JPH02277118A - X―y方向入力装置 - Google Patents

X―y方向入力装置

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JPH02277118A
JPH02277118A JP1097471A JP9747189A JPH02277118A JP H02277118 A JPH02277118 A JP H02277118A JP 1097471 A JP1097471 A JP 1097471A JP 9747189 A JP9747189 A JP 9747189A JP H02277118 A JPH02277118 A JP H02277118A
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JP
Japan
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slider
shaft
cursor
screen
switches
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JP1097471A
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Inventor
Hirobumi Niitsuma
新妻 博文
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スクリーン上のカーソルを任意方向へ移動す
るX−Y方向入力装置に係り、特に、キーボードに付設
して好適なX−Y方向入力装置に関する。
〔従来の技術〕
ディスプレイ装置のスクリーン上に表示されるカーソル
を任意方向へ移動制御するx−y方向入力装置として、
「マウス」と称ゼられるものが従来より知られている。
この「マウス」は、ボールを内蔵したケースをオペレー
タがベース上で移動すると、ボールの回転によってX軸
方向およびY軸方向の各信号が取り出され、それら信号
に基づいてスクリーン上のカーソルを任意位置に移動す
X−Y方向入力装置である。
しかしながら、かかるX−Y方向入力装置は、キーボー
ドの操作キーを打鍵しなければならないオペレータに生
って、カーソルを制御するたびに手をキーボードからマ
ウスまで移動する必要があり、操作性で難点があった。
また、マウスを移動させるための専用のベースを必要と
するため、グラフィック・ディスプレイ装置全体として
の占有面積が広くなるという問題もあった。
そこで本出願人は、これらの問題を解決すべく、キーボ
ードに組み込むことのできるX−Y方向入力装置を実開
昭62−9839号公報や実開昭62−28251号公
報等において先に提案した。
これらの提案に係るX−Y方向入力装置は、キーボード
の内部に駆動シャフトを軸支し、この駆動シャフトにス
プライン結合した円筒状の操作体を駆動シャフトに沿っ
てスライド操作することによりX軸方向の変位量を検出
すると共に、操作体の回転操作に連動して駆動シャフト
を回転することによりY軸方向の変位量を検出するもの
である。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述した本出願人の提案に係るX−Y方向入力装置によ
れば、キーボードの天面から露出する円筒状の操作体を
指で回転またはスライドすることにより、この操作体の
操作量に応じたX軸方向およびY軸方向の変位量が検出
されるため、オペレータはキーボードのキー操作とカー
ソルの位置制御とを一体感をもって行うことができ、操
作性や占有スペースの点でメリットがある。
しかしながら、その反面、操作体のスライド方向の動き
が有限となるため、例えば操作体から変位量検出手段に
至る動力伝達系にスリップが生じたり、あるいは変位量
検出手段から発生するパルス信号に出力エラーが生じた
りすると、スライド方向(X軸方向)に沿う操作体の位
置とスクリーン上のカーソル位置とが同期しなくなり、
操作体をスライド方向の終端位置まで移動したにも拘ら
