JPH02280407A - 出力回路 - Google Patents

出力回路

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JPH02280407A
JPH02280407A JP10002989A JP10002989A JPH02280407A JP H02280407 A JPH02280407 A JP H02280407A JP 10002989 A JP10002989 A JP 10002989A JP 10002989 A JP10002989 A JP 10002989A JP H02280407 A JPH02280407 A JP H02280407A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はテレビ、デイスプレィのビデオ出力回路に係り
、特に大振幅広帯域化に適したピーキング回路、クラン
プレベルの安定したピーククランプ回路、高速動作が可
能なブランキング回路に関する。
〔従来の技術〕
従来の広帯域増幅回路にはエミッタピーキングが多用さ
れている。例えば、第2図に示した特公昭50−268
99のr槽中回路」では入力信号源1oの電流Iinを
増幅して端子59と501から出力しているが、差動増
幅回路のトランジスタ3と38.戒は4と48のエミッ
タ間にはエミッタピーキング用にコンデンサ35成は4
5が付加されている。
エミッタピーキングにおいては、エミッタと交流接地点
間のインピーダンスが信号周波数の上昇につれて低下す
ることを利用して、高域の増幅度を低域に対して増加さ
せている。但し、第2図の回路においては、増幅可能周
波数を2倍化する事を目的として、トランジスタ3と3
8,4と48から成る2組の差動増幅回路の接続を工夫
している。
つまり、差動増幅回路の出力は同相に並列接続されて出
力の2倍化が図られると共に、人力は直列接続されて入
力インピーダンスも2倍化する。
次に、特開昭t31−220566に開示されている大
出力広帯域ビデオ回路に適したクランプ回路を第8図に
示す。第8図において、ビデオ信号源1の信号は、トラ
ンジスタ3により増幅されてCRT9に加えられる。第
8図は、CRT9のカソード端子91をクランプ用可変
電圧源73とほぼ等しい電圧にクランプするタイミング
が、クランプパルス信号源75により制御される同期式
クランプ回路である。抵抗81は電源投入時等にCRT
9の輝度の異常増加を抑える保護抵抗である。クランプ
時にクランプコンデンサ8に流れる放電電流76は、抵
抗53には流れずにクランプトランジスタ7のエミッタ
とコレクタを介した閉路電流となるため、クランプレベ
ルの安定化が図れるうえに、抵抗53の抵抗値を上げて
消費電力を低減することもできる。
また、第8図の同期式クランプ回路を、信号のピーク時
に自動的にクランプするピーク・クランプ回路に改良し
た場合の例を、第9図に示す。第9図においては、消費
電力低減の為に電圧g52と82の間に接続された可変
抵抗79とコンデンサ78により、第8図のクランプ用
可変電圧源73を実現している。従って、信号のピーク
時のみクランプダイオード77とクランプトランジスタ
7が導通して、クランプ動作が行なわれる。また、第9
図は、クランプトランジスタフの保護用ダイオード72
と、高周波におけるコンデンサ8のインピーダンス上昇
を補償するコンデンサ83を付帯した、実用回路に近い
構成となっている。
次に、高速化が可能なブランキング回路を、第4図のト
ランジスタ5と6の構成により示す。第4図において、
トランジスタ5はビデオ信号増幅用にカスコード接続さ
れたベース接地回路として用いられる。また、1−ラン
ジスタ5とエミッタ同志を相互に接続したj〜シランス
タロは、そのベースに入力されるブランキングパルスが
HIレベル時に、トランジスタ5を遮断することにより
ブランキング動作を行なう。その際、I−ランジスタ5
と6は非飽和の差動対をすることができるので、ブラン
キング時のスイッチングを極めて高速化できる。また、
差動対の相互コンダクタンスが高いことより、ブランキ
ングパルスの振幅を小さく抑えられることによっても(
常温時に最低約0.2Vpp) +高速性が向上してい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
第2図に示す回路に代表される従来エミッタピーキング
には、信号振幅が大きくなるに従い、また、トランジス
タのバイアス電流が減少するに従って、周波数帯域の拡
大範囲が狭まるという問題がある。この事を、第2図中
の差動増幅回路を示した第3図により説明する。例えば
、トランジスタ3のベースに信号源14から立上りパル
スが印加された場合、ピーキング用コンデンサ35を介
して、パルス振幅に比例した信号電流302が流れる。
この信号電流302は、303と304の電流に分流す
る(インピーダンス比から考えて電流304は無視でき
る場合が多い)。その際、電流303がトランジスタ3
8にパルス立上り以前に流れていたバイアス電流以上の
大きさになると、トランジスタ38は遮断して、回路の
リニアリティが損なわれる。
以上の現象は、第4図の従来例中のトランジスタ3と抵
抗32と33、コンデサ31のみの構成に代表される。
エミッタピーキングの施された一般のエミッタ接地回路
に立下りパルスを入力した場合にも、トランジスタ3が
同様にして遮断する形で発生する。
本発明の第1の目的は、上記エミッタピーキングの大出
力広帯域化に対する制約を暖和することである。
次に、第10図に示した従来クランプ回路の場合、クラ
ンプレベルの安定性に問題がある。同図において、非ク
ランプ期間の特にビデオ信号レベルの小さい時に、ダイ
オード72と77が導通状態でなくなる為、トランジス
タ7のベースラインのインピーダンスは高くなる。この
トランジスタ7のベースラインに調整の為手やシャーシ
等の金属を近づけた場合、或はプリント基板にホコリが
積った場合等には、第1θ図の浮遊容量703や抵抗7
04により外部雑音g106が接続された事と等価にな
り誘導や漏れ電流の影響で、トランジスタ7が導通して
しまう。その場合、コンデンサ8の放電によりCRT9
が光ってしまい、あたかもクランプレベルが変動したよ
うな状態となる。
また、トランジスタ7のベースラインのインピーダンス
を低減する目的を兼ねて保護抵抗81を第10図に示す
ように接続した場合、クランプ時に流れる電流701が
増大して、ビデオ信号やクランプ期間(ピーク・クラン
プ回路なのでブランキング期間に相当)の変化の影響で
クランプレベルが変動するようになる。
本発明の第2の目的は、クランプトランジスタのベース
ラインのインピーダンスが高いことによる、上記のクラ
ンプレベルの不安定性を除去することである。
次に、第7図に示すようなブランキング回路の場合、ト
ランジスタ5には高周波用のパワートランジスタが用い
られることが多く、そのエミッタ入力容量は極めて大き
い(例えば約0.22μF)。
従って、ビデオ信号や輝度調整レベルが小さくなり、非
ブランキング時にトランジスタ5に流れる電流が低下し
た場合に、5が遮断状態から能動状態への回復に要する
期間が増大することがある。
(例えば数100 n5ec以上)。この回復時間はブ
ランキングOFF時の遅延時間となり、高精細デイスプ
レィ等の信号における、短いブランキング期間(例えば
4 psec程度)の実現に支障をきたす本発明の第3
の目的は、上記のブランキングOFF時の遅延時間を削
減することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記第1の目的を達成するためには、低相反転した信号
電圧源を所望のインピーダンス回路を介して、ベース(
ゲート)接地回路の入力端子に接続し、このベース(ゲ
ート)接地回路の出力端子を増幅器の出力端子に接地す
る。
上記第2の目的を達成するためには、上記のクランプコ
ンデンサとクランプトランジスタのエミッタをダイオー
