JPH02275606A - 平面インダクタ - Google Patents
平面インダクタInfo
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- JPH02275606A JPH02275606A JP1169635A JP16963589A JPH02275606A JP H02275606 A JPH02275606 A JP H02275606A JP 1169635 A JP1169635 A JP 1169635A JP 16963589 A JP16963589 A JP 16963589A JP H02275606 A JPH02275606 A JP H02275606A
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- Soft Magnetic Materials (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は平面インダクタに関する。
(従来の技術)
従来よりスパイラル状又はつづら折れ状の導体コイルの
両面を絶縁層を介して強磁性体層で挟んだ構造の平面イ
ンダクタが知られている。第1図(A)及び(B)にこ
のような平面インダクタの一例を示す。なお、同図(A
)はこの平面インダクタの平面図であり、同図(B)は
同図(A)のA−A’線に沿う断面図である。
両面を絶縁層を介して強磁性体層で挟んだ構造の平面イ
ンダクタが知られている。第1図(A)及び(B)にこ
のような平面インダクタの一例を示す。なお、同図(A
)はこの平面インダクタの平面図であり、同図(B)は
同図(A)のA−A’線に沿う断面図である。
第1図(A)及び(B)において、平面状導体コイル1
は絶縁層3bの両面にスパイラルコイル2a。
は絶縁層3bの両面にスパイラルコイル2a。
2bを設け、これらスパイラルコイル2a及び2bをス
ルーホール4で電気的にかつ各スパイラルコイル2as
2bに同方向の電流が流れるように接続した構造を有
している。ここで、第2図(A)中の実線及び破線はそ
れぞれ絶縁層3bの表面側及び裏面側にあるスパイラル
コイル2 a s2bの中心の軌跡を表わしている。こ
の平面状導体コイル1の両面を絶縁層3a、3cを介し
て強磁性薄帯又は強磁性薄膜5a、5bで挟むことによ
り平面インダクタが構成されている。以上の各部材から
なる平面インダクタの端子6a、6b間にインダクタン
スが形成される。
ルーホール4で電気的にかつ各スパイラルコイル2as
2bに同方向の電流が流れるように接続した構造を有
している。ここで、第2図(A)中の実線及び破線はそ
れぞれ絶縁層3bの表面側及び裏面側にあるスパイラル
コイル2 a s2bの中心の軌跡を表わしている。こ
の平面状導体コイル1の両面を絶縁層3a、3cを介し
て強磁性薄帯又は強磁性薄膜5a、5bで挟むことによ
り平面インダクタが構成されている。以上の各部材から
なる平面インダクタの端子6a、6b間にインダクタン
スが形成される。
(発明が解決しようとする課題)
前述した平面インダクタは例えばDC−DCコンバータ
などの出力側のチョークコイルに適用される。この場合
、平面インダクタには直流が重畳された高周波電流が流
れるので、良好な直流重畳特性が要求される。
などの出力側のチョークコイルに適用される。この場合
、平面インダクタには直流が重畳された高周波電流が流
れるので、良好な直流重畳特性が要求される。
ところが、従来の平面インダクタは、直流重畳特性が悪
いという問題があった。これは、従来使用されている強
磁性薄帯の磁気特性が不適当なためである。すなわち、
第1図の平面インダクタにおいては、磁束は両面の強磁
性薄帯5a、5bの面内方向を流れ、高インダクタンス
を得るためには高透磁率強磁性薄帯が用いられる。しか
しながら、高透磁率強磁性薄帯の飽和磁化が低い場合に
は、小さな直流磁場が重畳されても磁束密度が飽和して
インダクタンスが低下し、直流重畳特性が悪くなる。例
えば、高透磁率強磁性体としてはCo系非晶質合金が知
られているが、その飽和磁化はフェライトよりも高いも
のの充分ではなく、直流重畳特性は悪い。
いという問題があった。これは、従来使用されている強
磁性薄帯の磁気特性が不適当なためである。すなわち、
第1図の平面インダクタにおいては、磁束は両面の強磁
性薄帯5a、5bの面内方向を流れ、高インダクタンス
を得るためには高透磁率強磁性薄帯が用いられる。しか
しながら、高透磁率強磁性薄帯の飽和磁化が低い場合に
は、小さな直流磁場が重畳されても磁束密度が飽和して
インダクタンスが低下し、直流重畳特性が悪くなる。例
えば、高透磁率強磁性体としてはCo系非晶質合金が知
られているが、その飽和磁化はフェライトよりも高いも
のの充分ではなく、直流重畳特性は悪い。
なお、強磁性薄帯としてCo系非晶質合金を用いる場合
でも、これを積層すれば直流重畳特性をある程度改善す
ることができる。しかし、非晶質合金を積層すれば、そ
れだけ平面インダクタの厚さが増すため、平面インダク
タの薄形化という目的からすると好ましくない。
でも、これを積層すれば直流重畳特性をある程度改善す
ることができる。しかし、非晶質合金を積層すれば、そ
れだけ平面インダクタの厚さが増すため、平面インダク
タの薄形化という目的からすると好ましくない。
このように平面インダクタの直流重畳特性が悪いと、イ
ンダクタンスが低下し、制御が困難になってDC−DC
コンバータの効率が低下するため、そのままではDC−
DCコンバータなどへ適用することは不適当である。し
たがって、直流重畳特性の改善には、高透磁率強磁性薄
帯の飽和磁化が高いことが要求される。
ンダクタンスが低下し、制御が困難になってDC−DC
コンバータの効率が低下するため、そのままではDC−
DCコンバータなどへ適用することは不適当である。し
たがって、直流重畳特性の改善には、高透磁率強磁性薄
帯の飽和磁化が高いことが要求される。
更に、インダクタンスの直流重畳特性を改善できたとし
ても、これら平面インダクタを適用したDC−DCコン
バータの効率に関しては、強磁性薄帯の高周波損失のた
めに、その向上には限度がある。したがって、従来のフ
ェライト製インダクタを使用した場合に匹敵する高効率
を得るためには、強磁性薄帯の高周波損失を少なくする
必要がある。
ても、これら平面インダクタを適用したDC−DCコン
バータの効率に関しては、強磁性薄帯の高周波損失のた
めに、その向上には限度がある。したがって、従来のフ
ェライト製インダクタを使用した場合に匹敵する高効率
を得るためには、強磁性薄帯の高周波損失を少なくする
必要がある。
なお、強磁性薄帯として用いられる非晶質合金は正の飽
和磁歪を有するものが多い。このように正の飽和磁歪を
有する非晶質合金を一般のトロイダル状磁心にして用い
る場合には、曲げ応力による逆磁歪効果により歪取り熱
処理時に複雑な磁気異方性が発生し、実効透磁率などの
軟磁気特性は劣化する。一方、これらの非晶質合金を平
面インダクタに適用する場合には、これらの薄帯を平面
状態で使用するため、前述した逆磁歪効果による軟磁気
特性の劣化は少なく、これら合金の軟磁気特性を充分に
活用することができる。したがって、トロイダル状磁心
と平面インダクタとでは、強磁性体を同様に取り扱う必
