して多金種混
在硬貨を金種別に分類する硬貨分類機において、
前記回転円盤の周縁に入口部が臨み、出口部が硬
貨分類通路の入口部に連なる硬貨導入通路を設
け、この硬貨導入通路は、回転円盤の周縁から略
直線状に延びる導入通路部と、この導入通路部に
つながり、通路方向を略直角方向に変換して前記
導入通路部とは略直角方向に延びる硬貨分類通路
の入口部へ向けて硬貨を送る屈曲通路部とを有し
てなり、この硬貨導入通路には、回転円盤から送
り出される硬貨を導入通路部へ送り込む導入ベル
トと、この導入ベルトの周速より速い周速で回転
され、導入ベルトにより送られる硬貨をくわえ込
んで導入通路部から屈曲通路部へ送つて硬貨の方
向変換を行なう方向変換ベルトと、この方向変換
ベルトの屈曲通路部に臨むベルト部分を屈曲通路
部にそつて円弧状に張設支持するベルト支持機構
とを備えたものである。 (作 用) 本発明においては、回転円盤から一列一層状態
で連続的に送り出される硬貨は略直線状に延びる
導入通路部において所定の間隔があけられ、屈曲
通路部において硬貨の移送方向を略直角に変換し
た後硬貨分類通路へ送り込まれる。そして導入通
路部では導入ベルトによつて押さえられて移送し
ている硬貨が導入ベルトの周速より速い周速で回
転される方向変換ベルトに受渡されることによつ
て、移送される硬貨に間隔があけられ、間隔があ
けられた状態で屈曲通路部を方向変換ベルトによ
つて移送されることによりスムーズな方向変換が
行なわれる。 (実施例) 以下、本発明を図面に示す実施例を参照して説
明する。 第1図Aには本発明による硬貨分類機の一実施
例の平面が、第1図Bには同斜視図が、第2図に
は第1図Aの―線における断面が、さらに第
3図には第1図Aの―線視の側面が、そして
第4図、第5図には第1図、第2図、第3図の主
要部分の斜視図がそれぞれ示されている。 第1図A,Bにおいて、台板1には回転円盤2
が軸2aにより回転自在に支持されており、この
回転円盤2の外周部には周壁3が設けられ、この
周壁3のうち回転円盤2上におかれる部分3a,
3bの下面は回転円盤2の上面に近接してその間
に硬貨が進入しないようになつている。 前記台板1上には、上面が前記回転円盤2の上
面と同一平面をなす底板4が固定されており、こ
の底板4上で回転円盤2の周縁から略直線状に延
びた後、略直角方向に通路方向を変換してなる硬
貨導入通路Aと、その硬貨導入通路Aの出口部に
続いて略直線状に延びた硬貨分類通路Bがそれぞ
れ形成されており、さらに硬貨導入通路Aは、回
転円盤2の周縁から略直線状に延びる導入通路部
と、この導入通路部につながり通路方向を略直角
方向に変換して硬貨分類通路Bの入口部に接続さ
れる屈曲通路部とで構成されている。そして、導
入通路部の底板4には、硬貨の材質を検出して偽
貨を判別する材質センサー挿入孔4aと、偽貨を
排除するための偽貨排除用切欠部4bとが形成さ
れている。また硬貨分類通路Bの底板4には、硬
貨選別溝孔51,52……55が形成されている。 上記材質選別センサー挿入孔4aおよび偽貨排
除用切欠部4bを間にして硬貨通路壁部材6,7
が対設されることによつて硬貨停止通路Aの通路
幅方向が規制されるようになつている。 一方の通路壁部材6の入口端にはローラ6aが
あつて、前記回転円盤2の周縁上に位置し、他方
の通路壁部材7の入口端は回転円盤2の周縁の接
線方向に沿うように配置されている。 また前記一方の通路壁部材6には硬貨阻止部材
8,9の退避用切欠6b,6bが形成されてい
る。 前記偽貨排除用切欠部4bには、底板4の上面
と同一平面をなし得る開閉底板10が設けられて
いる。なお前記切欠部4bの通路Aの硬貨送り方
向始端部分は後述する投光器19の光線通過用の
スリツトに兼用されており、そのスリツト部分か
ら硬貨が排除されることを防ぐために底板4には
突起部4cが形成され、開閉底板10の上面への
硬貨の橋渡しの役目をする。この開閉底板10
は、その一端に軸11が固定され、この軸11が
台板1の端部に固定されたブラケツト12に挿通
されて旋回動可能に支持されている。前記軸11
には第2図および第6図示のようにL形状のレバ
ー13の中間部が固定されており、このレバー1
3の一端にはソレノイドSL1のプランジヤがピン
により連結され、同他端には復帰用のバネ14の
