JPH02280507A - 高周波用トランス及びそれを用いた偶数次逓倍器 - Google Patents

高周波用トランス及びそれを用いた偶数次逓倍器

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JPH02280507A
JPH02280507A JP10260689A JP10260689A JPH02280507A JP H02280507 A JPH02280507 A JP H02280507A JP 10260689 A JP10260689 A JP 10260689A JP 10260689 A JP10260689 A JP 10260689A JP H02280507 A JPH02280507 A JP H02280507A
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JP
Japan
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transmission line
input
output
frequency transformer
high frequency
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JP10260689A
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English (en)
Inventor
Michio Tsuneoka
道朗 恒岡
Ichiro Koyama
一郎 小山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、フェライトメガネコアと平行3線伝送線によ
り構成した高周波用トランス及びそのトランスを用いた
偶数次逓倍器に関するものであり、VHF帯、UHF帯
で用いる逓倍器として有効なものである。
従来の技術 従来の逓倍器として第12図に示す偶数次逓倍器がある
。1は入力端子、3は出力端子を示す。
2はトロイダルコアを用いて巻かれた高周波用トランス
を示しており、その構造は第13図のようになっている
。4はトロイダルコア、5は第1の伝送線、6は第2の
伝送線、7は第3の伝送線を示す。8.9は第1次側端
子、10.11は2次側端子、12は中間端子を示す。
トロイダルコア4を用いた高周波用トランスは一般的に
、短い巻線で大きなインダクタンスが実現でき、銅損が
小さいという特徴を有する。
発明が解決しようとする課題 しかし、巻線の形状にばらつきが生じ易(、インダクタ
ンスやコイルの結合係数が変化し、例えば、第12図に
ある逓倍器において、周波数変換効率にばらつきを生じ
る。また、トロイダルコア4に巻線を施した場合、巻線
が外側に露出しているために、トロイダルコア40周辺
にある回路から輻射の影響を受けたり、逆に周辺の回路
に輻射の影響を与えたりするので、トロイダルコア4を
シールドするために十分配慮する必要がある。
そこで本発明は、インダクタンスやコイルの結合係数が
安定し、周辺の回路との輻射の影響が少なく、シールド
も容易な高周波用トランスを提供することを目的とする
ものである。
課題を解決するための手段 そしてこの目的を達成するために本発明は、第1及び第
2及び第3の伝送線を互いに略平行に一体化した平行3
線伝送線を、フェライトメガネコアの2つの孔に数ター
ン巻きつけ、この平行3線伝送線の一端と他端を一方の
孔と他方の孔のそれぞれの一端側から引き出し、このう
ち第1の伝送線の一端と他端を1次個端子とし、前記フ
ェライトメガネコアの一方の孔から出た第2の伝送線の
一端と、前記フェライトメガネコアの他方の孔がら出た
第3の伝送線の他端を接続して中間端子とし、第2の伝
送線の他端と第3の伝送線の一端を2次側端子としたも
のである。
作用 本発明は上記のように一体化された3本の伝送線を配置
することにより、3本の伝送線の各々の線間距離を最小
かつ同じにすることができ、電磁気的に密結合すること
ができる。また、コアとしてフェライトメガネコアを用
いることにより、巻線はフェライトメガネコアの2つの
孔を通して巻くため、トロイダルコアに比べ巻線の露出
が少なく1周辺回路との輻射の影響が少な(、シールド
も容易となる。
実施例 第4図は本発明による高周波用トランスを用いた偶数逓
倍器の実施例を示し、50MHzを入力信号とし、40
