JPH02279688A - シラン組成物 - Google Patents

シラン組成物

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JPH02279688A
JPH02279688A JP1097394A JP9739489A JPH02279688A JP H02279688 A JPH02279688 A JP H02279688A JP 1097394 A JP1097394 A JP 1097394A JP 9739489 A JP9739489 A JP 9739489A JP H02279688 A JPH02279688 A JP H02279688A
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実 佐藤
Norio Tsujioka
則夫 辻岡
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    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/0353Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement
    • H05K1/0366Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement reinforced, e.g. by fibres, fabrics

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  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は無機質支持体と有機樹脂間のカップリング剤と
して使用されるシラン組成物に関する。
更に詳しくは、本発明は、珪酸質表面、特にガラス表面
に対する樹脂の接着性を著しく向上させた特定の官能基
を有する有機珪素゛化合物を主成分とするシラン組成物
に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、無機剤と不飽和高分子との混和性、接着性などの
改良を目的とした多種多様のシランカップリング剤が開
発され、広く使用されている。該シランカップリング剤
は、通常不飽和高分子との親和性及び結合性をもたらす
ための有機鎖部と、無機材料表面に処理された際、酸素
原子を介して珪素と無機材料との間に化学結合を形成さ
せるためのヒドロキシル基又はアルコキシ基を有する部
とから成っている。
ところで、無機充填材あるいは無機1.iff材料と不
飽和高分子化合物との複合材料に於いては、カップリン
グ剤の機能がその物性発現に重要な役割を果たしている
といえる。すなわち、この複合材料に外部から力学的衝
撃が加えられると、力学的応力は弾性率の異なる界面に
集中するため、界面の接着力が十分でない場合、界面の
破壊が生じてしまうし、また、熱衝撃が加えられると、
材料が膨張、収縮するが、基材と樹脂の膨張率の差によ
る熱応力が界面に集中するので、界面の接着力が十分で
ない場合、やはり界面の破壊が生じてしまうのである。
従って、カップリング剤によって界面の接着力が高めら
れるならば、このような破壊を防止することが可能とな
るからである。
近年、不飽和ポリエステル樹脂を用いたプリント配線基
板が多く作製されるようになってきたが、これ等の基板
に於いても、ガラス−エポキシ基板と類似したミーズリ
ング状の欠陥が問題となっている。ここでいうミーズリ
ングとはクレージングとも呼ばれるものであって、ガラ
ス織物の織りの交点で顕著に発生する現象であり、該基
板の製造工程に於いて熱衝撃や力学的衝撃が加えられた
場合、ガラス織物と樹脂との接着が十分でないと、この
界面で剥離が生じてしまう。
一方、不飽和高分子樹脂に対して汎用されているシラン
カップリング剤の大部分は、末端に不飽和基、例えば、
アクリル基、メタクリル基、スチリル基を有機官能基と
して有する直鎖状の構造をしており、例えば、弐■及び
IV NH(CH2>  3 3!(OCH3>  3 1 
 HCj!  ・・・IVで表わされるシランカップリ
ング剤が知られている。該シランカップリング剤でガラ
ス織物を処理し、不飽和ポリエステル樹脂でプリント配
線基板を作製した場合、本発明者等の実験によると、耐
ミーズリング性に於いては十分満足すべき結果は得られ
なかった。
即ら、最近のガラス強化樹脂に要求される高度な物性に
対して、これら既存のシランカップリング剤の性能では
十分な成果を上げることが出来ず、急速に高度化したエ
レクトロニクス業界の要請に対応できなくなってきてい
るのである。
(発明が解決しようとする課題) 本発明はこのような状況のもとで、珪酸質表面、特にガ
ラス表面に対する不飽和高分子、例えば不飽和ポリエス
テル樹脂などの接着性を著しく向上させることを可能に
するシラン組成物を提供することを目的としてなされた
ものである。
本発明は又、耐ミーズリング性のより優れたプリント配
線基板の補強材として有用なガラス織物の表面処理用シ
ランカップリング剤組成物を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、前記の優れた特徴を有するシラン組成物
を開発するために鋭意検討を重ねた結果、分子内に式■
で表わされる塁を複数個有し、多官能化された有機珪素
化合物を主成分とする組成物が、その目的に適合しうる
ことを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに
至った。
即ち、本発明は(イ)一般式■ (式中のol、o2.o3は式■ で表わされる基あるいは水素であって、n=oのときは
Q 及びQ2は式■で表わされる基であり、r)−1又
は2のときはQ’ 、Q” 、03(D少なくとも2個
は式■の基で表わされる基である。R1は炭素数が6個
以下の2価の脂肪族炭化水素基であり、R2は炭素数が
10個以下の2価の脂肪族炭化水素基、又は芳香族環を
含む炭化水素基であり、R3は炭素数が6個以下のアル
キル基又はシクロアルキル基、又はフェニル基で必り 
R4はアルコキシ及びアリールオキシ基から成る群から
選択された加水分解可能な基でおり、R5は炭素数が6
以下の2価の脂肪族炭化水素基である。nはO又は1も
しくは2の整数でおり、aはOから2の整数でおる。〕
で表わされるシラン化合物またはその酸塩と (ロ)  (イ)を溶解し得る水溶性有機溶媒とから成
るシラン組成物を提供するものでおる。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明のシラン組成物主成分は、一般式■(式中のo 
1〜o 3は式R1〜R5及びn、aは前記と同じ意味
を持つ) で表わされるアミノシランである。
両端で窒素原子と結合している炭素数6以下の2価の脂
肪族炭化水素基であるR1の炭素原子数は7以上とする
ことも原理的に可能でおるが、最終化合物を無機材表面
に処理する際好都合なのは水溶液の形態であり、水への
溶解性を有する必要性から、6以下であることが望まし
い。
珪素原子に直接し、他端で窒素原子に結合している2価
の脂肪族炭化水素基又は芳香族環を含む炭化水素基であ
るR2の炭素原子数についても同様の理由で10以下が
望ましい。
R2の例としてはメチレン、エチレン、プロピレン、ブ
ヂjノン、ヘキシレンなどのアルキレン基、ことができ
る。
R3は炭素数が6以下のアルキル基又はシクロアルキル
基、又フェニル基であり、その例としては、例えばメチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、
イソプロピルなどのアルキル基、シクロブチル、シクロ
ヘキシルなどのシフ[1アルキル基、及びフェニル基な
どが含まれる。
炭素数が多いと、シラン化合物と無機材表面との接着に
悪影響を及ぼJので、好ましくはメチル及びエチル基で
ある。
R4はアルコキシ及びアリールオキシ基から成る群から
選択された加水分解可能な基であり、例えば、メトキシ
、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブ[・キシ
、t−ブ[−キシ、2−メトキシエトキシ、2−メトキ
シプロポキシなどのアルコキシ基、フェノキシ、ナノ1
ヘキシなどのアリールオキシ基である。加水分解性の良
さから、好ましくは炭素原子数が1個から4個の低級ア
ルコキシ基である。
一般式■ で表わされる基に於けるビニル基は、オルソ位、メタ位
、バラ位のいずれでも良い。
又、R5は炭素数6以下の2価の脂肪族炭化水素基であ
る。この炭素数を7以上とすることも原理的に可能であ
るが、最終化合物を無機材表面に処理する際好都合なの
は水溶液の形態であり、水への溶解性を有する必要性か
ら、6以下であることが望ましいのである。
nはOから2の整数である。nの数を徒らに大きくする
と、分子中の2級アミンの数が増大し、式■で表わされ
る基と不飽和樹脂との結合に悪影響を及ぼす。これを回
避する為にすべてのアミンに式■で表わされる基を導入
することも原理的には可能でおるが、該化合物の水への
溶解性が著しく低下することから好ましくない。
本発明のシラン組成物に於いて用いられる溶媒について
は、反応生成物のシラン化合物を溶解し、かつ、水溶性
の有機溶媒であればよく、特に制限は無いが、該シラン
化合物を製造する際に用いる各原料を溶解しうるちのが
、該組成物を調製するのに好都合であり、望ましい。こ
のような水溶性溶媒としては、例えばメタノール、エタ
ノール、プロパツールなどのアルコール類、ジエチルエ
ーテル、1,4−ジオキ→ノン、1,3−ジオキリン、
テトラじドロフラン、エチレングリコールモノメチルエ
ーテルなどのエーテル類、アセトン、メチルエールケi
・ンなとのケトン類などが挙げられる。
これらの溶媒は、それぞれ単独で用いても良いし、2種
以上を混合しても良い。また、組成物中の溶媒の含有量
については特に制限はなく、反応生成物のシラン化合物
を溶解するのに十分な最であればよい。
本発明のシラン組成物の製)六方法の1例を次に承り。
適当な溶媒、例えば前記の溶媒の中から選らばれた少な
くとも1種の溶媒中に、アミノシラン化合物、例えばN
−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−アミ
ノプロピル1〜リメトキシシランと、ハロゲン含有スチ
レン誘導体、例えばビニルベンジルクロライドを、好ま
しくはアルゴン、窒素などの不活性ガス雰囲気下、通常
常圧に於いて、60℃から120 ’Cで還流しながら
反応ざlることにより目的物を得ることができる。
このようにして得られた組成物は、ウベローデ粘度管を
用いて動粘度を測定した場合、その動粘度は0.5〜5
0t?ンチストークス、比重が0178〜2.0’J/
cm3の液体テアル。
本発明の組成物には、主成分として前記一般式Tで表わ
される化合物及び/又はそれらの酸塩が含まれる他、該
組成物を製造する際好都合に用いられる次に示す化合物 (式中のQ’、R’、R2,R3,R’  a、rlは
前記と同じ意味を持つ〉が含まれていてもよい。
なお、本発明のシラン組成物を保存する際のビニル基の
重合を防ぐために、重合禁止剤、例えばP−ベンゾキノ
ン、t−ブチルカテコール、二1−口ベンピン等を重量
で1%以下加えることも可能である。
(発明の作用及び効果) 本発明によるシラン組成物は、特徴的な構造として、分
子中にマトリックス樹脂と架橋する式■で表わされる塁
を複数個有する化合物を主成分として含んでいる。
一般にシランカップリング剤は、珪素原子が酸素を介し
て無機機材と結合するとともに有機官能基でマトリック
ス樹脂と結合するが、本発明によるシラン組成物を使用
した場合、式■で表わされる基が分子中に少数個存在す
るので、シラン分子がマトリックス樹脂と高密度で架橋
して、マトリックス樹脂と無機機材が強靭な結合を形成
すると推定される。更に該シラン化合物が分子中に41
するビニルベンジル基がスチレンと等価の反応性を有づ
ることがら、不飽和樹脂、例えばアクリル修飾エポキシ
樹脂、各種の不飽和ポリエステル樹脂などとの共重合性
、混和性に優れている。
本発明のシラン組成物の最も好ましい適用例としては、
プリン1へ配線基板の補強材として有用なガラス織物の
表面処理用シランカップリング剤としての適用が挙げら
れ、半[1耐熱性、耐ミーズリング性などの改良に著し
い効果を示す。
[実 施 例] 次に実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発
明はこれらの例によってなんら限定されるものではない
なお、各物性は次のようにして求めた。
(1)樹脂の含浸性 目視により樹脂の含浸性の良否を’FIJ定した。
◎:極めて良好、Q:良 好、Δ:普 通、×:不 良 (2)半u1耐熱性 260°Cの半田浴に10秒、20秒、30秒それぞれ
浸漬し、フクレの有(×)、無(0)を調べた。
(3)ミーズリング特性 240℃、260℃、280°Cにそれぞれ加熱した直
径5mの半「lごてを10秒間、1009加重をかけて
押あて、ミーズリングの発生の有(×)、無(○)を調
べた。
(4)電位差滴定 東亜電波工業■HH−5^のpHメーターを用い、加水
分解性のクロルイオンをす]〜リウムメチラートのメタ
ノール溶液で滴定を行った。測定は室温で行った。
(5)動粘度 ウベローデ型粘度管を用い、恒温水槽中、25°Cで動
粘度の測定を行った。
(6)NMR 日本電子@ JNH−PHX60SI (7)NMR分
光器を用いて測定を行った。
(7)IR 島津製作所@ FTIR−4100の赤外分光器を用い
て測定を行った。
実施例 1 N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン・塩酸塩の40%シラ
ンのメタノール溶液300 gを撹拌しながら、ナトリ
ウムメチラート28%のメタノール溶液6189を添加
し、室温で2時間撹拌した。撹拌を止め、室温で一昼夜
放置した1多、沈殿物を濾過して除去した。該シラン溶
液267gにビニルベンジルクロライド36.7gを添
加した後、3時間遅流下で反応させた。反応終了侵、反
応物を薄層クロマトグラフィー(TLC>により展開し
、ビニルベンジルクロライドの付加が行われたことを確
認した。さらに、反応に伴って生じるクロルイオンを電
位差滴定により定量したところ、90%以上のビニルベ
ンジルクロライドが反応したことを確認した。
該組成物中には、未反応のN−β−(N−ビニルベンジ
ルアミノエチル)−γ−7ミノブロビル1〜リメトキシ
シランおよび/またはその塩酸塩のほかに、 で表わされるN−β−(N−ビニルベンジルアミノエチ
ルiN−γ−(ビニルベンジル)−Tアミノプロピルト
リメトキシシランおよび/またはその塩酸塩、 で表わされるN−β−(N−ジ(ビニルベンジル)アミ
ノエチル)−γ−アミノプロピル1ヘリメトキシシラン
および/またはその塩酸塩、 で表わされるN−β−(N−ジ(ビニルベンジル)アミ
ノエチル)−N−γ−くビニルベンジル)γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシランJ5よび/またはその塩酸塩
などの生成物が含まれる。
このようにして得られた溶液は茶色から赤褐色の液体で
あり、動粘度は1.16センチストークス、比重は04
85g/ClR3、クロルイオン濃度は2゜I wt%
であった。該組成物のIRヂレートを第1図に、又NM
Rチr−トを第2図に示す。
次に、反応組成物のシラン化合物の0.5重量%水溶液
を調製し、これらに酢酸を加えてp[14に調整した(
処理液)。
この処理液に厚さ0.19mのガラスクロス(旭シュニ
ーベル@17628)を浸漬し、次いでガラスクロスに
対し約30重量%の処理液保持率になるように脱液した
後、110℃の熱風によって乾燥した。
また、不飽和ポリエステル樹脂100重量部、重合単量
体スチレン40重ω部、キュメンハイドロパーオキ1ノ
イド1重量部を配合して不飽和ポリエステルワニスを、
Jlした。
該ワニスを前記反応組成物で処理したガラスクロスに含
浸させた。該クロスを2枚重ね、その両表層に厚さ35
μmの銅箔を重ねて2分間脱泡して後、130℃で12
0分間加熱して一体に成形し、厚さ0.4#Iの銅張積
層板を得た。更に、エツチング液で銅箔を全面エッチア
ウト後、水洗し、風乾して物性試験用積層板とした。
この積層板について、樹脂の含浸性、半田耐熱性、耐ミ
ーズリング特性を測定した。結果を第1表に示す。
実施例 2 実施例1におけるN−β−(N−ビニルベンジルアミノ
エチル)−γ−アミノプロピルトリメ[・キシシラン・
塩酸塩の代わりに、N−ビニルベンジル−γ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン・塩酸塩を用いて、実施例1
と同様にして反応組成物を得た。これを実施例1と同様
にしてガラスクロス98浬し、積層板とした後、特性を
測定した。
結果を第1表に示す。
実施例 3 N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−7
ミノプロビルトリメトキシシラン・塩酸塩の40%シラ
ンのメタノール溶液50.0gに、ビニルベンジルクロ
ライド4.07 gを添加した後、3時間遠流下で反応
させた。反応に伴って生じるクロルイオンを電位差滴定
により定♀したところ、92%のビニルベンジルクロラ
イドが反応したことを確認した。得られた反応組成物を
実施例1と同様にしてガラスクロス処理し、積層板とし
た1変、特性を測定した。結果を第1表に示ブ。
実施例 4 実施例3におけるN−β−(N−ビニルベンジルアミノ
エチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン・塩
酸塩の代わりに、N−ビニルベンジル−γ−アミノプロ
ピルトリエトキシシラン・塩酸塩を用いて、実施例3と
同様にして反応組成物を得た。これを実施例1と同様に
してガラスクロス処理し、積層板とした後、特性を測定
した。
結果を第1表に示す。
実施例 5 はじめに、1−トリメトキシシリルプロピル7−ビニル
ベンジルジ1チlノントリアミン塩酸塩を40wt%含
有するメタノール溶液の加水分解性クロル濃度を、実施
例1と同様の方法で定量して、3、2wt%であること
を確認した。
次に、該溶液50.009を、還流管を有する300d
セパラブルフラスコに投入し、マグネチツクスターラー
を用いて撹拌しながら、ナトリウムメチラートを28w
t%含有するメタノール溶液8.329を滴下漏斗を用
いて5分かけて滴下した。液様は生成した塩化ナトリウ
ムによって黄白色の懸濁液に変化した。
次にフラスコをオイルバスにより加熱、4湿させ、還流
温度で10分間攪拌、遠′?&ざぜた後、ビニルベンジ
ルクロライド6.579を3分間かけて滴下漏斗から滴
下し、窒素気流雰囲気下で3時間速流反応させた後、室
温まで冷却し、攪拌を停止した。
さらにζ室温で2時間放置した後、白色沈澱をデカンテ
ーションにより除き、目的とする組成物を得た。また、
生じた白色沈Fi吻をクロロホルム1007で洗浄し、
濾過、乾燥して塩化ナトリウム2.49を1qだ。
このようにして得られた溶液は、黄褐色液体てあり、動
粘度は5.32cst 、比重は0.932 ’ip 
/ cm3クロロイオン1J11度は3.0wt%であ
った。該組成物のIRチ【・−トを第3図に、NMRチ
忙?−1・を第4図に示す。
得られた組成物を実施例1と同様にしてガラスクロス処
理して積層板とした後、諸特性を測定した結果を第1表
に示す。
該組成物中には、 で表わされる未反応の化合物および/またはその塩酸塩
のほかに で表わされる化合物および/またはその塩酸塩などの生
成物が含まれる。
比較例 1 比較薬剤として、N−β−(N−ビニルベンジルアミノ
エヂル)−γ−アミンプロピルトリメトギシシラン・塩
酸塩を用いた。この薬剤を用いて実施例1と同様にして
ガラスクロス処理し、積層板とした後、特性を測定した
。結果を第1表に示す。
比較例 2 比較薬剤として、γ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシランを用いた。該薬剤を実施例1と同様にしてガ
ラスクロス処理し、積層板とした後、特性を測定した。
結果を第1表に示す。
比較例 3 比較薬剤として、γ−メタクリロキシプロピルジメ[−
キシメチルシランを用いた。該薬剤を実施例]と同様に
してガラスクロス処理し、積層板とした後、特性を測定
した。
結果を第1表に示す。
比較例 4 比較薬剤として、γ−アクリロキシメチルトリメトキシ
シランを用いた。該薬剤を実施例1と同様にしてガラス
クロス処理し、積層板とした後、特性を測定した。結果
を第1表に示す。
比較例 5 比較薬剤として、N−ビニルベンジル−γ〜ルアミノプ
ロピルトリエトキシシラン用いた。該薬剤を実施例1と
同様にしてガラスクロス処理し、積層板とした後、特性
を測定した。結果を第1表に示す。
(以下余白〉
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のシラン組成物(実施例1)から溶媒を
揮発除去した後のIRスペクトルであり、第2図は該組
成物のNMRスペクトルである。 また、第3図は実施例5の組成物から溶媒を揮発除去し
て得られたIRスペクトルであり、第4図は該組成物の
NMRスペクトルである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(イ)一般式 I ▲数式、化学式、表等があります▼・・・ I (式中のQ^1、Q^2、Q^3は式II ▲数式、化学式、表等があります▼・・・II で表わされる基あるいは水素であって、n=0のときは
    Q^1及びQ^2は式IIで表わされる基であり、n=1
    又は2のときはQ^1、Q^2、Q^3の少なくとも2
    個は式IIの基で表わされる基である。R^1は炭素数が
    6個以下の2価の脂肪族炭化水素基でであり、R^2は
    炭素数が10個以下の2価の脂肪族炭化水素基、又は芳
    香族環を含む炭化水素基であり、R^3は炭素数が6個
    以下のアルキル基又はシクロアルキル基、又はフェニル
    基であり、R^4はアルコキシ及びアリールオキシ基か
    ら成る群から選択された加水分解可能な基であり、R^
    5は炭素数が6以下の2価の脂肪族炭化水素基である。 nは0又は1もしくは2の整数であり、aは0又は1も
    しくは2の整数である。〕で表わされるシラン化合物ま
    たはその酸塩と (ロ)(イ)を溶解し得る水溶性有機溶媒とから成るシ
    ラン組成物。
JP1097394A 1989-04-19 1989-04-19 シラン組成物 Granted JPH02279688A (ja)

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JPH0794464A (ja) * 1993-09-27 1995-04-07 Nec Corp シリコンウエハに形成された回路パターンの保護方法と エッチング方法

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