要はない。
和磁歪を有するものが多い。このように正の飽和磁歪を
有する非晶質合金を一般のトロイダル状磁心にして用い
る場合には、曲げ応力による逆磁歪効果により歪取り熱
処理時に複雑な磁気異方性が発生し、実効透磁率などの
軟磁気特性は劣化する。一方、これらの非晶質合金を平
面インダクタに適用する場合には、これらの薄帯を平面
状態で使用するため、前述した逆磁歪効果による軟磁気
特性の劣化は少なく、これら合金の軟磁気特性を充分に
活用することができる。したがって、トロイダル状磁心
と平面インダクタとでは、強磁性体を同様に取り扱う必
要はない。
しかし、本発明に係る平面インダクタは、実際には外装
用モールド樹脂でモールド被覆された状態で使用される
。このため、非晶質合金薄帯が正の飽和磁歪を有する場
合、液状のモールド樹脂を表面に被覆して硬化させる際
に、モールド樹脂の収縮に伴って強磁性薄帯にも圧縮応
力が加わり、逆磁歪効果により実効透磁率が低下し、イ
ンダクタンスが低下するという問題点が生じる。
用モールド樹脂でモールド被覆された状態で使用される
。このため、非晶質合金薄帯が正の飽和磁歪を有する場
合、液状のモールド樹脂を表面に被覆して硬化させる際
に、モールド樹脂の収縮に伴って強磁性薄帯にも圧縮応
力が加わり、逆磁歪効果により実効透磁率が低下し、イ
ンダクタンスが低下するという問題点が生じる。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
り、直流重畳特性の良好な平面インダクタを提供するこ
とを目的とする。また、強磁性薄帯の高周波損失を少な
(し、DC−DCコンバータに適用されてもその効率を
低下させることのない平面インダクタを提供することを
目的とする。
り、直流重畳特性の良好な平面インダクタを提供するこ
とを目的とする。また、強磁性薄帯の高周波損失を少な
(し、DC−DCコンバータに適用されてもその効率を
低下させることのない平面インダクタを提供することを
目的とする。
更に、モールド被覆されても、インダクタンスの低下を
防止できる平面インダクタを提供することを目的上する
。
防止できる平面インダクタを提供することを目的上する
。
[発明の構成コ
(課題を解決するための手段と作用)
本発明の平面インダクタは、平面状導体コイル又はこれ
らの積層体の両面を絶縁層を介して強磁性薄帯又はその
積層体で挟んだ平面インダクタにおいて、前記強磁性薄
帯として、飽和磁化4πMsが4πM5≧10kGであ
り、厚さが1001以下のものを用いたことを特徴とす
るものである。
らの積層体の両面を絶縁層を介して強磁性薄帯又はその
積層体で挟んだ平面インダクタにおいて、前記強磁性薄
帯として、飽和磁化4πMsが4πM5≧10kGであ
り、厚さが1001以下のものを用いたことを特徴とす
るものである。
本発明の平面インダクタにおける平面状導体コイルとは
、通常、例えば第1図に示されるように絶縁層の表面及
び裏面にスパイラルコイルを設けて各スパイラルコイル
をスルーホールを通して接続した構造のスパイラル状2
層導体コイルを指す。
、通常、例えば第1図に示されるように絶縁層の表面及
び裏面にスパイラルコイルを設けて各スパイラルコイル
をスルーホールを通して接続した構造のスパイラル状2
層導体コイルを指す。
なお、端子の取出しに支障が生じなければ、スパイラル
状導体コイルとしてはスパイラルコイルが1層だけのも
のでもよい。また、スパイラル状導体コイルを積層する
とインダクタンスが増大するが、この場合スパイラル状
導体コイル間には絶縁層のみを介在させ、強磁性薄帯を
介在させないことが望ましい。これは、スパイラル状導
体コイル間に強磁性薄帯を介在させてもインダクタンス
の増大にはほとんど寄与せず、かえって平面インダクタ
全体の厚さを増大させて単位体積当りのインダクタンス
を低下させるためである。
状導体コイルとしてはスパイラルコイルが1層だけのも
のでもよい。また、スパイラル状導体コイルを積層する
とインダクタンスが増大するが、この場合スパイラル状
導体コイル間には絶縁層のみを介在させ、強磁性薄帯を
介在させないことが望ましい。これは、スパイラル状導
体コイル間に強磁性薄帯を介在させてもインダクタンス
の増大にはほとんど寄与せず、かえって平面インダクタ
全体の厚さを増大させて単位体積当りのインダクタンス
を低下させるためである。
本発明において、強磁性薄帯の飽和磁化4πMsを10
kG以上としたのは、4yrVi5が10kG未満では
直流重畳特性が悪くなるためである。
kG以上としたのは、4yrVi5が10kG未満では
直流重畳特性が悪くなるためである。
本発明において、強磁性薄帯(積層体の場合には各層の
強磁性薄帯)の厚さを1001以下としたのは以下のよ
うな理由による。すなわち、一般に平面インダクタをD
C−DCコンバータなどに適用し10kHz以上の周波
数帯で使用することを面周とした場合、強磁性薄帯の厚
さが1001を超えると表皮効果によって磁束は内部ま
で入らなくなり、強磁性薄帯の厚さが増加した割にはイ
ンダクタンスは増加せず、単位体積当りのインダクタン
スはかえって低下するためである。なお、強磁性薄帯の
厚さは41以上であることが望ましい。これは、強磁性
薄帯の厚さが41未満であると、スパイラル状導体コイ
ルに電流が流れることによって生じる磁束がすべて通る
のに必要な断面積が得られないために漏れ磁束が多くな
ってインダクタンスが著しく低下し、単位体積当りのイ
ンダクタンス値が低下するためである。
強磁性薄帯)の厚さを1001以下としたのは以下のよ
うな理由による。すなわち、一般に平面インダクタをD
C−DCコンバータなどに適用し10kHz以上の周波
数帯で使用することを面周とした場合、強磁性薄帯の厚
さが1001を超えると表皮効果によって磁束は内部ま
で入らなくなり、強磁性薄帯の厚さが増加した割にはイ
ンダクタンスは増加せず、単位体積当りのインダクタン
スはかえって低下するためである。なお、強磁性薄帯の
厚さは41以上であることが望ましい。これは、強磁性
薄帯の厚さが41未満であると、スパイラル状導体コイ
ルに電流が流れることによって生じる磁束がすべて通る
のに必要な断面積が得られないために漏れ磁束が多くな
ってインダクタンスが著しく低下し、単位体積当りのイ
ンダクタンス値が低下するためである。
本発明において、前記強磁性薄帯としては、10kll
zにおける実効透磁率μlokがμIOk≧I×104
であるものが望ましい。このような強磁性薄帯を用いれ
ば、高インダクタンスの平面インダクタを得ることがで
きる。
zにおける実効透磁率μlokがμIOk≧I×104
であるものが望ましい。このような強磁性薄帯を用いれ
ば、高インダクタンスの平面インダクタを得ることがで
きる。
本発明において用いられる強磁性薄帯としては、例えば
一般式 %式% (ただし、MはT 1 % V s Cr s M n
% Co −。
一般式 %式% (ただし、MはT 1 % V s Cr s M n
% Co −。
Ni5Zr、Nb、Mo、Hf5Ta、W、Cuのうち
少なくとも1種、XはS i、B、P、C。
少なくとも1種、XはS i、B、P、C。
Ge、Af)のうち少なくとも1種、0≦a≦0.15
.12≦b≦30)で表わされる非晶質合金薄帯が用い
