JPH02277587A - 水質浄化方法および水質浄化設備 - Google Patents
水質浄化方法および水質浄化設備Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
および港湾等の閉鎖性海域内の海水を浄化するために行
なわれる閉鎖性海域の水質浄化システムに関するもので
ある。
港湾等の閉鎖性海域内の海水を浄化する場合には、その
閉鎖性海域外の海水を導水することにより該閉鎖性海域
内の海水を交換する手法が多く用いられており、例えば
港湾においては、港口の拡張やその位置の変更により海
水の交換率を向上させることが従来から行なわれている
。
ては、その河口部で潮汐の作用により海水が交換されて
いるにも拘わらず、その交換効率が非常に悪いため、河
口部周辺を除く殆どの領域が停滞域となって水質が極め
て悪化しているのが現状である。そして、このような閉
鎖性水域内の水質を浄化するためには、ポンプ等の動力
を使って海水を交換する必要があると考えられているが
、その場合にはランニングコストが嵩むため、従来は、
運河等においては、導水による手法は殆ど行なわれてい
ないのが現状であり、底泥の除去による内部負荷量の削
減のみが行なわれていた。
性海域内の水質を“水に触れることができる”程度の良
好な水質とすることによって、住空間(人)と自然とが
調和した環境を創造することが広く国民の間で望まれて
おり、しかもその場合に、閉鎖性海域外の潮汐を効率的
に利用することによって該閉鎖性水域内の海水交換に伴
うランニングコストをできる限り低く抑えると共に、そ
の閉鎖性海域内において潮汐による潮位変化と連動した
水位変化を起こさせて海としての特性を残しておくこと
も望まれていた。
圏の湾内の水質はその殆どが良好とは言えず、したがっ
て、このような湾内からの導水によって運河等の閉鎖性
海域内の海水を交換したとしても、同程度に汚れた周辺
海域からの導水によっては導水による水質浄化効果を期
待することはできないため、国民のニーズとして高まり
つつある水辺への憧憬を満足させるための手段は未だ考
案されていないのが現状であった。
の閉鎖性海域内の海水をその周辺海域の海水と効率良く
交換することができると共に、周辺海域の水質が悪い場
合にも極めて良好な水質浄化効果を期待することのでき
る閉鎖性海域の水質浄化システムを提供することを目的
としている。
域内の海水をその周辺海域の海水と交換して該閉鎖性海
域内の水質を浄化するものであって、該閉鎖性海域をそ
の周辺海域と仕切る開閉自在な水門と、上記周辺海域か
ら該閉鎖性海域の奥部まで延設されて上記周辺海域の海
水を浄化しながら該閉鎖性海域の奥部へ放出する浄化水
路とを具備してなるものである。
海域をその周辺海域と仕切る開閉自在な水門と、上記周
辺海域から該閉鎖性海域の奥部まで延設されて上記周辺
海域の海水を浄化しながら該閉鎖性海域の奥部へ放出す
る浄化水路とを具備していることによって、自然のエネ
ルギーである潮汐による潮位差を有効に利用して閉鎖性
海域内の海水を低コストで効率良(交換すると共に、周
辺海域の水質が悪い場合にも極めて良好な水質浄化効果
が得られるようになっている。
満潮時に水門を閉め、該閉鎖性海域と周辺海域との水位
差によって該周辺海域の海水を浄化水路内へ導入すると
共に、その海水を浄化水路内において浄化しながら該閉
鎖性海域の奥部へ放出することによってその浄化された
海水により該閉鎖性海域内の水位を上昇させ、その水位
が所定水位に達した時に上記周辺海域からの海水の導入
を停止する。そして、このようにして該閉鎖性海域内の
水位を満潮時に上昇させてお(と共に、干潮時には、水
門を開けることによって該閉鎖性海域内の海水を水門か
う周辺海域へ放出し、該閉鎖性海域内の水位が所定水位
まで下がった時に水門を閉じる。このようにすると、該
閉鎖性海域内の海水がその奥部から河口部へ向かって流
れることにより周辺海域へ放出されるため、その閉鎖性
