JPH02280608A - 浸水センサー具 - Google Patents

浸水センサー具

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JPH02280608A
JPH02280608A JP1099718A JP9971889A JPH02280608A JP H02280608 A JPH02280608 A JP H02280608A JP 1099718 A JP1099718 A JP 1099718A JP 9971889 A JP9971889 A JP 9971889A JP H02280608 A JPH02280608 A JP H02280608A
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JP
Japan
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water
component
optical fiber
absorbing
parts
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Application number
JP1099718A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Urano
勝義 浦野
Yukio Sakuraba
桜場 幸雄
Masanari Umeda
政成 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、光ファイバーケーブルの接続部を収容する
円筒状クロージヤー内に対する水の浸入の検知に用いら
れる浸水センサー具に関するものである。
〔従来の技術] 従来の通信網は、銅線ケーブルを使用しており、この銅
線ケーブル内の銅線が水に濡れると通信が乱れるため、
銅線ケーブルの外表面が損傷して内部の銅線が浸水する
事態を予防することが重要な課題であった。上記浸水予
防には、通常、いわゆる「ガス保守方式」という手段が
講じられてきた。これは、ケーブル内に常時一定のガス
を封入し一定の圧力に保圧しておき、ガスのケーブル外
への流出によって上記圧力が低下することによりケーブ
ルの損傷(ひいてはケーブル内への浸水)という事態を
検出するというものである。
ところが、最近では、上記銅線ケーブルに代えて光ファ
イバーケーブルが利用されるようになり、この光ファイ
バーケーブルでは通信に用いる光ファイバー心線が充分
に保護されているため、その接続部においてのみ浸水等
を検知して保守管理すれば足りるようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点] この種の光ファイバーケーブルの接続は、−iに円筒状
クロージヤーを用い、その一方の端面から一方の光ファ
イバーケーブルの端部をクロージヤー内に導入するとと
もに、他方の端面から他方の光ファイバーケーブルの端
部を導入して両端部から引き出された光ファイバー心線
を、その端部を突き合わせた状態で接続するということ
が行われている。このような構造の光ファイバーケーブ
ルの接続部に対して従来のガス保守方式を用いることは
、構造的な問題や管理費等の問題があり適切ではない。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、保
守管理が容易で接続部における浸水を迅速に検出するこ
とのできる浸水センサー具の提供をその目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この発明の浸水センサー具
は、一方および他方の光ファイバーケーブルの端部を接
続する接続部を同軸的に収容する円筒状クロージヤー内
の底面部に配設され、上記両光ファイバーケーブルの端
部から引き出され接続された複数本の光ファイバー心線
のうちの任意の心線を浸入水と接触するよう同軸的に収
容する浸水センサー具であって、少なくとも底面側が吸
水部に形成されている箱形ケーシングと、上記ケーシン
グの軸方向に直交する両端面に相対峙状態で形成された
光ファイバー心線引出口と上記ケーシング内に一端が固