一端が結合され、常時は開閉底板10を第2図の
ように通路壁部材6の下面に当る位置に保ち、そ
の上面が底板4の上面と同一平面上におかれるよ
うになつている。 上記開閉底板10の自由端には、硬貨阻止部材
8,9への干渉を避けるための切欠部10a,1
0bが形成されている。 前記硬貨阻止部材8,9は、第2図および第4
図示のように前記偽貨排除用切欠部4bの前後部
位置にそれぞれ独立して揺動自在に設けられるも
ので、硬貨の進行方向に平行な共通の軸15(台
板1の下面に固定)により中間部が軸方向にはそ
の移動が規制されかつ回転方向には揺動自在に支
持され、その上端は前記底板4の上面から突出
し、下端はソレノイドSL2,SL3の各プランジヤ
に連結片を介してそれぞれ連結されている。そし
てこのソレノイドSL2,SL3が非励磁のときはこ
れに内蔵されているバネにより実線図示のように
通路壁部材6の切欠部6a,6bに嵌入退避して
硬貨の通過を妨げず、励磁されたときには鎖線図
示のように硬貨の通路上に突出して硬貨の進行を
阻止するようになつている。さらに上記ソレノイ
ドSL2,SL3は、偽貨検出時には双方のソレノイ
ドSL2,SL3が共に励磁され、所定枚数の計数を
完了したときはソレノイドSL2のみが励磁される
ようになつている。 偽貨をその材質から判別する材質判別手段とし
ての材質センサー16は、偽貨排除用切欠部4b
の上流近傍にあつて、その上面は底板4の上面と
同一乃至は僅か低い位置に設けられている。 また上記材質センサー16と偽貨排除用切欠部
4bとの間には硬貨の径を判別する径判別手段と
してのイメージセンサー17,17′が底板4の
上面との間に所要の間〓をもつて臨むよう機枠1
8の下面に固定されいる。 上記底板4の下側には投光器19が設置され、
前記切欠部4bの始端部分すなわちスリツト部分
を通じて前記イメージセンサー17,17′に照
明が与えられるようになつている。 また硬貨導入通路Aの入口部分には、硬貨が2
枚重ねて該通路Aに進入しないようにする厚み規
制部材18aが回転円盤2の上面との間に所定の
間〓をおいて設けられ、この厚み規制部材18a
は第5図示のように機枠18と一体に形成されて
いる。 上記硬貨導入通路Aの上面には、回転円盤2に
臨む入口部分から前記偽貨排除用切欠部4bの後
流端にわたる範囲に導入ベルト20が設けられて
いる。 この導入ベルト20のプーリー21,22は、
前記通路壁部材7の上面に取付けられたブラケツ
ト23に軸24により枢支されて第3図鎖線図示
のように回動可能(回転盤2上および硬貨導入通
路A上の硬貨の取出しまたはそれらの部分の清掃
のため)とされた機枠18にL形をなすアーム2
5,26を介して軸支されている。このアーム2
5,26は、屈曲部において機枠18に支軸25
a,26aで各々枢支され、水平方向に延びる先
端部に前記プーリー21,22が軸支されてお
り、常時はバネ27,28により下降習性が与え
られ、位置調整用として機枠18に取付けられる
調整ネジ25b,26bに当接されてプーリー2
2,23が硬貨導入通路Aの上面に対し所定の高
さ位置(硬貨の上面にベルトが所定の圧接力をも
つて当接し、硬貨を送動し得る高さ位置)に設定
されるようになつている。 前記底板4の上面には開閉板29が支軸兼プー
リー駆動軸30を中心に開閉自在に設けられ、こ
の開閉板29の自由端の上面にはプーリー31,
32を支持するためのブラケツト33が固定さ
れ、このブラケツト33に支持部材34が軸35
により枢支されている。この支持部材34は、図
示しないバネにより第1図Aにおいて紙面に対し
裏側方向へ付勢されており、支持部材34に取付
けられて高さ位置を調整する調整ネジ34bをブ
ラケツト33に当接させることによりその下降位
置が規制されている。この支持部材34の第1図
Aおいて右端には、プーリー36が前記導入ベル
ト20の後流側のプーリー22に近接して軸支さ
れている。 また支持部材34の前端に位置し、支持部材3
4とは独立して軸15を中心に揺動可能とされる
支持体37が設けられている。この支持体37は
第1図Bの如くその前端に軸支持部材37aが固
定され、この軸支持部材37aと支持体37の後
端部に軸35が挿通される。この支持体37は図