海域の全域に亙って海水が均一な条件で交換されること
となり、それによって該閉鎖性海域内の海水が効率良(
交換されることとなる。その上、該閉鎖性海域内に新た
に導入した海水が浄化されていることから、該閉鎖性海
域内における水質浄化効果は極めて高くなる。
の発明の閉鎖性海域の水質浄化システムの基本原理およ
び概要について説明する。
物質の摂取、海水による希釈、他の海域への拡散移動な
どによりその海域の汚染度が自然条件化で低下してい(
ことであるが、特に閉鎖性海域においては、生物による
汚染物質の摂取に依存するところが大きい。また、生物
による浄化作用を人為的に促進せしめた水処理方法とし
て、接触曝気法が知られている。そして、この接触曝気
法は、河川の浄化において近年実績を増してきているが
、以下の点から、閉鎖性海域における海水の浄化に対し
ても十分な水質浄化効果を発揮することができると思わ
れる。
濁原因となる物質の大部分が、生活排水系のもの(下水
処理水中の未分解物質等)、あるいは生きた生物プラン
クトンやその死骸等の有機系物質である。
し尿処理、海水水族館の水質浄化、あるいは−都連河水
の浄化に十分効果を発揮している。
水の浄化にも応用することに着眼した。
の周辺海域から取り込んだ海水を、自然流下型の浄化水
路内に設置した接触材表面に付着している微生物膜によ
って好気的に浄化する。この場合、浄化水路内の適所に
水中ファン(接触速度を確保するもの)およびブロワ
(海水を撹拌して溶存酸素を送るもの)を配置すること
によって、海水と接触材との接触速度および海水中の溶
存酸素を必要限界値以上に保つ。そして、このようにし
て海水を浄化することによって、その海水中の88分の
吸着除去、溶解性有機物の分解、さらには一部のNH,
−N(アンモニア性窒素)の硝化を行なう。
位差が0.51以上(好ましくは0.8z以上)ある周
辺海域と続いている閉鎖性海域に設けることによってそ
の機能が十分に発揮されるようになっており、そのよう
な閉鎖性海域に設けることによって、その閉鎖性海域内
の海水組成を周辺海域と同様な組成に保ちつつ、その水
質を周辺海域よりも良好な水質に改善するようになって
いる。
施例を第1図ないし第7図を参照して説明する。
に示すように、閉鎖性海域1内の海水をその周辺海域2
の海水と交換して該閉鎖性海域1内の水質を浄化するも
のであって、該閉鎖性海域1の河口部3に設けられてそ
の閉鎖性海域1をその周辺海域2と仕切る開閉自在な水
門4と、該閉鎖性海域1の途中部に設けられてその閉鎖
性海域1の河口部3と奥部5とを仕切る開閉自在な中間
堰6と、上記周辺海域2から該閉鎖性海域1の奥部5ま
で延設されて上記周辺海域2の海水を浄化しながら該閉
鎖性海域1の奥部5へ放出するボ・ツクスカルバート型
の浄化水路7とから構成されたものである。
く河口部3から陸地8の奥へ向けて直線状に延びる運河
であって、該運河が奥部5において折れ曲がってその曳
の領域に人工干潟9が設けられているものである。上記
干潟9は、該閉鎖性海域1内での自然浄化作用を促進す
るために設けられた砂地であって、該閉鎖性海域1内の
海水中の汚染物質を貝などの生物に摂取させるために、
該閉鎖性海域1内の水位変化によって水面上に露出した
り水面下に沈んだりするようになっているものである。
堰6は、第2図(a)、 (b)、 (c)に示すよう
に、該閉鎖性海域1の水底に水没状態で構築されたコン
クリ−)11110と、このコンクリート堰10の上部
に設けられた凹部11内に固定された空気注入式のゴム
風船タイプのゴム堰12とからなるものであって、上記
ゴム堰12内の空気量を変えることにより水位調節を行
なうようになっているものである。なお、中間堰6とし
ては、必ずしもゴム堰12を備えたものを用いる必要は
ないが、このようなゴム堰12は、水位調節幅が小さい
場合における安全性(信頼性)、操作性、維持管理の容
易性、経済性、耐久性等から総合評価すると、該閉鎖性
海域1の中間堰6として使用する際に適している。なお