ず、カーソルをスクリーンの端部まで移動できなくなる
という新たな問題が発生する。
したがって本発明の目的は、上記従来技術の実情に鑑み
、スクリーン上のカーソル位置を正確に制御することが
でき、かつ設計自由度の大きなX−Y方向入力装置を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、回転可能な回動
操作体と、この回動操作体の回転量を検出する回転量検
出手段と、前記回動操作体の回転軸方向に往復動可能な
スライド操作体と、このスライド操作体の移動量を検出
するスライド量検出手段とを備え、前記回動操作体およ
びスライド操作体の操作量に応じてディスプレイ装置の
スクリーンに表示されるカーソルを任意方向へ移動する
ようにしたX−Y方向入力装置において、前記カーソル
を前記スクリーンの端部に位置合わせする一対のスイッ
チを前記スライド操作体の移動領域外に配設し、これら
スイッチと前記スライド操作体との間にそれぞれレバー
を介設し、このスライド操作体の移動終端位置で前記レ
バーを介して前記スイッチが投入されるように構成した
ことを特徴とするものである。
〔作用〕
スライド操作体をスライド操作すると、この操作体のス
ライド量がエンコーダ等のスライド量検出手段によって
検出され、スクリーン上のカーソルを例えばX軸方向に
所定量移動することができる。この場合、機械的あるい
は電気的エラーに起因して、スライド操作体とカーソル
との相対位置にずれが生じていたとしても、スライド操
作体を終端位置に移動した際に、レバーを介して駆動さ
れるスイッチによって上記ずれはキャンセルされる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係るX−Y方向入力装置
を含むグラフィック・ディスプレイ装置全体の斜視図で
ある。
同図において、テーブルl上には、スクリーン、コント
ローラ並びにデータ・チャンネル等を備えたディスプレ
イ装置2と、本発明の実施例に係るX−Y方向入力装置
3を備えたキーボード4とが載置されている。このキー
ボード4は、その上面に多数配列された操作キー5を押
圧操作することにより、例えばディスプレイ装置2のス
クリーン6上に文字や図形等の表示パターン7を表示し
たり、所望の演算を行うものであり、一方、上記X−Y
方向入力装置3は、例えば上記スクリーン6上に表示さ
れるカーソル8を任意位置に移動させるものである。
第2図は上記X−Y方向入力装置3の全体構成を示す平
面図、第3図はその正面図、第4図は第2図のA−A線
に沿う拡大断面図、第5図は第2図のB−B線に沿う拡
大断面図、第6図はカバーを取り除いたX−Y方向入力
装置の平面図、第7図はカバーとシャフト、スライダお
よび両キートップを取り除いたX−Y方向入力装置の平
面図である。
これらの図において、9は合成樹脂製のハウジングを示
し、該ハウジング9の背面には長方形状のプリント基板
lOがねし止めされている。このプリント基板lOには
、第1.第2.第3.第4および第5のブツシュスイッ
チ11−15を含む回路構成部品がはんだ付けされてお
り、これら第1ないし第5のブツシュスイッチ11〜1
5はプリント基板lOの前面に第7図の左から順に配置
されている。
前記ハウジング9の左側端には第1のエンコーダ16が
、右方内底面には第2のエンコーダ17がそれぞれ配設
されており、これら両エンコーダ16.17は前記プリ
ント基板10に電気的に接続されている。第1のエンコ
ーダ16の回転操作軸16aはハウジング9の長手方向
(第7図における左右方向)と一致し、一方、第2のエ
ンコーダ17の回転操作軸17aはハウジングの底面に
対し直交しており、第1のエンコーダ16の回転操作軸
16aにはコイルばねからなるジヨイント18を介して
断面四角形状の駆動シャツ)19が連結されている。
前記ハウジング9の背面壁には複数の軸受溝20が同一
軸線上に形成されており(第7図参照)、これら軸受溝
20にはガイド部材21とその両端に位置する第1およ
び第2のキートップ22,23とがそれぞれ回転(揺動
)可能に支承されている。第4図から明らかなように、