示しないバネで底板4に向つて付勢されており、
支持体37に取付けられる調整ネジ(図示せず)
を底板4の上面に当接させることによりその下降
位置が規制される。前記支持体37および軸支部
材37aには垂直なプーリー軸38が支持され、
このプーリー軸38に上下のプーリー31,32
が水平姿勢に支承されていて、前記導入ベルト2
0に続く断面丸形の方向変換ベルト39が掛けら
れ、進路を直角に変換して硬貨分類通路Bへ硬貨
を送るようになつている。 そのため、プーリー32は方向変換ベルト39
の上方への浮き上がりを規制する上側のつば部3
2aと搬送ベルト39の内側面を保持する保持部
32bとを備え、下側にはつば部を備えない形状
とし、また保持部32bの上下方向の幅は搬送ベ
ルト39の径寸法より小なる寸法とされ、プーリ
ー32の下面に対し搬送ベルト39の下面が下方
へ突出するようになされている。 なお方向変換ベルト39の始端側は前述のプー
リー36,36にかけられている。 前記通路壁部材7の末端は、前記搬送ベルト3
9の曲りに沿つて硬貨を誘導する曲凹側面40を
有している。 以上のように支持部材34、支持体37、プー
リー31,32等が方向変換ベルトの屈曲通路部
に望むベルト部分を屈曲通路にそつて円弧状に張
設支持するベルト支持機構を構成している。 一方、前記底板4には、選別溝孔51,52…が
小径用のものから大径用のものの順に配設されて
おり、この選別溝孔51,52…の上部には直線状
に断面丸形の移送ベルト41,41が配設されて
いる。 この移送ベルト41,41の一方のプーリー4
2は、前記開閉板29を軸支するプーリー駆動軸
30の軸端に設けられ、他方のプーリー43は前
記搬送ベルト39の後流側のプーリー44と一体
形成されてそのプーリー軸(図示せず)上に設け
られている。 なお、第1図A,Bにおいて45は選別溝孔5
,52…の上部であつて移送ベルト41,41の
浮上りを防ぎ、水平方向への該ベルトの移動に対
してはガイドするガイドローラ、46は選別溝孔
1,52…の中間位置にあつて移送ベルト41,
41の浮上りおよび水平方向への該ベルトの移動
を防ぐプーリーであり、前述のプーリー43、ガ
イドローラ45,45…45、プーリー46,4
6…46はその各々の回転軸が開閉板29の上面
で支持されており、対応して設けられるバネで開
閉板29に向けて付勢され、またその下降位置は
回転軸側に各々設けられる調整ネジを開閉板29
の上面に当接させることにより規制される。その
ためプーリー43、ガイドローラ45,45…、
プーリー46,46…はその下面に硬貨が送り込
まれた時各々独立して上下動可能となる。なおこ
の開閉板29は第1図Bの右端後部位置にストツ
パーネジ29aが固定されており、そのネジ29
aの下端は底板4の上面に当接し、プーリー駆動
軸30およびストツパーネジ29aでもつて底板
4との平行度が保たれる。なおこの開閉板29の
上方への浮き上がりを防ぐために操作ハンドル
(図示せず)で施解錠することができるロツク機
構(図示せず)が設けられている。 このような構成故、操作ハンドルを操作してロ
ツク機構を解除すると、開閉板29は前記軸30
を中心に上方へ開放でき、その開閉板29の開放
時にプーリー43、ガイドローラ45,45…、
プーリー46,46…、移送ベルト41,41が
共に上方へ移動され、硬貨通路面の清掃時に邪魔
にならぬようになつている。また47は硬貨を選
別溝孔51,52…上の正規の位置に送られるよう
硬貨を誘導位置させる位置決めローラ、48,4
8…は各選別溝孔51,,52…に対応して側部に
設けられ、硬貨の一側位置を規制して選別溝孔5
,52…に対し硬貨の通過軌道を定める同径、同
形状の基準ローラである。したがつてこれらの基
準ローラ48,48…は移送、ベルト41,41
と平行になるように配置される。それに対して位
置決めローラ47は、その周面が第1図Aにおい
て基準ローラ48,48…48の接線より手前側
に位置され、通路壁部材7の曲凹側面40はロー
ラ47の周面よりさらに手前側に位置される。 それ故、搬送ベルト39下の硬貨は、曲凹側面
40に当接して誘導され、同ベルト39下で徐々
に移送方向を変えながらプーリー43,44下に
送り込まれ、その時点で位置決めローラ47の周