また、この中間堰6および上記水門4には、各々二重水
門を設けても良く、その場合には、該閉鎖性海域1内の
メインテナンス用の船舶、および緊急用の船舶の出入り
を自由に行なうことができる。
1と並行して河口部3から奥部5まで延設されたボック
スカルバート型の水路とその内部の浄化装置とから構成
されたものであって、その河口部3側の一端部が水門4
外の周辺海域2に設置された外部取水口13に連結され
、他端部が該閉鎖性海域1の奥部5に浮かべられて放水
口を備えた浮島14に連結されているものである。なお
、この浄化水路7の河口部3側の一端部は、水門4外の
外部取水口13に連結されているだけでなく、水門4内
の河口部3に設置された内部取水口15にも連結されて
いる。
4図(第3図A−A線視断面図)に示すように、外部取
水口13から取水される周辺海域2の海水を流入させる
流入部16と、この流入部16から流入した海水を貯留
しつつ浄化する貯留槽部17と、この貯留槽部17に貯
留された海水を浄化しつつ上記閉鎖性海域lの奥部5の
浮島14から放出させる自然流下型水路部18とから構
成されたものである。
の流入量を制御する制御弁19と、この制御弁19を通
過して流入する海水中に混入している異物を分離するス
クリーン20と、このスクリーン20を通過した海水中
から汚泥を沈澱分離させる沈殿槽部21から構成された
ものであって、第5図(第3図B−B線視断面図)に示
すように、該沈殿槽部21に排泥装置22が装備されて
いるものである。
た状態で縦横に配置され、各貯留槽23の内部に、微生
物膜が付着した接触材24が装填されてなるものであっ
て、上記流入部16側に位置する各貯留槽23内に流入
された海水を各貯留槽23内で浄化しつつ順次その下流
側の各貯留槽23 (第6図に海水の流れ方向と直交す
る断面を示す)へ送り出すことによって全ての貯留槽2
3内に海水を満たしてい(ようになっているものである
。
側から浮島14まで延設されたボ、クス力ルバート25
と、このボックスカルバート25内に装填された接触材
26と、該ボックスカルバート25内下部に設置されて
海水に接触材26との接触速度を与える水中ファン27
と、該ボックスカルバート25内上部に設置されて海水
を曝気する曝気装置28とから構成されたものであって
、上記ボックスカルバート25の底部に砂溜まり29が
形成されているものである。(第7図に海水の流れ方向
と直交する断面を示す。) 次に、このような構成の水質浄化システムの使用方法を
詳細に説明する。
満潮時)に水門4を閉め、次いで浄化水路7の流入部1
6の制御弁19を適当な開度で開放する。このようにす
ると、周辺海域2の海水が該周辺海域2と閉鎖性海域1
との水位差によって外部取水口13から浄化水路7の流
入部16に流入し、次いでこの流入部16から貯留槽部
17に流入し、その貯留槽部17において隣り合う貯留
槽23へ順次送り出されていくことにより各貯留槽23
通過時に浄化されつつそれら全ての貯留槽23内に一旦
貯留されることとなる。そして、このようにして各貯留
槽2内に貯留された海水は、自然流下型水路部18に流
入し、この自然流下型水路部18内で浄化されつつ自然
流下によって浮島14まで流れていってその浮島14の
放水口から該閉鎖性海域1の奥部5へ放水される。そし
て、このようにして、浮島14からの放水により該閉鎖
性海域1内の水位を上昇させ、その水位が所定水位に達
した時に、上記周辺海域2からの海水の導入を停止する
ことによって、同時に浮島14からの放水を停止する。
り、この水門4の開閉操作によって閉鎖性海域1内の水
位の調整するようにする。すなわち、周辺海域2の海水
の水質が良好でないとき、または気象・海象により周辺
海域2の海水を閉鎖性海域1内に取り込むべきでないと
判断したときには、水門4を閉鎖して上記浄化水路7お
よび閉鎖性海域lを周辺海域2の海と遮断しくこの場合
には、閉鎖性海域l内の河口部3に設けられた内部取水