定された状態で配設され、吸水膨潤により他端が上記箱
形ケーシング内を横切る光ファイバー心線を屈曲させる
吸水膨潤材を備え、上記吸水膨潤材が、下記の(A)成
分または(B)成分によって構成されているという構成
をとる。
(A)  下記の(a)成分100重量部に対して、(
b)成分50〜500重量部、(c)成分5〜50重量
部、(d)成分5〜50重量部の割合で配合されている
吸水性樹脂組成物。
(a)ゴム状物質。
(b)高吸水性樹脂。
(c)IL水性樹脂。
(d)発泡剤。
(B)下記の(a)〜(d)成分を含み、下記の(c8
)成分が下記の(b)成分100重量部に対して1〜5
0重量部配合されている吸水性樹脂組成物。
(a)ゴム状物質。
(b)高吸水性樹脂。
(c3)平均分子M106以下のポリアクリル酸ナトリ
ウム。
(d)発泡剤。
〔作用] 本発明者らは、光7ア“イバーに物理的な曲げを加える
とその光ファイバー内を通過する光量が変化するという
光ファイバーの特性に着目し、円筒状クロージヤー内に
浸水したときに、その浸水現象を光ファイバーに対する
物理的なまげ力に変換させると上記浸水を迅速かつ正確
に検出できると着想した。そして、上記変換に用いる素
材とじて、吸水膨潤する特殊な素材からなる吸水膨潤材
を利用するとともに、その取り付は具等を工夫すること
によって信頬性の高い浸水センサー具が得られるように
なることを見いだしこの発明に到達した。
この発明は上記のように、特殊な組成の吸水膨潤材を使
用することを大きな特徴とするものである。そのような
吸水膨潤材の一例としては、下記の(a)成分100重
量部にたいして、(b)成分50〜500重量部、(c
)成分5〜50重量部、(d)成分5〜50重量部の割
合で配合されている第1の吸水性樹脂組成物。
(a)ゴム状物質。
(b)高吸水性樹脂。
(c)vl水性樹脂。
(d)発泡剤。
によって得られたものがあげられる。
上記(a)成分のゴム状物質としては、エチレンプロピ
レンジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム(cR
)、スチレン−ブタジェン共重合体(SBR)、ブチル
ゴム(IIR)、天然ゴム等があげられる。上記吸水性
樹脂組成物は、吸水膨潤材等として使用される時には、
加熱加硫されて発泡状態になり、その状態で冷却され使
用に供される。したがって、上記(a)成分のゴム状物
質は、発泡に適応できるように、可塑剤等の油剤等によ
り適度に粘度調節して用いられる。上記例示のゴム状物
質のなかでも、EPDMを使用すると、より好結果が得
られるようになる。
(’b )成分の高吸水性樹脂としては、架橋ポリアク
リル酸ナトリウム、架橋ポリエチレンオキシド、架橋カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム塩、′R粉−ポリ
アクリル酸ナトリウム゛グラフト化物、i粉−ポリアク
リーロニトリルグラフト化物の添加物、セルロース−ポ
リアクリル酸ナトリウムビニルアルコール−(メタ)ア
クリル酸ナトリウム−(メタ)アクリル酸共重合体、架
橋ポリ(メタ)アクリル酸ナトリウム、架橋イソブチレ
ン−無水マレイン酸共重合体のアルカリ中和物ポリオキ
シエチレン鎖含有ポリウレタン等があげられる。これら
高吸水性樹脂の中でも、架橋ポリアクリル酸ナトリウム
を使用することが好適である。
上記(a)成分、(b)成分とともに用いられる(c)
成分の親水性樹脂は、特に制限するものではなく、ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ
ビニルアルコール等の水に対する溶解性を有する問分子
化合物が用いられる。これらの中でも、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール等を用いることが
好適であり、特に分子量が103〜104の範囲内のも
のを用いることが好ましい。
(d)成分の発泡剤も特に限定するものではなく、アブ
ジカルボアミド、ジニトロペンタメチレンテトラミン、
p、p  −ビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)エ
ーテル、p、p’−)ルエンスルホニルヒドラジド、ア