ドを介して接続し、クランプトランジスタのベースをク
ランプ用電圧源に接続する。
上記第3の目的を達成するためには、ブランキング時に
遮断されるトランジスタのエミッタにもうひとつの電流
経路を設ける。或は、ブランキング時に電流を制限され
るベース接地トランジスタのエミッタと、ブランキング
パルスがベースに入力されるトランジスタのエミッタと
を抵抗を介して接続することによっても、上記第3の目
的は達成されb 〔作用〕 上記第1の目的を達成するための手段において、位相反
転した信号電圧源に接続されたインピーダンスは、位相
反転信号電圧をピーキングを施した信号電流に変換する
作用を有する。また、上記インピーダンスに接続された
上記ベース(ゲート)接地回路は1位相反転信号電圧か
ら得られた信号電流を、非反転信号電圧から得られる従
来の信号電流に同位相で加算する作用を有する。従って
従来のピーキングのみを用いた場合には歪がちな信号電
流を、位相反転信号電圧から得られる信号電流を併用す
る事により線形化でき、上記の大出力広帯域化が可能と
なる。
上記第2の目的を達成するための手段において、クラン
プコンデンサとクランプトランジスタのエミッタとの間
に接続されるダイオードは、信号のピーク時にのみ導通
するクランプスイッチの作用を有する。従って、クラン
プトランジスタのベースラインはクランプ用電圧源に常
時接続されて低ベルの不安定性は除去される。
上記第3の目的を達成するための手段において、ブラン
キング時に遮断されるトランジスタのエミッタに設けら
れるもうひとつの電流経路は、ブランキングOFF時に
このトランジスタに流れる電流の最低値を制限する作用
を有する。また、ブランキング時に電流を制限される一
トランジスタのエミッタと、ブランキングパルスがベー
スに入力されるトランジスタのエミッタとの間に接続さ
れる抵抗は、ブランキング時の電流制限されるトランジ
スタの電流値を設定する作用を有する。従って。
ブランキング時に遮断されるか、或は電流制限を受ける
トランジスタのブランキングOFF時の状態への回復時
間の増大を抑えることができ、上記のブランキングOF
、F時の遅延時間を削減することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。第1
図において、信号源1の信号電圧は、差動出力の増幅回
路2とトランジスタ3と4から成る差動増IpM回路、
トランジスタ5のベース接地回路により増幅され、クラ
ンプコンデンサ8を介してCRT9に加えられる。第1
図の破線枠3oと一点破線枠40内は本発明のピーキン
グ用インピーダン回路の一例を示し、コイル54と55
と抵抗56は従来から用いられている直列のピーキング
回路を構成している。また、トランジスタ6はベースに
ブランキングパルスが信号g61より入力さ九、トラン
ジスタ5の電流を制御しているが、抵抗63により新た
に設けられた電流経路により、トランジスタ5の最低電
流は制限されている。さらに、ダイオード71を介して
コンデンサ8に接続されたトランジスタ7のベースは、
常にクランプ用可変電圧源7′3に接続されているため
、CRTのカソード端子91に現れる信号には安定した
クランプレベルが確保されている。
ここでは、まず本発明によるピーキングの一実施例につ
いて説明する。第1図のトランジスタ3と4のエミッタ
間を接続する抵抗34には、従来のようにピーキングコ
ンデンサが並列付加されない。
従って、ピーキング用インピーダンス回路30と40に
より設定されるピーキングの強さを、それぞれトランジ
スタ3と4のみの遮断が生じないレベルまでの範囲内で
増強できる。というのは、インピーダンス30によりピ
ーキングを施された信号電流の大部分はトランジスタ3
を流れて、1−ランジスタ4にはほとんど流れず、同様
にインピーダンス40もトランジスタ4のみに作用して
1−ランジスタ3に与える影響が小さいからである。そ
して1本発明においては、上記インピーダンス30と4
0を流れる信号電流が増1屓回路の出力において加算さ
れるため、周波数帯域とその上限における最大出力振幅
の積を、従来回路の2倍程度のレベルまで増強できる。
その際1両信号電流に若干の歪が生じても交互のタイミ
ングで相補的に加算される上、偶数調波は抑圧される。
また、第1図のインピーダンス30と40は、抵抗とコ
ンデンサ構成による双−次形になっているが、それらが
コイルを含む一般受動素子構成であろうとも(従って、
直流電流が流れても構わない)、トランジスタ等の能動
素子を含む構成であろうとも、流入・流出電流の一致し
ない(但し、両者の電流に依存性は必要)2端子以上の
構成であろうとも、本発明の効果は失われない。さらに
、第1図においては、増幅回路2の差動出力をトランジ
スタ3と4(同極性であれば“PNP形トランジスタも
、或は他の能動素子も可)から成る差動増幅回路により
増幅しているが、抵抗34を用いないで、独立の2増幅
回路による増幅形式とすることもできる。その場合には
j・ランジスタ3と4の極性は異なっていても構わない
。この事から、第1図の抵抗34は、ピーキング用に強
調された信号電流を貫通させるものでな限り、上記イン
ピーダンスと30と40と同様に(但し、流入・流出電
流の依存性も不要)、−殻内なインピーダンス回路であ
っても梼わない。
次に、本発明のピーキングによる第2の実施例を第5図
に示す、第5図においては、信号源1の信号電圧を、差
動出力の増幅回路を用いずに、トランジスタ3と反転(
増幅)回@20に直接入力することにより1回路規模を
縮小できる。第5図の反転(増幅)回路20には、PN
P形トランジスタ22によるエミッタ接地回路を用いて
いるが、NPN形トランジスタのエミッタ接地回路であ
っても構わない。また、ピーキング方法として、エミッ
タ抵抗24にコンデンサを並列接続したり、コレクタ抵
抗23にコイルを直列挿入する従来の多くの方式が適用
できる。なお、ベース(入力)抵抗11や21は回路の
安定化用のもので、以後は図示せずとも全能動素子で使
用可能である。
次に、本発明のピークキングによる第3の実施例を第6
図に示す、第6図においては、増幅回路2の差動出力の
うちの何れか一方の出力をピーキングのみに用いる場合
に、消費電力を削減した例を示す。第6図のバッファ回
路401は、カップリングコンデンサ403によりAC
結合されており、信号ダイナミックレンジを確保した上
でバイアス電圧源402の電圧を下げることにより、ト
ランジスタ4や抵抗43で消費される電力を削減できる
また、増幅回路2が電流供給能力を充分に備えている場
合には、バッファ401そのものが不要になることは言
及するまでもないが、その場合でも、上記のように2の
差動出力のうち何れか一方の出力をピーキングのみに用
いることによって、増幅回路2内部の消費電力を削減で
きる。さらに、第6図においては、トランジスタ3のみ
を直流増幅に用いているが、バッファ401を直流増幅
に用いてトランジスタ3をピーキングのみに用いること
によっても消費電力を削減できる。
次に1本発明を3チャンネル分のビデオ出力回路に用い
た場合の実施例を第7図に示す、第7図は、同一構成と
なる3チヤンネル(R:赤、G:緑、B:青)分のビデ
オ出力回路を、Rチャネルのみを詳細図にして示してい
る。第7図においては、1チヤンネルのビデオ出力回路
を2組の差動増幅回路(例えば、Rチャンネルではトラ
ンジスタ3と4,305と409の2組から成る回路)
を用いて構成することにより、以下に挙げるような効果
を得ている。
1、差動増幅回路を構成するトランジスタ(上記の3と
4,305と409)に低電力広帯域の素子が使用でき
るため、ビデオ出力回路の広帯域化及び低価格化が可能
となる。
2、第7図では2組であるが、1チヤンネルにつき複数
組の差動回路の出力を並列に使用することにより、ビデ
オ出力回路を大出力化できる。
3.1チヤンネルに用いる複数組の差動回路のそれぞれ
のピーキング局波数(周波数特性)を適当に設定するこ
とにより、ビデオ出力回路の総合周波数帯域をさらに拡
大できる。或は、ビデオ出力回路で多種の周波数特性が
実現できる。
また、第7図の作動増幅回路には、従来例における問題
点発生の要因となったピーキングコンデンサ406.4
12等が図示されているが、これらのピーキングはスミ
アやストリーキング等(トランジスタの小形化による熱
容量減少で顕著に現れる場合がある)の低域周波数特性
の補正用に極めて弱いレベルで施されており1問題とは
ならない。弱いレベルであれば、従来のピーキングが併
用できることは、言いまでもない。
次に、本発明のピーキングをさらに強力化できる実施例
を第8図に示す。第8図においては、以下に挙げる要因
により、ピーキングを強化できる。
1、ベース接地トランジスタ514にPNP形を用いて
プッシュプル出力形式(トランジスタ3と514により
構成)となるため、上記のトランジスタの遮断が回避で
き、バイアス電流増加による電力条件が許す限り、ピー
キング用信号電流をさらに大きくできる。
2、ベース接地トランジスタ514を反転信号電流用に
のみ用いているため、非反転信号電流(トランジスタ3
を流れる)による干渉がなくなり、最大限にピーキング
を増強できる。
(ベース接地トランジスタ共用時は、非反転信号電流の
影響で、ベース接地トランジスタの入力抵抗が実効的に
高くなる。) 但し、第8図のトランジスタ3のコレクタと514のコ
レクタとの間には、NPN形トランジスタのベース接地
回路を挿入してカスケード接続とすることも可能である
ことは言及するまでもない。
続いて、上記のクランプレベルの不安定性を除去した一
実施例を第11図に示す。第11図においては、信号の
ピーク時にのみクランプ動作を行なうためのクランプス
イッチの働きを、クランプトランジスタ7のエミッタと
クランプコンデンサ8の間に接続されたダイオード70
7が行なっている。
そのため、クランプトランジスタ7のベースを常にクラ
ンプ用可変電圧源(コンデンサ78と可変抵抗79によ
り構成されている)に接続することが可能となる。従っ
て、クランプトランジスタ7のベースラインを低インピ
ーダンス化することができるため、上記のクランプレベ
ルの不安定性は除去される。
次に、信号ラインに寄生する容量を削減することにより
、広帯域ビデオ回路に好適となったクランプ回路の一実
施例を第12図に示す2第11図に示した回路において
は、クランプコンデンサ8を介して設けられた信号ライ
ンに寄生容量として、ドブスイッチ用ダイオード707
の接合容量及び端子間容量が作用する。信号ラインへの
上記の寄生容量は、ビデオ回路の周波数帯域の制約条件
として直接作用し、結果的に回路の消費電力を増大させ
る。第12図においては、上記の寄生容量を削減するた
め、信号ラインとクランプ回路の間に分離用インピーダ
ンス回路709と711を挿入する。これら分離用イン
ピーダンス回路709.711に抵抗710゜712を
用いた場合、それらの抵抗値は、直列接続となる上記の
それぞれの寄生容量の信号周波数の高域におけるインピ
ーダンスに対して充分に高くすると共に、それぞれクラ
ンプトランジスタ7を飽和させない程度とクランプレベ
ルに変動を来たさない程度に低くする。また、分離用イ
ンピーダンス回路709と711は、上記のインピーダ
ンス条件を満足する範囲であれば、コイル等の一般受動
回路を含む構成を用いて、伝送回路の一部としての多種
の応用に用いることも可能である。さらに、上記寄生容
量の削減の為、第1図のトランジスタタに接続する事も
可能である。
最後に、上記のブランキングOFF時の遅延時間を削減
したブランキング回路の一実施例を第13図に示す。第
13図において、ブランキングパルス信号源61から入
力されたブランキングパルスは、トランジスタ602と
604.611により増幅及び波形処理された後に、ブ
ランキング用トランジスタ6等を含む各チャンネル(R
,G、B)のビデオ出力回路68と615..613に
入力される。第13図に示す回路を用いて、上記のブラ
ンキングOFF時の遅延時間を削減する具体的方法を以
下に挙げる。なお、本発明において端子62は、トラン
ジスタ6が飽和しない電圧範囲に保たれれば、電圧源に
接続せず、出力端子等として使える。
1、抵抗63を用いる。(但し5抵抗616.617は
OΩ)抵抗63は、ブランキング時に遮断されるトラン
ジスタ5に、ブランキングOFF時に流れる電流の最低
値を制限する。この条件を満足すれば、抵抗63は一般
のインピーダンス回路と置換できる。この電流の最低値
を、トランジスタ5のブランキングOFF時の状態への
回復時間が増大しない大きさまで確保することにより、
上記のブランキングOFF時の遅延時間を削減できる。
2、抵抗63のかわりに、定電流回路等の電流経路とな
る回路を、トランジスタ5のエミッタに接続する。(但
し、抵抗616.617はOΩ)上記1.と同様の原理
により、上記のブランキングOFF時の遅延時間を削減
できる。但し、上記の制限電流の温度ドリフトを除去で
きる等の各種応用が可能となる。
3、抵抗617を用いる。(但し、抵抗63.616は
0Ω)ブランキング時にブランキング用トランジスタ6
のエミッタ電位はある一定値に設定可能であり、トラン
ジスタ5のエミッタ電位もある一定値に固定されている
。従って、抵抗616の抵抗値を適当に設定することに
より、ブラング時にトランジスタ5に流れる電流を設定
することができる。ブランキング時の上記電流設定が可
能であれば、抵抗616は一般のインピーダンス回路に
置換できる。この電流値を、トランジスタ5のブランキ
ングOFF時の状態への回復時間が増加しない大きさま
で確保することにより、上記のブランキングOFF時の
遅延時間を削減できる。また、トランジスタ3のコレク
タ損失を低減して、3に小型広帯域素子を用いることが
できる。
4、抵抗616を用いる。(但し、抵抗63.617は
0Ω)上記3.と同様の原理により、上記ブランキング
OFF時の遅延時間を削減できる。
但し、抵抗617を用いた場合にトランジスタ3のコレ
クタに発生する信号電圧の影響によるミラー効果の除去
して1回路を広帯域化できる。また、上記4.と同様に
して抵抗616を一般のインピーダンス回路に置換でき
る。
5、上記1.〜4.のうちの複数の方法の組合せ。
ここで、第13図に示すブランキングパルスの増幅及び
波形処理の過程を説明する。トランジスタ602と60
4から成る差動回路は、入力ブランキングパルスが0.
2Vpp以上の振幅であれば増幅し、なおかつ上記トラ
ンジスタの飽和を回避できるため、極めて高速なスイッ
チング回路となる。抵抗610は、増幅されたブランキ
ングパルスの上限電位を制限して、ブランキング時にト
ランジスタ5のベース・エミッタ間接合に加わる逆方向
電圧を耐圧以内に抑える作用を有する。トランジスタ6
11は、上記の電圧増幅及び波形処理されたブランキン
グパルスを各チャンネルに分配する際のインピーダンス
変換を行なう。その際、ブランキングパルスの立上り直
後にトランジスタ611のベースからは逆方向ベース電
流が流出して、上記のブランキングパルスの上限電位を
上昇させる場合がある。上記の逆方向ベース電流を吸収
するため、コンデンサ609は付加されている。
以上に述べたクランプ回路を除く全実施例は、いずれも
、電源と能動素子の極性は反転できることは言うまでも
ない。クランプ回路の実施例についても、CRTのカソ
ードやグリッドに接続される以外の場合であれば、上記
の極性反転が可能である。また、本発明の実施例におけ
る全トランジスタは、FETや化合物半導体、電子管等
の一般能動素子と置換えられることは言までもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明を用いることにより、以下に
挙げるような効果が得られる。
1、ピーキング回路の振幅及び周波数帯域に関す限界条
件を、従来回路の約2倍に或はそれ以上に拡大すること
ができ、増幅回路の大出力広帯域化が可能となる。
2、クランプレベルが静電誘導や漏れ電流によっても変