口15から該閉鎖性海域1内の海水を浄化水路7内に取
水することにより循環を行なう。)、周辺海域2の海水
の水質が良好なときには、水門4を開けて浄化水路7内
に周辺海域2の海水を取り入れるようにする。また、閉
鎖性海域1の奥部5の浮島14の近くには干il 14
が設けられているが、その干潟14での干満の差をでき
るだけ大きくするため、閉鎖性海域1の中央部には中間
堰6が設けられ、この中間堰6の操作によって干潟14
の水位を調整するようにする。
水時、中間堰降下時、放水時の三段階に分けて説明する
。
ときに、その周辺海域2の海水を外部取水口13から取
水し、浄化水路7内を自然流下させて浮島14の放水口
から該閉鎖性海域1の奥部5へ放水する。この場合、第
2図(a)に示すように、該閉鎖性海域1途中部の中間
堰6が上昇してその中間堰6により閉鎖性海域1の途中
部が塞き止められた状態となっているため、該閉鎖性海
域1の奥部5、すなわち中間堰6上流側の水位は上述の
取水によって約0.2m上昇するが、該閉鎖性海域1の
河口部3、すなわち中間堰6下流側の水位は変化せず、
取水により上昇した中間堰6上流側の水位よりも約0;
3m低い水位のまま保たれる。なお、このような水位変
化を生じさせるためには、例えば閉鎖性海域1内の全水
量をり、 Q10. (IQ(113とした場合、該閉
鎖性海域1内に取り入れる一日当たりの取水量は16.
900j1’となる。
の奥部5の水面を上昇させた後、第2図(b)に示すよ
うに、中間堰6を降下させると、該閉鎖性海域1内の奥
部5と河口部3との水位差(約0゜31)によって奥部
5の海水が河口部3へと流れていき、海水が16.90
0m’流れた時、奥部5の水位が約0.2麗低下し、河
口部3の水位が約0.1R上昇して該閉鎖性海域l全域
の水位が同じになってバランスする。
5の水位と河口部3の水位とをバランスさせた後、第2
図(c)に示すように、再び中間堰6を上昇させて該閉
鎖性海域1をその途中部で塞き止めておき、その後、上
記周辺海域2の潮位が低いとき (干潮時)に、水門4
を開けて16.900g”7日を放水することによって
、該閉鎖性海域1の河口部3 (中間堰6下流側)の水
位を約0.1貢低下させる。(これによって、河口部3
の水位は奥部5の水位よりも0.11低下した状態とな
る。)上記水門4、中間堰6、外部取水口13および内
部取水口15の操作は、該閉鎖性海域lにおいて上記周
辺海域2の潮汐による潮位変化と極力似た変化を生じる
ように自動制御を行なう。以下の表1に、その自動制御
を行なうために必要なセンサ、データ (気象および海
象等の状況報告)の種類、および上記各センサの設置箇
所を示し、かつこの表1の設置箇所の欄に示した記号を
使用して第1図においてもその設置箇所を表示する。
作については、外部取水口13前(または水門4外)に
設置された濁度計、Doセンサ、pHセンサ、波高計、
および赤潮発生報告、青潮発生報告、異常気象報告、非
常事態報告等のデータが総合監視センターに入力され、
それらの情報に基づいて制御しつつ自動的に行なわれる
。例えば、水門4の操作は、外部取水口13前の潮位計
および水位計からの情報に基づいて行なわれ、それによ
って閉鎖性海域1内の奥部5および河口部3の水位をそ
れぞれ適正なレベルにコントロールする。また、周辺海
域2の海水の水質が著しく悪い場合には、周辺海域2の
海水と閉鎖性海域1の海水との交換を停止するために外
部取水口13を閉じ、同時に、閉鎖性海域1の河口部3
に設置された内部取水口15を開くことにより該閉鎖性
海域1内の海水を浄化水路7との間で循環する。さらに
、気象、海象等の外部状況が不良のときにも、上記各状
況報告のデータに基づいて、外部取水口13を全閉にし
て周辺海域2の海からの取水を停止する。また、中間堰
6の操作は、閉鎖性海域1の奥部6の浮島14付近(す
なわち奥部5)の水位計、流量計、Doセンサ、pHセ
ンサからの情報に基づいて行なわれる。このほか、上記