られる。
.12≦b≦30)で表わされる非晶質合金薄帯が用い
られる。
この非晶質合金薄帯を構成する各元素の作用及び組成に
ついて説明する。
ついて説明する。
Mは高周波領域における透磁率の向上及び結晶化温度の
上昇に寄与する成分である。Mはごく微量添加するだけ
で前記作用を発揮するが、実用上はa≧0.01である
ことが望ましい。なお、a>0.15の場合にはキュリ
ー温度が低くなりすぎ、実用上好ましくない。
上昇に寄与する成分である。Mはごく微量添加するだけ
で前記作用を発揮するが、実用上はa≧0.01である
ことが望ましい。なお、a>0.15の場合にはキュリ
ー温度が低くなりすぎ、実用上好ましくない。
Xは非晶質化に必須の元素である。たたし、実用上熱安
定性を考慮した場合、SiとBとの組み合わせが好まし
い。なお、b<、12及びb〉28では非晶質化が困難
となるため、12≦b≦28が好ましく、更に15≦b
≦25が好ましい。Siは2〜13%、好ましくは2〜
8%が良好である。
定性を考慮した場合、SiとBとの組み合わせが好まし
い。なお、b<、12及びb〉28では非晶質化が困難
となるため、12≦b≦28が好ましく、更に15≦b
≦25が好ましい。Siは2〜13%、好ましくは2〜
8%が良好である。
このような組成を有する非晶質合金の大部分は10kG
以上の飽和磁化を有し、最適歪取り熱処理によって、1
×104以上の実効透磁率が得られる。
以上の飽和磁化を有し、最適歪取り熱処理によって、1
×104以上の実効透磁率が得られる。
本発明の目的を達成するためには、飽和磁化及び透磁率
がともに高い強磁性薄帯を用いることが特に望ましい。
がともに高い強磁性薄帯を用いることが特に望ましい。
このような高透磁率、高飽和磁化を有する磁性薄帯とし
て、例えば F e73.scu 1 Nb3 S i13,
58gなる組成の非晶質合金を結晶化温度よりも高い温
度で熱処理することにより得られる超微細結晶粒合金薄
帯が挙げられる。この磁性合金は高透磁率(10kHz
における実効透磁率11 +o* −5xto’ )高
飽和磁化(4πM s = 13.5k G )を有す
る。このような磁性合金薄帯を用いることにより、高イ
ンダクタンス値を有し、直流垂立特性の良好な平面イン
ダクタが得られる。
て、例えば F e73.scu 1 Nb3 S i13,
58gなる組成の非晶質合金を結晶化温度よりも高い温
度で熱処理することにより得られる超微細結晶粒合金薄
帯が挙げられる。この磁性合金は高透磁率(10kHz
における実効透磁率11 +o* −5xto’ )高
飽和磁化(4πM s = 13.5k G )を有す
る。このような磁性合金薄帯を用いることにより、高イ
ンダクタンス値を有し、直流垂立特性の良好な平面イン
ダクタが得られる。
本発明において、平面インダクタを構成する強磁性薄帯
又はその積層体は複数の部分に分割することが望ましい
。強磁性薄帯又はその積層体は複数の部分に分割するこ
とにより、高周波損失を減少することができ、このよう
な平面インダクタを用いて製造されるDC−DCコンバ
ータの効率が向上する。これは以下のような理由による
。一般に、インピーダンスZの実抵抗分Rは、R−m2
πf*Lstanδ で表わされる。ここで、fは周波数、Lはインダクタン
ス、tanδは高周波損失である。この式から明らかな
ように、Rはtanδに比例した値となる。そして、強
磁性薄帯又はその積層体を複数の部分に分割すると、渦
電流損tanδが減少し、Rが低下する。また、例えば
出力側にインダクタンスを有する非絶縁・降圧型DC−
DCコンバータの効率ηは、近似的にη−10ORL
/ (RL +R)(%)(ただし、RLは負荷抵抗)
で表わされる。
又はその積層体は複数の部分に分割することが望ましい
。強磁性薄帯又はその積層体は複数の部分に分割するこ
とにより、高周波損失を減少することができ、このよう
な平面インダクタを用いて製造されるDC−DCコンバ
ータの効率が向上する。これは以下のような理由による
。一般に、インピーダンスZの実抵抗分Rは、R−m2
πf*Lstanδ で表わされる。ここで、fは周波数、Lはインダクタン
ス、tanδは高周波損失である。この式から明らかな
ように、Rはtanδに比例した値となる。そして、強
磁性薄帯又はその積層体を複数の部分に分割すると、渦
電流損tanδが減少し、Rが低下する。また、例えば
出力側にインダクタンスを有する非絶縁・降圧型DC−
DCコンバータの効率ηは、近似的にη−10ORL
/ (RL +R)(%)(ただし、RLは負荷抵抗)
で表わされる。
したがって、Rが小さいほうがDC−DCコンバータの
効率が向上する。
効率が向上する。
本発明に係る平面インダクタは、通常、その全体を外装
用モールド樹脂で被覆した形態で使用される。この場合
、平面インダクタを構成する強磁性薄帯又はその積層体
の両面に、モールド樹脂の収縮力緩和層として、例えば
モールド樹脂の硬化温度よりも熱変形温度が高い有機高
分子フィルムを積層し、平面インダクタの側面を接着剤
で塞いだ状態で、全体をモールド樹脂で被覆することが
望ましい。このように強磁性薄帯又はその積層体の両面
に、モールド樹脂の硬化温度よりも熱変形温度が高い有
機高分子フィルムを積層しておけば、モールド樹脂が硬
化して収縮する際に生じる収縮力を緩衝することができ
、収縮力が強磁性薄帯又はその積層体に伝わるのを防止
して、逆磁歪効果によるインダクタンスの低下を防ぐこ
とができる。
用モールド樹脂で被覆した形態で使用される。この場合
、平面インダクタを構成する強磁性薄帯又はその積層体
の両面に、モールド樹脂の収縮力緩和層として、例えば
モールド樹脂の硬化温度よりも熱変形温度が高い有機高
分子フィルムを積層し、平面インダクタの側面を接着剤
で塞いだ状態で、全体をモールド樹脂で被覆することが
望ましい。このように強磁性薄帯又はその積層体の両面
に、モールド樹脂の硬化温度よりも熱変形温度が高い有
機高分子フィルムを積層しておけば、モールド樹脂が硬
化して収縮する際に生じる収縮力を緩衝することができ
、収縮力が強磁性薄帯又はその積層体に伝わるのを防止
して、逆磁歪効果によるインダクタンスの低下を防ぐこ
とができる。
収縮力緩和層として用いられる熱変形温度が高い有機高
分子フィルムとしては、例えばポリフェニレンサルファ
イド(P P S)が挙げられる。なお、同様の効果が
得られれば、収縮力緩和層は有機高分子フィルムに限ら
ないことはいうまでもない。このような収縮力緩和層の
厚さは20塵以上であることが望ましい。これは、収縮
力緩和層の厚さが20−未満であると、しわが入りやす
くなり、モールド樹脂が硬化して収縮する際に生じる収
縮力を緩衝することができず、収縮力が強磁性薄帯又は
その積層体に伝わって、逆磁歪効果によるインダクタン
スの低下を防ぐことができなくなるためである。
分子フィルムとしては、例えばポリフェニレンサルファ
イド(P P S)が挙げられる。なお、同様の効果が
得られれば、収縮力緩和層は有機高分子フィルムに限ら
ないことはいうまでもない。このような収縮力緩和層の
厚さは20塵以上であることが望ましい。これは、収縮
力緩和層の厚さが20−未満であると、しわが入りやす
くなり、モールド樹脂が硬化して収縮する際に生じる収