動しない安定したピーク・クランプ回路が得られる。
3、高速な、特にブランキングOFF時の遅延時間の極
めて短い(例えば約350nsec )ブランキング回
路が得られるので、超高精細デイスプレィ等のブランキ
ング期間の短い(例えば約4#5ec)信号を扱うシス
テムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回路図、第2図から第4図
は従来例を示す回路図とその説明図、第5図から第8図
は本発明の他の実施例を示す回路図、第9図と第10図
は従来例を示す回路図、第11図及び第12図は本発明
の実施例を示す回路図、第13図は本発明の実施例を示
す回路図である。 1・・・入力信号源 2・・・差動出力を有する増幅回路 5.514・・・ベース接地トランジスタ9・・・CR
T 30、40.709.711・・インピーダンス回路昆 ? 閏 第 不ε釆 イ列 第3図 勇51イガ〔米イヲリ/)ic  a月1図 実施」ダ1] 鳥4図 ? Liイタリ X−)5図 第 2 lこA乍Lイタ・1 第 図 」ち 25−15方なLイタ’J 第q図 第 3イ乏】(イ列 第 図 A54. 尖 万々しイタリ 蔓10図 貴も 4L大イヲ・」 第17図発 6 犬方や、イヲ’J

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、入力端子に第1の信号源を接続した第1の反転増幅
    回路の出力端子に、第1のベース(ゲート)接地回路の
    出力端子を接続し、第1のベース(ゲート)接地回路の
    入力端子に、第1のインピーダンス回路を介して、第1
    の信号源を反転した位相関係にある第2の信号源を接続
    したことを特徴とする信号増幅回路。 2、入力端子に第2の信号源を接続した第2の反転増幅
    回路の出力端子に、第2のベース(ゲート)接地回路の
    出力端子を接続し、第2のベース(ゲート)接地回路の
    入力端子に、第2のインピーダンス回路を介して、第2
    の信号源を入力端子に接続した第3の反転増幅回路の出
    力端子を接続したことを特徴とする信号増幅回路。 3、第1の信号増幅回路の出力端子に第1のコンデンサ
    の一端子と第1のトランジスタ(FET)のコレクタ(
    ドレイン)との両方を接続し、第2の出力端子に第1の
    コンデンサの上記の一端子以外の端子と第1の2端子非
    線形素子の一端との両方を接続し、第1の2端子非線形
    素子の上記の一端子以外の端子と第1のトランジスタ(
    FET)のエミッタ(ソース)とを接続し、第1のトラ
    ンジスタ(FET)のベース(ゲート)を第1の電圧源
    に接続したことを特徴とするピーク・クランプ回路。 4、第3のベース(ゲート)接地回路の入力端子に第2
    のトランジスタ(FET)のエミッタ(ソース)を接続
    し、第2のトランジスタ(FET)のベース(ゲート)
    にブランキングパルス信号源を接続し、上記第3のベー
    ス(ゲート)接地回路の入力端子に第1の電流経路を接
    続したことを特徴とするブランキング回路。 5、第4のベース(ゲート)接地回路の入力端子に第3
    のインピーダンス回路を介して、第3のトランジスタ(
    FET)のエミッタ(ソース)を接続し、第3のトラン
    ジスタ(FET)のベース(ゲート)にブランキングパ
    ルス信号源を接続したことを特徴とするブランキング回
    路。 6、第5のベース(ゲート)接地回路の入力端子に第4
    のインピーダンス回路を介して第2の信号源を接続する
    と共に、第4のトランジスタ(FET)のエミッタ(ソ
    ース)を接続し、第4のトランジスタ(FET)のベー
    ス(ゲート)にブランキング信号源を接続したことを特
    徴とするブランキング回路。
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