JPS5922573A - ゴルフ用ウツドクラブヘツドの製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、繊維強化プラスチック（以下、ＦＲＰと略
記する）を外殻としたゴルフ用ウッドクラブヘッドの製
法に関し、ヘッド本体を構成するＦＲＰ外殻成形手段に
工夫を施すことにより、成形性及び品質の向上を図るよ
うにしたものである。

従来、この種のウッドクラブ−＼ラドにおいては、特公
昭５１−２１４３６号公報に開示きれているように、ヘ
ッド本体の外殻をＦＲＰで形成し、芯部に発泡合成樹脂
を充填してなる構造を有するものがある。

しかしながら、このような従来のものでは、周知のよう
に、ヘッド外周の独特な形状の複雑さによって、その具
体的成形法に際し種々の回船がある。

また、般用ＦＲＰの成形において用いられる成形型のキ
ャビティ形状は、一定寸法のために、キャビティ内に投
入するヘッド成形用構成材料の容積が、寸法のバラツキ
、材料使用量のバラツキまたはそれらの組合せ作業の偏
りなどにより過不足を生じると、型締めにより型内に充
満するＦＲＰ成形用材料に印加される圧締力に過不足が
生じ、このような熱圧時の圧力不安定式は、ＦＲＰ成形
用材料が複数の積層体からなるものにあっては、層間密
着不足や、層間もしくは成形品表面のボイド（気泡）等
の発生原因になり易く、品質の低下は免れなかった。

この発明は、上記した従来法における欠点を解消するこ
とを目的としたもので、その要旨とするところは、ヘッ
ド芯部を構成しかつ全周面に真シ透孔が開口された中空
な芯部成形材の周囲に、ヘッド外殻を構成するＦＲＰ成
形用材料を添利してヘッド外周形状を有する成形型のキ
ャビティに挿入するとともに、前記芯部成形材の内部に
於て発泡性合成樹脂液を発泡させ、該発泡合成樹脂を前
記芯部成形材に開口する透孔を通過して外方へ膨張させ
押し出すことによシ前記ＦＲＰ成形用材料を成形型のキ
ャビティ内壁面へ押圧させなから熱圧し硬化させること
を特徴とするものである。

以下、この発明を図示の実施例に基づいて説明する。

第１図及び第２図に示すように、図中１は後述する製造
工程により得られたヘッド本体である。

該ヘッド本体ｌは、ＦＲＰからなる外殻２と、発泡合成
樹脂からなる芯材３と、該芯材３に一体に埋設された実
質的にヘッド芯部形状よりもやや小さな相似形を有する
メタルあるいは硬化済ＦＲＰ殻又は発泡合成樹脂からな
る保形（、＊４とから形成され、該保形体４の略全周面
には多数の透孔４ａがほぼ均一な分布で開口させてなる
とともに、前記ＦＲＰ外殻２け、複数の補強繊維積層構
造を有する。また、ヘッド本体１のフェース部１ａには
硬化済ＦＲＰ　（補強繊維としてカーボン繊維使用）か
らなるフェース面板５が、またソール部１ｂ及びバンク
部１ｃには、真鍮等の金属材料からなるソールウェイト
部材６及びパックウェイト部材７がそれぞれ必要に応じ
て埋設固定されている。さらに、図中８は前記ヘッド本
体１のネック部１ｄに挿貫固定され、たクラブシャフト
、９は該クラ−１シヤフト８と前記ヘッド本体ネック部
１ｄとの喉付基部周囲を保護するキャップ状の保護体で
、これら各々の部材はヘッド本体の成形と同時に一体化
されるようになっている。

すなわち、上記した仁の発明に係るヘッドを製造するに
は、第３図から第５図に示すように、ＦＲＰあるいけメ
タル等で予めヘッド芯部形状に造形された全周面に亘っ
て多数の透孔１１　ａを有する中空な芯部成形材１１の
周囲に、ヘッド外殻を構成するＦＲＰ成形用材料１２を
巻回被覆するなどして添付する（第３図参照）。このと
き、ＦＲＰ成形用拐料材料ては、グリフ０レグまたは未
硬化液状合成樹脂を複数層からなる補強繊維に含浸した
状態のものが用いられ、特に外側層の補強繊維としてサ
ーフェスマットあるいは朱子織シクロスヲ単独または袋
織り体と合せて用いることにより、表面平滑性及び形状
追従性を高める一方、内側層の補強繊維としてマットま
たは袋織り体のカーボン繊維を用いることにより、弾性
率の向上を図ることが好適である。