縮力を緩衝することができず、収縮力が強磁性薄帯又は
その積層体に伝わって、逆磁歪効果によるインダクタン
スの低下を防ぐことができなくなるためである。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面をり照して説明する。
実施例1〜4、比較例1.2
実施例1〜4、比較例1.2においては、第1図(a>
、(b)に示すのと同様な単層タイプの平面インダク
タを作製した。
、(b)に示すのと同様な単層タイプの平面インダク
タを作製した。
25gm厚のポリイミドフィルム(絶縁層3b)の両面
に351厚のCu箔を両張りして中央部のスルーホール
4を通して接続した両面FPC板(フレキシブルプリン
ト回路板)を用意し、両面のCu箔をエツチングして外
周部の寸法が20mm X 20mu。
に351厚のCu箔を両張りして中央部のスルーホール
4を通して接続した両面FPC板(フレキシブルプリン
ト回路板)を用意し、両面のCu箔をエツチングして外
周部の寸法が20mm X 20mu。
コイル線幅2501、コイルピッチ500J#、コイル
巻線数40回(各面20回)のスパイラルコイル2a。
巻線数40回(各面20回)のスパイラルコイル2a。
2bに加工して、スパイラル状導体コイル1を作製した
。このスパイラル状導体コイル1の両面を7!s厚のポ
リイミドフィルム(絶縁層3a、3()を介して、1辺
の長さ25關の正方形の強磁性薄帯(強磁性薄帯5a、
5b)で挟むことにより平面インダクタを作製した。
。このスパイラル状導体コイル1の両面を7!s厚のポ
リイミドフィルム(絶縁層3a、3()を介して、1辺
の長さ25關の正方形の強磁性薄帯(強磁性薄帯5a、
5b)で挟むことにより平面インダクタを作製した。
実施例1
単ロール法により作製された、
(F eo95Nbo、os) 82S i b B1
2なる組成を有し、平均厚さ161、幅25mmの非晶
質合金薄帯から1辺の長さ25 mmの正方形に切り出
したものを強磁性薄帯として用いた。この非晶質合金薄
帯については、10kHzにおける実効透磁率μ、。k
−IXIO’、飽和磁化4πM s −124k Gで
ある。
2なる組成を有し、平均厚さ161、幅25mmの非晶
質合金薄帯から1辺の長さ25 mmの正方形に切り出
したものを強磁性薄帯として用いた。この非晶質合金薄
帯については、10kHzにおける実効透磁率μ、。k
−IXIO’、飽和磁化4πM s −124k Gで
ある。
実施例2
単ロール法により作製された、
F e7ss l 9 B+3
なる組成を有し、平均厚さ161、幅25mmの非晶質
合金薄帯から1辺の長さ25mmの正方形に切り出した
ものを強磁性薄帯として用いた。この非晶質合金薄帯に
ついては、1okllzにおける実効透磁率u +oi
−2000、飽和磁化4 πM s ” 15.8k
Gである。
合金薄帯から1辺の長さ25mmの正方形に切り出した
ものを強磁性薄帯として用いた。この非晶質合金薄帯に
ついては、1okllzにおける実効透磁率u +oi
−2000、飽和磁化4 πM s ” 15.8k
Gである。
実施例3
単ロール法により作製された、
Fe73.、Cu、Nb5S i、3,589なる組成
を有し、平均厚さ18−1幅25mmの非晶質合金薄帯
を窒素雰囲気中、550℃で1時間熱処理することによ
り得られた超微結晶粒合金薄帯から1辺の長さ25 m
mの正方形に切り出したものを強磁性薄帯として用いた
。この合金薄帯については、10kllzにおける実効
透磁率u +o* −5X 10’ 、飽和磁化4πM
s −13,5k Gである。
を有し、平均厚さ18−1幅25mmの非晶質合金薄帯
を窒素雰囲気中、550℃で1時間熱処理することによ
り得られた超微結晶粒合金薄帯から1辺の長さ25 m
mの正方形に切り出したものを強磁性薄帯として用いた
。この合金薄帯については、10kllzにおける実効
透磁率u +o* −5X 10’ 、飽和磁化4πM
s −13,5k Gである。
比較例1
単ロール法により作製された、
(COo、ssF e o、obN b O,02N
j O,04) 75S i IOB !5 なる組成を有し、平均厚さ16趨、幅25關の非晶質合
金薄帯から1辺の長さ25龍の正方形に切り出したもの
を強磁性薄帯として用いた。この非晶質合金薄帯につい
ては、10kHzにおける実効透磁率μ+ok−2X
10’ 、飽和磁化4 πMs −6,7k Gである
。
j O,04) 75S i IOB !5 なる組成を有し、平均厚さ16趨、幅25關の非晶質合
金薄帯から1辺の長さ25龍の正方形に切り出したもの
を強磁性薄帯として用いた。この非晶質合金薄帯につい
ては、10kHzにおける実効透磁率μ+ok−2X
10’ 、飽和磁化4 πMs −6,7k Gである
。
実施例1〜3、比較例1の平面インダクタについて、直
流重畳電流とインダクタンスとの関係を調べた結果を第
5図〜第7図に示す。なお、インダクタンス値は50k
Hzで測定した。
流重畳電流とインダクタンスとの関係を調べた結果を第
5図〜第7図に示す。なお、インダクタンス値は50k
Hzで測定した。
第5図〜第7図に示されるように、実施例1〜3の平面
インダクタは比較例1の平面インダクタよりも直流重畳
特性が大幅に改善されている。
インダクタは比較例1の平面インダクタよりも直流重畳
特性が大幅に改善されている。
実施例4
実施例1と同一の組成、平均厚さ、幅を有する非晶質合
金薄帯から25mm X 25mmの正方形に切り出し
たものを5枚積層した積層体を作製した。これらの積層
体に歪取り熱処理を施した後、これらを強磁性薄帯とし
て用いた。
金薄帯から25mm X 25mmの正方形に切り出し
たものを5枚積層した積層体を作製した。これらの積層
体に歪取り熱処理を施した後、これらを強磁性薄帯とし
て用いた。
比較例2
比較例1と同一の組成、平均厚さ、幅を有する非晶質合
金薄帯から25mm X 25mmの正方形に切り出し
たものを5枚積層した積層体を作製した。これらの積層
体に歪取り熱処理を施した後、これらを強磁性薄帯とし
て用いた。
金薄帯から25mm X 25mmの正方形に切り出し
たものを5枚積層した積層体を作製した。これらの積層
体に歪取り熱処理を施した後、これらを強磁性薄帯とし
て用いた。
実施例4及び比較例2の各平面インダクタについて、直
流重畳電流とインダクタンスとの関係を調べた結果を第
8図に示す。なお、インダクタンス値は50kllzで
nj定した。
流重畳電流とインダクタンスとの関係を調べた結果を第
8図に示す。なお、インダクタンス値は50kllzで
nj定した。
第8図に示されるように、実施例4の平面インダクタは
比較例2の平面インダクタよりも直流重畳特性が大幅に
改善されている。
比較例2の平面インダクタよりも直流重畳特性が大幅に
改善されている。
次に、飽和磁化の値が異なる強磁性薄帯を用いて作製さ
れた同一構造の平面インダクタを、出力電圧5V、2W
級の非絶縁降圧型DC−DCコンバータに適用した場合
の効率について説明する。
れた同一構造の平面インダクタを、出力電圧5V、2W
級の非絶縁降圧型DC−DCコンバータに適用した場合
の効率について説明する。
空心インダクタンス54μH1コイル抵抗1.8Ωのス
パイラル状導体コイル(約1 m+i厚)の両面を7.