第1のキートップ22の回動域に前記第1のブツシュス
イッチ11が配設されており、第1のキートップ22(
7)天面を押圧してこれを回転すると、第1のブツシュ
スイッチ11がオンまたはオフに切換えられるようにな
っている。同様に、第2のキートップ23の回動域に前
記第5のブツシュスイッチ15が配設されており、該第
2のキートップ23によって第5のブツシュスイッチ1
5がオンまたはオフに切換えられるようになっている。
第8図は前記ガイド部材21の平面図、第9図は第8図
のC−C線に沿う断面図である。これらの図から明らか
なように、前記ガイド部材21の両側上端には前記軸受
溝20に支承される支軸24が突設されており、またガ
イド部材21の底面には断面半円状の溝25が長手方向
に延設されている。さらに、ガイド部材21の底面には
、前記溝25を介して平行に延びる一対のリブ26が突
設されると共に、これらリプ26を介して平行に延びる
一対のガイド壁27が立設されており、これらガイド壁
27の外側面には複数のスナップ爪28が形成されてい
る。第5図から明らかなように、前記ガイド部材21の
回動域に前記第4のブツシュスイッチ14が配設されて
おり、ガイド部材21を支軸24を支点として回転する
と、第4のブツシュスイッチ14がオンまたはオフに切
換えられるようになっている。
第6図に示すように、前記ガイド部材21の両リブ26
上にはスライダ29が載置され、該スライダ29は前記
両ガイド壁27に案内されて、ガイド部材21の長手方
向く第6図の左右方向)に往復移動できるようになって
いる。第10図は前記スライダ29の平面図、第11図
はその底面図であり、これらの図から明らかなように、
スラ、イダ29の天面には長手方向に延びる断面半円状
の保持溝30とこの保持溝30の両端に連続する小径の
軸受溝31とが形成されており、保持溝30の一方の内
底面には段落状のギヤ保持孔32が形成されている。ま
た、スライダ29の裏面の中央には前記ギヤ保持孔32
に通じるm33が形成されており、前述したガイド部材
21と該スライダ29のそれぞれの溝25.33によっ
て画成される空間を、前記駆動シャフト19が挿通する
ようになっている(第5図参照)。さらに、スライダ2
9の裏面には、前記溝33を介して一方側にラック34
が、他方側に凹溝35がそれぞれ設けられており、凹溝
35の両端には第1および第2の突起36.37が設け
られている。
第12図の断面図に示すように、前記スライダ29のギ
ヤ保持孔32には小ギヤ38が、また保持溝30にはシ
ャフト39がそれぞれ回転自在に支承されている。この
シャフト39は大径の操作部40と両端に突出する小径
の軸部41とを有し、一方の軸部41には発泡ゴム等の
筒状弾性体42が装着されている。スライダ29の軸受
溝31に上方から軸部41を挿入することにより、シャ
フト39はスライダ29に回転自在に保持されるが、こ
の状態において、操作部40の上半分はスライダ29の
保持溝30から突出し、外部から回転操作できるように
なっている。
第13図は第12図のD−D線に沿う拡大断面図であり
、同図から明らかなように、前記筒状弾性体42は小ギ
ヤ38の歯部に弾接している。この小ギヤ38には断面
四角形の軸孔43が形成されており、前述した駆動シャ
フト19はこの軸孔43を挿通して小ギヤ38とスプラ
イン結合している。従って、前記シャフト39を回転す
ると、この回転力は筒状弾性体42と小ギヤ38を介し
て駆動シャフト19に伝達され、駆動シャフト19が回
転する。
第2.3図に戻り、前記第1および第2のキートップ2
2.23の間にはカバー44が配置されている。第14
図はこのカバー44の平面図、第15図はカバー44の
裏面図、第16図は第14図のE−E線に沿う断面図で
ある。これらの図から明らかなように、カバー44の中
央には操作孔45が穿設されており、またカバーの裏面
には、操作孔45を横切るように長手方向に延びる保持
孔46が形成されると共に、周囲に複数のスナップ足4
7が垂設されている。このカバー44は、各スナップ足