面に当接して位置が定められ、移送ベルト41,
41と平行に移動され、その移動途中で突出する
基準ローラ48に当接する。一方移送ベルト4
1,41は、この基準ローラ48の近傍ではガイ
ドローラ45により水平方向に移動可能にガイド
され、またその前後ではプーリー43,46で水
平方向の移動が規制されているため、硬貨と移送
ベルト41,41との間にすべりは生じす、基準
ローラ48の周面との接触による硬貨の進路変更
は、移送ベルト41,41のプーリー43,46
間部位に水平方向のたわみを生じさせる。そのた
わみによる移送ベルト41,41の復元力は逆に
硬貨のローラ48に対する押圧力として働き、硬
貨は基準ローラ48の周面にそつて移動される。
その後、基準ローラ48の周面の最突出点(第1
図Aにおけるガイドローラ45の設けられる部
位)に硬貨が至ると、その硬貨は選別溝孔51
に位置される。この選別溝孔51に対応する金種
硬貨であると、基準ローラ48の周面の最突出点
と選別溝孔51の対向縁部の寸法がその金種硬貨
の径寸法よりやや大とされているため、硬貨縁部
のうち基準ローラ48に対して反対側の硬貨縁部
が底板4から外れ、ガイドローラ45の押圧力を
介して移送ベルト41,41でもつてその硬貨は
急激に選別溝孔51内へ落し込まれる。 その選別溝孔51に一致しない硬貨は、移送ベ
ルト41,41の押圧力と水平方向の復元力でも
つて基準ローラ48の周面にそつてさらに移動さ
れ、この基準ローラ48に当接する前の進路に復
帰される。そのとき、次の基準ローラ48に当接
し、前述したと同様の動作がなされて、対応する
選別溝孔52〜55のいずれかに落し込まれる。な
お二番目以降の選別溝孔52〜55における移送ベ
ルト41,41の水平方向移動の規制は選別溝孔
の前後に位置するプーリー46,46にて行う。
また選別溝孔51〜55の移送ベルト41,41に
直交する方向の寸法は、硬貨径よりやや小さい寸
法となされている。 前記回転円盤2および導入ベルト20の駆動
は、第3図示のようにモータM1からギヤ伝達に
より回転円盤2に回転が与えられ、また導入ベル
ト20へは該ベルト20の後流側のプーリー22
の軸上のプーリーとモータM1側のプーリー49
とにベルト50が掛回され、導入ベルト20に矢
印方向の回転が与えられるようになつている。 方向変換ベルト39および移送ベルト41,4
1の駆動は、第1図のように別のモータM2から
ベルト51を介してプーリー駆動軸30を回転す
ることによつている。 上記導入ベルト20は、方向変換ベルト39お
よび移送ベルト41,41より若干遅い速度で駆
動されるもので、硬貨分類通路B上で硬貨相互の
前後間隔が空くようになつている。これにより選
別溝孔51,52…上を硬貨が押せ押せの状態で通
ることがなく、確実に選別溝孔51,52…から落
下するようになされている。 つぎに硬貨の計数および偽貨判別部の具体的構
成ならびに制御系を第6図に示すブロツク図を参
照し、作用を含めて説明する。 イメージセンサー17,17′は硬貨の中央部
に対面する位置を避けるようにして設けられてい
る。これは5円硬貨、50円硬貨のように中央部に
穴を有する硬貨が通過する場合、硬貨の穴を通つ
た光がイメージセンサー17,17′によつて受
光されることがないようにするためである。イメ
ージセンサー17,17′の各々は512個のフオト
ダイオードを直線上(第1図において通路Aの巾
方向)に配列したフオトダイオードアレイからな
り、各フオトダイオードの受光量に応じた電気信
号、すなわち遮光されているときは「L」レベ
ル、遮光されていないときは「H」レベルの信号
が、走査順にシリアルに出力される。 外側端部側の所定数(例えば4つ)以上のフオ
トダイオードは図示の如く通路壁部材6,7に喰
込むように延びているため硬貨により遮光される
ことがなく、したがつて常に「H」レベルの信号
を発生している。本実施例では、各イメージセン
サー17,17′の中央部寄り端部から外側端部
に向かう順で走査が行なわれる。 硬貨の流れの向きに関して、イメージセンサー
17,17′よりもやや上流側に配置されている
材質センサー16は周知の構成のもので、この材
質センサー16は、例えば通過する硬貨に近接し
て配置された1次コイルと、2次コイルとを有
し、通過する硬貨の材質(磁気的性質)と、1次
コイル、2次コイルに対面している硬貨の面積に
よつて変わる電圧値の信号が出力される。すなわ
ち、同じ材質の硬貨であつても、所定の領域を完
全に硬貨で占められているときと、部分的にのみ
占められているときとでは、出力電圧値が異な
り、また、5円硬貨、50円硬貨のような硬貨の穴
の部分によつて全体的または部分的にその領域が
占められている場合にも出力電圧値が異なる。 第6図において、121,121′は遮光部分
長測定回路で、イメージセンサー17,17′の
出力信号17a,17a′を受けて、イメージセン
サー17,17′のうち硬貨により遮光されてい
る部分の長さに対応する信号を出力する。第7図
は遮光部分長測定回路121を示したものであ
る。 計数回路129は、制御部123からのクロツ
ク信号123bを計数する。 計数回路130は、イメージセンサー17から
の「H」レベルの信号を計数し、計数値が所定値
例えば「4」となると、そのことを示す信号CU
を発生する。この信号CUは禁止アンドゲート1
32の禁止入力端子に入力され、それ以降のイメ
ージセンサー17からの信号17aの計数回路1
30への入力が阻止される。信号CUはまた、ラ
ツチ回路131のLD端子に制御入力として与え
られる。ラツチ回路131は信号CUを受けると、
そのときの計数回路129の計数値を記憶する。
ラツチ回路131の出力は、遮光部分長測定回路
121の出力となるものであるが、その出力信号
は遮光部分内のフオトダイオードの数に「4」を
加えた値のものとなる。 1回の走査が終ると、計数回路129,130
およびラツチ回路131はリセツトされる。 遮光部分長測定回路121′も回路121と同
様に構成されている。 122は加算回路で、遮光部分長測定回路12
1,121′の出力信号を加算し、、遮光部分長の
和に対応する信号を出力する。 123は制御部で、イメージセンサー17,1
7′、遮光部分長測定回路121,121′に対
し、制御信号123aとクロツク信号123bと
を与え、イメージセンサー17,17′の順次読
出し、すなわち走査を行なわせる。また加算回路
122の出力に基いて、最大値記憶回路124,
125、判定回路126等を制御する。すなわ
ち、加算回路122の出力が増加して20より大き
くなつた後100以上となるまでは、制御信号12
3dを発生する。また、加算回路122の出力が
さらに増加して200以上となり、次に200未満とな
るまでは、制御信号123cを発生す。加算回路
122の出力が減少して200未満となると、制御
信号123eを発生する。 最大値記憶回路124は、制御部123からの
制御信号123cを受けて動作し、加算回路12
2の出力を読込み、前の記憶値と大小比較し、大
きい方を記憶し直す。1つの硬貨についてこのよ
うな比較記憶を繰返した結果、最後に残るのがそ
の硬貨の径に対応する値である。 最大値記憶回路125は、制御部123からの
制御信号123dにより動作し、材質センサー1
6の出力、すなわち検出レベルを読込み、前の記
憶値と比較し、大きい方を記憶し直す。そして、
このような比較記憶を1つの硬貨について繰返し
た結果、最後に残る値を硬貨の材質に対応する値
として出力する。 材質判定回路140は、最大値記憶回路125
に記憶された値に基いて通過している硬貨の材質
を判定し、判定結果を示す信号、例えば通過して
いる硬貨の材質が、アルミニウム、しんちゆう、
銅、白銅またはこれら以外のものであることを示
す信号を発生する。 金種判定回路126は、最大値記憶回路124
および材質判定回路140の出力を読込んで、こ
れに基いて硬貨の種類を判定する。この判定は、
第1表にしたがつて行なわれる。例えば、回路1
24の出力が750で、回路140の出力が白銅を
示すものであれば、50円硬貨と判定する。また、
例えば回路124の出力が750で、回路140の
出力がアルミニウムを示すものであれば、偽の硬
貨と判定する。判定回路126は判定結果を示す
信号126a〜126gのうちのいずれかを出力
する。 アンドゲート133a〜133gは、制御部1
23からの制御信号123eを一方の入力とし、
判定回路126の出力126a〜126gを他方
の入力とする。
【表】
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、硬貨分
類通路方向の長さを特別長くとることなく硬貨同
士に十分な間隔をあけることができ、その間隔形
成時に従来のような硬貨詰まりを生じることがな
い優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本発明による硬貨分類機の一実施例
を示す平面図、第1図Bは同斜視図、第2図は第
1図Aの―線断面図、第3図はは同―線
視図、第4図および第5図は部分斜視図、第6図
は同制御回路の一例を示すブロツク図、第7図は
第6図の一部の詳細説明図である。 2……回転円盤、5……硬貨選別溝孔、A……
硬貨導入通路、B……硬貨分類通路、8,9……
硬貨阻止部材、10……開閉底板、16……材質
センサー、17,17′……イメージセンサー、
18……機枠、20……導入ベルト、31,32
……方向変換プーリー、32a……つば部、32
b……保持部、39……方向変換ベルト、41…
…移送ベルト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多金種混在硬貨を回転円盤上に供給し、回転
    円盤の回転による遠心力によりその周縁に移動さ
    せて送出し、小径用から大径用の順に配列された
    金種別硬貨選別溝孔を有する硬貨分類通路へ送致
    して多金種混在硬貨を金種別に分類する硬貨分類
    機において、前記回転円盤の周縁に入口部が臨
    み、出口部が硬貨分類通路の入口部に連なる硬貨
    導入通路を設け、この硬貨導入通路は、回転円盤
    の周縁から略直線状に延びる導入通路部と、この
    導入通路部につながり、通路方向を略直角方向に
    変換して前記導入通路部とは略直角方向に延びる
    硬貨分類通路の入口部へ向けて硬貨を送る屈曲通
    路部とを有してなり、この硬貨導入通路には、回
    転円盤から送り出される硬貨を導入通路部へ送り
    込む導入ベルトと、この導入ベルトの周速より速
    い周速で回転され、導入ベルトにより送られる硬
    貨をくわえ込んで導入通路部から屈曲通路部へ送
    つて硬貨の方向変換を行なう方向変換ベルトと、
    この方向変換ベルトの屈曲通路部に臨むベルト部
    分を屈曲通路部にそつて円弧状に張設支持するベ
    ルト支持機構とを備えてなる硬貨分類機。 2 前記方向変換ベルトは、始端が導入通路部
    側、終端が硬貨分類通路側のプーリーに巻回され
    る丸ベルトからなり、この方向変換ベルトの屈曲
    通路部に臨むベルト部分を屈曲通路部にそつて円
    弧状に張設支持するベルト支持機構は、方向変換
    ベルトの上側ベルト部分が掛けられる上側プーリ
    ーおよび方向変換ベルトの下側ベルト部分が掛け
    られる方向変換プーリーを有してなり、前記方向
    変換プーリーは方向変換ベルトの下側ベルト部分
    における上面部位の上方への浮き上がりを規制す
    るつば部と下側ベルト部分の内側面を保持する保
    持部とを有し、この保持部の上下方向の幅は前記
    方向変換プーリーの下面に対して方向変換ベルト
    の下側ベルト部分下面が下方へ突出すべく方向変
    換ベルトの径寸法より小なる寸法とされている特
    許請求の範囲第1項に記載の硬貨分類機。
JP62323336A 1987-12-21 1987-12-21 硬貨分類機 Granted JPS63296189A (ja)

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JP62323336A JPS63296189A (ja) 1987-12-21 1987-12-21 硬貨分類機

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JPS63296189A JPS63296189A (ja) 1988-12-02
JPH0228194B2 true JPH0228194B2 (ja) 1990-06-21

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