51厚のポリイミドフィルムを介してCo系又はFe系
の非晶質合金薄帯(約151厚)の5層積層体で挟んで
構成される平面インダクタを適用してDC−DCコンバ
ータを作製した場合の、非晶質合金薄帯の飽和磁化4π
M5と、入力電圧15V1出力電圧5V、出力電流0,
4Aの条件におけるDC−DCコンバータの効率ηとの
関係を第9図に示す。
パイラル状導体コイル(約1 m+i厚)の両面を7.
51厚のポリイミドフィルムを介してCo系又はFe系
の非晶質合金薄帯(約151厚)の5層積層体で挟んで
構成される平面インダクタを適用してDC−DCコンバ
ータを作製した場合の、非晶質合金薄帯の飽和磁化4π
M5と、入力電圧15V1出力電圧5V、出力電流0,
4Aの条件におけるDC−DCコンバータの効率ηとの
関係を第9図に示す。
第9図より、4kMs≧10k Gの非晶質合金薄帯を
用いた場合の効率ηは約7096のほぼ一定の値を有す
るが、4kMs<10kGの非晶質合金薄帯を用いた場
合にはインダクタンスの直流重畳特性は悪くなり、効率
ηは低下する。
用いた場合の効率ηは約7096のほぼ一定の値を有す
るが、4kMs<10kGの非晶質合金薄帯を用いた場
合にはインダクタンスの直流重畳特性は悪くなり、効率
ηは低下する。
実施例5.6、参考例1〜3
実施例5.6、参考例1〜3においては、以下のような
積層タイプの平面インダクタを作製した。
積層タイプの平面インダクタを作製した。
251厚のポリイミドフィルムの両面に100傳厚のC
u箔を両張りして中央部のスルーホールを通して接続し
た両面FPC板を用意し、両面のCu箔をエツチングし
て外周部の寸法が20mm X 20mm 。
u箔を両張りして中央部のスルーホールを通して接続し
た両面FPC板を用意し、両面のCu箔をエツチングし
て外周部の寸法が20mm X 20mm 。
コイル線幅250p、コイルピッチ500g、コイル巻
線数40回(各面20回)のスパイラルコイルに加工し
、スパイラル状導体コイルを作製した。このスパイラル
状導体コイル2個を7−厚のポリイミドフィルムを介し
て積層し、電気的に並列に接続した積層コイルを作製し
た。更に、この積層コイル2個を7趨厚のポリイミドフ
ィルムを介して積層し、電気的に直列に接続した積層コ
イル(4層積層コイル)を作製した。この積層コイルの
両面を71厚のポリイミドフィルムを介して、複数枚を
組み合わせることにより又は1枚で1辺の長さ25mm
の正方形をなす5層の強磁性薄帯で挾むことにより平面
インダクタを作製した。
線数40回(各面20回)のスパイラルコイルに加工し
、スパイラル状導体コイルを作製した。このスパイラル
状導体コイル2個を7−厚のポリイミドフィルムを介し
て積層し、電気的に並列に接続した積層コイルを作製し
た。更に、この積層コイル2個を7趨厚のポリイミドフ
ィルムを介して積層し、電気的に直列に接続した積層コ
イル(4層積層コイル)を作製した。この積層コイルの
両面を71厚のポリイミドフィルムを介して、複数枚を
組み合わせることにより又は1枚で1辺の長さ25mm
の正方形をなす5層の強磁性薄帯で挾むことにより平面
インダクタを作製した。
実施例5
実施例1と同一の組成、平均厚さ、幅を有する非晶質合
金薄帯から25mm X 12.5mmの矩形状に切り
出したものを5枚積層した積層体を作製した。第2図に
示すように、これらの積層体11に歪取り熱処理を施し
た後、一つの面について2個の積層体11を同一平面上
に隙間なく横に並べて1辺25龍の正方形とし、これら
を強磁性薄帯として用いた。
金薄帯から25mm X 12.5mmの矩形状に切り
出したものを5枚積層した積層体を作製した。第2図に
示すように、これらの積層体11に歪取り熱処理を施し
た後、一つの面について2個の積層体11を同一平面上
に隙間なく横に並べて1辺25龍の正方形とし、これら
を強磁性薄帯として用いた。
実施例6
実施例1と同一の組成、平均厚さ、幅を有する非晶質合
金薄帯から25111!I X 25mmの正方形に切
り出したものを5枚積層した積層体を作製した。これら
の積層体に歪取り熱処理を施した後、これらを強磁性薄
帯として用いた。
金薄帯から25111!I X 25mmの正方形に切
り出したものを5枚積層した積層体を作製した。これら
の積層体に歪取り熱処理を施した後、これらを強磁性薄
帯として用いた。
実施例5及び6の平面インダクタについて、各種特性を
調べた。第10図は直流重畳電流とインダクタンスとの
関係を示す。第11図は直流重畳電流と鉄損との関係を
示す。第12図は直流重畳電流とインピーダンスの実抵
抗分との関係を示す。第13図はこれらの平面インダク
タを用いて構成された、出力5V、2層級の非絶縁降圧
型DC−DCC−式−タについての、出力電流と効率η
との関係を示す。
調べた。第10図は直流重畳電流とインダクタンスとの
関係を示す。第11図は直流重畳電流と鉄損との関係を
示す。第12図は直流重畳電流とインピーダンスの実抵
抗分との関係を示す。第13図はこれらの平面インダク
タを用いて構成された、出力5V、2層級の非絶縁降圧
型DC−DCC−式−タについての、出力電流と効率η
との関係を示す。
第10図〜第13図から明らかなように、強磁性薄帯が
2つの部分に分割されている実施例5の平面インダクタ
は、強磁性薄帯が分割されていない実施例6の平面イン
ダクタと比較して、インダクタンスが若干改善され、更
に鉄損が減少することによりインピーダンスの実抵抗分
が減少する。この結果、実施例5の平面インダクタを用
いた非絶縁降圧型DC−DCC−式−タは、実施例6の
平面インダクタを用いたものよりも効率か高くなる。
2つの部分に分割されている実施例5の平面インダクタ
は、強磁性薄帯が分割されていない実施例6の平面イン
ダクタと比較して、インダクタンスが若干改善され、更
に鉄損が減少することによりインピーダンスの実抵抗分
が減少する。この結果、実施例5の平面インダクタを用
いた非絶縁降圧型DC−DCC−式−タは、実施例6の
平面インダクタを用いたものよりも効率か高くなる。
なお、実施例5.6では強磁性薄帯として、4層M5≧
10kGという条件を満たすものを用い、強磁性薄帯を
分割することにより、前述した効果が得られることを示
した。ただし、この効果は、4層M、≧10kGという
条件を満たしていない強磁性薄帯を用いた場合にも同様
に認められる。このことを以下の参考例1〜3を参照し
て説明する。
10kGという条件を満たすものを用い、強磁性薄帯を
分割することにより、前述した効果が得られることを示
した。ただし、この効果は、4層M、≧10kGという
条件を満たしていない強磁性薄帯を用いた場合にも同様
に認められる。このことを以下の参考例1〜3を参照し
て説明する。
参考例1
比較例1と同一の組成、平均厚さ、幅をaする非晶質合
金薄帯から12.5mm X 12.5mmの正方形に
切り出したものを5枚積層した積層体12を作製した。
金薄帯から12.5mm X 12.5mmの正方形に
切り出したものを5枚積層した積層体12を作製した。
第3図に示すように、これらの積層体12に歪取り熱処
理を施した後、一つの面について4個の積層体I2を同
一平面上に隙間なく横に並べて1辺25mmの正方形と
