JPH02280354A - 半導体集積回路のセル配置処理制御方法 - Google Patents
半導体集積回路のセル配置処理制御方法Info
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- JPH02280354A JPH02280354A JP1100314A JP10031489A JPH02280354A JP H02280354 A JPH02280354 A JP H02280354A JP 1100314 A JP1100314 A JP 1100314A JP 10031489 A JP10031489 A JP 10031489A JP H02280354 A JPH02280354 A JP H02280354A
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- FGUUSXIOTUKUDN-IBGZPJMESA-N C1(=CC=CC=C1)N1C2=C(NC([C@H](C1)NC=1OC(=NN=1)C1=CC=CC=C1)=O)C=CC=C2 Chemical compound C1(=CC=CC=C1)N1C2=C(NC([C@H](C1)NC=1OC(=NN=1)C1=CC=CC=C1)=O)C=CC=C2 FGUUSXIOTUKUDN-IBGZPJMESA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、半導体基板上に効率良く複数個の半導体論
理回路セルを配置するための半導体集積回路のセル配置
処理制御方法に関する。
理回路セルを配置するための半導体集積回路のセル配置
処理制御方法に関する。
(従来の技術)
第5図は、半導体基板(母体)上に形成した一般的なゲ
ートアレイを概念的に示す図である。
ートアレイを概念的に示す図である。
図において、半導体チップ1の内部に縦横に隙間無くベ
ーシックセル2が形成されチップ1の周囲にはI10セ
ル3が形成されている。この各ベーシックセル2中には
一定数のトランジスタが含まれている。
ーシックセル2が形成されチップ1の周囲にはI10セ
ル3が形成されている。この各ベーシックセル2中には
一定数のトランジスタが含まれている。
このようなゲートアレイにおいて、複数個のベーシック
セル2を使用し、各セル間を配線することによって、イ
ンバータ、ナンド等の任意の論理回路を形成することが
できる。このような標準的に使用する論理回路のパター
ンは、前記ベーシックセルに対してマクロセルと呼ばれ
ていて、すべてライブラリに用意されており、したがっ
て必要に応じてこれらを使うことにより、任意の論理回
路をチップ上に簡単に形成することができる。
セル2を使用し、各セル間を配線することによって、イ
ンバータ、ナンド等の任意の論理回路を形成することが
できる。このような標準的に使用する論理回路のパター
ンは、前記ベーシックセルに対してマクロセルと呼ばれ
ていて、すべてライブラリに用意されており、したがっ
て必要に応じてこれらを使うことにより、任意の論理回
路をチップ上に簡単に形成することができる。
したがって、このようなベーシックセル2を有するチッ
プ1上に任意のLS1回路を形成する場合、必要なマク
ロセルを選択しチップ1上のベーシックセル2上に配置
し、さらに回路情報に従い各マクロセル間を配線するこ
とによって、所望の論理機能を有するLS1回路が構成
される。このようなマクロセルの配置とマクロセル間の
配線は自動で行われるのが一般的である。
プ1上に任意のLS1回路を形成する場合、必要なマク
ロセルを選択しチップ1上のベーシックセル2上に配置
し、さらに回路情報に従い各マクロセル間を配線するこ
とによって、所望の論理機能を有するLS1回路が構成
される。このようなマクロセルの配置とマクロセル間の
配線は自動で行われるのが一般的である。
また、以上のようなゲートアレイの配置方法では、通常
マクロセルを列状に配置し、このような列を複数個並列
に並べた構成とし、さらにマクロセル列の間隙を一定に
設計するのが一般的である。
マクロセルを列状に配置し、このような列を複数個並列
に並べた構成とし、さらにマクロセル列の間隙を一定に