0MHzを出力とする8逓倍器である。19は50Ω系
インピ一ダンス整合回路、20は偶数次逓倍器、21は
50Ω系インピ一ダンス整合回路を兼ねた帯域通過のフ
ィルタである。01〜CBはコンデンサを示し、その値
は下記のごとく設定した。
C+ =47pF、C2=2pF。
Cs =0.5pF、C4=2pF。
Cs−8pF、Cs =8pF。
Llは線径0.6−の伝送線を内径3■で5タ一ン巻い
た空心コイルである。L2は2.2μHのチョークコイ
ルである。Ll 、L4は線径0.6閣の伝送線を内径
2■で3タ一ン巻いた空心コイルである。D、、D2は
ショットキー・ダイオードである。またIAは入力端子
、3Aは出力端子である。さらに2Aは、第2図に示し
た平行3線伝送線を、フェライトメガネコアに第1図の
様に巻きつけた高周波用トランスである。高周波用トラ
ンスは第1図のごとく第1及び第2及び第3の伝送線5
〜7を第2図のごとく三角形、または第3図のごと(平
面形にし、長手方向に互いに略平行に配置し、長平方向
において所定間隔をおいて接着剤で一体化している。そ
してこの平行3線伝送線を、フェライトメガネコア13
の2つの孔13a、13bに3ターン巻きつけ、この平
行3線伝送線の一端と他端を一方の孔13aと他方の孔
13bのそれぞれの一端側から引き出し、このうち第1
の伝送15の一端と他端を1次側端子8.9とし、前記
フェライトメガネコア13の一方の孔13aから出た第
2の伝送線6の一端さ、前記フェライトメガネコアの他
方の孔13bから出た第3の伝送線7の他端を接続して
中間端子12とし、第2の伝送線6の他端と第3の伝送
線7の一端を2次側端子11.10とした。
第5図は第4図の回路を実装するための両面ガラスエポ
キシ基板よりなる基板14を示し、18はその反対側で
ある裏面のプリントパターンであり、接地面として用い
る。15は表面と裏面をつなぐための径0.8−のスル
ーホールであり、黒く塗りつぶした16の部分は銅箔で
17は径が2.6−の孔であり基板をシールドケースに
取り付けるためのねじ孔である。第6図は、第4図の回
路を第5図の基板に実装し、シールドケースに組み込ん
だ偶数次逓倍器の実装図である。22゜23はそれぞれ
入力側、出力側のコネクタであり、24はそれらのコネ
クタをシールドケース25に取り付けるねじである。2
6.27は基板14を取り付けるねじである。
第6図の偶数次逓倍器の特性を第7図、第8図、第9図
、第10図に示す。第7図は入力リターンロス、第8図
は出力リターンロスを示す。第9図は+10dBmの5
0MHzを入力した時の出力スプリアス特性を示す。第
10図は+85℃。
+25℃、−40℃における入出力特性を示す。
これらの特性より、50Hzにおける入力リターンロス
17dB、400Mflzにおける出力リターンロス1
2dB、出カスブリアス35dBc以上、+10dBm
の50MIIzを入力した時の変換効率−28dB、−
40℃〜+85℃における出力変動1.2dBという8
逓倍器として安定な特性が得られている。第6図におけ
る27に示したねじを、2つのダイオードD、、D2か
らlcs以内に取り付けることにより、ダイオードD1
D2の熱を放散させる働きをし、8逓倍器の温度特性を
向上させている。高周波用トランス2Aは、伝送線5〜
7の端子を取り出している面を下向きに実装することに
より、安定し量産に適している。
第11図に出力レベルの安定した偶数次逓倍器の実施例
を示す。28は50MHzを入力とする飽和動作アンプ
、29は50MHzを中心周波数とする帯域通過フィル
タ、30は前記8逓倍器である。以下にコンデンサ07
〜CI5.抵抗R1〜R4の値を示す。
C7=lOOOpF、Cs =1000pFCs =1
000pF、C1o=1000pFC++=27pF、
Cl2=15pF Cts=27pF、Cl4=220pFC+5=220
pF、R+  =10にΩR2=3.3にΩ、Rs  
=470ΩR4=100Ω Lsは0.47μHのチョークコイル、L6L?は線径
0.6mの伝送線を内径3.5wmで5タ一ン巻いた空
心コイルである。IAの入力端子にOdBm 〜+10
dBmの50MHzを入力した時、3Aの出力端子には
レベル変動幅2.5dBmの400MHzの出力が得ら
れる。
発明の効果 本発明の効果は次に示すものである。
(1)第1及び第2及び第3の伝送線を互いに略平行で
一体化することにより電磁気的に密結合した平行3線伝