し、これらを強磁性薄帯として用いた。
理を施した後、一つの面について4個の積層体I2を同
一平面上に隙間なく横に並べて1辺25mmの正方形と
し、これらを強磁性薄帯として用いた。
参考例2
比較例1と同一の組成、平均厚さ、幅を有する非晶質合
金薄帯から25mm X 12.5mmの矩形状に切り
出したものを5枚積層した積層体11を作製した。
金薄帯から25mm X 12.5mmの矩形状に切り
出したものを5枚積層した積層体11を作製した。
第2図に示すように、これらの積層体11に歪取り熱処
理を施した後、一つの面について2個の積層体11を同
一平面上に隙間なく横に並べて1辺25 mmの正方形
とし、これらを強磁性薄帯として用いた。
理を施した後、一つの面について2個の積層体11を同
一平面上に隙間なく横に並べて1辺25 mmの正方形
とし、これらを強磁性薄帯として用いた。
参考例3
比較例1と同一の組成、平均厚さ、幅をaする非晶質合
金薄帯から25mm X 25mmの正方形に切り出し
たものを5枚積層した積層体を作製した。これらの積層
体に歪取り熱処理を施した後、これらを強磁性薄帯とし
て用いた。
金薄帯から25mm X 25mmの正方形に切り出し
たものを5枚積層した積層体を作製した。これらの積層
体に歪取り熱処理を施した後、これらを強磁性薄帯とし
て用いた。
参考例1〜3の平面インダクタについて、各種特性を調
べた。第14図は直流重畳電流とインダクタンスとの関
係を示す。第15図は直流重畳電流と鉄損との関係を示
す。第1G図は直流重畳電流とインピーダンスの実抵抗
分との関係を示す。第17図はこれらの平面インダクタ
を用いて構成された、出力5V、2W級の非絶縁降圧!
uDc−DCコンバータの効率ηと出力電流との関係を
示す。
べた。第14図は直流重畳電流とインダクタンスとの関
係を示す。第15図は直流重畳電流と鉄損との関係を示
す。第1G図は直流重畳電流とインピーダンスの実抵抗
分との関係を示す。第17図はこれらの平面インダクタ
を用いて構成された、出力5V、2W級の非絶縁降圧!
uDc−DCコンバータの効率ηと出力電流との関係を
示す。
第14図〜第17図からも、前述した実施例5及び6に
ついての第10図〜第13図と同様な傾向が認められる
。
ついての第10図〜第13図と同様な傾向が認められる
。
実施例7.8
実施例7.8では、平面インダクタをモールド被覆した
場合のインダクタンスについて調べた。
場合のインダクタンスについて調べた。
実施例7
第4図に示すように、実施例5.6で作製した4層積層
コイル及び外周部の寸法25mm X 25mmの5層
強磁性薄帯を有する平面インダクタ20を用い、強磁性
薄帯の外側両面に外周部の寸法30mm X 30mm
s厚さ100μmのPPS (ポリフェニレンサルフ
ァイド樹脂)フィルム21を設け、積層コイルの側面を
接着剤22(セメダインスーパー、セメダイン株式会社
製)で塞ぎ、次工程で液状のモールド樹脂に浸した時に
モールド樹脂がコイル及び強磁性薄帯に直接触れないよ
うにした。次に、これをモールド樹脂(セラコート64
0−43、北陸塗装株式会社製)に浸した後、取り出し
た。これを約1時間自然乾燥させた後、150℃で1時
間加熱してモールド樹脂23を硬化させ、モールド平面
インダクタを作製した。
コイル及び外周部の寸法25mm X 25mmの5層
強磁性薄帯を有する平面インダクタ20を用い、強磁性
薄帯の外側両面に外周部の寸法30mm X 30mm
s厚さ100μmのPPS (ポリフェニレンサルフ
ァイド樹脂)フィルム21を設け、積層コイルの側面を
接着剤22(セメダインスーパー、セメダイン株式会社
製)で塞ぎ、次工程で液状のモールド樹脂に浸した時に
モールド樹脂がコイル及び強磁性薄帯に直接触れないよ
うにした。次に、これをモールド樹脂(セラコート64
0−43、北陸塗装株式会社製)に浸した後、取り出し
た。これを約1時間自然乾燥させた後、150℃で1時
間加熱してモールド樹脂23を硬化させ、モールド平面
インダクタを作製した。
実施例8
強磁性薄帯の外側両面にPPSフィルムを設ける工程、
及び積層コイルの側面を接着剤で塞ぐ工程を行わなかっ
た以外は、実施例7と全く同様にしてモールド平面イン
ダクタを作製した。
及び積層コイルの側面を接着剤で塞ぐ工程を行わなかっ
た以外は、実施例7と全く同様にしてモールド平面イン
ダクタを作製した。
比較例3
実施例7と同一の構造、すなわち4層積層コイル及び5
層強磁性薄帯を有する構造であるが、強磁性薄帯が (Co o86F e O,06N b 0.02N
i O,04) 75S i +oB +5 なる組成を有し、平均厚さIBM、幅25m+iの非晶
質合金薄帯から1辺の長さ25 m+sの正方形に切り
出したものからなる平面インダクタ(すなわち、参考例
3の平面インダクタ)を用い、実施例7と同様にしてモ
ールド平面インダクタを作製した。
層強磁性薄帯を有する構造であるが、強磁性薄帯が (Co o86F e O,06N b 0.02N
i O,04) 75S i +oB +5 なる組成を有し、平均厚さIBM、幅25m+iの非晶
質合金薄帯から1辺の長さ25 m+sの正方形に切り
出したものからなる平面インダクタ(すなわち、参考例
3の平面インダクタ)を用い、実施例7と同様にしてモ
ールド平面インダクタを作製した。
実施例7及び8のモールド平面インダクタについて、モ
ールド前後における、直流重畳電流とインダクタンスと
の関係を第18図に示す。実施例7及び比較例3のモー
ルド平面インダクタについて、モールド後における、直
流重畳電流とインダクタンスとの関係を第19図に示す
。
ールド前後における、直流重畳電流とインダクタンスと
の関係を第18図に示す。実施例7及び比較例3のモー
ルド平面インダクタについて、モールド後における、直
流重畳電流とインダクタンスとの関係を第19図に示す
。
第18図から明らかなように、強磁性薄帯の外側両面に
PPSフィルムを設けていない実施例8のモールド平面
インダクタでは、モールド前と比較してモールド後のイ
ンダクタンスは約20%低下している。これに対して、
強磁性薄帯の外側両面にPPSフィルムを設けている実
施例7のモールド平面インダクタでは、モールド前と比
較してモールド後のインダクタンスはわずかに約7%低
下しているにすぎない。また、第19図から明ら力1な
ように、強磁性薄帯として飽和磁化が充分でな0非晶質
合金薄帯が用いられている比較例3のモールド平面イン
ダクタでは、実施例7のモールド平面インダクタと異な
り、直流重畳電流が0.3A以上になるとインダクタン
スの低下が著しい。
PPSフィルムを設けていない実施例8のモールド平面
インダクタでは、モールド前と比較してモールド後のイ
ンダクタンスは約20%低下している。これに対して、
強磁性薄帯の外側両面にPPSフィルムを設けている実
施例7のモールド平面インダクタでは、モールド前と比
較してモールド後のインダクタンスはわずかに約7%低
下しているにすぎない。また、第19図から明ら力1な
ように、強磁性薄帯として飽和磁化が充分でな0非晶質
合金薄帯が用いられている比較例3のモールド平面イン