ゾビスブチロニトリルないしはこれらの誘導体があげら
れる。これらの中でも、アゾジカルボアミドを用いるこ
とが好結果をもたらす。
上記(b)〜(d)成分は、それぞれ(a)成分に対し
て、下記の割合で配合されていることが重要である。す
なわち、上記(a)成分100重量部(以下「部」と略
す)に対して(b)成分が10〜500部、(c)成分
が5〜50部、  (d)成分が5〜50部の割合で配
合されていることが必要であり、これらの範囲を外れる
と、得られる吸水性樹脂組性物は、吸水膨潤材としての
必要特性のいずれかが欠けたものとなるからである。
特に上記(b)〜(d)成分の(a)成分に対する好適
な割合は、(a)成分100部に対して(b)成分が5
0〜300部、(c)成分が10〜20部、(d)成分
が10〜20部である。また、上記のような(a)〜(
d)成分の配合割合以外に、(b)成分の高吸水性樹脂
の粒径も吸水膨潤性に大きな影響を与える。好適なのは
粒径が5〜200ミクロンの微粒子であり、より好適に
は10〜100ミクロンのものである。すなわち、粒径
が上記範囲を下まわると、吸水膨潤材にしたときに全体
が均一に膨潤せず水と接触した部分だけが膨潤する傾向
がみられ、逆に上まわると、練り込みにくくなるうえ、
比表面積が小さくなりすぎ膨潤に時間がかかりすぎる傾
向がみられるからである。
なお、上記第1の吸水性樹脂組成物は、加硫によって発
泡し、発泡状の吸水膨潤材となるのであることから、(
a)〜(d)成分に加え、加硫用の硫黄、酸化マグネシ
ウム、亜鉛華等の公知の加硫剤が適宜配合され、必要に
応じて架橋促進剤も配合される。また、上記加硫剤以外
に、従来公知のゴム用添加剤、例えばカーボンブラック
、各種着色顔料、紫外線吸収剤、酸化防止剤、ワックス
等を任意に配合することができる。
また、上記(a)〜(d)成分からなる第1の吸水性樹
脂組成物に変えて、下記の(a)〜(d)成分を含み、
下記の(c1)成分が下記の(b)成分100重量部に
対して1〜50重量部配合されている第2の吸水性樹脂
組成物を使用しても差しつかえはない。
(a)ゴム状物質。
(b)高吸水性樹脂。
(c1)平均分子ff1lO’以下のポリアクリル酸ナ
トリウム。
(d)発泡剤。
上記(c1)成分を除< (a)、(b)、(d)成分
は先に述べた第1の吸水性樹脂組成物に用いられる成分
と同じである。(c,)成分は平均分子量が10″以下
のポリアクリル酸ナトリウムであり、従来公知のものを
そのまま使用することができる。特に分子量が103〜
105の範囲内のものを使用することが好結果をもたら
す。上記(b)〜(d)成分はそれぞれ(a)成分に対
して下記の割合で配合されることが好ましい。すなわち
、上記第2の吸水性樹脂組成物に′おいて、(a)成分
100半肴部         。 に対して(b)成
分が50部〜500部の範囲内に配合されることが好適
であり、より好ましいのは100〜300部の範囲内で
ある。また、(c。
)成分は上記の割合で配合された(b)成分100部に
対して1〜50部の割合で配合することが必要である。
すなわち、(c、)成分の配合量が、上記の範囲を下ま
わると緒特性、特に吸水膨潤速度の向上効果が小さくな
り、逆に上記範囲を上まわると上記(b)成分とのバラ
ンスがくずれ、得られる吸水性樹脂組成物の特性が悪く
なるからである。(c1)成分の(b)成分に対する好
適な割合は10〜50部の範囲内である。また、(d)
成分は上記(a)成分100部に対し5〜50部の割合
、好適には10〜20部の割合で配合されていることが
望ましい。この第2の吸水性樹脂組成物でも(b)成分
の粒径が吸水性に大きな影ツを与え、好適なのは先に述
べた第1の吸水性樹脂組成物と同様、5〜200ミクロ
ンの微粒子であり、最も好ましいのは10〜10()ミ
クロンのものである。特に、第2表の吸水性樹脂組成物
は、第1表の吸水性樹脂組成物よりも吸水膨潤速度が速
い。この効果は、特に、(b)成分の高吸水性樹脂とし
て架橋ポリアクリル酸ナトリウムを用い、これと(c1
)成分の低分子量ポリアクリル酸ナトリウムとを組み合
わせることにより最大になる。なお、第2表の吸水性樹
脂組成物に対しても、第1表の吸水性樹脂組成物と同様
、上記成分原料以外に従来公知のゴム用添加剤、例えば
カーボンブラック等を任意に配合することができる。
上記吸水性樹脂組成物を用いて、吸水膨潤材を製造する
場合には、つぎのようにして行われる。
すなわち、上記原料を所定の割合で配合し、ロールやバ
ンバリーミキサ−等を用いて混練して均質化し、ついで
これを押し出し成形、プレス成形。
カレンダー成形等により所望の形状に成形し、ついで得
られた成形物を加熱装置を用い加熱する。
この加熱の際、上記成形体が、発泡剤の作用によって発
泡すると同時に、架橋剤の作用によりゴム成分が架橋し
て吸水膨潤材となる。特″に、上記両吸水性樹脂組成物
は、゛加熱容器内に入れて、加硫する際、加熱容器の空
間(発泡空間となる)の大きさを変えて発泡倍率を制御
することにより膨潤倍率を制御できる。すなわち、上記
吸水性樹脂組成物は、発泡倍率と膨潤倍率とが比例して
おり、発泡倍率を上記のように制御することによって膨
潤倍率をも制御できる。この場合、発泡倍率は、1.5
〜10倍の範囲内であれば、膨潤倍率もそれに比例して
変わるのであり、より正確に比例するのは1.5〜6倍
の範囲内である。
このようにして得られた吸水膨潤材は、吸水膨潤速度が
速くて、吸水膨潤倍率が高く、しかも−部が水に接触し
ても全体が膨潤する。また、発泡倍率の制御により膨潤
倍率が制御可能になっており、光ファイバーケーブルの
接続部の浸水センサーの吸水膨潤材として必要な特性の
すべてを備えている。
つぎに、上記吸水性樹脂組成物からなる吸水膨潤材を用
いた浸水センサー具の実施例について説明する。
〔実施例〕
第1図および第2図は、上記浸水センサー具の取付状態
を示している。これらの図において、11aは左右一対
の光ファイバーケーブル、2゜2aはそれぞれ上記光フ
ァイバーケーブル1.1aの端部を固定して保持するケ
ーブル把持部、33aはそれぞれ上記光ファイバーケー
ブル1゜1aの端部から引き出されたテンションメンバ
、4.4aは上記テンションメンバ3,3aを[して保
持するテンションメンバ把持部である。また、5,5a
は、上記光ファイバーケーブル1゜laの端部から長く
引き出された複数本の光ファイバー心線であり、この光
ファイバー心線5,5aの端面同士が突き合わされて接
続され、接続部の外周がテープ等で被覆密封されている
。10はその被覆密封部であり、6はこれらを水密状態
で収容する円筒状クロージヤーである。また、7は上記
クロージヤー6の両端部を塞ぐ端面板である。そして、
光通信に利用されない最下段の光ファイバー心線5,5
aの被覆密封部10にこの発明の浸水センサー具8が装
着されている。この浸水センサー具8は、第3図ないし
第6図に示すように、底面が円筒状クロージヤー6の底
面部の曲面に沿う曲面に形成された底面透孔付きの箱形
ケーシング20と、4本の脚部2工のつめ部と上記ケー
シング20の凹部との係合によって上記ケーシング20
を着脱自在に蓋する蓋体とを備えている、そして、上記
ケーシング20内には、第4図に示すように、ポリエチ
レンないしはフェノール樹脂を主成分とする多孔性吸水
性樹脂からなる多孔質上底板23が収容される。この多
孔質上底板23は、底面が上記ケーシング20の底面に
沿う曲面に形成され、上面が平面に形成されている。そ
して、この多孔質上底板23の上面上に、突部を有する
押板24と凹部を有する押板25とが、鎖線Aで示す光
ファイバー心線を挟んだ状態で相対峙して配置される。
これらの押板24.25と箱形ケーシング20の壁面と
の間に、前記第1の吸水性樹脂組成物からなる吸水膨潤
材26が配設される。27は、箱形ケーシング20の軸
方向に直交する両端面に相対峙状態で形成され、光ファ
イバー心線5,5aを、上記ケーシング20内を横切っ
た状B(2’A線A)で通すための引出口である。
この構成において、光ファイバー心線5,5aは、その
連結部を、第5図および第6図に示すように、吸水膨潤
材26と組合わされた一対の押板24.25の間に配置
させた状態で鎖線Aのように配設される。つぎに、上記
光ファイバー心線55aを通した箱形ケーシング20に
、蓋22をかぶせて浸水センサー具8を構成し、これを
クロージヤー6の底部に配設する。この状態において、
クロージヤー6内に浸水すると、その水は箱形ケーシン
グ20の底面の透孔を通って多孔質上底板23に迅速に
吸水され、ついで吸水膨潤材26に吸水される。この吸
水膨潤材26の吸水により、吸水膨潤材26が急速に膨
潤して両押板24゜25の間隔が狭まるため、無浸水状
態では直線状態であった光ファイバー心線5,5aが、
鎖線Bのように屈曲させられ、それによって光の透過損
失が大きくなる。したがって、これを検出することによ
り、クロージヤ゛−6内における浸水を迅速かつ正確に
把握することが可能となる。
つぎに、上記吸水膨潤材26に用いる第1の吸水性樹脂
組成物の具体例について説明する。
[具体例] 第1の吸水性樹脂組成物の(a)〜(d)成分として、
後記の第1表に示す化合物を準備し、これらを同表に示
す割合で配合しロールで混練した。ついで、これを厚板
状に押し出し成形した。つぎに、これを加熱容器内に入
れ、100°C以上で5分間以上加熱加硫し、全体の発
泡および架橋を行って吸水膨潤材をつくった。このよう
にして得られた吸水膨潤材に対して吸水膨潤速度、全体
均一膨潤性、吸水膨潤倍率および(吸水膨潤倍率)/(
発泡倍率)で示される、発泡倍率の制御による膨潤倍率
の制御性を調べ同表に併せて示した。
(以下余白) 上記の第1表において、(a)成分100部に対して(
b)成分が10〜500部、(c)成分が5〜50部、
(d)成分が5〜50部の範囲内であれば、吸水膨潤材
に求められる特性がすべて良好であることがわかる。ま
た、具体例と従来例との対比から明らかなように、具体
例から得られた吸水膨潤材は、従来例から得られたもの
よりも吸水膨潤速度、吸水倍率が優れ、しかも全体均一
膨潤性等にも優れていることが分かる。
なお上記の実施例では、押板24.25と吸水膨潤材2
6とを別体にしているが、吸水膨潤材26の全面を押板
部にすると両者を一体化してもよい、また、箱形ケーシ
ング20の蓋体22は場合によって除去してもよい。
つぎに、第2の吸水性樹脂組成物からなる吸水膨潤材を
用いた浸水センサー具の実施例について第7図〜第9図
を参照して説明する。この浸水センサー具8は、ケーシ
ング20をポリエチレンないしはフェノール樹脂を主成
分とする多孔性吸水性樹脂からなる多孔質材料で構成し
ている点と、吸水膨潤材26を第2の吸水性樹脂組成物
で構成している以外は、前記の実施例と同様である。こ
の実施例は、前記の実施例と同様の作用効果を奏するう
え、吸水膨潤材26が、第1の吸水性樹脂組成物を用い
た前記の実施例における吸水膨潤材よりも吸水膨潤速度
がいっそう速くなっており、それによって浸水状態の検
出がいっそう速くなるという効果を奏する。
つぎに、上記吸水膨潤材26の具体例について説明する
〔具体例〕
第2の吸水樹脂組成物の(a)〜(d)成分として、後
記の第3表に示す化合物を準備し、これらを同表に示す
割合で配合しロールで混練したのち厚板状に押し出し形
成した。つぎに、これを加熱容器内に入れ、100°C
以上で5分間以上加熱加硫し、全体の発泡および架橋を
行って吸水膨潤材26をつくった。このようにして得ら
れた吸水膨潤材26に対して、吸水膨潤速度、全体均一
膨潤性、吸水膨潤倍率および(吸水膨潤倍率)/(発泡
倍率)で示される、発泡倍率の制御による膨潤倍率の制
御性を調べ同表に併せて示した。
(以下余白) なお、上記測定は前記第1表の場合と同様にして行った
上記の第8表から明らかなように、具体例孔は、比較側
孔よりも優れた特性を有していることがわかる。特に、
高吸水性樹脂として架橋ポリアクリル酸ナトリウムを用
い、これと平均分子量103のポリアクリル酸ナトリウ
ムとを好適な割合で組み合わせた実施例3,4は吸水膨
潤速度が著しく速いことが分かる。また、具体例と従来
例との対比から明らかなように、具体例から得られた吸
水膨潤材は従来例から得られたものよりも吸水膨潤速度
、吸水倍率に優れ、しかも全体均一膨潤性にも優れてい
ることが分かる。
第10図は第3図の゛実施例のケーシングの底面を平坦
にした例を示しており、第11図は金具25を除去し、
吸水膨潤材26のみで光ファイバー心線Aを屈曲させる
例を示している。
第12図および第13図は、第3図の実施例の変形例を
示している。すなわち、この実施例では、ケーシング2
0を長手方向に横切るように溝28および31を形成し
、そこに光ファイバー心線Aを通し、溝39を形成する
突状30で上記ケーシング20の収容量を左右に2分割
してそこに吸水膨潤材26を挿入し、上記光ファイバー
心線を、金具25と取り付は具34で固定するとともに
、光ファイバー心線の他端側を金具35でケーシングの
取り付は溝31a内に固定している。そして、吸水時に
吸水膨潤材26が第12図の鎖線Cの位置まで前進し、
それによって光ファイバー心線が鎖線Bに示すように屈
曲するようになっている。それ以外は第3図の実施例と
実質的に同じである。この実施例も第3図の実施例と同
様の作用効果を奏するほか、ケーシング20が幅方向に
小さく、長手方向に大きくなっているため、長尺のクロ
ージヤーに充分対応しうるという効果を奏する。
〔発明の効果〕
この発明の浸水センサー具は以上のように構成されてい
るため、円筒状クロージヤー内における浸水を迅速かつ
正確に検出することが可能となり、また、この際の保守
管理が極めて簡単となる。
特に、この発明の浸水センサー具は、吸水膨潤材として
、吸水膨潤速度が速くて吸水膨潤倍率が高く、しかも一
部が水と接触しても全体が膨潤し、さらに膨潤倍率を任
意に制御しうるという特性を備えた特殊な素材からなる
ものを用いて構成されている。したがって、円筒状クロ
ージヤーの底部にわ、ずかでも水が浸入すると、その浸
入水によって吸水膨潤材がすみやかに動作し、光ファイ
バーを屈曲させる。したがって、円筒状クロージヤー内
に対する浸水をいち早く検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の取り付は状態を示す縦断
面図、第2図はそのc−c ”断面図、第3図は浸水セ
ンサー具の斜視図、第4図はその分解斜視図、第5回お
よび第6図は動作状態説明図、第7図は他の実施例の斜
視図、第8図はその分解斜視図、第9図はその動作状態
説明図、第10図はさらに他の実施例の斜視図、第11
図は他の実施例の斜視図、第12図はさらに他の実施例
の蓋をはずした状態の平面図、第13図はその分解斜視
図である。 1.1a・・・光ファイバーケーブル 5,5a・・・
光ファイバー心線 6・・・円筒状クロージヤー 8・
・・浸水センサー具 20・・・ケーシング 26・・
・吸水膨潤材 特許出願人 東海ゴム工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一方および他方の光ファイバーケーブルの端部を
    接続する接続部を同軸的に収容する円筒状クロージャー
    内の底面部に配設され、上記両光ファイバーケーブルの
    端部から引き出され接続された複数本の光ファイバー心
    線のうちの任意の心線を浸入水と接触するよう同軸的に
    収容する浸水センサー具であつて、少なくとも底面側が
    吸水部に形成されている箱形ケーシングと、上記ケーシ
    ングの軸方向に直交する両端面に相対峙状態で形成され
    た光ファイバー心線引出口と上記ケーシング内に一端が
    固定された状態で配設され、吸水膨潤により他端が上記
    箱形ケーシング内を横切る光ファイバー心線を屈曲させ
    る吸水膨潤材を備え、上記吸水膨潤材が、下記の(A)
    成分または(B)成分によつて構成されていることを特
    徴とする浸水センサー具。 (A)下記の(a)成分100重量部に対して、(b)
    成分50〜500重量部、(c)成分5〜50重量部、
    (d)成分5〜50重量部の割合で配合されている吸水
    性樹脂組成物。 (a)ゴム状物質。 (b)高吸水性樹脂。 (c)親水性樹脂。 (d)発泡剤。 (B)下記の(a)〜(d)成分を含み、下記の(c_
    1)成分が下記の(b)成分100重量部に対して1〜
    50重量部配合されている吸水性樹脂組成物。 (a)ゴム状物質。 (b)高吸水性樹脂。 (c_1)平均分子量10^6以下のポリアクリル酸ナ
    トリウム。 (d)発泡剤。
JP1099718A 1989-04-18 1989-04-18 浸水センサー具 Pending JPH02280608A (ja)

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