送線を、フェライトメガネコアの2つの孔に数ターン巻
きつけ、高周波用トランスを構成することにより、コイ
ルのインダクタンスや結合係数が安定し、周辺回路との
輻射の影響を小さくすることができる。
(2)本発明の高周波用トランスを用いて偶数次逓倍器
を構成した場合、高周波用トランスのコイルのインダク
タンスと結合係数が安定し、更に、周辺回路との輻射の
影響を少なくすることができ、スプリアス特性の良く特
性の安定した偶数次逓倍器となる。
(3)本発明の高周波用トランスを用いた偶数次逓倍器
と飽和動作アンプと帯域通過フィルタを組み合わせるこ
とにより、入力信号のレベルが変動しても出力レベルの
変動が小さい安定した偶数次逓倍器を構成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の高周波用トランスの斜視図
、第2図、第3図はその平行3線伝送線の斜視図、第4
図はその高周波用トランスを用いた偶数次逓倍器の一実
施例の回路図、第5図a。 bは第4図の偶数次逓倍器を実装するための基板の平面
図と裏面図、第6図は第4図の偶数次逓倍器を実装例を
示す平面図、第7図、第8図、第9図、第10図は第6
図の偶数次逓倍器の特性図、第11図は出力レベルの安
定した偶数次逓倍器の一実施例の回路図、第12図は偶
数次逓倍器の従来例の回路図、第13図は高周波用トラ
ンスの従来例の平面図である。 5〜7・・・・・・伝送線、8.9・・・・・・1次側
端子、10.11・・・・・・2次側端子、12・・・
・・・中間端子、13・・・・・・フェライトメガネコ
ア、13a、13b・・・・・・孔。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 ばか1名区 菓 図 第 図 に 1θ 第 図 IσO 肩浚数CMHz) 第 図 3ρρ vo        ぶり 馬浚数CごHす 第 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1及び第2及び第3の伝送線を互いに略平行に
    一体化した平行3線伝送線を、フェライトメガネコアの
    2つの孔に数ターン巻きつけ、この平行3線伝送線の一
    端と他端を一方の孔と他方の孔のそれぞれの一端側から
    引き出し、このうち第1の伝送線の一端と他端を1次側
    端子とし、前記フェライトメガネコアの一方の孔から出
    た第2の伝送線の一端と、前記フェライトメガネコアの
    他方の孔から出た第3の伝送線の他端を接続して中間端
    子とし、第2の伝送線の他端と第3の伝送線の一端を2
    次側端子とした高周波トランス。
  2. (2)第1〜第3の伝送線を長手方向において所定間隔
    をおいて一体化した特許請求の範囲第1項に記載の高周
    波用トランス。
  3. (3)入力信号を第1のインピーダンス整合回路に入力
    し、前記第1のインピーダンス整合回路の出力を高周波
    用トランスの1次側端子の一端に入力し、1次側端子の
    他端を接地し、前記高周波用トランスの2次側の中間端
    子を接地し、前記高周波用トランスの2次側端子の一端
    と他端をそれぞれ第1のダイオードのアノード、第2の
    ダイオードのアノードに入力し、前記第1のダイオード
    のカソードと前記第2のダイオードのカソードを接続後
    に二分岐し、一方は第2のインピーダンス整合回路に入
    力し、他方はコイルの一端に接続し、前記コイルの他端
    を接地し、前記第2のインピーダンス整合回路の出力か
    ら出力信号を得るように構成した偶数次逓倍器。
  4. (4)入力信号を飽和動作アンプに入力し、前記飽和動
    作アンプの出力を、入力周波数を中心周波数とする第1
    の帯域通過フィルタに入力し、前記第1の帯域通過フィ
    ルタの出力を特許請求の範囲第3項記載の偶数次逓倍器
    に入力し、前記偶数次逓倍器の出力を、前記偶数次逓倍
    器の出力周波数を中心周波数とする第2の帯域通過フィ
    ルタに入力し、前記第2の帯域通過フィルタの出力から
    出力信号を得るように構成した偶数次逓倍器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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