ダクタでは、実施例7のモールド平面インダクタと異な
り、直流重畳電流が0.3A以上になるとインダクタン
スの低下が著しい。
なお、以上の実施例では平面状導体コイルとしてスパイ
ラル状導体コイルを用いた場合につ(−で述べたが、平
面状導体コイルはつづら折れ状コイルなど他の形状のも
のでもよい。
ラル状導体コイルを用いた場合につ(−で述べたが、平
面状導体コイルはつづら折れ状コイルなど他の形状のも
のでもよい。
また、強磁性薄帯として、強磁性薄膜又はその積層体を
用いてもよい。
用いてもよい。
[発明の効果]
以上詳述したように本発明によれば、直流重畳特性が改
善され、強磁性薄帯の高周波損失を少なく、モールド被
覆されてもインダクタンスの低下全防止でき、DC−D
Cコンノく一夕などに適用可能な平面インダクタを提供
することができ、その工業的価値は大きい。
善され、強磁性薄帯の高周波損失を少なく、モールド被
覆されてもインダクタンスの低下全防止でき、DC−D
Cコンノく一夕などに適用可能な平面インダクタを提供
することができ、その工業的価値は大きい。
第1図(^)は本発明に係る平面インダクタの平面図、
同図(B)は同図(A)のA−A’線に沿う断面図、第
2図は本発明の実施例5における平面インダクタの平面
図、第3図は参考例1における平面インダクタの平面図
、第4図は本発明の実施例7における平面インダクタの
断面図、第5図は本発明の実施例1及び比較例1の平面
インダクタについて直流重畳電流とインダクタンスとの
関係を示す特性図、第6図は本発明の実施例2及び比較
例1の平面インダクタについて直流fffff流電流ン
ダクタンスとの関係を示す特性図、第7図は本発明の実
施例3及び比較例1の平面インダクタについて直流重畳
電流とインダクタンスとの関係を示す特性図、第8図は
本発明の実施例4及び比較例2の平面インダクタについ
て直流重畳電流とインダクタンスとの関係を示す特性図
、第9図は本発明に係る平面インダクタを構成する強磁
性薄帯の飽和磁化とその平面インダクタを適用した非絶
縁降圧型DC−DCC−式−タの効率との関係を示す特
性図、第10図は本発明の実施例5及び6の平面インダ
クタについて直流重畳電流とインダクタンスとの関係を
示す特性図、第11図は本発明の実施例5及び6の平面
インダクタについて直流重畳電流と鉄損との関係を示す
特性図、第12図は本発明の実施例5及び6の平面イン
ダクタについて直流重畳電流とインピーダンスの実抵抗
分との関係を示す特性図、第13図は本発明の実施例5
及び6の平面インダクタを用いて構成された非絶縁降圧
型DC−DCC−式−タについて出力電流と効率との関
係を示す特性図、第14図は参考例1〜3の平面インダ
クタについて直流重畳電流とインダクタンスとの関係を
示す特性図、第15図は参考例1〜3の平面インダクタ
について直流重畳電流と鉄損との関係を示す特性図、第
16図は参考例1〜3の平面インダクタについて直流重
畳電流とインピーダンスの実抵抗分との関係を示す特性
図、第17図は参考例1〜3の平面インダクタを用いて
構成された非絶縁降圧型DC−DCC−式−タについて
出力電流と効率との関係を示す特性図、第18図は本発
明の実施例7及び8のモールド平面インダクタについて
モールド前後の直流重畳特性とインダクタンスとの関係
を示す特性図、第19図は本発明の実施例7及び比較例
3のモールド平面インダクタについてモールド後の直流
重畳特性とインダクタンスとの関係を示す特性図である
。 1・・・スパイラル状導体コイル、2a、2b・・・ス
パイラルコイル、3 as 3 b: 3 c・・・絶
縁層、4・・・スルーホール、5 a 15 b・・・
強磁性薄帯、6a、6b・・・端子、11.12・・・
非晶質合金薄帯の積層体、20・・・平面インダクタ、
21・・・PPSフィルム、22・・・接着剤、23・
・・モールド樹脂。 (A) 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 (B) tJ 1図 WS2図 第 図 イレ7゛クタンス (μH) ol 喀包和モ化 (にG) 第 図 イ′−777〉ス (μH) イシ7“ククシス(μH) 直 ヲを市骨電;1+、。(A) 筆10図 イシタ゛7タニス (μH) l=Ltfeヲtloc(A) 第11図 直5糺t ’k t 5L I oc (A)fE14
図 化77電呵L I□ (A ) −1:t[tt九IDC(A) 第】5図 ミカ電先IQ(A)
同図(B)は同図(A)のA−A’線に沿う断面図、第
2図は本発明の実施例5における平面インダクタの平面
図、第3図は参考例1における平面インダクタの平面図
、第4図は本発明の実施例7における平面インダクタの
断面図、第5図は本発明の実施例1及び比較例1の平面
インダクタについて直流重畳電流とインダクタンスとの
関係を示す特性図、第6図は本発明の実施例2及び比較
例1の平面インダクタについて直流fffff流電流ン
ダクタンスとの関係を示す特性図、第7図は本発明の実
施例3及び比較例1の平面インダクタについて直流重畳
電流とインダクタンスとの関係を示す特性図、第8図は
本発明の実施例4及び比較例2の平面インダクタについ
て直流重畳電流とインダクタンスとの関係を示す特性図
、第9図は本発明に係る平面インダクタを構成する強磁
性薄帯の飽和磁化とその平面インダクタを適用した非絶
縁降圧型DC−DCC−式−タの効率との関係を示す特
性図、第10図は本発明の実施例5及び6の平面インダ
クタについて直流重畳電流とインダクタンスとの関係を
示す特性図、第11図は本発明の実施例5及び6の平面
インダクタについて直流重畳電流と鉄損との関係を示す
特性図、第12図は本発明の実施例5及び6の平面イン
ダクタについて直流重畳電流とインピーダンスの実抵抗
分との関係を示す特性図、第13図は本発明の実施例5
及び6の平面インダクタを用いて構成された非絶縁降圧
型DC−DCC−式−タについて出力電流と効率との関
係を示す特性図、第14図は参考例1〜3の平面インダ
クタについて直流重畳電流とインダクタンスとの関係を
示す特性図、第15図は参考例1〜3の平面インダクタ
について直流重畳電流と鉄損との関係を示す特性図、第
16図は参考例1〜3の平面インダクタについて直流重
畳電流とインピーダンスの実抵抗分との関係を示す特性
図、第17図は参考例1〜3の平面インダクタを用いて
構成された非絶縁降圧型DC−DCC−式−タについて
出力電流と効率との関係を示す特性図、第18図は本発
明の実施例7及び8のモールド平面インダクタについて
モールド前後の直流重畳特性とインダクタンスとの関係
を示す特性図、第19図は本発明の実施例7及び比較例
3のモールド平面インダクタについてモールド後の直流
重畳特性とインダクタンスとの関係を示す特性図である
。 1・・・スパイラル状導体コイル、2a、2b・・・ス
パイラルコイル、3 as 3 b: 3 c・・・絶
縁層、4・・・スルーホール、5 a 15 b・・・
強磁性薄帯、6a、6b・・・端子、11.12・・・
非晶質合金薄帯の積層体、20・・・平面インダクタ、
21・・・PPSフィルム、22・・・接着剤、23・