各センサを用いた場合には、例えばDoセンサからの情
報に基づいて、海水中のDoが一定以下になっときに浄
化水路7内で自動的に曝気することなども可能である。
質 pH7〜8 ・SS 3〜10319/12 − COD :(〜9x9/Q iii 、処理水水質 ・COD 3〜5xv/ Q ・SS 3〜519/ Q また、この実施例では、この発明の閉鎖性海域の水質浄
化システムを運河の河口部3付近に適用した例について
示したが、該閉鎖性海域の水質浄化システムは、小さな
湾、入り江などの内部水域に適用しても良(、また、第
1図に示したような運河または河川等の下流水域に適用
する場合でも、その河口部3付近に適用するだけでな(
、奥部5付近に設けられた水門30 (第1図参照)の
上流側にも適用して二段階の水質浄化システムを構成す
るようにしても良く、さらに上流側にも適用して三段階
、四段階の水質浄化システムを構成するようにしても良
い。そして、このようにして多段階の水質浄化システム
を構成した場合には、上流側へい(にしたがって段階的
に水質の向上した河川または運河を形成することができ
る。
システムによれば、以下に示すような優れた効果を奏す
ることができる。
増水することによって、閉鎖性海域の自浄性作用を維持
、増幅させることができ、かつ該閉鎖性海域の底質を改
善することもできる。
していることにより、該閉鎖性海域内の海水が水質浄化
システム全体を循環するようにして周辺海域の海水と交
換されるようになっているので、該閉鎖性海域全域の海
水を効率的に交換することができると共に、該閉鎖性海
域内の海水を低潮位時(干潮時)に周辺海域へ放出する
際に該周辺海域からの逆流を防止することができ、それ
によって、周辺海域の海水の水質が悪い場合にも該閉鎖
性海域内の海水の水質悪化を防止することができる。
するので、該閉鎖性海域内の海水の水質を周辺海域より
も良好な水質とすることもできる。
あって、第1図は閉鎖性海域の水質浄化システムの概略
構成図、第2図(a)、 (b)、 (C)は水門およ
び中間堰の操作方法を説明する説明図、第3図は浄化水
路の概略構成図、第4図は第3図へ−A線視断面図、第
5図は第3図B−B線視断面図、第6図は第3図C−C
線視断面図、第3図D−D線視断面図である。 1・・・・・・閉鎖性海域、 2・・・・・・周辺海域、 3・・・・・・河口部、 4・・・・・・水門、 5・・・・・・奥部、 7・・・・・・浄化水路。 第7図は
Claims (1)
- 閉鎖性海域内の海水をその周辺海域の海水と交換して該
閉鎖性海域内の水質を浄化する閉鎖性海域の水質浄化シ
ステムであって、該閉鎖性海域をその周辺海域と仕切る
開閉自在な水門と、上記周辺海域から該閉鎖性海域の奥
部まで延設されて上記周辺海域の海水を浄化しながら該
閉鎖性海域の奥部へ放出する浄化水路とを具備してなる
ことを特徴とする閉鎖性海域の水質浄化システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1099452A JP2838149B2 (ja) | 1989-04-19 | 1989-04-19 | 水質浄化方法および水質浄化設備 |
Applications Claiming Priority (1)
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JPS5820285A (ja) * | 1981-07-30 | 1983-02-05 | Toray Eng Co Ltd | 中小河川の浄化方法 |
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JPS5820285A (ja) * | 1981-07-30 | 1983-02-05 | Toray Eng Co Ltd | 中小河川の浄化方法 |
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