設計するのが一般的である。
配線は、このマクロセル列間のチャネルと呼ばれる配線
領域を使って行われる。
領域を使って行われる。
以上のようなゲートアレイ配置方式では、母体を決める
と配線できる領域の大きさが決まるため、レイアウト設
計においては、いかにして配線に使用する領域を少なく
するかが重要な問題となる。
と配線できる領域の大きさが決まるため、レイアウト設
計においては、いかにして配線に使用する領域を少なく
するかが重要な問題となる。
したがって、レイアウト設計中のマクロセルの自動配置
処理では、後続して行われる配線処理時の配線に使用す
る領域を最小にするようなマクロセルの配置を決める必
要がある。
処理では、後続して行われる配線処理時の配線に使用す
る領域を最小にするようなマクロセルの配置を決める必
要がある。
このようなマクロセルの効率的な配置を決定するために
、ある目的関数を設定しこの目的関数に対して最適化処
理を行って、効率的な配置結果を得る方式が提案されて
いる。これらの目的関数のなかで代表的なものとしては
、次の3つが上げられる。
、ある目的関数を設定しこの目的関数に対して最適化処
理を行って、効率的な配置結果を得る方式が提案されて
いる。これらの目的関数のなかで代表的なものとしては
、次の3つが上げられる。
(a)配線長の最小化
(b)貫通配線本数の最小化
(c)配線混雑度の均一化
上記(a)の目的関数に対する最適化処理の例として、
FDR法が挙げられる。この方法は、ハナン(M、II
anan) 、ウォルフ(P、に、Wolf’f’)お
よびエイグル(R,J、Augole)による論文「配
置技術における経験的結果」 (”Some Expe
riIIental Re5ultson Place
ment Techniques 、Proc、13
th DesignAutomation Conf’
erence、197B、 pp 214−224)に
示されている。この方法では、セル同志の接続関係を張
力で表現し、この張力を緩和するようなセル交換または
セル移動を行うことにより全体の配線長を最小化するも
のである。しかしながらこの方法では、全体の配線長は
短くなるものの、セルがチップ中心部に集中する傾向が
あることと、配線長がチップの一部の領域に集中しやす
いと言う問題点がある。したがって、この手法を用いる
場合には、上述の問題を考慮する必要がある。
FDR法が挙げられる。この方法は、ハナン(M、II
anan) 、ウォルフ(P、に、Wolf’f’)お
よびエイグル(R,J、Augole)による論文「配
置技術における経験的結果」 (”Some Expe
riIIental Re5ultson Place
ment Techniques 、Proc、13
th DesignAutomation Conf’
erence、197B、 pp 214−224)に
示されている。この方法では、セル同志の接続関係を張
力で表現し、この張力を緩和するようなセル交換または
セル移動を行うことにより全体の配線長を最小化するも
のである。しかしながらこの方法では、全体の配線長は
短くなるものの、セルがチップ中心部に集中する傾向が
あることと、配線長がチップの一部の領域に集中しやす
いと言う問題点がある。したがって、この手法を用いる
場合には、上述の問題を考慮する必要がある。
上記(b)の例としては、MrN−CUT法がある。こ
の方法は、ブリューワ(M、A、Breuer)による
論文rMIN−CUT配置」 (”旧N−CUTPla
cement ” 、 Proe、Journal o
f DesignAutomation and Fa
ult Tolerant Computing 。
の方法は、ブリューワ(M、A、Breuer)による
論文rMIN−CUT配置」 (”旧N−CUTPla
cement ” 、 Proe、Journal o
f DesignAutomation and Fa
ult Tolerant Computing 。
oct、、pp 343−362.1977)に詳細に
記載されているように、チップ上に仮想的にカットライ
ンを設定し、これを横切る配線の本数(カット数)を少
なくするようなセル交換を繰り返し行うことにより、全
体のカット数を最小化するものである。しかしながらこ
の方法では、カットラインの処理順序により、配線に偏
りを生じたり、局所的に配線の集中を生じることがある
。そのため、配線が集中した部分では未配線を生じ易く
なる。したがって、この手法を用いる場合にも配線の局
所的な集中を起こさないような工夫が必要となる。
記載されているように、チップ上に仮想的にカットライ
ンを設定し、これを横切る配線の本数(カット数)を少
なくするようなセル交換を繰り返し行うことにより、全
体のカット数を最小化するものである。しかしながらこ
の方法では、カットラインの処理順序により、配線に偏
りを生じたり、局所的に配線の集中を生じることがある
。そのため、配線が集中した部分では未配線を生じ易く
なる。したがって、この手法を用いる場合にも配線の局
所的な集中を起こさないような工夫が必要となる。
上記(c)の例としては、シライシおよびヒロセ(11
,5hlralshl、P、IIIrose)による論
文「マスタースライスLSIの効率的配置とルーチン技
術」(IE「目cient Placement an
d Routing Tcchniques for
Master 511ce LSI ” 、Proc、
17th Des1gnAutomation Co
nference、pp 458−464.1980)
に詳細に示されているように、局所的に配線が混雑して
いる所を逐次改良を行い、仮想的に設定したカットライ
ンに対する配線要求を許容値以下に抑えるものである。
,5hlralshl、P、IIIrose)による論
文「マスタースライスLSIの効率的配置とルーチン技
術」(IE「目cient Placement an
d Routing Tcchniques for
Master 511ce LSI ” 、Proc、
17th Des1gnAutomation Co
nference、pp 458−464.1980)
に詳細に示されているように、局所的に配線が混雑して
いる所を逐次改良を行い、仮想的に設定したカットライ
ンに対する配線要求を許容値以下に抑えるものである。
ところがこの手法では局所的な配線の集中は緩和できる
が、その結果配線長が長くなると言う問題を含んでいる
。
が、その結果配線長が長くなると言う問題を含んでいる
。
(発明が解決しようとする課題)
以上のように、ゲートアレイレイアウトに置ける配置処
理の手法として種々のものが提案されているが、いずれ
も配線長の最小化、貫通配線本数の最小化あるいは配線
混雑度の均−化等の、単一の目的関数だけを個別に処理
するものである。
理の手法として種々のものが提案されているが、いずれ
も配線長の最小化、貫通配線本数の最小化あるいは配線
混雑度の均−化等の、単一の目的関数だけを個別に処理
するものである。
したがって、レイアウト処理全体の性能としてみた場合
それぞれ改善の余地があり、全体として十分満足いく結
果が得られず、目標とする結果を得るのが難しかった。
それぞれ改善の余地があり、全体として十分満足いく結
果が得られず、目標とする結果を得るのが難しかった。
この発明は、以上のような従来技術における課題を解決
する目的でなされたもので、配置改善のための複数の目
的関数を総合して処理し全体として最適なセル配置を得
ることができる新規な配置処理方法を提供するものであ
る。
する目的でなされたもので、配置改善のための複数の目
的関数を総合して処理し全体として最適なセル配置を得
ることができる新規な配置処理方法を提供するものであ
る。
(課題を解決するための手段)
この発明は、上記課題を解決するために、半導体基板上
に複数個の論理セルを配置して各セル間を配線すること
により所望の論理機能動作を有する半導体集積回路を設
計するにあたって、上記複数個の論理セルの配置換えを
行って最適配置を得るための半導体集積回路のセル配置
処理制御方法であって、第1図に示すように、 (a)配置改善のための複数の目的関数(αX、βY、
γZ・ ・)と、各目的関数に対する目標値、各目的関
数を最適化するための配置方法(配置戦略)、および総
合的な配置状態を評価するための総合目的関数(F−α
X+βY+γZ+・)を設定するステップ; (b)論理セル配置に対して任意の初期配置を設定する
ステップ; (c)論理回路セルの与えられた配置(上記初期配置を
含む)に対して上記各目的関数および総合目的関数Fを
計算し、評価するステップニ(d)上記ステップ(c)
の結果が予め設定された配置処理の終了条件を満足する
かどうかを判定するステップ; (e)上記(d)のステップで終了条件を満足しない場
合、目標値を越えている目的関数中絶合目的関数を最小
化する上で最も障害となっている目的関数に対する最適
化配置方法(配置戦略)を次に実行すべき配置方法(配
置戦略)として選択、実行するステップ; (f)上He(c)から(e)のステップを上記(d)
のステップで終了条件が満足されるまで繰り返すステッ
プ; (g)上記(d)のステップで終了条件が満足されると
配置改善の処理を終了するステップ;の各ステップから
なる方法を要旨とするものである。また上記(e)のス
テップにおいて選択された配置方法(配置戦略)を実行
するに際し、この配置方法(配置戦略)以外の目的関数
の値が必要以上に悪くなることがないように、各目的関
数毎にその時点での目的関数値に対して許容範囲を定め
て制約条件として付加することもできる(第1図ステッ
プh)。さらに、上記ステップ(d)における終了条件
は、■予め決められた回数の(c)からCe)の処理が
繰り返されているか、あるいは■上記総合目的関数Fが
一定値に収束したか、の何れかとすることもできる。ま
たさらに上記目的関数として、α・ (配線混雑度の均
一化)、β(配線長の最小化)、γ・ (貫通配線本数
の最小化)を選択することもできる。
に複数個の論理セルを配置して各セル間を配線すること
により所望の論理機能動作を有する半導体集積回路を設
計するにあたって、上記複数個の論理セルの配置換えを
行って最適配置を得るための半導体集積回路のセル配置
処理制御方法であって、第1図に示すように、 (a)配置改善のための複数の目的関数(αX、βY、
γZ・ ・)と、各目的関数に対する目標値、各目的関
数を最適化するための配置方法(配置戦略)、および総
合的な配置状態を評価するための総合目的関数(F−α
X+βY+γZ+・)を設定するステップ; (b)論理セル配置に対して任意の初期配置を設定する
ステップ; (c)論理回路セルの与えられた配置(上記初期配置を
含む)に対して上記各目的関数および総合目的関数Fを
計算し、評価するステップニ(d)上記ステップ(c)
の結果が予め設定された配置処理の終了条件を満足する
かどうかを判定するステップ; (e)上記(d)のステップで終了条件を満足しない場
合、目標値を越えている目的関数中絶合目的関数を最小
化する上で最も障害となっている目的関数に対する最適
化配置方法(配置戦略)を次に実行すべき配置方法(配
置戦略)として選択、実行するステップ; (f)上He(c)から(e)のステップを上記(d)
のステップで終了条件が満足されるまで繰り返すステッ
プ; (g)上記(d)のステップで終了条件が満足されると
配置改善の処理を終了するステップ;の各ステップから
なる方法を要旨とするものである。また上記(e)のス
テップにおいて選択された配置方法(配置戦略)を実行
するに際し、この配置方法(配置戦略)以外の目的関数
の値が必要以上に悪くなることがないように、各目的関
数毎にその時点での目的関数値に対して許容範囲を定め
て制約条件として付加することもできる(第1図ステッ
プh)。さらに、上記ステップ(d)における終了条件
は、■予め決められた回数の(c)からCe)の処理が
繰り返されているか、あるいは■上記総合目的関数Fが
一定値に収束したか、の何れかとすることもできる。ま
たさらに上記目的関数として、α・ (配線混雑度の均
一化)、β(配線長の最小化)、γ・ (貫通配線本数
の最小化)を選択することもできる。
(作用)
第1図のステップaに示すように、先ず最初に配置改善
のための目的関数(αX1 βY、γZ・)と、各目的
関数に対する目標値、各目的関数を最適化するための配
置方法(配置戦略)、および総合的な配置状態を評価す
るための総合目的関数(F−αX+βY+γZ+・・・
)を設定する。配置改善の目的のためには、この総合目
的関数値Fを可能な限り最小化する必要がある。なお、
配置改善のための目的関数としては、α・(配線の混雑