次いで、このようなヘッド成形用材料１３を、ヘッド外
周形状を有する成形型１４のキャビティ１５に挿入し配
置するとともに（第４図参照）、前記中空な芯部成形材
１１内に、発泡性合成樹脂液１６を充填して熱圧時の昇
温により発泡させ、該発泡作用に伴う発泡圧を前記芯部
成形材１】の全周面に亘って開口した透孔１１　ａを通
してＦＲＰ成形用材料１２に内方からｆ＝１　与するこ
とにより、該ＦＲＰ成形用材料１２を成形型１４のキャ
ビティ内壁面へ押圧させながら熱圧して（第５図参照）
、第１図及び第２図に示すようなウッドクラブ−＼ラド
を得るものでゝある。

ところで、上記実施例においては、ヘッド成形用材料を
直接成形型のキャビティに挿入配置して熱圧する成形法
を例にして説明したが、他の実施例として、第６図及び
第７図に示すように、予め雌雄両合せ型からなる他の成
形型（図示せず）を用いて、好丑しくは打球方向に前後
２分割きれた薄肉なヘッド外側殻を構成するＦ　ＲＰか
らなる一対の分割体２１　、２２をそれぞれできるだけ
高温、高圧の下で別途熱圧成形し、該画分割体２１　、
２２内に前記ヘッド成形用材料１３を嵌込んで成形型１
４のキャビティ１５に挿入し、両者を熱圧一体化する成
形手段も採用可能である。また、保形体となる芯部成形
材を成形するにあたっては、メタルまたはＦＲＰを成形
素材としてヘッド芯部形状に殻状に造形された設置にパ
ンチングメタル状に孔明は加王を施すか、または線材を
ヘッド芯部形状に組込み編成するか、あるいは発泡合成
樹脂でもって直接孔明き殻体に成形するかは任意であり
、要はＦＲＰ成形用材料の添付にあってヘッド芯部１ヒ
状を維持可能な剛性を有するものであれば、いずれでも
良い。

この発明は、以上説明したように、ヘッド外殻を構成す
るＦＲＰ成形用材料を、芯部成形材の周囲に添付して熱
圧するにおいて、該芯部成形材を全周面に亘って透孔が
開口する中空体に形成してその内部に発泡性合成樹脂液
を充填し、熱圧時の昇温作用で発泡させるとともに、そ
の発泡圧をＦ　ＲＰ成形用材料に向は内方から作用させ
て成形型のキーヤビテイ内壁面に押圧させなから熱圧を
行なうようにしたことから、従来の成形法のような成形
用材料へ印加される圧力の不足が解消され、層間密着不
足やボイドの発生を確実に防止でき、これによってＦＲ
Ｐの品質や表面平滑性を向上させることができ、また全
体重量の軽減化を図れるなど、実用性にすぐれた効果を
奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るゴルフ用ウッドクラブ−・ラド
の一実施例を示す斜視図、 第２図は同じく要部拡大断面図、 第３図から第５図はこの発明に係る製造工程を第６図及
び第７図はこの発明に係る他の実施例による製造工程を
示す説明図である。 １１・・・・・芯部成形相、　　ｌｌａ　　・・透孔、
１２・・・　Ｉ”ＲＰ成成形用科料１４・・・・・成形
型、１５・・・・・・キャビティ、 １６・・・・・発泡性合成樹脂液。 特許出願人　　日本楽器製造沫式会社 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ヘッド芯部を構成しかつ全周面に亘り透孔が開口された
   中空な芯部成形材の周囲に、ヘッド外殻を構成するＦＲ
   Ｐ成形用材料を添付してヘラ”ド外周形状を有する成形
   型のキャビティに挿入し、前記芯部成形材の内部で発泡
   性合成樹脂液を発泡させ、該発泡合成樹脂を前記芯部成
   形材に開口する透孔を通して外方へ膨出させることによ
   り前記ＦＲＰ成形用材料を成形型のキャビティ内壁面へ
   押圧させなから熱圧するゴルフ用ウッドクラブヘッドの
   製法。