47を前記ガイド部材21の各スナップ爪28にスナッ
プインすることによりガイド部材21に一体化される。
この状態において、前記スライダ29とシャフト39の
一部は操作孔45から露出し、シャフト39はスライダ
29とカバー44のそれぞれの保持溝30.46間に回
転自在に保持される(第5図参照)。
前記第2のエンコーダ17の回転操作軸17aにはピニ
オン48が圧入固定されており、該ピニオン48は前記
スライダ29のラック34と噛合している。第17.1
8図はこれらラック34とピニオン48の噛合関係を示
す断面図であり、第17図は非押圧状態を、第18図は
押圧状態をそれぞれ示している。これらの図から明らか
なように、前記ピニオン48は下方を欠落した下窄まり
のかさ歯車からなり、この欠落部分によってスライダ2
9との当接が防止されるようになっている。
従って、第17図に示すようにスライダ29が押圧され
ない状態では、ラック34の歯部はピニオン48の上部
とのみ噛合し、スライダ29をスライド操作すると、そ
の移動がラック34とピニオン48を介して第2のエン
コーダ17の回転操作軸17aに伝達される。一方、第
18図に示すように、スライダ29が押圧されてガイド
部材21が支軸24を支点に回動すると、スライダ29
も支軸24を中心に回転するが、前述の如く、ピニオン
48のかさ歯形状によってラック34の底面とピニオン
48の歯部との衝当が回避されているため、ラック34
の歯部はピニオン48の上部から下部にかけて噛合する
再び第6.7図に戻り、前記ハウジング9の底面には前
記第2および第3のブツシュスイッチ12.13に対応
して第1および第2のレバー49゜50が支承されてい
る。第19図の分解斜視図に示すように、第1のレバー
49は、平板部49aと該平板部49aの両端に立設さ
れた突部49bと支軸49c、並びに該支軸49cの上
面に設けられた駆動部49dとを有し、同様に第2のレ
バー50も、平板部50aと突部50bと支軸5゜C並
びに駆動部50dとを有し、これら両レバー49.50
は平面的に線対称形状をなしている。
また、前記ハウジング9の底面には、一対の逃げ孔51
.52と一対の軸孔53,54がそれぞれ穿設されてい
る。
第20図は第1および第2のレバー49.50をハウジ
ング9に組み込んだ状態を示す平面図であり、同図から
明らかなように、第1のレバー49の支軸49cは一方
の軸孔53に枢着され、第2のレバー50の支軸50c
は他方の軸孔54に枢着されている。また、両駆動部4
9d、50dは第2のスイッチ12と第3のスイッチ1
3とにそれぞれ対向し、両手板部49a、50aは逃げ
孔51.52内にそれぞれ位置している。さらに、両突
部49b、50bは、前記ガイド部材21の底面に穿設
した透孔55,56 (第8図参照)を挿通し、ガイド
部材21に載置されたスライダ29の前記凹溝35内に
達している。この凹溝35の両端には、前述の如く第1
および第2の突起36.37が形成されているため、ス
ライダ29を第20図の右方向へ移動すると、第1のレ
バー49は、第1の突起36が突部49bに当接するこ
とにより反時計回り方向に回転せしめられ、その駆動部
49dによって第2のブツシュスイッチ12がオン動作
される。反対に、スライダ29を第20図の左方向へ移
動すると、第2のレバー50は、第2の突部37が突部
50bに当接することにより時計回り方向へ回転せしめ
られ、その駆動部50dによって第3のブツシュスイッ
チ13がオン動作される。
上述したX−Y方向入力装置3の構成部材のうち、第1
および第2のキートップ22.23とカバー44を除く
構成部品は、第1図に示すキーボード4のケーシング内
部に収納され、スライダ29とシャフト39の一部がカ
バー44の操作孔45から露出する。
このように構成されたX−Y方向入力装置3において、
操作孔45内に露出しているスライダ29またはシャフ
ト39をオペレータが指で第2図のX−X線方向にスラ
イド操作すると、スライダ29はガイド壁27に案内さ
れてガイド部材21のリプ26上を小さな接触抵抗で摺
動する。スライダ29が移動すると、第17図に示すよ
うに、ラック34と噛合するピニオン48およびピニオ
ン48と一体の回転操作軸17aが回転するため、第2
のエンコーダ17によってスライダ29のスライド量、
換言するとスライダ29のX軸方向変位量が検出される
。なお、上述したスライダ29の移動中、駆動シャフト
19と小ギヤ38とは相対移動するだけであるため、第
1のエンコーダ16の回転操作軸16aは回転しない。
一方、操作孔45内に露出しているシャフト39をオペ
レータが指で第2図のY−Y線方向に移動すると、シャ
フト39はスライダ290軸受溝31を中心に回転する
。シャフト39が回転すると、第13図に示すように、
それに伴って筒状弾性体42、小ギヤ38、駆動シャフ
ト19、ジヨイント18および回転操作軸16aが回転
するため、第1のエンコーダ16によってシャフト39
の回転量、換言するとシャフト39のY軸方向変位量が
検出される。
これら第1および第2のエンコーダ16.17の検出信
号は信号線を介してディスプレイ装置2のコントローラ
に入力され、これが信号処理されることにより、スクリ
ーン6上のカーソル8をオペレータの所望位置へ移動す
ることができる。なお、上述したスライダ29のスライ
ド操作とシャフト39の回転操作は互いに独立させて行
うことができるのは勿論のこと、両手を使ってこれらを
同時に行うこともできるため、カーソル8の移動方向は
上下動に限らず、これらを合成した斜め方向にも移動で
きる。
スクリーン6上のカーソル8を所定位置に移動した状態
で、カバー44 (またはスライダ29)を押下すると
、ガイド部材21が支軸24を中心に第5図の反時計回
り方向へ回転せしめられるため、第4のブツシュスイッ
チ14がオン動作され、この第4のブツシュスイッチ1
4のオン信号によって上記カーソル8の位置が入力され
て、例えばカーソル8の位置に対応したメニューがスク
リーン6上に表示される。この動作に際し、第18図に
示すように、スライダ29も支軸24を中心に同図の反
時計回り方向に回転し、ラック34の歯部底面がピニオ
ン48に近づくが、前述の如くピニオン48ばかさ歯車
であるため、ラック34とピニオン48間の不所望な衝
当は回避される。−方、第1または第2のキートップ2
2.23を押下してこれを回転すると、第1または第5
のブツシュスイッチ11.15がオン動作され、これら
ブツシュスイッチ11.15のオン信号によって、例え
ば選択されたメニューがキャンセルされる。
前述したカーソル8の移動制御に際し、両エンコーダ1
6.17とカーソル8間の相対位置は、シャフト39ま
たはスライダ29からこれらエンコーダ16.17に至
る動力伝達系内での機械的エラー(例えばエンコーダの
スリップ)や、エンコーダパルスの誤発生等の電気的エ
ラーに起因してずれることがある。この場合、シャフト
39の回転はエンドレスであるため、Y軸方向の変位量
を検出する第1のエンコーダ16については、仮に上記
エラーが発生したとしても何ら問題はなく、シャフト3
9を所定量回転することにより、カーソル8をスクリー
ン6上のY軸方向(上下方向)の両端位置まで移動させ
ることができる。
一方、スライダ29のスライド量は有限であるため、X
軸方向の変位量を検出する第2のエンコーダ17に上記
エラーが発生すると、例えば、スライダ17を第2図の
左側終端位置に移動したにも拘らず、カーソル8がスク
リーン6の左側端部まで移動しないという不都合を生じ
る。そこで本実施例では、このような不都合を解消する
ために、スライダ29のスライド方向に沿う両端位置で
第2または第3のブツシュスイッチ12.13をオン動
作せしめ、これらブツシュスイッチ12,13のオン信
号によって、カーソル8をスクリーンのX軸方向(左右
方向)の両端に位置合わせするようにしである。すなわ
ち、スライダ29を第2図のX−X線に沿う右方向へ移
動し、該スライダ29がキーボード4内部の図示省略し
たストッパ部材と当接する右側終端位置までくると、第
20図において、スライダ29の第1の突起36が第1
のレバー49の突部49bに当接してこれを反時計回り
方向へ回転せしめ、第2のブツシュスイッチ12が駆動
部49dに押圧されてオンとなる。
これとは反対に、スライダ29を第2図のX−X線に沿
う左方向へ移動し、該スライダ29がハウジング9の左
側壁当接する左側終端位置までくると、第20図におい
て、スライダ29の第2の突起37が第2のレバー50
の突部50bに当接してこれを時計回り方向へ回転せし
め、第3のブツシュスイッチ13が駆動部50dに押圧
されてオンとなる。
前述の如き操作を繰り返すうちに、シャフト39に手垢
や油等の汚れが付着し、シャフト39の円滑な回転が損
なわれることがある。このような場合は、スナップを解
除してカバー44をガイド部材21から取り外し、第6
図に示すようにシャフト39の大部分を露出させる。次
いで、スライダ29とシャフト39を左右いずれか一方
側に移動してシャフト39の軸部41を露出させ、この
露出した側のシャフト39の端部に指を掛けて持ち上げ
ることにより、第12図の2点鎖線で示すように、シャ
フト39をスライダ29から取り外すことができる。そ
して、シャフト39やスライダ29の保持溝30を掃除
した後、上記と逆の動作を行うことにより、再びシャフ
ト39をスライダ29に装着することができる。
このように、上記一実施例にあっては、キーボード4に
X−Y方向入力装置3を組み込んで両者を一体化しであ
るため、オペレータは操作キー5の入力操作とスライダ
29およびシャフト39によるカーソル8のコントロー
ル操作とを共にキーボード4上で行うことができ、極め
て操作性の良いグラフィック・ディスプレイ装置を提供
できる。
しかも、従来の「マウス」と呼称されるX−Y方向人力
装置で必要とされていた専用ベースが不要となるため、
グラフィック・ディスプレイ装置に占めるX−Y方向人
力装置の占有面積を小さくすることができる。
また、カーソル8をスクリーン6のX軸方向の端部に位
置合わせする第2および第3のブツシュスイッチ12.
13を設け、これらスイッチ12゜13をレバー49.
50を介してスライダ29で駆動するようにしたため、
各種エラーに起因して第2のエンコーダ17からの位置
検出信号とスクリーン6上におけるカーソル8の位置と
にずれが生じていたとしても、スライダ29を左右側終
端位置までスライド操作した際に、このずれを第2また
は第3のブツシュスイッチ12.13でキャンセルして
、カーソル8をスクリーン6の端部位置に移動させるこ
とができる。しかも、スライダ29と第2および第3の
ブツシュスイッチ12゜13との間にはそれぞれ第1お
よび第2のレバー49.50を介設しであるため、これ
らブツシュスイッチ12.13をスライダ29の背面側
に配設することができ、X−Y方向入力装置3の薄形化
が可能となる。
なお、両レバー49.50の形状や取り付は位置は上記
実施例に限定されず、例えば、ハウジングに枢着したレ
バーの一端をスライダの移動領域内に配置し、スライダ
の端面でレバーを回転せしめてブツシュスイッチを動作
させることも可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、カーソ/I/ヲ
スクリーンの端部に位置合わせする一対のスイッチを設
け、これらスイッチが往復動可能なスライド操作体の移
動終端で、レバーを介して該スライド操作体によって駆
動されるように構成したため、スライド操作体とカーソ
ルとの相対位置に各種エラーに起因してずれが生じたと
しても、このずれを上記スイッチでキャンセルして、カ
ーソルをスクリーンの端部に確実に移動させることがで
き、また、上記スイッチをスライド操作体の移動領域か
ら外れた位置、例えば他の回路構成部品と共にプリント
基板上に実装できる等、種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図は全て本発明の実施例に係り、第1図はX−Y方向入
力装置を含むグラフィック・ディスプレイ装置の斜視図
、第2図はX−Y方向入力装置の全体構成を示す平面図
、第3図はその正面図、第4図は第2図のA−A線に沿
う拡大断面図、第5図は第2図のB−B線に沿う拡大断
面図、第6図はカバーを取り除いたx−y方向入力装置
の平面図、第7図はカバーとシャフト、スライダおよび
両キートップを取り除いたX−Y方向入力装置の平面図
、第8図はガイド部材の平面図、第9図は第8図のC−
C線に沿う断面図、第1θ図はスライダの平面図、第1
1図はその底面図、第12図はスライダにシャフトを組
み込んだ状態を示す断面図、第13図は第12図のD−
D線に沿う拡大断面図、第14図はカバーの平面図、第
15図はその裏面図、第16図は第14図のE−B線に
沿う拡大断面図、第17図はスライダから第2のエンコ
ーダに至る動力伝達系を示す非押圧状態の断面図、第1
8図はその押圧状態の断面図、第19図はレバーの駆動
機構を示す分解斜視図、第20図はその駆動機構の作動
説明図である。 2・・・・・・ディスプレイ装置、3・・・・・・X−
Y方向入力装置、4・・・・・・キーボード、5・・・
・・・操作キー、6・・・・・・スクリーン、7・・・
・・・表示パターン、8・・・・・・カーソル、9・・
・・・・ハウジング、10・・・・・・プリント基板、
11・・・・・・第1のブツシュスイッチ、12・・・
・・・第2のブツシュスイッチN13・・・・・・第3
のブツシュスイッチ、14・・・・・・第4のブツシュ
スイッチ、15・・・・・・第5のブツシュスイッチ、
16・・・・・・第1のエンコーダ、17・・・・・・
第2のエンコーダ、16a、17a・・・・・・回転操
作軸、18・・・・・・ジヨイント、19・・・・・・
駆動シャフト、20・・・・・・軸受溝、21・・・・
・・ガイド部材、22・・・・・・第1のキートップ、
23・・・・・・第2のキートップ、24・・・・・・
支軸、25,33・・・・・・溝、26・・・・・・リ
ブ、27・・・・・・ガイド壁、28・・・・・・スナ
ップ爪、29・・・・・・スライダ(スライド操作体)
、30.46・・・・・・保持溝、31・・・・・・軸
受溝、32・・・・・・ギヤ保持孔、34・・・・・・
ラック、35・・・・・・凹溝、36・・・・・・第1
の突起、37・・・・・・第2の突起、38・・・・・
・小ギヤ、39・・・・・・シャフト(回動操作体)、
40・・・・・・操作部、41・・・・・・軸部、42
・・・・・・筒状弾性体、43・・・・・・軸孔、44
・・・・・・カバー45・・・・・・操作孔、47・・
・・・・スナップ足、48・・・・・・ビニ゛オン、4
9・・・・・・第1のレバー、50・・・・・・第2の
レバー、49a、50a・・・・・・平板部、49b。 50b・・・・・・突部、49c、50c・・・・・・
支軸、49d、50d・・・・・・駆動部、51.52
・・・・・・逃げ孔、53゜ 4・・・・・・軸孔、 55゜ 6・・・・・・透孔。 第 図 第10図 第1/図 第18図 第14因 第75図 第teFIJ 第19鵬 第2譚 9b 0b

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 回転可能な回動操作体と、この回動操作体の回転量を検
    出する回転量検出手段と、前記回動操作体の回転軸方向
    に往復動可能なスライド操作体と、このスライド操作体
    の移動量を検出するスライド量検出手段とを備え、前記
    回動操作体およびスライド操作体の操作量に応じてディ
    スプレイ装置のスクリーンに表示されるカーソルを任意
    方向へ移動するようにしたX−Y方向入力装置において
    、前記カーソルを前記スクリーンの端部に位置合わせす
    る一対のスイッチを前記スライド操作体の移動領域外に
    配設し、これらスイッチと前記スライド操作体との間に
    それぞれレバーを介設し、このスライド操作体の移動終
    端位置で前記レバーを介して前記スイッチが投入される
    ように構成したことを特徴とするX−Y方向入力装置。
JP1097471A 1989-04-19 1989-04-19 X―y方向入力装置 Pending JPH02277118A (ja)

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