度)、β・ (配線長の最小化)、γ(貫通配線本数の
均一化)等を選択することが可能である。
のための目的関数(αX1 βY、γZ・)と、各目的
関数に対する目標値、各目的関数を最適化するための配
置方法(配置戦略)、および総合的な配置状態を評価す
るための総合目的関数(F−αX+βY+γZ+・・・
)を設定する。配置改善の目的のためには、この総合目
的関数値Fを可能な限り最小化する必要がある。なお、
配置改善のための目的関数としては、α・(配線の混雑
度)、β・ (配線長の最小化)、γ(貫通配線本数の
均一化)等を選択することが可能である。
すなわち、x、y、zはそれぞれ、配置処理を実行した
結果得られる配線混雑度の度合、配線長の最小化の度合
、貫通配線本数の均一化の度合を示し、α、β、γは総
合目的関数として総合的に評価する場合の重み付は係数
である。
結果得られる配線混雑度の度合、配線長の最小化の度合
、貫通配線本数の均一化の度合を示し、α、β、γは総
合目的関数として総合的に評価する場合の重み付は係数
である。
次にステップbに示すように、何らかの方法でセル配置
の初期状態を設定する。この方法は、例えばランダムな
ものでも何でも良い。この与えられた配置に対して、ス
テップCにおいて各目的関数および総合目的関数を計算
し、配置の状態を評価する。
の初期状態を設定する。この方法は、例えばランダムな
ものでも何でも良い。この与えられた配置に対して、ス
テップCにおいて各目的関数および総合目的関数を計算
し、配置の状態を評価する。
上記評価に基づいて、その配置状態が最適化されている
ものかどうか、即ち配置処理を終了するかどうかの判定
を、次のステップdで行う。この判定条件としては、例
えば、■予め決められた回数の配置処理が繰り返されて
いるか、あるいは■上記総合目的関数Fが一定値に収束
したか、を挙げることができる。この■に関しては、第
2図に示すように、処理回数が多くなるに従って総合目
的関数値Fはその値を変化させながら、一定値に向かっ
て収束する。したがって、この時点で配置処理の最適化
がなされたものとみなし、処理を終了することができる
。
ものかどうか、即ち配置処理を終了するかどうかの判定
を、次のステップdで行う。この判定条件としては、例
えば、■予め決められた回数の配置処理が繰り返されて
いるか、あるいは■上記総合目的関数Fが一定値に収束
したか、を挙げることができる。この■に関しては、第
2図に示すように、処理回数が多くなるに従って総合目
的関数値Fはその値を変化させながら、一定値に向かっ
て収束する。したがって、この時点で配置処理の最適化
がなされたものとみなし、処理を終了することができる
。
ステップdにおいて終了条件が満足されないと、上記評
価の結果から総合目的関数を最小化する上で最も障害と
なっている目的関数に対して、これを最小化する処理を
次に実行すべき配置方法(配置戦略)として選択し、実
行する(ステップe)。
価の結果から総合目的関数を最小化する上で最も障害と
なっている目的関数に対して、これを最小化する処理を
次に実行すべき配置方法(配置戦略)として選択し、実
行する(ステップe)。
なおこのとき、選択された配置方法(配置戦略)の実行
にあたっては、この配置方法(配置戦略)以外の目的関
数の値が必要以上に悪くなることがないように、各目的
関数毎にその時点での目的関数値に対して許容範囲を定
めて、これを制約条件として付加することもできる(ス
テップh)。
にあたっては、この配置方法(配置戦略)以外の目的関
数の値が必要以上に悪くなることがないように、各目的
関数毎にその時点での目的関数値に対して許容範囲を定
めて、これを制約条件として付加することもできる(ス
テップh)。
以上の結果として得ら・れた配置状態に対して、さらに
上記ステップCからeを、ステップdで終了条件が満足
されるまで繰り返して(ステップf)、最終的な最適配
置を得て処理を終了する(ステップg)a したがって、最終的に得られた配置状態は、複数の目的
関数を個別に満足し、しかも総合的に最も優れた配置状
態となる。
上記ステップCからeを、ステップdで終了条件が満足
されるまで繰り返して(ステップf)、最終的な最適配
置を得て処理を終了する(ステップg)a したがって、最終的に得られた配置状態は、複数の目的
関数を個別に満足し、しかも総合的に最も優れた配置状
態となる。
(実施例)
以下に、第3図に示すような接続関係S1から87を有
する9個の論理回路セルA−Fを、最も効率良く半導体
基板(母体)上に配置する場合を例にとって、この発明
の1実施例を説明する。
する9個の論理回路セルA−Fを、最も効率良く半導体
基板(母体)上に配置する場合を例にとって、この発明
の1実施例を説明する。
配置処理に入る前に、第1図に示すように先ず配置改善
のための目的関数、各目的関数に対する目標値、各目的
関数を最適化するための配置改善の方法(戦略)および
総合目的関数を設定する。
のための目的関数、各目的関数に対する目標値、各目的
関数を最適化するための配置改善の方法(戦略)および
総合目的関数を設定する。
この実施例では、目的関数として、配線混雑度の均一化
(αX)および配線長の最小化(βY)を選択する。ま
た、各目的関数に対する目標値としては前者に対して各
セル境界を横切る配線の本数は最大で2本までとし、後
者の配線長に関しては、各配置状態においてそのときの
値より小さくすることを目標とする。したがって配置改
善の戦略は、配線混雑度に関する目標が達成されたら配
線混雑度の値を悪くしない範囲で配線長の改善があるか
ぎり処理を続けることか選択される。なお、総合目的関
数Fは、 F−α X+ βY で示される。
(αX)および配線長の最小化(βY)を選択する。ま
た、各目的関数に対する目標値としては前者に対して各
セル境界を横切る配線の本数は最大で2本までとし、後
者の配線長に関しては、各配置状態においてそのときの
値より小さくすることを目標とする。したがって配置改
善の戦略は、配線混雑度に関する目標が達成されたら配
線混雑度の値を悪くしない範囲で配線長の改善があるか
ぎり処理を続けることか選択される。なお、総合目的関
数Fは、 F−α X+ βY で示される。
次に、第4図(a)に示すように論理セルA〜Iの初期
配置を設定する。この図(a)は、第3図の接続関数か
ら得られた初期状態を仮想的に示す図である。図の10
はレイアウトの対照となる母体を示し、各論理セルA−
Fを仮想的な格子11によって示している。したがって
各格子内には高々1つのセルだけが配置できるものとす
る。また各格子の大きさは、長さが1とする。
配置を設定する。この図(a)は、第3図の接続関数か
ら得られた初期状態を仮想的に示す図である。図の10
はレイアウトの対照となる母体を示し、各論理セルA−
Fを仮想的な格子11によって示している。したがって
各格子内には高々1つのセルだけが配置できるものとす
る。また各格子の大きさは、長さが1とする。
以上のような初期状態に対して、状態の評価を行う。こ
こでは、配線の長さと配線の混雑度に関係する各格子境
界を横切る配線の本数が評価される。このとき、配線長
は合計14で、格子間の境界を横切る配線の本数が上記
目標値2を越えている場所が−か所ある。即ち、セルA
および8間では、格子間を横切る配線が3つ存在する。
こでは、配線の長さと配線の混雑度に関係する各格子境
界を横切る配線の本数が評価される。このとき、配線長
は合計14で、格子間の境界を横切る配線の本数が上記
目標値2を越えている場所が−か所ある。即ち、セルA
および8間では、格子間を横切る配線が3つ存在する。
したがって、第1図のステップCにおいて、格子境界を
横切る配線の本数を目標値以下とするため配線の混雑度
を緩和する処理が次に実行すべき戦略として選択され、
実行される。なおステップhに示すこのときの制約条件
としては、配線長を現状より長くしないことを設定する
。
横切る配線の本数を目標値以下とするため配線の混雑度
を緩和する処理が次に実行すべき戦略として選択され、
実行される。なおステップhに示すこのときの制約条件
としては、配線長を現状より長くしないことを設定する
。
以上の条件に従ってステップe、hを実行すると、第4
図(b)に示す配置結果が得られる。この結果は、セル
BとセルDを交換することにより得られたものである。
図(b)に示す配置結果が得られる。この結果は、セル
BとセルDを交換することにより得られたものである。
この結果に対してステップCにおいて目的関数を計算し
その状態の評価を行うと、すべての格子境界に対して最
初の目標値を満足していることがわかる。即ち、配線の
混雑度に関しては、すべての格子境界について条件を満
足している。しかしながらこのときの配線長の長さは、
配置処理実行前と変わらず14であり、この点に関して
はさらに改善の余地がある。しだがってステップdでは
、さらに総合目的関数に改善の余地があるものとみなさ
れ、ステップCにおいて次の配置処理の選択、実行がな
される。この場合、次に実行すべき戦略は配線の長さを
短くする処理である。このときの制約条件としては、配
線の混雑度、つまり格子境界を横切る配線の本数を増加
させないこととする。このような条件のもとに、配線長
を最小化する配置処理を実行すると、配線の混雑度には
変化が無く、配線の長さが1だけ短くなった第4図(c
)の結果が得られる。これは、第4図(b)の結果に対
してセルFとセルIを交換することにより得られたもの
である。
その状態の評価を行うと、すべての格子境界に対して最
初の目標値を満足していることがわかる。即ち、配線の
混雑度に関しては、すべての格子境界について条件を満
足している。しかしながらこのときの配線長の長さは、
配置処理実行前と変わらず14であり、この点に関して
はさらに改善の余地がある。しだがってステップdでは
、さらに総合目的関数に改善の余地があるものとみなさ
れ、ステップCにおいて次の配置処理の選択、実行がな
される。この場合、次に実行すべき戦略は配線の長さを
短くする処理である。このときの制約条件としては、配
線の混雑度、つまり格子境界を横切る配線の本数を増加
させないこととする。このような条件のもとに、配線長
を最小化する配置処理を実行すると、配線の混雑度には
変化が無く、配線の長さが1だけ短くなった第4図(c
)の結果が得られる。これは、第4図(b)の結果に対
してセルFとセルIを交換することにより得られたもの
である。
以上の処理を、ステップdにおいて終了条件が満足され
るまで繰り返し実行することによって、セル配置の最適
化処理を終了する。なお、ステップdの終了条件として
は、一般に、1)予め決められた処理回数が実行されて
いるか、あるいは2)総合目的関数値の改善度が許容値
以内に収束しているか、の2点を挙げることができる。
るまで繰り返し実行することによって、セル配置の最適
化処理を終了する。なお、ステップdの終了条件として
は、一般に、1)予め決められた処理回数が実行されて
いるか、あるいは2)総合目的関数値の改善度が許容値
以内に収束しているか、の2点を挙げることができる。
総合目的関数Fは経験的に、処理回数に対して第2図に
示すような経過を取っである値に収束することがわかっ
でいる。したがって、予め設定された許容値以内に総合
目的関数Fの値が収束した時点で配置処理を終了するこ
とによって、配置処理が最適化されたものとみなすこと
が可能である。
示すような経過を取っである値に収束することがわかっ
でいる。したがって、予め設定された許容値以内に総合
目的関数Fの値が収束した時点で配置処理を終了するこ
とによって、配置処理が最適化されたものとみなすこと
が可能である。
尚、α、β、γに対応する各戦略x、y、zを、それぞ
れ、ピン(セル端子)分布の均一化、カット分布の均一
化、セル同志の重なり面積の最、小化に関する配置処理
結果の度合とすることも可能である。
れ、ピン(セル端子)分布の均一化、カット分布の均一
化、セル同志の重なり面積の最、小化に関する配置処理
結果の度合とすることも可能である。
[発明の効果]
以上のようにこの発明によれば、配置処理の性能に関す
る複数の目的関数を総合的に演算、処理して、セル配置
の最適化処理を行うことができるので、各個別の目的関
数を満足し、しかも総合的にも優れた効率の良いセル配
置を達成することが可能となる。
る複数の目的関数を総合的に演算、処理して、セル配置
の最適化処理を行うことができるので、各個別の目的関
数を満足し、しかも総合的にも優れた効率の良いセル配
置を達成することが可能となる。
第1図はこの発明の詳細な説明するためのフローチャー
ト、 第2図は総合目的関数と処理回数との関係を示す図、 第3図はこの発明の1実施例にかかる論理セルの接続状
態を示す図、 第4図はこの発明の1実施例の各処理段階におけるセル
の配置状態を示す図、 第5図はゲートアレイ方式LSIの母体を説明するため
の図である。 10:半導体基板 A、B、、・・・■:論理セル代J
−2人ft1緊に三 好秀和 第4図(a) 第4図 (b) 享ム 図 (c) 処理回数 第2図 S5・(B 第5図
ト、 第2図は総合目的関数と処理回数との関係を示す図、 第3図はこの発明の1実施例にかかる論理セルの接続状
態を示す図、 第4図はこの発明の1実施例の各処理段階におけるセル
の配置状態を示す図、 第5図はゲートアレイ方式LSIの母体を説明するため
の図である。 10:半導体基板 A、B、、・・・■:論理セル代J
−2人ft1緊に三 好秀和 第4図(a) 第4図 (b) 享ム 図 (c) 処理回数 第2図 S5・(B 第5図
Claims (1)
- (1)半導体基板上に複数個の論理セルを配置して各セ
ル間を配線することにより所望の論理機能動作を有する
半導体集積回路を設計するにあたって、前記複数個の論
理セルの配置換えを行って最適配置を得るための、以下
の(a)から(g)の各ステップからなる半導体集積回
路のセル配置処理制御方法: (a)配置改善のための複数の目的関数(αX、βY、
・・・)と、各目的関数に対する目標値、各目的関数を
最適化するための配置方法、および総合的な配置状態を
評価するための総合目的関数(F=αX+βY+・・・
)を設定するステップ; (b)論理セル配置に対して任意の初期配置を設定する
ステップ; (c)論理回路セルの与えられた配置(前記初期配置を
含む)に対して前記各目的関数および総合目的関数Fを
計算し、評価するステップ;(d)前記ステップ(c)
の結果が予め設定された配置処理の終了条件を満足する
かどうかを判定するステップ; (e)前記(d)のステップで終了条件を満足しない場
合、目標値を越えている目的関数中総合目的関数を最小
化する上で最も障害となっている目的関数に対する最適
化配置方法を次に実行すべき配置方法として選択、実行
するステップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1100314A JPH02280354A (ja) | 1989-04-21 | 1989-04-21 | 半導体集積回路のセル配置処理制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1100314A JPH02280354A (ja) | 1989-04-21 | 1989-04-21 | 半導体集積回路のセル配置処理制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02280354A true JPH02280354A (ja) | 1990-11-16 |
Family
ID=14270718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1100314A Pending JPH02280354A (ja) | 1989-04-21 | 1989-04-21 | 半導体集積回路のセル配置処理制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02280354A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003141192A (ja) * | 2001-11-01 | 2003-05-16 | Hitachi Ltd | 機械構造物の設計支援方法及び設計支援システム |
-
1989
- 1989-04-21 JP JP1100314A patent/JPH02280354A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003141192A (ja) * | 2001-11-01 | 2003-05-16 | Hitachi Ltd | 機械構造物の設計支援方法及び設計支援システム |
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