・・モールド樹脂。 (A) 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 (B) tJ 1図 WS2図 第 図 イレ7゛クタンス (μH) ol 喀包和モ化 (にG) 第 図 イ′−777〉ス (μH) イシ7“ククシス(μH) 直 ヲを市骨電;1+、。(A) 筆10図 イシタ゛7タニス (μH) l=Ltfeヲtloc(A) 第11図 直5糺t ’k t 5L I oc (A)fE14
図 化77電呵L I□ (A ) −1:t[tt九IDC(A) 第】5図 ミカ電先IQ(A)
Claims (4)
- (1)平面状導体コイル又はこれらの積層体の両面を絶
縁層を介して強磁性薄帯又はその積層体で挟んだ平面イ
ンダクタにおいて、前記強磁性薄帯として、飽和磁化4
πMsが 4πMs≧10kG であり、厚さが100μm以下のものを用いたことを特
徴とする平面インダクタ。 - (2)強磁性薄帯として、10kHzにおける実効透磁
率μ_1_0_kが μ_1_0_k≧1×10^4 であるものを用いたことを特徴とする請求項(1)記載
の平面インダクタ。 - (3)強磁性薄帯又はその積層体が、複数の部分に分割
されていることを特徴とする請求項(1)記載の平面イ
ンダクタ。 - (4)強磁性薄帯又はその積層体の両面に、モールド樹
脂の収縮力緩和層を形成し、全体をモールド樹脂で被覆
したことを特徴とする請求項(1)記載の平面インダク
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1169635A JP2735295B2 (ja) | 1988-09-30 | 1989-06-30 | 平面インダクタ |
Applications Claiming Priority (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63-246433 | 1988-09-30 | ||
JP24643288 | 1988-09-30 | ||
JP63-246432 | 1988-09-30 | ||
JP24643388 | 1988-09-30 | ||
JP1-14613 | 1989-01-24 | ||
JP1461389 | 1989-01-24 | ||
JP1169635A JP2735295B2 (ja) | 1988-09-30 | 1989-06-30 | 平面インダクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02275606A true JPH02275606A (ja) | 1990-11-09 |
JP2735295B2 JP2735295B2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=27456240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
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Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05128324A (ja) * | 1991-11-07 | 1993-05-25 | Mitsubishi Electric Corp | 非接触カード、非接触カード用端末機及び非接触伝送システム |
US5420558A (en) * | 1992-05-27 | 1995-05-30 | Fuji Electric Co., Ltd. | Thin film transformer |
JP2002050519A (ja) * | 2000-08-04 | 2002-02-15 | Sony Corp | 高周波コイル装置及びその製造方法 |
JP2006303405A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-11-02 | Sumida Corporation | インダクタ |
JP2013143505A (ja) * | 2012-01-11 | 2013-07-22 | Alps Green Devices Co Ltd | 磁気素子 |
WO2016006508A1 (ja) * | 2014-07-07 | 2016-01-14 | 住友電工プリントサーキット株式会社 | プリント配線板、アンテナ及びワイヤレス給電装置 |
JP2018019062A (ja) * | 2016-07-27 | 2018-02-01 | サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. | インダクタ |
CN117747248A (zh) * | 2023-12-26 | 2024-03-22 | 北京理工大学 | 一种电磁作动器及其驱动电路 |
-
1989
- 1989-06-30 JP JP1169635A patent/JP2735295B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US5420558A (en) * | 1992-05-27 | 1995-05-30 | Fuji Electric Co., Ltd. | Thin film transformer |
US5572179A (en) * | 1992-05-27 | 1996-11-05 | Fuji Electric Co., Ltd. | Thin film transformer |
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WO2016006508A1 (ja) * | 2014-07-07 | 2016-01-14 | 住友電工プリントサーキット株式会社 | プリント配線板、アンテナ及びワイヤレス給電装置 |
US10373757B2 (en) | 2014-07-07 | 2019-08-06 | Sumitomo Electric Printed Circuits, Inc. | Printed circuit board, antenna, and wireless charging device |
JP2018019062A (ja) * | 2016-07-27 | 2018-02-01 | サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. | インダクタ |
JP2022162132A (ja) * | 2016-07-27 | 2022-10-21 | サムソン エレクトロ-メカニックス カンパニーリミテッド. | インダクタ |
CN117747248A (zh) * | 2023-12-26 | 2024-03-22 | 北京理工大学 | 一种电磁作动器及其驱动电路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2735295B2 (ja) | 1998-04-02 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |