JPH02280778A - ゴルフクラブの製造方法 - Google Patents
ゴルフクラブの製造方法Info
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- JPH02280778A JPH02280778A JP1103636A JP10363689A JPH02280778A JP H02280778 A JPH02280778 A JP H02280778A JP 1103636 A JP1103636 A JP 1103636A JP 10363689 A JP10363689 A JP 10363689A JP H02280778 A JPH02280778 A JP H02280778A
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Landscapes
- Golf Clubs (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
この発明は、シャフトが一体的に取付けられるフレーム
を内蔵し、該フレームに対して発泡性合成樹脂コア材を
介して合成樹脂材料により外皮が被覆形成されたゴルフ
クラブの製造方法に関する。
を内蔵し、該フレームに対して発泡性合成樹脂コア材を
介して合成樹脂材料により外皮が被覆形成されたゴルフ
クラブの製造方法に関する。
本出願人は、先に実願昭58−59238号において、
内部にシャフトが一体的に取付けられ、フェイス面とほ
ぼ一致するフェイス側プレート、該フェイス側プレート
からバック側に延び、バックウェイトが取付けられる軸
部が一体形成されたフレームに対し、繊維含有樹脂層を
発泡性コア材を介して一体化したゴルフクラブのヘッド
構造を提案した。このクラブヘッドは、フレームに発泡
性コア材を被覆したのち、クラブヘッドの形状に応じて
予め切断された繊維含有樹脂層を多数層にわたって張付
けたのち、これを加熱圧縮成形方法により繊維含有樹脂
層の樹脂を熱硬化させることにより製造されている。
内部にシャフトが一体的に取付けられ、フェイス面とほ
ぼ一致するフェイス側プレート、該フェイス側プレート
からバック側に延び、バックウェイトが取付けられる軸
部が一体形成されたフレームに対し、繊維含有樹脂層を
発泡性コア材を介して一体化したゴルフクラブのヘッド
構造を提案した。このクラブヘッドは、フレームに発泡
性コア材を被覆したのち、クラブヘッドの形状に応じて
予め切断された繊維含有樹脂層を多数層にわたって張付
けたのち、これを加熱圧縮成形方法により繊維含有樹脂
層の樹脂を熱硬化させることにより製造されている。
しかし、上記したゴルフクラブの製造方法にあっては、
加熱圧縮成形時に作用する圧力によりクラブヘッド内に
おけるフレームが位置ずれしやすく、クラブヘッド自体
のバランスを一定に維持することが困難であった。この
ため、一定の位置に重心を有したクラブヘッドを安定的
に製造できなかった。この欠点は、加熱圧縮成形金型内
にて発泡樹脂層が取付けられたフレームを強固に保持す
ることにより解決しつるが、金型内におけるフレームの
取付は構造が複雑化し、製造コストが高くなる問題を有
している。また、上記圧縮成形時に、フレームに取付け
られた発泡性樹脂層が圧縮変形し、繊維含有樹脂層の厚
さが不均一になってクラブの重心及び重層が一定しない
問題をも有している。更に、上記した加熱圧縮成形方法
にあっては、フレームの隙間へ繊維含有樹脂を確実に充
填させることが困難であった。このため、フレームと発
泡樹脂層及び外皮部材としてのuAM1含有樹脂層との
間に隙間が残存した場合にあっては、クラブヘッド自体
の物理的強度が低下すると共に、異音が発生したりして
して良好な打球感を得ることができなかった。また、上
記した圧縮成形方法では、フレームに発泡部材を被覆し
た状態で外皮部材を成形することが不可能であり、この
場合にあっては、フレームに外皮部材を圧縮成形侵に発
泡部材を注入しなければならず、成形作業効率が悪かっ
た。 本発明は、上記した従来の欠点を解決するために発明さ
れたものであり、その目的とするところは、クラブヘッ
ド自体のバランスを良好に維持することができると共に
、フレームに対して樹脂を隙間のない状態にて確実に被
覆し、良好な打球感を得るように効率的に製造すること
ができるゴルフクラブの製だ方法を提供することにある
。 (問題点を解決するための手段] このため本発明は、シャフトが取付けられるホーゼル部
及びフェイス側にてフェイスプレートが取付けられ、バ
ック側に延びる軸部が一体形成されたフレームに対し、
発泡性合成樹脂コア材を介して合成樹脂被覆部材を被覆
形成したクラブヘッドの製造方法において、フェイスプ
レート及び発泡性コア部材が取付けられたフレームがキ
ャビィティ内に配置された金型内に、液状合成樹脂材料
を低圧注入して前記フェイスプレート、発泡性合成樹脂
コア材及びフレーム間に充填すると共に、所定の厚さの
合成樹脂製被覆部材を形成して硬化さけて製造すること
を特徴としている。 (発明の作用1 本発明は上記のように構成されるため、フェイスプレー
ト及び発泡性合成樹脂コア材が取付けられたフレームが
配置された金型のキャビィティ内に液状の樹脂液が低圧
で注入されると、該液状合成樹脂材料がフレーム、フェ
イスプレート及び発泡性合成樹脂コア材の隙間に対して
浸透して充填される。このため、空隙がない状態で合成
樹脂被覆部材を被覆形成することができる。また、キャ
ビィティ内に液状合成樹脂材料が低圧で注入されるため
、フレームに取付けられた発泡性合成樹脂コア材の変形
を防止し、はぼ一定の箇所に重心を有した状態、及びほ
ぼ一定の重量のクラブヘッドを効率的に製造することが
できる。 【実施例] 以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。 先ず、本発明方法により製造されるゴルフクラブのクラ
ブヘッドを説明すると、第1図は本発明により製造され
るゴルフクラブのクラブヘッド概略を示す斜視図、第2
図はクラブヘッドの内部構造を示す分解斜視図、第3図
は第1図のIII−III線断面図、第4図は第1図の
IV−rV線断面図であり、ゴルフクラブ1のクラブヘ
ッド3内に内蔵されるフレーム5はカーボン繊維、ガラ
ス繊維、ウィスカー繊維あるいはケブラー繊維を含有し
た高硬度の複合樹脂材料から形成され、その基端部(ヒ
ール側)にはホーゼル部7が、またフェイス側には軸部
材を構成する中空部材9が一体形成されている。前記ホ
ーゼル部7には取付は孔7aが設けられ、該取付は孔7
aに対してシャフト11を挿嵌接着することによりフレ
ーム5とシャフト11とが固定される。また、前記中空
部材9は後述フェイスプレート13の後方においてフェ
イス側からバック側に延びるように軸線を有し、かつヒ
ール側とトウ側との間にて相互が隣設するように一体形
成され、後端が閉鎖された3本の六角柱形状のバイブ9
aからなり、前記ホーゼル部7に対して中空部材9がリ
ブ15を介して一体化されている。なお、ヒール側及び
トウ側に位置する各バイブ9aの底面にはボス9bが一
体形成され、該ボス9bにはねじ孔9Cが設けられてい
る。前記中空部材9の前端にはセラミック、金属、ある
いはカーボン、ガラス、ウィスカー繊維等を含有した複
合樹脂材からなる高硬度の7エイスプレート13が挿嵌
、あるいは接着固定されている。 上記のように7エイスプレート13が取付けられた中空
部材9の外周には発泡性樹脂コア材17が取付けられて
いる。該発泡性樹脂コア材17は発泡ポリプロピレン、
あるいは発泡ウレタン等がらなり、上コア17aと下コ
ア17bとからなる2分割状に形成されている。上コア
17a・下コア17bの合わせ面は前記中空部材9の上
面及び底面に応じた形状に形成されると共に、下コア1
7bには位置決め孔17cが各ボス9bと一致するよう
に形成されている。 そして上記のようにフェイスプレート13及び発泡性樹
脂コア材17が夫々取付けられたフレーム5の外周には
合成樹脂被覆部材19が被覆形成されている。この合成
樹脂被覆部材19は高い硬度を有した熱硬化性のポリウ
レタン樹脂、エポキシ樹脂、あるいは触媒活性形ジンク
ロペンタジェン等からなり、発泡性樹脂コア材17が被
覆されたフレーム5に対して所要の厚さとなるように被
覆形成されている。なお、前記合成樹脂被覆部材19を
被覆形成する際、中心に位置するバイブ9aあるいは3
本のバイブ9a後端にバックウェイト(図示せず)を取
付け、該状態で合成樹脂被覆部材19を被覆形成しても
よい。また、図中符号20は成形されたクラブヘッド5
の底面にねじ止めされる金属製のソールプレートであり
、該ソールプレート20は前記ボス9bにねじ止めされ
るねじ22により固定される。 次に、上記構造のクラブヘッド3の製造方法を説明する
。 第5図は成形時における金型構造を示ず断面図であり、
一方の金型21に設けられた取付は孔21aに対し、ホ
ーゼル部7の取付は孔7aに挿嵌された取付は軸24を
挿嵌することにより、該−方の金型21に他方の金型2
3を型締めしたとき、該他方の金型23の型面に対し、
夫々のボス9b及びフェイスプレート13の下端面が位
置するように位置決めされる。この状態にて一方の金型
21と他方の金型23とを型締めしたのち、これら一方
の金型21及び他方の金型23により形成されるキャビ
ィティ25内に合成樹脂被覆部材19の液状合成樹脂材
料が非加圧状態、あるいは低圧状態(本発明において、
低圧状態とは、非加圧状態、あるいはキャビィティ25
内に位置するフレーム5の位置ずれ、あるいは発泡性樹
脂コア材17の変形等を防止することが可能な圧力であ
ればよい)で注入される。この液状合成樹脂材料は主剤
と硬化剤、あるいは触媒活性材とを、所望する硬化時間
に応じて混合した液状のものである。そしてこの液状合
成樹脂材料が液状であるため、キャビィティ25内に注
入されたとき、フレーム5と発泡性樹脂コア材17及び
フェイスプレート13との隙間内に浸透して充填される
。また、キャビィティ25内に対して液状合成樹脂材料
か非加圧状態、あるいは低圧状態で注入されるため、キ
ャビィティ25内に対する液状合成樹脂材料の注入に伴
って作用する圧力により該キャビィティ25内に保持さ
れたフレーム5が位置ずれすることが防止され、樹脂の
注入時においてもフレーム5が、常に一定の位置に保持
される。また、主剤と硬化剤との架橋反応により発生す
る熱により、常温にてその硬化が促進される。なお、キ
ャビイティ25内に対する液状合成樹脂材料の注入圧力
は、自重による注入、あるいは注入時に前記発泡性樹脂
コア材17の変形を規制するのに応じた比較的低圧状態
で注入してもよい。また、キャビィティ25内に対する
液状合成樹脂材料の注入時に、該液状合成樹脂材料自体
、あるいは金型21・23内体を、発泡性樹脂コア01
7が溶融しない温度(発泡性樹脂コア材として発泡ポリ
プロピレンを使用した場合には上限が約120度、発泡
性樹脂コア材として発泡ウレタンを使用した揚台にも上
限が約120度)に加熱して硬化を図るものであっても
よい。 そして所要の時間が経過したとき、クラブヘッド3の形
状を維持し、所定の形状を維持しつる堅さに硬化される
。これによりフレーム5の外周に設けられた発泡性樹脂
コア材17に対し、合成樹脂被覆部材19が、はぼ一定
の厚さで被覆形成される。 そして上記所定時間が経過した際に、離型した一方の金
型21と他方の金型23とから取出されたクラブヘッド
3を常温、あるいは加熱状態で完全硬化させたのち、パ
リ等を除去してクラブヘッド3が製造される。 次に、本発明の製造方法に使用する合成樹脂被覆部材1
9の種類等を例示する。 実施例1 合成樹脂被覆部材の種類 コニ液性ポリウレタン樹脂 配合比率 :主剤40.硬化剤60 (重量比) 脱型時間 : 1m /65℃ 実施例2 合成樹脂被覆部材の種類 コニ液性エポキシ樹脂 配合比率 :主剤50.硬化剤50 (重量比) 脱型時間 :20〜60m/80℃ 実施例3 合成樹脂被覆部材の種類 :触媒活性形シンクロペンタジ エン(余人(株)及びバーキュ レス社製、商品名゛″HETTON” )脱型時間 :
20〜30Seに のJ:うに本実施例方法は、発泡性樹脂コア材17が取
付けられたフレーム5を配置した一対の金型21・23
内のキャどイティ25内に液状合成樹脂材料を注入して
合成樹脂被覆部材19を形成するため、フレーム5、発
泡性樹脂コア材17及びフェイスプレート13の夫々の
隙間に対し、液状合成樹脂材料を確実、かつ完全に充填
させることができ、空隙部がなく良好な打球感を何した
クラブヘッド3を効率的に製造することができろ。 また、キャビィティ25内に対する液状合成樹脂材料を
注入する際、非加圧状態、あるいは発泡性樹脂コア材1
7を変形させない程度の比較的低圧状態にて注入して合
成樹脂被覆部材19の厚さをGJは均一状態にて成形す
ることができるため1、小心及び@債が一定したクラブ
ヘッド3を製造することができる。 上記説明は、一方の金型21の取イ」り孔21aに対し
、ホーゼル部7の取付は孔7a内に挿嵌された取付は軸
24を挿嵌してボス9b及びフェイスプレート13の下
端を型面に上に位置させることによりキャビィティ25
内にてフレーム5を位置決めするものとしたが、該取付
けN124の上端部及び取付は孔21aを夫々異形断面
形状に形成して回り止めを図り、位置決めを正確に行う
方法であってもよい。 【発明の効果1 このため本発明は、クラブヘッド自体のバランスを良好
に維持することができると共に、フレームに対して樹脂
を隙間のない状態にて確実に被覆し、良好な打球感を得
るように効率的に製造することができるゴルフクラブの
製造方法を提供することが可能である。
加熱圧縮成形時に作用する圧力によりクラブヘッド内に
おけるフレームが位置ずれしやすく、クラブヘッド自体
のバランスを一定に維持することが困難であった。この
ため、一定の位置に重心を有したクラブヘッドを安定的
に製造できなかった。この欠点は、加熱圧縮成形金型内
にて発泡樹脂層が取付けられたフレームを強固に保持す
ることにより解決しつるが、金型内におけるフレームの
取付は構造が複雑化し、製造コストが高くなる問題を有
している。また、上記圧縮成形時に、フレームに取付け
られた発泡性樹脂層が圧縮変形し、繊維含有樹脂層の厚
さが不均一になってクラブの重心及び重層が一定しない
問題をも有している。更に、上記した加熱圧縮成形方法
にあっては、フレームの隙間へ繊維含有樹脂を確実に充
填させることが困難であった。このため、フレームと発
泡樹脂層及び外皮部材としてのuAM1含有樹脂層との
間に隙間が残存した場合にあっては、クラブヘッド自体
の物理的強度が低下すると共に、異音が発生したりして
して良好な打球感を得ることができなかった。また、上
記した圧縮成形方法では、フレームに発泡部材を被覆し
た状態で外皮部材を成形することが不可能であり、この
場合にあっては、フレームに外皮部材を圧縮成形侵に発
泡部材を注入しなければならず、成形作業効率が悪かっ
た。 本発明は、上記した従来の欠点を解決するために発明さ
れたものであり、その目的とするところは、クラブヘッ
ド自体のバランスを良好に維持することができると共に
、フレームに対して樹脂を隙間のない状態にて確実に被
覆し、良好な打球感を得るように効率的に製造すること
ができるゴルフクラブの製だ方法を提供することにある
。 (問題点を解決するための手段] このため本発明は、シャフトが取付けられるホーゼル部
及びフェイス側にてフェイスプレートが取付けられ、バ
ック側に延びる軸部が一体形成されたフレームに対し、
発泡性合成樹脂コア材を介して合成樹脂被覆部材を被覆
形成したクラブヘッドの製造方法において、フェイスプ
レート及び発泡性コア部材が取付けられたフレームがキ
ャビィティ内に配置された金型内に、液状合成樹脂材料
を低圧注入して前記フェイスプレート、発泡性合成樹脂
コア材及びフレーム間に充填すると共に、所定の厚さの
合成樹脂製被覆部材を形成して硬化さけて製造すること
を特徴としている。 (発明の作用1 本発明は上記のように構成されるため、フェイスプレー
ト及び発泡性合成樹脂コア材が取付けられたフレームが
配置された金型のキャビィティ内に液状の樹脂液が低圧
で注入されると、該液状合成樹脂材料がフレーム、フェ
イスプレート及び発泡性合成樹脂コア材の隙間に対して
浸透して充填される。このため、空隙がない状態で合成
樹脂被覆部材を被覆形成することができる。また、キャ
ビィティ内に液状合成樹脂材料が低圧で注入されるため
、フレームに取付けられた発泡性合成樹脂コア材の変形
を防止し、はぼ一定の箇所に重心を有した状態、及びほ
ぼ一定の重量のクラブヘッドを効率的に製造することが
できる。 【実施例] 以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。 先ず、本発明方法により製造されるゴルフクラブのクラ
ブヘッドを説明すると、第1図は本発明により製造され
るゴルフクラブのクラブヘッド概略を示す斜視図、第2
図はクラブヘッドの内部構造を示す分解斜視図、第3図
は第1図のIII−III線断面図、第4図は第1図の
IV−rV線断面図であり、ゴルフクラブ1のクラブヘ
ッド3内に内蔵されるフレーム5はカーボン繊維、ガラ
ス繊維、ウィスカー繊維あるいはケブラー繊維を含有し
た高硬度の複合樹脂材料から形成され、その基端部(ヒ
ール側)にはホーゼル部7が、またフェイス側には軸部
材を構成する中空部材9が一体形成されている。前記ホ
ーゼル部7には取付は孔7aが設けられ、該取付は孔7
aに対してシャフト11を挿嵌接着することによりフレ
ーム5とシャフト11とが固定される。また、前記中空
部材9は後述フェイスプレート13の後方においてフェ
イス側からバック側に延びるように軸線を有し、かつヒ
ール側とトウ側との間にて相互が隣設するように一体形
成され、後端が閉鎖された3本の六角柱形状のバイブ9
aからなり、前記ホーゼル部7に対して中空部材9がリ
ブ15を介して一体化されている。なお、ヒール側及び
トウ側に位置する各バイブ9aの底面にはボス9bが一
体形成され、該ボス9bにはねじ孔9Cが設けられてい
る。前記中空部材9の前端にはセラミック、金属、ある
いはカーボン、ガラス、ウィスカー繊維等を含有した複
合樹脂材からなる高硬度の7エイスプレート13が挿嵌
、あるいは接着固定されている。 上記のように7エイスプレート13が取付けられた中空
部材9の外周には発泡性樹脂コア材17が取付けられて
いる。該発泡性樹脂コア材17は発泡ポリプロピレン、
あるいは発泡ウレタン等がらなり、上コア17aと下コ
ア17bとからなる2分割状に形成されている。上コア
17a・下コア17bの合わせ面は前記中空部材9の上
面及び底面に応じた形状に形成されると共に、下コア1
7bには位置決め孔17cが各ボス9bと一致するよう
に形成されている。 そして上記のようにフェイスプレート13及び発泡性樹
脂コア材17が夫々取付けられたフレーム5の外周には
合成樹脂被覆部材19が被覆形成されている。この合成
樹脂被覆部材19は高い硬度を有した熱硬化性のポリウ
レタン樹脂、エポキシ樹脂、あるいは触媒活性形ジンク
ロペンタジェン等からなり、発泡性樹脂コア材17が被
覆されたフレーム5に対して所要の厚さとなるように被
覆形成されている。なお、前記合成樹脂被覆部材19を
被覆形成する際、中心に位置するバイブ9aあるいは3
本のバイブ9a後端にバックウェイト(図示せず)を取
付け、該状態で合成樹脂被覆部材19を被覆形成しても
よい。また、図中符号20は成形されたクラブヘッド5
の底面にねじ止めされる金属製のソールプレートであり
、該ソールプレート20は前記ボス9bにねじ止めされ
るねじ22により固定される。 次に、上記構造のクラブヘッド3の製造方法を説明する
。 第5図は成形時における金型構造を示ず断面図であり、
一方の金型21に設けられた取付は孔21aに対し、ホ
ーゼル部7の取付は孔7aに挿嵌された取付は軸24を
挿嵌することにより、該−方の金型21に他方の金型2
3を型締めしたとき、該他方の金型23の型面に対し、
夫々のボス9b及びフェイスプレート13の下端面が位
置するように位置決めされる。この状態にて一方の金型
21と他方の金型23とを型締めしたのち、これら一方
の金型21及び他方の金型23により形成されるキャビ
ィティ25内に合成樹脂被覆部材19の液状合成樹脂材
料が非加圧状態、あるいは低圧状態(本発明において、
低圧状態とは、非加圧状態、あるいはキャビィティ25
内に位置するフレーム5の位置ずれ、あるいは発泡性樹
脂コア材17の変形等を防止することが可能な圧力であ
ればよい)で注入される。この液状合成樹脂材料は主剤
と硬化剤、あるいは触媒活性材とを、所望する硬化時間
に応じて混合した液状のものである。そしてこの液状合
成樹脂材料が液状であるため、キャビィティ25内に注
入されたとき、フレーム5と発泡性樹脂コア材17及び
フェイスプレート13との隙間内に浸透して充填される
。また、キャビィティ25内に対して液状合成樹脂材料
か非加圧状態、あるいは低圧状態で注入されるため、キ
ャビィティ25内に対する液状合成樹脂材料の注入に伴
って作用する圧力により該キャビィティ25内に保持さ
れたフレーム5が位置ずれすることが防止され、樹脂の
注入時においてもフレーム5が、常に一定の位置に保持
される。また、主剤と硬化剤との架橋反応により発生す
る熱により、常温にてその硬化が促進される。なお、キ
ャビイティ25内に対する液状合成樹脂材料の注入圧力
は、自重による注入、あるいは注入時に前記発泡性樹脂
コア材17の変形を規制するのに応じた比較的低圧状態
で注入してもよい。また、キャビィティ25内に対する
液状合成樹脂材料の注入時に、該液状合成樹脂材料自体
、あるいは金型21・23内体を、発泡性樹脂コア01
7が溶融しない温度(発泡性樹脂コア材として発泡ポリ
プロピレンを使用した場合には上限が約120度、発泡
性樹脂コア材として発泡ウレタンを使用した揚台にも上
限が約120度)に加熱して硬化を図るものであっても
よい。 そして所要の時間が経過したとき、クラブヘッド3の形
状を維持し、所定の形状を維持しつる堅さに硬化される
。これによりフレーム5の外周に設けられた発泡性樹脂
コア材17に対し、合成樹脂被覆部材19が、はぼ一定
の厚さで被覆形成される。 そして上記所定時間が経過した際に、離型した一方の金
型21と他方の金型23とから取出されたクラブヘッド
3を常温、あるいは加熱状態で完全硬化させたのち、パ
リ等を除去してクラブヘッド3が製造される。 次に、本発明の製造方法に使用する合成樹脂被覆部材1
9の種類等を例示する。 実施例1 合成樹脂被覆部材の種類 コニ液性ポリウレタン樹脂 配合比率 :主剤40.硬化剤60 (重量比) 脱型時間 : 1m /65℃ 実施例2 合成樹脂被覆部材の種類 コニ液性エポキシ樹脂 配合比率 :主剤50.硬化剤50 (重量比) 脱型時間 :20〜60m/80℃ 実施例3 合成樹脂被覆部材の種類 :触媒活性形シンクロペンタジ エン(余人(株)及びバーキュ レス社製、商品名゛″HETTON” )脱型時間 :
20〜30Seに のJ:うに本実施例方法は、発泡性樹脂コア材17が取
付けられたフレーム5を配置した一対の金型21・23
内のキャどイティ25内に液状合成樹脂材料を注入して
合成樹脂被覆部材19を形成するため、フレーム5、発
泡性樹脂コア材17及びフェイスプレート13の夫々の
隙間に対し、液状合成樹脂材料を確実、かつ完全に充填
させることができ、空隙部がなく良好な打球感を何した
クラブヘッド3を効率的に製造することができろ。 また、キャビィティ25内に対する液状合成樹脂材料を
注入する際、非加圧状態、あるいは発泡性樹脂コア材1
7を変形させない程度の比較的低圧状態にて注入して合
成樹脂被覆部材19の厚さをGJは均一状態にて成形す
ることができるため1、小心及び@債が一定したクラブ
ヘッド3を製造することができる。 上記説明は、一方の金型21の取イ」り孔21aに対し
、ホーゼル部7の取付は孔7a内に挿嵌された取付は軸
24を挿嵌してボス9b及びフェイスプレート13の下
端を型面に上に位置させることによりキャビィティ25
内にてフレーム5を位置決めするものとしたが、該取付
けN124の上端部及び取付は孔21aを夫々異形断面
形状に形成して回り止めを図り、位置決めを正確に行う
方法であってもよい。 【発明の効果1 このため本発明は、クラブヘッド自体のバランスを良好
に維持することができると共に、フレームに対して樹脂
を隙間のない状態にて確実に被覆し、良好な打球感を得
るように効率的に製造することができるゴルフクラブの
製造方法を提供することが可能である。
第1図は本発明により製造されるゴルフクラブのクラブ
ヘッド概略を示す斜視図、第2図はクラブヘッドの内部
構造を示す分解斜視図、第3図は第1図のIII−II
I線断面図、第4図は第1図のIV−1v線断面図、第
5図は成形時にお番プる金型構造を示す断面図である。 図中1はゴルフクラブ、3はクラブヘッド、5はフレー
ム、7はホーゼル部、13はフェイスプレート、17は
発泡性樹脂コア材、19は合成樹脂被覆部材、21は一
方の金型、23は他方の金型である。 特許出願人 株式会社 国盛化学
ヘッド概略を示す斜視図、第2図はクラブヘッドの内部
構造を示す分解斜視図、第3図は第1図のIII−II
I線断面図、第4図は第1図のIV−1v線断面図、第
5図は成形時にお番プる金型構造を示す断面図である。 図中1はゴルフクラブ、3はクラブヘッド、5はフレー
ム、7はホーゼル部、13はフェイスプレート、17は
発泡性樹脂コア材、19は合成樹脂被覆部材、21は一
方の金型、23は他方の金型である。 特許出願人 株式会社 国盛化学
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、シャフトが取付けられるホーゼル部及びフェイス側
にてフェイスプレートが取付けられ、バック側に延びる
軸部が一体形成されたフレームに対し、発泡性コア部材
を介して合成樹脂被覆部材を被覆形成したクラブヘッド
の製造方法において、フェイスプレート及び発泡性合成
樹脂コア材が取付けられたフレームがキャビィティ内に
配置された金型内に、液状合成樹脂材料を低圧注入して
前記フェイスプレート、発泡性合成樹脂コア材及びフレ
ーム間に充填すると共に、所定の厚さの合成樹脂被覆部
材を形成して硬化させて製造することを特徴とするゴル
フクラブの製造方法。 2、前記液状合成樹脂材料は主剤と硬化剤とからなり、
液状からなる二液性のポリウレタン樹脂からなる請求項
1記載のゴルフクラブの製造方法。 3、前記液状合成樹脂材料は主剤と硬化剤とからなり、
液状からなる二液性のエポキシ樹脂からなる請求項1記
載のゴルフクラブの製造方法。 4、前記液状合成樹脂材料は液状からなる触媒活性形ジ
ンクロペンタジエン樹脂からなる請求項1記載のゴルフ
クラブの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1103636A JPH02280778A (ja) | 1989-04-24 | 1989-04-24 | ゴルフクラブの製造方法 |
US07/401,972 US4988104A (en) | 1989-04-03 | 1989-09-01 | Golf club head and process for its fabrication |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1103636A JPH02280778A (ja) | 1989-04-24 | 1989-04-24 | ゴルフクラブの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02280778A true JPH02280778A (ja) | 1990-11-16 |
Family
ID=14359256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1103636A Pending JPH02280778A (ja) | 1989-04-03 | 1989-04-24 | ゴルフクラブの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02280778A (ja) |
-
1989
- 1989-04-24 JP JP1103636A patent/JPH02280778A/ja active Pending
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